JPH08119828A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH08119828A
JPH08119828A JP27993494A JP27993494A JPH08119828A JP H08119828 A JPH08119828 A JP H08119828A JP 27993494 A JP27993494 A JP 27993494A JP 27993494 A JP27993494 A JP 27993494A JP H08119828 A JPH08119828 A JP H08119828A
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JP
Japan
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acid
cosmetic
dimethylammonio
ethylphosphoric
present
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Pending
Application number
JP27993494A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Tsubone
和幸 坪根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】皮膚、頭皮に適用してかゆみ、フケの発生を防
止する化粧料の提供。 【構成】有機酸及び有機酸塩による緩衝液中に2−(N
−アルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン
酸又は2−(N−アルケニル−N,N−ジメチルアンモ
ニオ)エチルリン酸を配合する化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料、詳しくは皮膚
及び頭皮に適用して主としてかゆみ、フケの発生を防止
する化粧料に関する。
【0002】
【従来技術】皮膚又は頭皮のかゆみ及びフケ等は、皮膚
又は頭皮に存在する細菌等により皮脂等が分解されて分
解物及び代謝物ができたり、該分解物及び代謝物に皮膚
又は頭皮が刺激されたりすること等に起因するものであ
る。そこで、抗菌効果を有する適当な薬剤によって上記
細菌の繁殖を防ぎ、細菌による皮脂の分解物及び代謝物
を少なくし、皮膚又は頭皮のかゆみ、フケ等を防ぐこと
が試みられており、抗菌効果を有するフケ防止剤等とし
ては、植物の精油あるいは生薬抽出成分を含有してなる
ものが知られている(特開昭59−88412号公報、
特開平5−301821号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フケ防止剤は、抗菌効果を有するものの、その効果は不
十分なものであり、しかもその効果の持続性に欠けるも
のであった。また、通常の抗菌剤は、上述のような皮膚
又は頭皮のかゆみ、フケ等の防止の目的で多量に用いる
と皮膚又は頭皮への刺激が強く、実用性に欠けるもので
あった。従って、本発明の目的は、皮膚又は頭皮への刺
激が少なく、かゆみ、フケに対する充分な防止効果を発
揮し、且つその効果の持続生に優れた化粧料を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、有機酸及び
有機酸塩による緩衝液中に2−(N−アルキル−N,N
−ジメチルアンモニオ)エチルリンを配合することを特
徴とする化粧料が、上記目的を達成するものであること
を知見し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、有
機酸及び有機酸塩による緩衝液中に2−(N−アルキル
−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン又は2−
(N−アルケニル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチ
ルリン酸を含有する化粧料を提供するものである。ま
た、本発明は、有機酸及び有機酸塩による緩衝液中に2
−(N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチ
ルリン又は2−(N−アルケニル−N,N−ジメチルア
ンモニオ)エチルリン酸を含有するとともに、pHが4
〜7である化粧料を提供するものである。
【0005】以下、本発明の化粧料について詳述する。
本発明の化粧料に含有される有機酸としては、たとえば
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等の直鎖脂肪
酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、フマル酸、マレイン酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グ
ルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;グリコ
ール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、α−オキシ酪
酸、グリセリン酸、タルトロン酸、リンゴ酸、酒石酸、
クエン酸、サリチル酸、没食子酸、マンデル酸、トロバ
酸、アスコルビン酸、グルコン酸等のオキシ酸;桂皮
酸、安息香酸、フェニル酸、ニコチン酸、カイニン酸、
ソルビン酸等が挙げられる。また、本発明の化粧料に含
有される有機酸塩としては、上記有機酸の塩が挙げら
れ、酢酸、クエン酸、乳酸、及びそれらのアルカリ金属
塩等が好ましく、乳酸又は乳酸ナトリウム、及びこれら
の組合せが特に好ましい。
【0006】上記有機酸及び有機酸塩は、本発明の化粧
料において、主に抗菌効果、保湿効果、緩衝作用等の機
能を発揮するもので、その含有量(上記有機酸及び有機
酸塩の合計含有量)は、本発明の化粧料の全組成中に好
ましくは0.01〜10重量%、更に好ましくは0.1
〜5重量%である。本発明の化粧料の液性は、通常pH
3〜7、特にpH4〜7.0の範囲とすることが好まし
い。上記緩衝液の緩衝能としては、pH4.0〜7.0
において20〜200mMであることが望ましい。
【0007】本発明の化粧料に含有される2−(N−ア
ルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸又
は2−(N−アルケニル−N,N−ジメチルアンモニ
オ)エチルリン酸は、アルキル基の炭素数が8〜22、
好ましくは12から18の範囲にあることが必要で、ま
たアルケニル基としてがオレイル基の場合も含まれる。
また、これらの化合物は特公平6−57714号公報に
よって公知の化合物であり、具体的には2−(N−ドデ
シル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸、2
−(N−テトラデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)
エチルリン酸、2−(N−ヘキサデシル−N,N−ジメ
チルアンモニオ)エチルリン酸、2−(N−オレイル−
N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸などを挙げ
ることができる。
【0008】本発明の化粧料において、上記2−(N−
アルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸
又は2−(N−アルケニル−N,N−ジメチルアンモニ
オ)エチルリン酸は、上記有機酸及び有機酸塩の存在下
に、かゆみ、フケの原因となる細菌の増殖を抑制するも
のでその含有量は、本発明の化粧料の全組成中に、好ま
しくは0.001〜25.0重量%であり更に好ましく
は0.005〜5重量%である。
【0009】本発明の化粧料は、通常、上記必須成分を
水及びエタノール等の水性溶媒に含有させて用いられ
る。上記水性溶媒としては、低級アルコールが好まし
く、その含有量は、本発明の化粧料の全組成中に、30
〜80重量%、さらに好ましくは40〜60重量%であ
る。本発明の化粧料には、上記必須成分の他に、通常の
化粧料が含有される成分、たとえば、油性基剤、エモリ
エント剤、ゲル化剤、各種乳化剤、防腐剤、酸化防止
剤、着色剤、湿潤剤、皮膜剤、増粘剤、血行促進剤、ビ
タミン類等を適宜配合することができる。
【0010】本発明の化粧料は、通常の化粧料と同様に
して製造することができる。たとえば、化粧水、乳液、
ヘアーローション、ヘアートニック、ヘアーリキッド、
シャンプー、リンス、養毛・育毛剤等として使用され、
必要に応じて加圧炭酸ガス等の噴射剤と共に容器に充填
して使用される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の化粧料の実施例を挙げ、本発
明を説明する。尚、かゆみの防止効果は、下記の通りの
パネラーの判定の平均値(パネラー数n=5)によって
判定した。 判定基準 評価 大変かゆみを感じる +2 かゆみを感じる +1 かゆみを感じない 0
【0012】実施例1 下記処方による本発明の化粧料(pH=6)を調製し
た。 (成分) (重量%) ・エタノール 60 ・乳酸/乳酸ナトリウム 4.5/1.6 ・2−(N−ヘキサデシル−N,N−ジメチル 0.1 アンモニオ)エチルリン酸 ・香料 0.2 ・POE(20)セチルエーテル 2.0 ・精製水 残余
【0013】比較例1 下記処方による化粧料(pH=6)を調製した。 (成分) (重量%) ・エタノール 60 ・2−(N−ヘキサデシル−N,N−ジメチル 0.1 アンモニオ)エチルリン酸 ・香料 0.2 ・POE(20)セチルエーテル 2.0 ・精製水 残余
【0014】実施例1と比較例1の各化粧料のかゆみ防
止効果を前述の評価試験に基づき評価した。その結果を
表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1の結果から実施例1の化粧料はと比較
例1のそれよりもかゆみ防止効果においてすぐれている
ことが分かる。
【0017】実施例2 下記処方に基づき、1N塩酸水溶液(あるいは1NNa
OH水溶液)を用いてpHが5、6、7、8である本発
明の化粧料4種類を調製した。 (成分) (重量%) ・エタノール 40 ・クエン酸/クエン酸ナトリウム 4.5/1.6 ・2−(N−オレイル−N,N−ジメチル 0.1 アンモニオ)エチルリン酸 ・香料 0.2 ・POE(20)硬化ヒマシ油 0.5 ・精製水 残余
【0018】
【表2】
【0019】表2の結果からpH4〜7に調整した実施
例2の化粧料のかゆみ防止効果がpH8以上のものより
もすぐれていることが分かる。
【0020】以上記載の通り、本発明は皮膚及び頭皮に
適用して主としてかゆみ、フケの発生を防止する化粧料
を提供することは明らかである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機酸及び有機酸塩による緩衝液中に2
    −(N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチ
    ルリン又は2−(N−アルケニル−N,N−ジメチルア
    ンモニオ)エチルリン酸を配合することを特徴とする化
    粧料。
  2. 【請求項2】 pHが4〜7であることを特徴とする請
    求項1の化粧料。
JP27993494A 1994-10-18 1994-10-18 化粧料 Pending JPH08119828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000057843A3 (en) * 1999-03-31 2001-01-18 Procter & Gamble Pre-moistened wipe with lotion to improve dispensing
JP2007131583A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Kao Corp スカルプケア剤
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CN107427429A (zh) * 2015-03-13 2017-12-01 株式会社Lg生活健康 具有pH缓冲系统的乳化化妆材料组合物

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