JPH08134950A - 土羽打ち作業装置 - Google Patents

土羽打ち作業装置

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Publication number
JPH08134950A
JPH08134950A JP27637394A JP27637394A JPH08134950A JP H08134950 A JPH08134950 A JP H08134950A JP 27637394 A JP27637394 A JP 27637394A JP 27637394 A JP27637394 A JP 27637394A JP H08134950 A JPH08134950 A JP H08134950A
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JP
Japan
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deceleration
bucket
descending
start position
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP27637394A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fujishima
一雄 藤島
Morio Oshina
守雄 大科
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作手段の操作による困難なバケットの打ち
着け強さの調整操作の必要がなく、未熟練操作者であっ
ても出来栄えにムラが無く、高品質の土羽打ち面を形成
することができる土羽打ち作業装置を提供する。 【構成】 操作者が土羽打ちモードスイッチを押下した
後、新たに設けた操作レバーを前方に操作すると、コン
トローラーはブームシリンダー8を最大速度で駆動して
ブーム5を下降させる駆動制御信号を出力する。マイク
ロコンピューターは作業機4の関節部に設置されたポテ
ンショメーターで検知された関節角データに基づいて、
バケット7の背面の参照点Pのx−z座標(PX ,PZ
)を演算し、それが減速開始高さdまで下降したか否
かを判断し、可ならば、仮想的な下降停止面Sm からの
高さの比Kを減速係数として、操作レバーの操作信号に
乗算させ、ブームシリンダー8を減速下降させる。その
際、操作者が所定の操作レバーを後方に操作すると、コ
ントローラーからは当該操作レバーの操作量に応じてブ
ームシリンダー8の下降速度を減速させる駆動制御信号
が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は操作手段の操作により、
連設された複数のアームの先端部に取り付けられたバケ
ットを下降させて、その背面を作業域の地面に打ち着け
て土羽打ち作業を行う油圧ショベル等の建設機械に代表
される土羽打ち作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは上部旋回体の前部に取り
付けられたブームと、このブームの先端部に取り付けら
れたアームと、このアームの先端部に取り付けられたバ
ケットにより構成された作業機を有しており、この作業
機の屈折作業運動により掘削・積込作業等の土木建設作
業を行うようになっている。ところで、土木作業におい
て、地面を水平に均す均し作業、法面を形成する際等に
行われる仕上げ作業として、地面を叩いて締め固めを行
う土羽打ち作業を行う場合がある。土羽打ち作業は作業
員が羽子板を用いて地面を叩く人力作業により行われる
場合もあるが、通常は油圧ショベルの操作によりバケッ
トの背面で地面を叩く動力作業により行われる。油圧シ
ョベルの操作により土羽打ち作業を行う場合には、通常
はバケット背面と、例えば、傾斜した地面が平行になる
ようにバケット背面の角度を調整した後、アームとバケ
ットの角度を一定に保ったままブームの上下動によりバ
ケット背面を地面に打ち着ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルの操作に
より土羽打ち作業を行う場合に、バケット背面を地面に
打ち着ける時の強さは土羽打ち面の出来栄えの善し悪し
を決める重要な要素になる。例えば、柔らかい地面にバ
ケット背面をあまり強く打ち着けると、土砂が飛散して
大きな窪みができてしまうことがあるので、土砂が飛散
しない程度の強さで何度も土羽打ち作業を繰り返さなけ
ればならない。逆に、固い地面にバケット背面を強く打
ち着けると、打ち当たった時の衝撃で油圧ショベルの前
部が破損する虞がある。従って、油圧ショベルの操作に
より土羽打ち作業を行う場合には、何度も操作レバーを
操作してバケットの下降操作を繰り返すと共に、バケッ
ト背面を地面に打ち着ける毎にバケットの打ち着け強さ
を加減しながら作業を進めなければならないため、未熟
練操作者は勿論、長年の経験により最も効率よく締め固
めできる打ち着け強さを習得した熟練操作者でも良い出
来栄えの土羽打ち面を形成するのは容易でなく、土羽打
ち作業は困難で苦痛な作業となっていた。本発明は従来
技術におけるかかる課題を解決すべく成されたものであ
り、操作手段の操作による困難なバケットの打ち着け強
さの調整操作の必要がなく、未熟練操作者であっても出
来栄えにムラが無く、高品質の土羽打ち面を形成するこ
とができる土羽打ち作業装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、目標とする土羽打ち面の情報を設定する土
羽打ち面設定手段と、減速下降動作の開始位置の情報を
設定する減速開始位置設定手段と、作業機の基体に関節
部を介して連設されたアームを最大速度で下降させる操
作情報を入力するための最速下降指令入力手段と、アー
ムの関節部における回動角を検知する回動角検知手段が
検知した回動角等の情報に基づいて、下降するバケット
が減速開始位置設定手段により設定された減速下降動作
の開始位置に到達したか否かを判断する減速域到達判断
手段と、バケットが減速下降動作の開始位置に到達した
と前記減速域到達判断手段が判断した時、バケットの減
速下降動作の開始位置からの距離に応じた減速指令信号
を、操作手段の操作量に対応して回動駆動機構を制御す
る制御手段に出力してバケットの下降の速度を減速制御
させる減速指令手段とを有したものである。
【0005】
【作用】土羽打ち作業に先立って、操作者が土羽打ち面
設定手段に目標とする土羽打ち面の情報を設定し、減速
開始位置設定手段に減速下降動作の開始位置の情報を設
定する。操作者が最速下降指令入力手段を操作して土羽
打ち作業を開始させると、作業機の基体に関節部を介し
て連設されたアームが最大速度で下降し、減速域到達判
断手段は回動角検知手段が検知した回動角等の情報に基
づいて、下降するバケットが減速開始位置設定手段によ
り設定された減速下降動作の開始位置に到達したか否か
を判断する。バケットが減速下降動作の開始位置に到達
したと減速域到達判断手段が判断した時、減速指令手段
はバケットの減速下降動作の開始位置からの距離に応じ
た減速指令信号を制御手段に出力してバケットの下降の
速度を減速制御させる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図2は本発明の実施例に係る油圧ショベ
ルの側面図である。同図において、1は油圧ショベル、
2は下部走行体、3は下部走行体2上に旋回自在に設置
された上部旋回体、4は上部旋回体3の前部に装着され
た作業機である。作業機4はブーム5、アーム6、バケ
ット7および、これらのそれぞれの回動駆動手段である
ブームシリンダー8、アームシリンダー9、バケットシ
リンダー10等で構成されている。ブーム5、アーム6
およびバケット7はそれぞれピン結合部11,12,1
3で上部旋回体3の前部、ブーム5の先端部およびアー
ム6の先端部に回動自在に支持されている。そして、各
ピン結合部11〜13にはそれぞれの回動角を検知する
ためのポテンショメーターが配設されている。即ち、ピ
ン結合部11,12,13にはそれぞれブーム用ポテン
ショメーター14、アーム用ポテンショメーター15お
よびバケット用ポテンショメーター16が取り付けられ
ている。運転席17には3つの操作レバー32,33,
34が設けられていて、通常の作業においては操作者が
操作レバー32,33を操作することにより油圧ショベ
ル1の運転が行われる。操作レバー33は土羽打ち作業
時にのみ操作される土羽打ち作業専用の操作レバーであ
る。なお、バケット7の背面の動きを記述するためにバ
ケット7の背面の中心部に参照点Pを設定した。作業機
4を構成する各部の寸法は同図に示すように、アーム長
LA 、ブーム長LB はそれぞれピン結合部12とピン結
合部13間のアーム結合部間隔およびピン結合部11と
ピン結合部12間のブーム結合部間隔であり、刃先方向
距離LV1、刃先垂直方向距離LV2はそれぞれピン結合部
13から参照点Pまでのバケット7の刃先方向に平行な
距離および刃先方向に垂直な方向の距離である。また、
アーム角αA 、ブーム角αB 、バケット角αV はそれぞ
れピン結合部11,12間を結ぶ線分とピン結合部1
2,13を結ぶ線分との成す角度、ピン結合部11,1
2間を結ぶ線分と水平方向の成す角度およびピン結合部
12,13を結ぶ線分とピン結合部13とバケット7の
刃先を結ぶ線分との成す角度を表す。なお、座標の原点
は下部走行体2の接地面中央部に、油圧ショベル1の前
進方向をx軸、垂直上方をz軸に設定している。
【0007】図1は油圧ショベル1の駆動機構を構成す
る各シリンダーおよび油圧モーターの駆動を制御する駆
動制御回路図である。操作レバー32,33,34は電
気レバーで構成されていて、同図に示すように、操作レ
バー32,33の操作によりそれぞれ4チャンネルずつ
の操作信号、即ち、上部旋回体3の左右の旋回動作、ア
ーム6の屈伸動作およびブーム5の上下動動作、バケッ
ト7の屈伸動作の操作信号が、また、操作レバー34の
操作により2チャンネルのデジタル操作信号がそれぞれ
コントローラー18に出力される。コントローラー18
にはこれらの操作信号の外に、土羽打ち面の設定を行う
ための設定器37、動作速度減速開始位置を上下に調整
する設定を行うための減速位置調整ボタンを具えた設定
器36から出力される設定信号と、マイクロコンピュー
ター(MPU)35から出力される減速信号および土羽
打ちモードを設定するための土羽打ちモードスイッチ3
8からのオンオフ信号が入力される。また、MPU35
にはブーム用、アーム用、バケット用の各ポテンショメ
ーター14,15,16で検知された角度検知信号が入
力される。操作レバー32〜34の具体的な操作は同図
で操作レバー32の矢印V1 ,V2 方向の操作により操
作信号v1 ,v2 が出力されてバケットシリンダー10
への流量と流出方向が、矢印B1 ,B2 方向の操作によ
り操作信号b1 ,b2 が出力されてブームシリンダー8
への流量と流出方向が制御される。また、操作レバー3
3の矢印A1 ,A2 方向の操作により操作信号a1 ,a
2 が出力されてアームシリンダー9への流量と流出方向
が、矢印S1 ,S2 方向の操作により操作信号s1 ,s
2 が出力されて旋回モーター19への流量と流出方向が
制御される。さらに、操作レバー34の矢印B1 ′,B
2 ′方向の操作により土羽打ちモードスイッチ38がオ
ン操作されている時だけ有効となる操作信号b1 ′,b
2 ′が出力される。操作レバー34が操作された後、操
作レバー32が操作されると、出力された操作信号
1 ,b2 は操作レバー34の操作による操作信号
1 ′,b2 ′の働きを抑制するように作用する。
【0008】例えば、ブームシリンダー8の制御に関し
ては操作レバー32の操作により出力された操作信号b
1 ,b2 、操作レバー34の操作により出力された操作
信号b1 ′,b2 ′およびMPU35から出力された減
速信号xに基づいてコントローラー18は比例減圧弁ユ
ニット31の一対の比例減圧弁311,312に2チャ
ンネルの駆動制御信号r1 ,r2 を出力する。一対の比
例減圧弁311,312からはそれぞれ駆動制御信号r
1 ,r2 の大きさに対応したパイロット圧油が方向切替
弁23のパイロット圧受部に出力され、これらの油圧に
応じて方向切替弁23に流入する圧油の流出方向と流量
が制御される。ブームシリンダー8は駆動制御信号
1 ,r2 に応じて方向切替弁23から流出した圧油に
より短縮または伸長する。比例減圧弁ユニット31は8
チャンネルの駆動制御信号ri (i=1,2, …8)に対応して
8個の比例減圧弁311,312……を具えていて、こ
れらの比例減圧弁311,312……がパイロット油圧
ポンプ30から8系統に分岐して供給されたパイロット
圧油の圧力を制御して方向切替弁22〜25のパイロッ
ト圧受部に供給する。方向切替弁22〜25は比例減圧
弁ユニット31から供給されたパイロット圧油によって
駆動制御され、原動機28に連結された油圧ポンプ29
から供給された圧油の流出方向と流量を制御する。方向
切替弁22〜25からはそれぞれ流量および方向制御さ
れた圧油がブームシリンダー8、アームシリンダー9、
バケットシリンダー10および旋回モーター19に供給
される。方向切替弁26,27には運転席17に設置さ
れた図示しない走行用操作レバーの操作によって供給制
御されるパイロット圧油によって駆動され、油圧ポンプ
29から供給された圧油を方向および流量制御してそれ
ぞれ左右の走行モーター20,21に供給する。
【0009】次に、本実施例の動作を説明する。まず、
土羽打ちモードが選択されていない時は土羽打ちモード
スイッチ38は押下られていないので、操作レバー34
の操作により操作信号b1 ′,b2 ′が出力されてもコ
ントローラー18はこれらの信号を受け付けない。従っ
て、操作者が運転席17内で操作レバー32,33を操
作すると、それぞれの操作レバー32,33の操作方
向、傾きに応じた操作信号b1 ,b2 ,v1 ,v2 ,a
1 ,a2 ,s1 ,s2 がコントローラー18に出力され
て受信される。そして、コントローラー18からこれら
の操作信号に対応した駆動制御信号ri が比例減圧弁ユ
ニット31に出力される。そして、比例減圧弁ユニット
31から出力されるパイロット圧油によって制御された
方向切替弁22〜25は切替動作により駆動制御信号r
i に対応した圧油をアームシリンダー9、ブームシリン
ダー8、バケットシリンダー10および旋回モーター1
9に供給することにより、作業機4の姿勢、即ち、バケ
ット7の姿勢と運動方向および速度を変化させたり、上
部旋回体3を旋回させる、通常のレバー操作による油圧
ショベル1の土木建設作業が行われる。同様に、操作者
が運転席17内で走行用操作レバーを操作すると、方向
切替弁26,27は切替動作により走行用操作レバーの
傾きに応じた操作信号に対応する圧油を左右の走行モー
ター20,21に供給し、左右の走行モーター20,2
1を走行用操作レバーの傾きに応じた速度で回転させ
る。一方、土羽打ちモードスイッチ38が押下られ、土
羽打ちモードが選択された後、操作レバー34が矢印B
1 ′方向に操作された時は、コントローラー18は一対
の比例減圧弁311,312にブーム5を最大速度で下
降させる駆動制御信号r1 ,r2 を出力する。これによ
って、ブーム5、従って、バケット7が最大速度で下降
する。一方、ブーム用、アーム用、バケット用の各ポテ
ンショメーター14,15,16で検知されたブーム角
αB 、アーム角αA 、バケット角αVの各角度検知信号
がMPU35に入力される。MPU35はこれらの角度
検知信号に基づいてバケット7の背面の参照点Pの座標
を演算すると共に、設定器37で設定された土羽打ち面
の位置の情報に基づいて動作速度減速開始位置を演算す
る。さらに、設定器36から出力された動作速度減速開
始位置を上下に調整する設定信号により動作速度減速開
始位置を補正した後、参照点Pの座標と比較し、参照点
Pが動作速度減速開始位置より下にあれば、その結果に
基づいてその空間点におけるブームシリンダー8の下降
速度を減速させる減速信号xをコントローラー18に出
力する。操作レバー32,33が操作されていない時
は、コントローラー18は減速信号xと操作レバー34
の操作による操作信号b1 ′に基づいてブーム5を下降
させる駆動制御信号r1 ,r2 を生成し、比例減圧弁ユ
ニット31の一対の比例減圧弁311,312に出力す
る。比例減圧弁311,312は駆動制御信号r1,r
2 に応じたパイロット油圧を方向切替弁23に供給す
る。ブームシリンダー8は最大下降速度から減速信号x
に応じた減速を受けた下降速度を指令する駆動制御信号
1 ,r2 に応じて下降する。
【0010】油圧ショベル1の土羽打ち動作を具体例に
基づいてさらに詳述する。説明を容易にするために、油
圧ショベル1は水平地面上に位置し、土羽打ち面の向き
も水平面である場合の例について以下に説明する。図3
は油圧ショベル1を側面から見た土羽打ち動作を説明す
るための図、図4および図5は土羽打ち制御動作の流れ
図である。これらの図を参照して油圧ショベル1の土羽
打ち制御動作を説明する。まず、操作者が運転席17内
に設置された土羽打ちモードスイッチ38を押下して土
羽打ちモードを選択すると(S−1)、コントローラー
18は土羽打ち処理の制御動作を開始する。操作者は土
羽打ちモードモードスイッチ38の押下に引き続いて、
基準面So に対する土羽打ち面Sb の垂直座標Zo 、減
速開始位置調整データΔdを入力する。これらの値が入
力されたことを確認すると(S−2)、これらの入力デ
ータをコントローラー18が内蔵するRAM内に記憶す
る(S−3)。次に、土羽打ちモードスイッチ38が断
路されたか否かを判断し(S−4)、その結果がYes
ならば、この処理を終了し、判断結果がNoならば、次
のステップS−5で土羽打ち面Sb の垂直座標Zo 、減
速開始位置調整データΔdの再設定の入力信号が入力さ
れたか否かを判断する。その結果がYesならばステッ
プS−2に戻り、判断結果がNoならば、減速係数Kの
値を1に初期化する(S−6)。次に、操作者の土羽打
ちモードスイッチ38の押下によって受信可能になった
操作レバー34の操作によるブーム5を最大下降速度で
降下させる操作信号b1′を取り込むと共に、操作レバ
ー32,33が操作された時には、その操作による操作
信号a1 ,a2 ,s1 ,s2 ,b1 ,b2 ,v1 ,v2
をも取り込む(S−7,S−8)。土羽打ち動作を行っ
ている時は、通常は操作レバー32,33は操作され
ず、操作レバー34は一方向きに操作されるので、通常
時は操作信号a1 ,a2 ,s1 ,s2 ,b1 ,b2 ,v
1 ,v2 は何れも0であり、操作信号b1 ′,b2 ′は
何れかがハイのパルス信号となっている。操作信号
1 ′は操作レバー34の矢印B1 ′の操作方向に対応
するパルス信号であり、ブーム5を最大速度で下降させ
る指令を表す。一方、操作信号b2 ′は操作レバー34
の矢印B2 ′の操作方向に対応するパルス信号であり、
ブーム5を最大速度で上昇させる指令を表す。なお、操
作信号b1 ′,b2 ′がコントローラー18に入力され
ると、他方の操作信号が入力されない限り保持される。
即ち、ブーム5を最大速度で上昇または下降させる指令
が保持され続ける。
【0011】コントローラー18にはブーム5の動作に
対する異なる2つの操作信号、即ち、操作レバー32の
操作による操作信号b1 ,b2 と操作レバー34の操作
による操作信号b1 ′,b2 ′が入力され得るので、操
作信号b1 ,b2 と操作信号b1 ′,b2 ′が共に入力
された時は、操作信号b1 ,b2 の信号ベクトル〈b〉
と操作信号b1 ′,b2 ′の信号ベクトル〈b′〉の和
を演算する(S−9)。具体的には、b1 ・b2
1 ′・b2 ′=0、つまり、操作信号b1 ,b2およ
び操作信号b1 ′,b2 ′は何れかが0であり、前述の
ように操作信号b1′,b2 ′は最大速度を与える操作
指令を表しているので、 b1 =b1 +b1 ′ ;b1 ≧b1 ′ならば、b1 =b1 ′ …(1) b2 =b2 +b2 ′ ;b2 ≧b2 ′ならば、b2 =b2 ′ …(2) とおき、最終的にはb1 とb2 の何れかは0でなくては
ならないので、b1 >b2 ならば、b1 =b1 −b2
1 ′−b2 :b2 =0 b1 <b2 ならば、b2 =b2 −b1 =b2 ′−b1
1 =0 とする。次に、図5に移って、ブーム5の動作は下降方
向か否かを判断する(S−10)。判断結果がNoなら
ば、即ち、ブーム5が上昇中ならばステップS−16に
移り、判断結果がYesならば、即ち、ブーム5が下降
中ならばブーム用、アーム用、バケット用の各ポテンシ
ョメーター14,15,16で検知されたアーム角αA
、ブーム角αB 、バケット角αV のデータをMPU3
5のRAM内に取り込む(S−11)。そして、MPU
35はこれらの関節角データを上記RAMから読み出し
て、これらのデータに基づいて参照点Pのx−z座標
(PX ,PZ )を演算する(S−12)。演算式はMP
U35が内蔵するROMに格納されており、このROM
から読み出した演算式のプログラムに従って上記演算が
実行される。上記関節角データとアーム長LA 、ブーム
長LB 、刃先方向距離LV1、刃先垂直方向距離LV2に基
づいて参照点Pのx−z座標(PX ,PZ )を演算する
演算式は、ピン結合部11の中心座標を(x0 ,z0
として、次式のようになる。 PX =LV1×cos(αB+αA+αV)+LV2×sin(αB+αA+αV)+LAcos( αB+αA) +LB ×cos(αB)+x0 ……(3) PZ =−LV1×sin(αB+αA+αV)+LV2×cos(αB+αA+αV) −LA ×sin(αB+αA)−LB sin(αB)+z0 ……(4) 上述のように、油圧ショベル1は水平地面(基準面So
)上に位置し、土羽打ち面Sb の向きも水平面である
場合を想定しているので、油圧ショベル1の土羽打ち動
作によってバケット7の背面は水平な土羽打ち面Sb に
垂直、即ち、鉛直方向に下降して打ち当たるから、バケ
ット7の背面が土羽打ち面Sb に打ち当たる時の速度を
考える場合には、参照点Pの垂直位置、即ち、Z座標P
Z についてだけ考慮すれば良い。なお、コントローラー
18はバケット7が土羽打ち面Sbに打ち当たった時に
バケット7の背面が水平面となるような駆動制御信号r
i を比例減圧弁ユニット31に出力し、方向切替弁24
に供給されるパイロット油圧を対応した値に制御させ
る。本実施例ではバケット7の背面、つまり、参照点P
が土羽打ち面Sb からほぼ所定の高さ(減速開始標準高
さdo )に達した時に下降速度の減速を開始し、バケッ
ト7の背面が仮想的な下降停止面Sm に到る最大移動距
離dmax だけ移動した時、停止するように速度制御され
る。そして、バケット7の下降速度の減速を開始する減
速開始標準高さdo は所定の範囲で調整可能とし、この
調整値を減速開始位置調整データΔd、調整後の減速開
始高さをdとしている。そこで、ステップS−13では
バケット7の背面が上述の減速領域(Zo ≦PZ ≦d+
Zo )まで下降したか否かを判断する。その結果がYe
sならば、参照点Pの減速領域内の高さに応じた減速係
数Kを演算し、その結果を減速係数Kに設定し、MPU
35が内蔵するRAMに格納する(S−14)。減速係
数Kは最大移動距離dmax に対する参照点Pの仮想的な
下降停止面Sm からの高さの比として定義される。即
ち、 K=〔PZ −{Zo −(dmax −do )+Δd}〕/dmax =1−(Zo +do +Δd−PZ )/dmax (0≦K≦1) …(5) ステップS−13の判断結果がNoならば、ステップS
−15に移る。最大移動距離dmax 、減速開始標準高さ
do は作業機4に固有の値であって、減速係数Kの演算
式(5) のプログラムと共に、予めMPU35が内蔵する
ROMに格納されている。最大移動距離dmax は操作者
が操作レバー34を矢印B1 ′方向に操作してブーム5
を最大速度で下降させている時に、方向切替弁23を制
御してブームシリンダー8を最大制動力で減速させてバ
ケット7を停止させ得る距離より大きな値として設定さ
れている。演算された減速係数KはMPU35が内蔵す
るRAMから読み出され、コントローラー18が内蔵す
るRAMに転送される。上述のように、土羽打ち作業を
行う時は操作者はバケット7の底面を減速領域より上方
に移動させた後、単に操作レバー34を矢印B1 ′方向
に一度操作するだけで、コントローラー18に入力され
る操作信号b1 は常に最大速度でブーム5を下降させる
信号になっている。
【0012】そこで、コントローラー18は内蔵するR
AMから読み出した減速係数Kを操作信号b1 に乗算し
て(S−15)、減速係数Kに応じた速度でブーム5を
減速下降させる駆動制御信号r1 ,r2 を比例減圧弁ユ
ニット31に出力する(S−16)。比例減圧弁ユニッ
ト31は入力された駆動制御信号r1 ,r2 に対応する
パイロット油圧を方向切替弁23に供給することにより
その開口量を制御し、ブームシリンダー8に供給される
圧油量を制限する(S−17)。なお、本実施例ではブ
ーム5の下降動作のみによって作業機4による土羽打ち
動作を行っているので、ブームシリンダー8以外のアク
チュエーターには圧油が供給されず、従って駆動されな
いようになっている。次に、ステップS−4に戻り、土
羽打ちモードスイッチ38が開成されたか否かを判断
し、開成されていなければ、即ち、土羽打ち作業を終了
させる信号が入力されなければ上述の土羽打ち動作を繰
り返す。やがて、減速下降したバケット7が地面に打ち
当たったこと(K≒0)を確認した操作者が操作レバー
34を矢印B2 ′の操作方向に逆転操作して、ブーム5
を上昇させる操作を行うと、ステップS−10の判断結
果がNoになるから、操作信号b2 =b2 ′、減速係数
K=1に従って、即ち、最大速度でブーム5の上昇駆動
が行われる。バケット7が減速領域より上方のほぼ所定
の高さまで上昇したと操作者が判断し、操作レバー34
を再度矢印B1 ′の操作方向に操作すると、操作信号b
1 =b1 ′、減速係数K=1に従って、即ち、最大速度
でブーム5の下降駆動が行われ、やがて、バケット7が
減速領域に到達するとK<1となって、上述のようにブ
ーム5の減速下降による土羽打ち動作が繰り返えされ
る。土羽打ち動作の途中で操作者が突発的な危険や事故
の発生を予見して、操作レバー32,33を操作した
時、例えば、操作レバー32を矢印B2 方向に操作した
時、この操作による操作信号b2 はそれが操作レバー3
4の矢印B1 ′方向の操作による操作信号b1 ′と逆向
きにブーム5を駆動するものであるから、コントローラ
ー18は最大速度で下降するブーム5の速度を減速させ
る操作信号として、それらに対応する駆動制御信号
1 ,r2 を比例減圧弁ユニット31に出力する。従っ
て、土羽打ち動作中に操作者が突発的な危険等を予見し
た時には操作レバー32を操作することにより、ブーム
5の下降速度を減速させ、またはブーム5を停止させる
ことにより、上記危険等を回避することができる。土羽
打ち動作を終了する時は操作者が土羽打ちモードスイッ
チ38を開成するから、ステップS−4の判断結果がY
esになり、土羽打ち処理動作が終了する。
【0013】上述のように、本実施例では土羽打ちモー
ドが選択され、操作レバー34が矢印B1 ′の操作方向
に操作された時にはバケット7の背面が減速領域に到達
するまではバケット7は最大速度で下降するようにした
ので、土羽打ち動作におけるバケット7の背面が地面に
打ち当たる時の速度、即ち、その時の打ち当て強さはほ
ぼ仮想的な下降停止面Sm と土羽打ち面Sb との間隔
〔Zo −(dmax −do)+Δd〕のみに依存するか
ら、土羽打ち面Sb の垂直座標Zo 、減速開始位置調整
データΔdが変わらない限り、バケット7の背面の地面
への打ち当て強さはほぼ一定になる。従って、操作者は
土羽打ちしようとしている地面の土質、硬度、仕上げ条
件等を考慮して設定器36の調整ボタンを操作し、減速
開始位置調整データΔdを設定するだけで土羽打ち強さ
を加減できるから、操作者の熟練度に関係なく常に高品
質の土羽打ち仕上がり面を得ることができる。例えば、
最大移動距離dmax と減速開始標準高さdo がそれぞれ
1.0m,0.7mに設定されており、垂直座標Zo と
減速開始位置調整データΔdの設定値をそれぞれ−0.
1m,−0.1mに設定した時、バケット7の背面、即
ち、参照点Pが0.2mの高さまで下降した時の減速係
数Kの値は演算式(5) より、 K=1−(-0.1 +0.7 −0.1 −0.2)/1.0 =0.7 となり、基準面So から20cmの高さまで下降したバケ
ット7の背面の降下速度は操作レバー34の操作により
指令された最大降下速度の70%にまで減速させられ
る。以上、油圧ショベル1は水平地面上に位置し、土羽
打ち面Sb の向きも水平面である場合の土羽打ち動作を
説明したが、油圧ショベル1が傾斜地面上に位置する場
合には、油圧ショベル1が具える図示しない傾斜センサ
ーにより油圧ショベル1の姿勢、即ち、下部走行体2の
接地面と水平面との成す角度を検知できるので、その検
知データをMPU35に転送して、演算式(3),(4) が補
正された参照点Pのx−z座標(PX ,PZ )を演算す
る演算式により正しい参照点Pのx−z座標(PX ,P
Z )を演算すれば良い。また、土羽打ち面Sb が水平面
でない場合には図示しない設定器により土羽打ち面Sb
の設計傾斜角を入力したり、バケット7を下降させて既
に仕上げた土羽打ち仕上がり面に接触させ、ピン結合部
13の周りに回動自在にされたバケット7の背面の傾斜
角を各ポテンショメーター14〜16で読み取って土羽
打ち面Sb を検出し、この土羽打ち面Sb と平行な減速
開始面との間に減速領域を設定することにより、上述の
演算式(5) と同様の演算式を用いて土羽打ち動作を行わ
せることができる。
【0014】本実施例では土羽打ちモードスイッチ38
の押下と操作レバー34の矢印B1′または矢印B2
方向への操作によりブーム5を上下動させ、土羽打ち動
作を行わせるようにしたが、土羽打ちモードスイッチ3
8または操作レバー34の何れかを省いて、ステップS
−12で演算した参照点Pのz座標PZ が減速領域内で
所定時間一定値を保った時、ブーム5に対する操作信号
1 を自動的に反転させてブーム5を上昇駆動し、ブー
ム角αB が所定の値に達したら、ブーム5に対する操作
信号b2 を再度自動的に反転させてブーム5を下降駆動
させるようにすれば、土羽打ち動作を自動運転させるよ
うにすることができる。また、土羽打ち面Sb の垂直座
標Zo 、減速開始位置調整データΔdの設定は設定器3
4,36の調整ボタンの操作により設定するようにした
が、作業機4による土羽打ち動作を実施した時に経験上
得られた減速開始位置調整データΔdの設定値をプログ
ラムに組み込んで、土羽打ち作業の当初から自動設定さ
れるようにすれば、作業域の地面の固め締まり状態に応
じた土羽打ち強さが自動設定されるから、土羽打ち作業
の作業性をより向上させることができる。本発明は上述
の実施例に限らず、様々な形式の油圧ショベルに適用で
きる。例えば、操作レバー32,33は電気レバーでな
く、パイロット油圧を用いたものでも良く、作業機4の
関節角はポテンショメーター14〜16でなく、ロータ
リーエンコーダーやシリンダーストロークセンサーを用
いたものであっても良い。さらに、設定器34,36は
単一のもので構成されていても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、土羽打ち動作を行わせる時は、最速下降指令
入力手段の操作により、作業機の基体に関節部を介して
連設されたアームを最大速度で下降させる操作情報を入
力させ、下降するアームの回動角等の情報に基づいて、
下降するバケットが設定された減速下降動作の開始位置
に到達したか否かを判断し、バケットが減速下降動作の
開始位置に到達したと判断した時、バケットの減速下降
動作の開始位置からの距離に応じてバケットの下降速度
を減速制御させるようにしたので、減速下降動作の開始
位置を設定し、最速下降指令入力手段を操作するだけで
常に一定の強さでバケットの背面が地面に打ち当たる土
羽打ち動作が行われるから、バケットの打ち着け強さの
困難な調整操作の必要がなく、未熟練作業員であっても
出来栄えにムラが無く、高品質の土羽打ち面を形成する
ことができる。請求項2記載の発明によれば、最速下降
指令入力手段と共に、作業機の基体に関節部を介して連
設されたアームを上昇させる操作情報を入力するための
上昇指令入力手段が操作された時は、上昇指令入力手段
の操作量に対応して最大下降速度から減速した操作情報
を入力し、最速上昇指令入力手段と共にアームを下降さ
せる下降指令入力手段が操作された時は、下降指令入力
手段の操作量に対応して最大上昇速度から減速した操作
情報を入力するようにしたので、土羽打ち動作の途中で
操作者が突発的な危険や事故の発生を予見した時に上昇
指令入力手段または下降指令入力手段を操作することに
より、アームの下降動作または上昇動作を減速あるいは
停止させることができるから、上記危険等を事前に回避
することができる。請求項3記載の発明によれば、バケ
ットの背面と減速下降動作の開始位置との間の距離と、
土羽打ち面より下方に新たに設定された停止目標位置と
減速下降動作の開始位置との間の距離の比を減速率とす
る減速指令信号を出力するようにしたので、停止目標位
置と減速下降動作の開始位置との間の距離とバケットの
下降速度の減速率が比例するから、バケットを滑らかに
減速下降せることができる。請求項4記載の発明によれ
ば、減速下降動作の開始位置を変更設定できるようにし
たので、作業域の地面の土質や硬度等を判断して減速下
降動作の開始位置を変更設定することにより、バケット
の背面が地面に打ち当たる時の減速率を作業域の地面に
最適なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る油圧ショベルの駆動制御
回路図
【図2】本発明の実施例に係る油圧ショベルの側面図
【図3】油圧ショベルを側面から見た時の土羽打ち動作
の説明図
【図4】土羽打ち制御動作の流れ図
【図5】図4に続く土羽打ち制御動作の流れ図
【符号の説明】
1 油圧ショベル 4 作業機 5 ブーム 6 アーム 7 バケット 8 ブームシリンダー 14 ブーム用ポテンショメーター 18 コントローラー 22〜27 方向切替弁 29 油圧ポンプ 30 パイロット油圧ポンプ 31 比例減圧弁ユニット 32,33,34 操作レバー 35 マイクロコンピューター(MPU) 36,37 設定器 38 土羽打ちモードスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機の基体に関節部を介して連設され
    た複数のアームと、先端のアームの先端部に回動自在に
    連設されたバケットと、各前記アームと前記バケットを
    駆動して、それらをそれぞれ回動させる回動駆動機構
    と、操作手段の操作量に対応して前記回動駆動機構を制
    御する制御手段と、少なくとも前記作業機の基体に関節
    部を介して連設されたアームの前記関節部における回動
    角を検知する回動角検知手段を具え、前記操作手段等の
    操作により前記回動駆動機構を駆動させて前記バケット
    の背面を作業域の地面に打ち着けて土羽打ち作業を行う
    土羽打ち作業装置において、目標とする土羽打ち面の情
    報を設定する土羽打ち面設定手段と、減速下降動作の開
    始位置の情報を設定する減速開始位置設定手段と、前記
    作業機の基体に関節部を介して連設されたアームを最大
    速度で下降させる操作情報を入力するための最速下降指
    令入力手段と、前記回動角検知手段が検知した回動角等
    の情報に基づいて、下降する前記バケットが前記減速開
    始位置設定手段により設定された減速下降動作の開始位
    置に到達したか否かを判断する減速域到達判断手段と、
    前記バケットが前記減速下降動作の開始位置に到達した
    と前記減速域到達判断手段が判断した時、前記バケット
    の前記減速下降動作の開始位置からの距離に応じた減速
    指令信号を前記制御手段に出力して前記バケットの下降
    の速度を減速制御させる減速指令手段とを有したことを
    特徴とする土羽打ち作業装置。
  2. 【請求項2】 作業機の基体に関節部を介して連設され
    たアームを最大速度で上昇させる操作情報を入力するた
    めの最速上昇指令入力手段を有し、操作手段は前記アー
    ムを任意の速度で上昇させる操作情報を入力するための
    上昇指令入力手段および前記アームを任意の速度で下降
    させる操作情報を入力するための下降指令入力手段を含
    み、最速下降指令入力手段と共に前記上昇指令入力手段
    が操作された時は、最速下降指令入力手段の指令に基づ
    く最大下降速度から前記上昇指令入力手段の操作量に対
    応した速度を減速する操作情報を制御手段に入力させ、
    前記最速上昇指令入力手段と共に前記下降指令入力手段
    が操作された時は、前記最速上昇指令入力手段の指令に
    基づく最大上昇速度から前記下降指令入力手段の操作量
    に対応した速度を減速する操作情報を前記制御手段に入
    力させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の土
    羽打ち作業装置。
  3. 【請求項3】 減速指令手段はバケットの背面と減速下
    降動作の開始位置との間の距離と、土羽打ち面設定手段
    が設定した土羽打ち面より下方に新たに設定された停止
    目標位置と前記減速下降動作の開始位置との間の距離の
    比を減速率とする減速指令信号を出力するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の土羽打ち作業装置。
  4. 【請求項4】 減速開始位置設定手段が設定した減速下
    降動作の開始位置を変更設定させる減速開始位置変更手
    段を有したことを特徴とする請求項1記載の土羽打ち作
    業装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019090185A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 日立建機株式会社 建設機械

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JP2019090185A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 日立建機株式会社 建設機械

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