JPH08122434A - マイクロレーザー付き測距装置 - Google Patents
マイクロレーザー付き測距装置Info
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- JPH08122434A JPH08122434A JP7257416A JP25741695A JPH08122434A JP H08122434 A JPH08122434 A JP H08122434A JP 7257416 A JP7257416 A JP 7257416A JP 25741695 A JP25741695 A JP 25741695A JP H08122434 A JPH08122434 A JP H08122434A
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Abstract
2000m)、可能な限り一体の小型装置、スイッチン
グ制御を要求されない簡略化された電子光学回路、視覚
安全基準を満足すること、量産により低コストで製造可
能という条件を考慮に入れて、光パルス通過時間測定原
理で動作するレーザー測距装置を提供する。 【解決手段】 測距装置はマイクロレーザーを有する。
このレーザー測距装置は光パルスの通過時間を測定する
原理で作動し、受動スイッチングマイクロレーザー
(2)、対象(4)によって反射された光パルス(1
8、19)を受光しかつ前記パルスの受光時間を検出す
るための手段(6、10)、マイクロレーザー(2)か
らのパルスの射出時間を検出するための手段(8、1
0)、反射ビーム時間とを分離して時間間隔又は時間ス
ロットを測定するための手段(12)からなる。
Description
測定することによって測距儀(又は距離計)と目標体と
の間の距離を決定することが可能な装置に関し、光パル
スはレーザーから射出され、本発明は従ってレーザー測
距儀又はリーダー(LIDAR)の分野に属し、衝突予
防システムを開発するための自動車分野、三次元幾何分
野、ロボット用の環境知覚の分野において、短距離及び
中間距離測定に用いられる。
ダイオード又はレーザー等の光源が用いられている。近
時、短距離又は中間距離測定への応用には、二つのタイ
プのレーザー光源が用いられている。第1に、レーザー
ダイオードが、100m以下の短距離測定に用いられて
いる。これらのダイオードはピークパワーが制限されて
いるのみならず、その長いパルス時間の結果として視覚
安全基準が制限され、その長いパルス時間は7−10ナ
ノ秒であり、ピークパワーは約30ワットである。レー
ザーダイオードが組み込まれた装置はフランス特許FR
−B−2 666153に述べられている。
ビームを整形するための光学系の使用、フィードバック
に対して保護する装置の使用及びレーザービームを変調
するため、スイッチング電子工学回路を要求する。
43−801)の課題に関する作業基準は、パルス持続
時間と光源の波長の関数として使用され得る最大パワー
を与えている。たとえば、1.064μmの波長で8ナ
ノ秒のパルスを用いると、最大パワーは250ワットで
あり、1ナノ秒以下のパルス持続時間に対する最大パワ
ーは2000ワットである。このように、レーザーダイ
オードのあるものを用いると、そのような制限を決して
受けない。半導体レーザー光源に関しては、短時間のパ
ルス持続時間で高いピークパワーを得ることが可能であ
る。というのは、接合に供給されるべき注入電流がチョ
ークコイルとキャパシタンスとによって制限されるから
である。
測定に用いられるが、それらは非常に大型でかつ非常に
脆弱(耐久性がなく)であり、かつ、小型化されたシス
テムに合理的なコストで組み込み難い。更に、フランス
特許FR−B−2 666153に述べられた装置は、
視覚安全基準及び限られた全体的な寸法で中間距離測定
への応用を満足させることができない。
し、短距離及び中間距離測定可能性(100m〜200
0m)、可能な限り一体の小型装置、スイッチング制御
を要求されない簡略化された電子工学回路、視覚安全基
準を満足すること、量産により低コストで製造可能とい
う条件を考慮に入れて作動可能なパルスタイプ作動のレ
ーザー測距装置は非公知である。
ルス通過時間測定原理で動作しかつ上述した全ての目的
を達成することが可能なレーザー測距装置を提供するこ
とにある。
通過時間測定原理で動作するレーザー測距装置は、上記
の課題を解決するため、受動スイッチングマイクロレー
ザーと、対象から反射された光パルスを受光しかつ該光
パルスの受光時間を検出する手段と、マイクロレーザー
のパルス射出時間を検出する手段と、マイクロレーザー
パルス射出時間と反射ビーム受光時間とを分離して時間
間隔(タイムインターバル)を測定する手段とからな
る。
ーザーキャビティは固体活性媒体、入射ミラー、出射ミ
ラー、固体活性媒体に直接ディポジット(堆積)された
薄い飽和吸収物質層形状の飽和吸収剤を有する。この発
明の実施の形態によれば、マイクロレーザーの構造は積
層からなり、それは低コストで量産実現性の可能性を保
持させる。
ザーの量産工程を害さない。
イッチングマイクロレーザー(すなわち、何の光学的セ
ッッティングも不要)の製造を可能にし、不規則であ
る。この構造は同一キャビティの一方の構成要素に他方
の構成要素を接着又は嵌合する操作、いかなる調整操作
をも必要としない。更に、同一媒体が活性媒体と飽和吸
収剤媒体として共に用いられている「コドープ」レーザ
ーと較べて、二つの媒体に活性イオンを集中させるのみ
ならず、層の堆積又は層を堆積させた後の機械的薄肉化
によってその厚さを加減することを可能にする。
イムインターバル)又はタイムスロット測定手段は、周
期Tでパルスを供給する第1クロックと、全期間Tで続
けられかつスタート信号(D)とストップ信号(F)と
の間に存在する第1クロックのパルスの数を計数するデ
ジタル回路と、スタート信号(D)の後で始まる第1ク
ロックの第1パルスのスタートからスタート信号(D)
を分離する時間t1を決定する一方停止信号(F)の前
に終わる第1クロックの最終周期のエンドから停止信号
(F)を分離する時間t2を決定して、得られたアナロ
グデータをデジタルデータに変換するアナログ回路と、
デジタル回路から供給されたデータとアナログ回路から
供給されかつ前もってディジタルデータに変換されたデ
ータとに基づいて時間スロットの持続時間を決定する処
理回路とからなる。
に長い時間間隔での測定を可能にし、スタート信号
(D)及びストップ信号(F)は完全にそのクロックに
非同期である。
回路には第2クロックが設けられ、そのパルスは第1ク
ロックのパルスに関してシフトされ、そのデジタル回路
は全期間で続けられかつスタート信号(D)とストップ
信号(F)との間で生じる第2クロックのパルスの数を
計数し、アナログ回路はスタート信号(D)とスタート
信号(D)の後に始まる第2クロックの第1パルスのス
タートとを分離する時間を決定する一方、ストップ信号
(F)の前に終わる第2クロックの最終周期のエンドか
らストップ信号(F)を分離する時間を決定し、前記ア
ナログ回路は得られたデータをデジタルデータに変換可
能であり、その装置は、二つのクロック(H1、H2)
の一方のうち実行されるカウントのどれが考慮に入れら
れるべきであるかを決定することが可能な手段を有し、
その結果、クロック周期カウントエラーに通じる曖昧状
態を解消することが可能である。
プ信号(F)との少なくとも一つがクロックパルスに一
致した場合のいかなる曖昧状態も避けることが可能であ
る。
ら知ることができるだろう。
するマイクロレーザーの使用による測距装置は以下に説
明する長所を提供する。
学回路を必要としないので、かつ、出力ビームの整形を
必要としないので、従って、光学的セッチィングが不要
となるので、従来の測距装置よりも一層シンプルにな
る。従って、エネルギー消費利得を与える長所もある。
測定範囲を可能にし、マイクロレーザーによって生成さ
れるパルスは非常に狭い。視覚安全基準を考慮に入れた
所定の平均パワーに対して、測距範囲又は距離範囲を増
大させることが可能である。
必要としないのでより一層堅固になる。つまり、耐久性
が向上する。
り、正確さが向上する。
光学系に結合されるので、一層小さくなり、その結果、
小型精密装置が得られる。
クス方法によって作成され、それは再現可能であり、量
産に適しているので、信頼性、再現性が向上し、製造コ
ストが低減される。
置は、本質的に受動スイッチングマイクロレーザー2を
有し、その受動スイッチングマイクロレーザー2は位置
の決定が望まれる対象4の方向に光ビーム14を送出す
る。対象4によって反射されたビーム18は、例えば、
受光レンズと組み合わされたビームスプリッタのような
光ビーム受光手段6に導かれる。反射ビーム18の受光
手段6の出射口で得られたビーム19は、例えば、ビー
ム通過時間を決定するために測定されるべき間隔のエン
ドをマークする電気的パルスを供給することが可能なホ
トディテクタ要素を有する検出回路10に導かれる。こ
の検出回路10は増幅器からなる増幅チェィンを組み入
れてあり、それは測定されるべき間隔のエンドを意味す
る信号をコンパレータ段に供給する。この信号は時間測
定装置12に送信される。
時間を検出する手段を有する。これらの手段は、例示さ
れているように、マイクロレーザー2から射出されたビ
ーム14の光束の部分20をサンプルするための、例え
ば、スプリットプレート等の装置8を組み入れている。
る。それは光ビーム14を二つのビーム、すなわち、主
ビーム16と二次ビーム20とに分割するのを可能に
し、その主ビーム16と二次ビーム20とのエネルギー
比は非常に大きく、約1000を越えている。この実施
例では、それは光ビーム14の光路に設置された線形偏
光子22(例えば、グラン−トンプソンタイプ)と四分
の一波長板24とからなる。その線形偏光子22は、接
合面28で組み合わされた二個の複屈折性物質26、2
7から形成され、その組立体は長方形の平行六面体を形
成する。線形偏光子22は、プリズム26に属する入射
面29又は研磨入射口を有し、光ビーム14はその入射
面29又は研磨入射口に突き当たる。その光ビームは、
線形偏光子22を通過してプリズム27に属する研磨出
射口又は出射面30から出射する。入射面29及び出射
面30は光ビーム14に垂直である。例えば、方解石か
らなる四分の一波長板24はその線形偏光子22の出射
面30に接着されている。符号32は光ビームの出力ジ
オプターを示し、出力ジオプター32は光ファイバ、レ
ンズ、ガラス板の入射面であり得る。
14は線形偏光子22により直線偏光に偏光される。四
分の一波長板24は、光ビーム14の伝搬軸(光軸)に
関して45度の回転角度で配置され、直線偏光を円偏光
に変換する。すなわち、四分の一波長板24は光ビーム
の位相を45度シフトさせる。光ビームがジオプター3
2に当たると、その大部分は主ビーム16を構成するた
めにジオプター32によって伝搬され、少量のビーム3
4が四分の一波長板24に向けて反射される。少量のビ
ーム34はジオプター32に達する光ビームの光損失と
なり、結果的に光ビーム14のエネルギーと較べて非常
に低いエネルギー波となり得る。
期間に180度位相をシフトされ、マイクロレーザー2
の方向に向かって四分の一波長板24を横切る。このビ
ーム34は更に45度位相をシフトされ、すなわち、全
体として180度+90度位相をシフトされ、線形偏光
子22に貫入する。線形偏光子22は90度変位された
光波に対して透過性を有さず、ビーム34はプリズム2
7の面36に向けて反射される。面36は研磨されてい
るので、ビーム20は線形偏光子22の出力側に集めら
れる。
エネルギーはジオプター32の入射面の反射率に比例し
ている。ビーム20は図1の例えば、ビーム19を検出
するのに用いられたものと同一のホトディテクタ要素、
測定されるべき間隔のスタートをマークする信号をコン
パレータ段に供給する増幅チェィン等を組み入れた回路
10内で検出され、その信号は時間測定装置12に送信
される。
一致しかつ同一の形であり、その振幅のみが異なってい
る。
立体は、レーザービーム14の光路に関して垂直に入射
するように配置された入射面29によって、マイクロレ
ーザー2に戻って来るエネルギーがもたらす乱れからの
独立性を得ることを可能にする。このように、エネルギ
ーサンプルの目的のために、線形偏光子29に補助的な
研磨面29を与えることのみが必要であり、従って、前
もって失われるだろうエネルギーを回復させる。
用と信号サンプリング作用との二つの作用を果たす。
91年発行の応用物理雑誌(Applied Physics Letter
s)の59卷,ナンバー27,の3519頁においてエ
ヌ.マーミリオド(N. Mermilliod)等による論文で述
べられ、多層からなっている。活性レーザー媒体は15
0μmから1000μmの制限された厚さでかつ小さなサ
イズ(数平方mm)によって構成され、その活性レーザー
媒体に、誘電性キャビティミラーが直接デポジット(堆
積)されている。この活性媒体はIII-Vレーザーダイオ
ードによってポンプされ、そのIII-Vレーザーダイオー
ドはマイクロレーザーに直接混成されるか又はそのマイ
クロレーザーに光ファイバーによって結合されている。
約1.06μmのレーザー放射のためネオジウム(N
d)でドープされる。この構成物質は、例えばYAG
(Y3Al5O12)、LMA(LaMgAl11O19)、YV
O4、YSO(Y2SiO5)、YLF(YLiF4)又はG
dVO4等の物質群のうちの一つから選択されることがで
きる。この選択は以下に記載する規準によって条件づけ
られる。
m)を維持するが、ポンピング効率を増大させるため
に、ポンプ波長(例えば、III-Vレーザーダイオードに
対して約800ナノメートル)での高吸収係数、レーザ
ーダイオードの波長安定化の問題に従うために及びポン
ピングレーザーダイオードの電子制御とその選択を簡略
化するために約800ナノメートルのポンプ波長での広
い吸収帯、高効率と高出力パワーを得るために広い実効
強制放射断面積、単一波長のレーザーを得るために放射
帯の制限された幅又は逆に周波数調整レーザー放射を容
易に得るための広い放射帯、物質の研磨仕上げを簡単化
するために及びポンプ吸収によって発生する熱の良好な
消散による有害な熱影響を制限するために良好な熱力学
的特性(レーザーのエネルギー効率に依存する余分の
熱)、長エネルギー蓄積期間のための励起状態における
長寿命、又は急速スイッチング比のための短寿命、同時
量産によって可能な限りの個数のマイクロレーザーを1
個のレーザー結晶で可能にするために大きな寸法であ
る。
させる公知の物質は一つもない。しかしながら、公知の
物質には、マイクロレーザー動作のために最も適合する
ものがある。
収帯を有するのみならず、良好な実効断面積を有する
が、その熱伝導性が悪く、小寸法が得られるのみで脆弱
である。
放射断面積は平均的であり、かつ、その吸収帯及び放射
帯は小さいが、しかし、大寸法のため良好な熱伝導性を
有し、ネオジウム(Nd)でドープされ、最も広く知ら
れており、現在広く用いられている固体レーザー物質で
ある。
実効断面積とを提供するが、吸収帯及び放射帯が広く、
そのサイズは大きいが、その熱伝導性は悪い。
物質及びドープ材料が選択される。一般に、活性イオン
が以下に記載する中から選択される。
μm放射のためのエルビウムEr又はコドープされたエル
ビウム−イッテリウム(Er+Yb);約2.0μm放射
のためのツリウムTm又はホルミウムHo又はコドープさ
れたホルミウム;他の決定パラメータは活性媒体の厚さ
eである。この厚さeはマイクロレーザーの特性を規定
する。一方において、ポンピングビームの吸収は厚さe
が増大すればするほど大きくなる。他方において、ファ
ブリーペローキャビティの長軸(縦軸)方向モードの数
が厚さに比例して増加し、縦軸方向単様レーザー(縦軸
monomodal レーザー)を得ることが望まれるなら、そ
の厚さは小さいであろう。単波長レーザーに対しては、
一般に最小厚さがN=1に対して選択される。厚さeが
100μm以上である場合には、単一モードを得るため
の代表的厚さは、以下の通りである。
渡って変化する。
るために、ポンピングエネルギーが利得物質の励起レベ
ルに蓄積される期間、それに対して時間内で各種のロス
が追加され、それはある時間の間レーザー効果を禁止す
る。これらのロスは正確な時間で突然減少し、非常に短
い時間内に蓄積エネルギーを解放する(ジャイアントパ
ルス)。
はいわゆる飽和吸収剤又はSAの形でキャビティに導入
され、それはレーザー波長で高い吸収があり、低出力密
度で、その密度があるしきい値を越えると、ほとんど透
明になり、そのしきい値はSA飽和強度と呼ばれてい
る。
体活性媒体に直接薄層の形態で積着される。
符号38は活性媒体を示し、符号40は吸収剤薄層を示
している。この二つの要素は一対のミラー42とミラー
44との間に配置され、この一対のミラー42とミラー
44とはレーザーキャビティ46を閉成している。
むポリマーによって構成された薄層を使用することが可
能である。代表的には1.06μmのマイクロレーザー
に対して、クロロベンゼンに6%重量のポリメチルメタ
クリレート(PMMA)を含む溶液にビス(4−ジエチ
ルアミノジチオベンジル)ニッケル(BDN,Koda
k,GAS No.51449−18−4)のような有
機染料を飽和吸収剤として使用することが可能である。
タート又はポリスチレンのような他のポリマーはPMM
Aの代わりにそれらの各溶媒に使用されることができ
る。染料としてビス(4−ジメチルアミノジチオベンジ
ル)ニッケル(BDN,Kodak,GAS No.3
8465−55−3)を使用することが可能である。染
料はシリカゲルに組み入れられ、又は染料はポリマー鎖
に接合される。多数の他の金属合成物とジチネス(dith
ienes)とが染料として用いられる。
作動するスイッチングレーザーに対して用いられること
ができる。例えば、エルビウム又はER+Yb合成物で
ドープされて約1.5μmの波長のビームを出射するレ
ーザーはテトラエチルオクタハイドロテトラ−アザペン
タフェン−ジチオラート−ニッケル(tetraethyloctahy
drotetraazapentaphene-dithiolato-nickel)でスイッ
チングされるだろう。
ば、準備工程の詳細は後述する)に直接回転手段(ワー
ラ)によって直接積着される。これは、約1μm〜5μm
の厚さを有する薄層又は薄膜を与える。
よれば、飽和吸収剤50、40を活性物質8の各片側に
積着することが可能である。これは、ポンピングビーム
のエネルギーをより一層吸収することが可能であり、し
かしポンピングビームの入射側に配置された薄膜はその
ビームによって非常に影響を受け易い。この符号42、
44はキャビティ46の入射及び出射ミラーを示してい
る。
イムで開催された”レーザと電気光学に関する会議”を
収録した出版物”CLEO ’92CWG33”のP.
282に記載されたEdo et al.の記事を参
照)を利用すると、レーザ物質38上に、透明物質(シ
リカ等)から成るマイクロレンズ56の配列を製造する
ことが可能である。これらマイクロレンズの代表的寸法
は、直径が100〜数百(数100)ミクロン、曲率半
径が数百ミクロン〜数ミリメータである。これらのマイ
クロレンズは、第2飽和性吸収層22が入射面に存在す
る場合、図3B、4Bに示されるように、平凹型の”安
定”キャビティを形成するために使用される。これらの
マイクロレンズで、ポンピング光束を合焦させることも
可能である。
れた入力ミラー42はダイクロイックミラーを用いても
よく、該ダイクロイックミラーは、レーザ波長で最高反
射率(ほぼ100%)を有し、ポンピング波長(一般的
に、Ndがドーピングされた物質で800nm、Erが
ドーピングされた物質で780nm、Tmがドーピング
された物質で780nm)で考えられ得る最高の透過率
(>80%)を有する。出力ミラー44もダイクロイッ
クミラー型のミラーを用いることが可能ではあるが、し
かし、レーザ光束の数パーセントしか透過できない。
製造するための処理過程について以下に説明する。この
処理過程は次の七つの段階から成る。
ること。使用可能な物質については既に述べた。
(コンデショニング)すること。この結晶は方位付けさ
れ(オリエントされ)て厚さ0.5〜5mmの板に切断
される。
板を研削、研磨すること。
てこの薄層を付着させること。この薄層はポリマーに溶
解された有機性の飽和性吸収染料で構成される。PMM
Aに溶解されたBDMの例については既に述べた。液滴
法でかつ回転遠心運動で、射出面(ダイクロイックミラ
ーを有する入射面と反対の面)上の基板に上述の溶液を
濾過して付着させる。このような処理をするために、ワ
ーラ(遠心除滴装置)を使用することが可能である。こ
のワーラ(遠心除滴装置)は、石版印刷(リソグラフィ
ー)で使用される樹脂を付着させるために超小形電子工
学で使用される装置に似た標準型の装置である。研磨作
業で生じた不純物の痕跡を、前もって、基板からすべて
取り除く。この薄層を20秒間、毎分2000rpmで
回転させ、続いて30秒間、毎分5000rpmで回転
させる。その後、70°Cのオーブンで2時間、乾燥さ
せる。
の膜が形成される。この膜は3%の活性分子(BDN)
を有し、この膜の光学的強度は飽和前で0.13〜1.
06ミクロン(透過率74%)である。
いはその溶剤、染料の比率、およびワーラの回転速度を
変えることによって、飽和性吸収剤の性能特性を調整す
ることが可能である。
べる。
こと。この入力ミラーは誘電多層体を付着させることに
よって獲得されるダイクロイックミラーであり、第4段
階の前か後に行なわれる。
薄層上に出力ミラーを付着させること。
得るために板を細かく切断すること。切断は、例えば、
SIチップ切断用に超小形電子工学で使用されるタイプ
のダイアモンド鋸で行なうことが可能である。この細断
作業の後に、上述のように形成されたレーザキャビティ
を修復するために、獲得されたウェーハ(薄小片)を数
mm2の”スモールチップ”にさらに細断してもよい。
源(レーザダイオード)と一体成形される。
波数タイプのレーザである。なぜなら、キャビティの長
さが数百マイクロメータと短いからである。したがっ
て、レーザ結晶の利得帯において、単一縦モード(物質
の作用として1〜3ナノメータ)が得られる。さらに、
縦ポンピングによって、利得の空間分布(ポンプの像)
とレーザキャビティの横モードに関連する分布との間
で、重なり積分を最適化することが可能である。
度まで、きわめて正確な方法で、しかもきわめて簡単に
調整することが可能である。すなわち、レーザチップ温
度を調整することによって、あるいは、圧電セルでその
長さを調整することによって、又は、ふたつの連結され
たキャビティの構成における電気光学的要素でその長さ
を調整することによって発射波長を調整することが可能
である。圧電効果または電気光学効果により、キャビテ
ィの温度または長さを制御することによって波長を安定
化できる。飽和性吸収構造体を上述のように定義する
と、高いピーク電力(1kw以上)のもとで、きわめて
短時間のパルス(1ナノ秒以下で永続する)を獲得する
ことができる。現在のところ、獲得されるパルスは30
0ピコ秒以下の立ち上がり時間を有する。これは次のこ
とを意味する。すなわち、光パルスの走行時間の計測に
とって、信号ノイズ比4に対して、統計的累算ではなく
一回の測定で、精度が2cmであることである。レーザ
ダイオードを使用した測距儀または距離計では、この精
度を獲得することはできない。したがって、必要な電力
を生成するために必要な注入電流は、300ピコ秒の立
ち上がり時間で、20アンペアを超える。寄生インダク
タンスと接合容量によって引き起こされる制限によっ
て、これを獲得することは不可能である。
この回路の実施例については図5ないし図8を参照しな
がら述べる。この回路によって、マイクロレーザパルス
発射時間と発射されたパルスが物体に反射されてから戻
るまでの時間との間の時間間隔すなわちスロットを計測
することが可能となる。この回路によって、マイクロレ
ーザのパルスと時間計測装置のクロックとの間の数マイ
クロ秒(μs)の変動の非同期について考慮することが
可能となる。
スFとの間のタイムスロットの間隔を計測するために、
デジタル方式でタイムスロットの粗(ラフ)部計測が行
なわれ、アナログ方式でタイムスロットの微細(ファイ
ン)部計測が行なわれる。
して獲得されたパラメータを組み換える。したがって、
カウントされたクロック周期の数の形でのデジタル量
と、時間を電圧振幅に変換したアナログ量とを結合させ
ることによって、時間測定値が得られる。
理について、さらに詳しく説明する。スタートパルスD
(検知回路12へ送信され、マイクロレーザによって発
射されたパルスに対応したスロットスタート信号)と、
測定されるスロットのエンド用のパルスF(検知回路1
2へ送信され、リターンパルス18に対応したスロット
のストップ信号)との間の時間間隔tvを測定すること
が目的である。
Hが利用され、時間tvの間の周期数nをカウントす
る。この期間経過に対応する総時間はnTである。クロ
ックはスタート信号Dとストップ信号Fとに同期してい
ないので、スタート信号Dとスタート信号Dの後に始ま
る第1クロックパルスのスタートとの間に経過する時間
t1を決定することが必要であり、一方では、ストップ
信号Fとストップ信号Fの前で終る最終クロック期間の
エンドとの間に経過する時間t2を決定することも必要
である。タイムスロットtvの期間を獲得するために
は、計測された3種類の時間を単に加算するだけでよい
(t1+nT+t2)。
期Tの基本クロックと同期した周期2Tの三角波信号R
を利用する。どんな場合でも、もしaがランプ(傾斜
部)で計測された振幅であるとすれば、そのランプから
スタートして経過した時間tは(T/A)・aとなる。
スタート信号Dとストップ信号Fが生じた時にランプを
サンプリングすることによって、それぞれt1、t2に相
当する振幅a1、a2が得られる。
トパルスが発生すれば、t1=(T/A)・a1が得られ
る。
トパルスが発生すれば、t1=T−(T/A)・a1が得
られる。
Fが発生すれば、t2=(T/A)・a2が得られる。
Fが発生すれば、t2=T−(T/A)・a2が得られ
る。
対応する値T1とT2を付与する。その結果、タイムスロ
ットの期間(tv−nT+T1+T2)が得られる。
クロックHは、ANDゲート52の入力端子の一方に対
して周期Tのパルスを与える。クロックHは、例えば2
00MHzの振動数で作動するクリスタルクォーツ発振
器から生成される。ANDゲート52のもうひとつ別の
入力端子はRーSフリップフロップ54の出力端子から
の信号を受け取る。RーSフリップフロップ54の入力
端子Sにスタート信号Dが与えられる。一方、RーSフ
リップフロップ54の入力端子Rはストップ信号Fによ
って制御される。ANDゲート52、RーSフリップフ
ロップ54、およびクロックHによって構成されるユニ
ットはデジタル計測回路を構成し、このデジタル計測回
路によって、計測されるタイムスロットの粗値(ラフ
値)を得ることができる。この粗値(ラフ値)はnTと
なる。ここで、nはスタート信号Dとストップ信号Fと
の間で経過したクロック周期Tの数であり、カウンタ5
3で計数される。
数の分割が、例えば、フリップフロップによって構成さ
れるデバイダ(分周器)56によって行なわれる。デバ
イダ56はランプジェネレータ(ランプ発生器)58に
出力する。このジェネレータ58はコンデンサの一定の
充電、放電によってその機能を発揮する。これらランプ
の期間と傾斜はきわめて良く定義される。ランプジェネ
レータ58は高速アナログデジタル変換器60(例え
ば、フラッシュ型、あるいは高速サンプル+型の変換
器)へ出力する。高速アナログデジタル変換器60の別
の入力端子は、測定される期間のスタート信号Dとスト
ップ信号Fとによって制御された、例えば、フリップフ
ロップ62からの信号を受け取る。したがって、コンバ
ータ60は測定されるタイムスロットのスタート時Dと
ストップ時Fにランプの振幅に関する情報をサンプリン
グし、さらに、これらスタート時Dとストップ時Fでの
ランプのパリティに関する情報、すなわち立ち上がりま
たは立ち下がり特性の情報をサンプリングする。このコ
ンバータ60によって、T1とT2の値に関する情報を獲
得し、それをメモリ63に記憶させることが可能とな
る。
とに関する微細情報(ファイン情報)とは、処理回路6
4に提供され、この処理回路64によって、測定される
タイムスロットの期間tvが計算される。
ことができる。なぜなら、タイマあるいはクロノメータ
クロックHに関連した測定スタート信号Dと測定ストッ
プ信号Fとは同期に無関係であるからである。また、そ
の振動数が固定されているので、数秒ないし無限大の間
で変わり得るわずかな、かつ、きわめて長い時間の偏差
を決定するためのクロノメータの限定された容量とは無
関係に測定することが可能となる。
のようなものであっても、不変の精度でその長い時間間
隔を決定することも可能である。このことは従来のタイ
ムスロット間隔測定装置、特に、1993年7月2日の
フランス特許出願9308145において提示された測
定装置にはあてはまらない。つまり、後者の装置におい
ては、タイムスロットの測定のスタート時点でコンデン
サが放電され、タイムスロットの測定の終了時点で前記
コンデンサが充電される。しかしながら、信号Dの到着
直後に測定された電荷は、測定されるタイムスロットの
最後部に達する前に、ストップ信号の直前に変わり得
る。この電荷は測定されるタイムスロットが長くなるに
つれて増加する。本発明の装置においては、周期三角波
を使用することによってこの問題を解消することができ
る。
に、この種の装置を簡単に一体成形することができる。
検知回路12のもうひとつ別の実施例によれば、スター
ト信号Dとストップ信号Fに関する不明状態に関連した
問題を考慮することが可能である。これらの問題が起き
るのは、クロックの信号の立ち上がり前端または後端、
あるいはクロック信号の立ち下がり前端または後端で信
号のひとつ、またはそれ以外の信号が同時に発生する時
である。タイムスロットの粗測定値を決定する本装置の
デジタル部のカウンタは、まだ計測されていない補助ク
ロック信号をカウントすることができる。
に示された原理にしたがって作動する装置を提案する。
前述した説明にしたがい、クロックH1は周期Tの信号
を供給する。本装置によれば、クロックH1の信号と同
期した周期2Tの信号を生成することが可能である。
を発生することが可能である。装置の遅れは第1信号H
1に基づいて第2信号(クロック)H2を発生させ得
る。第2信号H2は第1信号に関してT/2だけ位相が
シフトされる。このように、図7に示されているよう
に、矩形波パルスH2の立ち下がり端は矩形波パルスH
1の立ち上がり端に対応している。このクロック信号H
2はクロックH1に対して詳細に前述したように周期2
Tの信号S2を発生させ得る。その信号S2は傾斜波
(三角波)R1と同じ振幅Aの傾斜波(三角波)R2を
制御する。測定スタート信号Dが生じると、2個の傾斜
波(三角波)R1、R2に同時サンプリングが生じる。
仮に、例えば、測定スタート信号Dと矩形波パルスH1
との間の不明瞭性、すなわち、測定スタート信号Dが矩
形波パルスH1の重なり合わされた時、二つのチャンネ
ルの半周期の位相ずれに起因して、測定スタート信号D
と矩形波H2によって発生された信号との間のあいまい
さが同時であることが不可能である。従って、測定スタ
ート信号Dに伴ってあいまい状態にないクロックを同定
すること及び時間t1を決定するために対応する傾斜波
(三角波)Rに対応するサンプル値を保持することのみ
が必要であるのみである。例えば、仮にあいまい状態が
スタート信号DとクロックH1との間で生じる場合、時
間t1の測定を決定するための有効クロックはクロック
H2であり、考慮に入れられるべき値は傾斜波(三角
波)R2に基づいて測定されたそれである。
まいさに対しても生じる。ストップ信号Fが生じると、
2個の傾斜波(三角波)R1、R2に同時サンプリング
が生じる。時間t2に対して、信号Fに伴ってとあいま
いさを有さないクロックH1又はH2から傾斜波(三角
波)R1、R2の値が得られる。
ストップ信号Fとに同時に存在する場合には、クロック
H1、H2に関してそれぞれ位相シフトされた第3回路
を付加することが可能である。
でも、クロックH2でもなく、得られた時間(t1又は
t2)は2個のクロックに対応する2個の回路の一方又
は他方に生じる。
に示され、第1ブロック74における第1カウンタ75
がその許可入力端子CEに基づきフリップフロップ73
からのカウント命令を受取り、その入力端子Cにクロッ
ク信号H1を受け取る。第1カウンタ75からの出力デ
ータは、オアゲート82によって制御されるスイッチン
グ(又は配備)回路86によって処理回路72に伝送さ
れる。
90、91によって信号D及びFをそれらの入力端子D
に受け取る。許可入力端子信号CEを供給するフリップ
フロップ73は、同じく信号D及びFによって制御さ
れ、その信号D及びFは例えば論理ゲート内でタイムラ
グを生ぜしめる装置69、92による3個の伝播時間に
接近する量によって共に遅延される。第1アンドゲート
77はフリップフロップ76の出力とクロックH2との
アンドを履行する。後者の信号H2はクロックH1とゲ
ート内の伝播時間を生ぜしめる遅延回路68とから得ら
れる。
はその入力端子CEにフリップフロップ73からカウン
ト命令を受け取る。そのカウンタ79のデータは回路8
6を経由して処理回路72に伝送される。第2Dフリッ
プフロップは前述したと同様の作用を果たす。第2アン
ドゲート81は回路80の出力とクロックH1との間の
アンド作用を履行する。
プ76又は80がスイッチされなかったカウンタ75又
は79の読み出しを得るためにスイッチング(又は配
備)回路86の作動を制御する。それはスイッチされた
フリップフロップ76又は80の最初のものを検出し、
かつ、それは状態が変更されないフリップフロップのカ
ウンタの読み出しを許可する。
ート時にカウンタの一方又は他方に対してあると、回路
76、80を切替える当該同定の最初はクロックH1又
はH2の選択を有効にする。有効にされたカウンタは変
更されない状態で残っており、一方他方のカウンタは信
号Dに続く第2クロックパルスの到着前にゼロにされ
る。これは第1カウンタ、第2カウンタに対して回路9
4、95及び96、97によってそれぞれ実行される。
回路94、96はアンドゲートであり、一方回路95、
97は時間形成タイプである。RSフリップフロップ8
3はそのセット入力端子に回路92及び69によって遅
延された信号D及びFに入力が一致するオアゲート84
の出力を受け取る。フリップフロップ83はその他方の
入力端子に2個のアンドゲート77、81の出力を受け
取る。
コンバータ100の一方の入力端子とアナログデジタル
コンバータ102の一方の入力端子とを制御する。これ
らのコンバータ100、102の各他方の入力端子はそ
れぞれクロックH1、H2に各フリップフロップ10
1、103及び各傾斜波R1、R2を発生するための傾
斜波発生器105、107によって接続されている。各
フリップフロップ101、103はそれぞれ周期2Tの
信号S1、S2を発生させることを可能にする。アナロ
グデジタルコンバータの下流には、2個のメモリ11
0、112及び回路82によって制御されるスイッチン
グ回路106がある。
によって反射された光パルスの出射戻り経過時間の測定
を述べることが必要である。このために、出射された光
パルスの展開と受光された光パルスの展開とをそれぞれ
述べる図9a、9bが参照されるべきである。仮にdが
出射装置(すなわちマイクロレーザー)と対象との間の
距離であり、cが光速、tdが出射及び戻り経過時間で
あると、td=2d/cを得る。
パワーPrの比は、 Pr/Pe=kt・kd/d2 ここで、ktは大気透過率であり、kdは物質によって
生ぜしめられる散乱係数である。
36・snr)で与えられ、ここで、trはパルス発生
時間であり、snrは検出装置における信号ノイズ比で
ある。
ザー付き測距装置は、以上説明したように構成したの
で、短距離及び中間距離測定可能性(100m〜200
0m)、可能な限り一体の小型装置、スイッチング制御
を要求されない簡略化された電子光学回路、視覚安全基
準を満足すること、量産により低コストで製造可能とい
う条件を考慮に入れて作動可能で光パルス通過時間測定
原理で動作するレーザー測距装置を提供できる。
ック図である。
と二次ビームとに分割する装置の一例を示す図である。
の実施例を示す図であり、図3Aは吸収剤が1個でマイ
クロレンズアレイがない状態を示し、図3Bは吸収剤が
1個でマイクロレンズアレイがある状態を示している。
の実施例を示す図であり、図4Aは吸収剤が2個でマイ
クロレンズアレイがない状態を示し、図4Bは吸収剤が
2個でマイクロレンズアレイがある状態を示している。
測定原理のタイミング図である。
る。
定する他の方法を示す図である。
である。
ロレーザーによって出射された光パルスの時間展開図、
図9bは対象から反射されて装置に到着した光パルスの
時間展開図を示す。
Claims (12)
- 【請求項1】 光パルスの通過時間を測定する測定原理
で作動し、 受動スイッチングマイクロレーザーと、 対象から反射された光パルスを受光しかつ該光パルスの
受光時間を検出する手段と、 マイクロレーザーパルスの射出時間を検出する手段と、 マイクロレーザーパルス射出時間を反射ビーム受光時間
から分離して時間間隔を測定する手段とからなるマイク
ロレーザー付き測距装置。 - 【請求項2】 マイクロレーザーは固体活性媒体、飽和
吸収剤、入射ミラー、出射ミラーを有し、飽和吸収剤は
固体活性媒体に直接ディポジットされた薄い飽和吸収物
質層である請求項1に記載のマイクロレーザー付測距装
置。 - 【請求項3】固体活性媒体は、Y3Al5O12、LaMgA
l11O19、YVO4、Y2SiO5、YLiF4又はGdV
O4の中から選択された基質によって構成され、ネオジ
ウム(Nd)イオン、エルビウム(Er)イオン、ツリ
ウム(Tm)イオン、ホルミウム(Ho)イオンでドー
プされるか又はエルビウム及びイッテルビウム(Er+
Yb)イオンでコドープされるか又はツリウム及びホル
ミウム(Tm+Ho)イオンでコドープされている請求
項2に記載のマイクロレーザー付き測距装置。 - 【請求項4】 薄層がポリマー溶媒に溶解された有機染
料によって構成されている請求項2又は請求項3に記載
のマイクロレーザー付測距装置。 - 【請求項5】 有機染料がビス(4−ジエチルアミノジ
チオベンジル)ニッケル又はビス(4−ジメチルアミノ
ジチオベンジル)ニッケルから選択され、溶媒はポリメ
チルメタクリレート(PMMA)、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアセタート又はポリスチレンの溶液であ
ることを特徴とする請求項4に記載のマイクロレーザー
付き測距装置。 - 【請求項6】薄層が液相結晶成長法によって得られる請
求項2に記載のマイクロレーザー付測距装置。 - 【請求項7】 マイクロレーザーが第2の飽和吸収層を
有している請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記
載のマイクロレーザー付測距装置。 - 【請求項8】 マイクロレーザーがマイクロレンズ配列
を有している請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
記載のマイクロレーザー付測距装置。 - 【請求項9】 入射ミラーと出射ミラーとがダイクロイ
ックミラーである請求項2ないし請求項8のいずれか1
項に記載のマイクロレーザー付測距装置。 - 【請求項10】 マイクロレーザーのパルスの射出時間
を検出する手段を有し、該手段は、接合面で組み合わさ
れた複屈折性物質からなりかつマイクロレーザーパルス
の光路に設置された二個のプリズムを有し、光パルスが
一対のプリズムの一方に属する入射面に貫入するように
かつプリズムの他方に属する出射面を貫通するように配
置され、入射面及び出射面がマイクロレンズパルスの光
路に対して垂直に研磨された線形偏光子と、該線形偏光
子の出射面に平行に配置された四分の一波長板と、前記
パルスを、主パルスを形成するために透過される第1部
分と四分の一波長板と二次パルスを生ぜしめるための線
形偏光子とに向けて反射される第2部分とに分離するた
めに、四分の一波長板を通過する光パルスの光路に配置
された手段とからなり、前記線形偏光子は、線形偏光子
から射出された二次パルスをサンプルすることを可能に
するために、第3研磨面を有する請求項1ないし請求項
9のいずれか1項に記載のマイクロレーザー付測距装
置。 - 【請求項11】 マイクロレーザーパルス(信号D)の
射出時間を反射ビーム(信号F)の受光時間から分離す
るスロット測定手段は、 周期Tでパルスを供給する第1クロックと、 全期間Tで続けられかつスタート信号(D)とストップ
信号(F)との間に存在する第1クロックのパルスの数
を計数するデジタル回路と、 第1パルスからスタート信号(D)を分離する時間t1
を決定する一方、ストップ信号(F)の前に終わる第1
クロックの最終周期のエンドからストップ信号(F)を
分離する時間t2を決定し、得られたアナログデータを
デジタルデータに変換するアナログ回路と、 デジタル回路から供給されたデータとアナログ回路から
供給されかつ前もってデジタルデータに変換されたデー
タとに基づいて時間スロットの持続時間を決定する処理
回路と、 を有する請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記
載の装置。 - 【請求項12】 デジタル回路には第2クロック(H
2)が設けられ、そのパルスは第1クロック(H1)の
パルスと比較して位相がシフトされ、そのデジタル回路
は全期間Tで続けられかつスタート信号(D)とストッ
プ信号(F)との間で生じる第2クロックのパルスの数
を計数し、アナログ回路はスタート信号(D)とスター
ト信号(D)の後に始まる第2クロックの第1パルスの
スタートとを分離する時間を決定する一方、ストップ信
号(F)の前に終わる第2クロックの最終周期のエンド
からストップ信号(F)を分離する時間を決定し、前記
アナログ回路は得られたデータをデジタルデータに変換
可能であり、二つのクロック(H1、H2)の一方のう
ち実行されるカウントのどれが考慮に入れられるべきで
あるかを決定することが可能な手段を有し、その結果、
クロック周期カウントエラーに通じる曖昧状態を解消す
ることが可能である請求項11に記載の装置。
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