JPH08119218A - 傘の被覆装置 - Google Patents

傘の被覆装置

Info

Publication number
JPH08119218A
JPH08119218A JP6289155A JP28915594A JPH08119218A JP H08119218 A JPH08119218 A JP H08119218A JP 6289155 A JP6289155 A JP 6289155A JP 28915594 A JP28915594 A JP 28915594A JP H08119218 A JPH08119218 A JP H08119218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
heat
pair
moving
moving passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6289155A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Furumi
憲一 古見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6289155A priority Critical patent/JPH08119218A/ja
Publication of JPH08119218A publication Critical patent/JPH08119218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Closures (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱可塑性樹脂シートを用いて傘の外周を細長
い袋状に被覆すること。 【構成】 傘1を傘移動通路3に沿って移動させること
により、熱可塑性樹脂シート4を傘1の外周にほぼU字
状に巻き付けた後に、その熱可塑性樹脂シート4を熱シ
ール装置5によって細長い袋状に熱シール及びカットす
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傘の把手を除く外周をビ
ニールシート等の熱可塑性のシートで被覆するための傘
の被覆装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デパート、大型スーパーマー
ケットや公共施設等では、雨天時に、お客が濡れた傘を
店内等に持ち込んで、雨水を床に垂らしたり、他人の被
服や商品等を濡らしたりすることを防ぐ目的で、お客の
出入口に細長いビニール袋を用意し、入店するお客一人
一人にその細長いビニール袋を濡れた傘の外周に被せて
もらってから店内に持ち込んでもらうことが行われてい
る。
【0003】しかし、細長いビニール袋を濡れた傘の外
周に手できれいに被せる操作は非常に面倒であり、時間
もかかる等、お客にとっては非常に煩わしいものであっ
た。
【0004】そこで、最近では、細長いビニール袋を濡
れた傘の外周に簡単に被せることができるようにした、
各種方式の傘の被覆装置が考案されている。
【0005】なお、これら従来の傘の被覆装置は、基本
的には多数の細長いビニール袋を垂直状に吊し、且つ横
一列状に並べて装置内にストックしておき、先端のビニ
ール袋の上端の口を開口手段によって機械的に開いてお
く。そして、お客は濡れた傘の布を手で細く巻き込んで
から、口が開いている細長いビニール袋内に傘を上方か
ら垂直に差し込んだ後に、その傘を手前に引き抜くこと
により、細長いビニール袋が外周に被せられた傘が出て
くるようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の傘の被
覆装置は、ビニールシートを用いて、予め細長い袋形に
加工されている細長いビニール袋を用いなければなら
ず、その細長いビニール袋のコストが高くつくという問
題がある。
【0007】また、濡れた傘を細長いビニール袋内に差
し込む際、傘を単に閉じた(窄めること)だけでは、濡
れている傘の布が細長いビニール袋に張り付いてしま
い、傘を細長いビニール袋内に容易に差し込むことがで
きない。
【0008】そこで、濡れた傘の布を手でいちいち細く
巻き込んで、傘の外径を十分に小さくしてから、傘を細
長いビニール袋内に差し込まなければならず、操作が非
常に面倒である上に、その布を手で細く巻き込む際に、
手や衣服等が濡れてしまうという問題があった。
【0009】また、傘の外周にビニール袋を被せる際、
お客はその都度被覆装置の前で一定時間立ち止まらなけ
ばならないために、次次に入店するお客の流れを阻害し
てしまうという問題もあった。
【0010】そこで、本発明は細長いビニール袋ではな
く、ビニールシート等の熱可塑性樹脂シートを用いて、
傘の外周を簡単に被覆できる傘の被覆装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1発明は、閉じた傘の把手を持って、その
傘を柄に対して直交する方向に手動で移動するための傘
移動通路と、前記傘移動通路の途中に、その傘移動通路
を横断するように供給されて、その傘移動通路内を移動
される前記傘の把手を除く外周に相対的に巻き付けられ
る熱可塑性樹脂シートと、前記傘の位置を検出して、前
記傘の外周に巻き付けられた上記熱可塑性樹脂シートを
袋状に熱シールする熱シール装置とを備えたことを特徴
とする傘の被覆装置に係わるものである。
【0012】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の発明は、閉じた傘を柄に対して直交する方向に移
動するための傘移動通路と、前記傘移動通路に挿入され
た前記傘の把手を把持して、その傘を前記傘移動通路に
沿って自動的に移動する傘移動手段と、前記傘移動通路
の途中に、その傘移動通路を横断するように供給され
て、その傘移動通路内を移動される前記傘の把手を除く
外周に相対的に巻き付けられる熱可塑性樹脂シートと、
前記傘の位置を検出して、前記傘の外周に巻き付けられ
た前記熱可塑性樹脂シートを袋状に熱シールする熱シー
ル装置とを備えたことを特徴とする傘の被覆装置に係わ
るものである。
【0013】
【発明の作用及び効果】本発明の第1発明によれば、ビ
ニールシート等の熱可塑性樹脂シートを傘移動通路の途
中に、その傘移動通路を横断するように予め供給してお
く。そして、閉じた傘の把手を持って、その傘を柄に対
して直交する方向に傘移動通路に沿って手動で移動し
て、その移動途中で、傘の把手を除く外周に熱可塑性樹
脂シートを相対的に巻き付ける。そして、傘の位置を検
出して作動される熱シール装置によって傘の外周に巻き
付けられた熱可塑性樹脂シートを袋状に熱シールするよ
うにした。この結果、ビニールシート等の熱可塑性樹脂
シートを用いて、傘の外周を簡単に被覆することがで
き、予め細長い袋形に加工された細長いビニール袋を用
いる必要がない。そして、ビニールシートはビニール袋
に比べてコストが約1/4であるから、経費を大幅に削
減することができる。また、閉じた傘を傘移動通路に沿
って手動で移動するだけで良く、閉じた傘の濡れた布を
いちいち手で細く巻き込む必要が全くないので、操作が
非常に容易である上に、手や衣服等が濡れる心配も全く
ない。また、傘を持った人がいちいち立ち止まることな
く、傘移動通路に沿って歩きながら、傘の外周に熱可塑
性樹脂シートを被覆することができるので、次次に入店
するお客の流れを阻害することがなく、出入口での混雑
を解消できる。
【0014】本発明の第2発明によれば、ビニールシー
ト等の熱可塑性樹脂シートを傘移動通路の途中に、その
傘移動通路を横断するように予め供給しておく。そし
て、閉じた傘の把手を傘移動手段によって把持して、そ
の傘を柄に対して直交する方向に傘移動通路に沿って自
動的に移動して、その移動途中で傘の把手を除く外周に
熱可塑性樹脂シートを相対的に巻き付ける。そして、傘
の位置を検出して作動される熱シール装置によって傘の
外周に巻き付けられた熱可塑性樹脂シートを袋状に熱シ
ールするようにした。この結果、ビニールシート等の熱
可塑性樹脂シートを用いて、傘の外周を簡単に被覆する
ことができ、予め細長い袋形に加工された細長いビニー
ル袋を用いる必要がない。そして、ビニールシートはビ
ニール袋に比べてコストが約1/4であるから、経費を
大幅に削減することができる。また、閉じた傘を傘移動
通路に沿って手動で移動するだけで良く、閉じた傘の濡
れた布をいちいち手で巻き込む必要が全くないので、操
作が非常に容易である上に、手や衣服等が濡れる心配も
全くない。しかも、傘を傘移動手段によって傘移動通路
に沿って自動的に移動して、熱可塑性樹脂シートを傘の
外周に自動的に被覆することができるので、手動操作が
一切不要であり、非常に便利である上に、お客が出入口
でいちいち立ち止まる必要がないので、出入口でのお客
の流れがスムーズとなり、出入口での混雑を解消でき
る。
【0015】本発明の第1発明及び第2発明によれば、
一対の熱可塑性樹脂シートが巻回されて、前記傘移動通
路の途中の両側に配置された一対のシートロールと、前
記一対のシートロールから引き出されて前記傘移動通路
の途中に、その傘移動通路の両側から供給された前記一
対の熱可塑性樹脂シートの先端を熱シールする第1熱シ
ールヘッドと、前記傘の外周に巻き付けられた前記熱可
塑性樹脂シートを袋状に熱シールする第2熱シールヘッ
ドと、前記第1及び第2熱シールヘッドの間に配置され
て、これら第1及び第2熱シールヘッド間で前記一対の
熱可塑性樹脂シートを切断するカッターとを備えること
によって、熱可塑性樹脂シートを傘の外周に巻き付け
て、袋状に熱シールし、及び、カットする1回の工程に
よって、一対のシートロールから次の新しい一対の熱可
塑性樹脂シートを傘移動通路に自動的に引き出すことが
できる。この結果、傘を傘移動通路に沿って次次に移動
して、これらの傘の外周に熱可塑性樹脂シートを次次に
被覆して行くことができる。
【0016】本発明の第2発明によれば、前記傘移動手
段によって前記傘の把手を把持して、その傘を前記傘移
動通路に沿って移動させる途中で、前記傘を柄の周りに
回転させて、その傘の布を自動的に細く巻き込む傘回転
手段を前記傘移動手段に備えることによって、傘の布を
細く巻き込んでコンパクトにし、その外周に熱可塑性樹
脂シートをコンパクトに巻き付けて袋状に熱シールする
ことができる。
【0017】
【実施例】次に、図1〜図8を参照して、本発明に係わ
る傘の被覆装置の第1実施例について説明する。
【0018】まず、図1〜図6に示すように、この傘の
被覆装置は、閉じた(窄めたこと)傘1の把手1aを傘
移動手段2によって把持して、その傘1を傘移動手段に
よって傘移動通路3に沿って自動的に移動して、その傘
1の把手1aを除く外周にビニールシート等の熱可塑性
樹脂シート(以下単に樹脂シートと記載する)4を自動
的に巻き付ける。そして、その傘1の外周に巻き付けら
れた樹脂シート4を熱シール装置5によって袋状に自動
的に熱シールするようにしたものである。
【0019】この際、図1〜図6に示すように、まず、
傘移動通路3は、傘1を垂直に吊り下げて柄1cに対し
て直交する方向である矢印a方向に水平に移動するため
のガイド用の通路である。そして、その傘移動通路3の
上流側(図1で右側のこと)の端部には開閉扉7を有す
る傘投入口8が設けられていて、その傘移動通路3の下
流側(図1で左側のこと)の端部には傘排出口9が開放
されている。
【0020】そして、傘移動通路3の傘投入口8より下
流側にはほぼへの字形に屈曲された左右一対のガイド板
10が左右対称状に配置されている。そして、これら左
右一対のガイド板10はその上流側の端部で垂直な左右
一対の回転支点11を中心に矢印b、c方向に開閉自在
に取り付けられている。そして、傘移動通路3の溝幅を
下流側に向って次第に狭めるように、これら左右一対の
ガイド板10が左右一対の回転付勢手段であるバネ12
によって矢印b方向に回転付勢されている。
【0021】そして、傘移動通路3の途中の両側である
左右一対のガイド板9の左右両側に左右一対のシートロ
ール13が垂直なロール軸14の周りに回転自在に取り
付けられて配置されている。そして、傘1の布1bの上
下幅に比べて十分に大きな幅を有する左右一対の樹脂シ
ート4が左右一対のシートロール12の外周に巻回され
ている。そして、これら左右一対のシートロール12の
外周から左右一対の樹脂シート4が矢印d方向に引き出
されて、これら左右一対の樹脂シート4の先端どうしが
後述する熱シール装置5によって熱シール4aされて、
左右一対のガイド板9の下流側の端部に形成されている
シートガイド部15間を横断するように架張されて供給
されている。
【0022】そして、これら左右一対の樹脂シート4の
供給位置より更に下流側で、傘移動通路3の左右両側に
熱シール装置5が配置されていて、この熱シール装置5
は、左右一対のシートガイド15に最も接近された左右
一対の第1熱シールヘッド17と、これら左右一対の第
1熱シールヘッド17より下流側に間隔を隔てて配置さ
れた左右各一対、合計4つの第2熱シールヘッド18、
19と、これら第1熱シールヘッド17と第2熱シール
ヘッド18、19との間に配置された左右一対のカッタ
ー20とを備えている。なお、左右一対の第2熱シール
ヘッド18は傘1の側面の熱シール用であり、左右一対
の第2熱シールヘッド19は傘1の底面の熱シール用で
ある。そして、これら左右一対の第1熱シールヘッド1
7、第2熱シールヘッド18、19及びカッター20は
傘移動通路3の左右両側方向から矢印e、f方向に開閉
駆動されるように構成されている。
【0023】そして、傘移動手段2は、傘1の把手1a
を左右から挟み付けて把持する傘把持手段22と、その
把持した傘1を柄1cの周りに回転する傘回転手段23
とを有している。そして、この傘移動手段2はエンドレ
スの回転移動軌跡や直線往復動軌跡に沿って移動される
搬送手段24によって、傘移動通路3の上部に沿って上
流側から下流側に向けて矢印a方向に繰り返し搬送され
るように構成されている。
【0024】そして、以上のように構成された傘移動通
路3には、投入口8内に投入された傘1を検知する位置
センサー25、熱シール装置5内へ移動された傘1を検
知する位置センサー26等が付設されている。
【0025】なお、図7はこの傘の被覆装置全体を示し
たものであり、被覆装置本体29内に傘移動手段2、傘
移動通路3、樹脂シート4が巻回された左右一対のシー
トロール13、熱シール装置5の全てが内蔵されてい
る。そして、この被覆装置本体29の一端に開閉扉7を
有する傘投入口8が設けられ、他端に傘排出口9が設け
られている。なお、傘排出口9には排出される傘1の受
具30が設けられている。また、被覆装置本体29の側
面にはメンテナンス扉31等が取り付けられている。
【0026】以上のように構成された第2実施例によれ
ば、まず、図1及び図2に実線で示し、且つ図8に示す
ように、傘1の使用者が濡れた傘1を閉じて(窄めるこ
と)、把手1を上にし、柄1cを下向きにして傘投入口
8内に垂直状に投入して手を離す。なお、この時、傘1
は傘投入口8内で仮保持手段(図示せず)によって垂直
状に仮保持される。そして、傘1の使用者は被覆装置本
体29に沿って傘排出口9まで矢印a方向に歩く。
【0027】すると、位置センサー25によって傘1の
投入が検知されて、開閉扉7が開閉扉駆動手段(図示せ
ず)によって自動的に閉扉されると共に、傘移動手段2
の傘把持手段22が傘把持手段昇降手段(図示せず)に
よって自動的に下降されて、その傘保持手段22が傘1
の把手1aを両側から挟み込む等の方式によって自動的
に保持する。
【0028】そして、この後、傘移動手段2が搬送手段
24によって駆動されて傘移動通路3に沿って矢印a方
向に水平に移動されて、傘把持手段22によって把持さ
れて垂直に吊り下げられた傘1が傘移動通路3に沿って
矢印a方向に移動される。
【0029】この時、傘把持手段22が傘回転手段23
によって傘1を柄1cの周りに1〜2回程度矢印g方向
等に回転しながら傘1が傘移動手段2によって矢印a方
向に移動される。
【0030】従って、図1及び図2に1点鎖線で示すよ
うに、傘1は柄1cの周りに自転されながら左右一対の
ガイド板10間に矢印a方向に挿入されて、これら左右
一対のガイド板10を左右一対のバネ12に抗して矢印
c方向に押し開くことになって、その傘1の自転作用
と、左右一対のバネ12の矢印b方向からの反発力によ
る左右一対のガイド板10間での左右両側方からの押し
付け作用とによって、その傘1の布1bが柄1cの周り
に自動的に細く巻き込まれて、布1bがコンパクトに丸
められる。
【0031】次に、図3及び図4に示すように、引き続
き、傘1は傘移動手段2によって傘移動通路3に沿って
矢印a方向に移動されて、その傘1が左右一対のガイド
板10の先端の左右一対のシートガイド部15間から矢
印a方向に抜け出して熱シール装置5の内部まで移動さ
れて、その熱シール装置5の内部で一時停止される。
【0032】この際、先端どうしが予め熱シール4aさ
れている左右一対の樹脂シート4が左右一対のシートガ
イド部15間を横断するように供給されているので、傘
1が左右一対のシートガイド部15間から矢印a方向に
抜け出す際の相対的動作によって、傘1の把手1aを除
く外周に左右一対の樹脂シート4がほぼU字状に巻き付
けられながら、これらの樹脂シート4が左右一対のシー
トガイド部15間から矢印a方向に引き出されて、これ
らの樹脂シート4が左右一対のシートロール13の外周
から矢印d方向に繰り出される。
【0033】そして、熱シール装置5内に入り込んで停
止された傘1が位置センサー26によって検知される
と、図3及び図4に示すように、熱シール装置5の左右
一対の第1熱シールヘッド17及び第2熱シールヘッド
18、19が傘移動通路3の中心に向って樹脂シート4
の左右両側に矢印e方向から同時に加熱、圧着されて、
左右一対の樹脂シート4の熱シールが行われる。
【0034】この際、左右一対の第1熱シールヘッド1
7が、左右一対のシートガイド部4aの近傍位置で左右
一対の樹脂シート4を上下方向の全部に亘って熱シール
4bする。
【0035】そして、左右一対の第2熱シールヘッド1
7が、左右一対の第1熱シールヘッド17による熱シー
ル位置より矢印a方向に少し間隔を隔てた位置で、傘1
の外周にU字字状に巻き付けられている左右一対の樹脂
シート4の傘1に対する矢印a方向とは反対側(上流側
のこと)の側面を上下方向に沿って熱シール4bする。
また、左右一対の第2熱シールヘッド17が傘1の柄1
cの下端より下方位置である底面を熱シール4cする。
【0036】従って、図5に示すように、左右一対の第
2熱シールヘッド18、19によって、傘1の外周に巻
き付けられた左右一対の樹脂シート4が細長い袋状に熱
シールされる。なお、この時、左右一対の第2熱シール
ヘッド18の上端に形成されたアール部分18aによっ
て、その細長い袋状に熱シールされた樹脂シート4の上
端開口4d部分が内側に絞り込まれる。
【0037】以上によって、傘1の把手1aを除く外周
が樹脂シート4によって細長い袋状にほぼ完全に被覆さ
れる。
【0038】次に、図6に示すように、熱シール装置5
の左右一対のカッター20によって、左右一対の樹脂シ
ート4の第1及び第2熱シールヘッド17、18間が上
下方向に全幅に亘って切断された後に、傘移動手段2に
よって傘1が傘排出口9まで矢印a方向に移動される。
そして、傘把持手段2による傘1の把手1aの把持が解
除されて、傘1が傘排出口9に排出されて傘受具30で
受け止められる。
【0039】従って、被覆装置本体29に沿って矢印a
方向に歩いてきた傘1の使用者は傘排出口9で自分の傘
1を受け取ることができ、その傘1の把手1aを除く外
周が既に樹脂シート4によって細長い袋状に被覆されて
いるので、濡れている傘1から雨水が床に垂れたり、他
人の衣服や商品等を濡らしたりする心配が全くない。ま
た、この際、細長い袋状に熱シールされた樹脂シート4
の上端開口4d部分が内側に絞り込まれているので、樹
脂シート4が傘1の外周から下方に抜け落ちることが少
ない。
【0040】そして、左右一対のカッター20によって
左右一対の樹脂シート4の第1及び第2熱シールヘッド
17、18間を切断したことによって、その切断箇所よ
り上流側の左右一対の樹脂シート4は先端どうしが熱シ
ール4aされた状態で、左右一対のシートガイド部15
間を横断するように架張された当初の供給状態に復帰さ
れて、次に移動されてくる傘1を待つことになる。
【0041】また、この後に、傘移動手段2は当初の傘
投入口8まで戻されるが、次の傘1の受け入れる時間を
短縮するためには、傘移動通路3に沿って複数の傘移動
手段2を配置しておき、或る傘移動手段2が熱シール装
置5や傘排出口9等に到達した時点で、別の傘移動手段
2を傘投入口8へ移動させるように構成することが可能
である。また、これら傘移動手段2による傘1の矢印a
方向の移動速度を人の歩行速度とほぼ同速度に設定すれ
ば、人の歩行速度に対応させた傘1の自動被覆を行え
て、非常に便利である。
【0042】なお、図7は熱シール装置5の変形例を示
したものであって、左右一対の第1熱シールヘッド18
の下端に左右一対の第2熱シールヘッド19を一体に形
成して、樹脂シート4の2箇所の熱シール4c、4dを
いわゆる1熱シールヘッドに一挙に行うようにしたもの
である。
【0043】また、この際、傘1の長さをセンサーで検
知して、樹脂シート4の底面の熱シール4dの位置を傘
1の長さに応じて上下に可変すると共に、短い傘1に対
しては樹脂シート4の熱シール位置4dより下方の余っ
た部分をカッターで切断することも可能である。
【0044】次に、図9を参照して本発明に係わる傘の
被覆装置の第2実施例について説明する。
【0045】図9に示すように、この傘の被覆装置の第
2実施例は、傘移動手段2を使用せずに、被覆装置本体
29の上部に沿って傘移動通路3の上側を開放させ、人
が傘1の把手1aを手Hで持って傘1を手動で傘移動通
路3に沿って矢印a方向に移動させることにより、上述
した第1実施例で示した熱シール装置5による傘1の被
覆作業を行えるようにしたものである。
【0046】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 熱可塑性樹脂シートはビニールシートに限定さ
れることなく、ポリエチレンシートやその他各種の熱可
塑性樹脂シートを用いることができる。 (2) 上述の実施例では、一対のシートロール13の
外周から引き出した一対の熱可塑性樹脂シートの先端ど
うしを熱シールすることによって、これらの熱可塑性樹
脂シートを傘移動通路に横断するように供給する実施態
様を示したが、1つのシートロールから一枚の熱可塑性
樹脂シートをシート引出し手段によって一定長さづつ順
次引き出して傘移動通路に横断するように供給すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傘の被覆装置の第1実施例を示す傘移
動通路全体の平面図であり、傘が傘投入口に投入された
状態を示している。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の傘が熱シール装置内へ移動された状態を
示した傘移動通路の要部の平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図5の(A)は傘の熱可塑性樹脂シートによる
被覆状況を説明する縦断面側面図であり、図5の(B)
は図5の(A)のA−A矢視での断面平面図である。
【図6】図3の傘が被覆を終って傘排出口へ移動された
状態を示した傘移動通路の要部の平面図である。
【図7】図7の(A)は熱シール装置の熱シールヘッド
の変形例を示す平面図であり、図7の(B)は図7の
(A)のB−B矢視での縦断面図である。
【図8】傘の被覆装置の第1実施例における被覆装置全
体を示した斜視図である。
【図9】本発明の傘の被覆装置の第2実施例を示す被覆
装置全体の斜視図である。
【符号の説明】
1 傘 1a 傘の把手 1b 傘の布 1c 傘の柄 2 傘移動手段 3 傘移動通路 4 熱可塑性樹脂シート 4a、4b、4c、4d 熱可塑性樹脂シートの熱シー
ル位置 5 熱シール装置 8 傘投入口 9 傘排出口 10 ガイド板 13 シートロール 15 シートガイド 17 第1熱シールヘッド 18、19 第2熱シールヘッド 20 カッター 22 傘把持手段 23 傘回転手段 24 搬送手段 25、26 位置センサー 29 被覆装置本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉じた傘の把手を持って、その傘を柄に
    対して直交する方向に手動で移動するための傘移動通路
    と、 前記傘移動通路の途中に、その傘移動通路を横断するよ
    うに供給されて、その傘移動通路内を移動される前記傘
    の把手を除く外周に相対的に巻き付けられる熱可塑性樹
    脂シートと、 前記傘の位置を検出して、前記傘の外周に巻き付けられ
    た上記熱可塑性樹脂シートを袋状に熱シールする熱シー
    ル装置とを備えたことを特徴とする傘の被覆装置。
  2. 【請求項2】 閉じた傘を柄に対して直交する方向に移
    動するための傘移動通路と、 前記傘移動通路に挿入された前記傘の把手を把持して、
    その傘を前記傘移動通路に沿って自動的に移動する傘移
    動手段と、 前記傘移動通路の途中に、その傘移動通路を横断するよ
    うに供給されて、その傘移動通路内を移動される前記傘
    の把手を除く外周に相対的に巻き付けられる熱可塑性樹
    脂シートと、 前記傘の位置を検出して、前記傘の外周に巻き付けられ
    た前記熱可塑性樹脂シートを袋状に熱シールする熱シー
    ル装置とを備えたことを特徴とする傘の被覆装置。
  3. 【請求項3】 一対の熱可塑性樹脂シートが巻回され
    て、前記傘移動通路の途中の両側に配置された一対のシ
    ートロールと、 前記一対のシートロールから引き出されて前記傘移動通
    路の途中に、その傘移動通路の両側から供給された前記
    一対の熱可塑性樹脂シートの先端を熱シールする第1熱
    シールヘッドと、 前記傘の外周に巻き付けられた前記熱可塑性樹脂シート
    を袋状に熱シールする第2熱シールヘッドと、 前記第1及び第2熱シールヘッドの間に配置されて、こ
    れら第1及び第2熱シールヘッド間で前記一対の熱可塑
    性樹脂シートを切断するカッターとを備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の傘の被覆装置。
  4. 【請求項4】 前記傘移動手段によって前記傘の把手を
    把持して、その傘を前記傘移動通路に沿って移動させる
    途中で、前記傘を柄の周りに回転させて、その傘の布を
    自動的に細く巻き込む傘回転手段を前記傘移動手段に備
    えたことを特徴とする請求項2又は3記載の傘の被覆装
    置。
JP6289155A 1994-10-28 1994-10-28 傘の被覆装置 Pending JPH08119218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289155A JPH08119218A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 傘の被覆装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289155A JPH08119218A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 傘の被覆装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08119218A true JPH08119218A (ja) 1996-05-14

Family

ID=17739482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6289155A Pending JPH08119218A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 傘の被覆装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08119218A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022316A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-18 Sca Hygiene Products S.P.A. Device and procedure for welding and cutting plastic films
CN105599954A (zh) * 2016-02-03 2016-05-25 广东水利电力职业技术学院 一种雨伞脱水包裹机
CN106263344A (zh) * 2016-09-24 2017-01-04 成都九十度工业产品设计有限公司 一种公交车雨伞防雨装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022316A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-18 Sca Hygiene Products S.P.A. Device and procedure for welding and cutting plastic films
CN105599954A (zh) * 2016-02-03 2016-05-25 广东水利电力职业技术学院 一种雨伞脱水包裹机
CN106263344A (zh) * 2016-09-24 2017-01-04 成都九十度工业产品设计有限公司 一种公交车雨伞防雨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10913561B2 (en) Replaceable blade
US6135281A (en) Continuous roll of plastic bags
US4516384A (en) Method and apparatus for opening and loading flexible containers
WO2005087591A1 (en) Tubular banding applicator and method
WO2014144770A1 (en) Nozzle with side and tip outlets
WO1999002409A1 (en) Apparatus and method for making bags of different dimensions
JPH08119218A (ja) 傘の被覆装置
CA2231344A1 (fr) Dispositif de distributeur automatique de sachets
US5232431A (en) Twist-tie material and method of fabrication
US6572521B2 (en) Ribbon curling machine and process
US6588666B1 (en) Apparatus for opening and dispensing plastic bags
US6854245B1 (en) Tamper resistant closure
TWM327187U (en) Pouch for the rolling kit
JPH045275Y2 (ja)
GB2343359A (en) Method and apparatus for encapsulating the hand
JPH0742963Y2 (ja) 包装装置
JPS63248610A (ja) 雨傘袋形成装置
CA2453009C (fr) Procede d`habillage de produits avec des manchons etirables et installation pour la pose de tels manchons
EP2106711A1 (en) Protective garment method and device for the production and packaging thereof
EP1094980A1 (en) Apparatus for opening and dispensing plastic bags
CA1056776A (en) Clip storage
AU2002100411A4 (en) Device and method for making bags of different dimensions
ITMI971439A1 (it) Confezionatrice a nastro termoretraibile per pluralita'di rotoli in genere
JPH0447046Y2 (ja)
JPH06171606A (ja) フィルム包装方法及びその装置