JPH08140516A - ペット用の自動給餌装置 - Google Patents

ペット用の自動給餌装置

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Publication number
JPH08140516A
JPH08140516A JP30964894A JP30964894A JPH08140516A JP H08140516 A JPH08140516 A JP H08140516A JP 30964894 A JP30964894 A JP 30964894A JP 30964894 A JP30964894 A JP 30964894A JP H08140516 A JPH08140516 A JP H08140516A
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JP
Japan
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case
tray
hopper
bait
water
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Application number
JP30964894A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kato
光男 加藤
Hideki Goto
秀樹 後藤
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Meiku Co Ltd
Original Assignee
Meiku Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】餌の品質の低下を防ぎ、所定量の餌を毎回確実
に与えることができ、かつ屋外にも容易に設置できる、
ペット用の自動給餌装置を提供する。 【構成】上部開口部が開閉可能なカバーで覆われたケー
ス内に傾斜板で形成され餌が収納されるホッパと、ホッ
パの下部開口部下方に配設されスリットが形成された中
空状の回転ドラムと、後方側の傾斜面が回転ドラムの下
方に位置し前方側の皿部がケースの前方に延在するトレ
イと、カバーの内側に配設され回転ドラムを所定時刻に
所定回数回転させ得るタイマーとを具備する。ホッパの
下部開口部は、例えばケースの前方左側に偏心して設け
られ、トレイ及びカバーは金属板で形成される。また、
ケースには水を自動給水する給水器が連設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、犬、猫等のペット用の
給餌装置に係わり、特に餌等を自動的に与えることがで
きる自動給餌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば家庭を留守にする場合に使
用される、犬等のペット用の給餌装置は、例えば、実公
平4−36614号公報に開示されている。この給餌装
置は、ホッパの下方開口部に対して所定間隔を持って水
平に支持され、かつタイマーによって回転する餌誘導回
転板を有し、この餌誘導回転板の中心部に、円錐形の突
起状の攪拌部が固定され、この攪拌部の表面に攪拌突起
板が固定されている。また、餌誘導回転板の上面には、
排出口を有する餌誘導室が設けられ、この餌誘導室の排
出口には邪魔板が連設されると共に、落下誘導筒が連設
されている。
【0003】そして、この給餌装置によれば、ホッパ内
に収納された餌は、ホッパの下方開口部と攪拌部の間隙
を通過し、餌誘導回転板上に低い山の如き状態で溜り、
この溜った餌が、回転する餌誘導回転板上を邪魔板によ
って誘導されつつ、餌誘導室の排出口方向に移動し、排
出口から落下誘導筒を介して受け皿に落下収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この給
餌装置にあっては、餌の品質が低下し易く、所定量の餌
を毎回確実に与えることが困難であり、かつ、屋外への
設置が難しいという問題点があった。すなわち、ホッパ
内の餌は、ホッパの下部開口部と攪拌部の間隙から、回
転している餌誘導回転板上に落下すると共に、攪拌突起
板によって攪拌されるため、餌が、攪拌部、攪拌突起
板、邪魔板、排出口等と接触し、これらの接触中に、例
えば粒状の餌が潰れたり割れたりして、餌の品質が低下
し易い。特に、近年市販されているドッグフードのよう
な餌にあっては、間隙を通過する際の、突起状の攪拌部
及び攪拌突起板による攪拌等によって、品質の低下が一
層生じ易い。
【0005】また、ホッパの下方開口部が、給餌装置の
ケースの中心部に設けられているため、餌がホッパの下
方開口部と攪拌部の間隙から餌誘導回転板上に落下する
際、間隙部を通過しようとする餌に、ホッパの全周から
略均等に力が加わり、餌の大きさ種類によっては、餌同
士が互いに同一の力で接触し、ホッパの攪拌部上方で餌
が滞留して落下しなくなる虞がある。
【0006】また、間隙を通過した餌は、餌誘導回転板
上を水平方向に、回転力に基づく上流側からの餌による
押圧力で移動するため、餌の粒径の違いや、上記の品質
低下によって、移動量がばらついたり排出口で滞留する
場合もある。これらのことから、所定量の餌を毎回確実
に受け皿に落下収容させることが難しくなる。さらに、
タイマーがケースの側面に露出しているため、長期に亙
る屋外への設置が難しく、留守の期間が長い場合等に
は、使用できないことになる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、餌の品質の低下を防ぎ、所定量
の餌を毎回確実に与えることができ、かつ屋外にも容易
に設置できる、ペット用の自動給餌装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載のペット用の自動給餌装置は、上部
開口部が開閉可能なカバーで覆われたケース内に傾斜板
を配設することによって形成されたホッパと、ホッパの
下部開口部下方に配設されると共に、軸方向の外周面に
下部開口部の形状に対応したスリットが形成された中空
状の回転ドラムと、ケースの過歩宇に配設され、後方側
の傾斜面が回転ドラムの下方に位置すると共に、前方側
の皿部がケースの前方側に延在して位置するトレイと、
カバーの内側に配設され、回転ドラムを所定時刻に所定
回数回転させ得るタイマーと、を具備することを特徴と
する。
【0009】また、請求項2記載の自動給餌装置は、ホ
ッパの下部開口部が、ケースの前後方向の中心に対して
前方側に位置すると共に、ケースの左右方向の中心に対
して、一方向側に位置していることを特徴とし、請求項
3記載の自動給餌装置は、トレイ及びケースが、金属板
で形成されていることを特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の自動給餌装置は、ケ
ースに、水が収容されるトレイ、及びトレイの後部を覆
うカバー内に配設され水の量を一定に維持する水量維持
機構を有する給水器を連設したことを特徴する。
【0011】
【作用】まず、請求項1記載のペット用の自動給餌装置
によれば、ホッパ内に収納された餌は、回転ドラムのス
リットからドラム内に所定量、すなわち、回転ドラムの
内部容積分だけ採取される。回転ドラムは、カバー内側
のタイマーの信号によって回転し、スリットが略下方を
向いた位置で、ドラム内の餌が自然落下してトレイの傾
斜面上に排出される。この餌は傾斜面に沿って前方の皿
部側に移動する。トレイに収容される餌の量は、予め設
定された回転ドラムの回転数、すなわち、回転ドラムの
内部容積分の略整数倍の量となる。
【0012】ホッパ内の餌は、ホッパの下部開口部に対
応した回転ドラムのスリットから、ドラム内に落下採取
されて、回転ドラム内を回転し、ドラムのスリットから
トレイ上に自然落下するため、餌の移動が、重力に沿っ
た略自然な流れとなり、攪拌部材による攪拌等がなくな
って、餌の潰れや割れ等が防止されると共に、回転ドラ
ムの内部容積に応じた所定量の餌が確実にトレイに収容
される。また、タイマーは、ケースの上部開口部を覆う
カバーの内側に配設され、防滴効果等も高くなり、屋外
への設置も容易となって、長期の使用が可能になる。
【0013】また、請求項2記載の自動給餌装置によれ
ば、ホッパの下部開口部をケースの中心に対して前方側
及び左右方向の一方向側に偏心させることにより、ホッ
パ内の餌に加わる流下方向の力が、ホッパの円周方向に
おいて全て一定でなくなるため、餌の滞留が防止され、
ホッパ内の餌の流下及び下部開口部から回転ドラム内へ
の餌の落下、すなわち、回転ドラム内への餌の採取が一
層確実に行われる。また、請求項3記載の自動給餌装置
によれば、ペットによるトレイやケースの噛砕きが防止
され、長期間使用し得る。
【0014】また、請求項4記載の自動給餌装置によれ
ば、ケースに、トレイと、ボールタップ等の水量維持機
構を有する給水器を連設することにより、餌と水とを自
動的に与えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1〜図8は、本発明に係わる自動給餌
装置を示し、図1はその使用形態の一実施例を示す斜視
図、図2はその給餌器の断面図、図3はその一部を破断
した正面図、図4はその平面図、図5は図2のA−A線
矢視図、図6は給餌器の動作を示すフローチャート、図
7は給水器の断面図、図8はその平面図である。
【0016】図1において、自動給餌装置1は、給餌器
2と給水器3とで構成され、給餌器2は、上面がカバー
4で覆われ内部に餌Mが収納されるケース5と、このケ
ース5の下方に配設され、ケース5内の餌Mが収容され
るトレイ6を有している。また、給水器3は、給餌器2
のケース5の側面5c側に連設され、水Wが収容される
トレイ7と、このトレイ7の後方上部を覆うカバー8を
有している。
【0017】給餌器2のケース5は、鉄板、アルミニウ
ム板等の金属板で、底面側が開口した略直方体形状に形
成され、その内部には、図2及び図3に示すように、ホ
ッパ10が配設されている。このホッパ10は、ケース
5と同様の金属板からなる4枚の傾斜板11a〜11d
を有し、各傾斜板11a〜11dの下部には、長方形状
の開口部12が形成されている。この開口部12は、ケ
ース5の底面側の前方左側に、すなわち、ケース5の前
後方向及び左右方向の中心から偏心して設けられてい
る。
【0018】このホッパ10の開口部12が偏心して設
けられることにより、4枚の傾斜板11a〜11dの大
きさ及び角度が異なっている。なお、傾斜板11a〜1
1dの角度αa〜αdは、例えばケース5の大きさが、
幅w=240mm、奥行き(図4参照)t=270m
m、高さh=290mm程度の場合、αa=αc=20
〜30度、αb=20〜40度、αd=50度〜75の
角度に設定され、図に示す各角度が最も好ましい。
【0019】このホッパ10の開口部12下方には、回
転ドラム13が配設されている。この回転ドラム13
は、軸方向の両端部が閉塞された中空状の円筒体で形成
され、両端部には、図3に示すように、回転部14、1
5が設けられている。一方の回転部14には中心に軸孔
14aが形成され、この軸孔14aには、後述するトレ
イ6の上端6cのブラケット16に固定された、モータ
17の回転軸17aが嵌入固定されている。また、他方
の回転部15は、トレイ6の上端6cに、同様に固定さ
れたブラケット18の軸受19に軸支されている。これ
により、回転ドラム13は、一対のブラケット16、1
8間に回転可能に支持され、モータ17の回転によって
回転する。
【0020】回転ドラム13の外周面13aには、軸方
向に長方形状のスリット21が形成され、このスリット
21は、ホッパ10の開口部12の形状と略同一に設定
されている。なお、スリット21及び開口部12の大き
さは、使用する餌Mに応じて予め設定されている。ま
た、回転ドラム13の停止位置は、図2に示すように、
スリット21がホッパ10の開口部12下方に位置する
如く、回転方向は図2の矢印イ方向になる如く設定され
ている。
【0021】そして、この回転ドラム13は、その外周
面13aの最上端が、ホッパ11の開口部12と略同一
面になる如く配設され、回転時に開口部12から落下す
る餌Mが、スリット21を介して、回転ドラム13内に
採取される。なお、ケース5内のモータ17近傍の側面
5c内面には、図2に示すように、モータ駆動用のコン
デンサ22が固定されている。
【0022】ケース5の上面には開口部23が形成され
ており、この開口部23には、カバー4が開閉可能に配
設されている。カバー4は、例えば金属板を屈曲させる
ことにより、断面コ字状に形成され、その後側面4b下
端が一対の蝶番25を介して、ケース5の後側面5b上
端に連結され、前側面4aの中央下端にはフック26が
固定されている。このフック26に対応して、ケース5
の前側面5a上端にフック27が固定され、この両フッ
ク26、27の係止により、ケース5の開口部23がカ
バー4で閉塞される。なお、カバー4の上面4c前端部
には、取手28が固定されている。
【0023】また、カバー4の内面4dには、タイムス
イッチからなるタイマー30が配設されている。このタ
イマー30のタイマーケース31内には、図示しないタ
イマー回路が配設されると共に、タイマーケース31の
外側面には、図5に示すように、月日、曜日及び時刻等
を表示する表示部32、時刻等を入力する入力部33、
電源スイッチ34、ヒューズ35、電源コード36及び
接続コード37等が配設されている。入力部33には、
曜日と時刻等の入力モードを切り替えるモードスイッチ
38と、これらの値を増減させて設定する設定スイッチ
39と、入力した状態でタイマー30をセット状態にす
るセットスイッチ40と、入力データをリセットするリ
セットスイッチ41等が配設されている。
【0024】そして、このタイマー30は、表示部32
及び入力部33側が下方、すなわちホッパ10側を向く
ようにして、カバー4の内面4dに固定され、カバー4
を解放した場合に外部から視認され、入力部33による
タイマー30の設定等が可能になる。なお、電源コード
36は、図2に示すように、グロメット42を介してケ
ース5外に導出され、ACコンセント(図示せず)に接
続される。また、タイマー30のタイマー回路等と、モ
ータ17及びコンデンサ22等は、ケース5内を引き回
された接続コード37によって接続されている。
【0025】なお、ケース5の開口部23上端は、内側
に屈曲された平面視方形状の折曲部23aが形成され、
この折曲部23aの上面には、パッキン43が貼着され
ている。このパッキン43にカバー4の内面4dが当接
することにより、カバー4内に配設されているタイマー
30が、水滴、塵挨等に対してシールされると共に、モ
ータ17の振動等が、タイマー30に加わるのが防止さ
れる。
【0026】一方、ケース5の下方には、トレイ6が配
設されている。このトレイ6は、例えば厚さt=5mm
のアルミニウム板で形成され、前方側に皿部6aが形成
されると共に、この皿部6aの後方側には、図2に示す
ように、傾斜面6bが連続形成されている。そして、こ
の傾斜面6bが回転ドラム13の下方に位置する如く、
トレイ6の上端6c外側面に、ケース5の下部側面をネ
ジ44で固定することにより、トレイ6とケース5とが
一体的化されている。
【0027】また、トレイ6の皿部6aの底面には、水
抜き用の孔45が3個直線的(図4参照)に穿設されて
いる。この孔45より、トレイ6内への雨水等の溜まり
が防止され、トレイ6内の餌Mがしけるのが防止され
る。なお、この孔45の大きさは、餌Mが孔45内に容
易に進入しない程度の大きさに設定され、その個数及び
位置も、3個の直線的に限らず、適宜に変更し得る。
【0028】次に、この給餌器2の動作を図6のフロー
チャートに基づいて説明する。なお、このフローチャー
トは、タイマー30の入力部33で入力されたデータ等
に基づいて、例えばタイマー30内の図示しないプログ
ラムメモリ(ROM)によって実行される。まず、給餌
器2を所定位置に設置して、フック26、27の係止状
態を解いてケース5のカバー4を開き、ホッパ10内に
所定量の餌Mを投入する。この餌Mとしては、例えば粒
径が10mm程度の、市販されているドッグフードが使
用される。餌Mをホッパ10に投入すると、回転ドラム
13のスリット21が、ホッパ10の開口部12位置で
停止しているため、スリット21から回転ドラム13内
に所定量の餌Mが採取される。
【0029】餌Mの投入後、電源コード36をACコン
セントに接続して、電源スイッチ34をオンさせてタイ
マー30を動作可能な状態とし、タイマー30の入力部
33で、餌Mを与える曜日と時刻及び、回転ドラム13
の回転回数nを入力設定(S100)する。この設定
は、タイマー30がカバー4の内面4dに配設されてい
るため、図1の二点鎖線で示す如く、カバー4を開いた
状態で行うことになる。入力設定が終わると、入力部3
3のセットスイッチ40をオンさせ、カバー4でケース
5の上面を覆い開口部23を閉塞する。
【0030】セットスイッチ40がオンすると、プログ
ラムが開始(S101)し、まず所定の曜日か否かが判
断(S102)され、この判断で「YES」の場合に
は、所定の時刻か否かが判断(S103)される。そし
て、ステップS103で「YES」になると、タイマー
30からモータ17に信号が出力され、モータ17が回
転(S104)する。モータ17が一回転する内に、回
転ドラム13内に採取されている餌Mは、スリット21
から下方に自然落下し、トレイ6の傾斜面6b上に排出
される。この餌Mは、傾斜面6bを転がって、トレイ6
の前方側の皿部6a内に移動する。
【0031】モータ17が一回転すると、回転ドラム1
3が、所定回数n回転したか否かが判断(S105)さ
れ、この判断で「NO」の場合はステップS104に戻
り、さらにモータ17を回転させる。この回転ドラム1
3の回転は、連続的に回転させても良いし、初期位置に
一旦所定時間停止させ後、再び回転させるようにしても
良い。
【0032】なお、回転ドラム13による餌Mの採取
は、回転ドラム13のスリット21が上方に向く位置ま
で回転すると、次の餌Mが自動的に回転ドラム13内に
落下採取される。この時、ホッパ10の下部開口部12
が偏心しており、傾斜板11a〜11dの傾斜角度αa
〜αdが全て一定角度でないため、開口部12の餌Mが
ホッパ10の全周(各傾斜板11a〜11d)から均等
な力を受けることがなくなり、開口部12上での餌Mの
滞留が防止される。
【0033】回転ドラム13が所定回数n回転すると、
ステップS105で「YES」となり、電源スイッチ3
4がオフしたか否かが判断(S106)される。電源ス
イッチ34がオフしない限り、S102からS106の
各ステップを繰り返し、所定の時刻に餌Mがトレイ6内
に収容される。そして、家族が帰宅した時点で、タイマ
ー30の電源スイッチ34をオフされることにより、ス
テップS106で「YES」となって、プログラムが終
了(S107)する。なお、トレイ6上に排出される餌
Mは、量によっては、ケース5の下方内の傾斜面6b上
にも収容されるが、例えば犬の場合、その習性から足、
舌等でこれらの餌Mを取り出して食べることができる。
【0034】ここで、給餌器2による餌Mの与え方の具
体例を、毎日2回餌Mを与える場合について説明する。
まず、例えば月曜日から金曜日の場合は、タイマー30
によって、毎朝8:00に回転ドラム13がn=4回転
(餌Mの量として例えば200gになる)するように設
定し、毎日夕方は自然食を与える。すなわち、給餌器2
では餌を与えない。この場合は、毎日夕方だけ餌Mを与
えれば良いことになる。
【0035】また、土曜日から日曜日の場合は、タイマ
ー30によって、土曜日及び日曜日の朝8:00に、回
転ドラム13が4回転するように設定すると共に、土曜
日及び日曜日の夕方、例えば18:00に回転ドラム1
3がn=6回転(餌Mの量としては300gになる)す
るように設定する。この場合は、土曜日及び日曜日共
に、餌Mを給餌器2で毎日2回自動的に与えることがで
き、週末を留守にすることが可能になる。
【0036】なお、これらの餌Mの与え方は一例であっ
て、例えば比較的長期間留守にする場合は、その留守期
間中、上記の土日の与え方にタイマー30を設定すれば
良く、留守にする時間(出かける時間及び帰宅時間)
や、留守にする曜日及び休日等に応じて、あるいは一日
に餌Mを与える回数に応じて、タイマー30を適宜に設
定すれば良い。
【0037】このように、給餌器2のタイマー30で、
曜日、時刻及び回転回数nを設定すれば、タイマー30
によって、回転ドラム13が自動的に回転して、回転数
に応じた量の餌M、すなわち、回転ドラム13の内部容
積の略整数倍の量の餌Mが、トレイ6に自動的に収容さ
れ、この餌Mを犬が食べることになる。なお、回転ドラ
ム13の回転数は、上記の具体例で示すように、犬の適
正給餌量、食欲等を予め把握した上で、所定回数nに設
定する。
【0038】このように、給餌器2のタイマー30で、
曜日、時刻及び回転回数nを設定すれば、タイマー30
によって、回転ドラム13が自動的に回転して、回転数
に応じた量の餌M、すなわち、回転ドラム13の内部容
積の略整数倍の量の餌Mが、トレイ6に自動的に収容さ
れ、この餌Mを犬が食べることになる。なお、回転ドラ
ム13の回転数は、犬の食欲等を予め把握した上で、所
定回数nに設定する。
【0039】一方、給餌器2に連設される給水器3は、
図7及び図8に示すように構成されている。すなわち、
給水器3は、前後方向に長いトレイ7を有し、このトレ
イ7も、給餌器2のトレイ6と同様にアルミニウム板で
形成され、皿部7aの後方上部には、カバー8がネジ5
0によって固定されている。また、このカバー8内には
水量維持機構としてのボールタップ51が配設されてい
る。
【0040】ボールタップ51は、給水口52を有する
ボールタップ本体53と、レバー54及びロッド55を
介して固定された浮子56等を有し、浮子56がトレイ
7の傾斜面7bの前方に位置する如く、トレイ7の後側
面7cに配設されている。そして、ボールタップ本体5
3の、トレイ7の後側面7cから突出しているコネクタ
57には、他端が水道の蛇口(図示せず)に連結された
ホース58の一端が連結される。
【0041】この給水器3は、水面Wh(図7参照)の
上下動に追従して変化する浮子56の高さが下限値にな
ると、ボールタップ本体53がオンして本体53内の流
路が開き、開いた状態の蛇口に連結されたホース58か
ら、コネクタ57、ボールタップ本体53を介して、水
Wが給水口52からトレイ7内に給水される。
【0042】また、トレイ7内に水Wが供給され、浮子
56が上限値の高さになると、ボールタップ本体53が
オフして本体53内の流路が閉じ、給水口52からの水
Wの給水が停止される。すなわち、ボールタップ51の
浮子56の高さに応じて、給水口52から適宜水Wが給
水され、トレイ7内の水Wの水面Wh、すなわち水量が
略一定に維持されることになる。なお、水量維持機構と
しては、ボールタップ51の使用に限らず、例えば液面
センサによるバルブの自動開閉等の機構も採用し得る。
【0043】このように、上記実施例の自動給餌装置1
によれば、まず、給餌器2のホッパ10の下部開口部1
2に、開口部12と略同一形状のスリット21を有する
回転ドラム13を配設し、この回転ドラム13内に落下
収容された餌Mを、その回転によってトレイ6上に落下
排出するため、餌Mの移動は、略重力方向への移動とな
って、他部品による攪拌等もなく、餌Mの潰れや割れ等
の品質の低下が防止される。その結果、餌Mとして市販
されているドッグフードを使用することができ、ペット
の食欲を低下させることもなく、トレイ6内の餌Mを全
て食べさせることができる。
【0044】また、ホッパ10内の餌Mは、回転ドラム
13内への落下、及び回転ドラム13からトレイ6への
落下等、下方への自然な移動となるため、その移動量の
ばらつきを小さくすることができる。また、ホッパ10
の開口部12がケース5の中心に対して偏心しているた
め、開口部12及びホッパ10内での餌Mの滞留が防止
され、回転ドラム13内に一定量の餌Mを確実に採取す
ることができると共に、回転ドラム13のスリット21
を、適宜の大きさに設定することにより、回転ドラム1
3内の餌Mを全て排出させることができ、回転ドラム1
3内での餌Mの残留も防止される。これらによって、回
転ドラム13の内部容積の整数倍の量の餌Mを、毎回確
実にトレイ6内に収容させることができる。
【0045】さらに、精密機械であるタイマー30は、
ケース5の上面を覆うカバー4の内面4dに、ケース5
の折曲部23a及びパッキン43等を介して配設されて
いるため、十分な防滴、防塵、防振効果が得られ、給餌
器2を屋外に容易に設置することができると共に、タイ
マー30は、曜日(月日)を設定することができ、ま
た、給餌器2に給水器3を連設することによって、留守
中の水Wの給水も行うことができる。これらにより、比
較的長期間留守にすることが可能になる。
【0046】またさらに、トレイ6、7及びケース5等
を、所定の板厚の金属板で形成することにより、犬の習
性であるトレイ6、7等の噛砕きを防止することがで
き、給餌器2や給水器3を長期間に亙って使用すること
ができる。また、給餌器2は、角度の異なるホッパ10
の傾斜板11a〜11dによって、ホッパ10内に餌が
残ることなく排出させることができ、餌Mの無駄使いも
防止される。
【0047】また、給水器5は、ボールタップ51を使
用することにより、構成が簡単で、製品のコストダウン
が図れると共に、犬が所定量の水を飲んだ場合、あるい
はトレイ7内の水Wを足等でこぼしても、すぐに新たな
水Wが給水されるため、トレイ7内に常時一定量の水W
を収容させることができ、水Wの確実な給水が可能にな
る。
【0048】なお、上記実施例においては、給餌器2と
給水器3とを連設して設置したが、本発明はこれに何等
限定されず、例えば給餌器2と給水器3とを一体的に連
結しても良いし、給餌器2と給水器3を離れた場所に設
置したり、給餌器2と給水器3の一方のみを使用しても
良い。また、ホッパ10の開口部12を、前方右側に偏
心させても良いし、上記実施例における、給餌器2及び
給水器3のトレイ6、7の形状、板厚及び材質、回転ド
ラム13及びそのスリット21の形状、タイマー30の
構造等も一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々変更可能であることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のペット用
の自動給餌装置にあっては、餌の潰れや割れ等の品質の
低下を防ぐことができると共に、ホッパの形状工夫及び
餌の自然落下を利用することにより、所定量の餌を毎回
確実に与えることができる。また、精密機器であるタイ
マーを、カバーの内面に配設することにより、給餌装置
を屋外に容易に設置できて、長期にわたり使用し得る等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるペット用の自動給餌装置の使用
形態の一実施例を示す斜視図
【図2】同その給餌器の断面図
【図3】同その一部を破断した正面図
【図4】同その平面図
【図5】同図2のA−A線矢視図
【図6】同給餌器の動作の一例を示すフローチャート
【図7】同給水器の断面図
【図8】同その平面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・自動給餌装置 2・・・・・・・・給餌器 3・・・・・・・・給水器 4、8・・・・・・カバー 5・・・・・・・・ケース 6、7・・・・・・トレイ 6a、7a・・・・皿部 6b、7b・・・・傾斜面 10・・・・・・・ホッパ 11a〜11d・・傾斜板 12・・・・・・・開口部 13・・・・・・・回転ドラム 17・・・・・・・モータ 21・・・・・・・スリット 23・・・・・・・開口部 30・・・・・・・タイマー 51・・・・・・・ボールタップ 56・・・・・・・浮子 M・・・・・・・・餌 W・・・・・・・・水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部開口部が開閉可能なカバーで覆われた
    ケース内に傾斜板を配設することによって形成されたホ
    ッパと、 該ホッパの下部開口部下方に回転可能に配設されると共
    に、軸方向の外周面に下部開口部の形状に対応したスリ
    ットが形成された中空状の回転ドラムと、 前記ケースの下方に配設され、後方側の傾斜面が前記回
    転ドラムの下方に位置すると共に、前方側の皿部がケー
    スの前方側に延在して位置するトレイと、 前記カバーの内側に配設され、前記回転ドラムを所定時
    刻に所定回数回転させ得るタイマーと、 を具備することを特徴とするペット用の自動給餌装置。
  2. 【請求項2】前記ホッパの下部開口部が、前記ケースの
    前後方向の中心に対して前方側に位置すると共に、ケー
    スの左右方向の中心に対して、一方向側に位置している
    ことを特徴とする、請求項1記載のペット用の自動給餌
    装置。
  3. 【請求項3】前記トレイ及びケースが、金属板で形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1もしくは請求項2
    記載のペット用の自動給餌装置。
  4. 【請求項4】前記ケースに、水が収容されるトレイ、及
    び該トレイの後部を覆うカバー内に配設され前記水の量
    を一定に維持する水量維持機構を有する給水器を連設し
    たことを特徴する、請求項1記載のペット用の自動給餌
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010000307A (ko) * 2000-09-07 2001-01-05 서기열 애완동물용먹이통 내장 먹이자동배출장치
CN107950409A (zh) * 2017-11-27 2018-04-24 兰溪市拜瑞珂科技服务有限公司 可加热的宠物喂养装置
CN112450098A (zh) * 2020-04-08 2021-03-09 江苏中恒宠物用品股份有限公司 一种智能投食器

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