JPH08125500A - クライストロン用パルス電源装置 - Google Patents
クライストロン用パルス電源装置Info
- Publication number
- JPH08125500A JPH08125500A JP26036994A JP26036994A JPH08125500A JP H08125500 A JPH08125500 A JP H08125500A JP 26036994 A JP26036994 A JP 26036994A JP 26036994 A JP26036994 A JP 26036994A JP H08125500 A JPH08125500 A JP H08125500A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- klystron
- switch
- main switch
- power supply
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クライストロンに高電圧パルスを供給するパ
ルス成形回路の主スイッチが通電中にオフとならないよ
うにする。 【構成】 充電器１から供給される電荷をパルス成形回
路２の複数のコンデンサＣ1 、Ｃ2 ……Ｃn に蓄え、主
スイッチ３の光サイリスタに光信号をゲート信号として
与えて通電しパルストランス４の２次側に高電圧パルス
を生じさせてクライストロン６に供給する。
ルス成形回路の主スイッチが通電中にオフとならないよ
うにする。 【構成】 充電器１から供給される電荷をパルス成形回
路２の複数のコンデンサＣ1 、Ｃ2 ……Ｃn に蓄え、主
スイッチ３の光サイリスタに光信号をゲート信号として
与えて通電しパルストランス４の２次側に高電圧パルス
を生じさせてクライストロン６に供給する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自由電子レーザ装置
などに用いられる電子加速器へ高電圧パルス電源を供給
するクライストロン用のパルス電源装置に関する。
などに用いられる電子加速器へ高電圧パルス電源を供給
するクライストロン用のパルス電源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自由電子レーザ装置（以下ＦＥＬと呼
ぶ）は、電子加速器で光速に近い速度に加速された電子
ビームをウイグラ磁界へ導きこの磁界との共鳴作用で誘
導放射によりレーザ光を発生する。電子加速器では、電
子銃の熱陰極から発生する電子ビームを極短時間で光速
に近い相対論的速度へ加速するためクライストロンによ
り高周波を出力し加速管で高周波電界を形成する。
ぶ）は、電子加速器で光速に近い速度に加速された電子
ビームをウイグラ磁界へ導きこの磁界との共鳴作用で誘
導放射によりレーザ光を発生する。電子加速器では、電
子銃の熱陰極から発生する電子ビームを極短時間で光速
に近い相対論的速度へ加速するためクライストロンによ
り高周波を出力し加速管で高周波電界を形成する。
【０００３】上記クライストロンのパルス電源装置は、
充電器と、インダクタンス可変のリアクトルを直列に接
続し、各リアクトルに対応して並列に接続したコンデン
サから成るパルス成形回路（以下ＰＦＮと略記する）、
ＰＦＮに蓄えられた電荷を放出させるためＰＦＮ内に設
けた主スイッチ、及びクライストロンにパルス高電圧を
供給するためのパルストランス等を備えている。
充電器と、インダクタンス可変のリアクトルを直列に接
続し、各リアクトルに対応して並列に接続したコンデン
サから成るパルス成形回路（以下ＰＦＮと略記する）、
ＰＦＮに蓄えられた電荷を放出させるためＰＦＮ内に設
けた主スイッチ、及びクライストロンにパルス高電圧を
供給するためのパルストランス等を備えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクライ
ストロン用パルス電源装置に用いられている主スイッチ
は、一般にサイラトロンと呼ばれ回路の断続や制御に使
用される一種の放電管である。従って、このサイラトロ
ンはギャップスイッチであるため、チューブ内の状態に
よってはパルス出力の後半に通電中にも拘らずスイッチ
がオフとなることがある。
ストロン用パルス電源装置に用いられている主スイッチ
は、一般にサイラトロンと呼ばれ回路の断続や制御に使
用される一種の放電管である。従って、このサイラトロ
ンはギャップスイッチであるため、チューブ内の状態に
よってはパルス出力の後半に通電中にも拘らずスイッチ
がオフとなることがある。
【０００５】通電中にスイッチがオフとなるとパルスト
ランスの１次側に蓄えられた励磁エネルギーが一気に放
出され２次側に大きな逆電圧を生じることとなり、この
逆電圧はクライストロンの寿命を縮めることになる。
ランスの１次側に蓄えられた励磁エネルギーが一気に放
出され２次側に大きな逆電圧を生じることとなり、この
逆電圧はクライストロンの寿命を縮めることになる。
【０００６】この発明は、かかる従来のクライストロン
用パルス電源装置の問題に留意して、パルス成形回路に
蓄えられた電荷を主スイッチとして光サイリスタを用い
て通電して放電させ、通電中に主スイッチがオフとなら
ないようにしクライストロンの寿命低下を防止したパル
ス電源装置を提供することを課題とする。
用パルス電源装置の問題に留意して、パルス成形回路に
蓄えられた電荷を主スイッチとして光サイリスタを用い
て通電して放電させ、通電中に主スイッチがオフとなら
ないようにしクライストロンの寿命低下を防止したパル
ス電源装置を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、接続される回路に電荷を供給するた
めの充電器、コンデンサとインダクタンス可変のリアク
トルから成るパルス成形回路、この成形回路に蓄えられ
た電荷を放出させる主スイッチ、及びクライストロンに
パルス高電圧を供給するためのパルストランスを備え、
上記主スイッチとして光サイリスタを用いて成るクライ
ストロン用パルス電源装置としたのである。
としてこの発明は、接続される回路に電荷を供給するた
めの充電器、コンデンサとインダクタンス可変のリアク
トルから成るパルス成形回路、この成形回路に蓄えられ
た電荷を放出させる主スイッチ、及びクライストロンに
パルス高電圧を供給するためのパルストランスを備え、
上記主スイッチとして光サイリスタを用いて成るクライ
ストロン用パルス電源装置としたのである。
【０００８】
【作用】上記の構成としたこの発明によるパルス電源回
路では、主スイッチである光サイリスタに光信号をゲー
ト信号として与えるとスイッチがオンとなり通電され、
パルス成形回路に蓄えられた電荷が放出される。光サイ
リスタは一担スイッチがオンになると通電電流が０にな
らなければオフとなることはない。このため、通電中に
突然オフとなることがなく、逆電圧を生じたりするよう
な不都合が生じないためクライストロンの寿命が保持さ
れる。
路では、主スイッチである光サイリスタに光信号をゲー
ト信号として与えるとスイッチがオンとなり通電され、
パルス成形回路に蓄えられた電荷が放出される。光サイ
リスタは一担スイッチがオンになると通電電流が０にな
らなければオフとなることはない。このため、通電中に
突然オフとなることがなく、逆電圧を生じたりするよう
な不都合が生じないためクライストロンの寿命が保持さ
れる。
【０００９】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は実施例のクライストロン用パルス電
源回路の概略図である。１は、これに接続される回路に
電荷を供給する充電器、２は直列に接続されるインダク
タンス可変の複数個のリアクトルＬ1 、Ｌ2 、……Ｌn
と、これに対応して並列接続されるコンデンサＣ1 、Ｃ
2 、……Ｃn から成り電荷を蓄えて矩形パルス出力を発
生させるパルス成形回路、３は光サイリスタから成る主
スイッチ、４はパルス高電圧を供給するためのパルスト
ランスである。
て説明する。図１は実施例のクライストロン用パルス電
源回路の概略図である。１は、これに接続される回路に
電荷を供給する充電器、２は直列に接続されるインダク
タンス可変の複数個のリアクトルＬ1 、Ｌ2 、……Ｌn
と、これに対応して並列接続されるコンデンサＣ1 、Ｃ
2 、……Ｃn から成り電荷を蓄えて矩形パルス出力を発
生させるパルス成形回路、３は光サイリスタから成る主
スイッチ、４はパルス高電圧を供給するためのパルスト
ランスである。
【００１０】このように構成したこの実施例のパルス電
源回路では主スイッチ３の光サイリスタに図示省略の制
御部から光信号をゲート信号として与えると主スイッチ
３がオンとなり、パルス成形回路２のコンデンサＣ1 、
Ｃ2 、……Ｃn に蓄えられた電荷が瞬時に放出されパル
ストランス４の１次側コイルに流れ、２次側に高電圧を
発生する。
源回路では主スイッチ３の光サイリスタに図示省略の制
御部から光信号をゲート信号として与えると主スイッチ
３がオンとなり、パルス成形回路２のコンデンサＣ1 、
Ｃ2 、……Ｃn に蓄えられた電荷が瞬時に放出されパル
ストランス４の１次側コイルに流れ、２次側に高電圧を
発生する。
【００１１】各コンデンサＣ1 、Ｃ2 ……Ｃn から放電
される電荷は瞬時に流れるが、実際には極く短時間ずれ
て連続的に流れる。このため、Ｃ1 からの電荷による高
電圧が立上った後わずかに遅れて放電される次のＣ2 、
さらに次のＣ3 ……Ｃn による高電圧がピーク電圧波形
としてリップル波形をなして所定範囲内で矩形波を形成
する。
される電荷は瞬時に流れるが、実際には極く短時間ずれ
て連続的に流れる。このため、Ｃ1 からの電荷による高
電圧が立上った後わずかに遅れて放電される次のＣ2 、
さらに次のＣ3 ……Ｃn による高電圧がピーク電圧波形
としてリップル波形をなして所定範囲内で矩形波を形成
する。
【００１２】このような高電圧パルス波形を形成する際
に主スイッチとして光サイリスタを用いているため、ゲ
ートに光信号のトリガを与え一担スイッチがオンの状態
になると、スイッチがオフになるのは通電電流が０にな
り素子内のキャリアが消弧しなければならない。従って
サイラトロンのように通電中にスイッチがオフとなるよ
うなことはない。
に主スイッチとして光サイリスタを用いているため、ゲ
ートに光信号のトリガを与え一担スイッチがオンの状態
になると、スイッチがオフになるのは通電電流が０にな
り素子内のキャリアが消弧しなければならない。従って
サイラトロンのように通電中にスイッチがオフとなるよ
うなことはない。
【００１３】このため、パルストランス２次側に逆電圧
が生じることがなくなりクライストロンの作動が安定し
て保持される。
が生じることがなくなりクライストロンの作動が安定し
て保持される。
【００１４】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明のパルス
電源装置はパルス成形回路の主スイッチとして光サイリ
スタを採用したから、光サイリスタに光信号をゲート信
号として与えると通電し、通電電流が０になるまではス
イッチがオフになることはない。このためパルストラン
スの２次側に逆電圧が生じたりするのを防止できクライ
ストロンの寿命を長く保持できるという利点が得られ
る。
電源装置はパルス成形回路の主スイッチとして光サイリ
スタを採用したから、光サイリスタに光信号をゲート信
号として与えると通電し、通電電流が０になるまではス
イッチがオフになることはない。このためパルストラン
スの２次側に逆電圧が生じたりするのを防止できクライ
ストロンの寿命を長く保持できるという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例のパルス電源回路のブロック図
【図２】従来例のパルス電源回路のブロック図
１ 充電器 ２ パルス成形回路 ３ 主スイッチ ４ パルストランス ５ 分圧器 ６ クライストロン
Claims (1)
- 【請求項１】 接続される回路に電荷を供給するための
充電器、コンデンサとインダクタンス可変のリアクトル
から成るパルス成形回路、この成形回路に蓄えられた電
荷を放出させる主スイッチ、及びクライストロンにパル
ス高電圧を供給するためのパルストランスを備え、上記
主スイッチとして光サイリスタを用いて成るクライスト
ロン用パルス電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26036994A JPH08125500A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | クライストロン用パルス電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26036994A JPH08125500A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | クライストロン用パルス電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08125500A true JPH08125500A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17346978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26036994A Pending JPH08125500A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | クライストロン用パルス電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08125500A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005144178A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Physiomed Elektromedizin Ag | 電気療法のための装置 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26036994A patent/JPH08125500A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005144178A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Physiomed Elektromedizin Ag | 電気療法のための装置 |
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