JPH08136104A - 液体窒素の視認装置 - Google Patents
液体窒素の視認装置Info
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- JPH08136104A JPH08136104A JP27894994A JP27894994A JPH08136104A JP H08136104 A JPH08136104 A JP H08136104A JP 27894994 A JP27894994 A JP 27894994A JP 27894994 A JP27894994 A JP 27894994A JP H08136104 A JPH08136104 A JP H08136104A
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】液体窒素供給管の内部を流通する液体窒素の状
態を確実に視認することのできる液体窒素の視認装置を
提供する。 【構成】透明な材料からなる円筒状の本体5を設け、こ
の本体5の内部に軸方向に貫通し内部に液体窒素が導通
される透明な液体窒素供給管2を配設し、前記本体5と
前記液体窒素供給管2との間に熱伝導度の低い材料から
なる環状の断熱保持部材8を介設し、前記本体5に通気
性を有する通気部材7を配設するとともに、前記本体5
の内部に乾燥ガスを導入する導入口9を形成したもので
ある。
態を確実に視認することのできる液体窒素の視認装置を
提供する。 【構成】透明な材料からなる円筒状の本体5を設け、こ
の本体5の内部に軸方向に貫通し内部に液体窒素が導通
される透明な液体窒素供給管2を配設し、前記本体5と
前記液体窒素供給管2との間に熱伝導度の低い材料から
なる環状の断熱保持部材8を介設し、前記本体5に通気
性を有する通気部材7を配設するとともに、前記本体5
の内部に乾燥ガスを導入する導入口9を形成したもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体窒素の視認装置に係
り、特に液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体
窒素供給管の中途部に配設され、液体窒素ボンベから被
冷却装置に送られる液体窒素の状態を視認するための液
体窒素の視認装置に関する。
り、特に液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体
窒素供給管の中途部に配設され、液体窒素ボンベから被
冷却装置に送られる液体窒素の状態を視認するための液
体窒素の視認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高温超伝導材料等の物性研究や応用実験
を行なうために、所定の実験装置を極低温に保持する必
要性があり、このような装置を極低温に保持するため
に、一般的には、液体窒素ならびに液体ヘリウムが冷媒
として使用されている。この場合に、液体ヘリウムの使
用に際しては、液体ヘリウムの潜熱が小さく、かつ、高
価であることから、まず、液体窒素で所定温度まで冷却
した後、液体ヘリウムを使用して必要とされる温度まで
降下させるようになされている。
を行なうために、所定の実験装置を極低温に保持する必
要性があり、このような装置を極低温に保持するため
に、一般的には、液体窒素ならびに液体ヘリウムが冷媒
として使用されている。この場合に、液体ヘリウムの使
用に際しては、液体ヘリウムの潜熱が小さく、かつ、高
価であることから、まず、液体窒素で所定温度まで冷却
した後、液体ヘリウムを使用して必要とされる温度まで
降下させるようになされている。
【0003】このように、液体窒素は、液体窒素温度に
冷却する場合にはもちろんのこと、それ以下の低温が必
要とされる場合にも、予備冷却または補助冷却のために
使用されるのが普通である。
冷却する場合にはもちろんのこと、それ以下の低温が必
要とされる場合にも、予備冷却または補助冷却のために
使用されるのが普通である。
【0004】このような装置において液体窒素を供給す
る場合に、備え付けの大型タンクからの供給を要するよ
うな大掛かりな設備では、例えば、特開平3−1075
号に開示されるように、供給管の周囲にドライN2 雰囲
気を形成することにより、供給管の表面の結露を防止
し、結露による液状の水分が周囲の装置類に侵入して故
障や腐食の原因になることを防止している。
る場合に、備え付けの大型タンクからの供給を要するよ
うな大掛かりな設備では、例えば、特開平3−1075
号に開示されるように、供給管の周囲にドライN2 雰囲
気を形成することにより、供給管の表面の結露を防止
し、結露による液状の水分が周囲の装置類に侵入して故
障や腐食の原因になることを防止している。
【0005】ところで、前記した大掛かりな設備でない
限り、例えば、図11に示すように、液体窒素が封入さ
れた液体窒素ボンベ1に、透明あるいは半透明な耐低温
性のフレキシブルな液体窒素供給管2を介してクライオ
スタット等の被冷却装置3を接続し、前記液体窒素供給
管2により液体窒素を供給する簡便な装置を用いるのが
一般的である。
限り、例えば、図11に示すように、液体窒素が封入さ
れた液体窒素ボンベ1に、透明あるいは半透明な耐低温
性のフレキシブルな液体窒素供給管2を介してクライオ
スタット等の被冷却装置3を接続し、前記液体窒素供給
管2により液体窒素を供給する簡便な装置を用いるのが
一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した比較
的簡便な装置においては、従来の大掛かりな設備で問題
となる結露を防止する機能は必要ではなく、むしろ液体
窒素供給管2の内部を確実に液体状態の窒素が流れてい
るかどうかを確認できる機能が要求されるものである。
的簡便な装置においては、従来の大掛かりな設備で問題
となる結露を防止する機能は必要ではなく、むしろ液体
窒素供給管2の内部を確実に液体状態の窒素が流れてい
るかどうかを確認できる機能が要求されるものである。
【0007】これは以下の理由による。すなわち、前記
のような簡便な装置においては、常に液体窒素を供給す
る必要がないため、液体窒素供給管2の内部温度は、常
温と液体窒素温度間を往復することとなる。そして、冷
却を行なう際に、いきなり多量の液体窒素を供給してし
まうと、被冷却装置3に対して負の熱衝撃を与えてしま
い、被冷却装置3そのものを破損させてしまうことにな
り、また、逆にほとんど気化した窒素のみを供給た場合
には、冷却効率が著しく低いものとなってしまう。した
がって、こうした簡便な装置類においては、適量の液体
窒素が流れていることを確認することができることが極
めて重要な意味をもつ。
のような簡便な装置においては、常に液体窒素を供給す
る必要がないため、液体窒素供給管2の内部温度は、常
温と液体窒素温度間を往復することとなる。そして、冷
却を行なう際に、いきなり多量の液体窒素を供給してし
まうと、被冷却装置3に対して負の熱衝撃を与えてしま
い、被冷却装置3そのものを破損させてしまうことにな
り、また、逆にほとんど気化した窒素のみを供給た場合
には、冷却効率が著しく低いものとなってしまう。した
がって、こうした簡便な装置類においては、適量の液体
窒素が流れていることを確認することができることが極
めて重要な意味をもつ。
【0008】そして、通常、大気中に配置された液体窒
素供給管2は、相当に空調がなされている環境下におい
ても表面に霜の付着が避けられず、これら霜の積層によ
り前記液体窒素供給管2の内部を視認することができ
ず、この付着した霜を除去したとしても、直ちに再凍結
してしまい、結局液体窒素供給管2の内部を視認するこ
とができないという問題を有している。
素供給管2は、相当に空調がなされている環境下におい
ても表面に霜の付着が避けられず、これら霜の積層によ
り前記液体窒素供給管2の内部を視認することができ
ず、この付着した霜を除去したとしても、直ちに再凍結
してしまい、結局液体窒素供給管2の内部を視認するこ
とができないという問題を有している。
【0009】また、前記特開平3−1075号に開示さ
れた従来技術においては、供給管の周囲に配された遮蔽
部材の内部をドライN2 雰囲気にするものであり、結露
を防止するためには有効であるが、簡便な装置に適用し
たとしても、供給管を遮蔽部材で覆うため、液体窒素の
視認をすることができないという問題を有している。
れた従来技術においては、供給管の周囲に配された遮蔽
部材の内部をドライN2 雰囲気にするものであり、結露
を防止するためには有効であるが、簡便な装置に適用し
たとしても、供給管を遮蔽部材で覆うため、液体窒素の
視認をすることができないという問題を有している。
【0010】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、液体窒素供給管の内部を流通する液体窒素の状態を
確実に視認することのできる液体窒素の視認装置を提供
することを目的とするものである。
で、液体窒素供給管の内部を流通する液体窒素の状態を
確実に視認することのできる液体窒素の視認装置を提供
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る液体窒素の視認装置は、液
体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒素供給管
の中途部に配設され、前記液体窒素ボンベから前記被冷
却装置に送られる液体窒素の状態を視認するための液体
窒素の視認装置において、内部に前記液体窒素が導通さ
れる透明部を有する配管を設け、この配管の周囲に断熱
保持部材を介して前記透明部に対応した透明部を有する
本体を設け、この本体に通気性を有する通気部材を配設
するとともに、前記本体の内部に乾燥ガスを導入する導
入口を形成したことを特徴とするものであり、請求項2
の発明は、前記配管が透明性を有する材料により形成し
た液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒素供
給管であることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明に係る液体窒素の視認装置は、液
体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒素供給管
の中途部に配設され、前記液体窒素ボンベから前記被冷
却装置に送られる液体窒素の状態を視認するための液体
窒素の視認装置において、内部に前記液体窒素が導通さ
れる透明部を有する配管を設け、この配管の周囲に断熱
保持部材を介して前記透明部に対応した透明部を有する
本体を設け、この本体に通気性を有する通気部材を配設
するとともに、前記本体の内部に乾燥ガスを導入する導
入口を形成したことを特徴とするものであり、請求項2
の発明は、前記配管が透明性を有する材料により形成し
た液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒素供
給管であることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、前記本体
と配管との間に気密空間層を形成したことを特徴とする
ものであり、請求項4に記載の発明は、前記気密空間層
に乾燥ガスを封入してなることを特徴とするものであ
り、さらに、請求項5に記載の発明は、前記気密空間層
を減圧状態に保持してなることを特徴とするものであ
る。
と配管との間に気密空間層を形成したことを特徴とする
ものであり、請求項4に記載の発明は、前記気密空間層
に乾燥ガスを封入してなることを特徴とするものであ
り、さらに、請求項5に記載の発明は、前記気密空間層
を減圧状態に保持してなることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、液体窒素
ボンベと被冷却装置とを接続する透明性を有する液体窒
素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管を設け、
この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保持部材を
介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持部材を介
して前記配管の透明部に対応した透明部を有する本体を
設け、この本体と前記配管との間に気密空間層を形成し
たことを特徴とするものであり、請求項7に記載の発明
は、前記気密空間層に乾燥ガスを封入してなることを特
徴とするものであり、さらに、請求項8に記載の発明
は、前記気密空間層を減圧状態に保持してなることを特
徴とするものである。
ボンベと被冷却装置とを接続する透明性を有する液体窒
素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管を設け、
この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保持部材を
介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持部材を介
して前記配管の透明部に対応した透明部を有する本体を
設け、この本体と前記配管との間に気密空間層を形成し
たことを特徴とするものであり、請求項7に記載の発明
は、前記気密空間層に乾燥ガスを封入してなることを特
徴とするものであり、さらに、請求項8に記載の発明
は、前記気密空間層を減圧状態に保持してなることを特
徴とするものである。
【0014】さらに、請求項9に記載の発明は、内部に
液体窒素が導通される透明部を有する配管を設け、この
配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明部に対応し
た透明部を有する本体を設け、この本体と配管との間を
気密空間層に形成するとともに、前記本体の透明部にヒ
ータを配設したことを特徴とするものであり、請求項1
0に記載の発明は、前記配管が透明性を有する材料によ
り形成した液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液
体窒素供給管であることを特徴とするものであり、さら
に、請求項11に記載の発明は、前記気密空間層に乾燥
ガスを封入してなることを特徴とするものであり、請求
項12に記載の発明は、前記気密空間層を減圧状態に保
持してなることを特徴とするものである。
液体窒素が導通される透明部を有する配管を設け、この
配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明部に対応し
た透明部を有する本体を設け、この本体と配管との間を
気密空間層に形成するとともに、前記本体の透明部にヒ
ータを配設したことを特徴とするものであり、請求項1
0に記載の発明は、前記配管が透明性を有する材料によ
り形成した液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液
体窒素供給管であることを特徴とするものであり、さら
に、請求項11に記載の発明は、前記気密空間層に乾燥
ガスを封入してなることを特徴とするものであり、請求
項12に記載の発明は、前記気密空間層を減圧状態に保
持してなることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】液体窒素ボンベから液体窒素供給管を介して被
冷却装置に液体窒素を供給すると、液体窒素供給管が冷
却されることになるが、請求項1に記載の発明によれ
ば、本体に通気性を有する通気部材を配設するととも
に、本体の内部に乾燥ガスを導入する導入口を形成して
いるので、本体の内部に乾燥ガスが常に充満して、本体
の内部の雰囲気に水分が含まれなくなり、本体の内部に
位置する液体窒素が導通される透明部を有する配管(請
求項2に記載の発明では透明な液体窒素供給管そのも
の)の表面に霜が付着することがない。
冷却装置に液体窒素を供給すると、液体窒素供給管が冷
却されることになるが、請求項1に記載の発明によれ
ば、本体に通気性を有する通気部材を配設するととも
に、本体の内部に乾燥ガスを導入する導入口を形成して
いるので、本体の内部に乾燥ガスが常に充満して、本体
の内部の雰囲気に水分が含まれなくなり、本体の内部に
位置する液体窒素が導通される透明部を有する配管(請
求項2に記載の発明では透明な液体窒素供給管そのも
の)の表面に霜が付着することがない。
【0016】また、本体と配管とを断熱保持部材を介し
て接触させるようにしているので、液体窒素により配管
(請求項2の発明では液体窒素供給管)を介して本体が
冷却されてしまうことがなく、本体の外周面に霜が付着
してしまうこともない。そのため、透明部を有する配管
およびこの透明部に対応した透明部を有する本体を介し
て液体窒素の状態を確実に視認することができるもので
ある。
て接触させるようにしているので、液体窒素により配管
(請求項2の発明では液体窒素供給管)を介して本体が
冷却されてしまうことがなく、本体の外周面に霜が付着
してしまうこともない。そのため、透明部を有する配管
およびこの透明部に対応した透明部を有する本体を介し
て液体窒素の状態を確実に視認することができるもので
ある。
【0017】また、請求項3の発明によれば、本体と配
管との間に気密空間層を形成しているので、本体の内部
に空気中の水分が新たに供給されることを防ぐことがで
き、配管の表面に霜が付着することを防ぐことができ
る。また、好ましくは、前記気密空間層に乾燥ガスを封
入し(請求項4の発明)、あるいは、気密空間層を減圧
状態に保持している(請求項5の発明)ので、より一層
配管の表面に霜が付着することを防ぐことができる。さ
らに、本体表面の霜付着防止については、前記請求項1
の発明と同様であり、これにより、液体窒素の状態を確
実に視認することができるものである。
管との間に気密空間層を形成しているので、本体の内部
に空気中の水分が新たに供給されることを防ぐことがで
き、配管の表面に霜が付着することを防ぐことができ
る。また、好ましくは、前記気密空間層に乾燥ガスを封
入し(請求項4の発明)、あるいは、気密空間層を減圧
状態に保持している(請求項5の発明)ので、より一層
配管の表面に霜が付着することを防ぐことができる。さ
らに、本体表面の霜付着防止については、前記請求項1
の発明と同様であり、これにより、液体窒素の状態を確
実に視認することができるものである。
【0018】また、請求項6の発明によれば、透明な液
体窒素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管を設
け、この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保持部
材を介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持部材
を介して前記配管の透明部に対応した透明部を有する本
体を設け、この本体と前記配管との間に気密空間層を形
成しているので、前記発明と同様に、透明部を有する配
管およびこの透明部に対応した透明部を有する本体を介
して、透明な液体窒素供給管の内部を流れる液体窒素の
状態を視認することができるものであり、好ましくは、
前記気密空間層に乾燥ガスを封入し(請求項7の発
明)、あるいは、気密空間層を減圧状態に保持する(請
求項8の発明)ことにより、液体窒素の状態をより確実
に視認できるものである。
体窒素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管を設
け、この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保持部
材を介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持部材
を介して前記配管の透明部に対応した透明部を有する本
体を設け、この本体と前記配管との間に気密空間層を形
成しているので、前記発明と同様に、透明部を有する配
管およびこの透明部に対応した透明部を有する本体を介
して、透明な液体窒素供給管の内部を流れる液体窒素の
状態を視認することができるものであり、好ましくは、
前記気密空間層に乾燥ガスを封入し(請求項7の発
明)、あるいは、気密空間層を減圧状態に保持する(請
求項8の発明)ことにより、液体窒素の状態をより確実
に視認できるものである。
【0019】さらに、請求項9の発明によれば、透明部
を有する配管(請求項10の発明では透明な液体窒素供
給管そのもの)の周囲に断熱保持部材を介して前記透明
部に対応した透明部を有する本体を設け、この本体と配
管との間を気密空間層に形成するとともに、前記本体の
透明部にヒータを配設しているので、本体の内部に空気
中の水分が新たに供給されることを防ぐとともに、本体
の透明部を加熱することにより、液体窒素の状態を視認
することができ、また、好ましくは、前記気密空間層に
乾燥ガスを封入し(請求項11の発明)、あるいは、気
密空間層を減圧状態に保持する(請求項12の発明)こ
とにより、液体窒素の状態をより確実に視認できるもの
である。
を有する配管(請求項10の発明では透明な液体窒素供
給管そのもの)の周囲に断熱保持部材を介して前記透明
部に対応した透明部を有する本体を設け、この本体と配
管との間を気密空間層に形成するとともに、前記本体の
透明部にヒータを配設しているので、本体の内部に空気
中の水分が新たに供給されることを防ぐとともに、本体
の透明部を加熱することにより、液体窒素の状態を視認
することができ、また、好ましくは、前記気密空間層に
乾燥ガスを封入し(請求項11の発明)、あるいは、気
密空間層を減圧状態に保持する(請求項12の発明)こ
とにより、液体窒素の状態をより確実に視認できるもの
である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図10を参
照して説明する。図1および図2は本発明に係る液体窒
素の視認装置の一実施例を示したもので、この視認装置
4は、アクリル等の透明な樹脂からなる円筒状の本体5
を有しており、この本体5の両端部は、中央部に対して
小径とされた係合部6とされている。この本体5の各係
合部6の内周面には、フィルタ状に形成され前記本体5
の内部のガスを外部に放出可能な発砲ウレタン等の材料
からなる筒状の通気部材7がそれぞれ配設されており、
これら各通気部材7の内周面には、例えば、ポリエチレ
ンテフタレート、メタクリルスチレン等の樹脂あるいは
フッ素系ゴム等の熱伝導度の低い材料からなる、例え
ば、Oリング等の環状の2つの断熱保持部材8,8がそ
れぞれ係合されている。
照して説明する。図1および図2は本発明に係る液体窒
素の視認装置の一実施例を示したもので、この視認装置
4は、アクリル等の透明な樹脂からなる円筒状の本体5
を有しており、この本体5の両端部は、中央部に対して
小径とされた係合部6とされている。この本体5の各係
合部6の内周面には、フィルタ状に形成され前記本体5
の内部のガスを外部に放出可能な発砲ウレタン等の材料
からなる筒状の通気部材7がそれぞれ配設されており、
これら各通気部材7の内周面には、例えば、ポリエチレ
ンテフタレート、メタクリルスチレン等の樹脂あるいは
フッ素系ゴム等の熱伝導度の低い材料からなる、例え
ば、Oリング等の環状の2つの断熱保持部材8,8がそ
れぞれ係合されている。
【0021】また、前記本体5の外周面には、前記本体
5の内部に、例えば、乾燥した空気あるいは窒素ガス等
の乾燥ガスを導入するための導入口9が突出形成されて
おり、この導入口9には、一端部が乾燥ガスが封入され
た乾燥ガスボンベ10に接続された乾燥ガス供給管11
が接続されている。
5の内部に、例えば、乾燥した空気あるいは窒素ガス等
の乾燥ガスを導入するための導入口9が突出形成されて
おり、この導入口9には、一端部が乾燥ガスが封入され
た乾燥ガスボンベ10に接続された乾燥ガス供給管11
が接続されている。
【0022】また、前記構成の視認装置4は、図2に示
すように、液体窒素が封入された液体窒素ボンベ1の流
出口12と、クライオスタット等の被冷却装置3の流入
口13とを接続する、例えば、シリコン製あるいはテト
ラフルオロエチレン系樹脂、パーフルオロアルコキシ系
樹脂等のフッ素系樹脂製からなる、透明あるいは半透明
な耐低温性のフレキシブルな液体窒素供給管2の中途部
に装着されるようになされている。すなわち、前記液体
窒素供給管2は、前記視認装置4の本体5の係合部6の
内側を貫通するとともに、前記各断熱保持部材8の内側
に密着するようになされ、前記断熱保持部材8により、
前記液体窒素供給管2を視認装置4の内側に適正に保持
するとともに、この液体窒素供給管2から本体5への熱
伝達を防止するようになされている。
すように、液体窒素が封入された液体窒素ボンベ1の流
出口12と、クライオスタット等の被冷却装置3の流入
口13とを接続する、例えば、シリコン製あるいはテト
ラフルオロエチレン系樹脂、パーフルオロアルコキシ系
樹脂等のフッ素系樹脂製からなる、透明あるいは半透明
な耐低温性のフレキシブルな液体窒素供給管2の中途部
に装着されるようになされている。すなわち、前記液体
窒素供給管2は、前記視認装置4の本体5の係合部6の
内側を貫通するとともに、前記各断熱保持部材8の内側
に密着するようになされ、前記断熱保持部材8により、
前記液体窒素供給管2を視認装置4の内側に適正に保持
するとともに、この液体窒素供給管2から本体5への熱
伝達を防止するようになされている。
【0023】なお、本実施例においては、前記本体5
は、アクリルにより形成して全部を透明部として構成し
ているが、断熱性樹脂のコーティングを施した金属製の
本体5に透明樹脂、ガラス等の覗き窓を設けて透明部を
形成するようにしてもよい。また、本実施例において
は、前記本体5の内部を透明な液体窒素供給管2そのも
のが貫通しているが、この液体窒素供給管2の代わり
に、かかる液体窒素供給管2の中途部に接続される透明
部を有する配管が本体5の内部を貫通するようにしても
よい。
は、アクリルにより形成して全部を透明部として構成し
ているが、断熱性樹脂のコーティングを施した金属製の
本体5に透明樹脂、ガラス等の覗き窓を設けて透明部を
形成するようにしてもよい。また、本実施例において
は、前記本体5の内部を透明な液体窒素供給管2そのも
のが貫通しているが、この液体窒素供給管2の代わり
に、かかる液体窒素供給管2の中途部に接続される透明
部を有する配管が本体5の内部を貫通するようにしても
よい。
【0024】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、前記乾燥ガスボンベ10のバルブを開放して、乾
燥ガス供給管11を介して本体5の導入口9から乾燥ガ
スを供給することにより、この乾燥ガスは、前記本体5
の内部に充満され、余分な乾燥ガスは、通気部材7を介
して外部に放出される。
まず、前記乾燥ガスボンベ10のバルブを開放して、乾
燥ガス供給管11を介して本体5の導入口9から乾燥ガ
スを供給することにより、この乾燥ガスは、前記本体5
の内部に充満され、余分な乾燥ガスは、通気部材7を介
して外部に放出される。
【0025】この状態で、前記液体窒素ボンベ1のバル
ブを開放して流出口12から液体窒素供給管2を介して
被冷却装置3の流入口13に液体窒素を供給すると、前
記液体窒素供給管2の表面に空気中の水分が凝固して霜
が付着し、液体窒素供給管2の内部の視認ができなくな
るが、本実施例においては、前記本体5の内部に乾燥ガ
スが充満しており、前記本体5の内部の雰囲気に水分が
含まれていないので、本体5の内部に位置する液体窒素
供給管2の表面に霜が付着することはない。
ブを開放して流出口12から液体窒素供給管2を介して
被冷却装置3の流入口13に液体窒素を供給すると、前
記液体窒素供給管2の表面に空気中の水分が凝固して霜
が付着し、液体窒素供給管2の内部の視認ができなくな
るが、本実施例においては、前記本体5の内部に乾燥ガ
スが充満しており、前記本体5の内部の雰囲気に水分が
含まれていないので、本体5の内部に位置する液体窒素
供給管2の表面に霜が付着することはない。
【0026】しかも、前記本体5と液体窒素供給管2と
を熱伝導度の低い材料からなる断熱保持部材8を介して
接触させるようにしているので、前記液体窒素供給管2
の温度が前記本体5に伝達されてしまうことがなく、本
体5が冷却されることにより、この本体5の外周面に霜
が付着してしまうこともない。
を熱伝導度の低い材料からなる断熱保持部材8を介して
接触させるようにしているので、前記液体窒素供給管2
の温度が前記本体5に伝達されてしまうことがなく、本
体5が冷却されることにより、この本体5の外周面に霜
が付着してしまうこともない。
【0027】したがって、本実施例においては、本体5
の内部に位置する液体窒素供給管2の表面に霜が付着す
ることを確実に防止することができるので、前記透明な
本体5を介して液体窒素供給管2の内部を確実に視認す
ることができる。
の内部に位置する液体窒素供給管2の表面に霜が付着す
ることを確実に防止することができるので、前記透明な
本体5を介して液体窒素供給管2の内部を確実に視認す
ることができる。
【0028】また、図3乃至図5は本発明の他の実施例
を示したもので、本実施例においては、視認装置4は、
表面に断熱性樹脂のコーティングが施された金属からな
る円筒状の本体5を有しており、この本体5は、軸方向
に沿って上下2つに分割されるようになされている。こ
の本体5の分割部分側縁には、半径方向に突出するフラ
ンジ14が一体に形成されており、このフランジ14部
分をパッキン15を介してボルト16で接合することに
より、前記本体5を円筒状に形成するようになされてい
る。
を示したもので、本実施例においては、視認装置4は、
表面に断熱性樹脂のコーティングが施された金属からな
る円筒状の本体5を有しており、この本体5は、軸方向
に沿って上下2つに分割されるようになされている。こ
の本体5の分割部分側縁には、半径方向に突出するフラ
ンジ14が一体に形成されており、このフランジ14部
分をパッキン15を介してボルト16で接合することに
より、前記本体5を円筒状に形成するようになされてい
る。
【0029】また、前記本体5の上下部分には、端面が
平面状に形成された外部視認用開口17が穿設されてお
り、この外部視認用開口17には、ガラス等の透明な材
料からなる外部視認板18がパッキン19を介して密接
されている。さらに、前記外部視認用開口17の前記外
部視認板18の外側には、この外部視認用開口17とほ
ぼ同様の外部覗き窓20が形成された外部押え板21が
パッキン19を介して密着されており、前記外部押え板
21を固定ねじ22により本体5に締め付けることによ
り、前記外部視認板18を本体5に固定するとともに、
前記各パッキン19を介して本体5の内部を密封するよ
うになされている。
平面状に形成された外部視認用開口17が穿設されてお
り、この外部視認用開口17には、ガラス等の透明な材
料からなる外部視認板18がパッキン19を介して密接
されている。さらに、前記外部視認用開口17の前記外
部視認板18の外側には、この外部視認用開口17とほ
ぼ同様の外部覗き窓20が形成された外部押え板21が
パッキン19を介して密着されており、前記外部押え板
21を固定ねじ22により本体5に締め付けることによ
り、前記外部視認板18を本体5に固定するとともに、
前記各パッキン19を介して本体5の内部を密封するよ
うになされている。
【0030】また、前記本体5の両端部に形成された係
合部6の内側には、前記本体5を貫通するように延在
し、内部に液体窒素が導通される配管として、熱導電性
が低く、低温で劣化しないフッ素系樹脂製、あるいは、
断熱樹脂層を有するステンレス製等の導通配管23が配
設されており、前記係合部6の内面と前記導通配管23
の外面との間には、前記熱伝導度の低い材料からなる2
つの環状の断熱保持部材8が配設されている。
合部6の内側には、前記本体5を貫通するように延在
し、内部に液体窒素が導通される配管として、熱導電性
が低く、低温で劣化しないフッ素系樹脂製、あるいは、
断熱樹脂層を有するステンレス製等の導通配管23が配
設されており、前記係合部6の内面と前記導通配管23
の外面との間には、前記熱伝導度の低い材料からなる2
つの環状の断熱保持部材8が配設されている。
【0031】この導通配管23の上下部分には、端面が
平面状に形成された内部視認用開口24が穿設されてお
り、この内部視認用開口24には、ガラス等の透明な材
料からなる内部視認板25がパッキン26を介して密接
されている。さらに、前記内部視認用開口24の前記内
部視認板25の外側には、この内部視認用開口24とほ
ぼ同様の内部覗き窓27が形成された内部押え板28が
パッキン26を介して密着されており、前記内部押え板
28を固定ねじ29により導通配管23に締め付けるこ
とにより、前記内部視認板25を導通配管23に固定す
るとともに、前記各パッキン26を介して導通配管23
の内部を密封するようになされている。
平面状に形成された内部視認用開口24が穿設されてお
り、この内部視認用開口24には、ガラス等の透明な材
料からなる内部視認板25がパッキン26を介して密接
されている。さらに、前記内部視認用開口24の前記内
部視認板25の外側には、この内部視認用開口24とほ
ぼ同様の内部覗き窓27が形成された内部押え板28が
パッキン26を介して密着されており、前記内部押え板
28を固定ねじ29により導通配管23に締め付けるこ
とにより、前記内部視認板25を導通配管23に固定す
るとともに、前記各パッキン26を介して導通配管23
の内部を密封するようになされている。
【0032】さらに、前記本体5の係合部6の端部に
は、前記外側に位置する断熱保持部材8に密接されるブ
ッシュ30が配設されており、前記本体5の係合部6の
端面には、前記ブッシュ30を本体5の内側方向に押圧
して保持するように蓋体31が締付け固定されている。
そして、前記本体5と導通配管23とは、前記断熱保持
部材8を介して極めて少ない接触面積で接触されるもの
であり、また、前記蓋体31を締付け固定することによ
り、ブッシュ30が押されて、外側に位置する断熱保持
部材8が本体5の係合部6の端部に押圧密着され、これ
により、本体5の内部を気密状態に保持するようになさ
れている。また、本実施例においては、前記本体5の内
部は、必要に応じて吸引口5aに接続される図示しない
真空ポンプにより吸引されて減圧状態に保持されてい
る。
は、前記外側に位置する断熱保持部材8に密接されるブ
ッシュ30が配設されており、前記本体5の係合部6の
端面には、前記ブッシュ30を本体5の内側方向に押圧
して保持するように蓋体31が締付け固定されている。
そして、前記本体5と導通配管23とは、前記断熱保持
部材8を介して極めて少ない接触面積で接触されるもの
であり、また、前記蓋体31を締付け固定することによ
り、ブッシュ30が押されて、外側に位置する断熱保持
部材8が本体5の係合部6の端部に押圧密着され、これ
により、本体5の内部を気密状態に保持するようになさ
れている。また、本実施例においては、前記本体5の内
部は、必要に応じて吸引口5aに接続される図示しない
真空ポンプにより吸引されて減圧状態に保持されてい
る。
【0033】本実施例においては、前記導通配管23の
外周に断熱保持部材8をそれぞれ装着した状態で、前記
分割された本体5をそのフランジ14が互いにパッキン
15を介して当接するように接合し、前記本体5の両端
部にブッシュ30を介して蓋体31を締め付けることに
より、前記視認装置4を形成するようになされている。
外周に断熱保持部材8をそれぞれ装着した状態で、前記
分割された本体5をそのフランジ14が互いにパッキン
15を介して当接するように接合し、前記本体5の両端
部にブッシュ30を介して蓋体31を締め付けることに
より、前記視認装置4を形成するようになされている。
【0034】また、この視認装置4は、図示しない液体
窒素ボンベの流出口に接続された液体窒素供給管および
被冷却装置の流入口に接続された液体窒素供給管をそれ
ぞれ導通配管23に接続することにより、前記液体窒素
ボンベと被冷却装置との間に装着されるものである。
窒素ボンベの流出口に接続された液体窒素供給管および
被冷却装置の流入口に接続された液体窒素供給管をそれ
ぞれ導通配管23に接続することにより、前記液体窒素
ボンベと被冷却装置との間に装着されるものである。
【0035】そして、前記液体窒素供給管を介して液体
窒素を供給すると、前記導通配管23が液体窒素により
冷却されることになるが、本実施例においては、前記本
体5の内部が気密でかつ減圧状態に保持されており、前
記本体5の内部に空気中の水分が新たに供給されること
を防ぐことにより、本体5の内部の雰囲気に水分がほと
んど含まれていないことになり、本体5の内部に位置す
る導通配管23の表面に霜が付着することはない。しか
も、前記本体5の内部を減圧状態に保持するとともに、
前記本体5と導通配管23とを熱伝導度の低い材料から
なる断熱保持部材8を介して接触させるようにしている
ので、前記導通配管23の温度が前記本体5に伝達され
てしまうことがなく、本体5が冷却されることにより、
この本体5の外周面に霜が付着してしまうこともない。
窒素を供給すると、前記導通配管23が液体窒素により
冷却されることになるが、本実施例においては、前記本
体5の内部が気密でかつ減圧状態に保持されており、前
記本体5の内部に空気中の水分が新たに供給されること
を防ぐことにより、本体5の内部の雰囲気に水分がほと
んど含まれていないことになり、本体5の内部に位置す
る導通配管23の表面に霜が付着することはない。しか
も、前記本体5の内部を減圧状態に保持するとともに、
前記本体5と導通配管23とを熱伝導度の低い材料から
なる断熱保持部材8を介して接触させるようにしている
ので、前記導通配管23の温度が前記本体5に伝達され
てしまうことがなく、本体5が冷却されることにより、
この本体5の外周面に霜が付着してしまうこともない。
【0036】したがって、本実施例においても前記実施
例と同様に、前記本体5の内部に位置する導通配管23
の表面に霜が付着することを確実に防止することができ
るので、前記外部視認用開口17の外部視認板18およ
び内部視認用開口24の内部視認板25を介して、導通
配管23の内部の液体窒素の状態を確実に視認すること
ができる。
例と同様に、前記本体5の内部に位置する導通配管23
の表面に霜が付着することを確実に防止することができ
るので、前記外部視認用開口17の外部視認板18およ
び内部視認用開口24の内部視認板25を介して、導通
配管23の内部の液体窒素の状態を確実に視認すること
ができる。
【0037】なお、前記本体5の内部を気密に保持し、
その内部に乾燥空気を封入するようにしても、導通配管
23の内部の液体窒素の状態を確実に視認することがで
きるが、前記本体5の内部が減圧状態の場合と比較し
て、若干、前記導通配管23の温度が前記本体5に伝達
されてしまうことがあり、この場合には、前記本体5の
表面にフィン等を形成することにより本体5の冷却を防
ぐことができる。
その内部に乾燥空気を封入するようにしても、導通配管
23の内部の液体窒素の状態を確実に視認することがで
きるが、前記本体5の内部が減圧状態の場合と比較し
て、若干、前記導通配管23の温度が前記本体5に伝達
されてしまうことがあり、この場合には、前記本体5の
表面にフィン等を形成することにより本体5の冷却を防
ぐことができる。
【0038】また、前記したように本体5の内部を減圧
状態に保持したり、本体5の内部に乾燥ガスを封入しな
いで、単に、本体5の内部を気密に保持するだけでも、
前記導通配管23の内部を流れる液体窒素の状態を十分
に視認することができるものである。
状態に保持したり、本体5の内部に乾燥ガスを封入しな
いで、単に、本体5の内部を気密に保持するだけでも、
前記導通配管23の内部を流れる液体窒素の状態を十分
に視認することができるものである。
【0039】さらに、図6は本発明の他の実施例を示し
たもので、本実施例においては、前記図3乃至図5に示
す実施例による導通配管23の内側に、前記断熱保持部
材8を介して前記透明な液体窒素供給管2を保持するよ
うにしたものであり、その他の構成は前記実施例のもの
と同様であるため同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
たもので、本実施例においては、前記図3乃至図5に示
す実施例による導通配管23の内側に、前記断熱保持部
材8を介して前記透明な液体窒素供給管2を保持するよ
うにしたものであり、その他の構成は前記実施例のもの
と同様であるため同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0040】本実施例においては、視認装置4は、前記
液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒素供給
管2の中途部に装着されるものであり、前記液体窒素供
給管2を介して液体窒素を供給した場合でも、前記本体
5の内部が気密でかつ減圧状態に保持されており、前記
本体5の内部の雰囲気に水分がほとんど含まれておら
ず、しかも、導通配管23と液体窒素供給管2とを断熱
保持部材8を介して接触させるようにしているので、前
記導通配管23が液体窒素供給管2の温度により冷却さ
れてしまうことがなく、本体5の内部に位置する導通配
管23の表面に霜が付着することはない。さらに、前記
本体5と導通配管23とを断熱保持部材8を介して接触
させるようにしているので、前記導通配管23の温度が
前記本体5に伝達されてしまうことがなく、本体5が冷
却されることにより、この本体5の外周面に霜が付着し
てしまうこともない。
液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒素供給
管2の中途部に装着されるものであり、前記液体窒素供
給管2を介して液体窒素を供給した場合でも、前記本体
5の内部が気密でかつ減圧状態に保持されており、前記
本体5の内部の雰囲気に水分がほとんど含まれておら
ず、しかも、導通配管23と液体窒素供給管2とを断熱
保持部材8を介して接触させるようにしているので、前
記導通配管23が液体窒素供給管2の温度により冷却さ
れてしまうことがなく、本体5の内部に位置する導通配
管23の表面に霜が付着することはない。さらに、前記
本体5と導通配管23とを断熱保持部材8を介して接触
させるようにしているので、前記導通配管23の温度が
前記本体5に伝達されてしまうことがなく、本体5が冷
却されることにより、この本体5の外周面に霜が付着し
てしまうこともない。
【0041】なお、前記導通配管23の内側に断熱保持
部材8を介して液体窒素供給管2を保持する際に、外部
視認板18および内部視認板25を介して視認する透明
な液体窒素供給管2の周囲に、断熱保持部材8で気密に
された僅かな空間32が形成されるようになるが、前記
空間32の容積は極く限られたものであり、その空間3
2に含まれている水分も極めて少量なので、前記外部視
認板18および内部視認板25を介しての視認を妨げる
ほど前記液体窒素供給管2に霜が付着することはない。
部材8を介して液体窒素供給管2を保持する際に、外部
視認板18および内部視認板25を介して視認する透明
な液体窒素供給管2の周囲に、断熱保持部材8で気密に
された僅かな空間32が形成されるようになるが、前記
空間32の容積は極く限られたものであり、その空間3
2に含まれている水分も極めて少量なので、前記外部視
認板18および内部視認板25を介しての視認を妨げる
ほど前記液体窒素供給管2に霜が付着することはない。
【0042】したがって、本実施例においても前記実施
例と同様に、前記外部視認用開口17の外部視認板18
および内部視認用開口24の内部視認板25を介して導
通配管23の内部を貫通する液体窒素供給管2の液体窒
素の状態を確実に視認することができる。
例と同様に、前記外部視認用開口17の外部視認板18
および内部視認用開口24の内部視認板25を介して導
通配管23の内部を貫通する液体窒素供給管2の液体窒
素の状態を確実に視認することができる。
【0043】また、図7乃至図9は本発明の他の実施例
を示したもので、本実施例においては、前記図3乃至図
5に示す実施例と同様に、視認装置4の本体5の上下部
分には、外部視認用開口17が穿設されており、この外
部視認用開口17には、外部視認板18および外部押え
板21がそれぞれパッキン19を介して密接されてい
る。また、本実施例においては、前記外部視認板18の
内部には、抵抗加熱式の金属製のヒータ33が埋設され
ており、このヒータ33には、リード線34を介して前
記ヒータ33の加熱温度を調整するためのコントローラ
35が接続されている。そして、前記本体5の係合部6
の内側には、断熱保持部材8を介して透明な液体窒素供
給管2が配設されるようになされており、その他の部分
は前記実施例と同様である。
を示したもので、本実施例においては、前記図3乃至図
5に示す実施例と同様に、視認装置4の本体5の上下部
分には、外部視認用開口17が穿設されており、この外
部視認用開口17には、外部視認板18および外部押え
板21がそれぞれパッキン19を介して密接されてい
る。また、本実施例においては、前記外部視認板18の
内部には、抵抗加熱式の金属製のヒータ33が埋設され
ており、このヒータ33には、リード線34を介して前
記ヒータ33の加熱温度を調整するためのコントローラ
35が接続されている。そして、前記本体5の係合部6
の内側には、断熱保持部材8を介して透明な液体窒素供
給管2が配設されるようになされており、その他の部分
は前記実施例と同様である。
【0044】本実施例においては、前記液体窒素供給管
2を介して液体窒素を供給すると、前記液体窒素供給管
2が液体窒素により冷却されることになるが、前記本体
5の内部に含まれる水分はもともと多くはなく、また、
本体5の内部は気密状態となっていることから、本体5
の内部に経時的に新たな水分が補給されることもないの
で、液体窒素供給管2の表面に霜が付着してしまうこと
がない。さらに、前記液体窒素供給管2の冷却により、
前記外部視認板18も徐々に冷却されることになるが、
前記コントローラ35によりリード線34を介してヒー
タ33を所定温度に加熱することにより、前記外部視認
板18を所定温度に加熱するようにしているので、外部
視認板18の表面に霜が付着してしまうことがない。
2を介して液体窒素を供給すると、前記液体窒素供給管
2が液体窒素により冷却されることになるが、前記本体
5の内部に含まれる水分はもともと多くはなく、また、
本体5の内部は気密状態となっていることから、本体5
の内部に経時的に新たな水分が補給されることもないの
で、液体窒素供給管2の表面に霜が付着してしまうこと
がない。さらに、前記液体窒素供給管2の冷却により、
前記外部視認板18も徐々に冷却されることになるが、
前記コントローラ35によりリード線34を介してヒー
タ33を所定温度に加熱することにより、前記外部視認
板18を所定温度に加熱するようにしているので、外部
視認板18の表面に霜が付着してしまうことがない。
【0045】したがって、本実施例においても前記実施
例と同様に、本体5の内部に位置する液体窒素供給管2
および外部視認板18の表面に霜が付着することを確実
に防止することができるので、前記外部視認用開口17
の外部視認板18を介して液体窒素供給管2の内部の液
体窒素の状態を確実に視認することができる。
例と同様に、本体5の内部に位置する液体窒素供給管2
および外部視認板18の表面に霜が付着することを確実
に防止することができるので、前記外部視認用開口17
の外部視認板18を介して液体窒素供給管2の内部の液
体窒素の状態を確実に視認することができる。
【0046】なお、前記実施例においては、前記視認装
置4を液体窒素供給管2の中途部に装着するようにした
が、図10に示すように、液体窒素ボンベの流出口12
あるいは被冷却装置の流入口13のいずれかに直接取り
付けるようにしてもよく、この場合には、前記視認装置
4を安定して保持することが可能となる。
置4を液体窒素供給管2の中途部に装着するようにした
が、図10に示すように、液体窒素ボンベの流出口12
あるいは被冷却装置の流入口13のいずれかに直接取り
付けるようにしてもよく、この場合には、前記視認装置
4を安定して保持することが可能となる。
【0047】また、前記実施例においては、前記本体5
の内部を透明な液体窒素供給管2そのものが貫通してい
るが、この液体窒素供給管2の代わりに、かかる液体窒
素供給管2の中途部に接続される透明部を有する配管が
本体5の内部を貫通するようにしてもよい。
の内部を透明な液体窒素供給管2そのものが貫通してい
るが、この液体窒素供給管2の代わりに、かかる液体窒
素供給管2の中途部に接続される透明部を有する配管が
本体5の内部を貫通するようにしてもよい。
【0048】さらに、前記実施例においては、前記本体
5の内部を気密状態に保持しているが、これに加えて、
本体5の内部を減圧状態に保持したり、本体5の内部に
乾燥ガスを封入するようにすれば、液体窒素供給管2の
内部の状態をより確実に視認することができるものであ
る。
5の内部を気密状態に保持しているが、これに加えて、
本体5の内部を減圧状態に保持したり、本体5の内部に
乾燥ガスを封入するようにすれば、液体窒素供給管2の
内部の状態をより確実に視認することができるものであ
る。
【0049】また、前記実施例においては、前記ヒータ
33を外部視認板18の内部に埋設するようにしたが、
このヒータ33を外部視認板18の表面に貼着するよう
にしてもよい。
33を外部視認板18の内部に埋設するようにしたが、
このヒータ33を外部視認板18の表面に貼着するよう
にしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る液体窒素
の視認装置は、請求項1に記載の発明によれば、本体に
通気性を有する通気部材を配設するとともに、本体の内
部に乾燥ガスを導入する導入口を形成しているので、本
体の内部に乾燥ガスが常に充満して、本体の内部の雰囲
気に水分が含まれなくなり、本体の内部に位置する液体
窒素が導通される透明部を有する配管の表面に霜が付着
することがなく、また、本体と配管とを断熱保持部材を
介して接触させるようにしているので、液体窒素により
配管を介して本体が冷却されてしまうこともなく、本体
の外周面に霜が付着してしまうこともない。そのため、
透明部を有する配管およびこの透明部に対応した透明部
を有する本体を介して液体窒素の状態を確実に視認する
ことができる。
の視認装置は、請求項1に記載の発明によれば、本体に
通気性を有する通気部材を配設するとともに、本体の内
部に乾燥ガスを導入する導入口を形成しているので、本
体の内部に乾燥ガスが常に充満して、本体の内部の雰囲
気に水分が含まれなくなり、本体の内部に位置する液体
窒素が導通される透明部を有する配管の表面に霜が付着
することがなく、また、本体と配管とを断熱保持部材を
介して接触させるようにしているので、液体窒素により
配管を介して本体が冷却されてしまうこともなく、本体
の外周面に霜が付着してしまうこともない。そのため、
透明部を有する配管およびこの透明部に対応した透明部
を有する本体を介して液体窒素の状態を確実に視認する
ことができる。
【0051】また、請求項3の発明によれば、本体と配
管との間に気密空間層を形成しているので、本体の内部
に空気中の水分が新たに供給されることを防ぐことによ
り、本体内部の配管の表面に霜が付着することを防ぐこ
とができ、好ましくは、前記気密空間層に乾燥ガスを封
入し、あるいは、気密空間層を減圧状態に保持している
ので、より一層配管の表面に霜が付着することを防ぐこ
とができ、さらに、本体表面の霜付着防止についても、
前記請求項1の発明と同様であり、これにより、液体窒
素の状態を確実に視認することができる。
管との間に気密空間層を形成しているので、本体の内部
に空気中の水分が新たに供給されることを防ぐことによ
り、本体内部の配管の表面に霜が付着することを防ぐこ
とができ、好ましくは、前記気密空間層に乾燥ガスを封
入し、あるいは、気密空間層を減圧状態に保持している
ので、より一層配管の表面に霜が付着することを防ぐこ
とができ、さらに、本体表面の霜付着防止についても、
前記請求項1の発明と同様であり、これにより、液体窒
素の状態を確実に視認することができる。
【0052】また、請求項6の発明によれば、透明な液
体窒素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管を設
け、この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保持部
材を介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持部材
を介して前記配管の透明部に対応した透明部を有する本
体を設け、この本体と前記配管との間に気密空間層を形
成しているので、本体および本体内部の配管の表面に霜
が付着することを防ぐことができ、透明部を有する配管
およびこの透明部に対応した透明部を有する本体を介し
て、透明な液体窒素供給管の内部を流れる液体窒素の状
態を視認することができ、好ましくは、前記気密空間層
に乾燥ガスを封入し、あるいは、気密空間層を減圧状態
に保持することにより、液体窒素の状態をより確実に視
認できる。
体窒素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管を設
け、この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保持部
材を介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持部材
を介して前記配管の透明部に対応した透明部を有する本
体を設け、この本体と前記配管との間に気密空間層を形
成しているので、本体および本体内部の配管の表面に霜
が付着することを防ぐことができ、透明部を有する配管
およびこの透明部に対応した透明部を有する本体を介し
て、透明な液体窒素供給管の内部を流れる液体窒素の状
態を視認することができ、好ましくは、前記気密空間層
に乾燥ガスを封入し、あるいは、気密空間層を減圧状態
に保持することにより、液体窒素の状態をより確実に視
認できる。
【0053】さらに、請求項9の発明によれば、透明部
を有する配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明部
に対応した透明部を有する本体を設け、この本体と配管
との間を気密空間層に形成するとともに、前記本体の透
明部にヒータを配設しているので、本体の内部に空気中
の水分が新たに供給されることを防ぐとともに、本体の
透明部を加熱することにより、液体窒素の状態を視認す
ることができ、また、好ましくは、前記気密空間層に乾
燥ガスを封入し、あるいは、気密空間層を減圧状態に保
持することにより、液体窒素の状態をより確実に視認で
きる。
を有する配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明部
に対応した透明部を有する本体を設け、この本体と配管
との間を気密空間層に形成するとともに、前記本体の透
明部にヒータを配設しているので、本体の内部に空気中
の水分が新たに供給されることを防ぐとともに、本体の
透明部を加熱することにより、液体窒素の状態を視認す
ることができ、また、好ましくは、前記気密空間層に乾
燥ガスを封入し、あるいは、気密空間層を減圧状態に保
持することにより、液体窒素の状態をより確実に視認で
きる。
【0054】したがって、前記発明によれば、本体内部
の配管の内側を流れる液体窒素の状態を確実に視認する
ことができるので、液体窒素の流量を適宜調整可能とす
ることができ、一般的に高価な低温での測定機械類の保
全が図れるとともに、適正な時間で液体窒素の移送処理
を終了することができる。
の配管の内側を流れる液体窒素の状態を確実に視認する
ことができるので、液体窒素の流量を適宜調整可能とす
ることができ、一般的に高価な低温での測定機械類の保
全が図れるとともに、適正な時間で液体窒素の移送処理
を終了することができる。
【図1】本発明に係る液体窒素の視認装置の一実施例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】図1の視認装置の装着状態を示す構成図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】図3のA−A線による側面断面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図8】図7のB−B線による側面断面図である。
【図9】図7の平面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図11】従来の液体窒素の供給装置を示す構成図であ
る。
る。
1 液体窒素ボンベ 2 液体窒素供給管 3 被冷却装置 4 視認装置 5 本体 7 通気部材 8 断熱保持部材 9 導入口 10 乾燥ガスボンベ 11 乾燥ガス供給管 14 フランジ 17 外部視認用開口 18 外部視認板 21 外部押え板 23 導通配管 24 内部視認用開口 25 内部視認板 28 内部押え板 31 蓋体 33 ヒータ
Claims (12)
- 【請求項1】 液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続す
る液体窒素供給管の中途部に配設され、前記液体窒素ボ
ンベから前記被冷却装置に送られる液体窒素の状態を視
認するための液体窒素の視認装置において、 内部に前記液体窒素が導通される透明部を有する配管を
設け、この配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明
部に対応した透明部を有する本体を設け、この本体に通
気性を有する通気部材を配設するとともに、前記本体の
内部に乾燥ガスを導入する導入口を形成したことを特徴
とする液体窒素の視認装置。 - 【請求項2】 前記配管が透明性を有する材料により形
成した液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体窒
素供給管であることを特徴とする請求項1記載の液体窒
素の視認装置。 - 【請求項3】 液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続す
る液体窒素供給管の中途部に配設され、前記液体窒素ボ
ンベから前記被冷却装置に送られる液体窒素の状態を視
認するための液体窒素の視認装置において、 内部に前記液体窒素が導通される透明部を有する配管を
設け、この配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明
部に対応した透明部を有する本体を設け、この本体と前
記配管との間に気密空間層を形成したことを特徴とする
液体窒素の視認装置。 - 【請求項4】 前記本体と配管との間の気密空間層に乾
燥ガスを封入してなることを特徴とする請求項3記載の
液体窒素の視認装置。 - 【請求項5】 前記本体と配管との間の気密空間層を減
圧状態に保持してなることを特徴とする請求項3記載の
液体窒素の視認装置。 - 【請求項6】 液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続す
る液体窒素供給管の中途部に配設され、前記液体窒素ボ
ンベから前記被冷却装置に送られる液体窒素の状態を視
認するための液体窒素の視認装置において、 液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する透明性を有す
る液体窒素供給管が内部を貫通する透明部を有する配管
を設け、この配管と前記液体窒素供給管との間に断熱保
持部材を介設するとともに、前記配管の周囲に断熱保持
部材を介して前記配管の透明部に対応した透明部を有す
る本体を設け、この本体と前記配管との間に気密空間層
を形成したことを特徴とする液体窒素の視認装置。 - 【請求項7】 前記本体と配管との間の気密空間層に乾
燥ガスを封入してなることを特徴とする請求項6記載の
液体窒素の視認装置。 - 【請求項8】 前記本体と配管との間の気密空間層を減
圧状態に保持してなることを特徴とする請求項6記載の
液体窒素の視認装置。 - 【請求項9】 液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続す
る液体窒素供給管の中途部に配設され、前記液体窒素ボ
ンベから前記被冷却装置に送られる液体窒素の状態を視
認するための液体窒素の視認装置において、 内部に前記液体窒素が導通される透明部を有する配管を
設け、この配管の周囲に断熱保持部材を介して前記透明
部に対応した透明部を有する本体を設け、この本体と配
管との間を気密空間層に形成するとともに、前記本体の
透明部にヒータを配設したことを特徴とする液体窒素の
視認装置。 - 【請求項10】 前記配管が透明性を有する材料により
形成した液体窒素ボンベと被冷却装置とを接続する液体
窒素供給管であることを特徴とする請求項9記載の液体
窒素の視認装置。 - 【請求項11】 前記本体と配管との間の気密空間層に
乾燥ガスを封入してなることを特徴とする請求項9記載
の液体窒素の視認装置。 - 【請求項12】 前記本体と配管との間の気密空間層を
減圧状態に保持してなることを特徴とする請求項9記載
の液体窒素の視認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278949A JP2986009B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 液体窒素の視認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278949A JP2986009B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 液体窒素の視認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136104A true JPH08136104A (ja) | 1996-05-31 |
JP2986009B2 JP2986009B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17604312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6278949A Expired - Fee Related JP2986009B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 液体窒素の視認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2986009B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6278949A patent/JP2986009B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2986009B2 (ja) | 1999-12-06 |
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