JPH08133597A - 巻線装置 - Google Patents
巻線装置Info
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- JPH08133597A JPH08133597A JP27377094A JP27377094A JPH08133597A JP H08133597 A JPH08133597 A JP H08133597A JP 27377094 A JP27377094 A JP 27377094A JP 27377094 A JP27377094 A JP 27377094A JP H08133597 A JPH08133597 A JP H08133597A
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- winding
- back tension
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Abstract
テンションを付与する巻線装置を提供する。 【構成】 巻線部4とテンション装置2とバックテンシ
ョン装置3とからなる。バックテンション装置3は、テ
ンション装置2と巻線部4との間に設けられる第6プー
リ18の軸19を一定の力で付勢するシリンダ駆動装置
21を有する。テンション装置2により線材に付与され
る抵抗力より小さい力でシリンダ22が第6プーリ18
を付勢する。第6プーリ18とその導入側の第5プーリ
17と導出側の第7プーリ35との3つのプーリにより
線材をU字状に巻き掛けている。これにより、巻線部4
で線材を角ボビン等の芯40に巻くとき、線材速度変動
があるときでも、第6プーリ18の軸移動によりバック
テンションが安定するように精密に制御することができ
るため、整列巻線ができる。
Description
である。
側に線材供給源があり、この線材供給源から導出され巻
線部によって引き出されて行く線材に所定の抵抗(引張
力)をもたせるテンション部を設け、このテンション部
の出口側に線材の張力を検出してテンション部により与
えられる引張力を調節するバックテンション部を設け、
このバックテンション部から導出された線材を巻線部に
巻き取るようにしている。
れる線材に引張力を与えるテンション装置と、このテン
ション装置から導出された線材の引張力を調節するスプ
リング式のバックテンション装置を備えるものが知られ
ていた。このバックテンション装置は、揺動アーム先端
のプーリに線材を巻き掛け、巻き掛けられた線材に引張
力を与える方向にアームに付勢力をスプリングにより付
与する方式のものである。
うな従来の巻線装置によると、バックテンション装置に
スプリング方式のものを採用しているため、アームの揺
動角が変化すると、バックテンション力が変化するとい
う問題がある。また従来のバックテンション装置は、ア
ーム揺動角に応じてテンション装置のブレーキ力を調節
していたので、アーム揺動角変化の検出時からブレーキ
力調節の応答開始時までの応答遅れに起因して、巻線部
での整列巻線が困難になるという問題がある。
ン装置は、大掛かりであり、巻線部の設けられる位置か
ら遠く離れた位置に設置されるため、テンション装置か
ら巻線部に到達するときには、その途中の抵抗等により
線材に新たな弛みを生じることがある。本発明は、安定
した所定のバックテンション力を継続的に与える巻線装
置を提供することを目的とする。
追従して安定したバックテンションを付与することが可
能な巻線装置を提供する。本発明のさらに別の目的は、
巻線部の位置の近傍に設置可能なバックテンション装置
を備えた巻線装置を提供することにある。
の本発明の請求項1による巻線装置は、次の構成を採用
する。巻線部とテンション装置とバックテンション装置
とからなり、テンション装置は、巻線部の導入側に設け
られ、線材に引張力を付与する。バックテンション装置
は、前記テンション装置と前記巻線部との間に設けられ
るバックテンションプーリ、このバックテンションプー
リに巻かれる線材にバックテンションを付与するために
前記バックテンションプーリの軸を付勢するシリンダ、
および、このシリンダに作用する流体圧力を一定に調節
するレギュレータを有する。流体は、エア、作動油等を
使用することができる。
成において、前記テンション装置により線材に付与され
る抵抗力より小さい力で前記シリンダが前記バックテン
ションプーリを付勢する。請求項3による巻線装置は、
請求項1または請求項2の構成において、前記バックテ
ンションプーリの導入側に導入側プーリが設けられ、前
記バックテンションプーリには線材がU字状に巻き掛け
られていることを特徴とする。
または請求項3の構成において、前記巻線部は、線材を
角ボビンに巻くことを特徴とする。請求項5による巻線
装置は、請求項4の構成において、前記巻線部はフライ
ヤ式巻線部であることを特徴とする。
請求項1では、巻線部の導入側に設けられるバックテン
ション装置のバックテンションプーリが軸移動可能に設
けられ、この軸がシリンダ駆動装置により移動可能であ
り、このシリンダ押力が流体圧力により一定になるよう
にレギュレータで調節されるため、線材の移動速度が変
化しても、またシリンダストロークの大小に係わらず一
定のバックテンションを安定に付与することができるの
で、巻線部に安定して整列巻線することができるという
効果がある。
ョン装置により線材に付与される抵抗力より小さい力で
前記シリンダが前記バックテンションプーリを付勢する
ため、テンション装置と巻線部との間での線材の弛みを
除去しつつも、線材に引張力を与え続ける。請求項3に
よる巻線装置は、バックテンションプーリに線材をU字
状に巻き掛けていることから、線材に付与するバックテ
ンションを精密に制御できる。
角ボビンに巻くとき、角ボビンの回転時に描く特定角度
位置の周速が変動するが、このような周速変動に伴う線
材巻き取り速度変化があっても、効果的にバックテンシ
ョンを限られた範囲に安定に保持するので、巻線部に良
好にかつ効果的に整列巻線することができるという効果
がある。
ンション装置とバックテンション装置により、フライヤ
式巻線部に高速でしかも線材に弛みを生じることなしに
整列巻線できる。
する。マグネットステータコイル巻線部に本発明を適用
した一実施例について図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、巻線装置は、巻線供給源1、テンシ
ョン装置2、バックテンション装置3、このバックテン
ション装置3を駆動するシリンダ駆動装置21並びに巻
線部4とから構成されている。
すように、容器32に固定される円錐状の芯体33に導
線等の線材が巻かれている線材源である。この巻線供給
源1から導出される線材は、フレーム11に回転可能に
支持されるプーリ9を経由してテンション装置2に供給
される。テンション装置2は、フレーム11に回転可能
に支持される第1プーリ12、第2プーリ13、第3プ
ーリ14および第4プーリ15からなる。第1プーリ1
2から導出された線材は、第2プーリ13から第3プー
リ14に巻き掛けられ、第3プーリ14から導出された
線材は、再び第2プーリ13に十字状に巻き掛けられ
る。この第2プーリ13に再度同方向に巻き掛けられる
線材は、第2プーリ13から再度クロスして第3プーリ
14に再び巻き掛けられ、第3プーリ14から導出され
た線材は第4プーリ15に巻き掛けられ、この第4プー
リ15から導出された線材はバックテンション装置3に
供給される。
ン部を備えており、線材に所望のテンションを付与する
ために第3プーリ14の回転力を線材の移動に対し抵抗
を与えるように第3プーリ14にブレーキを作用させる
方式を採用している。バックテンション装置3は、テン
ション装置2と巻線部4の間に位置している。このバッ
クテンション装置3は、フレーム11に固定される軸に
回転可能に取り付けられる第5プーリ17と、この第5
プーリ17から導出される線材を巻き掛け、巻線部4に
導出する第6プーリ18とを有している。第5プーリ1
7は、バックテンションプーリである第6プーリ18の
導入側プーリである。第6プーリ18は、導入側線材と
導出側線材がほぼ平行になるようにプーリ径、回転軸線
方向、位置が設定されている。この第6プーリ18を回
転自在に支持する軸19は、第6プーリ18の導入側線
材並びに導出側線材の軸線方向にシリンダ駆動装置21
により移動可能になっている。なお、バックテンション
装置3の第5プーリ17の導入側には、線材を案内する
ガイド30がフレーム11に固定されている。
あって、その構成とエア供給回路が図3に示されるよう
に、フレーム11に固定されるシリンダ22、このシリ
ンダ22の内壁に往復運動可能に取り付けられるピスト
ン23並びにこのピストン23に固定されるロッド24
を有し、ロッド24の先端部に前述した第6プーリ18
の軸19が固定されている。シリンダ22の圧力室25
へはエア供給源27からエアが供給される。エア供給源
27から供給されるエアは、そのエア圧がエアレギュレ
ータ28により所定圧に制御され、この制御された所定
エア圧が圧力室25に供給される。従って、圧力室25
の圧力とピストン受圧面積の積に応じた押力がピストン
23に作用し、このピストンに固定されるロッド24を
経由して第6プーリ18の軸19に図1で左方向に一定
の押力が付与されている。これにより、第6プーリ18
から導出される線材に一定のバックテンションを与えて
いる。
ーム34が矢印38の方向に回転されることにより、例
えばボビンの断面角状の芯40に線材が整列巻線され
る。アーム34は、第7プーリ35と第8プーリ36と
を有する。バックテンションプーリである第6プーリ1
8の導出側プーリである第7プーリ35は、第5プーリ
17から第6プーリ18に向かう線材と第6プーリ18
から第7プーリ35に向かう線材とが平行になる位置に
設けられる。すなわち、バックテンション装置3と巻線
部4とに備えられる第5プーリ17と第6プーリ18と
第7プーリ35は、これらの間を巻き掛けられる線材が
U字状に巻き掛けられるように位置が設定されている。
これは、巻線部4の芯40に巻き取られる線材のバック
テンションをシリンダ駆動装置21により精密に制御す
るためである。また、バックテンション装置3を設けた
のは、巻線部4での線材の巻状態を良好にするためであ
り、詳細には、線材の緩みが発生しにくくなることによ
り整列に巻線できるからである。また、バックテンショ
ン装置3の第6プーリ18は、巻線部4のできるだけ近
傍位置に設けることにより、巻線のたるみを最小限に低
減して良好な整列巻取りを行うことができる。本実施例
では、巻線部4にフライヤ式巻線部を採用している。こ
れはフライヤ式巻線部により線の緩みが発生しにくく、
整列巻線しやすいことからである。
線材に与える引張力F1 は、バックテンション装置3が
線材に与える引張力F2 よりも大きく設定してある。こ
れは、テンション装置2が線材に付与する引張力より弱
い力で第6プーリ18が線材に引張力を与えることで巻
線部4における線材巻取り時の線材の緩みをなくすのに
効果的であるからである。
取る芯40は角ボビンであるが、この角ボビンは最大外
径と最小外径が相異なることから、角ボビンに線材が巻
かれる場合、角ボビンに線材が巻き取られる線材の移動
速度が変化するので、この線材移動速度変化が発生して
も、常に線材にほぼ一定のテンションを与えるようにバ
ックテンション装置3が機能的に作用する。従って、バ
ックテンション装置3による引張力一定保持作用は角ボ
ビン等の横断面形状が非円形状の芯に線材を巻くときに
有効である。
化しても、バックテンション装置3のピストン23の往
復作動により線材の弛みが防止され、巻線部4の芯40
に巻かれる線材に常に一定の安定した引張力を付与する
ことができるため、芯40の周りに良好に整列巻線を行
うことができるという効果がある。
である。
ある。
びエア供給回路を示す構成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 巻線部と、 巻線部の導入側に設けられ、線材に引張力を付与するテ
ンション装置と、 前記テンション装置と前記巻線部との間に設けられるバ
ックテンションプーリ、このバックテンションプーリに
巻かれる線材にバックテンションを付与するために前記
バックテンションプーリの軸を付勢するシリンダ、およ
び、このシリンダに作用する流体圧力を一定に調節する
レギュレータを有するバックテンション装置とを備えた
ことを特徴とする巻線装置。 - 【請求項2】 前記テンション装置により線材に付与さ
れる抵抗力より小さい力で前記シリンダが前記バックテ
ンションプーリを付勢することを特徴とする請求項1記
載の巻線装置。 - 【請求項3】 前記バックテンションプーリの導入側に
導入側プーリが設けられ、前記バックテンションプーリ
には線材がU字状に巻き掛けられていることを特徴とす
る請求項1または2記載の巻線装置。 - 【請求項4】 前記巻線部は、線材を角ボビンに巻くこ
とを特徴とする請求項1、2または3記載の巻線装置。 - 【請求項5】 前記巻線部はフライヤ式巻線部であるこ
とを特徴とする請求項4記載の巻線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27377094A JP3577707B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 巻線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27377094A JP3577707B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 巻線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133597A true JPH08133597A (ja) | 1996-05-28 |
JP3577707B2 JP3577707B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=17532343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27377094A Expired - Lifetime JP3577707B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 巻線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3577707B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104960985A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-10-07 | 安徽天正电子有限公司 | 一种电缆线回收设备 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27377094A patent/JP3577707B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104960985A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-10-07 | 安徽天正电子有限公司 | 一种电缆线回收设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3577707B2 (ja) | 2004-10-13 |
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A521 | Written amendment |
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