JPH08117243A - 多数の超音波伝達部材を有した超音波切除カテーテル装置 - Google Patents

多数の超音波伝達部材を有した超音波切除カテーテル装置

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JPH08117243A
JPH08117243A JP6243737A JP24373794A JPH08117243A JP H08117243 A JPH08117243 A JP H08117243A JP 6243737 A JP6243737 A JP 6243737A JP 24373794 A JP24373794 A JP 24373794A JP H08117243 A JPH08117243 A JP H08117243A
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JP
Japan
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ultrasonic
transmission members
ultrasonic transmission
catheter body
catheter
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JP6243737A
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English (en)
Inventor
Nita Henry
ニタ ヘンリー
Timothy C Mills
シー.ミルズ ティモシー
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Baxter International Inc
Original Assignee
Baxter International Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は一般に医療用装置と医療方法とに関
し、特に血管等の解剖学的管状構造体から望ましくない
物質を取り除くための装置と方法提供するもんおであ
る。 【構成】 少なくともひとつの管腔部を長手方向に貫通
延在させた細長カテーテル本体からなる、哺乳類の体内
に超音波を伝達する超音波カテーテル装置。さらに、外
部超音波源に連結可能な基端部とカテーテルの末端部付
近で終端する終端部とを各々有する少なくとも2つの超
音波伝達部材が管腔部を貫通して長手方向に延在してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に医療用装置と医
療方法とに関し、特に血管等の解剖学的管状構造体から
望ましくない物質を取り除くための装置と方法とに関す
る。
【0002】
【関連出願】本願は、1991年1月11日出願の「改
良形の伝達部材と切除プローブとを内蔵した超音波血管
形成装置(ULTRASOUND ANGIOPLASTY DEVICE INCORPORAT
INGIMPROVED TRANSMISSION MEMBER AND ABLATION PROB
E)」と題する米国特許出願第07/640,190号
の一部継続出願であり、前記先願の開示事項が全てここ
に特に参照として取り入れられている。
【0003】
【従来の技術】超音波エネルギーは血管閉塞物(じゅく
状硬化性血小板や血栓塞栓物質等)の除去に有効な手段
として確立されている。血管閉塞物の除去や切除に使用
しうるとされている超音波装置として、例をあげると、
米国特許第3,433,226号(ボイド(Boyd))、
3,823,717号(ポールマン(Pohlman)ら)、
4,808,153号(パリシ(Parisi))、4,93
6,281号(スタッツ(Stasz))、3,565,0
62号(クリス(Kuris))、4,924,863号
(スターザー(Sterzer))、4,870,935号
(ドンマイケル(DonMichael)ら)、5,069,66
4号(スース(Suess)ら)、4,920,954号
(アリジャー(Alliger)ら)だけでなく、国際特許第
87−05739号(クーパー(Cooper))、国際出願
第89−06515号(バーンスタイン(Bernstein)
ら)、国際特許第90−0130号(ソニック・ニード
ルズ社(Sonic Needle Corp.))、欧州特許第316,
789号(ドンマイケル(DonMichael)ら)、独国特許
第3,821,836号(シュバート(Shubert))、
独国特許第2,438,648号(ポールマン(Pohlma
n))、欧州特許第0443256号(バルーチ(Baruc
h))に記載のものがある。
【0004】「改良形の伝達部材と切除プローブとを内
蔵した超音波血管形成装置(ULTRASONIC ANGIOPLASTY D
EVICE INCORPORATING IMPROVED TRANSMISSION MEMBER A
ND ABLATION PROBE)」と題する米国特許出願第07/
640,190号には、細長い針金状の超音波伝達部材
を長手方向に貫通延在させた可撓性の管状カテーテルか
らなる超音波カテーテル装置が記載されており、本願は
その一部継続出願である。
【0005】米国特許出願第07/640,190号の
開示内容には、超音波伝達部材の可撓性または屈曲性を
向上させるために構造面および材料面において行なわれ
る一定の改変が含まれているが、超音波カテーテルの可
撓性または屈曲性を最適なものにしながら、カテーテル
の全長にわたって必要なエネルギー伝達効率を維持する
ためには、前記技術をさらに改良する必要がある。
【0006】
【発明が解決すべき課題】本発明は、哺乳類の身体の解
剖学的な通路や経路、内腔、血管、器官内にある望まし
くない物質を超音波により切除する超音波カテーテル装
置の改良である。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明の超音波カテーテ
ルは、2つ以上の超音波伝達部材を長手方向に貫通延在
させた可撓性のカテーテル本体からなる。2つ以上の超
音波伝達部材は各々、相対的に小さな断面寸法(たとえ
ば直径0.1mm〜1.0mm)を有したものとするこ
とができる。各超音波伝達部材は、カテーテルの末端部
やカテーテル末端部に配された末端「ヘッド」部材と結
合または接触せしめられる。こうして、個々の超音波伝
達部材を通過した超音波エネルギーにより、カテーテル
末端部分や末端「ヘッド」部材の超音波振動がもたらさ
れるのである。
【0008】また、本発明は、針金等の超音波伝達部材
を長手方向に延在させた可撓性のカテーテル本体からな
る従来技術のあらゆる超音波カテーテルに対して、前記
カテーテル本体の少なくとも一部分を介して前記超音波
エネルギーを長手方向に伝達する2つ以上の分離状態の
超音波伝達部材(たとえば針金)と、前記2つ以上の超
音波伝達部材を介して伝達される別々の超音波エネルギ
ーをカテーテル末端部またはその近辺に位置する患部に
おいて複合または合成する関連手段とからなる改良であ
る。
【0009】
【好適な実施例の詳細な説明】以下の詳細な説明と添付
図面は、本発明の現時点での好適な実施例を例示するた
めのものにすぎない。以下の詳細な説明と添付図面は、
添付の特許請求の範囲とその同等物とに限定される本発
明の範囲を何ら制限するものではない。
【0010】添付図面の図1に、可撓性細長カテーテル
部11と基端接続部12とからなる本発明の超音波カテ
ーテル装置10を示す。超音波カテーテル装置10は、
基端接続部12により、超音波変換器14(UAT−1
000型、バクスター・ヘルスケア社、エドワーズ・レ
ス・インベーシブ・サージェリー部門、カリフォルニア
州アーバイン市レッドヒル通17221、郵便番号92
714(Model UAT-1000, Baxter Healthcare Corporat
ion, Edwards Less Invasive Surgery Division, 17221
Redhill Avenue, Irvine, CA 92714))に作動的に連
結される。超音波変換器14は、信号発生器16(UA
G−1110型、バクスター・ヘルスケア社、エドワー
ズ・レス・インベーシブ・サージェリー部門、カリフォ
ルニア州アーバイン市レッドヒル通17221、郵便番
号92714(Model UAG-1110,Baxter Healthcare Cor
poration, Edwards Less Invasive Surgery Division,
17221 Redhill Avenue, Irvine, CA 92714))に接続さ
れる。信号発生器16には、足踏式オンオフスイッチ1
8が設けられている。足踏式オンオフスイッチ18を押
すと、信号発生器16が超音波変換器14に電気信号を
送信する。そして超音波変換器14がこの電気信号を超
音波エネルギーに変換する。この超音波エネルギーはそ
の後、本発明の超音波カテーテル装置10を通って装置
10の末端部へと送られる。
【0011】以下により詳しく説明するように、カテー
テル装置10とともにガイドワイヤ20を用いてもよ
い。
【0012】また、図に示す実施例において、冷却液F
(たとえば0.9%食塩水)の供給源が基端接続部12
の注入口または分岐管22に接続されている。これによ
り、カテーテル装置10内への冷却液Fの注入や前記カ
テーテル装置を介した注入が可能になっている。このよ
うに冷却液を流すことによって、本発明の超音波カテー
テル装置10内に内蔵された超音波伝達部材の過熱を防
ぐことができる。
【0013】図2、3および4は、本発明に係る装置1
0のカテーテル部11の末端部の詳細図である。図のよ
うに、装置10の細長カテーテル部11は、好ましくは
ナイロン(たとえばペバックスTM、アトシミー、仏国オ
ー・ド・セーヌ県クルブヴォア市(PebaxTTM, Atochim
ie, Cour be Voie, Hauts-Ve-Sine, France))等の可
撓性可塑性材料により形成された可撓性のカテーテル
本体24からなる。可撓性カテーテル本体24は、好ま
しくはひとつ以上の管腔部を長手方向に貫通延在させた
細長管の形態をとるものとする。図に示す実施例では、
単一の管腔部26が管状のカテーテル本体24を貫通し
て長手方向に延在している。3つの超音波伝達部材28
a、28b、28cが、カテーテル本体24の管腔部2
6を通って長手方向に延在している。この3つの超音波
伝達部材28a、28b、28cは、基端接続部12か
ら装置10の末端部に取り付けられた末端ヘッド30に
超音波エネルギーを伝達する役目を果たす。
【0014】末端ヘッド30は、カテーテル本体24の
末端部にはめ込まれた実質的に剛性な部材からなる。図
の実施例では、末端ヘッド30は、略円錐台状の末端部
分30aと略筒状の基端部分30bとからなる。末端ヘ
ッド部材30の基端部分30bは、図のように管状カテ
ーテル本体24の末端部の開口に挿入される。カテーテ
ル本体24の末端部のまわりに、カテーテル本体に内向
きの圧力を加えるように環状リング部材32が配され、
これによって末端ヘッド30の基端部分30bがカテー
テル本体24の管腔部26の末端部内に締結保持され
る。図のように、環状リング部材32がカテーテル本体
24の末端部上の正位置に固定されるように、環状リン
グ部材32の基端縁部まわりに一定量の接着剤ADHを
塗布する。この接着剤については、環状リング部材32
の外面からカテーテル本体24の外面まで漸進的な内向
きの斜面をなすように、軽い傾斜状または先細状にして
もよい。好ましくは、環状リング部材32の外径を末端
ヘッド部材30の末端側部分30aの外径と略同じにし
て、図のように末端ヘッド部材30とカテーテル本体2
4との接合部に略円滑な外面を形成させることとする。
【0015】図に示す特定の実施例において、3つの超
音波伝達部材28a、28bおよび28cは、末端ヘッ
ド部材30の基端部分内まで長手方向に延在する孔部3
4内に個別に挿入される。そして個々の超音波伝達部材
28a、28bおよび28cは、末端ヘッド30の周囲
材料と各部材28a、28bおよび28cとの摩擦係合
や、溶接や接着剤等のその他の機械的または化学的な取
付手段により、孔部34内に堅固に保持される。個々の
超音波伝達部材28a、28bおよび28cを末端ヘッ
ド30に堅固に取り付けると、個々の超音波伝達部材2
8a、28bおよび28cを通過してきた超音波エネル
ギーが末端ヘッド部材30に直接伝達されやすくなると
いう効果がある。その結果、分離状態の超音波伝達部材
28a、28bおよび28cを介して伝達されてきた各
超音波エネルギーが合成されることにより、末端ヘッド
部材30と管状カテーテル本体24の末端部分とが超音
波振動を起こすのである。
【0016】装置10の末端部において管腔部26から
冷却液Fを流出させるように、末端ヘッド部材30を長
手方向に貫通して延在する液体流出口40を設ける。こ
のように管腔部26を介して液体を流通させることによ
り、個々の超音波伝達部材28a、28bおよび28c
の外面が液体に浸され、これによって冷却液Fと個々の
超音波伝達部材28a、28bおよび28cの材料との
温度を均衡させることができる。このようにして、冷却
液Fの温度や流量を調節して、個々の超音波伝達部材2
8a、28b、28cの適切な冷却その他の温度制御を
行なってもかまわない。
【0017】ガイドワイヤ挿入用管腔部または管路50
は、カテーテル本体24の末端部分を貫通して延在す
る。ガイドワイヤ挿入用管腔部50は直径約0.1〜
1.0mmの管からなる。カテーテル本体24の側面に
は、カテーテル11の末端部から約0.1〜40cmの
位置に側面ガイドワイヤ挿入口52が形成される。末端
ガイドワイヤ挿入口54は、末端ヘッド部材30を貫通
して長手方向に延在する。ガイドワイヤ挿入用管腔部ま
たは管路50は、側面ガイドワイヤ挿入口52と末端ガ
イドワイヤ挿入口54との間に延在する専用管からな
る。ガイドワイヤ20については、図3に示すように、
末端ガイドワイヤ挿入口54から挿入され、ガイドワイ
ヤ挿入用管腔部または管路50を経て側面ガイドワイヤ
挿入口52から出される。これにより、経皮経管血管形
成術等の心臓外科手術に用いられる一般的な手術法にし
たがって、予め配置されたガイドワイヤ上において装置
10を前後に移動させることができる。
【0018】図5および6は、装置10の基端接続部1
2の詳細図である。基端接続部12は、前方部分58と
中間部分60と後方部分62とをなす細長剛性体56か
らなる。細長体56の前方部分58は、ねじ付き把持部
材64との係合によりカテーテル部11の基端部に堅固
に接続される。こうした関係で、カテーテル部11の基
端部は、朝顔形とし、かつ細長体56に把持部材64を
螺合せしめた時に接続部12と密着する最外方端部に環
状フランジを有するものとする。前方部分58の基端部
は、第2の把持部材66により細長体56の中間部分6
0の末端部に接続される。前記構造を容易に実現するに
は、前方部分58および中間部分60の末端部にねじを
設ければよいことがわかろう。また、図6に示すよう
に、中間部分60の基端部はねじ切りされずに、細長体
56の後方部分62の末端部に形成された対応する孔部
内に摺動自在に受け入れられる。こうした関係で、中間
部分60は、接着剤やその他の適切な固定方法を利用し
て後方部分62と係合状態に維持される。
【0019】次に図6において、細長体56の後方部分
62は、末端部が中間部分60の基端部を受け入れるよ
うになっている末端部材68と略円錐台状の基端部材7
0とからなる。末端部材68の基端部は、直径が縮小さ
れた形になっており、基端部材70の末端部に形成され
た相補的な凹部に摺動自在に挿入される。基端部材70
は、基端部材70の壁面をなす孔部を介して、直径が縮
小された末端部材68の基端部に設けられたねじ穴内へ
と延在するねじ等のねじ付き締結具72によって、末端
部材68と係合状態に維持される。超音波伝達部材28
a、28b、28cはカテーテル部11全体を通じて接
続部12の基端部にわたり長手方向に延在する。そして
超音波伝達部材28a、28b、28cは、基端部材7
0の基端部に形成された筒状凹部内に位置するねじ付き
基端接続部74内に挿入され、前記接続部と係合する。
超音波変換器14は、超音波伝達部材28a、28b、
28cを介してカテーテル本体24の末端部まで末端方
向に超音波エネルギーを通過させうるような態様で基端
接続部74と協動的に係合する。
【0020】基端部材70の基端側最端部には、超音波
伝達部材28a、28b、28cの基端部が超音波変換
器14のホーンに作動的に取り付けられる構成の音波接
続部または装置が配設される。音波接続部または装置
は、超音波伝達部材28a、28b、28cの横方向の
側方移動を最小限に抑えると同時に超音波伝達部材28
a、28b、28cを長手方向に自由に前後振動または
移動させながら、超音波伝達部材28a、28b、28
cを介して超音波エネルギーを伝達しうる構成および構
造とする。特に、ねじ付き基端接続部74の本体の末端
部分は、圧縮式の把持用フェルールを受け入れられる形
状とする。圧縮式把持用フェルールには、図のように超
音波伝達部材28a、28b、28cを通す小さな中央
貫通穴が設けられている。前方部材78は、把持用フェ
ルール76を加圧するように基端接続部74の本体前部
内に螺着せられ、これによって超音波伝達部材28a、
28b、28cが把持用フェルール76により基端接続
部74の本体内の正位置に堅固に締結保持される。その
後、基端接続部74を内方に圧縮または圧搾して超音波
伝達部材28a、28b、28cの基端部にさらに圧接
または圧着させるようにし、これによって超音波伝達部
材28a、28b、28cに対する音波接続部の把持状
態および取付状態を向上させてもよい。また、基端接続
部74は、超音波変換器のホーンの末端部と解除可能に
係合しうる形状、したがって音波接続部に解除可能に取
り付けられる形状になっている。このように、前方部材
78と把持用フェルール76と基端接続部74とが組み
合わさって、超音波変換器14のホーンを取付可能かつ
超音波エネルギーを超音波伝達部材28a、28b、2
8cへと伝達可能な音波接続部を形成している。接続部
12の後方部分62と中間部分60とを貫通して延在す
る管腔部80は、特に、超音波伝達部材28a、28
b、28cを挿入した時に、超音波伝達部材28a、2
8b、28cの外面と管腔部80の管状内面との間に小
空間が残るだけの十分な大きさとする。末端部材68の
末端部に形成された中間部分受入用孔部内には、液体が
管腔部80の外面に沿って後方部分62の基端部材70
内に流れ込まないようにするためのOリング82が配さ
れている。
【0021】次に図7a、7b、7cにおいて、超音波
伝達部材28a、28b、28cの末端部は末端ヘッド
30に対して離間的に取り付けられるが、管腔部80を
貫通して延在する超音波伝達部材28a、28b、28
cの基端部分は、前記管腔部に容易に挿入可能な形状、
もしくは超音波変換器14等の外部超音波源に連結可能
な実質的に一体化した基端部分をなす形状としなければ
ならない。こうした関係で、図7aに示すように、超音
波伝達部材28a、28b、28cの基端部分を長手方
向に撚り合せて、管腔部80を貫通しうる寸法の構造体
を形成させてもかまわない。代案として、図7bに示す
ように超音波伝達部材28a、28b、28cを長手方
向に互いに当接させて、超音波伝達部材28a、28
b、28cを外部スリーブ部材83で束ねることによ
り、前記配向状態に維持させてもかまわない。スリーブ
部材83の外径については、前記スリーブ部材が管腔部
80内に容易に受け入れられるような寸法にしてあるこ
とが理解されよう。また、超音波伝達部材28a、28
b、28cのまわりに単一の細長スリーブ部材82また
は長さを短くした2つ以上のスリーブ部材を配してもよ
い。さらに、図7cに示すように、管腔部80内に挿入
可能な寸法の一体構造の基端部分86を有するフォーク
状の伝達部材84により超音波伝達部材28a、28
b、28cを形成させてもよい。
【0022】前記説明のように、管腔部26を通じて冷
却液Fを循環させて超音波伝達部材28a、28b、2
8cの外面を前記液体に浸し、これによって所望の温度
均衡をもたらすことができる。この点においては、特に
冷却液Fの温度と流量とを制御して、超音波伝達部材2
8a、28b、28cの温度を最適な動作範囲内で所望
の温度に維持することができる。特に、特定の温度範囲
内において最適な物性(たとえば超弾性)を示す合金に
より超音波伝達部材28a、28b、28cが形成され
ている本発明の実施例においては、分岐管24内に注入
される冷却液Fの温度および流量を特に制御して、前記
超音波伝達部材の温度を、超音波伝達部材28a、28
b、28cが最も望ましい物性を示す温度範囲内に維持
してもよい。たとえば、マルテンサイトの状態の時には
超弾性を示すけれどもオーステナイトの状態に遷移する
につれて超弾性を失う形状記憶合金により超音波伝達部
材28a、28b、28cが形成されている本発明の実
施例においては、分岐管24を介して注入される冷却液
Fの温度と流量とを調節して、超音波伝達部材28a、
28b、28cの形状記憶合金がマルテンサイトの状態
に保たれてオーステナイトの状態に遷移しない温度範囲
内に維持されるようにすることが望ましい。こうした形
状記憶合金がマルテンサイトの状態からオーステナイト
の状態に遷移する温度は、物質の「マルテンサイト変態
温度」(Ms)として周知である。したがって、こうし
た実施例の場合、分岐管24を介して注入される冷却液
Fについては、超音波伝達部材28a、28b、28c
の形状記憶合金が自身のマルテンサイト変態温度(M
s)未満に保たれるような温度および注入流量とする。
【0023】このように、超音波伝達部材28a、28
b、28cは、超弾性を示す1種類以上の材料によって
形成されることが好ましい。前記材料は、好ましくはカ
テーテル装置10の運転時に超音波伝達部材28a、2
8b、28cが通常さらされる温度範囲内において一貫
して超弾性を示すものにすべきである。特に、超音波伝
達部材28a、28b、28cの全部または一部分を
「形状記憶合金」として周知の1種類以上の合金により
形成してもかまわない。
【0024】本発明の超音波伝達部材28a、28b、
28cの形成に使用しうる超弾性合金として、例をあげ
ると、米国特許第4,665,906号(ジャーヴィス
(Jervis))、4,565,589号(ハリソン(Harr
ison))、4,505,767号(クィン(Quin))お
よび4,337,090号(ハリソン(Harrison))に
詳細に記載のものがある。米国特許第4,665,90
6号、4,565,589号、4,505,767号お
よび4,337,090号の開示内容は、本発明の超音
波伝達部材28a、28b、28cの動作温度範囲内に
おいて超弾性となる特定の合金の組成と特性と化学的性
質と作用とが記載されている範囲において、特にここに
参照により取り入れられており、これらの超弾性合金は
いずれも超弾性超音波伝達部材28a、28b、28c
の形成に使用可能である。
【0025】特に、55.8重量%がニッケル、残りが
チタン(または50.8原子%がニッケル、残りがチタ
ン)からなるニッケル−チタン合金の針金は、現在のと
ころ超音波伝達部材28a、28b、28cを形成させ
うる好適な超弾性合金のひとつである。前記材料は、カ
リフォルニア州メンロパーク(Menlo Park, California
94025)のレイケム社(Raychem Corporation)から、
タイネルTM(TinelTM)という商標で市販されている。
50.8原子%がニッケル、残りがチタンである好適な
ニッケル−チタン合金の物性は次のとおりである: ニッケル50.8原子%、残りがチタンからなるNiTi合金の物性 物性* 単位 値 超弾性温度範囲 °C 20〜80 荷重時プラトー応力(摂氏20度時) MPa 480 荷重除去時プラトー応力 MPa 135 永久ひずみ(摂氏20度、ひずみ8%時) % 0.2 極限引張強さ(摂氏20度時) MPa 1150 Ksi 170 破断伸び % 10 融点 °C 1350 密度 g/cm 6.5 ポンド/立法インチ 0.235 * 冷間加工・形状設定時の一般的な値 本発明のいずれの実施例の場合も、超音波伝達部材28
a、28b、28cをカテーテル装置10内において先
細状または幅狭状もしくは断面寸法が縮小された状態に
して、超音波伝達部材28a、28b、28cの剛性を
減じ、かつ/または前記部材の末端部との間において伝
達される超音波を増幅させるようにしてもよい。
【0026】これ以外にも本発明を改変および改良しう
る方法が、当業者には明白であるかもしれない。したが
って、説明と図とによりここに示す部分の特定の組合せ
は、単に本発明の一実施例を表しているだけであり、本
発明の精神と範囲とに含まれるこれ以外の装置を制限す
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の超音波カテーテルが超音波発生装置
に作動的に接続されている状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明の超音波カテーテルの末端部を示す拡
大斜視図である。
【図3】 図2の線3−3における縦断面図である。
【図4】 図3の線4−4における横断面図である。
【図5】 本発明の超音波カテーテルを超音波変換器に
作動的に連結する基端接続装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図6】 図5の線6−6における部分縦断面図であ
る。
【図7】 本発明の超音波カテーテルの多数の超音波伝
達部材が長手方向に撚り合わせられている様子を示す部
分斜視図である。
【図8】 本発明の超音波カテーテル装置の多数の超音
波伝達部材が少なくとも部分的に外部スリーブ部材によ
って取り巻かれている様子を示す部分斜視図である。
【図9】 本発明の超音波カテーテル装置のフォーク状
の超音波伝達部材を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
10 超音波カテーテル装置 11 カテーテル部 12 基端接続部 14 超音波変換器 16 信号発生器 18 足踏み式オンオフスイッチ 20 ガイドワイヤ 22 分岐管 24 カテーテル本体 26 管腔部 28a,28b,28c 超音波伝達部材 30 末端ヘッド 30a 末端部分 30b 基端部分 32 環状リング部材 34 孔部 40 流体流出口 50 ガイドワイヤ挿入用管腔部 52 側面ガイドワイヤ挿入部 54 末端ガイドワイヤ挿入部 56 細長剛性体 58 前方部分 60 中間部分 62 後方部分 64 ねじ付き把持部材 66 ねじ部材 68 末端部材 70 基端部材 72 ねじ付き締結部材 74 ねじ付き基端接続部 76 把持用フェルール 78 前方部材 80 管腔部 82 Oリング 83 スリーブ部材 84 伝達部材 86 基端部分
フロントページの続き (72)発明者 ティモシー シー.ミルズ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92660 ニューポート ビーチ、コーテ ポートフィノ 3160

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳類の体内に超音波を伝達する超音波
    カテーテル装置において: a)基端部と末端部と自身を貫通して長手方向に延在す
    る少なくともひとつの管腔部とを有した可撓性の細長カ
    テーテル本体と; b)前記少なくともひとつの管腔部を通って長手方向に
    延在するとともに、各々が外部超音波源と結合可能な基
    端部と前記カテーテルの末端部付近で終端する末端部と
    を有する少なくとも2つの超音波伝達部材とからなり、 c)前記少なくとも2つの超音波伝達部材が、超音波エ
    ネルギーを前記カテーテル本体の前記末端部に同時に伝
    達する構成および構造とされていることを特徴とする超
    音波カテーテル装置。
  2. 【請求項2】 d)前記少なくとも2つの超音波伝達部
    材の前記末端部に設けられた末端ヘッド部材をさらに含
    み、 e)前記少なくとも2つの超音波伝達部材を介して同時
    に伝達される超音波により前記末端ヘッド部材が振動す
    るように、前記超音波伝達部材を前記末端ヘッド部材に
    結合させてあることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つの超音波伝達部材が
    第1、第2および第3の超音波伝達部材からなる請求項
    1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波伝達部材が超弾性合金により
    形成される請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記超弾性合金がNiTiである請求項
    4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 基端部と末端部とを有するとともに、前
    記カテーテル本体の少なくとも一部分にわたって延在し
    てガイドワイヤの挿入を受けるガイドワイヤ挿入用管腔
    部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 超音波源に容易に連結または取付可能に
    するために、前記少なくとも2つの超音波伝達部材をそ
    の基端部において結合させて実質的に一体的な基端部分
    を形成させてある請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも2つの超音波伝達部材を
    その基端部において融合せしめて、実質的に一体的な基
    端部分を形成させてある請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2つの超音波伝達部材の
    基端部分のまわりにスリーブ部材を配して前記実質的に
    一体的な基端部分を形成させてある請求項7に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも2つの超音波伝達部材
    の基端部分を撚り合せて前記実質的に一体的な基端部分
    を形成させてある請求項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも2つの超音波伝達部材
    と前記カテーテル本体の前記末端部とを結合させて、前
    記少なくとも2つの超音波伝達部材を介して同時に伝達
    される超音波により前記カテーテル本体の前記末端部を
    振動させる請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記末端ヘッド部材が前記カテーテル
    本体の前記末端部に取り付けられる請求項2に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 前記末端ヘッド部材が、前記カテーテ
    ル本体の前記末端部に挿入される差込部材からなる請求
    項2に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記末端ヘッド部材が、前記末端ヘッ
    ド部材を貫通して長手方向に延在して前記カテーテル本
    体から前記末端ヘッド部材を介して液体を流出させる少
    なくともひとつの液体流出口を含む請求項13に記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 前記末端ヘッド部材が:前記末端ヘッ
    ド部材を貫通して長手方向に延在してガイドワイヤの挿
    入を受けるガイドワイヤ挿入口をさらに含む請求項2に
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記カテーテル本体の側面に形成され
    た側面ガイドワイヤ挿入口と;前記カテーテル本体の側
    面に形成された前記側面ガイドワイヤ挿入口と前記末端
    ヘッド部に形成された前記ガイドワイヤ挿入口との間に
    延在するガイドワイヤ挿入用管状中空部材とをさらに含
    み、 これによって、前記側面ガイドワイヤ挿入口と前記ガイ
    ドワイヤ挿入用管状中空部材と前記末端ヘッドのガイド
    ワイヤ挿入口とが組み合わさって、ガイドワイヤが挿入
    されるガイドワイヤ挿入路を形成することを特徴とする
    請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記合金が、50.8原子%がニッケ
    ル、残りがチタンにより形成される請求項5に記載の装
    置。
  18. 【請求項18】 前記合金が、55.8重量%がニッケ
    ル、残りがチタンにより形成される請求項5に記載の装
    置。
  19. 【請求項19】 前記超弾性合金が:極限引張強さが摂
    氏20度で約1150Mpa、超弾性温度範囲が摂氏約
    20〜80度になる配合率で少なくとも2種類の金属元
    素を配合した合金で構成される合金群の中から選択され
    る請求項4に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記金属元素の前記配合率がさらに、
    前記合金が摂氏20度で約135Mpaの荷重除去時プ
    ラトー応力を示すような配合率である請求項19に記載
    の装置。
  21. 【請求項21】 前記金属元素の前記配合率がさらに、
    前記合金に8%のひずみを加えた時の永久ひずみが摂氏
    20度で約0.2%となるような配合率である請求項1
    9に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記金属元素の前記配合率がさらに、
    前記合金の破断伸びが摂氏20度では約10.0%とな
    るような配合率である請求項19に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記金属元素の前記配合率がさらに、
    前記合金の融点が摂氏約1350度となるようは配合率
    である請求項19に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記金属元素の前記配合率がさらに。
    前記合金の密度が約6.5g/cmとなるような配合率
    である請求項19に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記超音波伝達部材の温度制御のため
    に、前記少なくともひとつの管腔部内に、前記少なくと
    もひとつの管腔部の中と前記少なくとも2つの超音波伝
    達部材のまわりとにおいて液体を流動せしめられるだけ
    の十分な空間が設けられ、 d)前記カテーテル本体の前記基端部付近において前記
    少なくともひとつの管腔部内に形成された液体導入口
    と; e)前記カテーテル本体の前記末端部付近において前記
    少なくともひとつの管腔部内に形成された液体排出口
    と; f)これによって前記導入口から注入されて前記管腔部
    を通って前記排出口から排出されて、前記装置の運転時
    に前記少なくともひとつの超音波伝達部材の温度制御を
    行なう温度制御用の液体とをさらに含む請求項1に記載
    の装置。
  26. 【請求項26】 可撓性の細長カテーテル本体と該カテ
    ーテル本体を介して長手方向に超音波エネルギーを伝達
    する手段とを有した超音波カテーテル装置の改良におい
    て:前記カテーテル本体の少なくとも一部分を貫通して
    長手方向に延在する少なくとも2つの分離状態の超音波
    伝達部材が、前記カテーテル本体を介して超音波を伝達
    する前記手段の少なくとも一部分を形成してなることを
    特徴とする超音波カテーテル装置の改良。
JP6243737A 1994-10-07 1994-10-07 多数の超音波伝達部材を有した超音波切除カテーテル装置 Pending JPH08117243A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7001335B2 (en) 2000-12-21 2006-02-21 Aisin Kiko Co., Ltd. Ultrasonic wave generating/transmitting apparatus
JP2013252441A (ja) * 2003-04-08 2013-12-19 Flowcardia Inc 改良された超音波カテーテルデバイスおよび超音波カテーテル法
JP2019533519A (ja) * 2016-10-26 2019-11-21 レ ソルシオン メディカール サウンドバイト インコーポレイテッド 機械的な波を送るためのカテーテル装置
CN112654323A (zh) * 2018-09-07 2021-04-13 爱惜康有限责任公司 用于模块化能量系统的可自适应地连接和可重新分配的系统附件

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