JPH08135081A

JPH08135081A - ブロックの化粧装置

Info

Publication number: JPH08135081A
Application number: JP6271250A
Authority: JP
Inventors: Souji Kobayashi; 操二小林
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-11-04
Filing date: 1994-11-04
Publication date: 1996-05-28

Abstract

(57)【要約】【目的】ブロック塀や壁に高級感をつけ、かつ地震等
に強くする。【構成】ブロックａの表面を覆う化粧カバー１に固定
片３を形成し、この固定片３をブロックａの穴ｂに差し
込んで折り曲げることにより、化粧カバー１をブロック
ａの表面に取り付けて高級感を出す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ブロック塀或いは家の
壁等を化粧カバーで覆うことにより、美観と優雅な高級
感等を創出する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図６に示すブロックａを積み重ねて図７
に示すように塀ｃを構築した場合、そのままであると所
謂安物としてのイメージがつく。そこで、従来はブロッ
ク塀や壁の表面に塗料を塗布してブロックのイメージを
隠蔽すること等が行われているが、この場合でも経時的
にはブロックの接合部分の目地の跡が浮き出て来て体裁
が悪くなる。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は、ブロックを用
いた塀や壁の美観を改善し、高級感をもたせると共にブ
ロックの風化、崩壊の防止に役立つ装置を提案するのが
目的であって、その構成は次のとおりである。１．ブロックの表面に対して覆うようにして取り付けら
れる化粧カバーと、この化粧カバーをブロックに対して
固定するための固定部材から成るブロックの化粧装置。２．前記１において、化粧カバーは、ブロックの一個の
表面を覆う形状であるところのブロックの化粧装置。３．前記１において、化粧カバーは、ブロックの側端面
を覆う形状であるところのブロックの化粧装置。４．前記１において、化粧カバーは、ブロックの上端面
を覆う形状であるところのブロックの化粧装置。５．前記１又は２又は３又は４において、化粧カバー
は、複数のブロックを一枚で覆う形状であるところのブ
ロックの化粧装置。６．前記１又は２又は３又は４又は５において、化粧カ
バーは、金属プレートで形成されているブロックの化粧
装置。７．前記１又は２又は３又は４又は５において、化粧カ
バーは、プラスチックで成形品されているブロックの化
粧装置。８．前記１又は２又は３又は４又は５又は６又は７にお
いて、化粧カバーの表面に絵柄模様又は着色を施して成
るブロックの化粧装置。９．前記１又は２又は３又は４又は５又は６又は７又は
８において、化粧カバーの裏面にクッション材を張り合
わせて成るブロックの化粧装置。１０．前記１又は２又は３又は４又は５又は６又は７又
は８又は９において、化粧カバーの固定部材は、化粧カ
バーと一体に形成された固定片であるところのブロック
の化粧装置。１１．前記１又は２又は３又は４又は５又は６又は７又
は８又は９において、化粧カバーの固定部材は、化粧カ
バーをブロックの表面に貼り付けるための接着剤である
ところのブロックの化粧装置。

【０００４】

【作用】各化粧カバーには、爪状の折り返し固定片等を
形成しておき、この固定片を用いてブロックに取り付け
る。或いは接着剤を用いてブロックに貼り付ける。この
際、化粧カバーは直接張り付けてもよいが、裏面（接着
面）にクッション材を張り合わせてもよい。このクッシ
ョン材は、ゴム、スポンジ、軟質プラスチック材等が最
適であるが、クッション効果のあるものならば他の材質
でもよい。化粧カバーは、ブロックごとに取り付けるよ
うにしてもよいし、大きな化粧カバーにより複数のブロ
ックを一緒に覆うように施工してもよい。

【０００５】

【実施例】図１（Ａ）はブロックの表面に取り付ける化
粧カバーであって、化粧カバー１はブロックａの形状に
合わせてあり、周囲には縁２が形成されている。また、
上下の縁２には、折り返してブロック側の穴ｂ内に折り
込んで化粧カバー１を取り付けることができるように、
固定片３が一体に形成されている。この化粧カバー１
は、図１（Ｂ）に示すように、一個のブロックａの表面
を覆うように固定片３を用いて取り付けられるものであ
って、この化粧カバー１を取り付けたブロックａを用い
て塀や壁を構築する。なお、化粧カバー１はブロックａ
の両面（表裏）に取り付けてもよい。なお、この化粧カ
バー１の場合、縁２は必ずしも無くてもよい。

【０００６】図２（Ａ）はブロックの上端面を覆う化粧
カバー１ａであって、周囲に固定片３を形成し、この固
定片３を図２（Ｂ）に示すようにブロックａの穴ｂ内に
折り込んで固定する。図３（Ａ）はブロックの側端面を
覆う化粧カバー１ｂであって、上下に固定片３を形成
し、この固定片３を図３（Ｂ）に示すようにブロックａ
の穴ｂに折り込んで固定する。図４は大きな化粧カバー
１ｃを用いて塀４を覆った状況である。図６は化粧カバ
ーに固定片３を形成せず、裏面にクッション材４を介在
させて接着剤５により化粧カバー１をブロックａの表面
に貼り付けた状況の説明図である。上記実施例におい
て、各化粧カバーには着色或いは絵柄模様が描かれてい
る。化粧カバーの材質は、アルミ、銅等の金属或いはプ
ラスチック等の板材である。

【発明の効果】

【０００７】本発明は以上のように、ブロック塀或いは
壁の表面に化粧カバーを取り付けるようにしたので、次
の効果を奏する。ａ．ブロックが直接露出しないので、高級感が表に出
る。ｂ．化粧プレートに着色や絵柄模様を入れることによ
り、美観を高めることができる。ｃ．ブロックは化粧プレートにより覆われているため、
風化せず、耐久性が増す。ｄ．複数ブロックを化粧カバーで覆った場合、この複数
ブロックは一体化する。この結果、地震等に際しての強
度が増し、安全対策上有効である。ｅ．汚れた場合、簡単に拭きとることができるので、常
に奇麗な塀や壁を保持できる。ｆ．化粧カバーの裏面にクッション材を入れた場合、所
謂ベコつきを防止できる。ｇ．ブロック塀や壁のリフォームに利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ブロックの表面に取り付ける化粧カバーとこの
取り付け例の説明図。

【図２】ブロックの上端面に取り付ける化粧カバーとこ
の取り付け例の説明図。

【図３】ブロックの側端面に取り付ける化粧カバーとこ
の取り付け例の説明図。

【図４】大きな化粧カバーを用いて複数のブロックをま
とめて覆った状況の説明図。

【図５】化粧カバーの裏面にクッション材を入れて接着
剤５により化粧カバーをブロックの表面に貼り付けた状
況の説明図。

【図６】ブロックの説明図。

【図７】従来のブロック塀の説明図。

【符号の説明】

１、１ａ、１ｂ、１ｃ化粧カバー２縁３固定片４クッション材５接着剤ａブロックｂ穴

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ブロックの表面に対して覆うようにして
取り付けられる化粧カバーと、この化粧カバーをブロッ
クに対して固定するための固定部材から成るブロックの
化粧装置。
【請求項２】請求項１において、化粧カバーは、ブロ
ックの一個の表面を覆う形状であるところのブロックの
化粧装置。
【請求項３】請求項１において、化粧カバーは、ブロ
ックの側端面を覆う形状であるところのブロックの化粧
装置。
【請求項４】請求項１において、化粧カバーは、ブロ
ックの上端面を覆う形状であるところのブロックの化粧
装置。
【請求項５】請求項１又は２又は３又は４において、
化粧カバーは、複数のブロックを一枚で覆う形状である
ところのブロックの化粧装置。
【請求項６】請求項１又は２又は３又は４又は５にお
いて、化粧カバーは、金属プレートで形成されているブ
ロックの化粧装置。
【請求項７】請求項１又は２又は３又は４又は５にお
いて、化粧カバーは、プラスチックで成形品されている
ブロックの化粧装置。
【請求項８】請求項１又は２又は３又は４又は５又は
６又は７において、化粧カバーの表面に絵柄模様又は着
色を施して成るブロックの化粧装置。
【請求項９】請求項１又は２又は３又は４又は５又は
６又は７又は８において、化粧カバーの裏面にクッショ
ン材を張り合わせて成るブロックの化粧装置。
【請求項１０】請求項１又は２又は３又は４又は５又
は６又は７又は８又は９において、化粧カバーの固定部
材は、化粧カバーと一体に形成された固定片であるとこ
ろのブロックの化粧装置。
【請求項１１】請求項１又は２又は３又は４又は５又
は６又は７又は８又は９において、化粧カバーの固定部
材は、化粧カバーをブロックの表面に貼り付けるための
接着剤であるところのブロックの化粧装置。