JPH0811919A - 振り出し容器 - Google Patents
振り出し容器Info
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- JPH0811919A JPH0811919A JP6171979A JP17197994A JPH0811919A JP H0811919 A JPH0811919 A JP H0811919A JP 6171979 A JP6171979 A JP 6171979A JP 17197994 A JP17197994 A JP 17197994A JP H0811919 A JPH0811919 A JP H0811919A
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- container body
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/26—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts
- B65D47/261—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having a rotational or helicoidal movement
- B65D47/265—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having a rotational or helicoidal movement between planar parts
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開封前は振り出し孔が開くのを確実に防止出
来、しかも余分なコストが掛からずに製造上の便利があ
り、また、衝撃等により破断して開封することがなく、
しかも簡単に開封することができる優れた振り出し容器
を提案する。 【構成】 頂壁６の偏心位置に振り出し孔７を穿設した
容器体２に対して、その上端部に回動可能且つ抜け出し
不能に嵌合させた蓋体３の頂壁偏心位置に振り出し孔13
を穿設し、蓋体を回動させて両振り出し孔を重複させる
ことにより内容物を振り出し可能に構成した容器であっ
て、蓋体振り出し孔13の回動方向両側に凹部14A ，14B
を設けるとともに、振り出し孔13内に周囲を棒状連結部
18で連結して切り取り可能に構成した切り取り蓋17を設
け、また容器体振り出し孔７側の凹部14A 内に容器体頂
壁より立設した突起19を突設して構成した。
来、しかも余分なコストが掛からずに製造上の便利があ
り、また、衝撃等により破断して開封することがなく、
しかも簡単に開封することができる優れた振り出し容器
を提案する。 【構成】 頂壁６の偏心位置に振り出し孔７を穿設した
容器体２に対して、その上端部に回動可能且つ抜け出し
不能に嵌合させた蓋体３の頂壁偏心位置に振り出し孔13
を穿設し、蓋体を回動させて両振り出し孔を重複させる
ことにより内容物を振り出し可能に構成した容器であっ
て、蓋体振り出し孔13の回動方向両側に凹部14A ，14B
を設けるとともに、振り出し孔13内に周囲を棒状連結部
18で連結して切り取り可能に構成した切り取り蓋17を設
け、また容器体振り出し孔７側の凹部14A 内に容器体頂
壁より立設した突起19を突設して構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は振り出し容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種容器として、円筒状の周壁上端縁
より頂壁を延設するとともに、頂壁の偏心位置に振り出
し用の透孔を穿設した容器体と、該容器体の周壁外周上
端部に回動可能且つ上方への抜け出しが不能に周壁を嵌
合させ、該周壁上端縁より、上記容器体頂壁上面を摺動
可能に閉塞し且つ偏心位置に振り出し用の透孔を穿設し
た頂壁を延設してなる蓋体とからなるものがある。
より頂壁を延設するとともに、頂壁の偏心位置に振り出
し用の透孔を穿設した容器体と、該容器体の周壁外周上
端部に回動可能且つ上方への抜け出しが不能に周壁を嵌
合させ、該周壁上端縁より、上記容器体頂壁上面を摺動
可能に閉塞し且つ偏心位置に振り出し用の透孔を穿設し
た頂壁を延設してなる蓋体とからなるものがある。
【０００３】これ等は、非使用時は蓋体をその振り出し
孔が容器体の振り出し孔と一致しない位置に止めてお
き、使用の際蓋体を回動させて両振り出し孔を一致させ
て内容物を振り出す如く構成したものである。
孔が容器体の振り出し孔と一致しない位置に止めてお
き、使用の際蓋体を回動させて両振り出し孔を一致させ
て内容物を振り出す如く構成したものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記容器は蓋体を回動
させるだけで振り出しが可能となり、また、使用後は再
び蓋体を回動させれば振り出し孔が閉じるという極めて
簡単な操作で内容物の振り出し、或いは振り出し孔の閉
塞を行える便利なものである。
させるだけで振り出しが可能となり、また、使用後は再
び蓋体を回動させれば振り出し孔が閉じるという極めて
簡単な操作で内容物の振り出し、或いは振り出し孔の閉
塞を行える便利なものである。
【０００５】しかしながら、蓋体が容器体に対して回動
するため、使用前に振り出し孔の開口が可能であり、そ
の点に不都合がある。そのため、消費者に渡る前には一
般に容器全体をシュリンク包装したり、或いは、蓋体と
容器体とを掛け渡して紙製等のシール材でシールしたり
することが行われているが、シュリンク包装はその設備
も必要でまたフィルム等のコストもかかり、一方紙製等
のシールでも改めて貼着等しなければならず、また、こ
れらは衝撃等により破損し易いという不都合もある。
するため、使用前に振り出し孔の開口が可能であり、そ
の点に不都合がある。そのため、消費者に渡る前には一
般に容器全体をシュリンク包装したり、或いは、蓋体と
容器体とを掛け渡して紙製等のシール材でシールしたり
することが行われているが、シュリンク包装はその設備
も必要でまたフィルム等のコストもかかり、一方紙製等
のシールでも改めて貼着等しなければならず、また、こ
れらは衝撃等により破損し易いという不都合もある。
【０００６】そこで、本発明の目的の一つは、開封前は
振り出し孔が開くのを確実に防止出来、しかも、余分な
コストもかからず、製造上の便利があり、また、衝撃等
により破断して開封することがなく、構造が簡単で、し
かも簡単に開封できる優れた振り出し容器を提案するこ
とである。
振り出し孔が開くのを確実に防止出来、しかも、余分な
コストもかからず、製造上の便利があり、また、衝撃等
により破断して開封することがなく、構造が簡単で、し
かも簡単に開封できる優れた振り出し容器を提案するこ
とである。
【０００７】また、従来の容器は密閉性がすぐに悪くな
る虞があった。即ち、従来のものは容器体頂壁上面と蓋
体頂壁下面とを単に当接させたもので、その係止は蓋体
周壁の容器体周壁への嵌合のみで行っているため、両頂
壁間に隙間が生じ易い。また、振り出し容器の内容物は
粉体，粒体等の固体であるため、振り出し後に振り出し
孔を塞ぐために蓋体を回動させた際に、蓋体頂壁下面と
容器体頂壁上面との摺動面に少しでも隙間が生ずると内
容物が押し込まれ、隙間を更に拡大して蓋体振り出し孔
を介して外部と連通してしまう虞が多かった。
る虞があった。即ち、従来のものは容器体頂壁上面と蓋
体頂壁下面とを単に当接させたもので、その係止は蓋体
周壁の容器体周壁への嵌合のみで行っているため、両頂
壁間に隙間が生じ易い。また、振り出し容器の内容物は
粉体，粒体等の固体であるため、振り出し後に振り出し
孔を塞ぐために蓋体を回動させた際に、蓋体頂壁下面と
容器体頂壁上面との摺動面に少しでも隙間が生ずると内
容物が押し込まれ、隙間を更に拡大して蓋体振り出し孔
を介して外部と連通してしまう虞が多かった。
【０００８】そこで、本発明の目的の一つは、上記目的
に加えて良好な気密性を兼ね備えた振り出し容器を提案
するものである。
に加えて良好な気密性を兼ね備えた振り出し容器を提案
するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本請求項１発明の容器は
上記課題を解決するため、筒状胴部４上端に形成した円
筒部５上端縁より頂壁６を延設し、該頂壁の偏心位置に
振り出し孔７を穿設してなる容器体２と、上記円筒部５
外周に回動可能且つ抜け出し不能に嵌合させた周壁11上
端縁より頂壁12を延設するとともに、該頂壁を容器体頂
壁６上面に摺動可能に当接し、且つ、上記容器体２の振
り出し孔７と回動重複可能な頂壁12の偏心位置に振り出
し孔13を穿設した蓋体３とからなる振り出し容器に於い
て、上記蓋体振り出し孔13の回動方向両端に各々凹部14
A ，14B を延設し、上記容器体振り出し孔７側の凹部14
A 内に容器体頂壁６より一体に起立した突起19を突出さ
せ、上記蓋体振り出し孔13内に複数の細棒状連結部18で
周縁を一体に連結した切り取り蓋17を設け、上記蓋体３
の回動により突起19上に切り取り蓋17が乗り上げて上記
連結部18が破断されるとともに、他方凹部14B 内に突起
19が回動係止された際に両振り出し孔７，13が重複する
如く構成してなることを特徴とする振り出し容器として
構成した。
上記課題を解決するため、筒状胴部４上端に形成した円
筒部５上端縁より頂壁６を延設し、該頂壁の偏心位置に
振り出し孔７を穿設してなる容器体２と、上記円筒部５
外周に回動可能且つ抜け出し不能に嵌合させた周壁11上
端縁より頂壁12を延設するとともに、該頂壁を容器体頂
壁６上面に摺動可能に当接し、且つ、上記容器体２の振
り出し孔７と回動重複可能な頂壁12の偏心位置に振り出
し孔13を穿設した蓋体３とからなる振り出し容器に於い
て、上記蓋体振り出し孔13の回動方向両端に各々凹部14
A ，14B を延設し、上記容器体振り出し孔７側の凹部14
A 内に容器体頂壁６より一体に起立した突起19を突出さ
せ、上記蓋体振り出し孔13内に複数の細棒状連結部18で
周縁を一体に連結した切り取り蓋17を設け、上記蓋体３
の回動により突起19上に切り取り蓋17が乗り上げて上記
連結部18が破断されるとともに、他方凹部14B 内に突起
19が回動係止された際に両振り出し孔７，13が重複する
如く構成してなることを特徴とする振り出し容器として
構成した。
【００１０】また請求項２発明の容器は、上記蓋体周壁
11上端縁より内方へ下る傾斜壁22を介して延設した頂壁
12を容器体頂壁６上面に摺動可能に圧接し、且つ、上記
蓋体頂壁12裏面中央より垂設した係止突起24を、容器体
頂壁６中央に穿設した透孔27に回動可能且つ抜け出し不
能に嵌合させてなる請求項１記載の振り出し容器として
構成した。
11上端縁より内方へ下る傾斜壁22を介して延設した頂壁
12を容器体頂壁６上面に摺動可能に圧接し、且つ、上記
蓋体頂壁12裏面中央より垂設した係止突起24を、容器体
頂壁６中央に穿設した透孔27に回動可能且つ抜け出し不
能に嵌合させてなる請求項１記載の振り出し容器として
構成した。
【００１１】また、請求項３発明の容器は、上記容器体
２の振り出し孔７を仕切り線10で分割してなる請求項１
又は請求項２のいずれかに記載の振り出し容器として構
成した。
２の振り出し孔７を仕切り線10で分割してなる請求項１
又は請求項２のいずれかに記載の振り出し容器として構
成した。
【００１２】また、請求項４発明の容器は、上記突起19
と切り取り蓋17との当接側縁に、蓋体３の回動の際に互
いに当接摺動する傾斜面20，21を各々設けてなる請求項
１乃至請求項３のいずれかに記載の振り出し容器として
構成した。
と切り取り蓋17との当接側縁に、蓋体３の回動の際に互
いに当接摺動する傾斜面20，21を各々設けてなる請求項
１乃至請求項３のいずれかに記載の振り出し容器として
構成した。
【００１３】
【作用】図４（a) の状態から蓋体３を所定方向へ回動
させると、切り取り蓋17が凹部14A 内の突起19に乗り上
げる如く回動する（図４（b) 参照）ため、各棒状連結
部18が破断して該蓋を取り除くことができる。蓋体３を
なおも回動させると突起19が他端の凹部14B に嵌合係止
されてそれ以上の蓋体３の回動が行えなくなり、その
際、容器体２と蓋体３の両振り出し孔７，13が重複して
容器体内容物を振り出すことが出来る（図４（c) 参
照）。
させると、切り取り蓋17が凹部14A 内の突起19に乗り上
げる如く回動する（図４（b) 参照）ため、各棒状連結
部18が破断して該蓋を取り除くことができる。蓋体３を
なおも回動させると突起19が他端の凹部14B に嵌合係止
されてそれ以上の蓋体３の回動が行えなくなり、その
際、容器体２と蓋体３の両振り出し孔７，13が重複して
容器体内容物を振り出すことが出来る（図４（c) 参
照）。
【００１４】使用後は、蓋体３を逆に回動させれば突起
19が元の凹部14A 内に嵌合係止され、容器体２の振り出
し孔７は蓋体頂壁12に、蓋体３の振り出し孔13は容器体
頂壁６にそれぞれ閉塞されて容器体内外が遮断される
（図４（d) 参照）。
19が元の凹部14A 内に嵌合係止され、容器体２の振り出
し孔７は蓋体頂壁12に、蓋体３の振り出し孔13は容器体
頂壁６にそれぞれ閉塞されて容器体内外が遮断される
（図４（d) 参照）。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１６】図１乃至図４は本発明の一実施例を示すも
ので、図中１は振り出し容器を示し、該容器１は、容器
体２と、蓋体３とから構成している。
ので、図中１は振り出し容器を示し、該容器１は、容器
体２と、蓋体３とから構成している。
【００１７】容器体２は、筒状胴部４上端に形成した円
筒部５上端縁より頂壁６を延設し、該頂壁６の偏心位置
に振り出し孔７を穿設している。
筒部５上端縁より頂壁６を延設し、該頂壁６の偏心位置
に振り出し孔７を穿設している。
【００１８】胴部４は筒状であればよく、例えば円筒状
でも多角筒状でも或いは楕円筒状でも良く、上端に胴部
４内と内部を連通する円筒部５を形成可能な筒状であれ
ば良い。本実施例では、円筒状の胴部４上端縁に上向き
の段部８を介して円筒部５を延設している。また、筒状
胴部４の下端は開口させて、内容物を下端開口より収納
する如く構成している。そして、その下端開口を内容物
収納後底蓋９等により閉塞させる。本実施例では、金属
製の底蓋９外周部分を公知のカール固定方法で気密に連
結して構成しているが、これに限られず、合成樹脂製の
底蓋を気密に嵌着固定させても良い。
でも多角筒状でも或いは楕円筒状でも良く、上端に胴部
４内と内部を連通する円筒部５を形成可能な筒状であれ
ば良い。本実施例では、円筒状の胴部４上端縁に上向き
の段部８を介して円筒部５を延設している。また、筒状
胴部４の下端は開口させて、内容物を下端開口より収納
する如く構成している。そして、その下端開口を内容物
収納後底蓋９等により閉塞させる。本実施例では、金属
製の底蓋９外周部分を公知のカール固定方法で気密に連
結して構成しているが、これに限られず、合成樹脂製の
底蓋を気密に嵌着固定させても良い。
【００１９】また、本実施例に於いて、上記振り出し孔
７は平面視扇形をなしているが、この振り出し孔の形状
は扇形に限られず、例えば円形であっても、矩形であっ
ても、その他の形状であってもよい。また、この振り出
し孔は図６に示す如く、仕切り線10により複数に区画さ
れたものであっても良い。この様に区画された振り出し
孔７の場合は、後述する切り取り蓋の切り取りの際、該
蓋が容器体内へ落下する不都合を全く生じない。
７は平面視扇形をなしているが、この振り出し孔の形状
は扇形に限られず、例えば円形であっても、矩形であっ
ても、その他の形状であってもよい。また、この振り出
し孔は図６に示す如く、仕切り線10により複数に区画さ
れたものであっても良い。この様に区画された振り出し
孔７の場合は、後述する切り取り蓋の切り取りの際、該
蓋が容器体内へ落下する不都合を全く生じない。
【００２０】蓋体３は、上記円筒部５外周に回動可能且
つ抜け出し不能に嵌合させた周壁11上端縁より頂壁12を
延設し、該頂壁を容器体頂壁６上面に摺動可能に当接さ
せている。また、容器体２の上記振り出し孔７と回動重
複可能な頂壁12の偏心位置に振り出し孔13を穿設し、更
に、該振り出し孔13の回動方向両端に各々一対の凹部14
A ，14B を延設して構成している。
つ抜け出し不能に嵌合させた周壁11上端縁より頂壁12を
延設し、該頂壁を容器体頂壁６上面に摺動可能に当接さ
せている。また、容器体２の上記振り出し孔７と回動重
複可能な頂壁12の偏心位置に振り出し孔13を穿設し、更
に、該振り出し孔13の回動方向両端に各々一対の凹部14
A ，14B を延設して構成している。
【００２１】本実施例では、上記円筒部５外周下部に周
設した突条15下面に、蓋体周壁11内周下部に周設した突
条16を乗り越え係合させて蓋体３を容器体２に回動可能
且つ抜け出し不能に容器体に装着させている。
設した突条15下面に、蓋体周壁11内周下部に周設した突
条16を乗り越え係合させて蓋体３を容器体２に回動可能
且つ抜け出し不能に容器体に装着させている。
【００２２】また、上記蓋体振り出し孔13は、上記容器
体振り出し孔７近傍略同心円上に穿設した平面視扇形を
なし、該孔13両側縁中央部の略同心円上にそれぞれ矩形
状の凹部14A ，14B を突設している。この振り出し孔13
も上記容器体振り出し孔７同様扇形に限られるものでは
なく、容器体振り出し孔７と同様形状のものが好ましく
採用される。
体振り出し孔７近傍略同心円上に穿設した平面視扇形を
なし、該孔13両側縁中央部の略同心円上にそれぞれ矩形
状の凹部14A ，14B を突設している。この振り出し孔13
も上記容器体振り出し孔７同様扇形に限られるものでは
なく、容器体振り出し孔７と同様形状のものが好ましく
採用される。
【００２３】また、蓋体振り出し孔７内には該孔よりや
や小さい相似形をなす切り取り蓋17を設けている。この
切り取り蓋17は、周縁部を複数の細棒状連結部18で蓋体
３と一体に連結している。
や小さい相似形をなす切り取り蓋17を設けている。この
切り取り蓋17は、周縁部を複数の細棒状連結部18で蓋体
３と一体に連結している。
【００２４】また、上記容器体振り出し孔７側の凹部14
A 内には、容器体頂壁６上面より一体に突起19を立設し
ており、蓋体３を容器体２に対して所定方向（容器体振
り出し孔方向）に回動させた際に、この突起19が上記切
り取り蓋17一側縁に当接した後、切り取り蓋17下面に侵
入して切り取り蓋17が突起19上に乗り上げ、その各連結
部18を破断する如く構成している。
A 内には、容器体頂壁６上面より一体に突起19を立設し
ており、蓋体３を容器体２に対して所定方向（容器体振
り出し孔方向）に回動させた際に、この突起19が上記切
り取り蓋17一側縁に当接した後、切り取り蓋17下面に侵
入して切り取り蓋17が突起19上に乗り上げ、その各連結
部18を破断する如く構成している。
【００２５】この突起19の形状は、上記した作用が可能
な形状であればどの様な形状でも良いが、本実施例で
は、図４（a) に示す如く、その切り取り蓋17側上端縁
が上向きの傾斜面20をなし、また、切り取り蓋17の突起
19側下端縁を下向きの傾斜面21として構成し、蓋体３を
所定方向へ回動させた際に、両傾斜面20，21が互いに摺
動して、切り取り蓋17を突起19上方へ導いて乗り上げ易
く構成し、各連結部18の破断をより行い易く構成してい
る。
な形状であればどの様な形状でも良いが、本実施例で
は、図４（a) に示す如く、その切り取り蓋17側上端縁
が上向きの傾斜面20をなし、また、切り取り蓋17の突起
19側下端縁を下向きの傾斜面21として構成し、蓋体３を
所定方向へ回動させた際に、両傾斜面20，21が互いに摺
動して、切り取り蓋17を突起19上方へ導いて乗り上げ易
く構成し、各連結部18の破断をより行い易く構成してい
る。
【００２６】また、蓋体３を回動させることにより各連
結部18を破断して切り取り蓋17を除去した後、最終的に
他端の凹部14B 内に突起19が嵌合係止される如く構成
し、その際容器体２及び蓋体３の両振り出し孔７，13が
重複して容器体内容物が振り出せる如く構成している。
結部18を破断して切り取り蓋17を除去した後、最終的に
他端の凹部14B 内に突起19が嵌合係止される如く構成
し、その際容器体２及び蓋体３の両振り出し孔７，13が
重複して容器体内容物が振り出せる如く構成している。
【００２７】図５乃至図７は本発明の他の実施例を示
し、本実施例では、円筒状の周壁11上端縁より内方へ下
る傾斜壁22を延設し、該傾斜壁22の下端縁に水平な頂壁
12を延設し、更に、頂壁12裏面中央部から下方に、下方
外周に突条23を周設した係止突起24を垂設して蓋体３を
構成している。そして、周壁11内面に周設した突条25を
容器体円筒部５外面に周設した凹溝26に係合させて回動
可能且つ抜け出し不能に装着させるとともに、その頂壁
12を容器体頂壁６上面に回動可能に圧接させる如く構成
している。上記頂壁12を圧接させるためには、例えば、
上記周壁11の嵌合状態において、上記傾斜壁22下端縁並
びに頂壁12下面の位置が容器体頂壁６上面より若干下方
に位置する如くそれぞれの位置関係を設定しておけば良
い。
し、本実施例では、円筒状の周壁11上端縁より内方へ下
る傾斜壁22を延設し、該傾斜壁22の下端縁に水平な頂壁
12を延設し、更に、頂壁12裏面中央部から下方に、下方
外周に突条23を周設した係止突起24を垂設して蓋体３を
構成している。そして、周壁11内面に周設した突条25を
容器体円筒部５外面に周設した凹溝26に係合させて回動
可能且つ抜け出し不能に装着させるとともに、その頂壁
12を容器体頂壁６上面に回動可能に圧接させる如く構成
している。上記頂壁12を圧接させるためには、例えば、
上記周壁11の嵌合状態において、上記傾斜壁22下端縁並
びに頂壁12下面の位置が容器体頂壁６上面より若干下方
に位置する如くそれぞれの位置関係を設定しておけば良
い。
【００２８】また、上記係止突起24を容器体頂壁６中心
部に穿設した円形透孔27に強制的に嵌入させ、その突条
23上面を容器体頂壁６裏面の透孔27周縁部に係合させて
回動可能に係止させ、上記頂壁12の圧接に加えて両頂壁
６，12が離間することのない様に構成している。
部に穿設した円形透孔27に強制的に嵌入させ、その突条
23上面を容器体頂壁６裏面の透孔27周縁部に係合させて
回動可能に係止させ、上記頂壁12の圧接に加えて両頂壁
６，12が離間することのない様に構成している。
【００２９】また、蓋体周壁11外周には滑り止め用のロ
ーレット加工を施している。
ーレット加工を施している。
【００３０】また、本実施例では、切り取り蓋17の一側
端に、他端の凹部14B 内に突設する部分を一体に設けて
いる。
端に、他端の凹部14B 内に突設する部分を一体に設けて
いる。
【００３１】その他の構成は、上記実施例と同様の構成
を採用できる。
を採用できる。
【００３２】尚、上記各実施例に於いて、各部材は特に
断りの無い限り全て合成樹脂により形成すると良い。
断りの無い限り全て合成樹脂により形成すると良い。
【００３３】
【発明の効果】以上説明した如く本発明よれば、切り取
り蓋を除去しない限り振り出し孔の開口を防止でき、し
かも蓋体と切り取り蓋は一体に形成されているため従来
品のようにシュリンク包装や帯状シール等の余分なコス
トもかからず、製造上の便利を伴う。
り蓋を除去しない限り振り出し孔の開口を防止でき、し
かも蓋体と切り取り蓋は一体に形成されているため従来
品のようにシュリンク包装や帯状シール等の余分なコス
トもかからず、製造上の便利を伴う。
【００３４】また、紙等のシール材と違って衝撃等によ
り連結部が破損してしまう虞れはなく、しかも蓋体を容
器体に対して所定方向に強く回動させるだけで、連結部
を破断して切り取り蓋を除去出来、容易に開封すること
が出来る等の利点を兼ね備えている。
り連結部が破損してしまう虞れはなく、しかも蓋体を容
器体に対して所定方向に強く回動させるだけで、連結部
を破断して切り取り蓋を除去出来、容易に開封すること
が出来る等の利点を兼ね備えている。
【００３５】また、請求項２発明の容器では、上記各効
果に加えて、蓋体頂壁を容器体頂壁により良好に圧接さ
せておくことが出来、容器体内の密閉性を長期に渡って
より良好に維持できる効果を兼ね備えている。
果に加えて、蓋体頂壁を容器体頂壁により良好に圧接さ
せておくことが出来、容器体内の密閉性を長期に渡って
より良好に維持できる効果を兼ね備えている。
【００３６】また、請求項３発明の容器では、上記各効
果に加えて、切り取った蓋を誤って振り出し孔より容器
体内へ落としてしまうという不都合が全くない。
果に加えて、切り取った蓋を誤って振り出し孔より容器
体内へ落としてしまうという不都合が全くない。
【００３７】また、請求項４発明の容器では、上記各効
果に加えて、切り取り蓋の突起上への乗り上げを極めて
円滑に行えて各連結部の破断を容易に行え、ひいては、
切り取り蓋をより容易に取り除くことができる効果を兼
ね備えている。
果に加えて、切り取り蓋の突起上への乗り上げを極めて
円滑に行えて各連結部の破断を容易に行え、ひいては、
切り取り蓋をより容易に取り除くことができる効果を兼
ね備えている。
【図１】 本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図２】 同実施例の縦断面図である。
【図３】 同実施例の切り取り蓋を除いた状態の要部斜
視図である。
視図である。
【図４】 同実施例の切り取り蓋の除去を説明する説明
図である。
図である。
【図５】 本発明の他の実施例を要部縦断面図である。
【図６】 同実施例の平面図である。
【図７】 同実施例の要部側面図である。
２…容器体，３…蓋板，４…容器体胴部，５…円筒部，
６…容器体頂壁，７…振り出し孔，10…仕切り線，11…
蓋体周壁，12…蓋体頂壁，13…振り出し孔，14A …凹
部，14B …凹部，17…仕切り蓋，18…棒状連結部，19…
突起，20…上向きの傾斜面，21…下向きの傾斜面，22…
傾斜壁，24…係止突起，27…透孔
６…容器体頂壁，７…振り出し孔，10…仕切り線，11…
蓋体周壁，12…蓋体頂壁，13…振り出し孔，14A …凹
部，14B …凹部，17…仕切り蓋，18…棒状連結部，19…
突起，20…上向きの傾斜面，21…下向きの傾斜面，22…
傾斜壁，24…係止突起，27…透孔
Claims (4)
- 【請求項１】 筒状胴部４上端に形成した円筒部５上端
縁より頂壁６を延設し、該頂壁の偏心位置に振り出し孔
７を穿設してなる容器体２と、上記円筒部５外周に回動
可能且つ抜け出し不能に嵌合させた周壁11上端縁より頂
壁12を延設するとともに、該頂壁を容器体頂壁６上面に
摺動可能に当接し、且つ、上記容器体２の振り出し孔７
と回動重複可能な頂壁12の偏心位置に振り出し孔13を穿
設した蓋体３とからなる振り出し容器に於いて、上記蓋
体振り出し孔13の回動方向両端に各々凹部14A ，14B を
延設し、上記容器体振り出し孔７側の凹部14A 内に容器
体頂壁６より一体に起立した突起19を突出させ、上記蓋
体振り出し孔13内に複数の細棒状連結部18で周縁を一体
に連結した切り取り蓋17を設け、上記蓋体３の回動によ
り突起19上に切り取り蓋17が乗り上げて上記連結部18が
破断されるとともに、他方凹部14B 内に突起19が回動係
止された際に両振り出し孔７，13が重複する如く構成し
てなることを特徴とする振り出し容器。 - 【請求項２】 上記蓋体周壁11上端縁より内方へ下る傾
斜壁22を介して延設した頂壁12を容器体頂壁６上面に摺
動可能に圧接し、且つ、上記蓋体頂壁12裏面中央より垂
設した係止突起24を、容器体頂壁６中央に穿設した透孔
27に回動可能且つ抜け出し不能に嵌合させてなる請求項
１記載の振り出し容器。 - 【請求項３】 上記容器体２の振り出し孔７を仕切り線
10で分割してなる請求項１又は請求項２のいずれかに記
載の振り出し容器。 - 【請求項４】 上記突起19と切り取り蓋17との当接側縁
に、蓋体３の回動の際に互いに当接摺動する傾斜面20，
21を各々設けてなる請求項１乃至請求項３のいずれかに
記載の振り出し容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17197994A JP3298744B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 振り出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17197994A JP3298744B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 振り出し容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0811919A true JPH0811919A (ja) | 1996-01-16 |
| JP3298744B2 JP3298744B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=15933293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17197994A Expired - Fee Related JP3298744B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 振り出し容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3298744B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008162691A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Kraft Foods Holdings Inc | 容器のためのすすり蓋 |
| JP2009073563A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-04-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 振出口付容器 |
| JP2009534266A (ja) * | 2006-04-25 | 2009-09-24 | ネステク ソシエテ アノニム | ボトルの首部または容器の注ぎ口のためのスライド開口を有するプラスチック閉塞体 |
| JP2009241972A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 振り出し容器 |
| JP2014040260A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Saiseido Yakuhin Kk | 取出孔を有する錠剤容器の中栓 |
| WO2014043096A1 (en) * | 2012-09-11 | 2014-03-20 | Mattel, Inc. | Cup lid with straw crimping mechanism |
| JP2015081100A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 川崎化工株式会社 | ウェットティッシュ容器 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP17197994A patent/JP3298744B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| JP2015081100A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 川崎化工株式会社 | ウェットティッシュ容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3298744B2 (ja) | 2002-07-08 |
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