JPH08119349A - 錠剤ケース - Google Patents
錠剤ケースInfo
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- JPH08119349A JPH08119349A JP28130794A JP28130794A JPH08119349A JP H08119349 A JPH08119349 A JP H08119349A JP 28130794 A JP28130794 A JP 28130794A JP 28130794 A JP28130794 A JP 28130794A JP H08119349 A JPH08119349 A JP H08119349A
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- tablets
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/04—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills
- B65D83/0409—Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills the dispensing means being adapted for delivering one article, or a single dose, upon each actuation
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、錠剤を一粒ずつ確実に取り出
すこと。 【構成】 一方の端面に開口部を有するケース本体１
と、この開口部の内側に嵌合する錠剤取出し蓋１０とに
よって構成され、この錠剤取出し蓋１０は、表面側には
錠剤よりわずかに大きい透孔１２ｄが形成され、裏面側
であってこの表面側の透孔に対して所定角度ずれた位置
にも、錠剤よりもわずかに大きい透孔１６ｄが形成され
ている。表裏面の透孔１２ｄ，１６ｄは互いに連通して
いる。錠剤取出し蓋１０内には、移動可能に取り付けら
れ錠剤一粒を保持可能な保持孔１４ｄが形成された錠剤
保持部材１４が設けられている。この錠剤保持部材１４
の保持孔１４ｄが、各々上記表裏面の透孔１２ｄ，１６
ｄと対面している。錠剤取出し蓋１０は、さらにその裏
面側の透孔１６ｄに対面して錠剤ガイド部材１８を備え
る。
すこと。 【構成】 一方の端面に開口部を有するケース本体１
と、この開口部の内側に嵌合する錠剤取出し蓋１０とに
よって構成され、この錠剤取出し蓋１０は、表面側には
錠剤よりわずかに大きい透孔１２ｄが形成され、裏面側
であってこの表面側の透孔に対して所定角度ずれた位置
にも、錠剤よりもわずかに大きい透孔１６ｄが形成され
ている。表裏面の透孔１２ｄ，１６ｄは互いに連通して
いる。錠剤取出し蓋１０内には、移動可能に取り付けら
れ錠剤一粒を保持可能な保持孔１４ｄが形成された錠剤
保持部材１４が設けられている。この錠剤保持部材１４
の保持孔１４ｄが、各々上記表裏面の透孔１２ｄ，１６
ｄと対面している。錠剤取出し蓋１０は、さらにその裏
面側の透孔１６ｄに対面して錠剤ガイド部材１８を備え
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、錠剤を収容した容器
であって、錠剤を個別にケースから取出すことができる
錠剤ケースに関する。
であって、錠剤を個別にケースから取出すことができる
錠剤ケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般に、瓶等のケースに入った錠
剤を、その瓶から取り出すには、瓶の蓋をあけて、瓶を
逆さにして錠剤を手のひらにとるか、あるいは、瓶に直
接指をいれて錠剤を取り出していた。
剤を、その瓶から取り出すには、瓶の蓋をあけて、瓶を
逆さにして錠剤を手のひらにとるか、あるいは、瓶に直
接指をいれて錠剤を取り出していた。
【０００３】また、特開昭５２−１０５０８８号公報
や、特開昭５６−４５７３号公報に開示されているよう
に、ケース構造自体に錠剤をガイドする機構が設けられ
たものも提案されている。
や、特開昭５６−４５７３号公報に開示されているよう
に、ケース構造自体に錠剤をガイドする機構が設けられ
たものも提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の、瓶
を逆さにして手のひらにとる場合には、たとえば、１，
２錠だけを取り出したいときにも、瓶の開口部から一度
のたくさんの錠剤が一緒に出てき易いという問題があ
る。この場合、余分な錠剤は再び瓶の中に返すが、一旦
手のひらに錠剤が乗るので、この時に、これらの錠剤に
手の湿気や汚れが付着し、望ましいものではなかった。
また、病気の人や体の不自由な人にとっては、正確に所
定の数の錠剤を取り出すことは、非常に困難なものであ
った。さらに、瓶の中に直接指を入れて錠剤を取り出す
場合は、入れた指にたくさんの錠剤が触れ、上記と同様
の問題点がある。
を逆さにして手のひらにとる場合には、たとえば、１，
２錠だけを取り出したいときにも、瓶の開口部から一度
のたくさんの錠剤が一緒に出てき易いという問題があ
る。この場合、余分な錠剤は再び瓶の中に返すが、一旦
手のひらに錠剤が乗るので、この時に、これらの錠剤に
手の湿気や汚れが付着し、望ましいものではなかった。
また、病気の人や体の不自由な人にとっては、正確に所
定の数の錠剤を取り出すことは、非常に困難なものであ
った。さらに、瓶の中に直接指を入れて錠剤を取り出す
場合は、入れた指にたくさんの錠剤が触れ、上記と同様
の問題点がある。
【０００５】また、上記各公報に開示されたものは、ケ
ース構造自体に錠剤をガイドする機構が必要なものであ
り、専用のケースが必要であり、構造が複雑でコストも
高くなるという欠点がある。
ース構造自体に錠剤をガイドする機構が必要なものであ
り、専用のケースが必要であり、構造が複雑でコストも
高くなるという欠点がある。
【０００６】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、簡単な構造で、錠剤を一粒ずつ確
実に取り出すことができる錠剤ケースを提供することを
目的とする。
みてなされたもので、簡単な構造で、錠剤を一粒ずつ確
実に取り出すことができる錠剤ケースを提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の端面
に開口部を有するケース本体と、この開口部の内側に嵌
合する錠剤取出し蓋とによって構成され、この錠剤取出
し蓋は、円筒状等に形成されて内部に空間部を有し、表
面側には錠剤よりわずかに大きい透孔が形成され、裏面
側であってこの表面側の透孔に対して所定角度ずれた位
置にも、錠剤よりもわずかに大きい透孔が形成され、上
記表裏面の透孔は上記空間部により連通し、上記空間部
には上記空間内部を移動可能に取り付けられ錠剤一粒を
保持可能な保持孔が形成された錠剤保持部材が設けら
れ、この錠剤保持部材の保持孔が上記空間部内の移動端
部で各々上記表裏面の透孔と対面し、上記錠剤取出し蓋
は、さらにその裏面側の透孔に対面して錠剤のガイド部
材を備え、この錠剤のガイド部材には、錠剤を１列にし
て上記裏面側の透孔に導くガイド溝が形成され、このガ
イド溝の上記透孔と対面する箇所には上記透孔と対面す
るガイド溝の底部が設けられた錠剤ケースである。
に開口部を有するケース本体と、この開口部の内側に嵌
合する錠剤取出し蓋とによって構成され、この錠剤取出
し蓋は、円筒状等に形成されて内部に空間部を有し、表
面側には錠剤よりわずかに大きい透孔が形成され、裏面
側であってこの表面側の透孔に対して所定角度ずれた位
置にも、錠剤よりもわずかに大きい透孔が形成され、上
記表裏面の透孔は上記空間部により連通し、上記空間部
には上記空間内部を移動可能に取り付けられ錠剤一粒を
保持可能な保持孔が形成された錠剤保持部材が設けら
れ、この錠剤保持部材の保持孔が上記空間部内の移動端
部で各々上記表裏面の透孔と対面し、上記錠剤取出し蓋
は、さらにその裏面側の透孔に対面して錠剤のガイド部
材を備え、この錠剤のガイド部材には、錠剤を１列にし
て上記裏面側の透孔に導くガイド溝が形成され、このガ
イド溝の上記透孔と対面する箇所には上記透孔と対面す
るガイド溝の底部が設けられた錠剤ケースである。
【０００８】さらに、上記回動部材は、上記錠剤取出し
蓋の外側蓋部材内に回動自在に収容され、偏心した重り
が取り付けられ、この重りが下方に位置することによ
り、上記外側蓋部材の開口部が下方に位置した際に上記
回転部材の透孔が対面し、上記裏面側の上記透孔が下方
に位置した際に際に上記回転部材の透孔が対面するもの
である。また、上記ガイド部材は、錠剤をほぼ１列に溝
方向に並べ、上記裏面側の透孔と対面した位置で、この
透孔に対面して溝底部が形成されているものである。
蓋の外側蓋部材内に回動自在に収容され、偏心した重り
が取り付けられ、この重りが下方に位置することによ
り、上記外側蓋部材の開口部が下方に位置した際に上記
回転部材の透孔が対面し、上記裏面側の上記透孔が下方
に位置した際に際に上記回転部材の透孔が対面するもの
である。また、上記ガイド部材は、錠剤をほぼ１列に溝
方向に並べ、上記裏面側の透孔と対面した位置で、この
透孔に対面して溝底部が形成されているものである。
【０００９】
【作用】この錠剤ケースは、錠剤取出し蓋を下方に向け
て表面側の透孔を下方に位置させ、ケース本体をその筒
の円周に沿った方向に所定角度回動させると、中の錠剤
が、ガイド部材の溝に沿って、ガイド部材と対面する錠
剤取出し蓋の裏面側の透孔に達する。そして、錠剤保持
部材の保持孔が錠剤取出し蓋の裏面側の透孔に対面した
状態で、ガイド部材の溝中の錠剤がこの保持部材の保持
孔に収容される。そして、ケース本体が回動され、上記
錠剤保持部材が重力により下方に回動し上記保持孔と表
面側透孔が一致した状態で、保持孔内の錠剤が外部に転
がり落ちるものである。
て表面側の透孔を下方に位置させ、ケース本体をその筒
の円周に沿った方向に所定角度回動させると、中の錠剤
が、ガイド部材の溝に沿って、ガイド部材と対面する錠
剤取出し蓋の裏面側の透孔に達する。そして、錠剤保持
部材の保持孔が錠剤取出し蓋の裏面側の透孔に対面した
状態で、ガイド部材の溝中の錠剤がこの保持部材の保持
孔に収容される。そして、ケース本体が回動され、上記
錠剤保持部材が重力により下方に回動し上記保持孔と表
面側透孔が一致した状態で、保持孔内の錠剤が外部に転
がり落ちるものである。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の一実施例について、図面に
基づいて説明する。図１に示すように、この実施例の錠
剤ケースは、ケース本体１と、錠剤取出し蓋１０とによ
って構成されている。錠剤取出し蓋１０は、ケース本体
１の開口部を塞いで外側に位置する外側蓋部材１２と、
この外側蓋部材１２内に収容され回動部材に設けられた
錠剤保持部材としての回転部材１４と、外側蓋部材１２
の裏面側に設けられた裏蓋１６と、この裏蓋１６に接し
てケース本体１内部に収納されるガイド部材１８とから
なる。
基づいて説明する。図１に示すように、この実施例の錠
剤ケースは、ケース本体１と、錠剤取出し蓋１０とによ
って構成されている。錠剤取出し蓋１０は、ケース本体
１の開口部を塞いで外側に位置する外側蓋部材１２と、
この外側蓋部材１２内に収容され回動部材に設けられた
錠剤保持部材としての回転部材１４と、外側蓋部材１２
の裏面側に設けられた裏蓋１６と、この裏蓋１６に接し
てケース本体１内部に収納されるガイド部材１８とから
なる。
【００１１】外側蓋部材１２は、図１、図２に示すよう
に、短い筒状の部材で、この外側蓋部材１２に形成され
る筒部１２ａは、ケース本体１の開口部内周面に嵌合す
るものである。また、筒部１２ａの外側の端面に形成さ
れる鍔部１２ｂは、前記ケース本体１の開口部端面に当
接しそれ以上落ち込まないように形成されている。この
外側蓋部材１２の内部には、その中心に、この部材の高
さと同程度の軸棒１２ｃが設けられており、この内部底
面の外周寄りに、収容する錠剤よりわずかに大きい透孔
１２ｄが形成されている。
に、短い筒状の部材で、この外側蓋部材１２に形成され
る筒部１２ａは、ケース本体１の開口部内周面に嵌合す
るものである。また、筒部１２ａの外側の端面に形成さ
れる鍔部１２ｂは、前記ケース本体１の開口部端面に当
接しそれ以上落ち込まないように形成されている。この
外側蓋部材１２の内部には、その中心に、この部材の高
さと同程度の軸棒１２ｃが設けられており、この内部底
面の外周寄りに、収容する錠剤よりわずかに大きい透孔
１２ｄが形成されている。
【００１２】次に、図１、図３に示すように、外側蓋部
材１２の内部に収容される回転部材１４は、外側蓋部材
１２の軸棒１２ｃを中心に回転する回転部材で、半円状
部１４ａとこの半円状部１４ａの表面から面方向に延長
された４分の１円弧状の切片１４ｂとからなる。この半
円形の中心には、軸棒１２ｃが挿入される軸受け穴１４
ｃが形成されている。また、この半円の一端には、外側
蓋部材１２の透孔１２ｄと対面可能な位置に、錠剤一粒
を収容保持可能な保持孔としての透孔１４ｄが形成され
ている。そして、半円状部１４ａの透孔１４ｄに対し
て、軸受け穴１４ｃを挟んで反対側の偏心した位置に
は、重り１４ｅが埋め込まれている。
材１２の内部に収容される回転部材１４は、外側蓋部材
１２の軸棒１２ｃを中心に回転する回転部材で、半円状
部１４ａとこの半円状部１４ａの表面から面方向に延長
された４分の１円弧状の切片１４ｂとからなる。この半
円形の中心には、軸棒１２ｃが挿入される軸受け穴１４
ｃが形成されている。また、この半円の一端には、外側
蓋部材１２の透孔１２ｄと対面可能な位置に、錠剤一粒
を収容保持可能な保持孔としての透孔１４ｄが形成され
ている。そして、半円状部１４ａの透孔１４ｄに対し
て、軸受け穴１４ｃを挟んで反対側の偏心した位置に
は、重り１４ｅが埋め込まれている。
【００１３】外側蓋部材１２は、回転部材１４を収容
し、裏蓋１６によりその開口部が閉塞されている。この
裏蓋１６は、図１、図４に示すように、その周縁部寄り
に、回転部材１４の透孔１４ｄと同様に錠剤よりわずか
に大きい透孔１６ｄが形成されている。さらに、この裏
蓋１６は、外側蓋部材１２の筒部１２ａの内部に嵌合
し、その中央に設けられた軸穴１６ｃは、外側蓋部材１
２の軸棒１２ｃの一端部が嵌合する。
し、裏蓋１６によりその開口部が閉塞されている。この
裏蓋１６は、図１、図４に示すように、その周縁部寄り
に、回転部材１４の透孔１４ｄと同様に錠剤よりわずか
に大きい透孔１６ｄが形成されている。さらに、この裏
蓋１６は、外側蓋部材１２の筒部１２ａの内部に嵌合
し、その中央に設けられた軸穴１６ｃは、外側蓋部材１
２の軸棒１２ｃの一端部が嵌合する。
【００１４】錠剤取出し蓋１０の最もケース本体１内側
に位置するガイド部材１８は、図１、図５に示すよう
に、短い円柱状に形成され、図５（ａ）に示すように、
その一方の表面の外周寄りに、この部材の円形の外周形
状に沿って次第に深くなるガイド溝１８ａが形成されて
いる。さらに、ガイド部材１８の他方の面の側には、図
５（ｃ）に示すように、錠剤が二個溝方向に並ぶくらい
のガイド溝１８ｂが形成され、このガイド溝１８ｂの一
端はガイド溝１８ａに、連通部１８ｄを介して接続して
いる。このガイド溝１８ａ，１８ｂ及び連通部１８ｄ
は、錠剤の大きさよりやや大きい幅又は径に形成されて
いる。そして、ガイド溝１８ｂの底部は、組立状態で、
図１に示すように、裏蓋１６及び回転部材１４の透孔１
６ｄ，１４ｄに対面している。
に位置するガイド部材１８は、図１、図５に示すよう
に、短い円柱状に形成され、図５（ａ）に示すように、
その一方の表面の外周寄りに、この部材の円形の外周形
状に沿って次第に深くなるガイド溝１８ａが形成されて
いる。さらに、ガイド部材１８の他方の面の側には、図
５（ｃ）に示すように、錠剤が二個溝方向に並ぶくらい
のガイド溝１８ｂが形成され、このガイド溝１８ｂの一
端はガイド溝１８ａに、連通部１８ｄを介して接続して
いる。このガイド溝１８ａ，１８ｂ及び連通部１８ｄ
は、錠剤の大きさよりやや大きい幅又は径に形成されて
いる。そして、ガイド溝１８ｂの底部は、組立状態で、
図１に示すように、裏蓋１６及び回転部材１４の透孔１
６ｄ，１４ｄに対面している。
【００１５】次に、錠剤２０がケース本体１の中から、
錠剤取出し蓋１０の内部を通って、外部に抜け出るまで
の行程を追いながら、上記構成要素の位置関係を説明す
る。この錠剤ケースは、図８に示すように、錠剤取出し
蓋１０を下にして回転させることで一粒の錠剤２０を外
部に取り出すことができるものである。一粒の錠剤２０
を取り出す前に先ず、図６に示すように、ケース本体の
中の錠剤２０が、ガイド部材１８の上面のガイド溝１８
ａを伝わって、このガイド部材１８の底面に形成された
ガイド溝１８ｂまでくる。このガイド溝１８ｂの端部
は、裏蓋１６の透孔１６ｄに対面しているが、当初は、
回転部材１４に設けられた切片１４ｂにより裏蓋１６の
透孔１６ｄが塞がれている。従って、この裏蓋１６の上
に錠剤２０が並ぶことになる。そして、図８に示すよう
に、この錠剤ケースを回動させると、回転部材１４は、
その重り１４ｅが下方に位置するように軸棒１２ｃを中
心に相対的に回動する。そして、透孔１６ｄが下方位置
した状態で、回転部材１４の切片１４ｂは透孔１６ｄか
ら離れ、透孔１６ｄに対面して回転部材１４の透孔１４
ｄが位置する。これにより、先端にある錠剤２０一粒
が、裏蓋１６の透孔１６ｄを通って回転部材１４の透孔
１４ｄに落ちる。
錠剤取出し蓋１０の内部を通って、外部に抜け出るまで
の行程を追いながら、上記構成要素の位置関係を説明す
る。この錠剤ケースは、図８に示すように、錠剤取出し
蓋１０を下にして回転させることで一粒の錠剤２０を外
部に取り出すことができるものである。一粒の錠剤２０
を取り出す前に先ず、図６に示すように、ケース本体の
中の錠剤２０が、ガイド部材１８の上面のガイド溝１８
ａを伝わって、このガイド部材１８の底面に形成された
ガイド溝１８ｂまでくる。このガイド溝１８ｂの端部
は、裏蓋１６の透孔１６ｄに対面しているが、当初は、
回転部材１４に設けられた切片１４ｂにより裏蓋１６の
透孔１６ｄが塞がれている。従って、この裏蓋１６の上
に錠剤２０が並ぶことになる。そして、図８に示すよう
に、この錠剤ケースを回動させると、回転部材１４は、
その重り１４ｅが下方に位置するように軸棒１２ｃを中
心に相対的に回動する。そして、透孔１６ｄが下方位置
した状態で、回転部材１４の切片１４ｂは透孔１６ｄか
ら離れ、透孔１６ｄに対面して回転部材１４の透孔１４
ｄが位置する。これにより、先端にある錠剤２０一粒
が、裏蓋１６の透孔１６ｄを通って回転部材１４の透孔
１４ｄに落ちる。
【００１６】なお、ガイド部材１８の下面の溝１８ｂの
深さが、錠剤二個程度しか並ばないものとした理由は、
ガイド溝１８ｂや透孔１４ｄ等に錠剤２０が詰まらない
ようにするためである。もし、このガイド溝１８ｂが、
錠剤がいくつも縦に並ぶほどの深さであると、先端に待
機する錠剤２０を、ほかの錠剤２０がそれらの自重によ
って押さえつけるため、錠剤２０がガイド溝１８ｂや透
孔１４ｄ等の側壁部を押圧しその摩擦力で詰まってしま
う可能性があるためである。また、このガイド溝１８ｂ
は、錠剤が１列にに二つから三つ並ぶほどの大きさであ
るが、ガイド溝１８ｂの溝方向の力は、錠剤２０の押し
出しに大きな影響を及ぼさないため適当でよい。また裏
蓋１６の後ろにさらに、透孔１６ｄと底部が対面したガ
イド溝１８ｂを位置させたのは、裏蓋１６の透孔１６ｄ
に回転部材１４の透孔１４ｄが一致した状態で、ケース
本体１内の錠剤２０が集中し、上記と同様に、透孔１４
ｄに錠剤が詰まりやすくなるためである。
深さが、錠剤二個程度しか並ばないものとした理由は、
ガイド溝１８ｂや透孔１４ｄ等に錠剤２０が詰まらない
ようにするためである。もし、このガイド溝１８ｂが、
錠剤がいくつも縦に並ぶほどの深さであると、先端に待
機する錠剤２０を、ほかの錠剤２０がそれらの自重によ
って押さえつけるため、錠剤２０がガイド溝１８ｂや透
孔１４ｄ等の側壁部を押圧しその摩擦力で詰まってしま
う可能性があるためである。また、このガイド溝１８ｂ
は、錠剤が１列にに二つから三つ並ぶほどの大きさであ
るが、ガイド溝１８ｂの溝方向の力は、錠剤２０の押し
出しに大きな影響を及ぼさないため適当でよい。また裏
蓋１６の後ろにさらに、透孔１６ｄと底部が対面したガ
イド溝１８ｂを位置させたのは、裏蓋１６の透孔１６ｄ
に回転部材１４の透孔１４ｄが一致した状態で、ケース
本体１内の錠剤２０が集中し、上記と同様に、透孔１４
ｄに錠剤が詰まりやすくなるためである。
【００１７】次に、一粒の錠剤２０が、回転部材１４の
透孔１４ｄ内に入った後、この錠剤ケースを図８に示す
ように回動させることにより、この回転によって、回転
部材１４に設けられた重り１４ｅが上記と同様に作用
し、図７に示すように、回転部材１４が、外側蓋部材１
２の棒軸１２ｃを中心に相対的にケース本体１に対して
回転することによって、回転部材１４の透孔１４ｄと外
側蓋部材１２の透孔１２ｄが合致し、錠剤２０が外部に
転がり出る。なお、この回転部材１４の回転は、二つの
係止片１２ｅによって回動角度が制限されている。これ
は最小限の回転で、回転部材１４の透孔１４ｄと外側蓋
部材１２の透孔１２ｄ及び、裏蓋１６の透孔１６ｄと
に、各々別々に所定の回転状態で合致させるためであ
る。
透孔１４ｄ内に入った後、この錠剤ケースを図８に示す
ように回動させることにより、この回転によって、回転
部材１４に設けられた重り１４ｅが上記と同様に作用
し、図７に示すように、回転部材１４が、外側蓋部材１
２の棒軸１２ｃを中心に相対的にケース本体１に対して
回転することによって、回転部材１４の透孔１４ｄと外
側蓋部材１２の透孔１２ｄが合致し、錠剤２０が外部に
転がり出る。なお、この回転部材１４の回転は、二つの
係止片１２ｅによって回動角度が制限されている。これ
は最小限の回転で、回転部材１４の透孔１４ｄと外側蓋
部材１２の透孔１２ｄ及び、裏蓋１６の透孔１６ｄと
に、各々別々に所定の回転状態で合致させるためであ
る。
【００１８】なお、この実施例のケース本体１は、アク
リル樹脂等の透明な素材から成っているが、これは特に
透明である必要はない。また、ケース本体１はビン等の
容器でもよく、錠剤取出し蓋１０が取り付けられるケー
スの種類は問わない。さらに、ケース本体にキャップを
設けて、錠剤取出し蓋をさらに覆うようにし、中の錠剤
が、携帯時等のケース本体の揺れや転がりによって不用
意に出ないようにするとよい。
リル樹脂等の透明な素材から成っているが、これは特に
透明である必要はない。また、ケース本体１はビン等の
容器でもよく、錠剤取出し蓋１０が取り付けられるケー
スの種類は問わない。さらに、ケース本体にキャップを
設けて、錠剤取出し蓋をさらに覆うようにし、中の錠剤
が、携帯時等のケース本体の揺れや転がりによって不用
意に出ないようにするとよい。
【００１９】
【発明の効果】この発明の錠剤ケースは、錠剤取出し蓋
を下方に向けて、ケースを回動させるだけで簡単に一粒
づつ錠剤を取り出すことができるものである。しかも、
取り出し構造が、錠剤取出し蓋に設けられ、ケースの方
は任意に選択可能であり、安価に多くのケースに利用可
能なものである。さらに、錠剤を確実に一粒ずつ取り出
すことができるせるので、余分な錠剤に湿気や汚れを付
着させることがなく衛生的である。また確実に一粒づつ
錠剤が出るので、体の不自由な人等にとっても、簡単に
所望の数だけ錠剤を取り出すことができる。
を下方に向けて、ケースを回動させるだけで簡単に一粒
づつ錠剤を取り出すことができるものである。しかも、
取り出し構造が、錠剤取出し蓋に設けられ、ケースの方
は任意に選択可能であり、安価に多くのケースに利用可
能なものである。さらに、錠剤を確実に一粒ずつ取り出
すことができるせるので、余分な錠剤に湿気や汚れを付
着させることがなく衛生的である。また確実に一粒づつ
錠剤が出るので、体の不自由な人等にとっても、簡単に
所望の数だけ錠剤を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の錠剤ケースの一実施例の構成を表す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図２】この実施例の錠剤ケースの外側蓋部材の（ａ）
平面図、（ｂ）一部破断正面図、（ｃ）底面図である。
平面図、（ｂ）一部破断正面図、（ｃ）底面図である。
【図３】この実施例の錠剤ケースの回転部材の（ａ）平
面図、（ｂ）正面図である。
面図、（ｂ）正面図である。
【図４】この実施例の錠剤ケースの裏蓋の（ａ）平面
図、（ｂ）正面図である。
図、（ｂ）正面図である。
【図５】この実施例の錠剤ケースのガイド部材の（ａ）
上面図、（ｂ）正面図、（ｃ）底面図である。
上面図、（ｂ）正面図、（ｃ）底面図である。
【図６】この実施例の錠剤ケースの作用を表す断面図で
ある。
ある。
【図７】この実施例の錠剤ケースの作用を表す断面図で
ある。
ある。
【図８】この錠剤ケースの使用方法を示す斜視図であ
る。
る。
１ ケース本体 １０ 錠剤取出し蓋 １２ 外側蓋部材 １２ｄ 透孔 １４ 回転部材（錠剤保持部材） １４ｄ 透孔（保持孔） １４ｅ 重り １６ 裏蓋 １６ｄ 透孔 １８ ガイド部材 １８ａ，１８ｂ ガイド溝 ２０ 錠剤
Claims (3)
- 【請求項１】 一方の端面に開口部を有するケース本体
と、この開口部の内側に嵌合する錠剤取出し蓋とからな
り、この錠剤取出し蓋は、内部に空間部を有し、表面側
に錠剤よりわずかに大きい透孔が形成され、裏面側であ
ってこの表面側の透孔に対して所定角度ずれた位置にも
錠剤よりもわずかに大きい透孔が形成され、上記表裏面
の透孔は上記空間部により連通し、上記空間部には上記
空間内部を移動可能に設けられ錠剤一粒を保持可能な保
持孔が形成された錠剤保持部材が設けられ、この錠剤保
持部材の保持孔が上記空間部内の移動端部で各々上記表
裏面の透孔と対面し、上記錠剤取出し蓋は、さらにその
裏面側の透孔に対面して錠剤のガイド部材を備え、この
ガイド部材には、錠剤を一列にして上記錠剤取出し蓋の
裏面側の透孔に導くガイド溝が形成され、このガイド溝
の上記透孔と対面する箇所には上記透孔と対面する上記
ケース本体底部側がガイド溝の底部となっている錠剤ケ
ース。 - 【請求項２】 上記回動部材は上記錠剤取出し蓋の外側
蓋部材内に回動自在に収容され、偏心した重りが取り付
けられ、上記外側蓋部材の開口部が下方に位置した際に
上記回転部材の透孔が対面し、上記裏面側の上記透孔が
下方に位置した際に上記回転部材の透孔が対面する請求
項１記載の錠剤ケース。 - 【請求項３】 上記ガイド部材は、錠剤をほぼ１列に溝
方向に並べ、上記裏面側の透孔と対面した位置で、上記
透孔に対面して溝底部が形成されている請求項１または
２記載の錠剤ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28130794A JPH08119349A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 錠剤ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28130794A JPH08119349A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 錠剤ケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08119349A true JPH08119349A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17637265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28130794A Pending JPH08119349A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 錠剤ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08119349A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006346317A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Homoeopathy Japan Kk | 薬玉用タブレットケース |
| CN103101686A (zh) * | 2013-03-08 | 2013-05-15 | 苏州市职业大学 | 一种可粒出的糖果包装 |
| CN105540063A (zh) * | 2016-02-11 | 2016-05-04 | 张景悦 | 药片计数盖 |
| CN111470153A (zh) * | 2019-04-29 | 2020-07-31 | 金洁 | 一种药片包装瓶机构 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP28130794A patent/JPH08119349A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006346317A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Homoeopathy Japan Kk | 薬玉用タブレットケース |
| CN103101686A (zh) * | 2013-03-08 | 2013-05-15 | 苏州市职业大学 | 一种可粒出的糖果包装 |
| CN105540063A (zh) * | 2016-02-11 | 2016-05-04 | 张景悦 | 药片计数盖 |
| CN111470153A (zh) * | 2019-04-29 | 2020-07-31 | 金洁 | 一种药片包装瓶机构 |
| CN111470154A (zh) * | 2019-04-29 | 2020-07-31 | 金洁 | 一种药片包装瓶 |
| CN111470154B (zh) * | 2019-04-29 | 2021-10-22 | 段丽 | 一种药片包装瓶 |
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