JPH08128543A - ボール弁 - Google Patents
ボール弁Info
- Publication number
- JPH08128543A JPH08128543A JP26919294A JP26919294A JPH08128543A JP H08128543 A JPH08128543 A JP H08128543A JP 26919294 A JP26919294 A JP 26919294A JP 26919294 A JP26919294 A JP 26919294A JP H08128543 A JPH08128543 A JP H08128543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- valve element
- valve
- hydraulic cylinder
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】止水性の良いボール弁を提供することを目的と
する。 【構成】弁箱２内に回動によって開閉する弁体４と、弁
体４に接するシート８をもち、弁体４方向に進退自在な
リテーナ７を設け、弁体４の開閉操作時に油圧シリンダ
１７によってリテーナ７を後退させるボール弁の構成と
する。 【効果】弁体とシートの摩擦が少なくなり、シートの耐
久性が向上する。
する。 【構成】弁箱２内に回動によって開閉する弁体４と、弁
体４に接するシート８をもち、弁体４方向に進退自在な
リテーナ７を設け、弁体４の開閉操作時に油圧シリンダ
１７によってリテーナ７を後退させるボール弁の構成と
する。 【効果】弁体とシートの摩擦が少なくなり、シートの耐
久性が向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水道管や下水道管の止
水、通水を切り換えるボール弁に関し、さらに詳しくは
ボール状の弁体にリテーナに付設したシートを圧接する
構成のボール弁に関する。
水、通水を切り換えるボール弁に関し、さらに詳しくは
ボール状の弁体にリテーナに付設したシートを圧接する
構成のボール弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に上水道管や下水道管等にはボール
弁を設け、その止水・通水を切り換えるようにしてい
る。図３は従来のボール弁を半截した断面を示し、ボー
ル弁は通水路１をもつ弁箱２と、この弁箱２内に回転自
在に設けられ、かつ、通水孔３をもつボール状の弁体４
と、前記弁体４にキー５によって結合され、弁体４を回
転させるためのアッパーステム６と、前記弁箱２の通水
路１の端で、かつ、弁体４に近接した位置に弁体４の方
向に進退自在に設けられたリテーナ７と、このリテーナ
７の弁体４側のテーパ面に設けられ、前記弁体４の外周
面に接するシート８と、前記リテーナ７を弁体４の方向
に付勢する皿ばね９により構成されている。
弁を設け、その止水・通水を切り換えるようにしてい
る。図３は従来のボール弁を半截した断面を示し、ボー
ル弁は通水路１をもつ弁箱２と、この弁箱２内に回転自
在に設けられ、かつ、通水孔３をもつボール状の弁体４
と、前記弁体４にキー５によって結合され、弁体４を回
転させるためのアッパーステム６と、前記弁箱２の通水
路１の端で、かつ、弁体４に近接した位置に弁体４の方
向に進退自在に設けられたリテーナ７と、このリテーナ
７の弁体４側のテーパ面に設けられ、前記弁体４の外周
面に接するシート８と、前記リテーナ７を弁体４の方向
に付勢する皿ばね９により構成されている。
【０００３】なお、前記シート８はシート押え１０によ
りリテーナ７に押え止められ、シート押え１０はねじ１
１により締めつけられるようになっている。図中の１２
はグランド、１３はスタンド、１４はセンターボディ、
１５はスラストベアリング、１６はボトムカバーであ
り、必要個所にはそれぞれＯリングを付設している。
りリテーナ７に押え止められ、シート押え１０はねじ１
１により締めつけられるようになっている。図中の１２
はグランド、１３はスタンド、１４はセンターボディ、
１５はスラストベアリング、１６はボトムカバーであ
り、必要個所にはそれぞれＯリングを付設している。
【０００４】上記構成のボール弁は、図示の状態で、す
なわち弁体４の通水孔３を弁箱２の通水路１に対向させ
ることにより通水させ、弁体４を９０度回転させること
により弁体４が通水路１を塞いで止水する。そして前記
止水状態においてはリテーナ７は皿ばね９の付勢力と、
高圧水の力によって弁体４方向に移動し、付設したシー
ト８を弁体４の外周面に圧接してシールするものであ
る。
なわち弁体４の通水孔３を弁箱２の通水路１に対向させ
ることにより通水させ、弁体４を９０度回転させること
により弁体４が通水路１を塞いで止水する。そして前記
止水状態においてはリテーナ７は皿ばね９の付勢力と、
高圧水の力によって弁体４方向に移動し、付設したシー
ト８を弁体４の外周面に圧接してシールするものであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のボール弁
は、前述のようにシート８が弁体８に圧接した状態にお
いて、弁体４を回転させて開閉制御するとき、シート８
が摩耗することとなり、耐久性が悪く、水漏れ事故が生
じやすいという問題があった。
は、前述のようにシート８が弁体８に圧接した状態にお
いて、弁体４を回転させて開閉制御するとき、シート８
が摩耗することとなり、耐久性が悪く、水漏れ事故が生
じやすいという問題があった。
【０００６】本発明は前記従来の問題に留意し、高圧水
下の弁体の開閉動作によってシートが摩耗することのな
いボール弁を提供することを目的とする。
下の弁体の開閉動作によってシートが摩耗することのな
いボール弁を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は弁箱内に回動によって開閉する弁体と、こ
の弁体に接するシートをもち、弁体方向に進退自在なリ
テーナと、このリテーナを進退させる油圧シリンダを設
け、前記弁体の開閉操作時に油圧シリンダがリテーナを
後退するように制御するボール弁の構成とする。
め、本発明は弁箱内に回動によって開閉する弁体と、こ
の弁体に接するシートをもち、弁体方向に進退自在なリ
テーナと、このリテーナを進退させる油圧シリンダを設
け、前記弁体の開閉操作時に油圧シリンダがリテーナを
後退するように制御するボール弁の構成とする。
【０００８】
【作用】上記構成において、弁体の開閉操作時に油圧シ
リンダがリテーナを後退させるため、リテーナに付設さ
れたシートは弁体より離れることになり、弁体の回動時
にシートとの摩擦が生じなく、シートは摩耗しないの
で、シートの耐久性が向上し、良好な止水性が確保でき
ることとなる。
リンダがリテーナを後退させるため、リテーナに付設さ
れたシートは弁体より離れることになり、弁体の回動時
にシートとの摩擦が生じなく、シートは摩耗しないの
で、シートの耐久性が向上し、良好な止水性が確保でき
ることとなる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例のボール弁について、
図１および図２を参照して説明する。図１は本実施例の
ボール弁の半截断面を示し、図２はその要部の断面を示
す。なお、従来例で示したボール弁と同じ構成部材に
は、従来例と同じ符号を用いる。
図１および図２を参照して説明する。図１は本実施例の
ボール弁の半截断面を示し、図２はその要部の断面を示
す。なお、従来例で示したボール弁と同じ構成部材に
は、従来例と同じ符号を用いる。
【００１０】図において１は通水路、２は弁箱、３は通
水孔、４はボール状の弁体、５はキー、６はアッパース
テム、７はリテーナ、８はシートであり、これらは従来
例のものと同様に構成され、したがってその詳細な説明
は省略する。
水孔、４はボール状の弁体、５はキー、６はアッパース
テム、７はリテーナ、８はシートであり、これらは従来
例のものと同様に構成され、したがってその詳細な説明
は省略する。
【００１１】また、１２はグランド、１３はスタンド、
１４はセンターボディ、１５はスラストベアリング、１
６はボトムカバーであり、これらの部材も従来例のもの
と変るところはない。
１４はセンターボディ、１５はスラストベアリング、１
６はボトムカバーであり、これらの部材も従来例のもの
と変るところはない。
【００１２】本実施例のボール弁の特徴は、リテーナ７
の進退制御構成にある。すなわち、弁箱２の通水路１の
端部で、かつ、弁体４に近接した位置に弁体４方向に進
退自在に設けられたリテーナ７は、その進退を油圧シリ
ンダ１７によって制御されるようになっている。さらに
詳わしく説明すると、リテーナ７は断面Ｌ状に形成さ
れ、外側方向に突出するフランジ７ａの後方に油圧シリ
ンダ１７を配設してあり、油圧シリンダ１７の作動子１
８を前記フランジ７ａに結合した構成としている。そし
て油圧シリンダ１７はその作動液管１９を図示しないソ
レノイド弁に接続し、弁体４の操作機構と連動させ、前
記弁体４の開閉操作時に油圧シリンダ１７が作動し、作
動子１８が後退し、弁体４の静止時に作動子１８が突出
するようにしている。
の進退制御構成にある。すなわち、弁箱２の通水路１の
端部で、かつ、弁体４に近接した位置に弁体４方向に進
退自在に設けられたリテーナ７は、その進退を油圧シリ
ンダ１７によって制御されるようになっている。さらに
詳わしく説明すると、リテーナ７は断面Ｌ状に形成さ
れ、外側方向に突出するフランジ７ａの後方に油圧シリ
ンダ１７を配設してあり、油圧シリンダ１７の作動子１
８を前記フランジ７ａに結合した構成としている。そし
て油圧シリンダ１７はその作動液管１９を図示しないソ
レノイド弁に接続し、弁体４の操作機構と連動させ、前
記弁体４の開閉操作時に油圧シリンダ１７が作動し、作
動子１８が後退し、弁体４の静止時に作動子１８が突出
するようにしている。
【００１３】なお、リテーナ７には皿ばねは関係づけて
ない。上記構成において、図１、図２に示すように弁体
４が静止している状態においては、油圧シリンダ１７の
作動子１８が突出するように液圧が加えられ、作動子１
８はリテーナ７を弁体４方向に押圧する。したがってシ
ート８は弁体４に圧接し、シールを完全にする。つぎに
弁体４を開閉操作するとき、これに連動して油圧シリン
ダ１７においては作動子１８が後退するように液圧が作
用し、作動子１８に結合したリテーナ７は弁体４より離
れる方向に移動する。したがってシート８と弁体４の圧
接は解除される。この状態において弁体４が回動する
が、このときシート８との摩擦がなく、したがってシー
ト８の摩耗は生じなく、長期使用にも十分耐え得ること
になる。
ない。上記構成において、図１、図２に示すように弁体
４が静止している状態においては、油圧シリンダ１７の
作動子１８が突出するように液圧が加えられ、作動子１
８はリテーナ７を弁体４方向に押圧する。したがってシ
ート８は弁体４に圧接し、シールを完全にする。つぎに
弁体４を開閉操作するとき、これに連動して油圧シリン
ダ１７においては作動子１８が後退するように液圧が作
用し、作動子１８に結合したリテーナ７は弁体４より離
れる方向に移動する。したがってシート８と弁体４の圧
接は解除される。この状態において弁体４が回動する
が、このときシート８との摩擦がなく、したがってシー
ト８の摩耗は生じなく、長期使用にも十分耐え得ること
になる。
【００１４】なお、前記実施例において油圧シリンダ１
７は弁体４の操作部と連動するようにしたが、弁体４の
操作時に他の油圧シリンダ制御部を操作するようにして
もよい。また、弁体４による止水時のみに油圧シリンダ
１７でリテーナ７を押圧して実際の高圧水下よりもさら
に高圧でのシールをするようにしてもよい。
７は弁体４の操作部と連動するようにしたが、弁体４の
操作時に他の油圧シリンダ制御部を操作するようにして
もよい。また、弁体４による止水時のみに油圧シリンダ
１７でリテーナ７を押圧して実際の高圧水下よりもさら
に高圧でのシールをするようにしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように、
本発明は弁体に接するシートをもつリテーナを、油圧シ
リンダによって弁体方向に押圧するとともに、弁体の開
閉操作時に弁体より離間制御するようにしたため、前記
弁体の開閉操作時の回動でシートが摩耗することがな
く、そのシートの耐久性を向上できる。また、止水時に
は油圧シリンダによって実際の高圧水下よりもさらに高
圧でのシールが可能となり、しかも低圧から高圧まで均
一にシートに圧力がかかり、止水性が向上する優れたボ
ール弁とすることができる。
本発明は弁体に接するシートをもつリテーナを、油圧シ
リンダによって弁体方向に押圧するとともに、弁体の開
閉操作時に弁体より離間制御するようにしたため、前記
弁体の開閉操作時の回動でシートが摩耗することがな
く、そのシートの耐久性を向上できる。また、止水時に
は油圧シリンダによって実際の高圧水下よりもさらに高
圧でのシールが可能となり、しかも低圧から高圧まで均
一にシートに圧力がかかり、止水性が向上する優れたボ
ール弁とすることができる。
【図１】本発明の一実施例のボール弁の半截断面図
【図２】同ボール弁の要部断面図
【図３】従来のボール弁の半截断面図
１ 通水路 ２ 弁箱 ３ 通水孔 ４ 弁体 ７ リテーナ ８ シート １７ 油圧シリンダ １８ 作動子 １９ 作動液管
Claims (2)
- 【請求項１】 弁箱内に回動によって開閉する弁体と、
前記弁体に接するシートをもち、かつ弁体方向に進退自
在なリテーナと、前記リテーナを進退させる油圧シリン
ダを備え、前記弁体の開閉操作時に油圧シリンダがリテ
ーナを後退制御するようにしたボール弁。 - 【請求項２】 油圧シリンダはソレノイド弁に接続さ
れ、弁体の開閉操作に連動してリテーナを後退制御する
ようにした請求項１記載のボール弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26919294A JPH08128543A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | ボール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26919294A JPH08128543A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | ボール弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08128543A true JPH08128543A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17468964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26919294A Pending JPH08128543A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | ボール弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08128543A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100422616C (zh) * | 2002-08-28 | 2008-10-01 | 霍里巴斯特克公司 | 高精度基于压力的流量控制器 |
| JP2012532285A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | エフエムセ テクノロジーズ ソシエテ アノニム | パイプ用連結装置の閉塞弁 |
| CN110242770A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-09-17 | 李军 | 一种三通球阀 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP26919294A patent/JPH08128543A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100422616C (zh) * | 2002-08-28 | 2008-10-01 | 霍里巴斯特克公司 | 高精度基于压力的流量控制器 |
| JP2012532285A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | エフエムセ テクノロジーズ ソシエテ アノニム | パイプ用連結装置の閉塞弁 |
| CN110242770A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-09-17 | 李军 | 一种三通球阀 |
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