JPH08123128A - 画像転写装置 - Google Patents

画像転写装置

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Publication number
JPH08123128A
JPH08123128A JP6253763A JP25376394A JPH08123128A JP H08123128 A JPH08123128 A JP H08123128A JP 6253763 A JP6253763 A JP 6253763A JP 25376394 A JP25376394 A JP 25376394A JP H08123128 A JPH08123128 A JP H08123128A
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JP
Japan
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roll
image
recording sheet
transfer
transfer belt
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Pending
Application number
JP6253763A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nogami
豊 野上
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録シートの搬送を円滑化し画像転写精度を向
上させることができる画像転写装置を提供する。 【構成】画像が形成された転写ベルト37と転写ロール
47の間に、レジストレーションロール64とピンチロ
ール65によって供給された記録シートが通過させられ
て、記録シートに画像が転写されるようになっている。
転写ロール47は回動レバー42の上端部42aに設け
られ、回動レバー42の下端部42bはピンチロール6
5に接触可能な位置にある。回動レバー42が時計回り
に回動すると、まず転写ロール47が転写ベルト37に
接触し、この後ピンチロール65がレジストレーション
ロール64から離れる。記録シートの先端が転写ベルト
37と転写ロール47の間に到達すると、ロール64,
65が離れ、以後記録シートはロール64,65の影響
を受けなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンターなどの電子写真プロセスを利用した画像
形成装置に使用される画像転写装置に係り、特に記録シ
ートの搬送を円滑化し画像転写精度を向上させることが
できる画像転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した画像形成装
置には、トナーによる顕像が形成された感光体ドラムな
どの像担持体、または感光体ドラムから一旦顕像が転写
された転写ベルトなどの中間像担持体(以下、像担持体
とする)に転写ロールを接触させ、像担持体と転写ロー
ルとの間に記録シートを侵入させ、像担持体と転写ロー
ルの回転動作により記録シートを進行させて、記録シー
トに顕像を転写するものがある。この際、転写ロールに
は顕像をなすトナーと逆バイアスの電荷を形成してお
き、像担持体上の顕像を記録シートに静電的に転写して
いる。
【0003】図10は従来の画像形成装置の一例を示す
側面図である。前記記録シートは給紙トレーに収納され
ており、給紙トレーから図10に示すようにフィードロ
ール1,2に挟まれて引き出され、次にプリレジストレ
ーションロール3,4に挟まれて送られて、さらにシー
ト供給ロール5,6に挟まれて、シート供給ロール5,
6の回転によって、感光体ドラム7aと転写ロール8と
の間に供給されるようになっている。シート供給ロール
5,6は、位置が固定されたレジストレーションロール
5と、位置が可動にされてレジストレーションロール5
と共に記録シート9を挟むようにしたピンチロール6と
からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
構成においては、部品の寸法公差の関係で、シート供給
ロール5,6の周速度よりも感光体ドラム7aないし転
写ロール8の周速度が大きいと、すでに感光体ドラム7
aおよび転写ロール8に挟まれている記録シート9が、
シート供給ロール5,6から脱出すると、記録シート9
の速度が上昇し、転写される顕像が結果的にずれてしま
う。
【0005】ところで、近年ではカラー画像形成装置が
開発されており、そのうちの一般的な機種として感光体
ドラムから1色ずつ中間像担持体である転写ベルトに顕
像を転写し、複数色の顕像を重ね合わせて多色顕像を形
成した後、多色顕像を記録シート9に一括して転写する
ものがある。図11はカラー画像形成装置の一例を示す
下面図であり、この図において符号7bが転写ベルトを
示す。ここでは、感光体ドラム7aを転写ベルト7bに
代えただけで、他の部材は図10に示す装置と同様であ
る。
【0006】この種のカラー画像形成装置には以下のよ
うな問題がある。すなわち、シート供給ロール5,6は
記録シート9の前端の縁部を揃えた後で記録シート9を
搬送するようになっており、プリレジストレーションロ
ール3,4で記録シート9を挟んだ時点で記録シート9
が斜めになっていても、記録シート9の搬送方向と端縁
が揃うように修正している。しかし、斜めになった記録
シート9の向きを修正しても、その前の段階ではロール
の軸線方向において記録シート9の後端が前端とずれて
いるので、シート供給ロール5,6に挟まれた記録シー
ト9が徐々にロールの軸線方向に平行移動して前端と後
端とがずれてしまう。
【0007】転写ベルト7bは、その平行移動による力
Fを受けて幅方向に移動してしまう。この時には、次の
記録シート9に転写するための1色目の顕像が感光体ド
ラムから転写ベルト7bに転写されている。これにより
転写ベルト7bでは、図示しない感光体ドラムによって
1色目の顕像を転写する位置と2色目の顕像を転写する
位置とがずれてしまい、結果として得られる画像に顕著
な色ずれが発生することがある。
【0008】このような記録シートが平行移動すること
による力の影響を解消するため、この発明の出願人は、
特願平4−122625号および特願平4−12675
1号に、シート供給ロール5,6が軸線方向に移動可能
になっている画像形成装置を提案した。だが、このよう
な装置では、シート供給ロール5,6を移動させる機構
が複雑で製造コストがかかってしまう。また、この装置
では、前記の速度差の影響による画像ずれを完全には防
止することはできない。
【0009】この発明は前記の課題を解決するためにな
されたものであり、記録シートの搬送を円滑化し画像転
写精度を向上させることができる画像転写装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明にあっては、表面に顕像が形成されて移動
可能になされた像担持体と、この像担持体に接触して連
動し、前記像担持体との間に記録シートを通過させるこ
とにより、前記顕像をこの記録シートに転写する転写ロ
ールと、前記転写ロールを移動して前記像担持体に接触
および離間させる移動手段と、前記記録シートを挟んで
前記像担持体と前記転写ロールとの間に供給するシート
供給手段とを具備しており、前記移動手段は、一端が前
記転写ロールに係合し、他端が前記シート供給手段に係
合することにより、前記記録シートが前記転写ロールと
前記像担持体との間に挟まれると、前記移動手段が作動
して前記記録シートを前記シート供給手段に挟まれてい
る力からほぼ解放するようにしたことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】この発明においては、記録シートが転写ロール
と像担持体との間に挟まれる時に、移動手段が作動し、
移動手段の一端が転写ロールを移動させて像担持体に接
近させる。これによって記録シートが転写ロールと像担
持体との間に挟まれて、像担持体の移動に伴って進行
し、像担持体の表面に形成された顕像が記録シートに転
写されるようになる。その一方で、移動手段の他端がシ
ート供給手段に作用して、記録シートをシート供給手段
に挟まれている力からほぼ解放する。
【0012】したがって、例えば図10および図11に
示す装置に応用すると、記録シートがシート供給手段か
らほぼ解放された後は、記録シート9が転写ロール8と
感光体ドラム7a(または転写ベルト7b)によって搬
送されて、シート供給手段の影響を受けなくなる。すな
わち、シート供給ロール5,6の周速度と、感光体ドラ
ム7a(または転写ベルト7b)ないしは転写ロール8
の周速度に差異があっても、記録シート9は感光体ドラ
ム7(または転写ベルト7b)ないしは転写ロール8に
よってのみ搬送されるようになるから、転写中に速度が
変動することがない。したがって、画像転写精度を向上
させることが可能である。
【0013】また、図11に示す装置に応用するでは、
前述のように従来は、シート供給ロール5,6で記録シ
ート9の搬送方向を修正することに伴って、シート供給
ロール5,6において記録シート9がロールの軸線方向
に平行移動して転写ベルト7bがずれてしまっていた。
しかし、記録シート9は転写ロール8と転写ベルト7b
との間に挟まれると、シート供給手段に挟まれている力
からほぼ解放されるので、これ以後記録シート9に搬送
力を与えるのは、転写ロール8および転写ベルト7bと
プリレジストレーションロール3,4だけになる。
【0014】転写ロール8および転写ベルト7bとプリ
レジストレーションロール3,4の間隔は、当然ながら
シート供給ロール5,6とプリレジストレーションロー
ル3,4の間隔よりも長いから、図中の力Fが弱まる。
したがって、転写ベルト7bの幅方向へのずれを従来よ
りも小さくすることができ、次の記録シート9に転写す
るための1色目の顕像を転写する位置と2色目の顕像を
転写する位置とのずれも小さくすることができるから、
結果として得られる画像の色ずれを改善することが可能
である。
【0015】
【実施例】
(1) 第1実施例 A.第1実施例の構成 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。まず、実施例の画像転写装置の説明に先立ち、この
実施例が適用された画像形成装置の概略について説明す
る。図1は実施例の画像転写装置が適用されている画像
形成装置の正断面図であり、図中符号20は感光体ドラ
ムである。感光体ドラム20は円筒状をなし、その軸線
回りに図中矢印方向へ回転可能とされている。感光体ド
ラム20の外周近傍には、現像器10、帯電ロール22
およびクリーナー23がこの順番で時計回りの方向に配
列されている。また、感光体ドラム20からやや離間し
て画像書込装置21が配置されている。画像書込装置2
1は、感光体ドラム20の表面にレーザー光を照射する
ように構成され、帯電ロール22によって均一に帯電さ
れた感光体ドラム20の表面をその軸線方向に走査する
ことにより、画像読取装置5で読み取られた画像データ
に基づいて静電潜像を書き込む。
【0016】また、現像器10は、シアン現像部10
a、マゼンタ現像部10b、イエロー現像部10cおよ
びブラック現像部10dを備えており、画像書込装置2
1によって書き込まれた各色に対応する静電潜像の現像
を行う。すなわち静電潜像にトナーが供給されて顕像が
形成される。具体的には、感光体ドラム20の最初の1
回転で、シアンの静電潜像が書き込まれた後、同色の顕
像が形成され、後述する1次転写器30の転写ベルト3
7に転写される。また、次の1回転でマゼンタの静電潜
像が書き込まれて同色の顕像が形成され、シアンの顕像
に重ね合わせるようにして転写ベルト37に転写され
る。そして、このようにして感光体ドラム20が4回転
する間に、シアン〜ブラックの顕像が転写ベルト37に
順次重ね合わせられ、多色顕像が転写ベルト37上に形
成される。
【0017】次に、1次転写器30は感光体ドラム20
の上側に配置されている。1次転写器30は、駆動ロー
ル31、1次転写ロール32、アイドルロール33、バ
ックアップロール34、アイドルロール35をこの順番
で時計回りに配置し、これら駆動ロール31〜アイドル
ロール35に転写ベルト(画像担持体)37を巻回して
構成されている。感光体ドラム20と転写ベルト37
は、同一の周方向へ同一周速度で回転または走行するよ
うになされている。
【0018】次に、バックアップロール34の左側に
は、これに対して接触、離間可能な転写ロール47を備
えた2次転写器(画像転写装置)40が配置されてい
る。2次転写器40は、転写ベルト37に積層形成され
た多色顕像を記録シートPに転写するためのものであ
る。2次転写器40の詳細については後に説明する。
【0019】なお、図中符号60,61は給紙トレイ、
62,63は給紙トレイ60,61内に収容された記録
シートPを1枚づつ送り出すフィードロールである。フ
ィードロール62,63は、記録シートPをレジストレ
ーションロール64とピンチロール65との間に供給
し、レジストレーションロール64とピンチロール65
は、供給された記録シートPをさらにバックアップロー
ル34と転写ロール47の間に供給する。その際、記録
シートPは転写ベルト37と密着させられ、転写ロール
47に付与された電荷により転写ベルト37に保持され
た多色顕像が記録シートPへ転写される。ここで、レジ
ストレーションロール64の軸64aの位置が固定され
ているのに対して、ピンチロール65の軸65aは移動
可能になされている。この軸65aはコイルバネ70に
よって付勢されており、これによってピンチロール65
はレジストレーションロール64に圧接させられてい
る。
【0020】また、符号66は加熱ロール、67は加熱
ロール66に対して押圧された加圧ロールであり、これ
ら加熱ロール66および加圧ロール67の間に記録シー
トPが挿通されることにより、記録シートPに多色の顕
像が定着する。さらに、符号68は定着が行われた記録
シートPを排出するための排紙ロール、69は排出され
た記録シートPを収容する排紙トレイである。
【0021】次に、第1実施例の画像転写装置、すなわ
ち、2次転写器40の構成について詳細に説明する。図
3において符号42は回動レバー(移動手段)である。
回動レバー42は軸43を中心に回動自在に支持されて
いる。図において、軸42の上側では、回動レバー42
は、上端部42aがほぼ直角に屈曲するL字状をなして
いる。また、軸43から回動レバー42は1次転写器3
0側に延びて、下端部42bがほぼ直角に屈曲するL字
状をなしている。この下端部42bは図中ピンチロール
65の右側に延在している。
【0022】回動レバー42は軸43を中心に回動し
て、これにより回動レバー42は、その上端部42aが
バックアップロール34に対して接近離間可能になって
いる。回動レバー42の上端部42aには、長手方向を
同上端部42aが延在する方向へ向けた長孔44が形成
されている。長孔44には、その長手方向に摺動自在な
スライダ45が支持されており、スライダ45には転写
ロール47の軸46が回転自在に支持されている。ま
た、スライダ45は、回動レバー42の上端部42aに
取り付けたコイルバネ48によってバックアップロール
34側へ付勢されている。
【0023】また、回動レバー42は、コイルバネ51
によって図中反時計回りの方向へ付勢されている。さら
に、回動レバー42の上側の左側部には、軸53によっ
て回転可能とされた偏心カム52の外周面が接触させら
れている。そして、この構成のもとに、偏心カム52が
図3に示す状態から回転すると、回動レバー42がコイ
ルバネ51の付勢力に抗して時計回りの方向へ回動す
る。そして、図3の状態から偏心カム52が180゜回
転する手前の位置で、転写ロール47がバックアップロ
ール34外周の転写ベルト37に当接し、コイルバネ5
1の付勢力によりスライダ45が長孔44内を図中左側
へ相対移動する。これにより、転写ロール47は、コイ
ルバネ48の付勢力のみによって転写ベルト37に押圧
されるようになる。
【0024】また回動レバー42の時計回りの回動に伴
って、回動レバー42の下端部42bがピンチロール6
5の軸65aに接触し、これを左側に移動させ、ピンチ
ロール65とレジストレーションロール64とを離間さ
せる。
【0025】次に、図4および図5を参照して偏心カム
52を回転させる機構について説明する。図4に示すよ
うに、偏心カム52の軸53は、公知のスプリングクラ
ッチ56を介してギア55,54に接続され、ギア54
は図示しないモータの出力軸54aに接続されている。
スプリングクラッチ56は、図5に示すように、円筒状
のスリーブ56aの内周面にコイルバネ(図示略)を配
置して概略構成され、コイルバネの内側に軸53とギア
55の軸55aとを収容している。コイルバネの内径
は、無負荷状態で軸53,55aよりも小径とされ、そ
の弾性力で軸53,55aを締め付けるようになってい
る。
【0026】軸53,55aは、コイルバネをそれ自体
の弾性力で縮径することにより互いに接続され、コイル
バネを拡径することによりフリーとなる。コイルバネの
拡径は、その両端部にねじりモーメントを負荷すること
により行われる。すなわち、コイルバネの一端部はスリ
ーブ56aに取り付けられ、他端部は、スリーブ56a
の外周に180゜離間して突出する爪56b,56bに
接続されている。一方、スリーブ56aの外周近傍に
は、一端部が軸58に回転自在に支持されたストッパ5
9が配置されている。ストッパ59はソレノイド57に
より回動可能とされ、爪56bと係脱自在に係合してい
る。そして爪56bをストッパ59に係合させた状態で
スリーブ56aにトルクを加えることにより、コイルバ
ネにねじりモーメントが負荷され、コイルバネが拡径し
軸53,55aがフリーとなる。
【0027】ギア55の軸55aは、モータにより常時
回転させられており、軸55aとコイルバネとの摩擦力
により、スリーブ56aにコイルバネを拡径するための
トルクが加えられている。そして、ストッパ59が回動
させられて爪56aとの係合状態が解除されると、コイ
ルバネが縮径して軸53,55aを締め付ける。軸55
aの回転方向はコイルバネが締まる方向とされている。
このため、軸55aの回転は正確に軸53に伝達され
る。そして、スリーブ56aが180゜回転すると、他
方の爪56bがストッパ59に係合し、コイルバネが拡
径して軸53,55aがフリーとなる。このような構成
のもとに、偏心カム52は180゜回転して停止する。
その停止位置は、回動レバー42の先端部42aをバッ
クアップロール34から最も遠ざけた図3に示す位置
と、回動レバー42の先端部42aをバックアップロー
ル34に最も接近させた位置である。
【0028】B.第1実施例の動作 次に、前記構成の画像転写装置の動作について説明す
る。まず、感光体ドラム20は、回転しながら帯電器2
2により一様に帯電され、次いで、画像書込装置21か
ら照射されたレーザー光Lで先ずシアンの画像に対応す
る潜像が形成される。次に、現像器10のシアン現像部
10aにより現像が行われ、シアンの顕像が形成され
る。その後、感光体ドラム20は回転し、シアンの顕像
は転写ベルト37に転写される。そして、このようにし
て、シアンの顕像、イエローの顕像、ブラックの顕像が
転写ベルト37に順次重ね合わせられ、こうして形成さ
れた多色の顕像が形成される。なお、その間、形成され
た顕像を乱すことがないように、図3に示すように転写
ロール47はバックアップロール34から離間させられ
ている。
【0029】次に、転写ベルト37上に形成された多色
顕像が2次転写器40に接近すると、転写ロール47が
以下のようにしてバックアップロール34に押圧され
る。まず、図5に示す状態においてソレノイド57が駆
動され、ストッパ59が図5中下方へ向けて回動されて
ストッパ59と爪56bとの係合状態が解除される。す
ると、スプリングクラッチ56が働いて軸53,55a
を接続し、ギア55の回転が軸53に伝達されて偏心カ
ム52が回転する。なお、その後、ソレノイド57は再
び駆動され、ストッパ59を図5に示す状態に戻して他
方の爪56bと係合可能な配置にする。
【0030】偏心カム52の回転により回動レバー42
が図3に示す状態から時計回りの方向へ回動する。そし
て、まず、転写ロール47がバックアップロール34外
周面の転写ベルト37に当接し、転写ベルト37の走行
に伴って従動回転を開始する。また、コイルバネ51の
弾性力により、スライダ45がコイルバネ48を押し縮
めながら長孔44中を図中左側へ摺動する。これによ
り、転写ロール47はコイルバネ51ではなくコイルバ
ネ48のみによって転写ベルト37に圧接されるように
なる。
【0031】一方、給紙トレー60または61から、フ
ィードロール62または63によって記録シートPが転
写ベルト37と転写ロール47の間に搬送されてくる。
この時は、図3に示すようにピンチロール65がレジス
トレーションロール64に接触しており、記録シートP
が搬送可能になっている。そして、前記のように転写ロ
ール47が転写ベルト37に接触した後、記録シートP
の前端が両者の間に到達する。これによって、記録シー
トPが転写ロール47と転写ベルト37で搬送されるよ
うになった後に、回動レバー42の時計回りの回動によ
って下端部42bがピンチロール65の軸65aに当接
し、これを左側に移動させる。これにより、ピンチロー
ル65がレジストレーションロール64から離間し、以
後記録シートPは転写ベルト37および転写ロール47
のみによって搬送されるようになる。
【0032】そして、偏心カム52が180゜回転する
と、スプリングクラッチ56の爪56bがストッパ59
に係合し、スプリングクラッチ56が切れて軸53がフ
リーとなる。また、転写ベルト37および転写ロール4
7に搬送される間に、記録シートPと転写ベルト37上
の多色顕像とが転写ロール47とバックアップロール3
4との接触部で重ね合わせられ、転写ロール47に与え
られた電荷により多色顕像が記録シートPに転写され
る。
【0033】次に、記録シートPが転写ロール47を通
過し終えると、ソレノイド57が駆動され、前記と同様
にして偏心カム52が180゜回転する。これにより、
回動レバー42が反時計回りの方向へ回動する。この途
中で、まず、ピンチロール65がコイルバネ70に押圧
されてレジストレーションロール64に再度接触し、そ
の後で、転写ロール47がバックアップロール34から
離間し、図3に示す状態となる。なお、多色顕像が転写
された記録シートPは、加熱ロール66および加圧ロー
ル67のニップ部へ供給され、多色顕像の定着が行われ
た後に排紙トレイ69に排出される。
【0034】前記構成の画像転写装置においては、回動
レバー42が回動して転写ロール47を転写ベルト37
に接触させた後、記録シートPの前端が転写ロール47
と転写ベルト37の間に到達すると、これにわずかに遅
れてピンチロール65がレジストレーションロール64
から離間するようになっている。したがって、記録シー
トPがレジストレーションロール64とピンチロール6
5から完全に解放され、これ以後、記録シートPが転写
ロール47と転写ベルト37によって搬送されて、レジ
ストレーションロール64とピンチロール65の影響を
受けなくなる。すなわち、レジストレーションロール6
4とピンチロール65の周速度と、転写ベルト37ない
しは転写ロール47の周速度に差異があっても、記録シ
ートPは転写ベルト37と転写ロール47によってのみ
搬送されるようになるから、転写中に速度が変動するこ
とがない。したがって、画像転写精度を向上させること
が可能である。
【0035】また、ピンチロール65がレジストレーシ
ョンロール64から離間すると、これ以後記録シート9
に搬送力を与えるのは、転写ロール47および転写ベル
ト37とフィードロール62または63(図11に示す
ようなプリレジストレーションロールを設けることも可
能である)だけになる。したがって、記録シートPの進
行方向をレジストレーションロール64とピンチロール
65で修正していたことによって記録シートPに与えら
れていたロールの軸線方向への力が弱まる。これによっ
て、転写ベルト37の幅方向へのずれを従来よりも小さ
くすることができ、次の記録シートPに転写するための
1色目の顕像を転写する位置と2色目の顕像を転写する
位置とのずれも小さくなるから、結果として得られる画
像の色ずれを大幅に改善することが可能である。
【0036】さらに、スプリングクラッチ56、偏心カ
ム52、回動レバー42を使用することによって、一つ
の駆動源で、転写ロール47およびピンチロール65を
移動させるようにしているため、電気的な制御をする場
合に比べて制御回路や配線などをする必要がなく、製造
コストも廉価ですむ。また、いずれの部品も、小さなも
ので済むから、装置を大型化する必要もない。
【0037】なお、前記の実施例では、回動レバー42
が回動して転写ロール47を転写ベルト37に接触させ
た後、記録シートPの前端が転写ロール47と転写ベル
ト37の間に到達すると、ピンチロール65がレジスト
レーションロール64から離間するようになっている。
ピンチロール65をレジストレーションロール64から
離間するのは、偏心カム52が180゜回転、つまり1
/2回転する直前である。したがって、偏心カム52の
1/4回転ほどで、転写ロール47が転写ベルト37に
接触するとよい。
【0038】このためには、図3に示すように、偏心カ
ム52の偏心距離をaとし、最も離れたときの転写ロー
ル47と転写ベルト37との距離をbとし、最も離れた
ときの回動レバー42の下端部42bとピンチロール6
5の軸65aとの距離をcとすると、次の関係が成立す
るとよい。 1/2a×m/n ≒ b 1/2a×m/n < c×1/2a×l/n < a ここでl,m,nはそれぞれ図3中の縦方向における軸4
3からピンチロール65までの距離、偏心カム52まで
の距離、転写ロール47までの距離である。
【0039】(2) 第2実施例 A.第2実施例の構成 次に、図6および図7を参照して第2実施例について説
明する。ここでは、第1実施例と同様の構成要素には同
一の符号を付けてその説明を省略する。
【0040】さてこの実施例では、第1実施例と異な
り、回動レバー42が軸43の下方においても真っ直ぐ
下方に延びている。回動レバー42の下端部42cは、
ピンチロール65の図中左側に延在しており、下端部4
2cとピンチロール65の軸65aとの間にコイルバネ
81が配設されている。このコイルバネ81によってピ
ンチロール65はレジストレーションロール64に向け
て押圧されている。ここでは図6に示す状態で、ピンチ
ロール65とレジストレーションロール64との間の圧
接力は最大である。そして、回動レバー42が図示の状
態から時計回りに回動すると、下端部42bがピンチロ
ール65から離れてゆき、コイルバネ81が延びてその
バネ力が弱まり、その結果ピンチロール65とレジスト
レーションロール64との間の圧接力が弱まるようにな
っている。
【0041】ここで、回動レバー42が偏心カム52に
押されて最も時計方向に回動したとき、ピンチロール6
5とレジストレーションロール64の間に作用する力
(コイルバネ81の最小のバネ力)が、転写ベルト37
と転写ロール47との間に作用する力(コイルバネ48
のバネ力)に比べて極めて小さくなるように、コイルバ
ネ81とコイルバネ48のバネ定数が設定されている。
【0042】B.第2実施例の動作 この実施例では、転写ベルト37上の多色顕像がバック
アップロール34と転写ロール47の接触部に到達する
直前に、図6に示す状態から偏心カム52が回転して、
回動レバー42を時計方向に回転させる。そしてやはり
偏心カム52の1/4回転ほどで転写ロール47が転写
ベルト37に接触する。その一方で記録シートPがレジ
ストレーションロール64とピンチロール65とに挟ま
れて、転写ベルト37と転写ロール47の接触部に向け
て搬送されてくる。また、回動レバー42の回動に伴っ
て、コイルバネ81による付勢力が弱まってゆき、偏心
カム52が1/2回転するときにその付勢力は最小とな
る。この直前に記録シートPの先端が転写ベルト37と
転写ロール47とで挟まれて、記録シートPは転写ベル
ト37と転写ロール47とで搬送可能になる。
【0043】コイルバネ81の付勢力は最小になったと
きに、コイルバネ48の付勢力よりも極めて小さくな
り、このため記録シートPの搬送にはほとんど影響しな
くなる。この時には、記録シートPが転写ベルト37と
転写ロール47とで搬送されるようになっているので、
記録シートPの搬送性が阻害されることは全くない。
【0044】しかも、記録シートPが転写ベルト37と
転写ロール47とで搬送されるときには、記録シートP
がレジストレーションロール64とピンチロール65と
で挟まれている力からほぼ解放されるので、レジストレ
ーションロール64とピンチロール65の影響を受けな
くなる。すなわち、レジストレーションロール64とピ
ンチロール65の周速度と、転写ベルト37ないしは転
写ロール47の周速度に差異があっても、記録シートP
は転写ベルト37と転写ロール47によってのみ搬送さ
れるようになるから、転写中に速度が変動することがな
い。したがって、画像転写精度を向上させることが可能
である。
【0045】また、ピンチロール65がレジストレーシ
ョンロール64から離間すると、これ以後記録シート9
に搬送力を与えるのは、転写ロール47および転写ベル
ト37とフィードロール62または63(図11に示す
ようなプリレジストレーションロールを設けることも可
能である)だけになる。したがって、記録シートPの進
行方向をレジストレーションロール64とピンチロール
65で修正していたことによって記録シートPに与えら
れていたロールの軸線方向への力が弱まる。これによっ
て、転写ベルト37の幅方向へのずれを従来よりも小さ
くすることができ、次の記録シートPに転写するための
1色目の顕像を転写する位置と2色目の顕像を転写する
位置とのずれも小さくなるから、結果として得られる画
像の色ずれを大幅に改善することが可能である。
【0046】さらに、スプリングクラッチ56、偏心カ
ム52、回動レバー42を使用することによって、一つ
の駆動源で、転写ロール47およびピンチロール65を
移動させるようにしているため、電気的な制御をする場
合に比べて制御回路や配線などをする必要がなく、製造
コストも廉価ですむ。また、いずれの部品も、小さなも
ので済むから、装置を大型化する必要もない。
【0047】(3)第3実施例 A.第3実施例の構成 次に図8は、第3実施例に係る画像転写装置を示す。こ
の図においても前記の実施例と同様の構成要素には同一
の符号を付けて、その説明を省略する。
【0048】図中、符号90は回動レバーを示してい
る。回動レバー90は矩形の長尺な板であり、ほぼ中央
に設けられた軸91を中心に回動自在に支持されてい
る。回動レバー90の上端部には、転写ロール47の軸
46が回動自在に支持されている。軸46は簡略化の観
点から回動レバー90に直接取り付けられていてもよい
が、前記の実施例のように長孔44を設けて、この長孔
44にスライダ45を配設し、スライダ45に軸46を
取り付けてコイルスプリング48で付勢するようにして
もよい(図3および図6参照)。これによれば、コイル
スプリング48による一定の力で転写ロール47と転写
ベルト37とを圧接できる。
【0049】また回動レバー90の下端部は、ピンチロ
ール65とレジストレーションロール64の間に延在
し、時計回りに回動するとピンチロール65の軸65a
に接触するようになっている。ピンチロール65は、コ
イルバネ70に押圧されて、レジストレーションロール
64に接触させられている。
【0050】軸91の下側かつ回動レバー90の左側に
は、コイルバネ92が配設されており、このコイルバネ
92が回動レバー90を引っ張って、時計回りの方向に
常時付勢している。その一方、軸91の上側かつ回動レ
バー90の右側には、偏心カム93が設けられており、
偏心カム93の外周面が回動レバー93に接触させられ
ている。この偏心カム93は前記の実施例の偏心カム5
2と同様の構成であり、その駆動機構も図4に示すもの
と同様である。
【0051】B.第3実施例の動作 図8は、偏心カム93の軸と回動レバー90が最も離間
した状態を示しており、この状態では回動レバー90が
コイルスプリング92に抗して最も反時計回りに回動さ
れた位置にある。そして、コイルスプリング70の付勢
力を受けたピンチロール65がレジストレーションロー
ル64に接触しており、転写ロール47が転写ベルト3
7から離間させられている。
【0052】そして、転写ベルト37上の多色顕像がバ
ックアップロール34と転写ロール47の接触部に到達
する直前に、図示の状態から偏心カム93が回転する
と、偏心カム93の軸と回動レバー90の距離が短くな
ってゆき、回動レバー90がコイルスプリング92,9
4の付勢力によって時計回りの方向に回動し、偏心カム
93の1/4回転ほどで転写ロール47が転写ベルト3
7に当接する。その一方で記録シートPがレジストレー
ションロール64とピンチロール65とに挟まれて、転
写ベルト37と転写ロール47の接触部に向けて搬送さ
れてくる。そして記録シートPの先端が転写ベルト37
および転写ロール47に挟まれて搬送可能になった後、
偏心カム93が180゜すなわち1/2回転する。する
と、ピンチロール65がコイルバネ70の力に抗してレ
ジストレーションロール64から離間させられる。
【0053】このように、第3実施例でも記録シートP
が、転写ロール47と転写ベルト37に挟まれて搬送可
能になった後に、レジストレーションロール64および
ピンチロール65から完全に解放されるようになってい
る。したがって、前記と同様に画像のずれを大幅に防止
する効果がある。
【0054】(4)第4実施例 A.第4実施例の構成
【0055】さて、図9は、この発明の第4実施例を示
す。この実施例は、図3ないし図5に示した第1実施例
と基本的構成が同一であるが、回動レバー42を回動さ
せる機構としてカム52ではなく、クランク機構100
を使用する点で異なる。
【0056】クランク機構100は、回動レバー42の
上部の左側に設けられており、歯車101とリンク10
2とを備えている。歯車101は歯車106に噛み合わ
せられている。歯車106の軸は180゜ずつ回転させ
られるように、前述のスプリングクラッチ56(図5参
照)に接続されている。歯車101の表面には歯車軸と
偏心したピン103が立設されており、リンク102の
一端がこのピン103を中心に回動可能に取り付けられ
ている。リンク102の他端にはリンク102の長手方
向に延在する溝104が形成されており、この溝104
には回動レバー42の上部に連結されたピン105が挿
入されている。
【0057】B.第4実施例の動作 第4実施例においては、転写ベルト37上の顕像が転写
ロール47との接触部に到達する直前に、図示の状態か
ら歯車101を180゜回転させ、これによってリンク
102を図中右側に移動させる。そして、リンク102
の溝104の左端がピン105に当接し、これを右側に
押すことによって、回動レバー42を時計回りに回動す
る。これにより、転写ロール47が転写ベルト37に接
触すると同時に、ピンチロール65がレジストレーショ
ンロール64から離間する。
【0058】なお、転写ロール47が転写ベルト37に
接触するのと、ピンチロール65がレジストレーション
ロール64か離間するのが同時であるから、この実施例
では記録シートPの先端が転写ベルト37と転写ロール
47の間に侵入した瞬間に、溝104の左端でピン10
5を押すようにタイミングがとられている。
【0059】このように、第4実施例でも記録シートP
が、転写ロール47と転写ベルト37に挟まれて搬送可
能になると同時に、レジストレーションロール64およ
びピンチロール65から完全に解放されるようになって
いる。したがって、前記と同様に画像のずれを大幅に防
止する効果がある。
【0060】C.変更例 前記実施例は、本発明を1次転写器30を有する画像
形成装置に適用したものであるが、感光体ドラム20に
トナー像を積層形成する方式の図2に示す画像形成装置
に適用することもできる。なお、図2において図1のも
のと同等の構成要素には同符号を付してある。また、前
記実施例のような多色の画像形成装置に限らず、単色の
画像形成装置に適用することもできる。 前記の第1ないし第3実施例では、回動レバーを偏心
カムによって回動させる構成としているが、ピストンシ
リンダーやリンク機構など任意の構成を用いることがで
きる。例えば、第4実施例のようなクランク機構を第2
実施例や第3実施例の偏心カムに代えて使用することは
もちろん可能である。
【0061】前記実施例では、偏心カムを180゜づ
つ回転させるためにスプリングクラッチを用いている
が、ステッピングモータで偏心カムを回転させるように
構成することもできる。その場合、ステッピングモータ
の出力軸に円板を取り付け、円板の外周に形成した突起
がフォトインタラプタの光軸を横切るように構成するこ
とにより、出力軸を180゜づつ回転させることができ
る。 また、前記の第1実施例、第3実施例、第4実施例で
は、レジストレーションロールからピンチロールを完全
に解放するものとしたが、第2実施例のようにピンチロ
ールとレジストレーションロールとの接触力を低減さ
せ、転写ロールと像担持体とによる記録シートの搬送に
影響を与えないようにしてもよく、実質的にピンチロー
ルとレジストレーションロールから記録シートを解放す
るだけでもよい。
【0062】また、前記の第1実施例、第2実施例、
第4実施例では、記録シートが転写ロールと転写ベルト
の間に挟まれた後、わずかに遅れて記録シートをピンチ
ロールとレジストレーションロールらほぼ解放するよう
になっている。この場合は、記録シートが途中で搬送力
を受けなくなって停止するような不都合がない。ただ
し、第3実施例のように、タイミングをあらかじめ設定
することにより、転写ロールと転写ベルトの接触と、ピ
ンチロールとレジストレーションロールの離間とを同時
に行っても、記録シートを搬送できるようにしてもよ
い。 前記の実施例では、転写ロールが転写ベルトの走行に
伴って従動回転するものとしたが、これに限らず転写ロ
ールを転写ベルトとは独立に駆動して回転するようにし
てもよい。 コイルバネとしては、圧縮バネ、引張りバネを適宜用
いることができ、それ以外の板バネなども使用すること
ができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、記録シートが転写ロールと像担持体との
間に挟まれると、移動手段が作動して記録シートをシー
ト供給手段に挟まれている力からほぼ解放するようにな
っている。したがって、これ以後は記録シートが転写ロ
ールと像担持体によって搬送されて、シート供給手段の
影響を受けなくなる。これによって、記録シートに転写
される画像のずれを防止することが可能となる。
【0064】また請求項2に記載の発明にあっては、記
録シートが転写ロールと像担持体の間に挟まれた後、記
録シートをシート供給手段からほぼ解放するので、記録
シートが途中で搬送力を受けなくなって停止するような
不都合がない。
【0065】さらに請求項3に記載の発明にあっては、
シート供給手段によって発生する力でベルト状の像担持
体が横ずれし、この際に像担持体に形成される次の記録
シートに転写すべき1回目の画像の位置がずれて、得ら
れる画像にずれが生じるのを防ぐことが可能である。し
たがって、さらに画像の精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る画像転写装置を適用しうる画
像形成装置の一例を示す正断面図である。
【図2】 この発明に係る画像転写装置を適用しうる画
像形成装置の他の例を示す正断面図である。
【図3】 この発明の第1実施例に係る画像転写装置の
正面図である。
【図4】 図3におけるIV線矢視図である。
【図5】 図4におけるV線矢視図である。
【図6】 この発明の第2実施例に係る画像転写装置の
正面図である。
【図7】 図5におけるVII線矢視図である。
【図8】 この発明の第3実施例に係る画像転写装置の
正面図である。
【図9】 この発明の第4実施例に係る画像転写装置の
正面図である。
【図10】 従来の画像転写装置の一例を示す正面図で
ある。
【図11】 従来の画像転写装置の他の例を示す下面図
である。
【符号の説明】
20 感光体ドラム(像担持体)、30 1次転写器 34 バックアップロール、37 転写ベルト(像担持
体)、40 2次転写器(画像転写装置)、42,90 回
動レバー(移動手段)、47 転写ロール、52,93
偏心カム、56 スプリングクラッチ 64 レジストレーションロール(シート供給手段) 65 ピンチロール(シート供給手段) 100 クランク機構、101 歯車、102 リン
ク、103,105 ピン、104 溝、 P 記録シ
ート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に顕像が形成されて移動可能になさ
    れた像担持体と、 この像担持体に接触して連動し、前記像担持体との間に
    記録シートを通過させることにより、前記顕像をこの記
    録シートに転写する転写ロールと、 前記転写ロールを移動して前記像担持体に接触及び離間
    させる移動手段と、 前記記録シートを挟んで前記像担持体と前記転写ロール
    との間に供給するシート供給手段とを具備しており、 前記移動手段は、一端が前記転写ロールに係合し、他端
    が前記シート供給手段に係合することにより、前記記録
    シートが前記転写ロールと前記像担持体との間に挟まれ
    ると、前記移動手段が作動して前記記録シートを前記シ
    ート供給手段に挟まれている力からほぼ解放するように
    したことを特徴とする画像転写装置。
  2. 【請求項2】 前記記録シートが前記転写ロールと前記
    像担持体との間に挟まれた後、わずかに遅れて前記記録
    シートを前記シート供給手段に挟まれている力からほぼ
    解放するように前記移動手段を作動させることを特徴と
    する請求項1に記載の画像転写装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体は、ベルト状であって複数
    の支持ロールに巻回されており、前記像担持体の表面に
    顕像が繰り返し形成されて多色顕像が得られるようにな
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像転写装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012181518A (ja) * 2011-02-10 2012-09-20 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012181518A (ja) * 2011-02-10 2012-09-20 Canon Inc 画像形成装置
JP2016164690A (ja) * 2011-02-10 2016-09-08 キヤノン株式会社 画像形成装置

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