JPH08121955A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、簡単で安価な構造であり、貯蔵室の
温度変動に敏感に対応する事のできる温度調節機能を有
する冷蔵庫を供給することを目的とする。 【構成】貯蔵室が中仕切り壁３により冷凍室４及び冷蔵
室５に区画され、冷凍室４後方部には冷却器６及びファ
ン８が設置されており、冷気がファン８の回転により強
制的に循環し、冷蔵室５に設置したサーモスタットで貯
蔵室内温度を調節する冷蔵庫において、戻り冷気ダクト
下部にサーモスタットの感熱部１１を固定したケース１
２を設置し、かつケース背面壁と内箱の背面部で吸込通
風路１５を形成し、この吸込通風路１５に流入する戻り
冷気の温度をサーモスタットの感熱部１１で感知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に係り、特に貯
蔵室内温度の安定化、更には、冷凍室内の着霜防止に有
利な構造を備えた冷蔵庫に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の冷蔵庫は、例えば、特開平３−１
３７４５号公報の中で従来技術として示されているもの
があるが、その基本的な構造について図１０ないし図１
１を参照して説明する。

【０００３】図１１に示す冷蔵庫本体は、外箱１、内箱
１３およびこれら両箱間に充填された断熱材２で構成さ
れ、中仕切り壁３によって内箱１３上部に冷凍室４、下
部に冷蔵室５が区画形成されている。

【０００４】図１０に、図１１のＡ−Ａ線に沿った縦断
面図を示す。

【０００５】冷却器６で熱交換され低温になった冷気は
ファン８の回転により、吐出口２１から冷凍室４に吐出
され、冷凍室４内を循環、冷却し、吸込口２２から冷却
器６に戻る。

【０００６】一方、冷気ダクト１０を通り吐出口９から
冷蔵室５内に吐出された冷気は、５の冷蔵室内を循環し
て冷蔵室５を冷却し、吸込口１３から冷却器６に戻る。

【０００７】また、冷蔵室５の冷気循環量を調整するた
めにダンパーサーモ２３が冷蔵室５の吐出口９に設置さ
れ、吐出口９の下部にはサーモスタット１１Ａ、及びそ
の感熱部１１が併設されている。このサーモスタット感
熱部１１が感知した温度により冷蔵室５内の温度を調節
する構造となっている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷蔵庫の貯
蔵室温度調節構造では、 １．冷蔵室内の温度を感知するサーモスタットの感熱部
が、冷蔵室冷気吐出口近くに設置されていた。従って、
前記冷気吐出口付近の温度は庫内全体の温度よりも低
く、また貯蔵室全体の温度上昇と比べ前記冷気吐出口付
近の温度上昇は遅れるため、貯蔵室全体の温度上昇をサ
ーモスタットが正しく感知することができなかった。

【０００９】２．サーモスタットの感熱部付近に食品が
置かれ、前記感熱部付近に冷気が滞ってしまった場合、
感熱部が庫内全体よりも低い温度を感知し、貯蔵室温度
が上昇してしまう。

【００１０】という問題があった。

【００１１】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、本発明の目的は、簡単で安価
な構造であるにも係わらず、貯蔵室の温度変動に敏感に
対応できる温度調節機能を有する冷蔵庫を提供すること
である。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る冷蔵庫の第一の発明の基本的な構成
は、貯蔵室が断熱壁により冷凍室、及び冷蔵室に区画さ
れ、前記冷凍室後方部には冷却器及びファンが設置され
ており、冷気が前記ファンの回転により強制的に循環さ
せられる冷蔵庫において、前記冷蔵室室内を循環した冷
気を冷却器室へ戻す通路であるもどり冷気ダクトを冷蔵
室背面上部に設け、前記もどり冷気ダクト下部にサーモ
スタット感熱管装着部を有したケースを設置し、内箱と
前記ケースの背面壁で吸込通風路を形成し、前記ケース
底面部の前記サーモスタットの感熱管装着部の下部に冷
気通風スリットを設けたものである。

【００１３】さらに、上記目的を達成するために、第二
の発明に係る冷蔵庫の構造は、上記の冷蔵庫において、
前記ケースの背面壁と前記サーモスタットの感熱管装着
部との間に仕切壁を設け、前記ケースの背面壁と前記仕
切壁との間に空洞部を形成した。

【００１４】また、上記目的を達成するために、第三の
発明に係る冷蔵庫の構成は、第一の発明に係る冷蔵庫に
おいて、ケース背面上部に冷気通風路を設けたものであ
る。また、上記目的を達成するために、第四の発明に係
る冷蔵庫の構成は、第一の発明に係る冷蔵庫において、
前記ケース背面上部に前方に向かって立ち上がる斜板を
有する冷気通風スリットを設けたものである。

【００１５】さらに、上記目的を達成するために、第五
の発明に係る冷蔵庫の構成は、第一の発明に係る冷蔵庫
において、前記吸込通風路の戻り冷気流入口面積を冷却
器室への戻り冷気ダクト面積よりも狭くする突起部を内
箱背面に設けたものである。

【００１６】また、上記目的を達成するために、第六の
発明に係る冷蔵庫の構成は、第一の発明に係る冷蔵庫に
おいて、吸込通風路を形成するケース背面壁に断熱シー
トを貼付したものである。

【００１７】さらに、上記目的を達成するために、第七
の発明に係る冷蔵庫の構成は、第一の発明に係る冷蔵庫
において、前記吸込通風路に、前記ケース背面壁との間
に空気室を形成するような下側に開口を有する筒状壁を
設けたものである。

【００１８】

【作用】上記技術的手段による働きは次のとおりであ
る。

【００１９】まず第一の発明の技術的手段による働きを
説明する。

【００２０】従来のサーモスタットの感熱部の設置位置
に対し、本発明では、サーモスタット感熱部は冷気吐出
口から離れた戻り冷気ダクト下部に設置されており、か
つ吸込通風路に隣接して設置されているので、食品収納
の有無にかかわらず前記感熱部付近に冷気が滞留しな
い。また、前記感熱部が感知する温度が貯蔵室内で一番
高い戻り冷気の温度であるため、貯蔵室の温度上昇を敏
感に感知することができる。

【００２１】第二の発明の技術的手段による働きを説明
する。冷気ダクト下部は、冷気循環用ファンが停止する
と、冷却器より戻り冷気ダクトを通じて冷蔵室に落下流
入する、逆流戻り冷気によりケースが冷やされる場合が
あるが、前述のケース背面壁とサーモスタット感熱部の
間は仕切り壁により形成された空洞部を有しており、空
洞部の空気断熱作用により、前記サーモスタット感熱部
の冷却作用が緩和されるものである。

【００２２】次に、第三の発明の技術的手段による働き
を説明する。ケース背面上部に冷気通風路を設けること
で、ケース底面部に設けられたスリットから、冷蔵室を
冷却した戻り冷気がケース内に流入し、ケース背面上部
の冷気通風路からケース外に流出する。前記感熱管はケ
ース内に流入した戻り冷気の温度だけを感知することが
できるので、正しい貯蔵室内の温度感知を行なうことが
できるものである。

【００２３】次に、第四の発明の技術的手段による働き
を説明する。スリット部に設けられた斜板により、逆流
戻り冷気がケース内に侵入するのを防ぐことができる。

【００２４】さらに、第五の発明の技術的手段による働
きを説明する。これは戻り冷気流入口に突起部を設け、
戻り冷気流入口の通風抵抗が増大したことにより、ケー
ス底面部のスリットからケース内に流入する戻り冷気の
量を増大することにより正しい戻り冷気の温度感知がで
きるものである。

【００２５】次に、第六の発明の技術的手段による働き
を説明すると、ケース背面壁に貼付られた断熱シートに
より、逆流戻り冷気がケースを冷却するのを防ぐことが
できるので、サーモスタットが正しい温度感知を行なう
ことができるものである。

【００２６】最後に、第七の発明の技術的手段による働
きを説明すると、ケース背面壁に設けられた筒状壁内の
空気の空気断熱作用により第六の発明と同様の効果を得
ることができるものである。

【００２７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１より図９を参照
して説明する。

【００２８】図２は、本発明の一実施例における戻り冷
気ダクトおよびサーモスタットの感熱部を有するケース
を組み込んだ冷蔵庫の要部正面図、図１は図２のＡ−Ａ
線に沿った断面図である。１は冷蔵庫の外箱、２は断熱
壁である。冷蔵庫内部は３の中仕切り壁により、冷凍室
４と冷蔵室５に区画されている。冷凍室４の背面部には
冷却器６を収納する冷却器室７が設置されている。

【００２９】冷却器６で熱交換され低温になった冷気
は、ファン８により４の冷凍室内を循環すると同時に、
９の冷気ダクト吐出口から５の冷蔵室内に吐出される。
吐出された冷気は冷蔵室５の中を対流循環し、冷蔵室５
内を冷却した後、１０の戻り冷気ダクトを通り冷却器６
に戻る。

【００３０】戻り冷気ダクト１０の下部にはサーモスタ
ット感熱部１１の装着部１２Ａを有するケース１２が設
置されている。ケース１２は戻り冷気ダクト１０の戻り
冷気吸込口１０Ａよりも前面に設置されており、ケース
１２の背面壁１３と内箱１４の背面部との間には、吸込
通風路１５が形成されている。

【００３１】図３は、戻り冷気ダクト１０、内箱１３、
吸込通風路１５、ケース１２、およびサーモスタットの
感熱部１１から構成される部分を詳細に示したものであ
る。

【００３２】ケース１２の底面には、サーモスタットの
感熱部１１が固定されている。前記感熱管装着部１２Ａ
の下にはスリット１２Ｂが設けられており、前記戻り冷
気は吸込通風路１５に流入すると同時に、スリット１２
Ｂを通過しサーモスタット感熱部１１を冷却する。サー
モスタット感熱部１１は前記戻り冷気の温度を感知し、
冷蔵室５内の温度を設定温度に調整する。

【００３３】上記の通り、サーモスタット感熱部１１は
戻り冷気ダクト１０の下部に設置されているため、冷気
吐出口９から流入した冷気が直接当ることはない。また
サーモスタット感熱部１１は前記したファン８の回転に
より、負圧となる冷却器室７に連通した戻り冷気ダクト
１０に隣接して配置されているので、食品の有無にかか
わらず前記サーモスタットの感熱部１１付近に冷気が滞
留せず、正しい温度を感知することができる。

【００３４】図４は、本発明の第２の実施例における、
戻り冷気ダクト下部詳細図である。

【００３５】図４に示す戻り冷気ダクト１０の下部には
図３と同様に、サーモスタット感熱部１１が固定された
ケース１２が設置されている。図４に示すようにサーモ
スタット感熱管装着部１２Ａとケース背面壁１３の間に
は仕切り壁１６が設けられていて、背面壁１３と仕切り
壁１６の間に空洞部１７を有している。サーモスタット
（図には未記入）の動作により、圧縮機１８、およびフ
ァン８が停止し、冷蔵室５内の対流が止まると、冷却器
６によって冷された冷気が、戻り冷気ダクト１０を通じ
て、冷却器室７から冷蔵室５に落下流入する。その際、
ケース１２の背面壁１３が前記逆流冷気により冷却され
るが、前記空洞部１７の空気断熱作用により、前記サー
モスタット感熱部１１の冷却作用を緩和することができ
る。

【００３６】さらに、空洞部１７の下部にスリット１２
Ｃを設けると、背面壁１３からの熱伝達により冷却され
た冷気、及び背面壁１３に付着した水滴をケース１２の
外に逃がすことができる。

【００３７】図５は、本発明の第３の実施例における、
戻り冷気ダクト下部詳細図である。

【００３８】図５に示す戻りダクト１０の下部には図３
と同様に、サーモスタットの感熱部１１が固定されたケ
ース１２が設置されている。図５に示すように、ケース
１２の背面上部、中仕切り壁３とケース１２の間には冷
気通風路１３Ａが設けられている。前記戻り冷気は吸込
通風路１５に流入すると同時に、スリット１２Ｂからケ
ース１２内にも流入する。ケース１２内に流入した戻り
冷気はケース１２内を通過し、冷気通風路１３Ａからケ
ース１２の外に出て戻り冷気ダクト１０に流入する。サ
ーモスタット感熱部１１は、前記ケース１２に流入した
戻り冷気の温度を感知し、前述のように貯蔵室内の温度
を設定温度に調整する。

【００３９】図６は、本発明の第４の実施例における、
戻り冷気ダクト下部詳細図である。

【００４０】図６に示す冷気ダクト１０の下部には図３
と同様に、サーモスタットの感熱部１１が固定されたケ
ース１２が設置されている。図６に示すように、ケース
１２の背面上部には前面に向かって立ち上がる斜板を有
するスリット１３Ｂが設けられている。尚、スリット１
３Ｂの斜板後端は戻り冷気吸込口１０Ａよりも前面側に
配設している。前述した圧縮機１８、およびファン８の
停止時に冷却器６から冷気が逆流した場合においても、
本構成によれば、逆流冷気が斜板を有するスリット１３
Ｂの斜板により、サーモスタットの感熱部１１を固定す
るケース１２内に流入するのを防止できる。

【００４１】また、前述のように冷却器６から戻り冷気
ダクトを通り冷気が逆流すると、冷蔵室５に流れ込む
が、図５に示す通り、戻り冷気吸込口１０Ａは冷気通風
路１３Ａの下端よりも下部に配置しており、温度が低く
重い冷気は下に落ち、ケース１２内には逆流戻り冷気は
流入しないので、サーモスタットの感熱部１１は正しい
温度を感知することができる。

【００４２】図７は、本発明の第５の実施例における、
戻り冷気ダクト下部詳細図である。

【００４３】図７に示す戻り冷気ダクト１０の下部には
図３と同様に、サーモスタットの感熱部１１が固定され
たケース１２が設置されている。前記の吸込通風路１５
は、ケース背面壁１３と内箱１４の背面部より形成され
ているが、吸込通風路１５の戻り冷気ダクト面積よりも
狭くする突起１４Ａが内箱１４の背面部に設置されてい
る。この突起１４Ａにより戻り冷気流入口１５Ａの通風
抵抗の調整ができ、吸込通風路１５に流入する風量とス
リット１２Ｂからケース１２内に流入する吸込風量を設
定量に調節することが容易にできる。従って、サーモス
タットの感熱部１１の温度感知を正しく設定できる。

【００４４】図８は、本発明の第６の実施例における、
戻り冷気ダクト下部詳細図である。図８に示す戻り冷気
ダクト１０の下部には図３と同様に、サーモスタットの
感熱部１１が固定されたケース１２が設置されている。
図８に示すように、ケース背面壁１３には全面にわたり
断熱シート１９が貼付されている。前述のように、冷却
器６から戻り冷気が逆流すると、ケース１２自体が前記
逆流戻り冷気により冷却され、ケース１２内の空気温度
が低下するが、前記の断熱シート１９がケース１２に直
接逆流冷気が当るのを防ぐため、ケース１２の冷却を防
止でき、感知温度の誤差を小さくすることができる。

【００４５】図９は、本発明の第七実施例における、戻
り冷気ダクト詳細図である。

【００４６】図９に示す戻り冷気ダクト１０の下部には
図３と同様に、サーモスタットの感熱部１１が固定され
たケース１２が設置されている。図９に示すように、吸
込通風路１５を形成するケース背面壁１３とサーモスタ
ット感熱管装着部１２Ａの間に下側に開口を有する筒状
壁２０が設けられている。前述のように、冷却器６から
の逆流戻り冷気により背面壁１３は冷却されるが、筒状
壁２０内の空気の空気断熱作用により、ケース１２内の
空気の冷却作用を防止することができる。

【００４７】また、背面壁１３が冷却されることによる
背面壁１３からの熱伝導により、サーモスタット感熱管
装着部１２Ａが冷される恐れがあるが、前記したように
筒状壁２０を介しての熱伝導であり、縁面距離が長いた
めサーモスタット感熱部１１の冷却を防止でき、感知温
度の誤差を小さくできるものである。

【００４８】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば簡単で安価な構造でありながら、貯蔵庫の温度変動
に敏感に対応することができるとともに、圧縮機、ファ
ン停止時等における冷蔵庫内の逆流冷気よる温度調節設
定の誤動作も防止できる、正確な温度調節機能を有する
冷蔵庫を供給することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における要部断面図である。

【図２】本発明の一実施例における要部正面図である。

【図３】本発明の一実施例における要部詳細図である。

【図４】本発明の他の実施例における要部詳細図であ
る。

【図５】本発明の他の実施例における要部詳細図であ
る。

【図６】本発明の他の実施例における要部詳細図であ
る。

【図７】本発明の他の実施例における要部詳細図であ
る。

【図８】本発明の他の実施例における要部詳細図であ
る。

【図９】本発明の他の実施例における要部詳細図であ
る。

【図１０】本発明の従来の例における要部断面図であ
る。

【図１１】本発明の従来の例における要部正面図であ
る。

【符号の説明】 １…外箱、 ２…断熱壁、 ３…中仕切り壁、 ４…冷凍室、 ５…冷蔵室、 ６…冷却器、 ７…冷却器室、 ８…ファン、 ９…冷気ダクト、 １０…戻り冷気ダクト、 １０Ａ…戻り冷気吸込口、 １１…サーモスタットの感熱部、 １１Ａ…サーモスタット、 １２…ケース、 １２Ａ…感熱管装着部、 １２Ｂ…スリット、 １３…ケース背面壁、 １３Ａ…冷気通風路、 １３Ｂ…スリット、 １４…内箱、 １４Ａ…内箱背面突起、 １５…吸込通風路、 １５Ａ…戻り冷気通風口、 １６…仕切り壁、 １７…空洞部、 １８…圧縮機、 １９…断熱シート、 ２０…筒状壁、 ２１…冷凍室冷気吐出口、 ２２…冷凍室冷気吸込口、 ２３…ダンパーサーモ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤島 昇 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 松村 保之 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の ２株式会社日立栃木エレクトロニクス内

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】貯蔵室が断熱壁により冷凍室および冷蔵庫
   に区画され、前記冷凍室後方部の冷却器室には冷却器お
   よびファンが設置されており、冷気が前記ファンの回転
   により強制的に循環し、前記冷蔵室に設置したサーモス
   タットで貯蔵室内温度を調節する冷蔵庫において、前記
   冷蔵庫の冷却器室への戻り冷気ダクト下部に前記サーモ
   スタットの感熱管装着部を有したケースを設置し、前記
   ケースの背面壁と内箱背面部で吸込通風路を形成すると
   ともに、前記ケース底面部の前記サーモスタットの感熱
   管装着部に冷気通風スリットを設けたことを特徴とする
   冷蔵庫。
2. 【請求項２】サーモスタットの感熱管装着部とケースの
   背面壁との間に仕切り壁を設け、前記ケースの背面壁と
   前記仕切り壁との間に空洞部を設けたことを特徴とする
   請求項１記載の冷蔵庫。
3. 【請求項３】ケースの背面上部の冷却器室への戻り冷気
   ダクト入口より高い位置に冷気通風路を設けたことを特
   徴とする請求項１記載の冷蔵庫。
4. 【請求項４】ケースの背面上部に前方に向かって立ち上
   がる斜板を有する冷気通風路スリットを設けたことを特
   徴とする請求項１記載の冷蔵庫。
5. 【請求項５】ケースの背面壁と内箱背面部で形成する吸
   込通風路の戻り冷気流入口面積を冷却器室への戻り冷気
   ダクト面積より狭くする突起部を内箱背面部に設けたこ
   とを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。
6. 【請求項６】吸込通風路を形成するケースの背面壁に断
   熱シートを貼付したことを特徴とする請求項１記載の冷
   蔵庫。
7. 【請求項７】吸込通風路を形成するケースの背面壁と、
   サーモスタットの感熱管装着部との間に、下側に開口を
   有する筒状壁を設けたことを特徴とする請求項１記載の
   冷蔵庫。