JPH0813458B2 - 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置

Info

Publication number
JPH0813458B2
JPH0813458B2 JP4358898A JP35889892A JPH0813458B2 JP H0813458 B2 JPH0813458 B2 JP H0813458B2 JP 4358898 A JP4358898 A JP 4358898A JP 35889892 A JP35889892 A JP 35889892A JP H0813458 B2 JPH0813458 B2 JP H0813458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strand
strand group
cooling
guide
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4358898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06143256A (ja
Inventor
宏 ▲吉▼川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OM MFG CO., LTD.
Original Assignee
OM MFG CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OM MFG CO., LTD. filed Critical OM MFG CO., LTD.
Priority to JP4358898A priority Critical patent/JPH0813458B2/ja
Publication of JPH06143256A publication Critical patent/JPH06143256A/ja
Publication of JPH0813458B2 publication Critical patent/JPH0813458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/02Making granules by dividing preformed material
    • B29B9/06Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストランドの冷却移送
の方法と装置に関し、より詳しくは、溶融状態の熱可塑
性樹脂ストランドを冷却しながら移送した後、チップに
切断する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂製品の原料であるチップを
製造する際には、例えば、特開平4−69209号公報
に示すように、リアクター、オートクレープ或いはエク
スツルーダーより吐出された溶融状態の熱可塑性樹脂
を、ダイヘッドの複数のノズルから、並列状のストラン
ド群として押し出して、案内装置上で冷却水と共に流下
させながら冷却固化させた後、切断装置において、ニッ
プロールにより引下げながらロータリカッターによりチ
ップに切断している。
【0003】ところで、ストランドはダイヘッドから押
し出された直後では高熱であるため、案内装置の上部で
は、並列状のストランド群の幅を大として、隣接するス
トランド間の間隙を大としないと、隣接するストランド
が融着する惧れがある。これに対し、案内装置の下部で
は、ストランドの温度は低温となっており、並列状のス
トランド群の幅を小として、隣接するストランド間の間
隙を小としても、隣接するストランドが融着する惧れは
ない。然しながら、上記従来においては、案内装置の下
部における、並列状のストランド群の幅を案内装置の上
部と同一としていた。
【0004】又、ストランド群を多量の冷却水と共に切
断装置に移送すると、多量の冷却水が切断装置から逃げ
出すことにより、ストランド群の整列状態が乱れるた
め、ストランド群の各ストランドが切断装置に真っ直ぐ
に移送されず、これにより、各ストランドが切断装置で
径方向ではなく、径方向に対して種々の角度をなす斜め
方向に切断される(所謂、斜め切れ)ため、チップの大
きさや形状を均一にできないという問題がある。この問
題を解決するために、特開昭50−111162号公報
で示すように、ストランドを切断装置に移送する前に、
ストランドから冷却水を除去する技術が既に提案されて
いる。然しながら、上記のものでは、ストランド群を案
内する第1ロール対と第2ロール対間で、ストランド群
から冷却水を吸引して、除去するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、特開平
4−69209号公報に示す従来例においては、案内装
置の下部における、並列状のストランド群の幅を案内装
置の上部よりも小さくできるにもかかわらず、そのよう
にしておらず、このため、従来においては、切断装置の
幅を本来ならもっと小さくできるにもかかわらず、その
ようにできなかったのが実情であり、その分、設備やコ
ストに無駄があった。この問題は、チップの生産量を増
大するために、ダイヘッドから押し出すストランドの本
数を増加させた際に、より顕著となっていた。
【0006】又、特開昭50−111162号公報で示
す従来例においては、ストランド群が、ロール対で案内
されていない区間で、ストランド群から多量の冷却水が
吸引除去されるので、この多量の冷却水の移動により、
ストランド群の整列状態が乱れて、この乱れた状態でス
トランド群が切断装置に移送され易く、従来の問題を充
分に解決できないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とする処は、溶融状態の熱可塑性樹脂
から成るストランド群をダイヘッドから並列状に押し出
して、案内装置上で冷却液体と共に流下させながら冷却
固化させた後、ストランド群を切断装置によりチップに
切断する方法において、案内装置の下流部にて、ストラ
ンド群を案内しながら、並列されたストランド群の幅を
狭くする点にある。又、案内装置の下流部にて、ストラ
ンド群を案内しながら、並列されたストランド群の幅を
狭くし、ストランド群と共に流下してきた冷却液体を吸
引することもある。
【0008】更に、案内装置の下流部に、ストランド群
を案内しながらストランド群の幅を狭くする狭小化装置
を設けることがある。又、この狭小化装置の下流に、ス
トランド群を案内しながらストランド群と共に流下して
きた冷却液体を吸引する吸引装置を設けることもある。
更に、狭小化装置と吸引装置とを兼用又は併用すること
もある。又、狭小化装置を、上・下案内ロール又は、案
内シュートとすることもあり、更に、これらを直列に組
み合わせることもある。
【0009】更に、吸引装置を、単一の案内ロール又
は、上・下案内ロールとして、上記単一の案内ロール、
又は、上・下案内ロールの一方又は両方の外周面で冷却
液体を吸引することもある。又、切断装置が、ストラン
ド群を案内しながら引っ張りさげる一対のニップロール
を有し、これらニップロールの一方又は両方の外周面で
冷却液体を吸引することもある。更に、上記上・下案内
ロールの一方を、外周面が軸心方向に関して径方向外方
に湾曲凸状の凸状ロールとし、上・下ロールの他方を、
外周面が軸心方向に関して径方向外方に湾曲凹状の凹状
ロールとすることもある。
【0010】
【作用】ダイヘッドから、溶融状態の熱可塑性樹脂から
成るストランド群Sを並列状に押し出して、案内装置に
より案内しながら、案内装置上を冷却液体と共に流下さ
せて冷却固化させる。この際、ストランド群を、案内装
置の下流部にて、並列状のストランド群を案内しなが
ら、その幅を狭くすると共に、案内装置の最下部にて、
ストランド群を案内しながら、ストランド群と共に流下
してきた冷却液体を吸引する。そして、上記のように、
冷却固化されたストランド群の各ストランドを、切断装
置によりチップに切断する。尚、案内装置の最下流部に
て、ストランド群を案内しながら、その幅を狭くすると
同時に、ストランド群と共に流下してきた冷却液体を吸
引することもある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4の
図面に基づき説明する。図1及び図2において、1はダ
イヘッドで、図示省略したバッチ式或いは連続式のリア
クター、オートクレープ或いはエクスツルーダーに接続
されている。ダイヘッド1は、多数のノズル2、例え
ば、50本宛のノズルを2列に備えており、各ノズル2
から、多数、例えば、100本の熱可塑性樹脂から成る
溶融状態のストランド群Sが押し出される。3は急傾斜
とされた案内装置で、ダイヘッド1から押し出されたス
トランド群Sを冷却液体と共に流下させるもので、複数
宛の流下シュート4及び冷却案内ロール5と、狭小化用
上・下案内ロール6,7と、狭小化用案内シュート8と
から構成されている。
【0012】流下シュート4は、実施例では4個とされ
て、流下方向に並設されており、上から1番目と3番目
の流下シュート4は、他の2個の流下シュート4よりも
傾斜角が緩くされている。流下シュート4は、底壁10
と、左右一対の側壁11から成る溝形状とされている。
上から3番目の流下シュート4の上端部は、その上側の
流下シュート4の下端部に下方から嵌合されて、上記両
端部の底壁10間には、冷却液体を、上から3番目の流
下シュート4上に流出させるための流出口12が下向き
に形成されている。
【0013】冷却案内ロール5は、実施例では3個とさ
れて、流下方向に並設されており、各冷却案内ロール5
は、ダイヘッド1と上から1番目の流下シュート4間、
上から1番目と2番目の流下シュート4間及び、上から
3番目と4番目の流下シュート4間に、夫々、左右方向
に配設されている。上から1番目の冷却案内ロール5
は、左右一対の油圧シリンダ13により、前後方向に移
動自在とされて、図1の実線で示す通常位置と、図1の
仮想線で示す退避位置とに位置変更自在とされている。
又、上から2番目と3番目の冷却案内ロール5は、その
外周面の一部が、対応する流下シュート4の底壁10の
隙間から前方に露出している。図3に示すように、冷却
案内ロール5は、両端部が閉塞状とされた円筒状の本体
部14と、本体部14の両端部に軸心方向に連設され且
つ支持壁15に軸受16を介して支持される一対の支持
部17と、一方の支持部17及び本体部14の軸心部分
に挿入された配管18から成り、支持部17に形成され
たギヤ部19がサーボモータ20により回転駆動され
る。本体部14には、冷却液体を流出させるための多数
の小孔21が形成されている。配管18の本体部14に
挿入された部分には、冷却液体を本体部14内に流出さ
せるための開口22が周方向等間隔に形成されている。
尚、各油圧シリンダ13は、上から1番目の冷却案内ロ
ール5の左右の各支持壁15又は、支持部17に連結さ
れている。
【0014】尚、冷却案内ロール5の本体部14とし
て、ステンレス繊維を焼結して作った液体通過可能なロ
ールを使用することもある。狭小化用上・下案内ロール
6,7は、狭小化用案内シュート8と共に、狭小化装置
を構成するもので、サーボモータ23により、回転駆動
されて、ストランド群Sを上下から案内しながら並列状
のストランド群Sの幅を狭くする。そして、狭小化用上
案内ロール6が、外周面が軸心方向に関して径方向外方
に湾曲凸状の凸状ロールとされ、狭小化用下案内ロール
7が、外周面が軸心方向に関して径方向外方に湾曲凹状
の凹状ロールとされている。
【0015】狭小化用案内シュート8は、ストランド群
Sを下から案内しながら並列されたストランド群Sの幅
を狭くするもので、図4に示すように、横断面が下方に
湾曲凸状とされると共に、その曲率半径が、下端部に向
かうに従って、漸次小となるようにされている。尚、狭
小化用上・下案内ロール6,7により、ストランド群S
の幅が十分に狭くなる場合には、狭小化用案内シュート
8が省略される場合もあり、又、逆に、狭小化用案内シ
ュート8のみが使用されて、狭小化用上・下案内ロール
6,7が省略される場合もある。
【0016】24は冷却液体貯留部で、実施例では2個
とされている。冷却液体貯留部24は、前方に開口状と
されて、その各底壁が、上から1番目と3番目の流下シ
ュート4の上端部の底壁10に固設されると共に、その
幅は流下シュート4の幅と略同じとされている。上段の
貯留部24の天壁は若干折り曲げられて、その折り曲げ
られた部分が、ストランドを案内する案内壁25とされ
て、案内装置3の一部を構成している。又、案内壁25
と上から1番目の流下シュート4の上端間が、下方に向
かって開口する冷却液体の流出口12とされており、上
下の流出口12は、下流側のもの程、開口面積が小とさ
れている。下段の貯留部24の天壁は、上から2番の流
下シュート4の底壁10に固設され、各貯留部24の冷
却液体は流下シュート4の底壁10の上端部を乗り越え
て、流出口12から流下シュート4上へ流出する。
【0017】27は切断装置で、案内装置3を流下して
きたストランド群Sをチップに切断するもので、ハウジ
ング28と、ストランド群Sを引っ張り下げる一対のニ
ップロール29と、両ニップロール29により引っ張り
下げられたストランド群Sをチップに切断する固定カッ
ター30及びロータリカッター31と、両ニップロール
29とロータリカッター31を夫々別個に回転駆動する
サーボモータ32,33を有する。ハウジング28に
は、搬出シュート34が一体形成されると共に、ハウジ
ング28には、チップの移送と追加の冷却のために、搬
出シュート34に冷却液体を供給する供給路35が形成
されている。37は流量調整弁で、該弁37を介して、
各配管18、各貯留部24及び供給路34に冷却液体が
供給される。39は冷却液体吹き付け管で、案内装置3
上のストランド群Sに冷却液体を吹き付ける。
【0018】上記のように構成した実施例によれば、熱
可塑性樹脂のチップを製造する際には、各配管18、各
貯留部24、供給路34及び冷却液体吹き付け管39に
夫々冷却液体(例えば、冷却水等)を供給し、流出口1
2及び各冷却案内ロール5の小孔21から冷却液体を流
下させると共に、案内装置3上に冷却液体を吹き付け、
更に、ハウジング28及び搬出シュート34内に冷却液
体を流す。又、各サーボモータ20,23,32,33
を駆動して、各冷却案内ロール5、狭小化用上・下案内
ロール6,7、ニップロール29及びロータリカッター
31を回転駆動する。更に、上から1番目の冷却案内ロ
ール5を、図1の仮想線で示すように、退避位置とする
と共に、スクレーパ(図示せず)を前進させておく。
【0019】この状態で、溶融状態の熱可塑性樹脂から
成るストランド群Sを、並列状に、ダイヘッド1から押
し出す。この際、押し出し初期のストランド群Sは不良
な状態にあるが、この不良なストランド群Sは、上から
1番目の冷却案内ロール5及びスクレーパにより、図1
の仮想線で示すように、系外に導かれる。そして、スト
ランド群Sが正常な状態になった際に、上から1番目の
冷却案内ロール5を、図1の実線で示すように、通常位
置とすると共に、スクレーパを後退させる。これによ
り、ダイヘッド1から押し出されたストランド群Sは、
案内装置3の各流下シュート4、各冷却案内ロール5、
狭小化用上・下案内ロール6,7及び狭小化用案内シュ
ート8により案内されながら、冷却液体と共に流下し
て、冷却固化される。この冷却固化されたストランド群
Sは切断装置27のニップロール29により引っ張り下
げられ、固定カッター30及びロータリカッター31に
よりチップに切断されて、冷却液体と共に搬出シュート
34内を搬出される。
【0020】ところで、ストランドはダイヘッド1から
押し出された直後では高熱であるため、案内装置3の上
部では、並列状のストランド群Sの幅を大として、隣接
するストランド間の間隙を大としないと、隣接するスト
ランドが融着する惧れがある。然し、案内装置3の下部
では、ストランドの温度が低温となるため、並列状のス
トランド群Sの幅を小として、隣接するストランド間の
間隙を小としても、隣接するストランドが融着する惧れ
はない。そこで、図2の一点鎖線で示すように、ストラ
ンド群Sを、狭小化用上・下案内ロール6,7及び狭小
化用案内シュート8により案内しながら、並列状のスト
ランド群Sの幅を狭くするようにしており、これによ
り、切断装置27の幅を従来よりも小さくできて、その
分、設備の小型化及びコストの削減を図ることができ
る。
【0021】図5は本発明の第2実施例を示すもので、
案内装置3の最下部、即ち、狭小化用案内シュート8の
下流に、サーボモータ43により駆動される吸引用上・
下案内ロール41,42が配設されている。吸引用上・
下案内ロール41,42は、吸引装置として例示される
もので、ストランド群Sを上下から案内しながら、スト
ランド群Sと共に流下してきた冷却液体を外周面で吸引
する。吸引用上・下案内ロール41,42の構成は、図
3に示す冷却案内ロールと略同様であるが、その相違点
は、配管18に、冷却液体供給源ではなく、冷却液体を
吸引する送風機45が接続されている。
【0022】上記のように構成した第2実施例によれ
ば、案内装置3の最下部、即ち、切断装置27の直前
で、回転駆動される吸引用上・下案内ロール41,42
の外周部により、ストランド群Sを上下から案内しなが
ら、吸引用上・下案内ロール41,42の外周部によ
り、ストランド群Sと共に流下してきた冷却液体を吸引
するので、ストランド群Sの整列状態を乱すことなく、
ストランド群Sと共に流下してきた多量の冷却液体を除
去でき、従って、ストランド群Sの各ストランドを切断
装置27に真っ直ぐに移送できて、切断装置27で、各
ストランドを径方向に切断でき、それ故、チップの大き
さや形状を略均一にできる。
【0023】又、狭小化用案内シュート8の下流に、吸
引用上・下案内ロール41,42が配設されており、狭
小化用上・下案内ロール6,7及び狭小化用案内シュー
ト8により、並列状のストランド群Sの幅を狭くした後
に、ストランド群を吸引用上・下案内ロール41,42
により案内するようにしているので、吸引用上・下案内
ロール41,42の軸心方向長さを短くできて、その
分、設備の小型化及びコストの削減を図ることができ
る。
【0024】図6及び図7は本発明の第3実施例を示す
もので、第1実施例の狭小化用上・下案内ロール6,7
に吸引用上・下案内ロールとしての機能を持たせたもの
であって、狭小化用上・下案内ロール6,7として、図
3に示す冷却案内ロールと略同様のロールが使用される
と共に、図6に示すように、狭小化用上案内ロール6
が、本体部14の外周部が軸心方向に関して径方向外方
に湾曲凸状の凸状ロールとされ、図7に示すように、狭
小化用下案内ロール7が、本体部14の外周部が軸心方
向に関して径方向外方に湾曲凹状の凹状ロールとされて
いる。この場合、第1実施例のように、狭小化用案内シ
ュートを設ける場合と設けない場合とがある。
【0025】上記第3実施例によれば、第2実施例と同
様の効果を奏することができると共に、狭小化用上・下
案内ロール6,7に吸引用上・下案内ロールとしての機
能を持たせているので、更に、設備の小型化及びコスト
の削減を図ることができる。尚、上記実施例では、吸引
装置を、上・下案内ロールにより構成したが、両案内ロ
ールのどちらか一方で吸引装置を構成しても良く、又、
単に、吸引装置を構成する単一の案内ロールを設けるよ
うにしてもよい。更に、切断装置の両ニップロールの一
方又は両方を吸引装置として兼用して、設備の小型化及
びコストの削減を図ることもある。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
案内装置の下部により、ストランド群を案内しながら、
並列状のストランド群の幅を狭くでき、従って、切断装
置の幅を従来よりも小さくできて、その分、設備の小型
化及びコストの削減を達成できる。又、本発明の請求項
2、7〜10によれば、更に、ストランド群の整列状態
を乱すことなく、ストランド群と共に流下してきた多量
の冷却液体を除去でき、従って、ストランド群の各スト
ランドを切断装置に真っ直ぐに移送できて、切断装置
で、各ストランドを径方向に切断でき、チップの大きさ
や形状を略均一にできる。更に、並列状のストランド群
の幅を狭くした後に、ストランド群と共に流下してきた
多量の冷却液体を除去するようにしているので、この除
去部の幅を狭くできて、その分、設備の小型化及びコス
トの削減を図ることができる。又、請求項9及び10に
よれば、更に、設備の小型化及びコストの削減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦側断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面から見た展開図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す冷却案内ロールの正
面一部断面図である。
【図4】図2のA−A線矢視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す縦側断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す狭小化用上案内ロー
ルの正面断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す狭小化用下案内ロー
ルの正面断面図である。
【符号の説明】
1…ダイヘッド、3…案内装置、4…流下シュート、5
…冷却案内ロール、6,7…狭小化用上・下案内ロー
ル、8…狭小化用案内シュート、12…流出口、21…
小孔、27…切断装置、41,42…吸引用上・下案内
ロール、45…送風機、S…ストランド群。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラン
    ド群をダイヘッドから並列状に押し出して、案内装置上
    で冷却液体と共に流下させながら冷却固化させた後、ス
    トランド群を切断装置によりチップに切断する方法にお
    いて、 案内装置の下流部にて、ストランド群を案内しながら、
    並列されたストランド群の幅を狭くすることを特徴とす
    る熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法。
  2. 【請求項2】溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラン
    ド群をダイヘッドから並列状に押し出して、案内装置上
    で冷却液体と共に流下させながら冷却固化させた後、ス
    トランド群を切断装置によりチップに切断する方法にお
    いて、 案内装置の下流部にて、ストランド群を案内しながら、
    並列されたストランド群の幅を狭くし、ストランド群と
    共に流下してきた冷却液体を吸引することを特徴とする
    熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法。
  3. 【請求項3】溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラン
    ド群をダイヘッドから並列状に押し出して、案内装置上
    で冷却液体と共に流下させながら冷却固化させた後、ス
    トランド群を切断装置によりチップに切断する装置にお
    いて、 案内装置の下流部に、ストランド群を案内しながらスト
    ランド群の幅を狭くする狭小化装置を設けたことを特徴
    とする熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装置。
  4. 【請求項4】狭小化装置を上・下案内ロールとして、当
    該上・下案内ロールの一方を、外周面が軸心方向に関し
    て径方向外方に湾曲凸状の凸状ロールとし、上・下ロー
    ルの他方を、外周面が軸心方向に関して径方向外方に湾
    曲凹状の凹状ロールとした請求項3記載の熱可塑性樹脂
    ストランドの冷却移送装置。
  5. 【請求項5】狭小化装置を案内シュートとした請求項3
    記載の熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装置。
  6. 【請求項6】狭小化装置を、上・下案内ロールとその下
    流側に直列に配設した案内シュートとから構成し、上記
    上・下案内ロールの一方を、外周面が軸心方向に関して
    径方向外方に湾曲凸状の凸状ロールとし、上・下ロール
    の他方を、外周面が軸心方向に関して径方向外方に湾曲
    凹状の凹状ロールとした請求項3記載の熱可塑性樹脂ス
    トランドの冷却移送装置。
  7. 【請求項7】狭小化装置よりも下流に、ストランド群を
    案内しながらストランド群と共に流下してきた冷却液体
    を吸引する吸引装置を設けた請求項3〜6の何れかに記
    載の熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装置。
  8. 【請求項8】案内装置の最下流部に、ストランド群を案
    内する単一又は上下一対の案内ロールを設け、上記単一
    の案内ロール、又は、上下一対の案内ロールの一方又は
    両方を、外周面で冷却液体を吸引する吸引装置とした請
    求項7記載の熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装置。
  9. 【請求項9】切断装置が、ストランド群を案内しながら
    引っ張りさげる一対のニップロールを有し、これらニッ
    プロールの一方又は両方を、外周面で冷却液体を吸引す
    る吸引装置とした請求項7記載の熱可塑性樹脂ストラン
    ドの冷却移送装置。
  10. 【請求項10】溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラ
    ンド群をダイヘッドから並列状に押し出して、案内装置
    上で冷却液体と共に流下させながら冷却固化させた後、
    ストランド群を切断装置によりチップに切断する装置に
    おいて、 案内装置の最下流部に、ストランド群を案内しながらス
    トランド群の幅を狭くする上・下一対の案内ロールを設
    け、当該上・下案内ロールの一方を、外周面が軸心方向
    に関して径方向外方に湾曲凸状の凸状ロールとし、上・
    下ロールの他方を、外周面が軸心方向に関して径方向外
    方に湾曲凹状の凹状ロールとすると共に、上記上・下案
    内ロールの一方又は両方を、ストランド群と共に流下し
    てきた冷却液体を外周面で吸引する吸引ロールとしたこ
    とを特徴とする熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装
    置。
JP4358898A 1992-11-11 1992-11-11 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0813458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4358898A JPH0813458B2 (ja) 1992-11-11 1992-11-11 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4358898A JPH0813458B2 (ja) 1992-11-11 1992-11-11 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06143256A JPH06143256A (ja) 1994-05-24
JPH0813458B2 true JPH0813458B2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=18461678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4358898A Expired - Lifetime JPH0813458B2 (ja) 1992-11-11 1992-11-11 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0813458B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5427681B2 (ja) * 2010-04-15 2014-02-26 株式会社日本製鋼所 熱可塑性樹脂ストランド用吸引式水切り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06143256A (ja) 1994-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4541982A (en) Process and apparatus for forming and rearranging partial streams of molten materials processed in an extruder for making thermoplastic and/or elastomeric products
KR100404127B1 (ko) 이음매없는 플라스틱 튜브를 연속해서 생성하는 장치
US6149419A (en) Manufacturing apparatus for manufacturing different color pellets
JP2963380B2 (ja) 熱可塑性樹脂の造粒方法および造粒装置
ITMI20000586A1 (it) Granulatore sommerso e procedimento per la granulazione di materiali termoplastici
US3854527A (en) Apparatus and method for fabricating corrugated plastic tubing
JP2021100824A (ja) ペレタイザ、及び、これを用いたペレットの製造方法
JP6668839B2 (ja) ペレタイザ、及び、これを用いたペレットの製造方法
JPH0813458B2 (ja) 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送方法及び装置
JP3768372B2 (ja) 合成樹脂水中カット造粒装置
JPH1190609A (ja) 射出成形装置
JP4173850B2 (ja) Uwc装置、uwc装置におけるpcw循環システム、及びuwc装置を用いたペレット成形加工方法
KR100824614B1 (ko) 압출 성형물 냉각장치
JP4252180B2 (ja) アンダーウォータカット方式のプラスチック造粒装置に用いられるダイス
JP4542252B2 (ja) ダイ装置ならびにこれを用いる複層ペレットの製造方法および製造装置
JPH0576889B2 (ja)
JPH0725126B2 (ja) 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装置
JP2557725B2 (ja) ストランドの冷却装置
JPH05228924A (ja) 熱可塑性樹脂ストランドの冷却移送装置
JP3894448B2 (ja) 水中カット造粒装置
JPH0744360Y2 (ja) 非晶質金属製造用冷却ロール
JP3010264U (ja) 熱可塑性樹脂造粒機の冷却装置
JP3010263U (ja) 熱可塑性樹脂の造粒押出装置
JPH0246130B2 (ja)
WO2023079895A1 (ja) ダイス、造粒装置および有機組成物ペレットの製造方法