JPH08129830A - マルチメディアデータ記録・再生装置 - Google Patents

マルチメディアデータ記録・再生装置

Info

Publication number
JPH08129830A
JPH08129830A JP6267750A JP26775094A JPH08129830A JP H08129830 A JPH08129830 A JP H08129830A JP 6267750 A JP6267750 A JP 6267750A JP 26775094 A JP26775094 A JP 26775094A JP H08129830 A JPH08129830 A JP H08129830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
sync
bytes
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6267750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3556293B2 (ja
Inventor
Takehiko Okuyama
武彦 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26775094A priority Critical patent/JP3556293B2/ja
Publication of JPH08129830A publication Critical patent/JPH08129830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3556293B2 publication Critical patent/JP3556293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送パケット形態の異なる入力データが供給
されてもディジタルVTRに適したパケット変換を行う
ことにより、記録及び再生すること。 【構成】 バッファメモリ3は複数異なる伝送形態の
内、スイッチ手段6により選択された入力データを記憶
する。例えば、コンピュータからのSCSIによる伝送
形態で伝送された入力データの場合には、バッファコン
トロール部4は1024バイトのデータ領域とヘッダー
とを合わせたものを1パケットとし、これを15シンク
単位(シンクブロック)にパケット変換してバッファメ
モリ3から読み出す。変調回路71、記録・再生アンプ
78、サーボコントロール部79及び磁気ヘッドを含む
記録手段は、15シンクブロックを1物理ブロックとす
る9ブロックを磁気テープの1トラックに順次記録す
る。よって、磁気テープにディジタル記録するために予
め決められている記録フォーマットに適したパケット変
換を行うことができることにより、SCSIによる伝送
形態の入力データを記録することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送パケット形態の異
なる入力信号に対しても、ディジタルビデオカセットテ
ープレコーダ(以下、ディジタルVTRと称す)に適し
たパケット変換を行うことにより、記録及び再生するこ
とのできるマルチメディアデータ記録・再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気テープに情報をディジタル
で記録する記録再生装置としては、音声を記録するDA
T(ディジタルオーディオテープ)や、映像音声を記録
する放送用のD1、D2、D3VTR等がある。
【0003】また、最近では民生用ディジタル記録VT
Rの協議会が発足し、6mm幅の磁気テープにNTSC
及びPAL等のSD(STANDARD DEFINITION )信号や、
HD(HIGH DEFINITION )ベースバンド信号を記録する
ための規格が、1994年に承認された。
【0004】図10はこのような規格に対応した民生用
ディジタルVTRを示すブロック図であり、また図9は
この規格における磁気テープ1トラックの記録フォーマ
ットを示す説明図である。尚、図9に示す規格トラック
フォーマットに記載されているビット数は記録前のディ
ジタルデータのビット数を示し、同図右側に示されてい
るビット数は記録時、つまり変調後のビット数を示して
いる。
【0005】図10において、民生用ディジタルVTR
は映像信号及び音声信号、または外部機器に対しデータ
を入出力する入出力部40と、映像信号及び音声信号に
対し符号化を行う圧縮/伸長部50と、符号化または複
合化に際し誤り訂正を行う誤り訂正部60と、磁気テー
プに記録及び再生を行う記録再生部70と、外部機器に
対し記録または再生した情報を最適に伝送し且つ供給す
るためのディジタルインターフェイス部80と、で構成
している。
【0006】映像信号は映像信号入力端子41を介して
映像処理回路43に供給する。映像処理回路43はA/
D変換を行って、映像信号をディジタル信号に変換する
と共にフレーム化する。シャフリング回路51はフレー
ム化された画像データをフレーム内においてシャフリン
グ処理をして、例えば8画素×8ラインのブロック単位
で離散コサイン変換回路(以下、DCT回路と称す)5
2に供給する。尚、圧縮/伸長部50の処理は、輝度信
号と色差信号とを別の系で処理するようになっている。
また、輝度信号と色差信号とのサンプリング周波数の比
は、4:1であり、8×8の輝度ブロック4個と、8×
8の各色差ブロック(CR、CB)1個とが同じ大きさ
である。
【0007】DCT回路52は2次元DCT処理によっ
て入力信号を周波数成分に変換する。これにより、空間
的な相関成分を削減可能となる。即ちDCT回路52の
出力(変換係数)は量子化回路53に供給し、量子化回
路53は変換係数を所定の量子化幅で再量子化すること
によって、1ブロックの信号の冗長度を低減する。この
場合には、量子化回路53は人間の視覚特性を考慮し
て、低域周波数成分に重みを置いた量子化幅を設定し
て、変換係数の高域周波数成分ほど大きな量子化係数で
量子化する。こうして、信号の冗長度を低減する。
【0008】量子化回路53からの量子化データは可変
長符号化回路54に供給する。可変長符号化回路54は
所定の可変長符号表、例えばハフマン符号表等に基づい
て、量子化出力を可変長符号化して符号化出力を誤り訂
正部60の誤り訂正外符号器61に供給する。これによ
り、出現確率が高いデータには短いビットを割り当て、
出現確率が低いデータには長いビットを割り当てて、伝
送量を一層低減する。
【0009】尚、例えば記録した画像データを特殊再生
する場合等を考慮して、可変長符号化出力を固定長化す
るようになっている。この固定長化においては、輝度4
ブロックと、色差各1ブロックずつの6ブロックによっ
て構成されるマクロブロックを画面上に離散した5つの
位置から集め、5マクロブロック(以下、大ブロックと
称す)で符号量を一定にするようになっている。これに
より、絵柄に拘らず、符号量の割り当てを適正なものと
する。
【0010】一方、入力音声信号は音声信号入力端子4
2から音声処理回路55に供給する。音声処理回路55
は、入力音声信号をA/D変換し、映像信号との同期化
を行うと共に、ミキシング処理を行って誤り訂正部60
に供給する。誤り訂正部60は誤り訂正外符号器61と
誤り内符号器62とを用いて、圧縮された映像データと
音声データとを例えば、リードソロモン符号等の積符号
に符号化して出力する。このように、圧縮された映像デ
ータと音声データは、誤り訂正外符号器61及び誤り訂
正内符号器62により誤り訂正符号化する。
【0011】民生用ディジタルVTRの規格では、誤り
訂正された画像データに同期信号(SYNC)及びID
を付加し、大ブロックのデータを5シンクブロックにパ
ケット化して記録するようになっている。1シンクブロ
ックは90バイトの容量を有し、1マクロブロックのデ
ータを1シンクブロックに配列して記録する。
【0012】図11はこのパケット化を示す説明図であ
る。
【0013】上述したように、マクロブロックは4つの
輝度ブロックと各1つずつの色差ブロックによって構成
しており、図中、Y、Cは各々輝度ブロック及び色差ブ
ロックの記録領域を示している。1シンクブロックの先
頭には同期信号SYNCを配列し、次にIDを配列す
る。次に、修正コード(STA)とQナンバー(QN
O)とを配列する。尚、QNOはマクロブロック毎に設
定された量子化値を示すものであり、DCはマクロブロ
ック内の各ブロックに対する直交変換後のDC値であ
る。次に、輝度ブロック及び色差ブロックのデータを配
列する。輝度ブロック及び色差ブロックの各記録領域は
各々8×mビットまたは8×nビットで構成し、先頭に
9ビットのDC成分を配列する。少なくとも、各ブロッ
クの低中域のデータは対応する記録領域に配列する。こ
れらの記録領域に過不足が生じた場合には、所定のブロ
ックデータを他の記録領域に配列することがある。修正
コードSTAはこの場合の情報を示している。各シンク
ブロックの最後にパリティを付加する。
【0014】圧縮部/伸長部50によって、5マクロブ
ロックを5シンクブロックにパケット化処理しているの
で、誤り訂正部60における誤り訂正符号化処理が容易
となり、ハードウェア処理上非常に都合が良い。尚、音
声データについても、同様の誤り訂正符号化を行う。
【0015】民生用ディジタルVTRの規格において
は、1トラックに記録するデータフォーマットも決めら
れている。誤り訂正部60によって誤り訂正符号化され
たデータは、図示しないフォーマット変換回路によって
この規格に基づいてフォーマット変換する。図9はこの
1トラックの記録フォーマットを示している。
【0016】図9の記録フォーマットにおいては、IT
I(INSERT AND TRACK INFORMATION)部、オーディオ
部、ビデオ部及び同期部を有している。これらのITI
部、オーディオ部、ビデオ部及び同期部の前後には、プ
リアンブルPRE1,PRE2,PRE3,PRE4、
ポストアンブルPOS1,POS2,POS3,POS
4、ギャップG1,G2,G3及びマージンを設ける。
ITI部は1トラックの記録領域の下端に配置するもの
であり、PRE1、SSA/TIA及びPOS1を設け
ている。オーディオ部は2バイトのSYNC、3バイト
のIDコード、5バイトの補助コード(以下、AUXと
称す)、72バイトの音声データの記録領域(以下、オ
ーディオデータエリアと称す)、8バイトの水平パリテ
ィC1及び77バイトの垂直パリティC2を設けてい
る。尚、AUXとオーディオデータエリアとの各シンク
数は9シンクであり、垂直パリティC2のシンク数は5
シンクである。
【0017】ビデオ部は2バイトのSYNC、3バイト
のIDコード、77バイトのビデオデータ記録領域(以
下、ビデオデータエリアと称す)、8バイトの水平パリ
ティC1及び77バイトの垂直パリティC2を設けてい
る。ビデオデータエリアの前後には、77バイト、1シ
ンクで構成するAUXを設ける。同期部は3バイトのI
Dコード、5バイトのサブコード及び水平パリティC1
を設けている。このように構成することで、民生用ディ
ジタルVTRの規格の1トラックの記録フォーマットと
成る。
【0018】この記録フォーマットでは、ビデオ部のシ
ンク数の合計が図9に示すように149シンクとなり、
またバイト数は90バイトである。またビデオデータエ
リアのシンク数は135シンクであり、また77バイト
のバイト数を有している。即ち、記録前のビデオデータ
エリアのビット数は、AUXを除くとすると、135×
77=10395 となる。例えば、このビデオ部のデ
ータが磁気テープ等に記録する際に24−25変調を行
うとすると、図9右側に示すように111750ビット
のデータに変調する。
【0019】したがって、上述した規格の記録フォーマ
ットのビデオデータエリアは、図11に示すパケット化
処理された5シンクブロックの画像データを記録するた
めの許容領域を満足していることから、このビデオデー
タエリアに5シンクブロックの画像データをパケット単
位で記録することが可能となる。
【0020】その後、誤り訂正部60からの符号化出力
は、記録再生部70の変調回路71に供給する。変調回
路71は入力されたデータを高密度記録化に適した変調
方式、例えば24−25変調で変調して、磁気ヘッド7
3を介して磁気テープ74に記録する。
【0021】再生時には、磁気テープ74からの再生デ
ータは磁気ヘッド74から再生アンプ75、イコライザ
76を介して復調回路77に供給する。このとき、イコ
ライザ76により再生データの減衰量を補償し周波数特
性を一様にする。復調回路77は再生データを復調し、
復調データには誤り訂正内復号器63及び誤り訂正外復
号器64によって、誤り訂正処理を施す。誤り訂正外復
号器64からの映像データは可変長復号化回路56に供
給し、音声データは音声処理回路51aに供給する。可
変長復号化回路56は映像データを可変長復号化して逆
量子化回路57に供給する。逆量子化回路57は映像デ
ータを可変長復号化出力を逆量子化して逆DCT回路5
8に供給する。逆量子化回路58は入力されたデータを
逆DCT処理をすることにより、DCT処理前の元の座
標軸データに伸長してデシャフリング回路59に供給す
る。例えば、圧縮/伸長部50による処理では、映像デ
ータに関し、復号の単位である5マクロブロックがパッ
キングされている5SYNCブロック分のデータずつ処
理を行う。その後この5マクロブロック単位で、可変長
符号の復号化を行い、逆量子化と逆ジクザクスキャンし
て逆DCT回路58により8画素×8ラインのブロック
に伸長を行う。
【0022】デシャフリング回路59は、伸長されたデ
ータにフレーム内のデシャフリングを施して元のデータ
配列に戻し、映像処理回路44は、D/A変換してアナ
ログの出力映像信号を得る。
【0023】一方、映像信号の伸長と同時に、誤り訂正
外復号化器64からの音声データは、音声データ処理回
路に供給し、映像信号との時間合わせ及び補正処理を行
った後、D/A変換してアナログの出力音声信号を得
る。
【0024】このように、高能率符号化技術は、直交変
換及び可変長符号化等を採用して、ディジタル伝送及び
記録等の効率を向上させるために、少ないビットレート
で画像データを符号化するものである。
【0025】民生用ディジタルVTRにおいては、例え
ば他のディジタル機器(外部機器)と接続する場合、デ
ィジタルデータを他のディジタル機器へと伝送すること
が考えられる。この場合、ディジタルデータで伝送する
ことによりアナログ状態で伝送することによる信号の劣
化は起きないため、高画質を保持する上で極めて有効で
ある。特に、民生用ディジタルVTR同士のダビングの
際には、ダビング時のデータ劣化がなく、また圧縮によ
るデータ劣化も全くないことから、結果としてディジタ
ルVTRの大きな利点となっている。
【0026】上述したようにデータ劣化が全く起きず、
圧縮されたディジタルデータを伝送するめたの装置とし
ては、図10に示すように誤り訂正部60の前段にディ
ジタルインターフェース部80を備えているものがあ
る。例えば、再生時に誤り訂正部60からの映像データ
及び音声データはディジタルインターフェイス部80の
ディジタルインターフェイスパケット処理回路(以下、
D−IFパケット処理回路と称す)81に供給する。D
−IFパケット回路81はバッファメモリ82を利用し
て映像データ及び音声データにパケット変換処理を施
す。その後パケット化したデータはI/F部83に供給
し、外部のディジタル機器(図示せず)へとディジタル
データを伝送するためにブロック化を行い、他のディジ
タル機器のディジタルインターフェイス47に伝送す
る。また記録時においても同様に入力データのブロック
化、パケット化処理を行い、誤り訂正部60に伝送する
ことになる。尚、I/F部83と接続しているμ−CO
M84は、入力データに基づいて記録または再生時にお
けるデッキ側のサーボコントロール制御を行う制御回路
である。
【0027】このように、民生用ディジタルVTRから
他のディジタル機器に対しパケット伝送する方法が民生
用ディジタル規格で明示されている。この伝送パケット
構造は一般に規格化され、1トラックに記録されたデー
タの伝送は図12に示すデータ構造でディジタルインタ
ーフェースのI/F部から入出力することが規定されて
いる。
【0028】図12はディジタルインターフェースにお
ける伝送パケット構造を説明するための説明図である。
図12に示すようにパケット構造においては、先ずヘッ
ダー1SYNC、サブコード2SYNC、ビデオ補助コ
ード(V−AUX)3SYNC分を伝送する。その後音
声データ1SYNCと、ビデオデータを15SYNC分
を伝送し、この音声データ及びビデオデータの16SY
NCを9回繰り返して1トラック分の記録データを伝送
する。つまり、外部機器に対しビデオデータを入出力さ
せるためには、IDデータ3バイトとビデオデータ77
バイトである1SYNC分のデータとを15SYNC分
で1つのビデオパケットと考えれば、1トラック期間中
に9個のビデオパケットを伝送すればよいことになる。
【0029】ところで、民生用ディジタルVTRはアメ
リカの次世代放送とされるディジタル放送(ASVANCED T
ELEVISION の略で、以下ATVと称す)の信号も、デー
タ圧縮された信号のままSD信号と同じ記録フォーマッ
トで記録できるようなビットストリームのインターフェ
ースに関する規格が、現在ディジタルVTR協議会で検
討中である。この規格では、ディジタルインターフェー
ス部を通してATVのビットスリトーム信号をパケット
変換することで、SD信号と同じ記録フォーマットで記
録する。
【0030】また、ディジタルテープ記録再生機器の用
途として、テープの記録容量が他の記録媒体と比較する
と、極めて有利な点から大量のディジタルデータを記録
できるデータストリーマとしての用途が広まりつつあ
る。このようなデータストリーマには、例えば現在ワー
クステーション用バックアップ装置としてQICと呼ば
れる1/2インチテープを利用したものや、DAT(4
mm)を利用したもの、或いは8mmテープを利用した
コンピュータやハードディスクのデータバックアップ用
のデータストリーマ等がある。
【0031】例えば、8mmテープデッキをデータスト
リーマとして使用する技術には、既にUSパテントUS
5142422(日本公表番号平5−500583、発
明名称:二重チャネルら旋走査記録器)の文献に提案さ
れている技術がある。
【0032】この提案による技術は、図13に示すよう
に先頭に論理データブロックの識別や長さ情報を記録す
るヘッダー部を14バイトと配列し、次に1024バイ
トのデータ領域部と、400バイトの誤り訂正ECC領
域部及び2バイトのCRC領域部を配列して構成する。
即ちヘッダ部、データ領域部、誤り訂正部及びCRC領
域部からなる物理的ブロックをテープ1トラックの中に
8ブロック記録するフォーマットである。このフォーマ
ットでは、例えば論理ブロックを最大1024バイトと
すれば、1物理ブロックの中に、論理ブロックが102
4バイトのときには1論理ブロックで構成する。また5
12バイトのときには2論理ブロックで構成し、更に、
256バイトのときには4論理ブロックで構成する。つ
まり論理的ブロックの切れ目が都合のよい数字となって
いる。また、図13に示す誤り訂正ECC領域部の構成
は、図14に示すようにヘッダー、データ領域及びCR
Cの水平方向(C1方向)の各ブロックにおいて、誤り
積符号化した160バイトの水平パリティを配列し、ま
た垂直方向(C2方向)においては、240バイトの垂
直パリティを配列して構成している。しかしながら、こ
の提案によるフォーマットでは、アナログ8mmVTR
用テープを使用したデータストリーマ専用に考案された
フォーマットであることから、他の用途には使用できな
いという不都合がある。
【0033】通常、従来のDATや8mmテープと比べ
て民生用ディジタルVTRのデータ記録容量は、数倍か
ら10倍程である。このため記録フォーマットのビデオ
エリアのみ記録したとしても、約55GB(ギガバイ
ト)の大容量であり、また転送レートも従来に比べて飛
躍的に高レートで、3.1MG(メガバイト)/sec
であることから、映像等のデータのストリーマには民生
用ディジタルVTRが最も適しており、今後ますます需
要が増大することが予想される。しかし、上記の如く8
mmの場合のように、データストリーマ専用に記録フォ
ーマットを決めてしまっては、コンピュータ専用記録装
置となってしまうことになる。
【0034】今後のデータストリーマの用途として考慮
すると、例えば現在急速にディスクやディジタル放送の
画像圧縮方式として応用商品が幅広く普及している国際
標準方式としてのMPEG2(MOTION PICTURE GROUP P
HASE 2 )方式による画像圧縮信号を記録したり、或いは
ISDN(総合ディジタル通信網)や高速LAN用とし
て、これも急速に映像や音声等マルチメディアデータの
伝送技術として広まってきたATM(ASYNCHRONOUS TRA
NSFER MODE )を通して伝送されたデータを記録したり
する等のマルチメディアデータストリーマとして使用さ
れることが想定される。この場合、それぞれ、固定長の
パケットに区切って伝送/交換することになるが、つま
りこれはハードウェア処理し易く且つ高速化を図るため
のものである。しかし、複数種の伝送形態に対応して記
録機器に伝送し且つ記録するためには、当然ながら元の
パケットを破壊することなく記録することが必須とな
る。即ち、それぞれの伝送形態に適したフォーマットを
別に設定しては、回路構成が煩雑になると共に用途別に
応じた専用機器を別々に開発しなければならないという
問題点も生じてしまう。
【0035】そこで今後の需要としては、各種伝送形態
に適合したフォーマットである、各種マルチメディアデ
ータに対応した機器が望ましい。然るに現行の大容量記
録機器である民生用ディジタルVTR(6mmテープ)の
記録フォーマットは異種のメディアの各パケットにはそ
のまま記録できるように対応していない。例えばMPE
G2の1パケットは188バイト、ATMの1セルは4
8バイト、SCSIからの論理ブロックの一例である1
024バイトに対し、ディジタルVTRの1SYNCに
記録できるデータ領域は、図9のビデオデータエリアに
示すように77バイトである。即ち、そのままの状態で
記録すると、元のパケットが途中で切れてしまったり、
各パケットに対するSYNC数は一致せず、伝送単位の
大きさも別々のものとなってしまう。結局、複数種の伝
送パケット形態に応じた記録及び再生を行うことができ
ないという問題点があった。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来にお
けるデータスリトーマでは、入力信号の伝送パケット形
態に応じたパケット変換を行うことができないため、伝
送パケット形態の異なる入力データが供給されると、正
常に記録または再生することができないという問題点が
あった。
【0037】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、伝送パケット形態の異なる入力データが供
給されてもディジタルVTRに適したパケット変換を行
うことにより、記録及び再生することのできるマルチメ
ディアデータ記録・再生装置の提供を目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よるマルチメディアデータ記録装置は、所定のデータ長
を有するシンクブロック単位でデータを記録することが
可能な記録手段と、伝送形態が異なる1以上の入力デー
タのうち所定の入力データを選択して出力するスイッチ
手段と、前記スイッチ手段により選択された入力データ
を記憶するバッファメモリと、所定数の前記シンクブロ
ック分のデータ長であって前記入力データのパケット容
量に基づくデータ長を読み出し単位として、前記バッフ
ァメモリに記憶されているデータを読み出して出力する
制御手段と、前記制御手段によって読み出されたデータ
に前記読し出し単位毎に前記入力データの種類を示すヘ
ッダーを付加して出力する付加手段と、前記付加手段か
らの前記読み出し単位のデータを1物理ブロック単位の
データとしてパケット化して前記記録手段に与え、所定
の記録テープの1トラックの記録容量に基づく数の前記
物理ブロックを前記記録テープに記録させるパケット化
手段と、を具備したものであり、請求項6記載の本発明
によるマルチメディアデータ再生装置は、1トラックに
所定数のシンクブロックに基づくデータ長の物理ブロッ
クが複数形成されたテープを再生する再生手段と、1ト
ラック分の再生データを前記所定数のシンクブロック単
位で順次バッファメモリに出力する制御手段と、前記所
定数のシンクブロック単位のデータに含まれるヘッダー
に基づいて前記テープに記録されたデータの伝送形態の
種類を判別するデコード手段と、前記デコード手段の判
別結果に基づいて、前記バッファメモリから所定のパケ
ット単位でデータを読出すメモリ制御手段と、前記デコ
ード手段の判別結果に基づいて、前記メモリ制御手段か
らのデータを所定の出力先に出力するスイッチ手段と、
を具備したものである。
【0039】
【作用】本発明の請求項1においては、スイッチ手段に
よって、伝送形態が異なる複数の入力データのうちの1
つを選択的に入力する。バッファメモリは選択された入
力データを記憶し、制御手段によって所定数のシンクブ
ロック単位でバッファメモリからのデータ読み出しを行
う。このとき、付加手段よって、読み出し単位毎に入力
データの種類を示すヘッダーを付加して出力する。パケ
ット化手段は付加手段からの読み出し単位のデータを1
物理ブロック単位として、前記物理ブロックを磁気テー
プの1トラックに順次記録する。
【0040】本発明の請求項6においては、再生手段に
よってテープに記録されたデータを再生する。制御手段
は1トラックの再生データを所定数のシンクブロック単
位でバッファメモリに出力する。デコード手段は所定シ
ンクブロック単位のデータに含まれるヘッダーから伝送
形態の種類を判別し、メモリ制御手段は、この判別結果
に基づいてバッファメモリからの読み出しを制御する。
スイッチ手段は、デコード手段の判別結果に基づいて、
バッファメモリからの出力を所定の出力先に出力する。
【0041】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0042】図1は本発明に係るマルチメディアデータ
記録・再生装置の第1実施例を示すブロック図であり、
この装置は例えば6mmの磁気テープを使用して記録再
生を行う民生用ディジタルVTRを示している。図1に
おいて図9と同一の構成要素には同一の符号を付してあ
る。
【0043】本実施例においては、他のディジタル機器
からのデータがディジタルインターフェースブロック1
を介して入出力されるようになっている。ディジタル機
器からのデータには、例えばコンピュータ等から、シリ
アルSCSI(SMALL COMPUTER SYSTEM INTERFASE )等
のインターフェイスを介して供給するデータや、ATV
デコーダから、MPEG2により圧縮してパケット伝送
されるデータ及びATM変換器から、ISDNや高速L
ANなどのATMを使用して伝送されるデータ等があ
る。そこで、先ず本実施例では、コンピュータとSCS
Iケーブルや現在高速転送用に検討されているシリアル
SCSIのケーブルを使用してデータが伝送され、図1
に示すディジタルVTRに供給する場合について説明す
る。
【0044】また、6mmの磁気テープを使用する民生
用ディジタル記録VTRの場合、システムの互換性を保
つため、規格物理フォーマットに合わせてデータを記録
する場合の記録エリアはビデオエリアに記録するのが一
般的である。例えば音声エリアにも記録することも考え
られるが、誤り訂正能力が音声用とビデオ用とでは異な
るため、同じ種類のデータに対し異なる誤り訂正能力の
符号を付けることはあまりない。このため本実施例で
は、図9に示す規格フォーマットのビデオデーエリアに
のみ記録するものとする。
【0045】図1において、コンピュータ10からのデ
ータはSCSIケーブルまたはシリアルSCSI10a
のケーブルにより伝送し、伝送されたデータはディジタ
ルインターフェイスブロック1のディジタルインターフ
ェース2(以下、I/Fと略記)に供給する。ディジタ
ルインターフェイスブロック1の後段には、誤り訂正外
符号器61、誤り訂正内符号器62、変調回路71、記
録・再生アンプ78、PLLイコライザ76、復調回路
77、誤り訂正内復号器63及び誤り訂正外復号器64
で構成する回路群を構成している。このような回路構成
は、従来技術で説明した図10に示す通常の画像音声の
記録再生回路と同様のものであるが、図1において図1
0に示すブロック図の入出力部、圧縮/伸長部は省略し
ている。つまり、従来技術における図9に示す規格トラ
ックフォーマットを用いて記録再生するための回路であ
る。
【0046】I/F2からの入力データは、誤り訂正外
符号符号器61に供給する。誤り訂正外符号器61は圧
縮データに規格トラックフォーマット(図9参照)の外
符号(149,138,12)の誤り訂正符号を付加
し、その後誤り訂正内符号器62によって内符号(8
5,77,9)の誤り訂正符号を更に付加する。尚、誤
り訂正外符号器61及び誤り訂正内符号器62は、圧縮
データを例えば、リードソロモン符号等の積符号に符号
化して出力するものである。これにより、図9に示すよ
うな符号構成にフォーマット化することになる。
【0047】誤り訂正符号を付加したデータ(符号化出
力)は、変調回路71に供給する。変調回路71は供給
されたデータを高密度記録化に適した変調方式、例えば
24−25変調方式で変調し、且つトラッキング用のパ
イロット信号を記録符号列自身で発生させて記録・再生
アンプ78に供給する。記録・再生アンプ78は図示し
ない磁気ヘッドを介して磁気テープにデータを記録する
ために必要な記録再生処理を施し、磁気ヘッドに供給す
る。その後磁気ヘッドにより6mm幅の磁気テープに記
録する。
【0048】再生時には、磁気テープからの再生データ
は磁気ヘッドを介して記録・再生アンプ78に供給す
る。記録・再生アンプ78はPLLイコライザ76を用
いて、再生データを再生するために必要な再生処理を施
し、復調回路77に供給する。このとき、イコライザ7
6により再生データの減衰量を補償し周波数特性を一様
にする。復調回路77は再生データを、例えば25−2
4変調方式で復調し、この復調データには誤り訂正内復
号器63及び誤り訂正外復号器64によって、誤り訂正
処理を施す。誤り訂正外復号器64からの映像データ
は、ディジタルインターフェイスブロック1を介して外
部のディジタル機器へと出力する。
【0049】次に、本発明の特徴とする入力パケット伝
送形態に応じたパケット変換を行うための手段及び記録
フォーマットの構成について説明する。
【0050】本実施例においては、データストリーマと
してコンピュータ10やその周辺機器と接続しデータ伝
送するものとして、例えばSCSIケーブル10aによ
る伝送方式でデータを伝送する場合を示しているが、こ
の他、図1に示すようにディジタルインターフェース2
から供給される入力信号は、SCSIケーブル10aに
よる伝送形態で伝送されるだけでなく、各種伝送形態で
伝送されたデータが入力される場合がある。このため、
本発明の目的として各種伝送形態でも対応できるシステ
ムが望ましいことは従来技術で述べた通りである。他の
各種伝送形態としては、今後映像音声データ等を扱うマ
ルチメディアでアメリカや欧州のディジタル放送で採用
が決まっている、国際標準方式の画像圧縮であるMPE
G2のトランスポートストリーム11aや、ISDN
(総合ディジタル通信網)や高速LANで用いられてい
るATM通信網(ATMセル)12による伝送形態が考
えられる。
【0051】そこで、本実施例におけるマルチメディア
データ記録・再生装置では、ディジタルインターフェー
スブロック1のディジタルインターフェース2に、各種
伝送形態により伝送された各種データを選択するための
切換スイッチ6を設けている。この切換スイッチ6は各
種伝送形態で伝送されるデータから、1つの伝送形態で
伝送されるデータを任意に切換えてバッファコントロー
ル部4に供給する。バッファコントロール部4は供給さ
れたデータの伝送形態に基づくパケット変換を行うと共
に、このコントロール部4と接続しているバッファメモ
リ3からの読み出しまたは書き込み制御を行う。このバ
ッファコントロール部4の出力は、誤り訂正外符号器6
1に供給する。また、ディジタルインターフェース2と
接続しているμ−COM5は、例えばコンピュータ10
側からデータの記録指示を受けた場合には、記録再生装
置のサーボコントロール部79に対し録画状態とするた
めに制御信号を出力して駆動制御を行う。このように、
本実施例のマルチメディアデータ記録・再生装置では、
入力する各種伝送形態の内、一方の伝送形態により伝送
されたデータを入出力することができるようになってい
る。
【0052】次に、各種複数の伝送形態により伝送され
たデータを入出力する場合でも、SCSI対応できるデ
ータストリーマの記録フォーマットと共通で且つ適合可
能にするためにの本発明によるフォーマットについて説
明する。
【0053】先ず、図1に示すマルチメディアデータ記
録・再生装置等のデータストリーマの場合、接続される
SCSI10aを介してコンピュータ10やハードディ
スク等周辺機器から伝送されるデータは、通常SCSI
のコマンドによって、論理ブロックという、2のm乗の
大きさのブロック単位で論理的に区切られて伝送する。
また、このときの論理ブロックは通常、アプリケーショ
ンの種類によってユーザーが1024バイト、512バ
イト、256バイト、128バイト等の論理ブロック長
を任意に指定し、転送容量が大きいほど論理ブロック長
を大きく設定するのが一般的である。民生用ディジタル
VTRは従来の記録再生装置に比べて極めて高転送レー
トであることから、最も高速での転送時には1024バ
イト程度の論理ブロック伝送が中心となる。このため、
1024バイト以下の論理ブロックに対して適当なフォ
ーマットを設けることが望ましい。
【0054】一方、従来技術で説明したように、アナロ
グ入出力で画像の圧縮/伸長部のある民生用ディジタル
VTRにおいては、誤り訂正外符号復号器と接続する圧
縮/伸長部(図10参照)は、図11に示すように5マ
クロブロックを固定長とし、それを5SYNCブロック
にパケット化してデータを伝送する。また、ディジタル
インターフェースを介して入出力するディジタルデータ
の内、ビデオデータは図12に示すように15SYNC
単位で連続して入出力する。したがって、ビデオデータ
における誤り訂正外符号復号器のデータ入出力処理は、
例えば5SYNCブロックずつ、或は5SYNCブロッ
ク×3=15SYNCブロック単位でデータが連続して
伝送するようにすると、誤り訂正外符号復号器と接続す
るディジタルインターフェースブロックの場合でも、圧
縮/伸長部の場合でも、伝送されたるデータの誤り訂正
外符号復号器の入出力部における処理が共通の処理にす
ることが可能となる。
【0055】そこで、1024バイトをパケット化する
には、民生用ディジタルVTRの1SYNC77バイト
を5SYNCの3倍である15SYNC1パケットと
し、これを物理的な1ブロックとする。このパケット化
した物理ブロックの構成を図2に示す。
【0056】図2に示すように、SCSIで伝送される
1ブロック1048バイトのデータは、上述したように
民生用ディジタルVTRの規格の1SYNC77バイト
を、5SYNCの3倍である15SYNC1パケットと
すると、1155バイトのデータ領域を得た1物理ブロ
ックとなる。また、入力論理データブロックバイトに対
し、ヘッダーを例えば24バイト付加する。尚、ヘッダ
ー部には、例えばブロックの形式(ユーザデータ、ファ
イルマーク及びギャップ等)を示す値、ブロックの情報
が記憶される方式を示す値、論理ブロックのシリーズN
O、物理ブロックのシリーズNO及び論理ブロックサイ
ズ等を示すIDなどが含まれる。
【0057】図4は1155バイトの1物理ブロックに
おける入力論理データブロックの具体例を示す構成図で
あり、図4上段に示す図は入力倫理データブロックが1
024バイトで指定された場合を示し、図4中段に示す
図は512バイトで指定された場合、図4下段に示す図
は256バイトで指定された場合を示している。
【0058】いま、入力論理データブロックの大きさが
1024バイトに指定されたものとする。この場合、図
4の上段に示すように1物理ブロックに1論理ブロック
を備えた構成となる。即ち、1論理ブロックは1024
バイトのデータとヘッダ24バイト及び無効データ10
7バイトで構成することになる。
【0059】また、入力論理データブロックの大きさが
512バイトに指定されたものとする。この場合、図4
に中段に示すように1物理ブロックに2論理ブロックを
備えた構成となる。即ち、データ512バイトの論理ブ
ロックを2ブロック設け、先頭にヘッダ24バイトを付
加すると共に、2つの論理ブロックの間には2バイトS
YNCを設ける。更に最終列には105バイトの無効デ
ータを配列して構成する。
【0060】更に、入力論理データブロックの大きさが
256バイトに指定されたものとする。この場合、図4
の下段に示すように1物理ブロックに4論理ブロックを
備えた構成となる。即ち、データ256バイトの論理ブ
ロックを4ブロック設け、前記と同様にヘッダ24バイ
トを付加すると共に、各論理ブロックの間には2バイト
のSYNCを設ける、更に最終列には101バイトの無
効データを配列して構成する。このようにして、15S
YNC1パケットとする1物理ブロックを構成する。
【0061】次に、図1に示すディジタルインターフェ
イスブロックの動作を説明する。
【0062】いま、図1に示すコンピュータ10から、
SCSI10aにより伝送されたデータが切換スイッチ
6に供給されたものとする。すると、本実施例では、S
CSIによる伝送形態に基づくデータが供給されるもの
としていることから、切換スイッチ6は各種伝送形態の
内、SCSIにより伝送されたデータを選択して、ディ
ジタルインターフェイス2に供給する。尚、切換スイッ
チ6はユーザの所望により任意に設定することが可能で
ある。
【0063】図1に示す装置がディジタル記録VTRの
データスリトーマの場合には、ディジタルインターフェ
イス2はSCSI・I/F回路2となる。そして、供給
されたデータはこのSCSI・I/F回路2により、ユ
ーザーから指定された単位にコンピュータから伝送され
たデータをブロック化する。即ち256バイトに指定さ
れたときは256バイトデータずつブロック化を行い、
また1024バイトに指定されたときは1024バイト
ずつブロック化を行う。そして、ブロック化されたデー
タは、次段のバッファコントロール部4を介してバッフ
ァメモリ3に供給する。バッファメモリ3は論理ブロッ
クより極めて大きい容量のバッファメモリサイズであ
る。またバッファメモリ3はデータストリーマ装置の記
録部が一定レートで記録し、或は再生部から一定レート
で再生されたデータをコンピュータ側に論理ブロックサ
イズ単位で伝送するために、読み出し及び書き込み時に
おける速度や時間などの調整(バッファ)を行う。
【0064】いま、テープ記録再生部が停止状態になっ
ているものとする。このとき、コンピュータ10からデ
ータの記憶要求が伝送されると、μ−COM5は記録再
生装置側(デッキ側)のサーボコントロール部79を駆
動制御して、録画状態への動作の移行を開始する。する
と、コンピュータ10からSCSI・I/F2を介し、
論理ブロック単位で入力されるデータをバッファメモリ
3でバッファして所定時間中に所定のバイト数のデータ
を伝送する。
【0065】例えば、テープ記録再生部が停止状態から
テープ走行が定常状態にまで到達するまでの時間を1秒
とし、且つ誤り訂正外符号器61とバッファメモリとの
データの転送速度を3.1Mバイトとすると、この場合
3.1メガバイトのデータをバッファメモリ3でバッフ
ァした後、バッファメモリ3から、データを誤り訂正外
符号器61に出力し、以降記録するために必要な処理を
施して1秒分磁気テープに記録する。このとき、データ
がそれ以上ある場合には更に録画を続行する。
【0066】上記バッファメモリ3から誤り訂正外符号
器61に対し出力するためのバッファコントロール部の
動作を図5を参照しながら詳細に説明する。図5はバッ
ファコントロール部4の具体的構成を示す構成図であ
る。
【0067】図5において、バッファコントロール部4
はバッファメモリ3から入力データを読み出し出力する
際に、所定バイト数(76バイト)で区切ってデータ出
力するようにパケット変換を行うメモリコントローラ/
パケット変換制御回路4aと、このデータの先頭部に2
4バイトのヘッダーを付加するために、24バイトのヘ
ッダを発生する24バイト論理ブロックヘッダー発生回
路4bと、シンク毎のブロックデータに、3バイトのI
D及びシンク毎のヘッダー1バイトを付加させるため
に、3バイトのID及び1バイトのシンクヘッダーを発
生するシンクヘッダー/ID3バイト発生回路4cと、
ブロックデータを15個で構成した際に、データが不足
している領域に無効データを穴埋めするために無効デー
タを発生する無効データ発生回路4dと、で構成してい
る。尚、前記3バイトのIDを付加する前のデータの配
列は、例えば図5に示す前段のI/F2から無効データ
を配列したものでも良い。いま、コンピュータ10から
SCSI10aを介して伝送されたデータがSCSI・
I/F2によりブロック化され、バッファメモリ3に供
給されたものとする。すると、メモリコントローラ/パ
ケット変換制御回路4aは、バッファメモリ3からのデ
ータを76バイトずつ区切って読み出すと共に加算器1
4に出力する。その後、このデータの先頭部に、24バ
イト論理ブロックヘッダー発生回路4bにより発生する
24バイトのヘッダーを加算器14を用いて付加し、付
加したデータは加算器15に供給する。更に、シンクヘ
ッダー/ID3バイト発生回路4cにより発生する3バ
イトのIDとシンク毎のヘッダー(パケット識別用ID
と物理ブロック内のシリーズNo)1バイトとを、加算
器15により付加する。最後に、加算器16によって、
バッファメモリ3からのデータを76バイトずつ区切っ
たものと多重して、1SYNCブロックデータを形成す
る。このとき、前記メモリコントローラ/パケット変換
制御回路4aは、この1SYNCブロックを15個出力
するように制御する。この場合、有効データ1024バ
イトの途中で、論理ブロックが終了する場合にはeob
マークを付加し、残りは無効データを出力する。尚、入
力論理ブロックが256バイト、512バイト、102
4バイトである場合でも、バッファメモリ3からの読み
出し方法は常時同様である。これにより、誤り訂正外符
号器61に供給される1物理ブロックのデータは、図6
に示すものとなる。
【0068】このように構成された15SYNC分の1
物理ブロックにおけるデータエリアの容量は、各シンク
毎にパケット種類や物理ブロック内シリーズNo用に1
バイトを追加することから、1SYNC内のデータエリ
アを76バイトとすると、 76バイト×5×3=380バイト×3=1140バイ
ト となる。
【0069】したがって、入力時におけるデータエリア
の容量が、 (論理ブロック+ヘッダー)=1024バイト+24バ
イト=1048バイト とするサイズであることから、入力時のデータエリアの
容量を1物理ブロックエリア内に包容することができ
る。また、余剰エリアは無効データとして配列するよう
にしても良いが、信頼性向上用のオプションとして物理
ブロック単位でECCを追加して付けるシステムとして
構成するようにしても良い。
【0070】これにより、民生用ディジタルVTRにお
けるビデオデータ領域は、1トラック135SYNCで
あることから、図3に示すように15SYNC1ブロッ
クで構成する物理ブロックを9ブロック記録することが
可能となる。尚、誤り訂正外符号器61による誤り訂正
符号は、記録する1トラックのビデオデータエリア分の
9ブロック(+VAUXの3SYNC)におけるデータ
に対して付加するようになっている。
【0071】また、再生時においては、記録時における
処理とは逆の処理が行われる。即ち、誤り訂正外復号器
64で1トラック分(135SYNC+VAUX3SY
NC)の再生データを誤り訂正した後、15SYNC分
のデータずつバッファメモリ3に伝送する。その後、ヘ
ッダー24バイトをデコードすると共に、各シンクのヘ
ッダー1バイトによりパケットの識別とシンクシリーズ
Noとをデコードした後、バッファメモリ3に各シンク
の有効データ76バイトずつ15SYNC、順に書き込
む。このようにして1024バイトの有効データをバッ
ファメモリ3に書き込むようにする。また、同様に次の
ブロックからも有効データ1024バイトをバッファメ
モリ3に書き込み、1トラック9ブロックのデータか
ら、(1024×9バイト)のデータをバッファメモリ
3に書き込む。この場合のバッファメモリメモリ3に対
する書き込み制御は、記録時と同様にバッファコントロ
ール部4により行われることになる。また、誤り訂正外
復号器64からバッファメモリ3へのデータ転送速度
は、記録時と同様の転送速度3.1Mバイト/secで
転送するようになっている。
【0072】したがって、本実施例によれば、コンピュ
ータ等から、SCSIを介して伝送されたデータにおい
て、15SYNC×9ブロックの物理フォーマットに変
換することにより、元のパケット構成を壊すことなく記
録し且つ再生を行うことができるという効果を有する。
【0073】尚、本実施例におけるデータストリーマで
は、コンピュータからのコンピュータデータを入出力す
るたの伝送方式としてSCSIケーブルについて説明し
たが、これに限定されることなく別の種類のケーブルを
用いて伝送しても良い。例えば高速転送が可能なP13
94等のシリアルSCSI方式を用いて伝送するように
しても良い。次に、本発明に係るマルチメディアデータ
記録・再生装置の第2実施例を図1及び図7を参照して
説明する。
【0074】本実施例においては、異なる種類の伝送経
路によるパケット単位の入力データに対しても、15S
YNC×9ブロックの物理フォーマットで元のパケット
構成を壊すことなく記録及び再生することができるとい
う本発明の目的を達成するめたに、前記実施例とは別の
伝送形態による入力データが供給された場合について説
明する。例えば、データストリーマとしてのマルチメデ
ィアデータ記録・再生装置のディジタルインターフェイ
スに、図1に示すATVデコーダ11と接続し、且つM
PEG2方式の伝送形態でデータの入出力を行う。即
ち、MPEG2のトランスポートストリームを本発明の
伝送パケットに変換して、誤り訂正外符号復号器に伝送
し、前記実施例と同様の物理ブロックによるフォーマッ
トで記録しまたは再生して出力する場合である。
【0075】図7はMPEG2方式による伝送形態の場
合における本発明のパケット変換処理を説明するための
説明図である。
【0076】いま、図1に示すATVデコーダ11か
ら、MPEG2方式により伝送されたデータが切換スイ
ッチ6に供給されたものとする。すると、本実施例で
は、MPEG2による伝送形態に基づくデータが供給さ
れるものとしていることから、切換スイッチ6は各種伝
送形態の内、MPEG2により伝送されたデータを選択
して、ディジタルインターフェイス2に供給する。この
とき、ディジタルインターフェース2に供給されるデー
タは、MPEG2のトランスポートストリームパケット
でATVデコーダ10等から伝送されることになる。M
PEG2のトランスポートストリームのパケットサイズ
は、図7に示すように1パケット188バイトである。
つまり、本例の場合では、パケットに区切って伝送する
ため、誤り伝播が小さく、且つハードウェア処理がし易
くなる。言い替えればパケットを壊さないで伝送するこ
とが肝要である。
【0077】よって、この2パケット(188×2=3
76バイト)が、丁度ディジタルVTRの5SYNCサ
イズ(385バイト)に変換すると都合がよいことは既
に、ディジタルVTRの協議会で現在検討されている。
したがって、図7に示すように、各シンクの頭にはヘッ
ダーを付加する。この場合ヘッダーは、MPEG2パケ
ットの識別4ビットと、シンクシリーズNoの4ビット
とで構成し、即ち1バイトヘッダーとなる。また、2パ
ケットの繋ぎめに1バイトのマークを付加し、5SYN
C目の最後の3バイトを無効データとするように配列す
る。
【0078】この場合も、図1で、ATVデコーダから
のデータ入力に対しバッファメモリ3でMPEG2パケ
ットを5SYNC単位に変換し、バッファメモリ3から
は、5SYNCを3つに配列し且つ15SYNC単位で
読み出すことで、前述したように、誤り訂正外符号器6
1のディジタルインターフェースのビデオデータエリア
タイミングである15SYNC毎のタイミングに合わせ
ることができる。以下、前記実施例におけるデータスト
リーマの場合と同様に、図3に示す記録フォーマットに
15SYNC×9ブロックの形で記録することが可能と
なる。つまり1ブロックあたりのMPEG2トランスポ
ートストリームは6パケット、即ち1トラックあたり5
4パケットとして記録することができる。
【0079】一方、再生時においても、前記第1実施例
と同様に再生処理が行われる。即ち、誤り訂正外復号器
64から15SYNC単位に読み出し、有効データ部の
みバッファメモリ3に書き込み、バッファメモリ3から
5SYNC分のデータずつ、MPEG2の2パケットデ
ータ分ずつ読み出す。これにより、ディジタルVTRか
ら、MPEG2のビットストリームであるATVのパケ
ットで、ATVデコーダ11に出力することができる。
【0080】したがって、本実施例においても、前記第
1実施例と同様に本発明によるパケット変換を行うこと
により、ATVデコーダからのMPEG2方式で伝送し
たデータの記録及び再生を行うことができるという効果
を有する。
【0081】次に、本発明に係るマルチメディアデータ
記録・再生装置の第3実施例を図1及び図8を参照して
説明する。
【0082】本実施例においては、データストリーマと
してのマルチメディアデータ記録・再生装置のディジタ
ルインターフェイスに、図1に示すATV変換器12と
接続し、且つMPEG2方式のトランスポートストリー
ムをISDNや高速LANといった、ATM網(以下、
ATMセルと記載)12aを使用してデータの入出力を
行う。即ち、MPEG2のトランスポートストリームを
ATMセル12aで伝送するパケット形態を、本発明の
伝送パケットに変換して、誤り訂正外符号復号器に伝送
し、前記実施例と同様の物理ブロックによるフォーマッ
トで記録しまたは再生して出力する。
【0083】図8はMPEG2方式のトランスポートス
トリームをATMセルを用いて伝送された場合の本発明
のパケット変換処理を説明するための説明図である。
【0084】いま、図1に示すATM変換器12から、
MPEG2方式のトランスポートストリームがATMセ
ル12aによる伝送形態で伝送されたデータが、切換ス
イッチ6に供給されたものとする。すると、本実施例で
は、ATMセル12aによる伝送形態に基づくデータが
供給されるものとしていることから、切換スイッチ6は
各種伝送形態の内、ATMセル12aにより伝送された
データを選択して、ディジタルインターフェイス2に供
給する。このとき、ディジタルインターフェース2に供
給されるデータは、MPEG2のトランスポートストリ
ームがATMセルの伝送方式でATV変換器12から伝
送されることになる。
【0085】例えば、ATMセル12aをデータ通信用
のAAL5の場合に設定したものとする。すると、この
場合1セルは、図8に示すように48バイトである。こ
のため、MPEG2のトランスポートストリームパケッ
トは、前記実施例で説明したように1パケット188バ
イトであることから、MPEG2のトランスポートスト
リームパケットは4個のATMセルで伝送することがで
きることになる。
【0086】したがって、前記第2実施例で述べたよう
に、ディジタルVTRのSYNC単位へのパケット変換
を行うようにして、MPEG2のトランスポートストリ
ームパケットの2パケットを、8個のATMセルで伝送
する。このとき、376バイトのトランスポートストリ
ームの最後部には、図8に示すように8バイトのATM
伝送用オーバーヘッド(CONVERGENCE SUBLAYER )を付
加する。つまり、ATVセル12aでは384バイトで
伝送することになるが、この8バイトのATM伝送用オ
ーバーヘッドは伝送時のみのデータであるため、図1に
示すバッファメモリ3に書く込む際には376バイトの
データが書く込むことになる。
【0087】その後、バッファメモリ3からは、図5に
示すメモリコントロール/パケット変換制御回路4aに
より376バイトデータを5SYNC単位にパケット変
換して読み出す。その後の処理は、前記第2実施例と同
様に各シンクの先頭部に1バイトのヘッダーを付加す
る。この場合のヘッダはATMのパケットの識別4ビッ
トと、シンクシリーズNoの4ビットとで構成して、1
バイトヘッダーとなる。
【0088】この場合も、図1に示すB−ISDN等の
ATM変換器12からのデータ入力に対しバッファメモ
リ3で5SYNC単位に変換し、バッファメモリ3から
は、5SYNCを3つ配列し且つ15SYNC単位で読
み出すことで、誤り訂正外符号器61のディジタルイン
ターフェースのビデオデータエリアタイミングである1
5SYNC毎のタイミングに合わせることができる。以
下、前記第1実施例におけるSCSI伝送のデータスト
リーマの場合と同様に、図3に示す記録フォーマットの
15SYNC×9ブロックのフォーマットで記録するこ
とが可能となる。つまり、1ブロックあたりのATMセ
ルは24個であり、即ち1トラックあたり216セルと
して記録することができる。
【0089】一方、再生時においても第1実施例と同様
に再生処理が行われる。即ち、誤り訂正外復号器64か
ら15SYNC単位に読み出し、有効データ部のみバッ
ファメモリ3に書き込み、バッファメモリ3から5SY
NC分のデータを、ATMセルの48セル単位で8個読
み出す。これにより、MPEG2の2パケットデータ分
ずつディジタルVTRから、ATMセル12aによる伝
送形態でATM交換器12に出力することができる。
【0090】したがって、本実施例においても、前記第
1実施例と同様に本発明によるパケット変換を行うこと
により、ATV変換器12からMPEG2のトランスポ
ートストリームをATMセルによる伝送形態で伝送した
データの記録及び再生を行うことができるという効果を
有する。
【0091】尚、本発明における第1乃至第3実施例に
おいては、異なる複数の伝送形態により伝送される入力
データを入力時に任意に選択して切り替えるために、切
換スイッチを設けたことについてついて説明したが、こ
の切換スイッチはディジタルVTRの再生等の出力時
に、再生データの先頭部に記録されている伝送形態種類
のコードを判別し、且つこの判別結果に基づいて切り替
えるようにしても良い。これにより、複数の異なる伝送
形態の入出力データにおいても対応可能なマルチメディ
アデータ記録・再生装置として機能を発揮することがで
きることは明かである。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の異なる伝送形態の入出力データにおいても、入力
データの伝送方法及び記録フォーマットをそのままの形
で壊すことなく論理ブロックを、ディジタルVTRに適
したパケット変換に変換することができることにより、
記録及び再生することができる。よって、コンピュータ
専用のデータストリーマだけでなく、他のディジタル機
器から各々異なる伝送形態で伝送されるデータに関して
も、記録及び再生が可能となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチメディアデータ記録・再生
装置の一例を示すブロック図。
【図2】本発明のパケット変換処理を説明するための説
明図。
【図3】本発明の1トラック分の物理フォーマットを示
す図。
【図4】本発明のパケット化した論理ブロックを示す
図。
【図5】図1中のバッファコントロール部の構成を示す
構成図。
【図6】図5中のバッファコントロール部の動作を説明
するための説明図。
【図7】本発明に係るマルチメディアデータ記録・再生
装置の第2実施例を説明するための説明図。
【図8】本発明に係るマルチメディアデータ記録・再生
装置の第3実施例を説明するための説明図。
【図9】従来におけるディジタルデータ記録再生装置の
規格フォーマットを示す構成図。
【図10】従来におけるディジタルデータ記録再生装置
を示すブロック図。
【図11】従来例を動作を説明するための説明図。
【図12】ディジタルデータ記録再生装置の記録フォー
マットを示す図。
【図13】従来における8mmVTRの1ブロック論理
ブロックを示すフォーマット。
【図14】図13中の誤り訂正符号領域部の構成を示す
構成図。
【図15】従来における8mmVTRの動作を説明する
ための説明図。
【符号の説明】
1…ディジタルインターフェースブロック、2…ディジ
タルインターフェイス、3…バッファメモリ、4…バッ
ファコントロール部、5…μ−COM、10…コンピュ
ータ、10a…SCSI、11…ATVデコーダ、11
a…MPEG2、12…ATM変換器、12a…ATM
セル(高速LAN)、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータ長を有するシンクブロック
    単位でデータを記録することが可能な記録手段と、 伝送形態が異なる1以上の入力データのうち所定の入力
    データを選択して出力するスイッチ手段と、 前記スイッチ手段により選択された入力データを記憶す
    るバッファメモリと、 所定数の前記シンクブロック分のデータ長であって前記
    入力データのパケット容量に基づくデータ長を読み出し
    単位として、前記バッファメモリに記憶されているデー
    タを読み出して出力する制御手段と、 前記制御手段によって読み出されたデータに前記読し出
    し単位毎に前記入力データの種類を示すヘッダーを付加
    して出力する付加手段と、 前記付加手段からの前記読み出し単位のデータを1物理
    ブロック単位のデータとしてパケット化して前記記録手
    段に与え、所定の記録テープの1トラックの記録容量に
    基づく数の前記物理ブロックを前記記録テープに記録さ
    せるパケット化手段と、 を具備したことを特徴とするマルチメディアデータ記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記読み出し単位を1
    5シンクブロックとし、 前記パケット化手段は、前記記録テープの1トラックに
    9物理ブロックのデータを記録させることを特徴とする
    請求項1に記載のマルチメディアデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記入力データは、論理的ブロックの最
    大単位が1024バイトであるSCSI規格のデータで
    あり、 前記制御手段は、前記読み出し単位の15シンクブロッ
    クに論理的ブロックの最大単位を割当てることにより、
    前記記録手段による前記SCSI規格のデータの記録を
    可能にしたことを特徴とする請求項2に記載のマルチメ
    ディアデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 前記入力データは、MPEG2方式のビ
    ットストリームであり、 前記制御手段は、入力データの2パケットを5シンクブ
    ロックに対応させて15シンクブロックを読み出し単位
    とすることにより、前記記録手段による前記MPEG2
    方式のビットストリームの記録を可能にしたことを特徴
    とする請求項1に記載のマルチメディアデータ記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入力データは、ATM方式のデータ
    セルであり、 前記制御手段は、入力データの8データセルを5シンク
    ブロックに対応させて15シンクブロックを読み出し単
    位とすることにより、前記記録手段による前記ATM方
    式のデータセルの記録を可能にしたことを特徴とする請
    求項1に記載のマルチメディアデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 1トラックに所定数のシンクブロックに
    基づくデータ長の物理ブロックが複数形成されたテープ
    を再生する再生手段と、 1トラック分の再生データを前記所定数のシンクブロッ
    ク単位で順次バッファメモリに出力する制御手段と、 前記所定数のシンクブロック単位のデータに含まれるヘ
    ッダーに基づいて前記テープに記録されたデータの伝送
    形態の種類を判別するデコード手段と、 前記デコード手段の判別結果に基づいて、前記バッファ
    メモリから所定のパケット単位でデータを読出すメモリ
    制御手段と、 前記デコード手段の判別結果に基づいて、前記メモリ制
    御手段からのデータを所定の出力先に出力するスイッチ
    手段と、 を具備したことを特徴とするマルチメディアデータ再生
    装置。
JP26775094A 1994-10-31 1994-10-31 マルチメディアデータ記録装置 Expired - Fee Related JP3556293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26775094A JP3556293B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 マルチメディアデータ記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26775094A JP3556293B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 マルチメディアデータ記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08129830A true JPH08129830A (ja) 1996-05-21
JP3556293B2 JP3556293B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=17449063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26775094A Expired - Fee Related JP3556293B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 マルチメディアデータ記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3556293B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997001928A1 (fr) * 1995-06-29 1997-01-16 Sony Corporation Dispositif de transmission de signal video
WO2001082487A1 (fr) * 2000-04-26 2001-11-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de codage et de decodage
US6862402B2 (en) 1997-12-20 2005-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital recording and playback apparatus having MPEG CODEC and method therefor
US8041184B2 (en) 1999-09-28 2011-10-18 Sony Corporation Transport stream processing device, and associated methodology of generating and aligning source data packets in a physical data structure

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997001928A1 (fr) * 1995-06-29 1997-01-16 Sony Corporation Dispositif de transmission de signal video
US6104859A (en) * 1995-06-29 2000-08-15 Sony Corporation Video signal transmission apparatus
US6862402B2 (en) 1997-12-20 2005-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital recording and playback apparatus having MPEG CODEC and method therefor
US8041184B2 (en) 1999-09-28 2011-10-18 Sony Corporation Transport stream processing device, and associated methodology of generating and aligning source data packets in a physical data structure
US8594491B2 (en) 1999-09-28 2013-11-26 Sony Corporation Transport stream processing device, and associated methodology of generating and aligning source data packets in a physical data structure
US8849091B2 (en) 1999-09-28 2014-09-30 Sony Corporation Transport stream processing device, and associated methodology of generating and aligning source data packets in a physical data structure
WO2001082487A1 (fr) * 2000-04-26 2001-11-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de codage et de decodage
US6944348B2 (en) 2000-04-26 2005-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for coding/decoding
US7152198B2 (en) 2000-04-26 2006-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding/decoding device and encoding/decoding method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3556293B2 (ja) 2004-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2914975B2 (ja) 画像符号化方法及び装置
KR100291404B1 (ko) 디지탈 기록 재생 장치
US6028726A (en) Digital data recording/reproducing apparatus and method with means for adding arrival time to a data packet
KR100326992B1 (ko) 트릭플레이이미지제어기능을갖는디지털비디오카세트레코더
KR20000052346A (ko) 신호 처리 장치와 방법, 기록 장치, 재생 장치, 기록 및 재생 장치, 및 스트림 처리 장치와 방법
JP4610680B2 (ja) 信号処理装置および方法、記録装置、再生装置、記録再生装置、ならびに、映像信号記録再生装置
CA2287740C (en) Data processing apparatus and data recording apparatus
EP0632653B1 (en) Digital high definition video recorder having high definition display in trick-play modes
JP3556293B2 (ja) マルチメディアデータ記録装置
JP3541413B2 (ja) 情報信号伝送方法及び装置
JPH08289247A (ja) ディジタル信号記録再生装置
JP3138480B2 (ja) 編集装置を備えたデジタル信号記録再生装置
JP3167600B2 (ja) デジタル記録再生装置
US6993072B1 (en) Digital signal coding apparatus
JP3783338B2 (ja) ディジタル信号記録再生方法及び記録媒体の記録方法
JP3060989B2 (ja) 画像符号化方法及び装置
WO2001041435A1 (en) Recording apparatus and method
JP2907072B2 (ja) 画像符号化方法及び装置
JP3511143B2 (ja) 情報記録装置,情報記録方法及び情報再生方法
JP2830792B2 (ja) 画像再生装置
JP3052911B2 (ja) 画像復号化方法
JP2001155437A (ja) 記録装置および方法
JP3060911B2 (ja) 画像符号化装置及び方法
JP3477753B2 (ja) 記録再生装置
JP2000132914A (ja) データ処理装置およびデータ記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040323

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040512

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees