JPH08117584A - 希釈器 - Google Patents

希釈器

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JPH08117584A
JPH08117584A JP27865094A JP27865094A JPH08117584A JP H08117584 A JPH08117584 A JP H08117584A JP 27865094 A JP27865094 A JP 27865094A JP 27865094 A JP27865094 A JP 27865094A JP H08117584 A JPH08117584 A JP H08117584A
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JP
Japan
Prior art keywords
diluting
diluted
liquid
diluting liquid
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP27865094A
Other languages
English (en)
Inventor
Akikazu Yamamoto
明和 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
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  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無動力で作動し、構造が簡単で故障が無く、
固体、液体、気体をほゞ一定濃度で含む混合希釈液を調
整可能にする。 【構成】 希釈用液の導入口1と、該導入口と連通する
希釈混合部2と、該希釈混合部と連通した被希釈物流出
口3と、希釈用液と被希釈物との混合希釈液の排出口4
と、前記希釈混合部2と混合希釈液の排出口4を連通さ
せるオリフィス6を有すると共に、前記被希釈物流出口
を開閉することができる弾性弁体5とからなり、この弾
性弁体は前記導入口1から供給される希釈用液の水圧で
変形して被希釈物の流出口3を開くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体又は固体の薬品
等や、炭酸ガス等の気体(以下、被希釈物と記す。)を
希釈用液で希釈し、所定濃度の混合希釈液にする希釈器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から水流を利用した無動力の希釈設
備は商品化され、利用されている。例えば、水流で羽根
車を回転させ、その羽根車の軸の回転をギアで減速し、
水流に混合する薬品の注入力にする機構や、アスピレー
タを利用し、水流中に薬品を吸引する機構が公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、羽根車を使用
する機構は構造が複雑で、故障し易い上に、高価である
ため普及していない。又、アスピレータを利用する機構
は、アスピレータの真空圧の変動で混合希釈液の濃度が
変動する。従って、一定濃度の混合希釈液が得られな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の希釈器の問題点を解消し、簡単な構造で故障が無く、
且つ安価で、一定濃度の混合希釈液を得ることができる
希釈器に関するもので、希釈用液の導入口と、該導入口
と連通する希釈混合部と、該希釈混合部と連通した被希
釈物流出口と、希釈用液と被希釈物との混合希釈液の排
出口と、前記希釈混合部と混合希釈液の排出口を連通さ
せるオリフィスを有すると共に、前記被希釈物流出口を
開閉することができる弾性弁体とからなり、この弾性弁
体は前記導入口から供給される希釈用液の水圧で変形し
て被希釈物流出口を開くようになっていることを特徴と
する。
【0005】
【実施例】図1,2は被希釈物が固体である場合の希釈
器、図3,4,5は被希釈物が液体や気体である場合の
希釈器であって、いずれも1は希釈用液の導入口、2は
該導入口と連通する希釈混合部、3は該希釈混合部と連
通した被希釈物の流出口、4は希釈用液と被希釈物との
混合希釈液の排出口、5は前記希釈混合部2と混合希釈
液の排出口4とを連通させるオリフィス6と、被希釈物
の流出口3を下から塞ぐことができる突起7を上面に有
する弾性弁体を示す。
【0006】弾性弁体5は、ゴムや、軟質塩化ビニール
等の弾性プラスチックの成形品で、上面壁8と、上面壁
の周縁部から垂下する下向き長さの短い円筒壁9とから
なり、オリフィス6は上面壁の中心に開設され、突起7
はオリフィス6の回りの円周上に被希釈物の流出口3の
配置に対応して隆設してある。又、希釈混合部2も後述
するようにオリフィス6の回りの上面壁8上に形成され
る。
【0007】図1,2の固体用希釈器において、10は
円筒形の本体で、外筒11と、外筒の内部を上下の2室
に仕切る仕切壁12と、仕切壁12の中心から立つ内筒
13を有し、仕切壁12には内筒の回りに被希釈物の流
出口3が開設されている。仕切壁12で仕切られた外筒
の内部の上室は被希釈物である次亜塩素酸カルシウム等
の固形薬剤等の収容室14になっている。内筒13と、
外筒11の上端は同レベルで、その上には収容室14を
上から塞ぐパッキン15が載る。パッキン15は内筒と
連通する開口16を中心に有する。外筒11には中心に
希釈用液の導入口1を有する上キャップ17を上からね
じ込んで取付け、パッキン15を外筒11、内筒13の
上端に押付けてシールする。これによって上キャップの
希釈用液の導入口1はパッキンの開口16、内筒13と
一連に連なり、外筒11の仕切壁で仕切られた下室18
に開通する。
【0008】下室18には前述の弾性弁体5を収容し、
外筒に下からねじ込んだ下キャップ19を弾性弁体の円
筒壁9の下端に当接する。下キャップ19は中心に混合
希釈液の排出口4を下向きに有する。弾性弁体の円筒壁
9の外周は下室内の外筒11の内周に密接に嵌合するよ
うにしてある。又、弾性弁体の上面壁上に突設した突起
7は仕切壁12にある被希釈物の流出口3に下から対向
し、常時は流出口を閉じる。そして、希釈混合部2が弾
性弁体の上面壁のオリフィス6の回りと、仕切壁12の
内筒の下端開口の回りとの間に形成される。
【0009】上キャップの導入口1にホース30等を継
ぎ、希釈用液を供給すると、希釈用液はパッキンの開口
16、内筒13を経て弾性弁体の上面壁にあるオリフィ
ス6と、その回り、つまり希釈混合部2に到達する。オ
リフィス6の直径は小なので、一部の希釈用液はオリフ
ィスを通り、弾性体5の内部、及び下室18から排出口
4に流れるが、希釈用液の残部は上面壁8のオリフィス
6の回りを水圧で押し、図2に示すように下向きに変形
させて上面壁の突起7を流出口3から下に離し、流出口
3を開く。これによって希釈用液は収容室14に入って
固形薬剤を溶かし、溶解した固形薬剤は拡散により希釈
混合部2に流出し、内筒13を経て供給される希釈用液
と混合し、混合希釈液となってオリフィス6、下室1
8、下キャップの排出口4から排出される。仕切壁にあ
る被希釈物の流出口3の数を多くしたり、直径を大にし
たり、弾性弁体の弾性度を低くしたりすると混合希釈液
の薬剤濃度は高くなり、反対に数を少なくしたり、直径
を小にしたり、弾性弁体の弾性度を高くしたりすると濃
度は低くなる。こうして、希釈用液の供給を開始した当
初は、一瞬、排出口4から希釈用液だけが流出するが、
その後はほゞ一定濃度の希釈混合液が流出する。
【0010】又、希釈用液の供給を停止すると、弾性弁
体5は自身の弾性復元力により元に復元し、その上面壁
8にある突起7は被希釈物の流出口3を下から塞ぐので
被希釈物の流出も止まる。
【0011】図3,4,5の液体及び気体用希釈器にお
いて、20は円筒形の本体、21は本体に上からねじ込
んで取付ける上キャップ、22は本体に下からねじ込ん
で取付ける下キャップを示す。本体20は図1,2の実
施例と同様に弾性弁体の円筒壁9が内周に密接する下室
23を有し、中心に希釈混合液の下向きの排出口4を有
する下キャップ22をねじ込んで取付けると下キャップ
は円筒壁9の下端に当接する。
【0012】上キャップ21は薬液タンク31や、気体
供給管との接続口24を有する。本体の上半部25に
は、接続口が囲む領域の内周に沿って上下方向に貫通し
た孔として被希釈物の流出口3が1つ、又は複数設けて
ある。この流出口3に対応して弾性弁体の上面壁8に
は、オリフィス6の回りに該口3を下から開閉する突起
7が設けてある。本体の上半部25の下方、上キャップ
21が被さる位置よりも下には本体の外周から中心に向
かって半径方向に延び、中心から垂直下向きに延び、下
室23の上面中心に開口する希釈用液の導入口1が設け
てある。希釈用液の供給管32は導入口1の、本体の外
周側の端部にねじ込んで接続する。そして、希釈混合部
2が弾性弁体の上面壁のオリフィス6の回りと、本体の
上半部の、導入口の下端開口の回りの下面との間に形成
される。
【0013】上キャップ21の接続口24に薬液タンク
31を接続し、導入口1に接続した供給管32から導入
口1に希釈用液を供給すると、薬液タンク内の薬液、例
えば次亜塩素酸塩は接続口24を経て被希釈物の流出口
3を流下し、導入口1に供給された希釈用液の一部はオ
リフィス6から排出口4に流出するが、オリフィスの直
径が小なので希釈用液の残部は弾性弁体の上面壁8のオ
リフィス6の回りを水圧で押し、図5に示すように下向
きに変形させて突起7を流出口3から下に離し、流出口
を開く。従って、流出口3を流下した薬液は希釈混合部
2に出、そこで希釈用液と混合し、混合希釈液となって
オリフィス6、下室23、下キャップの排出口4から排
出される。本体にある流出口3の数を多くしたり、直径
を大きくしたり、上下方向の長さを短くしたり、弾性弁
体の弾性度を低くしたりすると混合希釈液の薬剤濃度は
高くなり、反対に流出口3の数を少なくしたり、直径を
小さくしたり、長さを長くしたり、弾性弁体の弾性度を
高くしたりすると濃度は低くなる。こうして、希釈用液
の供給を開始した当初は、一瞬、排出口4から希釈用液
だけが流出するが、その後はほゞ一定濃度の希釈混合液
が流出する。
【0014】又、希釈用液の供給を停止すると、弾性弁
体5は自身の弾性復元力により元に復元し、その上面壁
8にある突起7は被希釈物の流出口3を下から塞ぐので
被希釈物の流出も止まる。
【0015】炭酸ガス等のガス体を希釈する場合は、ガ
スの供給管を上カップ21の接続口24に接続して減圧
されたガスを流出口3に供給し、供給管32から導入口
1に希釈用液を供給すれば、上述した薬液と同様にガス
を溶解したほゞ所定濃度の混合希釈液を排出口4に得る
ことができる。
【0016】この希釈器は、ハウス栽培や、水耕栽培等
における液肥や、散布する農薬の調整などの農業分野、
工業分野としては得に水で溶解する物質を希釈注入する
各種操作、ガスの混合操作等に好適に使用できる。その
ほか、業務用浄水器に用いる膜の殺菌や、微弱炭酸水
(飲料)を作る際の炭酸ガスの希釈混合にも使用でき
る。業務用浄水器は、活性炭、サンゴ化石等と共に膜を
内蔵している。この膜は殺菌を行うが、この膜の表面の
殺菌用に簡素な機構で殺菌剤を希釈、混合し、供給でき
るものが従来は無かった。又、高濃度の炭酸ガスを簡単
に希釈する手段も従来は無かった。本発明の希釈器はこ
のような分野に好適に使用することができる。
【0017】図示の実施例では弾性弁体の上面壁8に設
けた突起7は被希釈物の流出口3に対応させて1つ宛設
けたが、図4に破線で示したように全部の流出口3を下
から塞ぐよう環状に設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
電力や人力を使用せず、無動力で作動し、しかも構造が
簡単で故障が無く、ほゞ一定濃度の混合希釈液を調整で
きる希釈器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体用希釈器の断面図である。
【図2】図1の希釈器の希釈動作時の断面図である。
【図3】本発明による液体用、及び気体用希釈器の断面
図である。
【図4】図3のA−B線での断面図である。
【図5】図3の希釈器の希釈動作時の断面図である。
【符号の説明】
1 希釈用液の導入口 2 希釈混合部 3 被希釈物の流出口 4 混合希釈液の排出口 5 弾性弁体 6 オリフィス 7 突起 8 弾性弁体の上面壁 9 弾性弁体の円筒壁 10 本体 11 外筒 12 仕切壁 13 内筒 14 固形薬剤の収容室 15 パッキン 16 パッキンの中心開口 17 上キャップ 18 下室 19 下キャップ 20 本体 21 上キャップ 22 下キャップ 23 下室 24 上キャップの接続口 25 本体の上半部 30 ホース 31 薬液タンク 32 希釈用液の供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希釈用液の導入口と、該導入口と連通す
    る希釈混合部と、該希釈混合部と連通した被希釈物流出
    口と、希釈用液と被希釈物との混合希釈液の排出口と、
    前記希釈混合部と混合希釈液の排出口を連通させるオリ
    フィスを有すると共に、前記被希釈物流出口を開閉する
    ことができる弾性弁体とからなり、この弾性弁体は前記
    導入口から供給される希釈用液の水圧で変形して被希釈
    物の流出口を開くようになっていることを特徴とする希
    釈器。
JP27865094A 1994-10-19 1994-10-19 希釈器 Pending JPH08117584A (ja)

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JP27865094A JPH08117584A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 希釈器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200646A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kurita Water Ind Ltd 撹拌混合器及びこれを備えた凝集反応装置
KR20170053655A (ko) * 2014-09-04 2017-05-16 에디컨인코포레이티드 유체의 전달을 위한 최소 폐색 장치 및 사용 방법
CN113893726A (zh) * 2021-09-22 2022-01-07 上海市基础工程集团有限公司 地下工程泥浆精准控制自动搅拌装置

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