JPH08126249A - 回転装置 - Google Patents

回転装置

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JPH08126249A
JPH08126249A JP28447894A JP28447894A JPH08126249A JP H08126249 A JPH08126249 A JP H08126249A JP 28447894 A JP28447894 A JP 28447894A JP 28447894 A JP28447894 A JP 28447894A JP H08126249 A JPH08126249 A JP H08126249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
levers
reciprocating
rotary shaft
rotary
brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP28447894A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Kimura
信芳 木村
Toshiyuki Okawa
敏行 大川
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Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP28447894A priority Critical patent/JPH08126249A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転負荷トルクの変動に弾力的に対応するこ
とができるとともに、正逆両方向へ回転を切り替えるこ
とができ、しかも運動変換効率が良好であって、超小型
化が可能なものを提供する。 【構成】 ブレーキ11,12をそれぞれ装備した2本
の回転軸1,2をこれらの軸線が一致するように配置
し、各回転軸1,2が回転中心となるレバー3,4を2
本の回転軸1,2に夫々配置し、各回転軸1,2に設け
たレバー3,4の先端部間及び各回転軸1,2に設けた
レバーの基端部間に、入力する電流量若しくは電圧量に
応じて前後方向に伸縮する往復運動形素子5,6を夫々
固着・配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、往復運動形素子を駆
動源として回転運動を発生させることができる回転装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印加電圧に応じて伸縮動作を行う圧電素
子等の往復運動形素子を利用した回転装置が開発されて
おり、この回転装置として図4に示すものが知られてい
る。即ち、この回転装置は、往復運動形素子100の往
復動作をクランク101等の機械的手段を利用して回転
体102の回転動作に変換して、取り出すようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の往復運動形素子を使用した回転機構は、往復変
位量がそれ程大きくないから、比較的大きなストローク
を必要とするクランクなどのようなものとの組み合わせ
は、好適なものとはいえなかった。また、この回転機構
では、かりにうまく回転力が取り出せたとしても、発生
する回転トルクは非常に小さく、しかも回転方向として
は一方向に限られると共に、例えば回転負荷トルクが大
きく変動するような場合には、回転動作を正常な状態に
維持することが困難である。
【0004】しかも、このような構成の回転機構では、
往復直線運動を回転動作へ変換させる手段として、比較
的に重量的負荷のあるクランクを使用している都合上、
エネルギー効率は必ずしも良好なものではない。このよ
うな事情から、例えば超小型の回転装置を実現するのに
も好適な回転装置の開発が切望されている。そこで、こ
の発明は、上記した事情に鑑み、回転負荷の変動に弾力
的に対応することができるとともに、正逆両方向へ回転
を切り替えることができ、しかも運動変換効率が良好で
あって、超小型化が可能な回転装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1の発
明は、ブレーキをそれぞれ装備した2本の回転軸を同一
軸線上に配置し、前記回転軸を回転中心とするレバーを
前記各回転軸に夫々配置し、前記各回転軸に設けたレバ
ーの端部間に、入力する電流量若しくは電圧量に応じて
前後方向に伸縮する往復運動形素子を夫々ばねを介して
挟持状態に配置したものである。
【0006】またこの請求項2の発明は、同一軸線上に
対向配置した2本の回転軸に、それぞれ3本以上のレバ
ーを互いに対峙するように設けるとともに、前記各対峙
するレバーの先端部及び基端部間に夫々往復運動形素子
を固着・配置したものである。またこの請求項3の発明
は、同一軸線上に対向配置した2本の回転軸のうちいず
れか一方の回転軸を中空にするとともに、他方の回転軸
を前記回転軸の中空部分に回転自在に挿通させたもので
ある。
【0007】
【作用】この発明では、回転軸に設けたレバー間に配置
する往復運動形素子に信号電流や信号電圧を印加する
と、この信号を入力する往復運動形素子がその信号の電
流量や電圧量に応じて微小変位し、このとき発生する往
復運動形素子の往復運動エネルギーが先のレバーを介し
て回転軸に伝達し、これによって回転運動を得ることが
できる。また、この発明では、回転軸に付設したブレー
キを適宜作動させる事によって、その回転軸の回転方向
を正逆両方向に随時切り替えることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明について添付図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明にかかる回転装置を示
すものであり、この回転装置は、2本の回転軸1,2
と、これらの回転軸1,2に固着したレバー3,4と、
これらのレバー3,4に取り付けた往復運動形素子5,
6と、これらの各往復運動形素子5,6に所定の高周波
信号を出力する制御部7(図2参照)とから構成されて
いる。
【0009】回転軸1,2は、これら双方の回転軸線が
一致するような状態で回転自在に設けられており、各回
転軸1,2には、その回転動作を選択的に制御するブレ
ーキ11,21が付設されている。そしてこのブレーキ
11,21、制御部7によって制動動作が適宜制御され
ており、これによって回転軸1,2の回転方向が自由に
変更・切り替えることができるようになっている。
【0010】レバー3,4は、夫々回転軸1,2に固着
されているとともに往復運動形素子5,6により駆動・
回転するようになっており、これらレバー3,4の回転
により各レバー3,4と一体の各回転軸1,2も夫々回
転動作するようになっている。
【0011】往復運動形素子5は、対向するレバー3,
4の一端部間にばね8Aを介して圧接挟持されており、
より詳細に説明すれば、この往復運動形素子5の両端部
を切欠いたV溝51,52と、これらのV溝に対向する
レバー3,4の一端部側を切欠いたV溝31A,41A
との間に夫々介装させたローラ32A,42Aを介して
レバー3,4間に圧着されており、この実施例では積層
形圧電素子が使用されている。そして、この往復運動形
素子5は、制御部7から出力される高周波信号、つまり
高周波電流信号若しくは高周波電圧信号の信号値に応じ
て前後方向に伸縮するようになっている。なお、往復運
動形素子6についても、往復運動形素子5と同様にばね
8Bの弾性力で圧接・挟持されて同様の伸縮動作を行う
ようになっている。
【0012】制御部7は、図2に示すように、電圧若し
くは電流についての高周波信号を各往復運動形素子5,
6に同時に出力し、その往復運動形素子5,6に往復微
小運動を同時に発生させるものであり、またこのとき同
時に適宜のタイミングで各ブレーキ11,21を制御さ
せて回転軸1,2の回転動作を調整するようになってい
る。
【0013】次に、この実施例の作用について説明す
る。図示外の作動スイッチをオンすると、先ず制御部7
からの制御信号により、一方のブレーキ21が作動し、
回転軸2の回転が停止された状態のまま、同時に各往復
運動形素子5,6に所定の電圧信号が印加され、これら
の往復運動形素子5,6が伸長する。その結果、レバー
3,4には、ばね8A,8Bの弾性力に抗して回転軸1
を矢印A方向に回転させようとする力が作用するから、
このレバー3とともに回転軸1が同方向に回転する。
【0014】そして、この制御部8からの制御信号によ
り他方のブレーキ11が作動開始し、若干の時間経過と
ともに(若しくは、ブレーキ11の作動開始と同期し
て)、同時に各往復運動形素子5,6への所定の電圧信
号印加も解除され、かつ、先のブレーキ21の動作も解
除される。その結果、回転軸1と一体のレバー3は、各
往復運動形素子5,6への所定の電圧印加で往復運動形
素子5,6が伸長した分だけ回転変位した所でロックさ
れ、そして、その後の各往復運動形素子5,6への所定
の電圧印加解除により、各往復運動形素子5,6の伸長
が解除されて元の長さに戻り、かつ、ブレーキ21の動
作が解除されるが、それまでレバー3が回転したために
レバー4との間の距離が離間しそこで発生するバネ8
A,8Bによる弾性的な復元力により、フリーとなった
他方の回転軸2がレバー4とともに矢印A方向に回動す
るのである。
【0015】次に、制御部7の制御信号により、先のブ
レーキ21を再び作動するとともに他方のブレーキ11
を解除させ、各往復運動形素子5,6に所定の電圧信号
を再度印加してその往復運動形素子5,6を伸長させ
る。以下再び前記同様の動作が繰り返され、レバー3と
一体の回転軸1は各往復運動形素子5,6の伸長によ
り、また、レバー4と一体の回転軸2はばね8A,8B
の弾性的な復元力により同(A)方向に回転するのであ
る。
【0016】この様にして、換言すれば、ブレーキ11
とブレーキ21とについて、これらの制動および制動解
除の各動作とともに、往復運動形素子5と往復運動形素
子6への電圧の印加動作が適正なタイミングで間欠的に
繰り返して行われることにより、双方の回転軸1,2を
夫々同方向(矢印A方向)に脈動しながら連続回転させ
ることができるのである。
【0017】なおこの実施例ではここで説明してきたよ
うな回転軸1,2の夫々A方向への回転動作の他に、例
えば次に説明するように各回転軸1,2を先の場合とは
夫々反対方向へ回転動作させることも可能である。
【0018】即ち、制御部7の制御により、ブレーキ1
1を作動して回転軸1のみを制動させた状態のまま、つ
まり回転軸1をロックしてその回転動作を阻止させたま
ま、往復運動形素子5,6に同時に電圧を印加させる。
すると、往復運動形素子5,6の伸長動作で回転フリー
状態にあるレバー4のみがその力を全て受け、ばね8
A,8Bの弾性力に抗して矢印B方向に回転するととも
に、このレバー4と一体の回転軸2が同方向に回転す
る。
【0019】そして、この制御部7からの制御信号によ
り先のブレーキ21を作動して回転軸2をロックしたの
ち、往復運動形素子5,6の伸長を解除して元の長さに
戻すと同時に、他方のブレーキ11の制動動作を解除す
る。その結果、それまでレバー4の回転動作でレバー3
との間の距離が離間しそのため発生するバネ8A,8B
による弾性的な復元力により、フリーとなった他方の回
転軸1も同方向(矢印B方向)に回動を始めるのであ
る。
【0020】次に、制御部7の制御により、再びブレー
キ11を作動させたのち、ブレーキ21を解除させると
ともに、往復運動形素子5,6に同時に電圧を印加さ
せ、レバー4とともに回転軸2を同方向(矢印B方向)
に回転させる。
【0021】このようにして、同様の動作を繰り返して
行き、換言すれば、ブレーキ11とブレーキ21とにつ
いて、これらの制動および制動解除とともに、往復運動
形素子5と往復運動形素子6への電圧の印加動作が適正
なタイミングで同時に、しかも間欠的に繰り返して行わ
れることにより、双方の回転軸1,2を先の場合とは反
対(B)方向に連続的に回転させることができるのであ
る。
【0022】なおこの第1実施例では、往復運動形素子
を5あるいは6のいずれか1個としてもよく、また回転
軸1,2に固着した1組のレバー3,4の他に、さらに
第2組、あるいは更に第3組等、1組以上のレバーを用
い、これに対応した往復運動形素子をそのレバーに圧接
させるように構成してもよい。
【0023】次に、この発明にかかる第2実施例の回転
装置について図3を参照しながら説明する。なおこの実
施例において、先の第1実施例と同一部分には同一符号
を付して重複説明を避ける。図3に示す第2実施例の回
転装置では、回転軸1′が中実状であって先の第1実施
例のものよりも軸方向に伸長しているとともに、回転軸
2′が貫通孔を有する中空状のものから形成されてお
り、回転軸1′が回転軸2′の貫通孔を貫通して設けら
れている。
【0024】従って、この第2実施例によれば、回転軸
1′が貫通軸を構成するから、回転装置全体の小型化が
図れる効果がある。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、印加する高周波信号、つまり電圧量や電流量に応
じて微小変移する往復運動形素子が発生する往復運動
を、同心軸状に配置した2本の回転軸に固着するレバー
を介して回転軸に伝達することにより、回転軸の正逆切
替え可能な回転装置を提供することができ、しかもその
往復運動形素子は超小型もので構成可能であるから、例
えばマイクロマシン等への適用が可能になるなど、実用
上幅広い適用が可能である。
【0026】また、往復運動形素子の伸長時の運動エネ
ルギだけを使用することができるから、例えば往復運動
形素子として、積層形圧電素子を使用したものにあって
は、この積層形圧電素子の一般的傾向であり強力な圧力
を発生することができる伸長時にその変位伸長動作を取
り出し、引っ張りには弱くて脆い復元時の動作は利用し
ないよう構成できるから、信頼性や耐久性に優れた回転
装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1実施例の回転装置を示す
概略斜視図。
【図2】第1実施例の電気的構成を示す構成ブロック
図。
【図3】第2実施例を示す概略断面図。
【図4】従来例を示す概略断面図。
【符号の説明】
1,2,1′,2′ 回転軸 3,4 レバー 5,6 往復運動形素子 8A,8B ばね 11,21 ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキをそれぞれ装備した2本の回転
    軸を同一軸線上に配置し、 前記回転軸を回転中心とするレバーを前記各回転軸に夫
    々固着し、 同時に入力する電流量若しくは電圧量に応じ前後方向に
    伸縮する往復運動形素子を、夫々ばねを介して前記各レ
    バーの端部間に挟持状態に配置したことを特徴とする回
    転装置。
  2. 【請求項2】 同一軸線上に対向配置した2本の回転軸
    に、それぞれ3本以上のレバーを互いに対峙するように
    設け、 前記各対峙するレバーの端部間に夫々ばねを介して往復
    運動形素子を挟着したことを特徴とする請求項1に記載
    の回転装置。
  3. 【請求項3】 同一軸線上に対向配置した2本の回転軸
    のうちいずれか一方の回転軸を中空にするとともに、他
    方の回転軸を前記回転軸の中空部分に回転自在に挿通さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の回転装置。
JP28447894A 1994-10-24 1994-10-24 回転装置 Pending JPH08126249A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28447894A JPH08126249A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 回転装置

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JP28447894A JPH08126249A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 回転装置

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JPH08126249A true JPH08126249A (ja) 1996-05-17

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ID=17679045

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JP28447894A Pending JPH08126249A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 回転装置

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