JPH08129095A - 原子炉機器点検装置 - Google Patents

原子炉機器点検装置

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JPH08129095A
JPH08129095A JP6266704A JP26670494A JPH08129095A JP H08129095 A JPH08129095 A JP H08129095A JP 6266704 A JP6266704 A JP 6266704A JP 26670494 A JP26670494 A JP 26670494A JP H08129095 A JPH08129095 A JP H08129095A
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JP
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steam
mast
inspection device
turning
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JP6266704A
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English (en)
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Hideki Morishita
秀樹 森下
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】天井クレーンの専有期間および作業時間を短縮
し、もって作業者の放射線被ばく低減と、点検の信頼性
向上をはかる。 【構成】蒸気乾燥器10の吊り棒16上端に接続したアイ18
に座33を設け、この座33に支柱34を立設する。支柱34に
円周軌道35を設置し、円周軌道35に旋回軌道36を設置す
る。旋回軌道36を走行する台車39を設け、台車39にマス
ト42を取り付ける。マスト42には点検装置部45を取り付
け、点検装置部45にはテレビカメラ,水中照明が設けら
れ、蒸気乾燥器10の任意の個所へ移動する。すなわち、
マスト42を昇降させると、点検装置部45が上下動して縦
溶接部20を点検でき、台車39を旋回軌道36を走行させる
と点検装置部45が旋回して周溶接部21を点検できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉の原子炉
圧力容器内に原子炉機器として設置されている蒸気乾燥
器または気水分離器の異常状態を点検するための原子炉
機器点検装置に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉は例えば図8に示した構
造となっている。すなわち、図8中符号1は原子炉圧力
容器で、この原子炉圧力容器1内に燃料集合体2を多数
本配列した炉心3と、この炉心3の外側を包囲するシュ
ラウド4と、このシュラウド4の上下両端部に設けら
れ、燃料集合体2を支持する上部格子板5および炉心支
持板6と、シュラウド4の上端部を覆うシュラウドヘッ
ド7と、このシュラウドヘッド7にスタンドパイプ8を
介して設けられる気水分離器9と、この気水分離器9の
上方に設けられる蒸気乾燥器10と、炉心3内に制御棒を
挿入したり引き抜いたりする制御棒駆動機構11を備えて
いる。
【0003】また、シュラウドヘッド7と上部格子板5
との間には炉心スプレイスパージャ12が設けられ、シュ
ラウド4の下方と原子炉圧力容器1との間にはジェット
ポンプ13が設けられ、原子炉圧力容器1の上部開口は上
蓋14により閉塞されている。原子炉圧力容器1の上部側
面には主蒸気出口管15が接続されている。
【0004】ここで、炉心3で加熱された冷却材の蒸気
は気水分離器9で蒸気と液体とに分離され、蒸気は蒸気
乾燥器10で乾燥され、主蒸気出口管15からタービンへ送
られる。すなわち、炉心3から発生する蒸気と水を気水
分離器9により分離し、気水分離器9から出てきた湿り
蒸気を蒸気乾燥器10により水分を除去する。ジェットポ
ンプ13は炉心外側に配置され、冷却材を強制循環させ
る。
【0005】ところで、沸騰水型原子炉では約1年毎の
定期検査時に蒸気乾燥器10および気水分離器9を取り外
し、原子炉上の近傍に設けられた機器仮置きプールに移
動し、燃料交換を行う。図9は蒸気乾燥器10を拡大した
斜視図で、図10は気水分離器9を拡大した斜視図であ
る。
【0006】蒸気乾燥器10および気水分離器9にはそれ
ぞれ吊り棒16,17が設けられ、吊り棒16,17の頂部には
それぞれアイ18が接続されている。このアイ18を専用吊
り具で把持することにより、蒸気乾燥器10または気水分
離器9を原子炉圧力容器1から取り外したり、原子炉圧
力容器1内に取り付けたりしている。
【0007】沸騰水型原子炉では、万が一のこれら機器
の損傷が原子炉の運転に支障とならないよう定期検査中
に点検を行っている。その被点検部分は蒸気乾燥器10で
はドレンチャンネル19の溶接部(縦溶接部20および周溶
接部21がある。)サポートリング22等が挙げられる。
【0008】一方、気水分離器9では、シュラウドヘッ
ドボルト23,シュラウドヘッドボルト23の固定リング2
4,シュラウドヘッドボルト23の固定ラグ25およびセパ
レーター26等が挙げられる。
【0009】図11に従来のこれら機器の点検方法を蒸気
乾燥器10の例で説明する。機器仮置きプール27内に置か
れた蒸気乾燥器10の上に足場28を建屋クレーン29で設置
する。足場28上の作業者30は人力で水中テレビカメラ31
および水中照明具32を吊りおろし点検を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図12は図11の作業を上
面より見た図である。図12においては蒸気乾燥器10はド
レンチャンネル19の取り付けられた下半分の断面図で示
してある。図12から明らかなように、例えばドレンチャ
ンネル19の縦溶接部20および周溶接部21の点検ではその
点検部位に合わせ足場28を移動していく必要がある。
【0011】縦溶接部20の場合は単一の溶接線に対して
は連続的に点検を行うことができるが、周溶接部21の点
検では点検位置毎に足場28を建屋クレーン29で移動設置
することを繰り返さなければならない。これは作業者30
の負担が重くなるだけでなく、点検に要する時間が長く
なり、ひいては作業者の放射線被ばくが増大するという
課題がある。
【0012】また、建屋クレーン29は高価な設備であ
り、原子炉建屋に1つしかないのが通例であり、蒸気乾
燥器10や気水分離器9の点検のためにこれを占有するこ
とは建屋クレーン29を必要とする他の作業の重大な支障
となる。つまり、定期検査期間の延長ということとなり
発電所の運用効率を低下せしめ、発電コストの上昇とな
る。
【0013】作業者30の放射線被ばく,負担軽減を図る
には建屋クレーン29に水中テレビカメラ31を吊るし遠隔
操作により点検することが考えられるが、この点検手段
では蒸気乾燥器10や気水分離器9と水中テレビカメラ31
の相対位置関係が不明なため、上部から作業者30が位置
確認監視を行う必要があり、足場28を建屋クレーン29で
移動設置することを繰り返すことから免れない課題があ
る。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、足場を建屋クレーン29で移動設置することを
繰り返すことなく蒸気乾燥器10や気水分離器9の点検を
行い、放射線下で作業する作業者30の作業性は通常環境
に比べ悪いことに鑑み、点検作業の遠隔自動化を行い、
作業者の負担を軽くし、点検に要する時間を短くし、ひ
いては作業者の放射線被ばくを低減できる原子炉機器点
検装置を提供することにある。
【0015】また、原子炉建屋に1つしかない高価な設
備の建屋クレーンを蒸気乾燥器や気水分離器の点検のた
めに占有することなく、他の作業の支障とならないよう
にして定期検査期間の短縮を図り、原子力発電所の運用
効率を向上し、発電コストの低減を行い、さらに点検作
業の自動化により点検の信頼性を向上した原子炉機器点
検装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、蒸気乾燥器ま
たは気水分離器に着座する座と、この座の上方に設置さ
れた円周軌道と、この円周軌道上に設けられ前記円周軌
道を旋回する旋回軌道と、この旋回軌道を走行する台車
と、この台車に取り付けられ昇降するマストと、このマ
ストにより任意に前記蒸気乾燥器または気水分離器の被
点検位置を確保する点検装置部とを具備したことを特徴
とする。
【0017】
【作用】原子炉圧力容器内から取り出され、機器仮置プ
ール内の蒸気乾燥器または気水分離器の上に点検装置は
着座している。これにより本発明に係る原子炉機器点検
装置は、蒸気乾燥器または気水分離器の上に一回据え付
ければ点検を終了するまで建屋クレーンは必要ないの
で、点検のために建屋クレーンを占有することなく他の
作業の支障とならないようにし定期検査期間の短縮を図
ることができる。
【0018】座の上方に設置された円周軌道,旋回軌道
およびマストにより任意の位置を確保する点検装置部,
走行装置および、位置指示装置より点検の遠隔自動化を
行い点検が効率的に行うことができる。
【0019】点検装置部は任意の位置を確保することが
できるので、建屋クレーンで移動設置することを繰り返
すことなく蒸気乾燥器または気水分離器の点検を行い、
放射線防護服を着用し作業性の悪い作業者の負担を軽く
し、点検に要する時間を短くし、ひいては作業者の放射
線被ばくを削減することができる。
【0020】
【実施例】図1から図5を参照しながら本発明に係る原
子炉機器点検装置の第1の実施例を説明する。なお、本
第1の実施例は蒸気乾燥器10に適用した例である。図1
は図8に示す蒸気乾燥器10を原子炉圧力容器1内から図
11に示す機器仮置プール27内へ移送したのち、本実施例
に係る点検装置を蒸気乾燥器10上に設置している状態を
示し、図11と対応している。図2は図1を一部切欠いて
示す図1の上面図、図3は図1における点検装置の拡大
図、図4は図3における点検装置部の拡大図、図5は図
4の正面図である。なお、図2では一部を切り欠き、点
検対象の一例であるドレンチャンネル19が取り付けられ
る蒸気乾燥器10の下部の断面図で示している。
【0021】本実施例は図1から図3に示したように、
蒸気乾燥器10の吊り棒16の頂部に接続したアイ18に着座
する座33と、この座33上に接続された支柱34と、この支
柱34に支持された円周軌道35と、この円周軌道35上に設
けられてこの円周軌道35を旋回する旋回軌道36と、この
旋回軌道36を旋回させる旋回装置37と、この旋回装置37
に取着した旋回位置指示装置38と、旋回軌道36上を走行
する台車39と、この台車39を走行させる走行装置40と、
台車39の位置を指示する位置指示装置41と、台車39に取
り付けられたマスト42と、このマスト42を昇降する昇降
装置43と、マスト42の昇降位置を指示するマスト位置指
示装置44と、マスト42に取り付けられた点検装置部45と
からなっている。
【0022】マスト42に取り付けられた点検装置部45に
は、図4および図5に示したように水中テレビカメラ31
および水中照明具32が内包されており、これにより被点
検部、つまり点検対象部位の点検を行う。
【0023】例えば、蒸気乾燥器10のドレンチャンネル
19の被点検部の縦溶接部20は、点検装置部45を上下に移
動することにより全体の点検ができる。従って、本実施
例では、マスト42およびこれを昇降する昇降装置43と、
マスト42の昇降位置を指示するマスト位置指示装置44と
台車39により点検を行うことができる。
【0024】すなわち、点検装置部45により任意の上下
方向部位の点検を行うことができる。また、例えば蒸気
乾燥器10のドレンチャンネル19の周溶接部21は、点検装
置部45を周方向に移動することにより全体の点検ができ
るので、本実施例においては、前述したように円周軌道
35と、この円周軌道35上を旋回する旋回軌道36と、この
旋回軌道36を旋回させる旋回装置37および旋回位置指示
装置38が設けられている。
【0025】旋回軌道36を旋回することにより旋回軌道
36上を走行する台車39、マスト42を介し点検装置部45を
周方向に移動することができ、任意の周方向の点検部位
を点検することができる。
【0026】加えて、旋回軌道36上を走行する台車39
と、この台車39を走行させる走行装置40と、台車39の位
置を指示する位置指示装置41によりマスト42を介し点検
装置部45を半径方向に移動することにより点検視野の調
整を行うことができる。これら昇降,旋回,半径方向の
動作は各々昇降装置43、旋回装置37、走行装置40によっ
てなされる。
【0027】本実施例による点検装置は蒸気乾燥器10の
上部に着材し水中テレビカメラ31と点検対象部の相対位
置が確保されるので、各々の動作はマスト位置指示装置
44、旋回位置指示装置38、位置指示装置41により監視す
ることができ、作業者は遠隔で労力を要することなく操
作することができる。
【0028】本実施例の構成は蒸気乾燥器10の吊り棒16
の頂部に接続したアイ18に着座する座33と、この座33上
に接続された支柱34により支持される。したがって、点
検作業中、本実施例による点検装置には建屋クレーン29
による支持は必要ない。
【0029】つぎに図6および図7により本発明に係る
原子炉機器点検装置の第2の実施例を説明する。この第
2の実施例は気水分離器9の点検に適用したものであ
る。なお、図6および図7中図1から図3と同一部分に
は同一符号を付して重複する部分の説明は省略する。
【0030】この第2の実施例が第1の実施例と異なる
点は第1の実施例における点検対象機器の蒸気乾燥器10
の代りに気水分離器9を使用したことにあり、したがっ
て、その構成は第1の実施例と同様であるため、その構
成の説明は省略する。
【0031】この第2の実施例による点検装置によれ
ば、マスト42に取り付けられた点検装置部45には前述し
た図4および図5に示したように、水中テレビカメラ31
および水中照明具32が内包されており、これにより点検
対象部位の点検を行うことができ、昇降装置43,旋回装
置37,走行装置40によってなされる昇降,旋回,半径方
向の動作により気水分離器9の任意の部位を点検するこ
とができる。
【0032】また、各々の動作はマスト位置指示装置4
4,旋回位置指示装置38,位置指示装置41により監視す
ることができるので、作業者は遠隔自動で労力を要する
ことなく操作することができる。遠隔操作が可能なこと
により、作業者は従来技術のような放射能に接近した場
所で作業する必要はなく作業者の被ばく低減となる。
【0033】さらに、作業者の放射線防護装備も軽装な
ものでよく作業性がよく、作業者の負担を軽くし、点検
に要する時間を短くし、作業性の向上により点検の信頼
性の向上となる。
【0034】本実施例は気水分離器9の吊り棒17に接続
したアイ18に着座する座33と、この座33上に接続された
支柱34により支持されるため、点検作業中、本実施例に
よる点検装置には建屋クレーンによる支持は必要ない。
また、前述の昇降,旋回,半径方向の動作により蒸気乾
燥器や気水分離器の任意の部位を点検することができる
ので、一度本実施例による点検装置を設置したならば、
点検終了まで建屋クレーンを使用する必要はない。
【0035】本実施例による点検装置は気水分離器9の
上に着座していることにより、点検対象部と点検装置部
の相対装置位置関係が確保されているので、点検操作は
容易で信頼性の高いものとなる。なお、本実施例による
点検装置は、気水分離器9の上に着座すればよく、気水
分離器9の吊り棒17の頂部のアイ18以外の部位に着座し
てもよく、例えば固定リング24上に着座してもよい。
【0036】上述したように上記実施例では、図11およ
び図12の従来技術のように足場28を建屋クレーン29で移
動設置することを繰り返すことなく、蒸気乾燥器10や気
水分離器9の点検を行い、作業者30の負担を軽くし、点
検に要する時間を短くし、ひいては作業者の被ばくを低
減することができる。
【0037】また、原子炉建屋に1つしかない高価な設
備の建屋クレーン29を蒸気乾燥器10または気水分離器9
の点検のために占有することなく、他の作業の支障とな
らないようにし定期検査期間の短縮を図り、発電所の運
用効率を向上し、発電コストの低減を行うことができ
る。それに加えて、遠隔自動化により点検の信頼性を向
上し、作業者の負担を軽くすることができる。
【0038】本実施例による点検装置によれば、定期検
査中に蒸気乾燥器10の例ではドレンチャンネル19の溶接
部20,21サポートリング22等が、また、気水分離器9の
例ではシュラウドヘッドボルト23,シュラウドヘッドボ
ルト23の固定リング24,シュラウドヘッドボルト23の固
定ラグ25,セパレーター26等が従来例に比較して上述し
たような利点をもって点検できる。
【0039】なお、図1から図7を参照すれば明らかで
あるが、マスト42を上昇し点検装置部45を円周軌道より
高い位置にすれば円周軌道35内の部位の点検も行える。
これは気水分離器9のセパレーター26の点検に活用でき
る。
【0040】また、図4および図5に示した点検装置45
は、下部に遠隔操作される鏡47が設けられているため、
上下の視野を確保できる。また、点検装置部45には水中
テレビカメラ31の上下左右に水中照明具32が配置され、
水中照明具32の出力は各々遠隔で調整し得るので、良好
な点検視界を得ることができる。
【0041】図11で説明した従来の技術では、水中テレ
ビカメラ31を操作する作業者30とは別の作業者30が、水
中照明具32を昇降または左右に移動し良好な点検視界を
得るようにしていたが、本発明の実施例では水中照明具
32を操作する作業者30を配置する必要がない。
【0042】点検装置部45の上部に点検装置部旋回装置
46を設置することによりマスト42に対し旋回した視界を
得ることができ、さらに点検性が良好になる。なお、点
検装置部45は前述の水中テレビカメラ31に替え超音波探
傷装置等を替えてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、従来の技術のように建
屋クレーンで足場を移動設置する作業を繰り返す必要が
なく、蒸気乾燥器や気水分離器の点検作業を容易にで
き、また、作業者の負担を軽くし、点検作業に要する時
間を短くし、ひいては作業者の放射線被ばくを低減する
ことができる。
【0044】さらに、原子炉建屋に1つしかない高価な
設備の建屋クレーンを蒸気乾燥器や気水分離器の点検の
ために占有することなく、他の作業の支障とならないよ
うにし、定期検査期間の短縮を図り、発電所の運用効率
を向上し、発電コストの低減を行うことができる。加え
て、遠隔自動化により点検の信頼性を向上し、作業者の
負担を軽くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉機器点検装置の第1の実施
例を示す立面図。
【図2】図1において一部切欠して示す図1の上面図。
【図3】図1における機器点検装置の要部を拡大して示
す立面図。
【図4】図1における点検装置部を拡大して概略的に示
す縦断面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】本発明に係る原子炉機器点検装置の第2の実施
例を示す立面図。
【図7】図6において、右半分を内部から見た図6の上
面図。
【図8】沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内を示す構成
図。
【図9】図8における蒸気乾燥器を示す斜視図。
【図10】図9における気水分離器を示す斜視図。
【図11】従来の蒸気乾燥器の点検方法を説明するため
の概念図。
【図12】図11における機器仮置プール内を一部切欠し
て示す上面図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…燃料集合体、3…炉心、4…
シュラウド、5…上部格子板、6…炉心支持板、7…シ
ュラウドヘッド、8…スタンドパイプ、9…気水分離
器、10…蒸気乾燥器、11…制御棒駆動機構、12…炉心ス
プレイスパージャ、13…ジェットポンプ、14…上蓋、15
…主蒸気出口管、16,17…吊り棒、18…アイ、19…ドレ
ンチャンネル、20…縦溶接部、21…周溶接部、22…サポ
ートリング、23…シュラウドヘッドボルト、24…固定リ
ング、25…固定ラグ、26…セパレーター、27…機器仮置
プール、28…足場、29…建屋クレーン、30…作業者、31
…水中テレビカメラ、32…水中照明具、33…座、34…支
柱、35…円周軌道、36…旋回軌道、37…旋回装置、38…
旋回位置指示装置、39…台車、40…走行装置、41…位置
指示装置、42…マスト、43…昇降装置、44…マスト位置
指示装置、45…点検装置部、46…点検装置部旋回装置、
47…鏡。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気乾燥器または気水分離器に着座する
    座と、この座の上方に設置された円周軌道と、この円周
    軌道上に設けられて前記円周軌道を旋回する旋回軌道
    と、この旋回軌道を走行する台車と、この台車に取り付
    けられ昇降するマストと、このマストにより任意に前記
    蒸気乾燥器または気水分離器の被点検位置を確保する点
    検装置部とを具備したことを特徴とする原子炉機器点検
    装置。
  2. 【請求項2】 前記座は前記蒸気乾燥器または気水分離
    器に設けられた吊り棒に着座することを特徴とする請求
    項1記載の原子炉機器点検装置。
  3. 【請求項3】 前記旋回軌道には旋回装置および旋回位
    置指示装置が設けられ、前記台車には走行装置、走行位
    置指示装置,マスト昇降装置,マスト位置指示装置およ
    びマストが設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の原子炉機器点検装置。
  4. 【請求項4】 前記点検装置部には旋回装置が設けら
    れ、かつ中央に水中テレビカメラが設けられ、この水中
    テレビカメラの上下左右に水中照明具が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の原子炉機器点検装置。
JP6266704A 1994-10-31 1994-10-31 原子炉機器点検装置 Pending JPH08129095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010138065A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 Wesdyne Trc Ab An inspection apparatus

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WO2010138065A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 Wesdyne Trc Ab An inspection apparatus

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