JPH08137700A - エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。 - Google Patents

エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。

Info

Publication number
JPH08137700A
JPH08137700A JP6277572A JP27757294A JPH08137700A JP H08137700 A JPH08137700 A JP H08137700A JP 6277572 A JP6277572 A JP 6277572A JP 27757294 A JP27757294 A JP 27757294A JP H08137700 A JPH08137700 A JP H08137700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
display
expert system
real
event
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6277572A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuaki Takebe
達明 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP6277572A priority Critical patent/JPH08137700A/ja
Publication of JPH08137700A publication Critical patent/JPH08137700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オフラインで図形処理する方法を、オンライ
ンでも処理することを可能にして、デバッグ対象全体を
見渡しながらリアルタイムで速やかにデバッグを実施す
る。 【構成】 リアルタイムエキスパートシステムのプログ
ラム作成を支援するオフラインユーテイリテイに含まれ
ている、知識ベースのマトリクス形定義/編集/表示手
段28とマトリクス形追跡手段29とから構成したマト
リクス形表示トレーサーと、システムに含まれているデ
ータ収集手段25との間に、交信ポートと交信プロトコ
ルを設け、オンラインでシステムのデータのマトリクス
形の表示を制御し、又、システムに含まれているデータ
収集手段25とオフラインユーテイリテイに含まれてい
る、事象定義/編集/表示手段72と事象追跡手段73
とから構成した異常診断事象定義デバッガーとの間に、
交信ポートと交信プロトコルを設け、オンラインでシス
テムのデータの表示を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として化学工業等の
生産プロセスの運転指標を求めたり、制御を改善するた
めに、プロセス制御装置に導入されるリアルタイムエキ
スパートシステムに関する。このシステムに含まれる推
論手段又はデータ収集手段とヒューマンインタフェース
を向上させるために、前記システムとオフラインユーテ
イリテイとの間のデータ交信をオンライン化することに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下の説明では請求項1に関しては
(イ)、請求項2に関しては(ロ)を付記して説明す
る。また単に事象とあるのは異常診断事象のことであ
る。リアルタイムエキスパートシステムは、コンピュー
タシステム上で推論管理手段、推論手段、データ収集手
段、知識ベース構築支援手段、ユーテイリテイウインド
ウ等から構成されておりソフトウエアプログラムにより
実現している。 (イ)しかし、推論手段の実行中に蓄積してあった知識
ベースに基づいて推論の結論が成立した場合に、知識ベ
ースに含まれるどの前提条件により成立したのかを視覚
的に逆向きに辿る手段がなかった。 (ロ)またデータ収集手段の画面を用いると収集した多
数のデータの表示や変更をすることが可能であるが、こ
の多数のデータの中から選択したデータを加工して使用
するので、データ収集画面で表示されるデータとデータ
収集手段のアルゴリズムとの関連性が無いため分かり辛
いといった問題があった。
【0003】一方、リアルタイムエキスパートシステム
の操作自体も多数の画面を扱うことになり複雑なため
に、見通しの良いデバッガを求めることが難しいと言う
問題と、オフラインで完成したプログラムをリアルタイ
ムエキスパートシステムに実行させるといった手順を必
要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述のプ
ログラム作成の手続きがオフラインの作業であるのに対
して、リアルタイムエキスパートシステムの上で画面の
操作を行って、直接プログラムのデバッグや調整まで行
えるようにする事を目的としている。詳しくは、(イ)
知識ベースによる推論を行うアルゴリズムを分かりやす
く表現して、デバッグの対象全体を見渡しながらリアル
タイムで速やかにデバッグを実施できることと、(ロ)
データ収集手段のアルゴリズムを分かりやすく表現し
て、時間を要するパラメータのチューニング等を全体の
データの流れを見渡しながらリアルタイムで速やかに実
施できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(イ)プロセス制御装置とプロセスデータの授受を行っ
て実行する電子計算機を援用したリアルタイムエキスパ
ートシステムにおいて、当該システムに含まれているデ
ータ収集手段と、当該システムのプログラムの作成を支
援するオフラインユーテイリテイに含まれている、マト
リクス形定義/編集/表示手段とマトリクス形追跡手段
とから構成したマトリクス形表示トレーサーとの間に、
交信ポートと交信プロトコルを設け、当該システム上で
マトリクス形表示トレーサーによりマトリクス形データ
の表示を制御する。 (ロ)プロセス制御装置とプロセスデータの授受を行っ
て実行する電子計算機を援用したリアルタイムエキスパ
ートシステムにおいて、当該システムに含まれているデ
ータ収集手段と、当該システムのプログラム作成を支援
するオフラインユーテイリテイに含まれている、事象定
義/編集/表示手段と事象追跡手段とから構成した事象
定義デバッガーとの間に、交信ポートと交信プロトコル
を設け、リアルタイムエキスパートシステム上で事象定
義デバッガーにより異常診断の対象となる事象の表示を
制御する。
【0006】
【作用】ワークステーションは、下記のリアルタイムエ
キスパートシステム及びオフラインユーテイリテイを内
蔵したコンピュータシステムである。リアルタイムエキ
スパートシステムは、リアルタイムでプロセスデータを
収集し、蓄積してあった知識ベースに基づいて、生産プ
ロセス等の異常診断そのたの運転指標を作成する。
【0007】オフラインユーテイリテイは、上記のリア
ルタイムエキスパートシステムのプログラム作成を支援
するツールであって、ここでは次のようなものを含む。
マトリクス形定義/編集/表示手段は、マトリクス図形
を用いて推論ルールを定義したり、編集したりする手段
である。本発明では、リアルタイムでフイールドのプロ
セスデータを表示することにより、プロセスデータに基
づく推論ルールを定義したり、手直し、編集或いはフイ
ールドデータの成立状態を表示する。
【0008】マトリクス形追跡手段は、マトリクス形定
義/編集/表示手段から、例えば或る事象名の値が0か
1かの問い合わせのようなリクエストがあると、データ
収集手段へそのリクエストを伝え、その返信をマトリク
ス形定義/編集/表示手段へ返す。マトリクス形表示ト
レーサーは、上述のマトリクス形追跡手段とマトリクス
形定義/編集/表示手段と共用メモリーから構成する。
データ収集手段を制御して推論の原点となるデータの値
を取得し表示する。
【0009】交信ポートは、計算機内の複数の終点を区
別するためにトランスポートプロトコルが使う概念であ
り、本発明ではワークステーションにあるデータ収集手
段がどのプロセスとでも情報交換できるようにすること
を意味している。交信プロトコルは、メッセージ形式の
公式な記述であり、データの形式、データの読み取り
方、対応のルール等メッセージ通信を行う二つ以上の機
器が従わなければならない規則である。本発明ではワー
クステーションのデータ収集手段が他のプロセスと情報
交換する方法を定義したものである。
【0010】事象定義/編集/表示手段は、リアルタイ
ムでフイールドのプロセスデータを表示する。また、プ
ロセスデータの収集を定義したり、手直し、編集或いは
フイールドデータの演算の成立状態を表示する。事象追
跡手段は、事象定義/編集/表示手段から、例えば、あ
るプロセス変数の値を問い合わせるといったリクエスト
があると、データ収集手段へそのリクエストを伝え、そ
の返信を事象定義/編集/表示手段へ返す。
【0011】事象定義デバッガーは、事象定義/編集/
表示手段と事象追跡手段と共用メモリーから構成する。
データ収集手段を制御して異常診断に関する事象追跡の
原点となるデータの値を取得し、データ加工の様子を表
示する。尚データ収集手段は、リアルタイムエキスパー
トシステムの一部であってプロセスからフイールドデー
タを取り込み、雑音を除いたり、時間平均をとる等のデ
ータを加工するして共用のメモリーに書き込む部分であ
る。
【0012】
【実施例】先ずプログラムの作成作業について少し説明
を加える。上述の各種の実行手段のプログラムを記述す
るためにプログラム言語をコンピュータの上で直接扱う
のは不便であるから、プログラムの作成、変更、接続の
作業を、対応するグラフィック画面上で簡単な符号や文
字の操作に置き換えて実行できるようにしたのがオフラ
インユーテイリテイである。勿論データの入力や変更の
操作も行う。
【0013】このオフラインユーテイリテイを使用し
て、知識ベースを使用する推論ルールのアルゴリズムを
マトリクス形画面を用いて分かりやすく表現し、この画
面をプログラム言語に置き換えて推論ルールのアルゴリ
ズムのプログラムをリアルタイムエキスパートシステム
上に完成させる。同様に画面上で小さい絵柄(アイコン
という)をマウスで選択して、配置し、そのアイコンの
間を線で結ぶだけで、この画面をプログラム言語に置き
換えてデータ収集プログラムを完成させる。
【0014】以下図面を用いて本発明を説明する。図1
は本発明の一実施例を示した構成図である。両発明に共
通の部分である。11はコンピュータで構成するワーク
ステーションである。マイクロプロセッサ、記憶手段、
表示手段、通信手段等を含む。本発明で説明するリアル
タイムエキスパートシステム及びオフラインユーテイリ
テイを内蔵している。外部と通信netで結ぶ事もでき
る。
【0015】12はプロセス制御装置の概略の構成を示
したものである。FCSはフイールドコントロールステ
ーションであり、プロセス側の機器と計測信号や制御信
号の授受を行う。EOPSはオペレーターステーショ
ン、ENGSはエンジニアリングステーションである。
上記のワークステーションとの間のデータの授受は高速
バス(HF−BUS)を介して行う。 (イ)以下に請求項1に関する説明をする。
【0016】図2はワークステーション内に設けた各種
の手段とその間の信号の流れを示す概念図である。交信
ポート(C−2)は、計算機内の複数の終点を区別する
ためにトランスポートプロトコルが使う概念であり、本
発明ではワークステーション11のデータ収集手段25
がどのプロセスとでも情報交換できるようにすることを
意味したものである。
【0017】交信プロトコルは、交信ポート(C−2)
に伴ったメッセージ形式の公式な記述であり、データの
形式、データの読み取り方、対応のルール等メッセージ
通信を行う二つ以上の機器が従わなければならない規則
である。23はリアルタイムエキスパートシステム側を
示し、その一部としてデータ収集手段25を含むことを
示す。データ収集手段25はプロセス制御装置(FC
S)22からプロセスデータ信号(C−1)を受けと
る。
【0018】24はマトリクス形表示トレーサーを示
す。オフラインユーテイリテイ側にあって、後述のマト
リクス形追跡手段29とマトリクス形定義/編集/表示
手段28と共用メモリーB(30)から構成する。デー
タ収集手段25を制御して推論の原点となるデータの値
を取得し、表示する。26はプロセス制御装置22のプ
ロセスデータのメモリー装置である。
【0019】27はリアルタイムエキスパートシステム
が確保できる共用メモリーAである。データ信号(C−
31、32)の授受を行う。28はマトリクス形定義/
編集/表示手段である。推論ルールを定義したり、編集し
たりする手段である。本発明では、リアルタイムでフイ
ールドのプロセスデータを表示することにより、プロセ
スデータに基づく推論ルールを定義したり、手直し、編
集或いはフイールドデータの成立状態を表示する。
【0020】例えば、渡されたデータの条件成立の組合
せにおいて、例としてプラントが異常状態なのか、正常
なのか、異常が起きそうな状態か、安定な状態か等を判
断するルールを定義する。このルールは知識ベースとし
て蓄えられる。次に説明するマトリクス形追跡手段29
との間に、交信ポート(D−2)と交信プロトコルを設
け信号(D−21、22)の授受を行う。
【0021】29はマトリクス形追跡手段である。次に
説明するマトリクス形定義/編集/表示手段28から、
例えば或る事象名の値が0か1かの問い合わせのような
リクエストがあると、データ収集手段25へそのリクエ
ストを伝え、その返信をマトリクス定義/編集/表示手
段28へ返す。リアルタイムエキスパートシステム側の
データ収集手段25との間に、交信ポートと交信プロト
コル(C−2)を設け信号(C−21/22)の授受を
行う。
【0022】30はマトリクス形追跡手段29又はマト
リクス形定義/編集/表示手段28が確保できる共用メ
モリーBである。それぞれの信号(D−1)、(D−
3)の授受を行う。次にフローチャートを用いて動作を
説明する。図3はデータ収集手段25の動作を説明する
フローチャートである。
【0023】装置が立ち上がっている状態で、マトリク
ス形定義/編集/表示手段29(図2)が変数データの
表示要求を発信すると、次のようにしてデータ収集手段
25がこの要求を実現させる。データ収集手段25は、
立ち上げられてから初期処理をした後待ち状態であるも
のとする。この状態から次のいずれかの動作に移る。
【0024】1)定周期起動でプロセスデータを収集
し、データ加工演算を行って変数名、変数値を共用メモ
リーA(27)に書き込む。この状態待ちで、非同期通
信要求を受けることができる。 2)非同期通信の要求があると、 3)それが読み込みのときは、共用メモリーA(27)
から変数値を読み込み、送信コマンドパケットを作り、
マトリクス形追跡手段29に返信する。
【0025】4)書込み要求のときは、処理開始の処理
をするときはデータ収集手段25を「通信コマンド処理
中」にし、処理終了の処理をするときはデータ収集25
を「通信コマンド処理中」を解除し、個別コマンドのと
きは変数名、変数値のペアを作り、共用メモリーA(2
7)に書き込む、以上のいずれかの動作をする。
【0026】図4はマトリクス形追跡手段29の動作を
説明するフローチャートである。マトリクス形追跡手段
29はデバッガを使用する前に立ち上げられ、初期処理
をした後待ち状態に入る。 1)定周期起動の場合は、表示要求中に限り、データ表
示が必要な変数名をコマンドパケットにしてデータ収集
手段25へ送信する。こうしておけば、データ収集手段
25が必要な変数データ値を非同期で送信する。
【0027】2)マトリクス形定義/編集/表示手段2
8からの通信の場合は、 3)表示要求なら、表示要求された変数名を自己の手段
内に保持した後、表示要求された変数名を通信コマンド
パッケットにしてデータ収集手段25へ送信する。 4)表示要求終了の処理の場合、「表示要求中状態」を解
除する。
【0028】5)データ収集手段25からの返信だった
場合、送られた変数データの名前が今要求しているもの
か否確認し、要求中のものであればパケット中の変数値
を共用メモリB(30)に書き込む。図5はマトリクス
形定義/編集/表示手段28(図2)の動作を説明する
フローチャートである。
【0029】オンライン状態のとき、初期処理をした後
待ち状態に入るが、この状態で、定周期割り込みのタイ
マーイベントとオペレータからの入力イベントを受け付
ける状態にする。 1)オペレータからのキー、マウス入力イベントを受け
た場合、オペレータからの要求を調べ、 2)変数の表示要求の場合は、表示に必要な変数名を用
意して、通信コマンドパケットを作成し、事象追跡手段
73後出)へ送信する。
【0030】3)「変数の表示終了」要求の場合、要求
を通信コマンドパケットにして、事象追跡手段72へ送
信する。 4)タイマーイベントの場合は、共用メモリーB(3
0)に要求したデータが読み込まれているかどうかを判
断し、読み込まれている場合、共用メモリーB(30)
から表示に必要な変数の変数値を読みだす。そしてマト
リクス形定義/編集表示手段28により下記の色分けの
反転作業を行う。
【0031】a)結論が「真」となるものがあるかどう
かを探し、ある場合、その結論部(ここでは診断メッセ
ージ)を反転表示する。 b)結論部を成立させた「列」が表示されていれば、そ
の「列」を反転表示する。 c)結論部を成立させた「列」の中に「Y」で指定され
た「行」があればそれを赤色でハイライトする。
【0032】d)結論部を成立させた「列」の中に
「N」で指定された「行」があればそれを緑色でハイラ
イトする。図6は、上記の処理をした結果を表した異常
判定のマトリクス形画面である。マトリクス定義/編集
/表示手段28のトレース中の状態を示している。左側
に並ぶ事象名(図10の演算結果フイールドに表示され
たデータ)の値が成立するか否かの条件を右側に書い
て、条件の組合せパターンを縦方向に作り、このパター
ンが全部成立するとき、列の上側の番号に対応するメッ
セージを出す、という書き方で推論ルールを作る。
【0033】このマトリクス画面をプログラム言語に置
き換えて推論ルールプログラムを完成させる。上記のハ
イライトによる色分けを図の右端に緑色、赤色の文字で
示している。この図では「5段温度異常」という結論が
メッセイジの形で出されているが、この結論を成立させ
ている前提条件は、 TC243PV MD RAW 1 は成立(赤色表示) EQEP TC243は不成立(緑色表示) TC243PV RAW 2は不成立(緑色表示) であることが一目で分かる。 (ロ)以下に請求項2に関する説明をする。
【0034】図7はワークステーション11(図1)内
に設けた各種の手段とその間の信号の流れを図式で示し
たものである。リアルタイムエキスパートシステム側2
3は前述のとおりであり、その一部としてデータ収集手
段25を含むことを示す。71は異常診断事象定義デバ
ッガを示す。オフラインユーテイリテイ側にあって、後
述の事象定義/編集/表示手段72と事象追跡手段73
と共用メモリーB(30)から構成する。データ収集手
段25を制御して異常診断に関する事象追跡の原点とな
るデータの値を取得し、データ加工の様子を表示する。
【0035】72は事象定義/編集/表示手段である。リ
アルタイムでフイールドのプロセスデータの表示を扱
う。また、プロセスデータの収集を定義したり、手直
し、編集或いはフイールドデータの演算の成立状態を表
示する。次に説明する事象追跡手段73との間に、交信
ポート(D−2)と交信プロトコルを設け信号(D−2
1/22)の授受を行う。
【0036】ここで得られたデータは後で説明する図1
0の演算結果フイールドに示す。73は事象追跡手段で
ある。事象定義/編集/表示手段72から、例えば、あ
るプロセス変数の値を問い合わせるといったリクエスト
があると、データ収集手段25へそのリクエストを伝
え、その返信を事象定義/編集/表示手段72へ返す。
リアルタイムエキスパートシステム23側との間に、交
信ポート(C−2)と交信プロトコルを設け信号(C−
21/22)の授受を行う。
【0037】尚事象定義/編集/表示手段72及び事象
追跡手段73が確保できる共用メモリーは図2と同様共
用メモリーB(30)である。次にフローチャートを用
いて動作を説明する。データ収集手段25の動作は図3
の場合と同様であるので説明を省略する。図8は事象追
跡手段73の動作を説明するフローチャートである。事
象追跡手段73はデバッガを使用する前に立ち上げら
れ、初期処理をした後待ち状態に入る。
【0038】1)定周期起動の場合は、表示要求中に限
り、データ表示が必要な変数名をコマンドパケットにし
てデータ収集手段25へ送信する。こうしておけば、デ
ータ収集手段25が必要な変数データ値を非同期で送信
する。 2)事象定義/編集/表示手段72からの通信の場合
は、 3)変数値の変更要求なら、変数の名前と変更値のペア
を通信コマンドパッケットにしてデータ収集手段25へ
送信する。
【0039】4)表示要求なら、表示要求された変数名
を自己の手段内に保持した後表示要求された変数名を通
信コマンドパケットにしてデータ収集手段25へ送信す
る。 5)表示要求終了の処理の場合、「表示要求中状態」を
解除する。 6)データ収集手段25からの返信だった場合、送られ
た変数データの名前が今要求しているものか否確認し、
要求中のものであればパケット中の変数値を共用メモリ
B(30)に書き込む。
【0040】図9は事象定義/編集/表示手段72の動
作を説明するフローチャートである。オンライン状態の
とき、初期処理をした後待ち状態に入るが、この状態
で、定周期割り込みのタイマーイベントとオペレータか
らの入力イベントを受けて付ける状態にする。 1)オペレータからのキー、マウス入力イベントを受け
た場合、オペレータからの要求を調べ、 2)変数の表示要求の場合は、表示に必要な変数名を用
意して、通信コマンドパケットを作成し、事象追跡手段
73へ送信する。
【0041】3)変数の変数値を変更する要求の場合、
変数名と変数値のペアを通信コマンドパケットにして、
事象追跡手段73へ送信する。 4)変数の表示終了要求の場合、要求を通信コマンドパ
ケットにして、事象追跡手段73へ送信する。 5)タイマーイベントの場合は、共用メモリーB(3
0)に要求したデータが読み込まれているかどうかを判
断し、読み込まれている場合、共用メモリーB(30)
から表示に必要な変数の変数値を得る。そして表示中の
事象定義デバッガ71のアイコンにより以下の反転作業
を行う。
【0042】a)それが論理演算アイコンであれば論理
演算結果を調べ、「真」であれば、アイコンを反転表示
する。 b)それ以外の時、その右側に1個でも演算結果が
「真」となる論理演算アイコンがあれば、それを反転表
示する。図10は、事象定義デバッガ71のデバッグ中
の状態を示す。
【0043】図の左の部分の入力データフイールドから
入る入力値に種々のデータ加工演算をデータ加工フイー
ルドで行った結果が演算結果フイールドに格納される。
このデータが図6の対応する事象名のデータとなる。反
転している箇所の論理演算がリアルタイムで成り立った
ことを示す。この例では、TR954のPV値(プロセ
ス変数)とTC243のPV値の大小判定が指定したと
おり成り立ち、TR953のPV値とTC242のPV
値の大小判定が指定したとおり成り立ったことで最終論
理演算結果のEQEP TC243という変数値が
「真」の値になったことが一目で分かる。
【0044】特定のアイコンのしきい値を編集して設定
することをポップアップウインドウ上で行うことができ
る。尚上記のリアルタイムエキスパートシステム及びこ
のシステムのプログラム作成を支援するオフラインユー
テイリテイは、本発明ではワークステーション11(図
1)内に設けた例で説明しているがその所在は限定しな
い。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、 (イ)属性、ルール、コントロールで記述されている知
識ベースをマトリクスという図形表現を用いて視覚的/
直観的にリアルタイムで扱うことができるので、全体の
見通しも良く効率的に知識ベース部分のデバッグができ
る。 (ロ)通常プログラム言語で記述されているデータ収集
手段25をアイコン図形の組合せを用いて、視覚的/直
観的にリアルタイムで扱うことができるので、全体の見
通しも良く効率的に知識ベース部分のデバッグができ
る。
【0046】以上のようにリアルタイムエキスパートシ
ステムのデバッグおよびしきい値のチューニング(試行
錯誤を繰り返すデータ収集手段のプログラムの修正等)
を画面上で直観的に効率よく実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した全体のハードウエア
構成図である。
【図2】ワークステーション内にあるリアルタイムエキ
スパートシステムとマトリクス表示トレーサとの間の信
号の流れを示す概念図である。
【図3】データ収集手段の動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】マトリクス形追跡手段の動作を説明するフロー
チャートである。
【図5】マトリクス形定義/編集/表示手段の動作を説
明するフローチャートである。
【図6】処理結果を表した図形(マトリクス図と言う)
である。
【図7】ワークステーション内にあるリアルタイムエキ
スパートシステムと事象定義デバッガとの間の信号の流
れを示す概念図である。
【図8】事象追跡手段の動作を説明するフローチャート
である。
【図9】事象定義/編集/表示手段の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図10】処理結果を表したマトリクス形図形である。
【符号の説明】
11 ワークステーション 12 プロセス制御装置 23 リアルタイムエキスパートシステム 24 マトリクス表示トレーサ 25 データ収集手段 26 メモリー装置 27 FCSの共用メモリー 28 マトリクス定義/編集/表示手段 29 マトリクス追跡手段 30 共用メモリーB 71 事象定義デバッガ 72 事象定義/編集/表示手段 73 事象追跡手段 C−1 信号 C−2 交信ポート C−21、C−22 授受信号 D−2 交信ポート D−21、D−22 授受信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセス制御装置とプロセスデータの授受
    を行って実行する電子計算機を援用したリアルタイムエ
    キスパートシステムにおいて、 前記のシステムに含まれているデータ収集手段と、前記
    のシステムのためにプログラムの作成を支援するオフラ
    インユーテイリテイに含まれている、知識ベースのマト
    リクス形定義/編集/表示手段とマトリクス形追跡手段
    とから構成したマトリクス形表示トレーサーとの間に、
    交信ポートと交信プロトコルを設け、リアルタイムエキ
    スパートシステム上で知識ベースのマトリクス形データ
    の表示を制御することを特徴とするエキスパートシステ
    ムのプログラム作成支援装置。
  2. 【請求項2】プロセス制御装置とプロセスデータの授受
    を行って実行する電子計算機を援用したリアルタイムエ
    キスパートシステムにおいて、 前記のリアルタイムエキスパートシステムに含まれてい
    るデータ収集手段と、前記のシステムのためにプログラ
    ム作成を支援するオフラインユーテイリテイに含まれて
    いる、異常診断事象定義/編集/表示手段と異常診断事
    象追跡手段とから構成した異常診断事象定義デバッガー
    との間に、交信ポートと交信プロトコルを設け、リアル
    タイムエキスパートシステム上で異常診断事象の表示を
    制御することを特徴とするエキスパートシステムのプロ
    グラム作成支援装置。
JP6277572A 1994-11-11 1994-11-11 エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。 Pending JPH08137700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277572A JPH08137700A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277572A JPH08137700A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08137700A true JPH08137700A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17585364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6277572A Pending JPH08137700A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08137700A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505219A (ja) * 1997-08-01 2002-02-19 カルカー インコーポレーテッド 自動車用集中制御・管理システム
JP2004509411A (ja) * 2000-09-15 2004-03-25 ベントリー・ネバダ・コーポレーション エキスパートシステムのためのカスタムルールシステム及びその方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505219A (ja) * 1997-08-01 2002-02-19 カルカー インコーポレーテッド 自動車用集中制御・管理システム
JP2004509411A (ja) * 2000-09-15 2004-03-25 ベントリー・ネバダ・コーポレーション エキスパートシステムのためのカスタムルールシステム及びその方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040036698A1 (en) Multiple coupled browsers for an industrial workbench
US5644487A (en) Monitoring and control system and method
EP0416512B1 (en) A programmable monitor system and method
CN112559288B (zh) 一种基于以太网的分布式惯性平台测试系统
US6275955B1 (en) Diagnostic software for facilitating flowchart programming
JPS61100807A (ja) Faシステムにおける画像表示方法
CN110703741A (zh) 多功能的通讯调试设备
CN113741881B (zh) 一种rpa可视化流程设计方法
US6711448B2 (en) Setting display apparatus for a programmable controller
JPH08137700A (ja) エキスパートシステムのプログラム作成支援装置。
JP2002507303A (ja) プログラミング装置
JPH1139190A (ja) 並列処理プログラムのデバッグシステム、及びそのデバッグ方法
US6058333A (en) Animation of execution history
CN114023477B (zh) 一种核电厂计算机化规程系统和控制系统
CN115988026A (zh) 物联网边缘端智能数据处理、决策分析方法和装置
CN112131759B (zh) 一种综合环境模拟多参数工况输入系统及工况创建方法
JP3536547B2 (ja) モニタシステムおよびモニタ方法
JP3328107B2 (ja) モニタ装置
KR102415711B1 (ko) 실시간 데이터 전처리 및 이상치 감지를 위한 모니터링 시스템
CN104460510A (zh) 一种数控机床在线机床面板操作控制方法
JPH01223504A (ja) プログラマブルコントローラのサンプリングトレース方式
JP6808108B1 (ja) データ処理状況提示装置およびデータ処理状況提示方法
JP3624939B2 (ja) プラント運転装置
CN118210275A (zh) 一种使用s7-1500 plc基于opc ua协议采集机床数据的方法
CN114691106A (zh) 基于codesys平台自由编程软件功能块