JPH08138289A - テープカセットの磁気テープ整巻装置 - Google Patents

テープカセットの磁気テープ整巻装置

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JPH08138289A
JPH08138289A JP6298952A JP29895294A JPH08138289A JP H08138289 A JPH08138289 A JP H08138289A JP 6298952 A JP6298952 A JP 6298952A JP 29895294 A JP29895294 A JP 29895294A JP H08138289 A JPH08138289 A JP H08138289A
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roller arm
magnetic tape
tape
roller
reel
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JP6298952A
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Hirohisa Koga
裕久 古賀
Shiyougaku Han
学 繁昌
Takayuki Kurahara
隆幸 倉原
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Original Assignee
Sony Corp
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/50Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
    • G11B23/502Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of tape carriers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープ4の整巻きを確実に行うとともに
装置全体の小型化を図る。 【構成】 磁気テープ4に対して幅方向に当接してこの
磁気テープ4を巻き取り側リール3の外周部に一定の圧
接力を付与して巻き取らせるタッチローラ219と、こ
のタッチローラ219を一端部に回動自在に支持すると
ともに、タッチローラ219をビデオテープカセット1
の内部に臨ませる円弧状のローラアーム215と、巻き
取り側リール3に対してタッチローラ219が直径方向
に移動するようにローラアーム215をスライド移動自
在に支持するローラアーム支持部材205と、このロー
ラアーム支持部材205が組み付けられたスライドベー
ス149と、ローラアーム215をローラアーム支持部
材205に沿ってスライド動作させるローラアーム移動
機構部107とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、放送局等のお
いて繰り返し再生使用されたテープカセットを、再使用
のために磁気テープを整えて巻き取るために用いられる
テープカセットの磁気テープ整巻装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、放送局等においては、番組放映
で再生使用されたビデオテープカセットは、一般に再生
データのエラーレートをベースに示されるチャンネルコ
ンディションに基づいて再使用の可否が判断されて保管
される。このチャンネルコンディションの数値は、記録
時の条件から再生してデジタルデータを検出するまでの
全ての条件が含まれているため、ビデオテープレコーダ
の性能に依存する要素も高く、ビデオテープ自体の評価
に必ずしも適当では無い。このため、評価の方法とし
て、ビデオテープが原因となって発生するデジタルエラ
ーの状態をチャンネルコンディションに対応させる方法
が提案されている。
【0003】ビデオテープが原因となるデジタルエラー
としては、主としてビデオテープの磁性層の傷やドロッ
プアウトに起因するバーストエラーが挙げられる。ま
た、デジタルエラーは、磁性層の表面に付着した塵埃、
汚れ或いは皺やエッジダメージ等も影響する。したがっ
て、ビデオテープの品質評価は、上述した各項目につい
て総合的に行われることが好ましい。
【0004】ビデオテープカセットは、再生操作に際し
て、ビデオテープが供給側リールから繰り出されて巻取
り側リールに巻回されて巻き取られる。したがって、再
生使用されたビデオテープカセットは、上述したビデオ
テープの品質評価後に再使用を可能とするため、ビデオ
テープの巻戻し操作をしながら行われる。一方、再生使
用されたビデオテープカセットは、テープ巻取り装置に
装着されてビデオテープの巻戻し操作が行われるが、こ
の巻戻し操作に際して磁性層の表面に付着した塵埃や汚
れ或いは磁性粉を除去するクリーニングが行われる。磁
気テープクリーニング装置は、一般に巻取り側リールか
ら引き出されたビデオテープを供給側リールに引き込む
直前に位置して配設されている。
【0005】また、テープ巻取り装置には、ビデオテー
プを良好な状態で供給側リールに巻き取るために磁気テ
ープ整巻装置が設けられている。この磁気テープ整巻装
置は、ビデオテープを巻き取る際に、ビデオテープに圧
接力を付与することによって、段巻き(飛び出し)現象
によるエッジダメージの発生、或いは重ね合わされたビ
デオテープ間に空気を巻き込むことによる皺の発生を防
止する。この磁気テープ整巻装置も、磁気テープクリー
ニング装置と同様に、巻取り側リールから引き出された
ビデオテープを供給側リールに引き込む直前に位置して
配設されている。
【0006】従来のテープカセットの整巻装置は、磁気
テープに対して圧接力を付与するタッチローラが一端部
に回転自在に支持されたローラアーム部材を備えてお
り、このローラアーム部材をテープリールに巻き取られ
る磁気テープに対して移動することによって磁気テープ
を圧接している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のテー
プカセットの整巻装置においてテープリールに巻き取ら
れる磁気テープは、タッチローラによる圧接力がテープ
リールの回転中心方向から外れるに従って、巻き取られ
る磁気テープの円周方向に圧接力が付与されてしまう。
このため、巻き取られた磁気テープは、巻き締まり、巻
き緩み等の悪影響が生じる。したがって、タッチローラ
は、磁気テープに対する圧接力の力線をテープリールの
回転中心方向に向かわせる必要がある。
【0008】そして、タッチローラは、圧接力によって
磁気テープを破損を防止させるために圧接力を小さくす
ると、重ね合わされた磁気テープ間の空気層が十分に除
去することができずに、良好な巻き取り状態が得られな
いという問題がある。そこで、本発明は、磁気テープの
整巻きを確実に行うとともに、装置全体を小型化するこ
とを可能とするテープカセットの磁気テープ整巻装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るテープカセットの磁気テープ整巻装
置は、テープカセットから引き出された磁気テープの走
行経路の内周部側に位置するとともにテープリール間の
略中央部に配設され、磁気テープをテープリールの外周
部に整えた状態で巻き取らせる磁気テープ整巻装置にお
いて、磁気テープに対して幅方向に圧接してこの磁気テ
ープをテープリールの外周部に一定の圧接力を付与して
巻き取らせるタッチローラと、このタッチローラを一端
部に回動自在に支持するとともに、タッチローラをテー
プカセットの内部に臨ませる円弧状のローラアーム部材
と、テープリールに対してタッチローラが直径方向に移
動するようにローラアーム部材をスライド移動自在に支
持するローラアーム支持部材と、このローラアーム支持
部材が組み付けられたプレートと、ローラアーム部材を
ローラアーム支持部材に沿ってスライド動作させるロー
ラアーム駆動機構とを備える。
【0010】また、ローラアーム支持部材には、ローラ
アーム部材の曲率中心を中心とする円周上に、ローラア
ームをスライド移動自在に支持する軸受部材がそれぞれ
回動自在に設けられる。さらに、ローラアーム支持部材
は、ローラアーム部材の内周部側を支持する第1のロー
ラアーム支持部材と、ローラアーム部材の外周部側を支
持する第2のローラアーム支持部材とから構成される。
【0011】また、第1のローラアーム支持部材と第2
のローラアーム支持部材との少なくともいずれか一方に
は、ローラアーム部材に圧接力を付与する弾性変形可能
な圧接部材が設けられた。さらに、ローラアーム部材に
は、内周部側の側面部に沿ってギア部が設けられる。さ
らに、ローラアーム部材には、両側面部に外周部側に膨
出した断面円弧状の摺動面部が構成される。或いは、ロ
ーラアーム部材には、両側面部に断面矩形状の摺動凸部
がそれぞれ一体に突出して設けられ、これらの摺動凸部
の外周部側のコーナ部に第1の摺動部乃至第4の摺動部
がそれぞれ構成される。
【0012】
【作用】以上のように構成した本発明に係るテープカセ
ットの磁気テープ整巻装置は、円弧状のローラアームが
設けられたことによって、このローラアーム部材が付与
する圧接力の力線がテープリールの回転中心を通過する
方向とされる。このため、このローラアーム部材は、テ
ープリールに巻き取られる磁気テープ間に入り込んだ空
気を確実に除去することができる。したがって、テープ
カセットの磁気テープ整巻装置は、ローラアーム部材が
重ね合わされた磁気テープ間に適当な摩擦力を確保する
ことによって、良好な巻き取り状態を確保する。
【0013】また、このテープカセットの磁気テープ整
巻装置は、テープリールに巻き取られた磁気テープを圧
接する際、ローラアーム部材の移動距離が小さくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、テ
ープ評価装置100に採用されるテープカセットの磁気
テープ整巻装置101を図1乃至図24を参照して説明
する。テープ評価装置100は、例えば、放送局等にお
いて、番組放映された使用済のビデオテープカセット1
を再使用可能な状態とするために巻き取り側リール2に
巻回された磁気テープ4を供給側リール3に巻き戻すと
ともに、再使用の可否を評価するようにした装置であ
る。ビデオテープカセット1は、このテープ評価装置1
00によって再使用の可否が判定され、使用可と判定さ
れた場合にはそのまま保管とされ、また使用不可と判定
された場合には廃棄等の処分が行われる。
【0015】ビデオテープカセット1は、周知のよう
に、カセット本体の内部に供給側リール3と巻き取り側
リール2とが回転自在に設けられ、供給側リール3の周
面に巻回された磁気テープ4がカセット本体の前面部に
回動自在に組み付けられたリッド5の内面に沿って導か
れて巻き取り側リール2の周面に巻回されている。ビデ
オテープカセット1には、リッド5の内方に位置して略
凸字状のローディング空間部6が構成されている。した
がって、ビデオテープカセット1は、記録再生装置に装
着されると、リッド5が回動動作してカセット本体の前
面部を開放した状態において、ローディング空間部6に
装置側のローディング機構が進入して磁気テープ4を外
方へと引き出し、所定のローディング動作が行われる。
【0016】ビデオテープカセット1は、記録再生操作
が行われると、供給側リール3から磁気テープ4が繰り
出されてこの磁気テープ4に記録された情報信号の再生
或いは磁気テープ4に情報信号の記録が記録再生機構部
において行われた後、巻き取り側リール2に順次巻き取
られていく。したがって、ビデオテープカセット1は、
記録、再生操作が行われた状態において、磁気テープ4
が巻き取り側リール2に巻き取られている。
【0017】ところで、幅寸法が19.01mmの磁気
テープ4を備えるD−1デジタルビデオテープカセッ
ト、D−2デジタルビデオテープカセット等の放送用デ
ジタルビデオテープカセットは、記録時間に応じてカセ
ット本体の外形形状を異にしたSカセット、Mカセット
及びLカセットがある。これら各放送用デジタルビデオ
テープカセットは、カセット本体が、厚み寸法を33m
mで同一仕様とされているが、Mカセット1Aにおいて
は、長手方向の長さ寸法が254mm、前後方向の長さ
寸法が150mmとされ、またLカセット1Bにおいて
は、長手方向の長さ寸法が366mm、前後方向の長さ
寸法が206mmとされている。
【0018】したがって、これらMカセット1AとLカ
セット1Bとは、供給側リール3と巻き取り側リール4
との間隔、位置がそれぞれ異にされて構成されている。
なお、実施例テープ評価装置100においては、Sカセ
ットの整巻機構を異にして構成する必要があり、また需
要もやや少ないことから対象とされない。したがって、
テープ評価装置100は、カセット装填部11にSカセ
ットが装着された場合には、識別センサの出力によって
自動排出する。
【0019】テープ評価装置100は、概略、ビデオテ
ープカセット1が装填されるカセット装填部11と、テ
ープカセット装着部に装着されたビデオテープカセット
1から磁気テープ4を引き出して走行経路を構成するロ
ーディング装置50と、磁気テープ4に付着した埃等を
除去する磁気テープクリーニング装置40と、磁気テー
プ4が劣化した状態を検出する磁気テープ検出装置45
と、供給側リール3に磁気テープ4を整えて巻き取らせ
るテープカセットの磁気テープ整巻装置101とを備え
て構成されている。
【0020】テープ評価装置100は、磁気テープの走
行経路の巻き取り側リール2から供給側リール3に沿っ
て、磁気テープクリーニング装置40、磁気テープ検出
装置45、テープカセットの磁気テープ整巻装置101
の順にそれぞれ配設されている。カセット装填部11
は、上述した外形仕様を異にする2種類のビデオテープ
カセット1A、1Bの装着を可能とするスペースを有
し、底面部には供給側リール3及び巻き取り側リール2
のリール穴に嵌合して、これら供給側リール3及び巻き
取り側リール2を回転駆動するためのリール軸20A、
20Bが配設されている。また、カセット装填部11
は、詳細を省略するリッド開放機構が設けられており、
ビデオテープカセット1が装填されることによって前面
部のリッド5を回動してこのリッド5の内面側に位置さ
れた磁気テープ4を外方へと臨ませる。
【0021】これらリール軸20A、20Bは、カセッ
ト装填部11に装着されたビデオテープカセット1の種
類によって、詳細を省略するリール軸調動整機構21に
よって所定の位置へと調動され、ビデオテープカセット
1の供給側リール3及び巻き取り側リール2のリール穴
にそれぞれ嵌合する。また、リール軸20A、20B
は、図示しないテープ駆動機構によって図1において反
時計方向へと回転駆動されて、供給側リール3及び巻き
取り側リール2を回転させ、巻き取りリール2の周面に
巻き取るいわゆる磁気テープ4の巻き戻しを行う。した
がって、リール軸20A、20Bは、磁気テープ4の駆
動機構を構成している。
【0022】磁気テープ4は、ローディング装置50に
よってビデオテープカセット1の内部から機構部側へと
引き出されて磁気テープ4の走行経路が構成される。ロ
ーディング装置50は、周知のビデオテープレコーダに
備えられたローディング装置と基本構造を同じくしてお
り、概略、ローディング用モータ51と、このローディ
ング用モータ51によって駆動される第1の駆動機構部
52と、この第1の駆動機構部52によって回転駆動さ
れるリングギア部53と、このリングギア部53によっ
て駆動される第2の駆動機構部54と、この第2の駆動
機構部54によって駆動される第1のテンションアーム
駆動機構部55及び第2のテンションアーム駆動機構部
56と、これら第1のテンションアーム駆動機構部55
及び第2のテンションアーム駆動機構部56によって回
転移動される第1のテンションアーム57及び第2のテ
ンションアーム58とから構成されている。
【0023】ローディング装置50は、ローディング用
モータ51が駆動することによって、第1の駆動機構部
52を介してリングギア部53が回転駆動される。リン
グギア部53は、重ね合わされた第1のリングギア及び
第2のリングギアから構成されており、これら第1のリ
ングギア及び第2のリングギアが回転駆動することによ
って、第2の駆動機構部54が回転駆動される。
【0024】第2の駆動機構部54は、回転動作するこ
とによって、第1のテンションアーム駆動機構部55及
び第2のテンションアーム駆動機構部56をそれぞれ回
転駆動させる。そして、第1のテンションアーム駆動機
構部55及び第2のテンションアーム駆動機構部56
は、回転駆動することによって、第1のテンションアー
ム57及び第2のテンションアーム58をそれぞれ側方
へと回転移動してビデオテープカセット1から引き出し
た磁気テープ4を側方へと引張って、この磁気テープ4
に走行経路内において所定のテンションを付与する。
【0025】磁気テープクリーニング装置40は、概
略、上述したローディング装置50を構成する磁気テー
プ4の繰出し側である巻取り側リール2から磁気テープ
4を引き出す第2のテンションアーム58とピンチロー
ラ49との間に配設されたブレード機構と、ピンチロー
ラ49と巻取り側である供給側リール3から磁気テープ
4を引き出す第1のテンションアーム57との間に配設
された吸引ガイド部とから構成されている。この磁気テ
ープクリーニング装置40は、磁気テープ4の表面に付
着した塵埃や磁性粉をエアー或いはサファイアブレード
とを用いて除去するとともに、除去した塵埃等をエアー
吸引して装置外部へと排出する。
【0026】そして、テープカセットの磁気テープ整巻
装置101は、ビデオテープカセット1から引き出され
た磁気テープ4の走行経路の内周部側に位置するととも
に、供給側リール3と巻き取り側リール2との略中央部
に対応して配設されている。実施例テープカセットの磁
気テープ整巻装置101は、概略、ローラアーム214
を備えるローラアーム部108と、ローラアーム214
を供給側リール3に対して移動させるローラアーム移動
機構部107と、ローラアーム移動機構部107をビデ
オテープカセット1に対して接離動作させるスライド移
動機構部106と、磁気テープ4の走行経路の内周側に
配設されスライド移動機構部106をビデオテープカセ
ット1の磁気テープ4の走行経路に対して上昇動作及び
下降動作させる上下移動機構部105とから構成され
る。
【0027】まず、上下移動機構部105について、図
3乃至図5を参照して以下説明する。上下移動機構部1
05は、概略、図示しないテープ評価装置100のシャ
ーシ部材に取り付けられる支持ベース116と、この支
持ベース116に設けられた上下移動機構110と、こ
の上下移動機構110により上昇位置及び下降位置とに
移動される上下移動ベース133と、上下移動ベース1
33を上下移動自在に支持する第1のスクリューガイド
軸125と第2のスクリューガイド軸126及びガイド
軸129とから構成されている。
【0028】支持ベース116は、略矩形板状に形成さ
れており、両端部がテープ評価装置100のシャーシ部
材の立ち上がり側壁にそれぞれネジ止めされている。こ
の支持ベース116には、主面上に上下移動機構110
が設けられている。上下移動機構110は、概略、上下
移動用モータ111と、この上下移動用モータ111に
よって回転駆動されるウオームギア115と、このウオ
ームギア115と噛み合されたウオームホイール120
と、このウオームホイール120が設けられた駆動軸1
22と、この駆動軸122に掛け渡されたタイミングベ
ルト123と、このタイミングベルト123が掛け渡さ
れた第1のスクリューガイド軸125及び第2のスクリ
ューガイド軸126とから構成される。
【0029】上下移動用モータ111は、支持ベース1
16の一側端部のモータ支持部116Aに配設されてお
り、上下移動用モータ111の回転軸111Aに第1の
連結部材112が設けられている。この第1の連結部材
112には、第2の連結部材113が嵌合されて連結さ
れている。第2の連結部材113には、上下移動用モー
タ111の回転軸111Aと互いに軸線が一致する回転
軸114が設けられている。
【0030】この回転軸114は、中途部にウオームギ
ア115が設けられており、一端部が軸受119に回転
自在に支持されている。この軸受119は、支持ベース
116に設けられた回転軸支持部116Bに配設されて
おり、軸受支持部材117によって覆われている。軸受
支持部材117は、軸受支持部116Bに両端部が取付
けネジ118A、118Bによって固定されている。
【0031】ウオームギア115は、外周部に設けられ
たギアとウオームホイール120が噛み合わされてい
る。このウオームホイール120は、駆動軸122の中
途部に設けられている。駆動軸122は、軸受121
A、121Bによって回転自在に支持されていおり、こ
れら軸受121A、121Bは、支持ベース116に固
定されている。
【0032】駆動軸122は、上端部にプーリ124が
設けられており、このプーリ124に凹設された溝部に
タイミングベルト123が掛け渡されている。このタイ
ミングベルト123は、第1のスクリューガイド軸12
5及び第2のスクリューガイド軸126の各々の上端部
に設けられたプーリ127、128にそれぞれ掛け渡さ
れている。
【0033】また、支持ベース116には、ガイド軸1
29の上端部が取付けねじ136A、136Bによって
ねじ止め固定されている。さらに、上下移動ベース13
3には、ガイド軸129と対応する位置にガイド部材1
30が設けられており、このガイド部材130のガイド
穴130Aにスライド移動自在に挿通されている。した
がって、上下移動ベース133は、ガイド軸129にス
ライド移動自在に支持されている。
【0034】第1のスクリューガイド軸125及び第2
のスクリューガイド軸126は、支持ベース116に設
けられた軸受131A、131Bにそれぞれ回転自在に
支持されている。第2のスクリューガイド軸126は、
下端部が軸受131Cに回転自在に支持されている。こ
の軸受131Cは、図6に示すように、磁気テープ4の
走行経路の外周部側に配設されており、取付けねじ13
7A、137Bによってベースプレート109にねじ止
め固定されている。
【0035】また、これら第1のスクリューガイド軸1
25及び第2のスクリューガイド軸126には、外周部
にねじ溝125A、126Aがそれぞれ凹設されてお
り、これらねじ溝125A、126Aに第1のガイドナ
ット134及び第2のガイドナット135がそれぞれね
じ込まれている。これら第1のガイドナット134及び
第2のガイドナット135は、図7及び図8に示すよう
に、ナット本体134A、135Aと、ナット本体13
4A、135Aの外周部に設けられたコイルばね155
と、第1のスクリューガイド軸125及び第2のスクリ
ューガイド軸126にナット本体134A、135Aを
支持させる第1のナット支持部材156Aと、上下移動
ベース133にナット本体134A、135Aを支持さ
せる第2のナット支持部材156Bとから構成されてい
る。
【0036】コイルばね155は、一端部が第1のナッ
ト支持部材156Aに当接しており、他端部が上下移動
ベース133に当接している。したがって、第1のガイ
ドナット134及び第2のガイドナット135のナット
本体134A、135Aは、上下移動ベース133に対
して浮上した状態(いわゆる、フローティング構造)で
上下移動ベース133に揺動自在に支持されている。
【0037】また、第1のスクリューガイド軸125及
び第2のスクリューガイド軸126にねじ込まれた第1
のガイドナット134及び第2のガイドナット135に
は、第1のスクリューガイド軸125及び第2のスクリ
ューガイド軸126との間隙が複数箇所にそれぞれ設け
られている。すなわち、これら第1のスクリューガイド
軸125及び第2のスクリューガイド軸126には、上
下移動ベース133がスライド移動自在にされている。
そして、第1のスクリューガイド軸126及び第2のス
クリューガイド軸127がそれぞれ回転駆動することに
よって、第1のガイドナット134及び第2のガイドナ
ット135を介して上下移動ベース133を上昇位置及
び下降位置とにスライド移動する。
【0038】また、上下移動ベース133には、テープ
評価装置100のベースプレート109に対向する主面
に、第1の位置決め軸141乃至第4の位置決め軸14
4がそれぞれ設けられており、これら第1の位置決め軸
141乃至第4の位置決め軸144の各々の上端部が固
定されている。第1の位置決め軸141乃至第3の位置
決め軸143には、下端部に位置決め穴141A、14
2A、143Aがそれぞれ穿設されている。また、ベー
スプレート109には、これら第1の位置決め軸141
乃至第3の位置決め軸143に対応位置して、第1の位
置決め部材145乃至第3の位置決め部材147がそれ
ぞれ設けられている。これら第1の位置決め部材145
乃至第3の位置決め部材147には、第1の位置決め突
部145A乃至第3の位置決め突部147Aがそれぞれ
一体に設けられている。
【0039】すなわち、上下移動ベース133は、ベー
スプレート109に対して接近する下降位置で、第1の
位置決め軸141乃至第3の位置決め軸143の第1の
位置決め穴141A乃至第3の位置決め穴143Aに、
第1の位置決め部材145乃至第3の位置決め部材14
7の第1の位置決め突部145A乃至第3の位置決め突
部147Aがそれぞれ挿通されることによって位置決め
される。
【0040】また、上下移動ベース133は、ベースプ
レート109に対して接近する下降位置で、第4の位置
決め軸144がベースプレート109に設けられた図示
しない突当面部に当接される。さらに、上下移動ベース
133には、外周部に断面略L字状のモータ停止部材1
39が、先端部がベースプレート109側に突出されて
取付けねじ140によってねじ止め固定されている。ベ
ースプレート109には、モータ停止部材139に対応
する所定位置に図示しない下降位置センサが配設されて
おり、この下降位置センサに設けられたセンサ部をモー
タ停止部材139が遮ることによって上下移動用モータ
111の回転駆動が停止される。
【0041】そして、上下移動ベース133には、ベー
スプレート109との対向面部側にローラアーム部10
8が設けられたスライドベース149がスライド移動自
在に設けられている。上述したように、上下移動機構部
105は、第1のスクリューガイド軸125及び第2の
スクリューガイド軸126に、上下移動ベース133が
第1のガイドナット134及び第2のガイドナット13
5を介してフローティング構造で支持されている。
【0042】このため、上下移動機構部105は、例え
ば第1のスクリューガイド軸125と第2のスクリュー
ガイド軸126とを組み付けた際に各軸間の平行度にズ
レが多少あったとしても、上述したフローティング構造
であるため、第1のスクリューガイド軸125と第2の
スクリューガイド軸126との軸間距離のバラツキを自
動修正することが可能となる。すなわち、上下移動ベー
ス133は、上昇位置及び下降位置とに確実に移動され
る。
【0043】また、上下移動機構部105は、上下移動
ベース133の移動に伴う移動ロスや位置ズレが低減さ
れるとともに、第1のスクリューガイド軸125及び第
2のスクリューガイド軸126と、第1のガイドナット
134及び第2のガイドナット135のネジ部が摩耗す
ることが低減される。つぎに、スライド移動機構部10
6は、図9乃至図12に示すように、概略、ローラアー
ム部108が配設されたスライドベース149と、上下
移動ベース133に設けられスライドベース149をビ
デオテープカセット1に対してスライド移動するスライ
ド移動機構160と、スライド移動されたスライドベー
ス149の位置を固定させる第1の位置保持部材167
及び第2の位置保持部材168とから構成されている。
【0044】スライドベース149は、上下移動ベース
133に重ね合わされており、主面上にローラアーム部
108が設けられている。スライドベース149には、
上下移動ベース133との摺動面側に第1のガイド軸1
63及び第2のガイド軸164がそれぞれ設けられてい
る。ところで、上下移動ベース133には、主面上に第
1のガイドスリット161及び第2のガイドスリット1
62がそれぞれ設けられている。そして、スライドベー
ス149は、第1のガイド軸163及び第2のガイド軸
164が、上下移動ベース133の第1のガイドスリッ
ト161及び第2のガイドスリット162にそれぞれ挿
通されている。すなわち、スライドベース149は、上
下移動ベース133にスライド移動自在に支持されてい
る。
【0045】スライド移動機構160は、上下移動ベー
ス133に設けられており、図9乃至図11を参照して
説明する。スライド移動機構160は、概略、スライド
移動用モータ153と、このスライド移動用モータ15
3と連結される駆動軸150と、この駆動軸150に設
けられた第1のギア171と、この第1のギア171と
噛み合わされた第2のギア172と、この第2のギア1
72に取付け軸173を介して設けられた移動用プーリ
174と、この移動用プーリ174を挟んで設けられた
第1のワイヤ部材175A及び第2のワイヤ部材175
Bとから構成されている。
【0046】スライド移動用モータ153は、スライド
ベース149と対向するベースプレート109に配設さ
れている。このスライド移動用モータ153には、回転
軸153Aの先端部に連結部材152が設けられてい
る。この連結部材152には、略十字状の連結溝が凹設
されている。駆動軸150には、下端部に穿設された取
付け穴150Aに、連結ピン151が挿通されて設けら
れている。駆動軸150は、下端部に設けられた連結ピ
ン151が、スライド移動用モータ153に設けられた
連結部材152の連結溝に係合することによって、スラ
イド移動用モータ153と連結される。
【0047】第1のギア171は、駆動軸150の上端
部に設けられており、この第1のギア171と噛み合わ
された第2のギア172が設けられている。この第2の
ギア172は、支軸176によって回動自在に支持され
ている。第2のギア172には、主面に略C字状の開口
部172Aが設けられており、この開口部172Aの側
端部に、円弧状の第1の検出用突片172B及び第2の
検出用突片172Cが主面と平行にそれぞれ一体に突出
形成されている。
【0048】また、第2のギア172には、開口部17
2Aを閉塞するセンサ支持部材177が支軸176に固
定されて設けられている。このセンサ支持部材177に
は、第2のギア172の開口部172Aに臨む面部の所
定位置に、第1の位置センサ178A及び第2の位置セ
ンサ178Bがそれぞれ設けられている。これら第1の
位置センサ178A及び第2の位置センサ178Bに
は、第2のギア172の第1の検出用突片172B及び
第2の検出用突片172Cと対応する検出溝がそれぞれ
凹設されており、図示しない接続配線によってスライド
移動用モータ153と接続されている。
【0049】さらに、第2のギア172には、上下移動
ベース133に対向する面部側の外周縁部に、取付け軸
173が突出して設けられており、この取付け軸173
に移動用プーリ174が設けられている。この移動用プ
ーリ174には、外周部に沿って溝部が凹設されてお
り、またこの移動用プーリ174を挟んで弾性変形可能
な第1のワイヤ部材175A及び第2のワイヤ部材17
5Bが互いに平行にそれぞれ設けられている。これら第
1のワイヤ部材175A及び第2のワイヤ部材175B
は、両端部が後述する第1の位置保持部材167及び第
2の位置保持部材168に支持されている。
【0050】そして、スライド移動機構160は、ケー
ス部材179によって覆われている。このケース部材1
79は、上下移動ベース133に端部が取付けネジ18
0A、180B、180Cによってそれぞれネジ止め固
定されている。また、スライドベース149には、第1
のガイド軸163及び第2のガイド軸164が立設さ
れ、これらガイド軸163、164には、第1のプーリ
165及び第2のプーリ166がそれぞれ設けられてい
る。これら第1のプーリ165及び第2のプーリ166
には、第1の位置保持部材167及び第2の位置保持部
材168がそれぞれ設けられている。
【0051】これら第1の位置保持部材167及び第2
の位置保持部材168は、例えばプラスチック等を材料
として略T字状に形成されており、各端部に第1の圧接
部材169A乃至第3の圧接部材169C及び第4の圧
接部材169D乃至第6の圧接部材169Fがそれぞれ
設けられている。これら第1の圧接部材169A乃至第
6の圧接部材169Fは、図12に示すように、本体部
169Lと、この本体部169Lに収納されるコイルバ
ネ169Mと、このコイルバネ169Mの一端部に設け
られた鋼球169Nとから構成されている。
【0052】本体部169Lは、開口部169Pを有す
る略有底筒状に形成されており、開口部169Pにコイ
ルバネ169Mが収納されている。コイルバネ169M
は、一端部が開口部の底面部に当接して設けられてい
る。鋼球169Nは、本体部169Lの開口端部側にコ
イルバネ169Mの一端部に当接して開口部に収納され
ている。
【0053】したがって、第1の圧接部材169A乃至
第6の圧接部材169Fは、上下移動ベース133の主
面に各々の鋼球169Nが当接されて、開口部側に押し
込まれる。第1の圧接部材169A乃至第6の圧接部材
169Fは、鋼球169Nが押し込まれることによっ
て、コイルバネ169Mが弾性変形されることによる弾
性力が負荷される。このため、上下移動ベース133
は、第1の圧接部材169A乃至第6の圧接部材169
Fの各々の鋼球169Nによって圧接力を受ける。
【0054】すなわち、上下移動ベース133は、第1
の圧接部材169A乃至第6の圧接部材169Fによっ
て圧接力を受けるため、スライドベース149との摺動
面に空気層が生じることが確実に防止されている。した
がって、スライドベース149は、上下移動ベース13
3に対して良好なスライド移動が確保されている。上述
したように、スライド移動機構部106は、第1の位置
保持部材167及び第2の位置保持部材168に両端部
がそれぞれ支持された第1のワイヤ部材175A及び第
2のワイヤ部材175Bが設けられることによって、ス
ライド移動されたスライドベース149にこれら第1の
ワイヤ部材175A及び第2のワイヤ部材175Bの弾
性力が付与される。
【0055】このため、スライド移動機構部106は、
第1のワイヤ部材175A及び第2のワイヤ部材175
Bの弾性力によって、スライド移動されたスライドベー
ス149を確実に固定することができる。ローラアーム
移動機構部107は、図13乃至図15に示すように、
概略、スライドベース149に設けられローラアーム2
14を移動するローラアーム移動機構192と、ローラ
アーム移動機構192を制御する回路基板202と、こ
の回路基板202に接続された圧接力センサ193及び
過負荷センサ194とから構成されている。
【0056】ローラアーム移動機構192は、概略、ロ
ーラアーム移動用モータ182と、このローラアーム移
動用モータ182の回転軸182Aと連結された駆動軸
185と、この駆動軸185に設けられたウオームギア
187と、このウオームギア187と噛み合わされた第
1のギア196と、この第1のギア196の支軸195
に設けられた第2のギア197と、この第2のギア19
7と噛み合わされた第3のギア199と、この第3のギ
ア199の支軸198に設けられた第4のギア200
と、ローラアームに設けられ第4のギア200と噛み合
わされたギア部201とから構成されている。
【0057】ローラアーム移動用モータ182は、スラ
イドベース149に取付けネジ191Aによってネジ止
め固定された機構支持部材190に、取付けネジ190
B、190Cによってネジ止め固定されている。このロ
ーラアーム移動用モータ182には、回転軸182Aの
先端部に第1の連結部材183が設けられている。第1
の連結部材183は、第2の連結部材184と連結され
ており、この第2の連結部材184を介して駆動軸18
5の一端部と連結されている。この駆動軸185には、
他端部側にウオームギア187が設けられており、他端
部が機構支持部材190に設けられた駆動軸支持部19
0Aに回転自在に支持されている。
【0058】ウオームギア187は、第1のギア196
と噛み合わされている。第1のギア196は、スライド
ベース149に回転自在に支持された第1の支軸195
の中途部に設けられており、この第1の支軸195の先
端部に第2のギア197が設けられている。第2のギア
197は、第3のギア199と噛み合わされている。第
3のギア199は、スライドベース149に回転自在に
支持された第2の支軸198の先端部に設けられてお
り、この第2の支軸198の中途部に第4のギア200
が設けられている。
【0059】ところで、後述するローラアーム部108
が備えるローラアーム214には、一側面部に沿ってギ
ア部201が設けられており、このギア部201と第4
のギア200が噛み合わされている。また、このローラ
アーム214には、基端部にスライド移動された際に脱
落を防止する抜け止め板204が設けられている。回路
基板202は、スライドベース149の外周部に取付け
ネジ203A、203Bによってネジ止め固定されてい
る。この回路基板202は、接続配線によって圧接力セ
ンサ193及び過負荷センサ194とそれぞれ接続され
ており、またローラアーム移動用モータ182と接続さ
れている。
【0060】これら圧接力センサ193及び過負荷セン
サ194は、基端部がスライドベース149にネジ止め
固定されており、先端部に検出スリットがそれぞれ凹設
されている。そして、駆動軸185には、圧接力センサ
193及び過負荷センサ194と対応する位置に、圧接
力検出部材188及び過負荷検出部材189がそれぞれ
設けられている。
【0061】圧接力検出部材188は、略有底筒状に形
成されて外周部の複数箇所にスリットが切り欠かれてい
る。この圧接力検出部材188は、外周部が圧接力セン
サ193に設けられた検出スリットに挿通された状態で
駆動軸185に固定されている。そして、圧接力センサ
193は、駆動軸185が回転駆動することにより圧接
力検出部材188の外周部が検出スリットを遮ることに
よって、駆動軸185の回転数を検出する。圧接力セン
サ193は、検出した駆動軸185の回転数に基づいて
ローラアーム移動用モータ182の回転数を制御する。
したがって、圧接力センサ193は、ローラアーム移動
用モータ182の回転数を制御することによって、ロー
ラアーム214の移動量を適宜調整する。すなわち、圧
接力センサ193は、ローラアーム214が供給側リー
ル3に巻き取られた磁気テープ4に圧接される際、供給
側リール3に巻き取られた磁気テープ4の巻き径の増加
に応じて、ローラアーム214を適切に移動させること
によって、磁気テープ4に対するローラアーム214の
圧接力を常に一定に保っている。
【0062】過負荷検出部材189は、略有底筒状に形
成されており、外周部が過負荷センサ194の検出スリ
ットに対応する状態で、駆動軸185にスライド移動自
在に支持されている。また、駆動軸185には、圧接力
検出部材188と過負荷検出部材189との間にコイル
バネ186が設けられており、このコイルバネ186の
両端部が圧接力検出部材188及び過負荷検出部材18
9にそれぞれ当接している。
【0063】したがって、過負荷検出部材189には、
圧接力検出部材188が駆動軸185に固定されている
ため、コイルバネ186の弾性力によって過負荷センサ
194の検出スリットから退避している。そして、過負
荷検出部材189は、磁気テープ4に対して圧接された
ローラアーム214の圧接力に過負荷が生じた際、第1
のギア196乃至第4のギア200を介してウオームギ
ア187がスライド移動されて、このウオームギア18
7によって過負荷センサ194側にスライド移動され
る。
【0064】過負荷検出部材189は、スライド移動さ
れることによって、外周部が過負荷センサ194の検出
スリットに挿通される。このため、過負荷センサ194
は、ローラアーム214に生じた過負荷を検出して、ロ
ーラアーム移動用モータ182の回転駆動を直ちに停止
させる。上述したように、ローラアーム移動機構部10
7は、ローラアーム214の一側面部にギア部201が
設けられたことによって、このローラアーム214の移
動量を正確に調整することが可能である。このため、ロ
ーラアーム移動機構部107は、供給側リール3に巻き
取られた磁気テープ4の巻き径の変化量に応じてローラ
アーム214を高精度に移動する。したがって、ローラ
アーム214は、ビデオテープカセット1の供給側リー
ル3に巻き取られた磁気テープ4に対して常に一定の圧
接力で圧接される。
【0065】また、ローラアーム移動機構部107は、
圧接力センサ193及び圧接力検出部材184が設けら
れたことによって、ローラアーム移動用モータ182の
回転数を検出する。そして、ローラアーム移動機構部1
07は、ローラアーム移動用モータ182の回転数を検
出することによって、磁気テープ4に対するタッチロー
ラ214の圧接力を検出することが可能である。すなわ
ち、圧接力センサ193は、供給側リール3に巻き取ら
れた磁気テープ4の巻き径の変化量に応じてローラアー
ム214の移動量を適宜制御することによって、磁気テ
ープ4に対してローラアーム214を一定の圧接力で圧
接させる。
【0066】さらに、ローラアーム移動機構部107
は、過負荷センサ194及び過負荷検出部材189が設
けられたことによって、供給側リール3に圧接されてい
るローラアーム214に過負荷が生じた際、ローラアー
ム移動用モータ182の回転駆動を即座に停止する。こ
のため、ローラアーム移動機構部107は、磁気テープ
4を圧接されたローラアーム214に生じた過負荷によ
って磁気テープ4が破損することを確実に防止する。
【0067】したがって、ローラアーム移動機構部10
7は、供給側リール3に巻き取られた磁気テープ4間に
発生する空気層を確実に除去するとともに、ローラアー
ム214の圧接力によって磁気テープ4が破損すること
を確実に防止することができる。ローラアーム部108
は、図16乃至図19に示すように、概略、スライドベ
ース149に設けられたローラアーム支持部材205
と、このローラアーム支持部材205にそれぞれ設けら
れた第1の軸受213A乃至第8の軸受213Hと、こ
れら第1の軸受213A乃至第8の軸受213Hにスラ
イド移動自在に支持されたローラアーム214と、この
ローラアーム214の一端部に回転自在に支持されたタ
ッチローラ219とから構成されている。
【0068】ローラアーム支持部材205は、ローラア
ーム214の内周側に位置してスライドベース149に
配設される第1のローラアーム支持部材205Aと、ロ
ーラアーム214の外周側に位置してスライドベース1
49配設される第2のローラアーム支持部材205Bと
から構成されている。第1のローラアーム支持部材20
5Aは、断面略コ字状に形成されており、底面部がスラ
イドベース149に取付けネジ208によってネジ止め
固定されている。また、第1のローラアーム支持部材2
05Aには、底面部に位置調整スリット222が設けら
れており、この位置調整スリット222にスライドベー
ス149に立設されたガイドピン223が挿通されてい
る。
【0069】そして、第1のローラアーム支持部材20
5Aには、後述するローラアーム214に臨む面部に互
いに直交する傾斜部220A、220Bがそれぞれ設け
られている。第1のローラアーム支持部材205Aに
は、傾斜部220A、220Bの一端部に第1の軸受取
付け穴211A及び第2の軸受取付け穴211Bが、各
々の軸線を互いに直交してそれぞれ穿設されている。
【0070】また、第1のローラアーム支持部材205
Aには、傾斜部220A、220Bの他端部に、第3の
軸受取付け穴211C及び第4の軸受取付け穴211D
が、各々の軸線を互いに直交してそれぞれ穿設されてい
る。上述した第1の軸受取付け穴211A及び第3の軸
受取付け穴211Cは、第1のローラアーム支持部材2
05Aの傾斜部220Aに、ローラアーム214の曲率
中心Rを中心とする円周上に位置してそれぞれ穿設され
ている。さらに、上述した第2の軸受取付け穴211B
及び第4の軸受取付け穴211Dは、第1のローラアー
ム支持部材205Aの傾斜部220Bに、ローラアーム
214の曲率中心Rを中心とする円周上に位置してそれ
ぞれ穿設されている。
【0071】第1のローラアーム支持部材205Aに
は、第1の軸受取付け穴211A乃至第4の軸受取付け
穴211Dに、第1の軸受支軸212A乃至第4の軸受
支軸212Dがそれぞれ設けられている。そして、これ
ら第1の軸受支軸212A乃至第4の軸受支軸212D
には、第1のワッシャ221A乃至第4のワッシャ22
1Dがそれぞれ挿通されており、また第1の軸受213
A乃至第4の軸受213Dがそれぞれ回動自在に支持さ
れている。
【0072】第2のローラアーム支持部材205Bは、
弾性変形可能な断面L字状の圧接部材207を介してス
ライドベース149に設けられている。第2のローラア
ーム支持部材205Bは、圧接部材207の一端部に取
付けネジ209A、209Bによってネジ止め固定され
ており、この圧接部材207の他端部がスライドベース
149に取付けネジ210A、210Bによってネジ止
め固定されている。
【0073】そして、第2のローラアーム支持部材20
5Bには、後述するローラアーム214に臨む面部に互
いに直交する傾斜部206A、206Bがそれぞれ設け
られている。第2のローラアーム支持部材205Bに
は、傾斜部206A、206Bの一端部に第5の軸受取
付け穴211E及び第6の軸受取付け穴211Fが、各
々の軸線を互いに直交してそれぞれ穿設されている。
【0074】また、第2のローラアーム支持部材205
Bには、傾斜部206A、206Bの他端部に、第7の
軸受取付け穴211G及び第8の軸受取付け穴211H
が、各々の軸線を互いに直交してそれぞれ穿設されてい
る。上述した第5の軸受取付け穴211E及び第7の軸
受取付け穴211Gは、第2のローラアーム支持部材2
05Gの傾斜部206Aに、ローラアーム214の曲率
中心Rを中心とする円周上に位置してそれぞれ穿設され
ている。さらに、上述した第6の軸受取付け穴211F
及び第8の軸受取付け穴211Hは、第2のローラアー
ム支持部材205Bの傾斜部206Bに、ローラアーム
214の曲率中心Rを中心とする円周上に位置してそれ
ぞれ穿設されている。
【0075】第2のローラアーム支持部材205Bに
は、第5の軸受取付け穴211E乃至第8の軸受取付け
穴211Hに、第5の軸受支軸212E乃至第4の軸受
支軸212Hがそれぞれ設けられている。そして、これ
ら第5の軸受支軸212E乃至第8の軸受支軸212H
には、第5のワッシャ221E乃至第8のワッシャ22
1Hがそれぞれ挿通されており、また第5の軸受213
E乃至第8の軸受213Hがそれぞれ回動自在に支持さ
れている。
【0076】第2のローラアーム支持部材205Bを支
持する圧接部材207には、底面部に位置調整スリット
224が設けられており、この位置調整スリット224
にスライドベース149に立設されたガイドピン225
が挿通されている。そして、この圧接部材207は、第
2のローラアーム支持部材205Bをローラアーム21
4に圧接する圧接力を付与している。
【0077】ローラアーム214は、図18に示すよう
に、曲率中心Rを中心とする円弧状に形成されており、
内周側の側面部に互いに直行する第1の摺動面214A
及び第2の摺動面214Bがそれぞれ一体に設けられて
いる。また、ローラアーム214には、外周側の側面部
に互いに直行する第3の摺動面214C及び第3の摺動
面214Dがそれぞれ一体に設けられている。
【0078】そして、このローラアーム214は、第1
のローラアーム支持部材205A及び第2のローラアー
ム支持部材205Bにそれぞれ設けられた第1の軸受2
13A乃至第8の軸受213Hに、第1の摺動面214
A乃至第4の摺動面214Dがスライド移動自在にそれ
ぞれ支持されている。さらに、ローラアーム214に
は、内周側に沿って、上述したローラアーム移動機構部
107の第4のギア200と噛み合わされるギア部20
1が設けられている。ローラアーム214は、一端部に
設けられた支軸226を介してタッチローラ219を回
転自在に支持している。
【0079】上述したように、ローラアーム部108
は、曲率中心Rを中心とする円弧状に形成されたローラ
アーム214が設けられることによって、供給側リール
3に巻き取られた磁気テープ4に付与される圧接力の力
線が、供給側リール3の回転中心を通過する方向とな
る。このため、ローラアーム214は、供給側リール3
に巻き取られた磁気テープ4に生じる巻き締まり、巻き
緩み等の悪影響を低減させて、磁気テープ4の巻き取り
状態を向上させる。
【0080】また、ローラアーム214は、円弧状に形
成されたことによって、供給側リール3に巻き取られた
磁気テープ4を圧接する際、ビデオテープカセット1の
内部に設けられた端部側テープガイドと内方側テープガ
イドとの間の距離を最大限に利用すること可能であると
ともに、移動距離を少なくすることができる。このた
め、磁気テープ4の走行経路は、ローディング装置50
によって引き出される面積を小さくすることができる。
したがって、ローラアーム214は、テープカセットの
磁気テープ整巻装置101及びテープ評価装置100全
体を小型化させることができる。
【0081】また、実施例テープカセットの磁気テープ
整巻装置101においては、ローラアーム部108にロ
ーラアーム214を採用したが、図20に示すローラア
ーム215に差し替えても良い。このローラアーム21
5は、ローラアーム214と同様に曲率中心Rを中心と
する円弧状に形成されており、内周側の側面部に断面円
弧状の第1の摺動面215A及び第2の摺動面215B
がそれぞれ一体に設けられている。また、ローラアーム
215には、外周側の側面部に断面円弧状の第3の摺動
面215C及び第3の摺動面215Dがそれぞれ一体に
設けられている。
【0082】そして、このローラアーム215は、第1
のローラアーム支持部材205A及び第2のローラアー
ム支持部材205Bにそれぞれ設けられた第1の軸受2
13A乃至第8の軸受213Hに、第1の摺動面215
A乃至第4の摺動面215Dが点接触の状態でスライド
移動自在にそれぞれ支持されている。さらに、ローラア
ーム215には、内周側に沿って、上述したローラアー
ム移動機構部107の第4のギア200と噛み合わされ
るギア部228が設けられている。また、ローラアーム
215は、一端部に設けられた支軸226を介してタッ
チローラ219を回転自在に支持している。
【0083】ローラアーム部108は、ローラアーム2
15を採用することによって、このローラアーム215
が点接触の状態で第1のローラアーム支持部材205A
及び第2のローラアーム支持部材205Bに支持され
る。このため、ローラアーム215は、スライド移動に
伴う第1の摺動面215A乃至第4の摺動面215Dの
滑りが低減されて、移動動作の信頼性が向上される。ま
た、ローラアーム215は、第1の摺動面215A乃至
第4の摺動面215D及び第1の軸受213A乃至第8
の軸受213Hの摩耗をそれぞれ防止することができ
る。
【0084】また、実施例テープカセットの磁気テープ
整巻装置101においては、ローラアーム部108にロ
ーラアーム214を採用したが、図21に示すローラア
ーム216に差し替えても良い。このローラアーム21
6は、ローラアーム214と同様に曲率中心Rを中心と
する円弧状に形成されており、内周側の側面部に断面略
矩形状の第1の摺動突部216Aが一体に突出して設け
られている。そして、この第1の摺動突部216Aは、
先端部のコーナ部が、第1の摺動部216C及び第2の
摺動部216Dをそれぞれ構成している。
【0085】また、ローラアーム216には、外周側の
側面部に断面矩形状の第2の摺動突部216Bが一体に
突出して設けられている。そして、この第2の摺動突部
216Bは、先端部のコーナ部が、第3の摺動部216
E及び第4の摺動部216Fをそれぞれ構成している。
このローラアーム216は、第1のローラアーム支持部
材205A及び第2のローラアーム支持部材205Bに
それぞれ設けられた第1の軸受213A乃至第8の軸受
213Hに、第1の摺動面216C乃至第4の摺動面2
16Fが点接触の状態でスライド移動自在にそれぞれ支
持されている。
【0086】さらに、ローラアーム216には、内周側
に沿って、上述したローラアーム移動機構部107の第
4のギア200と噛み合わされるギア部229が設けら
れている。また、ローラアーム216は、一端部に設け
られた支軸226を介してタッチローラ219を回転自
在に支持している。ローラアーム部108は、ローラア
ーム216を採用することによって、このローラアーム
216が点接触の状態で第1のローラアーム支持部材2
05A及び第2のローラアーム支持部材205Bに支持
される。このため、ローラアーム216は、スライド移
動に伴う第1の摺動面216A乃至第4の摺動面216
Dの滑りが低減されて、移動動作の信頼性が向上され
る。また、ローラアーム216は、第1の摺動面216
A乃至第4の摺動面216D及び第1の軸受213A乃
至第8の軸受213Hの摩耗をそれぞれ防止することが
できる。
【0087】タッチローラ219は、図22に示すよう
に、例えばゴム等の樹脂材料によって略円柱状に形成さ
れており、ローラアーム214の支軸226に回転自在
に支持される支持穴219Aが穿設されている。また、
タッチローラ219には、外周部に断面円弧状のテープ
圧接面部219Bが膨出して形成されている。このタッ
チローラ219は、外周部のテープ圧接面部219Bの
中央部の直径寸法A1が両端部の直径寸法A2と比較し
て大きく、外周部のテープ圧接面部219Bが両端部か
ら中央部に向かって次第に直径寸法が大きくなる断面円
弧状に形成されている。
【0088】上述したように、タッチローラ219は、
テープ圧接面部219Bの中央部が膨出した断面円弧状
に形成することによって、図24に示すような圧接力が
発生する。すなわち、タッチローラ219は、供給側リ
ール3に巻き取られる磁気テープ4を圧接する際、磁気
テープ4に負荷される圧接力が徐々に大きくなり、圧接
力に急激な変化が生じない。
【0089】このため、タッチローラ219は、圧接し
た磁気テープ4に圧接痕が発生することを防止する。ま
た、タッチローラ219は、供給側リール3に巻き取ら
れた磁気テープ4間に発生する空気の層を確実に除去す
ることができ、磁気テープ4の整巻き状態を向上させ
る。また、実施例テープカセットの磁気テープ整巻装置
101においては、ローラアーム部108にタッチロー
ラが採用されているが、図23に示すタッチローラ23
0に差し替えても良い。
【0090】タッチローラ230は、例えばゴム等の樹
脂材料によって略円柱状に形成されており、ローラアー
ム214の支軸226に回転自在に支持される支持穴2
30Aが穿設されている。また、このタッチローラ23
0には、外周部に回動支点穴230Aを中心軸とする螺
旋状溝230Cが凹設されたテープ圧接面部230Bが
設けられている。
【0091】上述したように、タッチローラ230は、
外周部のテープ圧接面部230Bに螺旋状溝230Cが
凹設されることによって、供給側リール3に巻き取られ
る磁気テープ4を圧接する際、磁気テープ4に負荷され
る圧接力が徐々に大きくなり、圧接力の大小が一箇所に
集中しない。このため、タッチローラ230は、圧接し
た磁気テープ4に圧接痕が発生することを防止する。ま
た、タッチローラ230は、供給側リール3に巻き取ら
れた磁気テープ4間に発生する空気の層を確実に除去す
ることができ、磁気テープ4の整巻き状態を向上させ
る。
【0092】上述したように、ローラアーム部108
は、ローラアーム214をスライド移動自在に支持する
ローラアーム支持部材205が、第1のローラアーム支
持部材205Aと第2のローラアーム支持部材205B
とに2分割されることによって、円弧状のローラアーム
214の寸法公差による断面形状の変化や環境温度によ
る形状の膨張、収縮のために、このローラアーム214
がスライド移動する際に発生する振れや誤差を容易に修
正することができる。
【0093】また、ローラアーム部108は、第2のロ
ーラアーム支持部材205Bを支持する圧接部材207
が設けられることにより、この圧接部材207が第2の
ローラアーム支持部材205Bに圧接力を付与する。す
なわち、圧接部材207は、ローラアーム214の長手
方向に直交する方向に所定の圧接力を付与することによ
り、ローラアーム214を支持する第1の軸受213A
乃至第8の軸受213Hに圧接力があらかじめ付与され
るため、ローラアーム214の移動動作の安定性を向上
させる。したがって、ローラアーム部108は、高精度
な軸受を用いることが不要となり、製造コストを低減さ
せる。
【0094】以上のように構成されたテープカセットの
磁気テープ整巻装置101において、上下移動機構部1
05とスライド移動機構部106及びローラアーム移動
機構部107の動作についてそれぞれ説明する。まず、
上下移動機構部105は、ベースプレート109に対し
て退避した上昇位置が待機位置であり、磁気テープ4が
引き出されて磁気テープ4の走行経路が構成された後、
上下移動ベース133を下降位置に移動するために上下
移動用モータ111が回転駆動される。
【0095】上下移動用モータ111は、回転駆動され
ることによって、回転軸111Aに設けられた第1の連
結部材112が回転駆動される。第1の連結部材112
は、回転駆動されることによって、第2の連結部材11
3を回転駆動させる。第2の連結部材113は、回転駆
動されることによって、回転軸114を回転駆動する。
【0096】回転軸114は、回転駆動することによっ
てウオームギア115を回転駆動させる。ウオームギア
115は、回転駆動することによってウオームホイール
120を回転駆動させる。ウオームホイール120は、
回転駆動することによって駆動軸122を回転駆動させ
る。駆動軸122は、回転駆動することによって、上端
部に設けられたプーリ124を介して、タイミングベル
ト123を回転移動させる。タイミングベルト123
は、回転移動することによって、第1のスクリューガイ
ド軸125及び第2のスクリューガイド軸126をプー
リ127、128をそれぞれ介して回転駆動させる。
【0097】第1のスクリューガイド軸125及び第2
のスクリューガイド軸126は、回転駆動されることに
よって、第1のガイドナット134及び第2のガイドナ
ット135を回転移動させる。第1のガイドナット13
4及び第2のガイドナット135は、回転移動すること
によって、これら第1のガイドナット134及び第2の
ガイドナット135が固定された上下移動ベース133
をガイド軸129に沿って下降位置に移動させる。
【0098】上下移動ベース133は、下降位置に移動
することに伴い、外周部に設けられたモータ停止部材1
39が図示しない下降位置センサのセンサ部を遮る。下
降位置センサは、上下移動ベース133に設けられたモ
ータ停止部材139がセンサ部を遮ることによって、上
下移動用モータ111の回転駆動が停止される。このた
め、上下移動ベース133は、移動が停止されるととも
に、この上下移動ベース133に設けられた第1の位置
決め軸141乃至第3の位置決め軸143が第1の位置
決め部材145乃至第3の位置決め部材147に当接す
る。
【0099】第1の位置決め軸141乃至第3の位置決
め軸143は、第1の位置決め部材145乃至第3の位
置決め部材147に当接することによって、第1の位置
決め穴141A乃至第3の位置決め穴143Aに第1の
位置決め突部145A乃至第3の位置決め突部147A
がそれぞれ挿通される。したがって、上下移動ベース1
33は、第1の位置決め穴141A乃至第3の位置決め
軸143Aに第1の位置決め突部145A乃至第3の位
置決め突部147Aがそれぞれ挿通されることによっ
て、下降位置が確実に位置決めされる。
【0100】また、上下移動ベース133は、下降位置
に移動することによって、第4の位置決め軸144がベ
ースプレート109に設けられた図示しない突当面に当
接する。このため、上下移動ベース133は、下降位置
が確実に位置決めされるすなわち、上下移動ベース13
3は、下降位置に移動することによって、この上下移動
ベース133に重ね合わされたスライドベース149に
設けられたローラアーム部108が、供給側リール3に
巻き取られた磁気テープ4に対応する位置に移動され
る。
【0101】つぎに、スライド移動機構部106は、図
10に示すように、スライドベース149がMカセット
1Aに対応する第1の位置が基準位置である。このスラ
イド移動機構部106は、Lカセット1Bに対応するた
めに、スライドベース149を第1の位置からLカセッ
ト1Bに接近する第2の位置に移動させる。スライド移
動機構部106は、上述した上下移動機構部105によ
り上下移動ベース133が下降位置に移動することによ
って、上下移動ベース133に設けられた駆動軸150
の連結ピン151が、スライド移動用モータ153の連
結部材152の連結溝152Aに係合され連結される。
【0102】そして、スライド移動機構部106は、ス
ライド移動用モータ153を回転駆動させることによっ
て、連結部材152を回転駆動させる。連結部材152
は、回転駆動することによって、スライド移動機構16
0の駆動軸150を回転駆動させる。駆動軸150は、
回転駆動することによって、上端部に設けられた第1の
ギア171を回転駆動させる。第1のギア171は、回
転駆動することによって、第2のギア172を回転駆動
させる。第2のギア172は、回転駆動することによっ
て、移動用プーリ174を回転移動させる。
【0103】移動用プーリ174は、回転移動すること
に伴って、溝部が第1のワイヤ部材175A及び第2の
ワイヤ部材175Bに当接して、これら第1のワイヤ部
材175A及び第2のワイヤ部材175Bを移動させ
る。第1のワイヤ部材175A及び第2のワイヤ部材1
75Bは、移動することによって、両端部に設けられた
第1の位置保持部材167及び第2の位置保持部材16
8を移動させる。
【0104】第1の位置保持部材167及び第2の位置
保持部材168は、移動することによって、第1のガイ
ド軸163及び第2のガイド軸164を移動させる。そ
して、スライドベース149は、第1のガイド軸163
及び第2のガイド軸164が、第1のガイドスリット1
61及び第2のガイドスリット162に沿って移動する
ことによって、図10に示すLカセット1Bに対応する
第2の位置に移動される。
【0105】また、第2のギア172は、回転移動され
ることによって、開口部172Aに設けられた第1の検
出用突片172Bが、第1の位置センサ178Aに凹設
された溝部に挿通される。このため、第1の位置センサ
178Aは、スライド移動用モータ153の回転駆動を
停止する。さらに、移動用プーリ174は、スライドベ
ース149が第2の位置に移動した状態で、溝部に第2
のワイヤ部材175Bに設けられた係合部と係合され
る。そして、第2の位置にスライド移動されたスライド
ベース149は、第1の位置保持部材167及び第2の
位置保持部材168に、第1のワイヤ部材175Aの弾
性力が付与されるため、位置ズレすることなく確実に固
定される。
【0106】ローラアーム移動機構部107は、供給側
リール3に巻き取られた磁気テープ4に対してローラア
ーム214を圧接する際、ローラアーム移動用モータ1
82を回転駆動する。ローラアーム移動用モータ182
は、回転駆動することによって回転軸182Aを回転駆
動して第1の連結部材183を回転駆動させる。第1の
連結部材183は、回転駆動することによって第2の連
結部材184を回転駆動する。第2の連結部材184
は、回転駆動することによって駆動軸185を回転駆動
させる。駆動軸185は、回転駆動することによってウ
オームギア187を回転駆動させる。
【0107】ウオームギア187は、回転駆動すること
によって第1のギア196を回転駆動させる。第1のギ
ア196は、回転駆動することによって、この第1のギ
ア196が設けられた第1の支軸195を回転駆動させ
る。第1の支軸195は、回転駆動することによって、
この第1の支軸195の先端部に設けられた第2のギア
196を回転駆動させる。
【0108】第2のギア196は、回転駆動することに
よって第3のギア199を回転駆動する。第3のギア1
99は、回転駆動することによって、この第3のギア1
99が設けられた第2の支軸198を回転駆動させる。
第2の支軸198は、回転駆動することによって、この
第2の支軸198の中途部に設けられた第4のギア20
0を回転駆動させる。
【0109】第4のギア200は、回転駆動することに
よって、この第4のギア200と噛み合わされたギア部
201が設けられたローラアーム214を移動させる。
すなわち、ローラアーム214は、ローラアーム移動用
モータ182が回転駆動することによって、ウオームギ
ア187及び第1のギア196乃至第4のギア200を
介して移動される。
【0110】なお、本実施例に係るテープカセットの磁
気テープ整巻装置101は、上述したローラアーム21
4、215、216及びタッチローラ219、230を
いずれも入れ換えて採用しても良い。
【0111】
【発明の効果】上述したように本発明に係るテープカセ
ットの磁気テープ整巻装置によれば、円弧状のローラア
ームが設けられたことによって、テープリールに巻き取
られた磁気テープの整巻きを確実かつ良好に行うことが
できる。また、このテープカセットの磁気テープ整巻装
置によれば、ローラアームの移動距離が少なくなるた
め、装置全体を小型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例テープカセットの磁気テー
プ整巻装置が採用されたテープ評価装置を示す平面図で
ある。
【図2】同テープ評価装置のローディング装置を示す平
面図である。
【図3】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
する上下移動機構部を示す平面図である。
【図4】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
する上下移動機構部の上昇位置を説明するために示す部
分断面側面図である。
【図5】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
する上下移動機構部の下降位置を説明するために示す部
分断面側面図である。
【図6】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
する上下移動機構部が支持される状態を説明するために
示す平面図である。
【図7】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
する上下移動機構部を説明するために示す平面図であ
る。
【図8】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
する上下移動機構部を説明するために示す縦断面図であ
る。
【図9】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構成
するスライド移動機構部を示す平面図である。
【図10】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するスライド移動機構部を示す平面図である。
【図11】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するスライド移動機構部を示す縦断面図である。
【図12】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するスライド移動機構部の圧接部材を説明するために
示す縦断面図である。
【図13】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム移動機構部を示す透視平面図であ
る。
【図14】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム移動機構部を示す透視平面図であ
る。
【図15】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム移動機構部を示す透視側面図であ
る。
【図16】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部を示す平面図である。
【図17】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部を示す平面図である。
【図18】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部を示す平面図である。
【図19】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部を示す縦断面図である。
【図20】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部を示す縦断面図である。
【図21】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部を示す縦断面図である。
【図22】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部のタッチローラを示す側面図であ
る。
【図23】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部のタッチローラを示す側面図であ
る。
【図24】同テープカセットの磁気テープ整巻装置を構
成するローラアーム部のタッチローラを説明するために
示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 ビデオテープカセット 100 テープ評価装置 101 テープカセットの磁気テープ整巻装置 105 上下移動機構部 106 スライド移動機構部 107 ローラアーム移動機構部 108 ローラアーム部 133 上下移動ベース 149 スライドベース 188 圧接力検出部材 189 過負荷検出部材 193 圧接力センサ 194 過負荷センサ 205 ローラアーム支持部材 215 ローラアーム 219 タッチローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットから引き出された磁気テ
    ープの走行経路の内周部側に位置するとともにテープリ
    ール間の略中央部に配設され、磁気テープをテープリー
    ルの外周部に整えた状態で巻き取らせる磁気テープ整巻
    装置において、 磁気テープに対して幅方向に圧接してこの磁気テープを
    テープリールの外周部に一定の圧接力を付与して巻き取
    らせるタッチローラと、 このタッチローラを一端部に回動自在に支持するととも
    に、タッチローラをテープカセットの内部に臨ませる円
    弧状のローラアーム部材と、 テープリールに対してタッチローラが直径方向に移動す
    るようにローラアーム部材をスライド移動自在に支持す
    るローラアーム支持部材と、 このローラアーム支持部材が組み付けられたプレート
    と、 ローラアーム部材をローラアーム支持部材に沿ってスラ
    イド動作させるローラアーム駆動機構とを備え、 ローラアーム部材は、ローラアーム駆動機構によって、
    ローラアーム支持部材に沿って移動動作され、テープリ
    ールの外周部に巻き取られる磁気テープに付与する圧接
    力の力線が、テープリールの回転中心を通過することを
    特徴とする磁気テープ整巻装置。
  2. 【請求項2】 ローラアーム支持部材には、ローラアー
    ム部材の曲率中心を中心とする円周上に、ローラアーム
    をスライド移動自在に支持する軸受部材がそれぞれ回動
    自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載のテー
    プカセットの磁気テープ整巻装置。
  3. 【請求項3】 ローラアーム支持部材は、ローラアーム
    部材の内周部側を支持する第1のローラアーム支持部材
    と、ローラアーム部材の外周部側を支持する第2のロー
    ラアーム支持部材とから構成されることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のテープカセットの磁気テー
    プ整巻装置。
  4. 【請求項4】 第1のローラアーム支持部材と第2のロ
    ーラアーム支持部材との少なくともいずれか一方には、
    ローラアーム部材に圧接力を付与する弾性変形可能な圧
    接部材が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3記載のテープカセットの磁気テープ整巻装置。
  5. 【請求項5】 ローラアーム部材には、内周部側の側面
    部に沿ってギア部が設けられ、このギア部と噛み合わさ
    れたローラアーム駆動機構によってスライド移動される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のテープ
    カセットの磁気テープ整巻装置。
  6. 【請求項6】 ローラアーム部材には、両側面部に外周
    部側に膨出した断面円弧状の摺動面部が構成され、 ローラアーム部材は、摺動面部によってローラアーム支
    持部材に点接触の状態でスライド移動自在に支持される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載のテープ
    カセットの磁気テープ整巻装置。
  7. 【請求項7】 ローラアーム部材には、両側面部に断面
    矩形状の摺動凸部がそれぞれ一体に突出して設けられ、
    これらの摺動凸部の外周部側のコーナ部に第1の摺動部
    乃至第4の摺動部がそれぞれ構成され、 ローラアーム部材は、第1の摺動部乃至第4の摺動部に
    よってローラアーム支持部材に点接触の状態でスライド
    移動自在に支持されることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5に記載のテープカセットの磁気テープ整巻装置。
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