JPH08120954A - 基礎を兼ねる部屋を構築した建築物 - Google Patents

基礎を兼ねる部屋を構築した建築物

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Publication number
JPH08120954A
JPH08120954A JP6262434A JP26243494A JPH08120954A JP H08120954 A JPH08120954 A JP H08120954A JP 6262434 A JP6262434 A JP 6262434A JP 26243494 A JP26243494 A JP 26243494A JP H08120954 A JPH08120954 A JP H08120954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
foundation
block
basement
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6262434A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tateno
野 孝 立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI KOMUTEN KK
KYUSHU TOYAMA KENSAN KK
Original Assignee
ASAHI KOMUTEN KK
KYUSHU TOYAMA KENSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAHI KOMUTEN KK, KYUSHU TOYAMA KENSAN KK filed Critical ASAHI KOMUTEN KK
Priority to JP6262434A priority Critical patent/JPH08120954A/ja
Publication of JPH08120954A publication Critical patent/JPH08120954A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 住宅等の各種の建築において基礎に相当する
部分を地下室としても利用できるようにした建築物を提
供すること。 【構成】 地面下に下端を埋設するプレキャスト製のブ
ロックを建屋の基礎に倣う配置として敷設固定し、これ
らのブロックによって包囲される空間を地面よりもレベ
ルが低い地下室として適用可能な部屋とし、基礎工と部
屋空間の創成とを同時に施工で可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型のブロックを用い
た建築物に係り、特に地下室として利用できると共に建
屋の全体の基礎にも兼用できるようにした建築物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建築物の主要材料として、木、コンクリ
ート、鉄骨等の各種材料が使用されており、このうち木
製は比較的コストが安くまた加工が容易であり、コンク
リート製は耐久性に富み、また鉄骨製は比較的工期が短
い等の利点がある。
【0003】近年これら建築物に対して、需要者のニー
ズの益々の多様化が進み、また、より一層の工期短縮が
要望されるようになった。
【0004】そこで、この対策の一つとして、タイル等
を貼り付けた壁面材を管理された工場で製作し、これを
現場に設けられた枠組に取り付ける工法が採用されてい
る。この工法によると、壁面材を現場にて製作する手間
や、コクリート製の場合でも養生の期間が不要となり、
ある程度の工期短縮に寄与することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなコンクリー
ト製の壁材を利用したり、居住空間を形成可能なブロッ
クによって構築したりする場合でも、建築工法の基本は
コンクリート基礎を打設した後に建屋を構築していくこ
とに変わりはない。したがって、工期の短縮化には各種
の分野での建築において限界がある。
【0006】一方、一般住宅等では、特別な場合を除い
ては地下室を設ける設計は殆ど行われていない。その理
由の一つとして、建築基準法等による規制があるため、
例えば採光の点等の設計上の制限から自由な間取り等へ
の展開ができないことが挙げられる。
【0007】このように、従来の住宅建築では、工期の
短縮と地下室の利用の面で不十分であり、倉庫等として
地下室を有効活用できるまでには至っていない。本発明
において解決すべき課題は、住宅等の各種の建築におい
て基礎に相当する部分を地下室としても利用できるよう
にした建築物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、地面下に下端
を埋設するプレキャスト製のブロックを建屋の基礎に倣
う配置として敷設固定し、これらのブロックによって包
囲される空間を地面よりもレベルが低い地下室として適
用可能な部屋としてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】ブロックの下端部を地面下に埋設することによ
って、これらのブロックを建屋の基礎として利用するこ
とができ、コンクリート打設基礎のように養生期間を必
要としない基礎工の施工が可能となる。
【0010】また、ブロックの配列によってこれらのブ
ロックにより形成される空間を半地下または地下の部屋
として利用することができ、基礎工と部屋空間の創成と
が同時に施工される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例である建築物の縦断
面図、図2は要部を拡大して示す縦断面図である。
【0012】図において、地面Gよりも高いレベルに建
屋Aが構築され、この建屋Aの全体は複数のブロック1
を基礎として支持されている。すなわち、敷地内に配置
する各ブロック1の上端を地面Gよりも高くしてその下
部を地中に埋没させ、上端レベルを一様にして従来の基
礎工と同様に建屋Aを構築する施工を行う。
【0013】図3はブロック1の単体を示す斜視図であ
り、このブロック1はプレキャスト処理したコンクリー
ト製である。そして、ブロック1の下端部には、地中に
埋没して安定保持される平板状のベース1aを形成する
と共に、このベース1aから垂直に立ち上げた壁部1b
を備える。また、壁部1bの上端面には、建屋A側の部
材の係合または適切な治具によって連結される逆U字状
のアンカー1cを設けている。
【0014】このようなブロック1において、壁部1b
はベース1aの端部ではなく中央に近い位置から直角に
立ち上げられているので、ベース1aを地中に埋設する
作業のときも壁部1bを鉛直姿勢に保持しながらの施工
が可能となり、施工がしやすくなる。
【0015】また、図4の(a)及び(b)に示すよう
に、ベース1aの幅方向の一端側を45度の面取り部1
d,1eとすることによって、ブロック1を直線状の配
置だけでなく直角に曲がるコーナを持つ配列とする施工
が可能である。無論、面取り部の角度を変えることによ
って、複数のブロック1によってたとえば正八角形やそ
の他の平面形状に構築することもできる。
【0016】ブロック1は、たとえば図5に示すよう
に、敷地B内に構築する建屋Aの基礎となるように配列
施工する。このとき、各ブロック1は図1に示すよう
に、ブロック1によって包囲された空間を部屋として利
用できるように配列する。そして、ブロック1は、同じ
大きさのものだけではなく、同図に示すように高さ寸法
が異なるものも用意しておき、包囲されるブロック1に
よって形成される部屋空間の大きさも必要に応じたもの
に設定できるようにする。
【0017】なお、図1において壁部1bを高くしたブ
ロック1の配列例を示す平面図を図6に示す。この例で
は、図4に示した面取り1d,1eに代えて、壁部1b
の側面も面取りすることによって、ブロック1の突き当
たり面全体が接触した状態に施工可能としている。
【0018】地中にベース1aを埋没させるようにして
施工されるブロック1は、図1に示すように地面G下に
予め施工した基礎工2にベース1aを載せて保持され、
レベルを設定して壁部1bを垂直姿勢に保持されるよう
に構築する。この構築は、先に述べたように建屋Aの基
礎となるように施工することは無論であり、たとえば図
5に示すようなブロック1の配置とすることで、これら
のブロック1によって包囲された空間を部屋として構築
することができる。
【0019】図2において、壁部1bを高くしたブロッ
ク1によって包囲された部屋3の内部には、ベース1a
レベルに打設したコンクリート床3aを施工しその上に
パネル3bを敷設することによって床面が形成される。
そして、部屋3の内壁はブロック1の壁部1b自身によ
って構築される。また、ブロック1が開放した部分に
は、開閉自在な移動パネル3cを設け、人の出入りやり
の部屋へ人が移動できるようにする。
【0020】また、同図において壁部1bが低いブロッ
ク1を含む部屋4は、その床部を打設コンクリート4a
によって形成し、周囲はブロック1によって包囲された
空間として創成される。
【0021】これらの部屋3,4等への出入りのため
に、たとえば図2に示すように建屋Aのフロアーと部屋
3との間に階段5を設ける。これにより、部屋4及びそ
れ以外の部屋への出入りは、この部屋3を中継点とする
ことによって可能である。
【0022】また、図5に示したように、建屋Aの基礎
となるように各ブロック1を配列施工し、アンカー1c
を利用してこれらのブロック1の上面に根太6を固定
し、鉄骨等の構築材6aをこの根太6に連結することに
よって、建屋Aの基礎部分を各ブロック1に連結するこ
とができる。
【0023】このように、ブロック1を建屋Aの基礎と
なるように配列し、この配列によって造られるブロック
1どうしによる空間を部屋3,4として利用でき、建屋
Aの基礎と地下室との両方の機能を十分に活用した構築
が可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明では、予め製作したブロックを建
屋の基礎となるように敷地に設置するに際し、これらの
ブロックによって構成される空間を半地下または地下の
部屋として構築することができ、建屋の基礎としてだけ
でなくブロックを建築体として有効に利用できる。
【0025】また、基礎の構築に際しては、従来工法の
ようにコンクリート打設のための仮枠の施工や打設後の
養生期間等が不要となり、工期の短縮及び経費の大幅な
節減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1に示す建築物の要部を拡大して示す縦断面
図である。
【図3】ブロックの斜視図である。
【図4】コーナー部に配置するブロックの斜視図であ
る。
【図5】敷地内のブロックの配置を示す概略平面図であ
る。
【図6】コーナー部を形成するブロックの配置を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 ブロック 1a ベース 1b 壁部 1c アンカー 2 基礎工 3 部屋 3a コンクリート床 3b パネル 4 部屋 4a 打設コンクリート 5 階段 6 根太 A 建屋 G 地面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面下に下端を埋設するプレキャスト製
    のブロックを建屋の基礎に倣う配置として敷設固定し、
    これらのブロックによって包囲される空間を地面よりも
    レベルが低い地下室として適用可能な部屋としてなる基
    礎を兼ねる部屋を構築した建築物。
JP6262434A 1994-10-26 1994-10-26 基礎を兼ねる部屋を構築した建築物 Pending JPH08120954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6262434A JPH08120954A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 基礎を兼ねる部屋を構築した建築物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6262434A JPH08120954A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 基礎を兼ねる部屋を構築した建築物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08120954A true JPH08120954A (ja) 1996-05-14

Family

ID=17375739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6262434A Pending JPH08120954A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 基礎を兼ねる部屋を構築した建築物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08120954A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6032421A (en) * 1996-11-28 2000-03-07 Yamada; Susumu Structural blocks for building a basement, block manufacturing method, block transporting method, and block installing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6032421A (en) * 1996-11-28 2000-03-07 Yamada; Susumu Structural blocks for building a basement, block manufacturing method, block transporting method, and block installing method

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