JPH08122126A - 液面検知装置 - Google Patents

液面検知装置

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Publication number
JPH08122126A
JPH08122126A JP6255744A JP25574494A JPH08122126A JP H08122126 A JPH08122126 A JP H08122126A JP 6255744 A JP6255744 A JP 6255744A JP 25574494 A JP25574494 A JP 25574494A JP H08122126 A JPH08122126 A JP H08122126A
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JP
Japan
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probe
liquid
liquid level
capacitance
signal
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Application number
JP6255744A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Shimizu
慶昭 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】分注動作に伴うプローブ挿入時における液体収
容容器の保持機構や収容容器自体等の周囲環境に起因し
た静電容量変化と、プローブと液体試料との間の静電容
量変化とを識別し、そのプローブと液体試料との間の静
電容量変化に基づいて正確に液体試料の液面を検知す
る。 【構成】サンプラ5により保持された液体収容容器4内
から液体を採取するプローブ2と、このプローブ2を保
持するアーム1とを備え、プローブ2を液体収容容器4
内へ挿入させていくときのプローブ2と液体との間の静
電容量変化を検知し、この検知結果に基づいて液体の液
面を検知するようにした液面検知装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動化学分析装置等に
おいて液体試料等の液面を検知する液面検知装置に係
り、特に、液体採取用プローブが液面に接触した時の静
電容量変化から液面を検知するようにした液面検知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】臨床用自動化学分析装置に適用される液
面検知装置においては、測定データ精度の一層の向上要
求に伴い、液体採取(分注)用プローブに液面検知機能
を付加させた構成が一般的になってきている。
【0003】このプローブの液面検知機能として、最近
では、静電容量を利用して当該プローブ自体を液面検知
用電極として用いるものが知られている。
【0004】この静電容量方式は、プローブと容器に収
容された液体試料との間の微小な静電容量変化を計測
し、プローブがその試料液面へ接触したときにその静電
容量変化が大きくなることを利用して試料液面を検知す
るものである。
【0005】このような静電容量方式においては、液体
試料の静電容量変化を電気信号変化に変換する必要があ
る。その変換方式の最近の例としては、特開P62−2
18818号公報や特開P63−259420号公報に
開示されたブリッジ回路方式が知られている。このブリ
ッジ回路方式は、プローブと液体試料との間の微小な静
電容量をその構成要素の一部としたブリッジ回路を備
え、前記静電容量変化をブリッジ回路の出力信号変化に
変換するものである。又、他の例としては、特開P02
−59619号公報に開示された微分回路方式等が知ら
れている。この微分回路方式は、プローブと液体試料と
の間の微小な静電容量に基づいて基準信号を微分する微
分回路を備え、前記静電容量変化を微分回路の出力信号
変化に変換するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した静電容量方式
では、プローブと液体試料との間の微小な静電容量を正
確に計測する必要がある。一方、プローブに接続された
ケーブルが有する浮遊容量は、装置筐体をはじめとする
周囲環境から大きな影響を受けることになる。
【0007】つまり、ケーブルが有する浮遊容量の値が
周囲環境に起因して液面検知動作中に変動すれば、静電
容量変化に基づく検知出力が変動し、液面検知機能の誤
動作を引き起こし兼ねない。
【0008】更に、ケーブルが有する浮遊容量の値自体
が装置毎に異なると検知感度が異なってくるため、その
ケーブルの引き回しや固定方法に細心の注意が要求され
る。
【0009】この浮遊容量の影響を軽減するため、前記
特開P63−259420号公報に開示されたブリッジ
回路方式では、ブリッジ回路の対向する接点に接続され
た一対のリード線を備え、このリード線の内一方をプロ
ーブに接続されるケーブルとし他方を開放状態としたこ
とにより、リード線の浮遊容量を相殺するようにしてい
る。
【0010】しかしながら、この場合でも、リード線の
引き回しの状態で浮遊容量の値が変化してしまうため、
検知感度に影響を与え十分な対策とはいえなかった。
【0011】一方、前述の特開P02−59619号公
報に開示された微分回路方式では、原理上前述のブリッ
ジ回路方式のようなケーブルの浮遊容量を相殺するよう
な構成をとることが難しく、有効な対策を講じることが
できなかった。
【0012】また、プローブの分注動作時には、プロー
ブが試料液面を検知するまで下降するが、この時、液体
収容容器の保持機構や収容容器自体の液体による濡れの
状態等がプローブの下降時にそのプローブに、上述した
プローブと液体試料との間の静電容量変化とは異なる静
電容量変化を与えていた。この液体収容容器の保持機構
や収容容器自体に起因した静電容量変化は、同一のプロ
ーブに生ずるため、プローブと液体試料との間の静電容
量変化と間違いやすく、液面検知機能の誤動作を引き起
こす場合があった。これは特に、真空採血管とか試薬容
器のような深さのある収容容器の場合に顕著である。こ
の問題については、上記何れの方式でも適切な対応を見
出だせないでいた。
【0013】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、ケーブルの引き回しによる浮
遊容量変化の影響を受けない液面検知装置を提供するこ
とである。
【0014】また、本発明の第2の目的は、分注動作に
伴うプローブ下降時における液体収容容器の保持機構や
収容容器自体等の周囲環境に起因した静電容量変化と、
プローブと液体試料との間の静電容量変化とを識別して
検知するプローブを備えた液面検知装置を提供するとと
もに、識別されたプローブと液体試料との間の静電容量
変化に基づいて正確に液体試料の液面を検知するように
した液面検知装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載した液面検知装置では、保持機構により
保持された液体収容容器内から液体を採取するプローブ
と、このプローブを保持するプローブ保持機構とを備
え、前記プローブを前記液体収容容器内へ挿入させてい
くときの当該プローブと前記液体との間の静電容量変化
を検知し、この検知結果に基づいて前記液体の液面を検
知するようにした液面検知装置において、前記プローブ
を、導電性のプローブ本体と、このプローブ本体の外周
に巻着された絶縁体と、この絶縁体に被覆された導電性
のプローブ外筒とにより形成するとともに、前記プロー
ブ本体の先端を前記プローブ外筒先端より突出させてい
る。
【0016】特に、請求項2に記載した液面検知装置で
は、保持機構により保持された液体収容容器内から液体
を採取するプローブと、このプローブを保持する保持機
構と、前記プローブを前記液体収容容器内へ挿入させて
いくときの当該プローブと前記液体の液面との間の静電
容量変化に基づく検知信号を整流及び閾値処理する信号
処理手段とを備え、この閾値処理の結果に基づいて前記
液体の液面を検知するようにした液面検知装置であっ
て、前記プローブを、導電性のプローブ本体と、このプ
ローブ本体の外周に巻着された絶縁体と、この絶縁体に
被覆された導電性のプローブ外筒とにより形成し、前記
プローブ本体の先端を前記プローブ外筒先端より突出さ
せる一方、前記プローブ本体及び前記プローブ外筒に個
別に接続された2つの第1及び第2の出力端子を有し、
且つ前記プローブ本体及び前記プローブ外筒が検知する
静電容量の変化を個別に電気信号に変換する変換手段
と、前記第2の出力端子に接続され且つ所定の静電容量
を有するバイアス手段と、前記第1及び第2の出力端子
に接続され、且つ前記変換手段により変換されたそれぞ
れの電気信号の差を演算して前記検知信号を形成する演
算手段とを備えている。
【0017】また、請求項3に記載した液面検知装置で
は、整流後の前記検知信号を所要の時定数で微分する微
分回路と、この微分回路により微分された信号の出力レ
ベルと予め設定された閾値レベルとを比較する比較回路
とを備えている。
【0018】さらにまた、請求項4に記載した液面検知
装置では、電磁的にシールドされた一対のケーブルを備
え、この一対のケーブルの内一方は前記プローブ本体と
前記変換手段の第1出力端子との間を接続し、他方は前
記プローブ外筒と前記変換手段の第2の出力端子との間
を接続している。
【0019】一方、上記目的を達成するため請求項5に
記載した液面検知装置では、液体収容容器内から液体を
採取するプローブと、前記プローブを前記液体収容容器
内へ挿入させていくときの当該プローブと前記液体との
間の静電容量変化を構成要素の一部とし、前記静電容量
変化に応じた電気信号を出力するブリッジ回路とを備
え、前記ブリッジ回路から出力された電気信号に基づい
て前記液体の液面を検知するようにした液面検知装置に
おいて、電磁的にシールドされた一対のケーブルを備
え、この一対のケーブルの内一方は、前記ブリッジ回路
の対向する2つの出力端子の一方と前記プローブとを接
続し、他方のケーブルは、その一端が前記ブリッジ回路
の対向する2つの出力端子の他方に接続される一方、そ
の他端は開放状態に保持されている。
【0020】
【作用】請求項1に記載した発明によれば、導電性のプ
ローブ本体の外周に絶縁体を介して導電性のプローブ外
筒が被覆されて液体採取用のプローブが形成されてい
る。つまり、プローブ外筒がプローブ本体を覆っている
構成のため、容器を保持した保持機構等の周囲環境に起
因した浮遊容量の影響は、プローブ本体ではなくプロー
ブ外筒に主に働く。
【0021】一方、プローブ本体の先端がプローブ外筒
先端より突出して形成されているため、そのプローブ本
体の先端が容器内の液体の液面に接触することになる。
つまり、プローブ本体と液体との間の静電容量変化を検
知しておけば、液体の液面とプローブ先端との接触によ
る静電容量の急激な変化に基づいて液面が検知できる。
【0022】このように、請求項1に記載した発明によ
れば、プローブと液体との間の静電容量変化と周囲環境
に起因した浮遊容量変化とを明確に識別することができ
る。
【0023】また、請求項2又は3に記載した発明で
は、プローブ本体に接続された第1の出力端子及びプロ
ーブ外筒に接続された第2の出力端子を有した変換手段
により、プローブ本体を介して第1の出力端子側に影響
を及ぼす浮遊容量変化、すなわち、プローブ本体と液体
との間の静電容量変化が電気信号(第1の電気信号)に
変換されるとともに、「プローブ外筒を介して第2の出
力端子側に影響を及ぼす浮遊容量変化、すなわち、周囲
環境に起因した浮遊容量変化+バイアス手段の所要の容
量値」が電気信号(第2の電気信号)に変換される。
【0024】第1の電気信号及び第2の電気信号は、演
算手段により差がとられ検知信号となる。この検知信号
は、信号処理手段の例えば整流回路により整流される。
【0025】ところで、プローブを液体収容容器内へ挿
入する前の初期状態においては、プローブ保持機構等に
起因した浮遊容量がブローブ本体へ影響を及ぼしている
ため、バイアス手段を第2の出力端子に接続しないと、
第1の電気信号の信号値が、第2の電気信号の信号値よ
り極端に大きくなってしまう。つまり、演算手段により
差(例えば、「第1の電気信号」−「第2の電気信
号」)がとられ、整流された後の信号(以下、センサ信
号という)の出力特性は、ある極性側(この場合では、
「第1の信号値>>第2の信号値」のため正極性側、以
下、正極性として説明する)に大きく変位したものとな
る(図1中Vx )。
【0026】このため、本発明では、第2の出力端子側
に、所要の容量値を有する例えばコンデンサ等のバイア
ス手段が設けられている。つまり、このバイアス手段に
より第2の出力端子側の容量が上昇するため、第2の電
気信号の値が上昇する。したがって、当該バイアス手段
の容量値を適宜に設定すれば、センサ信号の出力特性は
Vx から減少し、所望の値(バイアス値Vb )だけ正極
性側に変位するように設定することができる(図1参
照)。
【0027】このような状態で、採取プローブが液体収
容容器へ向けて移動していくと、液体収容容器の保持機
構等の周囲環境が引き起こす静電容量変化は導電体側に
作用するため、第2の出力端子側の静電容量が増加し、
第2の電気信号の信号値が上昇する。したがって、セン
サ信号は、バイアス値Vb から負極性側に変位していく
ことになる。
【0028】一方、このようにして得られたセンサ信号
は、信号処理手段の例えば微分回路に送られ、所要の時
定数により微分される。この微分された後の信号は、比
較回路に送られる。比較回路では、予め設定された閾値
レベルと送られた信号の出力レベルとが比較されてい
る。このとき、閾値レベルを、前記バイアス値に応じた
センサ信号の時間微分値の出力レベルより、正極性側に
若干高いレベルに設定しておくと、微分回路から送られ
てくる信号の出力レベルは、変換手段の出力がバイアス
値から減少していくため、閾値レベルを越えない。
【0029】プローブが移動が進むに伴って、周囲環境
に起因した浮遊容量の影響はゆるやかに増大していく。
そして、プローブが液体収容容器内に挿入したとき、そ
の周囲環境に起因した浮遊容量は急激に増大する。
【0030】このとき、その浮遊容量の影響による、例
えば整流回路及び微分回路を介して出力された信号のレ
ベルはスパイク状に変化するが、その極性は負極性のた
め、閾値を越えることはない。
【0031】そして、プローブの移動がさらに進み、当
該プローブ本体の先端が液面に接触すると、その接触と
同時に今度は逆にプローブ本体側(出力端子1側)の静
電容量が急激に増加し、第1の電気信号の信号値が急激
に上昇する。したがって、その静電容量の影響による、
例えば整流回路及び微分回路を介して出力される信号の
レベルは、負極性側から反対の正極性側へ急激なスパイ
ク状に変化するため、今度は閾値を越えることになる。
【0032】比較回路を、この閾値を越えたときのみ所
定の信号を出力するように設定しておき、この信号に基
づいて例えばLED等が点灯するように設定しておけ
ば、そのLEDの点灯によりプローブが液面に到達した
ことが分かり、液面が検知できる。
【0033】さらに、請求項4に記載した発明によれ
ば、電磁的にシールドされた一対のケーブルが備えら
れ、この一対のケーブルの内の一方によりプローブ本体
と変換手段の第1出力端子との間が接続され、他方によ
りプローブ外筒と変換手段の第2の出力端子との間が接
続されているため、変換手段からプローブまでの浮遊容
量の影響は、シールドされた一対のケーブルの固有の線
間容量だけとなり、その静電容量の値はケーブル長で決
められる。したがって、ケーブルの装着筐体上での引き
回しや取り付け方による周囲環境からの浮遊容量の影響
は無視される。
【0034】一方、請求項5に記載した発明によれば、
プローブと液体との間の静電容量変化を構成要素の一部
とし、その静電容量変化に応じた信号を出力するブリッ
ジ回路とプローブとの接続が電磁的にシールドされた一
対のケーブルで行なわれている。このとき、そのブリッ
ジ回路の対向する2つの出力端子の一方とプローブとが
一対のケーブルの内の一方により接続され、他方のケー
ブルは、その一端が前記平衡回路の対向する2つの出力
端子の他方に接続される一方、その他端は開放状態に保
持されている。このため、ブリッジ回路からプローブま
での浮遊容量の影響は、シールドされた一対のケーブル
の固有の線間容量だけとなり、その静電容量の値はケー
ブル長で決められる。したがって、ケーブルの装着筐体
上での引き回しや取り付け方による周囲環境からの浮遊
容量の影響は無視される。
【0035】
【実施例】以下、本発明に係る液面検知装置を備えた自
動化学分析装置の一実施例を図2〜図10を参照して説
明する。
【0036】図2は、本発明の液面検知装置を備えた自
動化学分析装置(以下、単に分析装置という)の一実施
例であり、煩雑さを避けるために図は主にサンプリング
動作に係る分析装置構成部分を中心に示している。すな
わち、この分析装置は、昇降及び回動可能なアーム1
と、このアーム1の先端に垂下されたサンプリングプロ
ーブ2と、このサンプリングプローブ2に接続された液
面検知装置本体3とを備えている。なお、このアーム
1、サンプリングプローブ2、及び液面検知装置本体3
とで液面検知装置を構成している。
【0037】また、分析装置は、試料を充填させた複数
のサンプル容器4と、このサンプル容器4を装置上から
見たとき円状に並べた状態で保持する円盤状のサンプラ
5とを備えている。
【0038】さらに、分析装置は、酵素反応等の生化学
反応をその中で行なう反応セル6と、この反応セル6を
装置上から見たとき円状に並べた状態で保持する円盤状
の反応ディスク7とを備えている。
【0039】サンプリングプローブ2は、図3に示すよ
うに、細径の中空円筒状のサンプリングプローブ本体2
aを金属性のプローブ外筒2bで被覆した構造になって
いる。以下、このサンプリングプローブ2の構造につい
て説明する。すなわち、試料吸入側先端部が針状に形成
された断面十字型のサンプリングプローブ本体2aの本
体部(先端の針状部を除いた部分)に、絶縁体である例
えば熱伸縮性チューブ2cを装着し、この熱伸縮性チュ
ーブ2cの上から金属性のプローブ外筒2bを被覆して
サンプリングプローブ2を形成している。つまり、プロ
ーブ本体2aとプローブ外筒2bとは熱伸縮性チューブ
2cを介して絶縁されている。
【0040】このサンプリングプローブ2は、当該アー
ム1の先端に形成された絶縁体1a部分を貫通した状態
で、図3に示すようにその絶縁体1a部分に固設されて
いる。また、プローブ本体2a及びプローブ外筒2bに
は、例えば網目構造の金属体(シールド部)Sに覆われ
る等して電磁的にシールドされたペア線(一対のケーブ
ル)(8a、8b)がそれぞれ接続されている。
【0041】そして、サンプリングプローブ2は、図示
しないアーム駆動部に基づくアーム1の回動に応じて、
サンプラ5と反応ディスク7との間で所定径の円弧軌道
を描くように回転可能になっている。また、同じくアー
ム駆動部に基づくアーム1の昇降に応じて、その円弧軌
道内において昇降(上下動)可能になっている。
【0042】また、サンプラ5は図示しないサンプラ駆
動部により回転可能になっているため、所定のサンプル
容器4aをサンプラ5の回転角度の制御によって試料吸
入位置Aに置くことが可能になっている。
【0043】さらに、反応ディスク7は、図示しない反
応ディスク駆動部により回転可能になっているため、所
定の反応管6aを反応ディスク7の回転角度の制御によ
って試料吐出位置Bに置くことが可能になっている。
【0044】ここで、分析装置全体の動作について説明
する。サンプラ5が駆動され、サンプル吸引位置Aに所
定の試料が収容されているサンプル容器4aが設定され
ると、ホームポジション(最上限位置)に位置したサン
プリングプローブ2は、試料吸入位置A上方まで回転
し、続いて試料液面を検知するまで下降する。試料液面
を検知するとプローブ2は下降を停止し、測定項目に応
じて予め定められた試料液量を図示しないシリンジによ
り吸引する。試料の吸引が終了すると、プローブ2は所
定位置まで上昇し、試料吐出位置B上方まで回転する。
試料吐出位置Bでプローブ2は所定距離下降した後、吸
引した所定量の試料をシリンジにより反応管6a内へ吐
出する。吐出が終了すると、プローブ2は再度上昇し、
次の試料吸引に備える。サンプリングプローブ2は、サ
イクル毎に以上の動作を繰り返すようになっている。
【0045】一方、液面検知装置本体3は、図4に示す
ように、角周波数ωの正弦波信号を発振するオシレータ
(発振器)9を備えている。このオシレータ9の出力側
には、ブリッジ回路10、計装アンプ11、整流回路1
2、低域濾波器13、比較回路14、フリップフロップ
(F/F)回路15、及びシステム制御部16が順次接
続されている。
【0046】ブリッジ回路10は、サンプリングプロー
ブ2と試料液面との間の浮遊容量をその構成要素の一部
としている。すなわち、ブリッジ回路10のグラウンド
を挟む両端子P1、P2の内、端子P1には前記サンプ
リングプローブ本体2aに接続されたケーブル8aが接
続され、また、端子P2には前記プローブ外筒2bに接
続されたケーブル8bが接続されている。さらに、その
端子8aは計装アンプ11の逆相端子と接続され、端子
8bは計装アンプ11の正相端子と接続されている。
【0047】さらにまた、端子P1(プローブ側ともい
う)には、端子P2側(プローブ外筒側ともいう)の電
位を端子P1側の電位に比べて所要量高く設定するため
の補償用容量17が接続されている。
【0048】ブリッジ回路10の両端子P1、P2間の
電位差(出力電圧;e2 −e1 )は、計装アンプ11に
より差動増幅された後、全波整流器12及び低周波濾波
器13を介して平均値(以下、センサ信号という)とし
て取り出されるようになっている。
【0049】ここで、ブリッジ回路10の等価回路を図
5に示す。図中Rはブリッジ抵抗、C0 はシールドされ
たペア線(8a、8b)に起因した静電容量、C2 はプ
ローブ本体2aとプローブ保持機構との間に起因した静
電容量、Cx はプローブ本体2aと試料液面との間の浮
遊容量、Cy はプローブ2下降時に主に生ずるサンプラ
等の周囲環境に起因した浮遊容量、そして、C1 は前記
補償用容量の値である。また、オシレータ9から印加さ
れる正弦波印加電圧をei 、ブリッジ回路10の両端子
P1、P2のそれぞれの電圧をe1 、e2 とする。
【0050】すなわち、サンプリングプローブ2を図3
に示す構成にしたため、サンプラ等の周囲環境に起因し
た浮遊容量は、主としてプローブ外筒2bに働くことに
なる。したがって等価回路上においては、この周囲環境
に起因した浮遊容量Cy は、ブリッジ回路10の端子P
2側(計装アンプ11の正相端子側)に接続されている
と見なすことができる。
【0051】また、図5の等価回路から明らかなよう
に、ブリッジ回路10とサンプリングプローブ2とを接
続する一対のケーブル(8a、8b)の固有容量はその
構成上同じ値C0 となり、ブリッジ回路10のグラウン
ドを挟む両端子P1、P2にそれぞれ接続されていると
みなすことができる。さらに、この1対のケーブル(8
a、8b)は、電磁的にシールドされているため、ブリ
ッジ回路10からサンプリングプローブ2までの浮遊容
量の影響は、シールドされた1対のケーブル(8a、8
b)の固有の線間容量だけとなり、その静電容量の値は
ケーブル長で定まる。したがって、ケーブルの装置筐体
上での引き回しや取り付け方による周囲環境からの浮遊
容量の影響は無視されることになる。
【0052】ここで、ブリッジ回路10での静電容量変
化とセンサ信号出力との関係を図6に示す。なお、横軸
は、ブリッジ端子P1側及びP2側の静電容量変化を示
し、縦軸は、その容量変化に対応するセンサ出力を示
す。
【0053】図6によれば、ブリッジ端子P1及びP2
が平衡状態(端子P1側及びP2側の静電容量変化が均
等)にあるときは、センサ信号出力が「0」になる。そ
して、端子P1側及びP2側の静電容量がそれぞれ増加
すると、センサ出力は、ブリッジ回路10の信号電圧が
全波整流されているので、平衡状態の「0」を中心に増
加する左右対称な出力変化になる。なお、図6の横軸
は、平衡状態より向かって右側が端子P1側(プローブ
側)の容量変化、向かって左側が端子P2側(プローブ
外筒側)の容量変化として表示されている。
【0054】一方、補償用容量17の値C1 は、サンプ
リングプローブ2が最上限位置(ホームポジション)に
位置したときに、ブリッジ回路10の初期状態を図5に
示す端子P2側(プローブ側)へ、そのC1 に基づく所
定量変位させる働きをするようになっている。つまり、
本構成では、もし補償用容量C1 を端子P1側へ接続し
ておかないと、プローブ本体2aとアーム1等のプロー
ブ保持部との間に起因した静電容量C2 (このC2 は数
pF程度であり、Cx に比べてはるかに大きい)の影響
により、「ブリッジ回路10の端子P1側の電位e1 <
<端子P2側の電位e2 」となる。この結果、センサ信
号の出力(「P2側の電位e2 −P1側の電位e1 」を
整流した信号)は、正極性側へ極端にシフトした状態に
なってしまう。したがって、静電容量C2 の値より少し
小さな所要の容量値を有する補償用容量C1 を端子P2
側へ接続することにより、P1側の電位を上昇させて静
電容量C2 の影響を補償している。この結果、図6に示
すように、センサ信号の出力値は、(C2 −C1 )に基
づく所要量「Vb 」だけ正極性側に変位する。
【0055】そして、センサ信号は、システム制御部1
6及び比較回路14に送られる。システム制御部16は
コンピュータ、メモリ、モニタ等を備え、送られたセン
サ信号に対し所定の処理が施された後、例えばモニタに
信号波形として表示されるようになっている。
【0056】一方、比較回路14は、送られたセンサ信
号を予め設定された閾値レベルと比較する機能を備えて
いる。ここで、本実施例における比較回路14の構成を
図7に示す。この比較回路14はコンパレータ18を備
え、このコンパレータ18の逆相端子には、コンデンサ
C、抵抗R1 を有し入力されるセンサ信号VS を時定数
CR1 に応じて微分する微分回路19が接続されてい
る。また、正相端子には、例えば5ボルトの電圧を抵抗
R2 、R3 により分圧する分圧回路20が接続されてい
る。
【0057】すなわち、この比較回路14によれば、時
定数CR1 に応じたセンサ信号VSの時間微分値(出力
電圧V1 )が、抵抗R2 、R3 を適宜に設定することに
より得られる分圧値(閾値)「V2 =5×R3 /(R2
+R3 )」を越えたかどうかをコンパレータ18で判断
している。
【0058】このコンパレータ18の判断の結果、「出
力電圧V1 >閾値V2 」の場合にのみ、F/F回路15
はオンになる。このとき、コンパレータ18から出力さ
れたTTL信号はF/F回路15を介してシステム制御
部16に送られる。システム制御部16は、コンパレー
タ18からTTL信号が送られると、例えばLEDを点
灯させる等の試料液面を検知した旨を表す処理を行な
う。この結果、前述したシリンジ等による試料吸引動作
が行なわれることになる。
【0059】そして、システム制御部16は、処理終了
後リセット信号Vr をF/F回路15に送って同F/F
回路15をオフとし、次の動作に備えるようになってい
る。
【0060】次に、液面検知処理に関する動作を中心と
した全体動作ついて説明する。
【0061】図8にサンプル吸引時の分析装置の関連ユ
ニット部分を示す。今、サンプラ5の試料吸入位置Aに
は、少量の検体(試薬)が入れられたサンプル容器4a
が設置されている。サンプル吸引動作時において、ホー
ムポジション(最上限位置)Hに位置したサンプリング
プローブ2は、試料吸入位置A上方まで回転する。
【0062】一方、図9に示すように、上述した容量C
2 及び補償容量C1 により、ホームポジションにおける
センサ出力は、プローブ側へ所要値シフトされたある値
Vb(バイアス値)となっている。
【0063】そして、サンプリングプローブ2は、試料
を吸引するために下降し始める。この下降に応じて、サ
ンプラ5の端面等の外部環境に起因した浮遊容量がプロ
ーブ2に影響を与えるが、本構成では、その影響はプロ
ーブ外筒2b側へ主として働く(図5におけるCy )。
そして、この浮遊容量Cy は、サンプラ5等に接近して
いくにつれて増加していく。
【0064】この浮遊容量Cy の発生・増加は、ブリッ
ジ端子P2側の静電容量の増加となり、P1側の電位e
1 が上昇するため、正極性側へシフトしていたセンサ出
力信号Vは、その静電容量の増加に応じてバイアス値V
b から減少していく(図9の実線に示す)。また、この
とき、微分回路19により得られたセンサ出力信号の変
化分であるコンパレータ18への入力信号V+ は、セン
サ出力の変化の割合に応じて負方向に緩かに変化してい
く(図10実線参照)。
【0065】続いてプローブ2が下降していき、そのプ
ローブ2先端部分がサンプラ端面に到達すると、サンプ
ラ5の端面等の外部環境に起因した浮遊容量Cy が大き
く増加する。この結果、センサ出力信号Vは大きく減少
し(図9実線参照)、また、コンパレータ18への入力
信号V+ は、センサ出力信号Vの大きな変化に対応して
負方向に大きくスパイク状に変化する(図10実線参
照)。
【0066】この後、プローブ2が下降していき、セン
サ出力信号Vは浮遊容量Cy の増加により減少してい
く。この結果、コンパレータ18への入力信号V+ も緩
かに減少していく。
【0067】そして、プローブ2の下降によりその先端
が液面に接触すると、浮遊容量Cxが急激に増大し、セ
ンサ出力信号Vは急激に増大する(図9実線参照)。こ
のとき、コンパレータ18への入力信号V+ は、センサ
出力信号Vの急激な増大に対応して、正方向に急激なス
パイク状変化を示す(図10実線参照)。
【0068】すなわち、閾値を所要の正の値に設定して
おき、上述したコンパレータ18への入力信号V+ が、
正方向に向けて急激なスパイク状に変化したときに当該
閾値を越えるように構成しておけば、プローブ2先端が
液面に接触したときに、コンパレータ18の判断に応じ
てF/F回路15がオンになる。この結果、コンパレー
タ17から出力されたTTL信号がシステム制御部16
に送られ、試料液面の検知処理が行なわれる。
【0069】一方、従来のプローブ構成による液面検知
動作では、図9及び図10に破線で示すように、サンプ
ラ端面等の外部環境に起因した静電容量変化は、プロー
ブ本体2側に影響してしまい、センサ出力信号及びコン
パレータ17の入力信号は、共に正方向への変化とな
る。したがって、図10に示すように、本実施例と同様
の閾値の設定条件では、プローブ2先端がサンプラ端面
に到達した時点で比較回路14の出力が閾値を越えてし
まい、装置は液面検知の誤動作を引き起こしてしまう。
また、この誤動作を避けるために、閾値を高く設定する
と、検知感度の低下を招いてしまう。
【0070】しかし、本構成の液面検知装置によれば、
検知感度の低下を招くことなしに周囲環境による静電容
量変化と液面検知に伴う静電容量変化を明確に識別する
ことができ、その周囲環境による静電容量変化による誤
動作を回避することができる。
【0071】なお、図11に示すように、特開平P63
−259420号公報に開示されたような、プローブを
通常の構成としたブリッジ回路方式において、ブリッジ
回路10とプローブ2Aとの接続線をシールドされたペ
ア線(一対のケーブル8A、8B)とすることもでき
る。すなわち、ブリッジ回路10の対向する接点(P
1、P2)にシールドされたペア線を用い、そのペア線
の内一方8Aをプローブ2Aに接続されるケーブルと
し、他方8Bを開放状態としている。
【0072】この結果、ブリッジ回路10からプローブ
2Aまでの浮遊容量の影響は、シールドされた1対のケ
ーブル(8A、8B)の固有の線間容量だけとなり、そ
の静電容量の値はケーブル長で定まる。したがって、ケ
ーブルの装置筐体上での引き回しや取り付け方による周
囲環境からの浮遊容量の影響は無視されることになる。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の液面
検知装置によれば、液体採取プローブを液体収容容器へ
挿入させていく際に、液体収容容器の保持機構等の周囲
環境に起因した浮遊容量の影響は主としてプローブ外筒
に働くため、その浮遊容量がプローブ本体に与える影響
は非常に小さくなる。したがって、プローブ本体に起因
した静電容量を、周囲環境に起因した浮遊容量と明確に
識別しながら正確に検知することができる。
【0074】また、請求項2又は3に記載した液面検知
装置によれば、プローブ本体及びプローブ外筒が検知す
る静電容量の変化に基づくそれぞれの電気信号の差をと
るとともに、その差信号に基づく整流後の信号が予めあ
る極性のバイアス値を有するようにしたため、プローブ
本体と液体試料との間の静電容量の増加による信号変化
と周囲環境に起因した浮遊容量の影響による信号変化と
が逆極性となる。
【0075】したがって、その極性の違いを利用した閾
値処理により、周囲環境に起因した浮遊容量の増加によ
る信号と、プローブ本体と液面との接触による静電容量
の増加に伴う信号とを明確に識別することができる。こ
の結果、液体収容容器の保持機構等の周囲環境に起因し
た浮遊容量に基づく誤動作を避け、正確に液面を検知す
ることができる。
【0076】さらに、請求項4又は5に記載した液面検
知装置によれば、変換手段(請求項4)あるいはブリッ
ジ回路(請求項5)からプローブまでの浮遊容量の影響
は、シールドされた一対のケーブルの固有の線間容量だ
けとなり、その静電容量の値はケーブル長で決められ
る。したがって、ケーブルの装着筐体上での引き回しや
取り付け方による周囲環境からの浮遊容量の影響は無視
することができ、より正確に液面を検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電容量変化とセンサ出力との関係を示すグラ
フ。
【図2】請求項1乃至請求項5記載の発明の実施例に係
る自動化学分析装置の概略構成を示すブロック図。
【図3】プローブの構造を示す断面図。
【図4】図2に示した自動化学分析装置における液面検
知装置の概略構成を示すブロック図。
【図5】ブリッジ回路の等価回路を示す図。
【図6】ブリッジ回路での静電容量変化とセンサ信号出
力との関係を示すグラフ。
【図7】比較回路の構成を示す図。
【図8】サンプル吸引時の分析装置の関連ユニット部分
を示す図。
【図9】プローブ先端の位置(高さ)に応じたセンサ出
力特性を示すグラフ。
【図10】プローブ先端の位置(高さ)に応じた比較回
路の出力特性を示すグラフ。
【図11】請求項5記載の発明に係る液面検知装置の概
略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 アーム 1a 絶縁体 2 プローブ 2a プローブ本体 2b プローブ外筒 2c 熱伸縮性チューブ 2A プローブ 3 液面検知装置本体 4 サンプル容器 5 サンプラ 6 反応セル 7 反応ディスク (8a、8b) ペア線 (8A、8B) ペア線 9 オシレータ 10 ブリッジ回路 11 計装アンプ 12 整流回路 13 低域濾波器 14 比較回路 15 F/F回路 16 システム制御部 17 補償容量 18 コンパレータ 19 微分回路 20 分圧回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持機構により保持された液体収容容器
    内から液体を採取するプローブと、このプローブを保持
    するプローブ保持機構とを備え、前記プローブを前記液
    体収容容器内へ挿入させていくときの当該プローブと前
    記液体との間の静電容量変化を検知し、この検知結果に
    基づいて前記液体の液面を検知するようにした液面検知
    装置において、前記プローブを、導電性のプローブ本体
    と、このプローブ本体の外周に巻着された絶縁体と、こ
    の絶縁体に被覆された導電性のプローブ外筒とにより形
    成するとともに、前記プローブ本体の先端を前記プロー
    ブ外筒先端より突出させたことを特徴とする液面検知装
    置。
  2. 【請求項2】 保持機構により保持された液体収容容器
    内から液体を採取するプローブと、このプローブを保持
    するプローブ保持機構と、前記プローブを前記液体収容
    容器内へ挿入させていくときの当該プローブと前記液体
    の液面との間の静電容量変化に基づく検知信号を整流及
    び閾値処理する信号処理手段とを備え、この閾値処理の
    結果に基づいて前記液体の液面を検知するようにした液
    面検知装置であって、前記プローブを、導電性のプロー
    ブ本体と、このプローブ本体の外周に巻着された絶縁体
    と、この絶縁体に被覆された導電性のプローブ外筒とに
    より形成し、前記プローブ本体の先端を前記プローブ外
    筒先端より突出させる一方、前記プローブ本体及び前記
    プローブ外筒に個別に接続された2つの第1及び第2の
    出力端子を有し、且つ前記プローブ本体及び前記プロー
    ブ外筒が検知する静電容量の変化を電気信号に変換する
    変換手段と、前記第2の出力端子に接続され、且つ所要
    の容量値を有するバイアス手段と、前記第1及び第2の
    出力端子に接続され、且つ前記変換手段により変換され
    たそれぞれの電気信号の差を演算して前記検知信号を形
    成する演算手段とを備えたことを特徴とする液面検知装
    置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記検知信号を整
    流する整流回路と、この整流回路により整流された整流
    信号を所要の時定数で微分する微分回路と、この微分回
    路により微分された信号の出力レベルと予め設定された
    閾値レベルとを比較する比較回路とを備えた請求項2記
    載の液面検知装置。
  4. 【請求項4】 電磁的にシールドされた一対のケーブル
    を備え、この一対のケーブルの内一方は前記プローブ本
    体と前記変換手段の第1出力端子との間を接続し、他方
    は前記プローブ外筒と前記変換手段の第2の出力端子と
    の間を接続した請求項1,2,又は3記載の液面検知装
    置。
  5. 【請求項5】 液体収容容器内から液体を採取するプロ
    ーブと、前記プローブを前記液体収容容器内へ挿入させ
    ていくときの当該プローブと前記液体との間の静電容量
    変化を構成要素の一部とし、前記静電容量変化に応じた
    電気信号を出力するブリッジ回路とを備え、前記ブリッ
    ジ回路から出力された電気信号に基づいて前記液体の液
    面を検知するようにした液面検知装置において、電磁的
    にシールドされた一対のケーブルを備え、この一対のケ
    ーブルの内一方は、前記ブリッジ回路の対向する2つの
    出力端子の一方と前記プローブとを接続し、他方のケー
    ブルは、その一端が前記ブリッジ回路の対向する2つの
    出力端子の他方に接続される一方、その他端は開放状態
    に保持されたことを特徴とする液面検知装置。
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