JPH08115258A - マルチプロセッサ装置 - Google Patents

マルチプロセッサ装置

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Publication number
JPH08115258A
JPH08115258A JP6249128A JP24912894A JPH08115258A JP H08115258 A JPH08115258 A JP H08115258A JP 6249128 A JP6249128 A JP 6249128A JP 24912894 A JP24912894 A JP 24912894A JP H08115258 A JPH08115258 A JP H08115258A
Authority
JP
Japan
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processor
data
main memory
request
memory
Prior art date
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Pending
Application number
JP6249128A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Nagayoshi
明宏 永吉
Masabumi Shibata
正文 柴田
Kenji Nakajima
謙二 中島
Yoshie Namikawa
宜枝 並河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Computer Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Priority to JP6249128A priority Critical patent/JPH08115258A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリコントローラ内にバイパス機能を設け
ることにより、メインメモリを介することなく、あるプ
ロセッサから他のプロセッサへ高速にデータを転送す
る。 【構成】 プロセッサ2がキャッシュミスしたとき、リ
クエスト処理制御部4にリードリクエストを発行すると
共に、バス104にリードすべきアドレスを出す。リク
エスト処理制御部4は、他のプロセッサ1に対してバス
101を介して問合せのリクエストを発行する。問合せ
のリクエストの結果、他プロセッサ1が最新のデータを
持っていたとき、セレクタ13はパス105を選択し、
セレクタ15はパス108を選択し、プロセッサ1から
送信される最新データは送信データバッファ10に入力
され、バス104を介してプロセッサ2に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサから
なるマルチプロセッサシステムのデータ転送装置に関
し、特にプロセッサとメインメモリの間にコントローラ
を備えた場合にプロセッサ間で高速なデータ転送を行う
マルチプロセッサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチプロセッサを制御する一方式とし
て、各プロセッサが共通バスに接続される方式がある。
このような共通バスを利用した方式において、あるプロ
セッサのキャッシュメモリの内容を他プロセッサへ転送
するために、1対1のプロセッサ間における個別的なデ
ータ転送(データ・アクセス・モード)または1対複数
のプロセッサ間におけるデータ転送(複写モード)が可
能になるように、共通バスをコントロールするバスコン
トローラを備えたマルチプロセッサシステムのデータ転
送方式がある(例えば、特開昭56−44954号公報
を参照)。
【0003】上記した方式は、特に一つのプロセッサか
ら複数のプロセッサに一斉に同じデータを転送するとき
に効果があるものの、データを送信中に他のプロセッサ
がリクエストを出すことは原理的にはできない。上記し
た例のみならず、共通バスを利用する方式では、プロセ
ッサとメインメモリとの間でデータを送受信する場合
に、あるプロセッサがデータを送受信しているときは、
他プロセッサは共通バスを利用できないのでデータを送
受信することができない。
【0004】これに対し、マルチプロセッサを制御する
他の方式として、各プロセッサ毎にバスを独立してメモ
リコントローラに接続する方式がある。このような独立
バスを利用する方式においては、プロセッサとメインメ
モリとの間でデータを送受信するときに、複数のプロセ
ッサが独立してデータを送受信できるという利点があ
り、少ない個数のプロセッサを接続してマルチプロセッ
サシステムを構成したとき、プロセッサとメインメモリ
間のデータ転送に特に有効となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報処理装
置においては、一般にメモリアクセスを高速に行うため
に、小容量、高速アクセスのキャッシュメモリを備えて
いる。このキャッシュメモリは一定または任意の大きさ
のブロックに分割され、メインメモリのデータの一部を
保持している。そして、キャッシュ制御の方法として
は、常にキャッシュメモリとメインメモリの内容を一致
させておく方法と、キャッシュメモリに書き込まれたデ
ータをすぐにはメインメモリに書き戻さず、そのデータ
が置き換えの対象となったときに、書き戻す方法があ
る。
【0006】前者の場合はキャッシュ一致制御は必要な
いが、後者の場合にはキャッシュメモリとメインメモリ
の内容が必ずしも一致していないので、マルチプロセッ
サシステムでは、メインメモリの内容と2台以上の複数
のプロセッサのデータが異なっていると矛盾が生じる。
そのためキャッシュ一致制御が必要となる。
【0007】一般的には、キャッシュ内にそのデータが
システム内で最新のデータであることを示すタグを設
け、一時期には唯一台のプロセッサしか最新のデータを
持てないようにキャッシュ一致を行う。すなわち、自分
が最新のデータを持っている場合はキャッシュ内のデー
タを使う。データを持っていないか最新でない場合は、
他のプロセッサかメインメモリにあるデータが最新であ
るので、それを自分のキャッシュに入れ、最新のデータ
であることを示すタグを付けるなどすればよい。
【0008】共通バスを利用したシステムでは、各プロ
セッサが他のプロセッサのメインメモリへのリクエスト
要求をスヌープすることでこのキャッシュ一致制御を行
う。すなわち、メインメモリにデータ要求のリクエスト
が出た場合に、最新のデータを持っているプロセッサは
そのデータをバス上に出力し、キャッシュ内のタグをリ
セットする。一方、リクエストを出したプロセッサはこ
のデータを取り込み、タグをセットする。さらに、メモ
リコントローラにより同時にメインメモリの内容も更新
される。
【0009】しかし、独立バスを利用したシステムにお
いては、プロセッサが他のプロセッサのメインメモリへ
のリクエストの状況を知ることができないので、メモリ
コントローラが、他のプロセッサに対し問い合わせ処理
を行うことでキャッシュ一致制御を行う。このとき、メ
モリコントローラは、メモリコントローラの問い合わせ
処理のリクエストに対し他のプロセッサからデータが送
信された場合は、このデータを、リクエストを出したプ
ロセッサに転送し、またメインメモリも更新しなければ
ならない。
【0010】そして、従来は次のようにしてデータ転送
を行っていた。すなわち、メモリコントローラは、他の
プロセッサから転送されてくるデータを一度メインメモ
リに書き込む。そして、再びメインメモリからデータを
読み出して、リクエストを発行したプロセッサにこのレ
スポンスデータを送信する。このように、従来の転送方
式ではプロセッサ間のデータ転送がメインメモリを介し
て行われるので、プロセッサにデータが送信されるまで
に時間がかかりすぎるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、メモリコントローラ内に
バイパス機能を設けることにより、メインメモリを介す
ることなく、あるプロセッサから他のプロセッサへ高速
にデータを転送するマルチプロセッサ装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、複数のプロセッサと、各プロセッサ毎
に設けられたキャッシュメモリと、メインメモリと、該
メインメモリに対するプロセッサからのアクセスを制御
するために、各プロセッサ毎に設けられ書き込みデータ
が設定される受信データバッファと、各プロセッサ毎に
設けられ読み出しデータが設定される送信データバッフ
ァと、プロセッサからの複数のリクエストの競合を制御
し、該受信データバッファを選択してデータを前記メイ
ンメモリに転送し、または該送信データバッファを選択
してデータを該プロセッサに転送する手段を有するメモ
リ制御装置とを備え、前記各プロセッサと該メモリ制御
装置とを独立したバスで接続して構成されたマルチプロ
セッサ装置において、前記メモリ制御装置は、第1のプ
ロセッサからキャッシュミスによりリードリクエストが
発行されたとき他のプロセッサに対して問合せを行う手
段と、該問合せの結果、第2のプロセッサからデータが
転送されるとき該第2のプロセッサのバスと前記第1の
プロセッサ用の送信データバッファとを接続して前記第
2のプロセッサから第1のプロセッサにデータを転送す
る手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】また、メモリ制御装置は、前記第1のプロ
セッサがリードリクエストを発行したとき、同時に前記
メインメモリに対してリクエストを発行し、該メインメ
モリからプリフェッチする手段を備えていることを特徴
としている。
【0014】さらに、メモリ制御装置は、前記第2のプ
ロセッサから第1のプロセッサに転送されるデータを前
記第1のプロセッサ用の受信データバッファに取り込む
手段と、該受信データバッファ中の該データを前記メイ
ンメモリに書き込む手段を備えていることを特徴として
いる。
【0015】
【作用】各プロセッサを独立したバスで接続するメモリ
コントローラ内に、メインメモリを介することなく、プ
ロセッサからプロセッサにデータ転送できるバイパス機
能を設ける。このメモリコントローラのバイパス機能に
よって、プロセッサからプロセッサへ高速にデータを転
送することができる。特に、マルチプロセッサシステム
において、プロセッサからメインメモリにリードリクエ
ストが発行されたときに、他プロセッサが最新のデータ
を持っているか否かを問合せるためのリクエストの発行
によって、他プロセッサから最新のデータが転送される
ときは、このバイパス機能を経由することによりデータ
転送の高速化が図られる。また、バイパス用のバッファ
を特に設けることなく、通常のデータバッファを利用す
ることにより、バイパス用の論理が不要となり、ハード
ウェア量の増加を抑えることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。図1は、本発明の一実施例の構成図であ
る。本実施例は、2台のプロセッサを独立したバスによ
ってメモリコントローラに接続したマルチプロセッサシ
ステムの構成を示す。
【0017】図1において、1、2はそれぞれキャッシ
ュメモリ1a、2aを備えたプロセッサであり、16は
メインメモリである。3はプロセッサ1、2とメインメ
モリ16の間でデータのコントロールを行なうメモリコ
ントローラ(メモリ制御装置)である。5、6は受信用
アドレスバッファ、7、8は受信用データバッファであ
り、受信用アドレスバッファ5と受信用データバッファ
7はプロセッサ1用であり、受信用アドレスバッファ6
と受信用データバッファ8はプロセッサ2用である。こ
のように、各プロセッサ毎にバッファを持っているの
で、データを独立に受信して制御を行なうことができ
る。
【0018】11は受信用アドレスのセレクタ、12は
受信用データのセレクタである。9、10はメインメモ
リからのデータを、それぞれプロセッサ1、2に送信す
るための送信用データバッファである。受信用データバ
ッファと同じように各プロセッサ毎に独立して持つた
め、独立して送信することができる。13〜15はプロ
セッサ間データ転送用のバイパス用セレクタであり、1
3はプロセッサ間のデータ転送を行うためのデータのセ
レクタである。14と15はそれぞれプロセッサ間デー
タ転送用のバイパスとメインメモリからのデータ転送用
のパスを選択するためのセレクタである。
【0019】101、103はプロセッサ1及び2のリ
クエストバスで、プロセッサからのリクエストやメモリ
コントローラからのリクエストのための伝送路である。
102、104はプロセッサ1及び2のアドレス/デー
タバス、105、106はプロセッサ間データ転送用の
バイパス、108はプロセッサ間データ転送用のパス、
109はメインメモリからのデータ転送用のパスであ
る。
【0020】このように、本実施例では、プロセッサ
1、2は独立したバス102、104でメモリコントロ
ーラ3に接続されているので、例えばプロセッサ1の受
信動作中においても、プロセッサ2は送信動作を同時に
行なうことができる。
【0021】4はリクエスト処理を行う制御部であり、
この制御部4は、制御信号107によってセレクタ11
〜15を切り替えてデータの流れを制御し、プロセッサ
やメモリコントローラからのリクエスト処理を行う。
【0022】図2は、本発明のリクエスト処理のフロー
チャートを示す。以下に、図1、2を参照しながら本発
明の処理動作を説明する。
【0023】プロセッサからのライトまたはリードリク
エストのアドレスやデータは、プロセッサ1用には受信
用アドレスバッファ5と受信用データバッファ7に、プ
ロセッサ2用には受信用アドレスバッファ6と受信用デ
ータバッファ8にそれぞれ入力される(ステップ20
1)。ところで、リクエストは2台のプロセッサ1、2
で独立に受付ることができるが、メインメモリ16に対
しては同時にリクエストを出すことはできない。
【0024】そこで、競合処理を行い(ステップ20
2)、セレクタ11、12によってリクエストを選択す
る。プロセッサからのリクエストがメインメモリ16に
対するライトリクエストである場合は(ステップ20
3)、受信用アドレスバッファ5または6で指定された
メインメモリ16のアドレスに、受信用データバッファ
7または8の内容を書き込む(ステップ204)。
【0025】プロセッサからのリクエストがメインメモ
リ16からのリードリクエストである場合は(ステップ
205)、メインメモリ16に対してリードリクエスト
を出して、データの先読みを行う(ステップ206)。
これがプリフェッチ機能である。例えば、プロセッサ1
からのリードリクエストであるときには、リクエスト処
理制御部4は、制御信号107によってセレクタ11が
受信用アドレスバッファ5を選択するように制御し、該
受信用アドレスバッファ5のアドレスで指定されるメイ
ンメモリ16からデータを読み込む。
【0026】同時に、リクエスト処理制御部4は、リク
エストバス103を介して他プロセッサ2に対して最新
データを持っているか否かを問合せるためのリクエスト
を発行する(ステップ207)。他プロセッサ2が最新
データを持っていない場合には(ステップ208)、プ
リフェッチによるデータがそのまま送信用データバッフ
ァ9に入るように、セレクタ14を切り替えて、メイン
メモリ16からのパス109を選択する。メインメモリ
16から読み込まれたデータは送信用データバッファ9
に入り(ステップ210)、データバス102を介して
プロセッサ1に転送される(ステップ211)。
【0027】他のプロセッサ2が最新のデータを持って
いた場合は、リクエスト処理制御部4は、最新のデータ
が「ある」という応答を基に、セレクタ13でバイパス
用データパス106を選択し、セレクタ14でプロセッ
サ転送用データパス108を選択し、従ってプロセッサ
2、データバス104、バイパス106、セレクタ1
3、バイパス108の経路を介して最新データが転送さ
れ(ステップ209)、セレクタ14はバイパス108
を選択しているので、最新データは送信用データバッフ
ァ9に転送され(ステップ210)、データバス102
を介してプロセッサ1に転送される(ステップ21
1)。このとき、プリフェッチによるデータはセレクタ
14で選択されず、捨てられることになる。
【0028】図3は、キャッシュミスによってプロセッ
サ2からリードリクエストが出力され、問合せのリクエ
ストを受けたプロセッサ1が最新のデータを持っていた
ときの転送動作のタイムチャートを示す。図1、3を参
照しながら動作を説明する。
【0029】以下、説明を簡単にするために、プロセッ
サ1からはリクエストが出ていないものとする。プロセ
ッサ2がキャッシュ2aをアクセスしたところ、キャッ
シュ2a中にデータが存在せず、キャッシュミスしたと
する。このキャッシュミスにより、プロセッサ2はリク
エストバス103を介してリクエスト処理制御部4に対
してリードリクエストを発行するとともに、アドレスバ
ス104にリードすべきアドレスを送出する。このアド
レスはアドレスバッファ6にセットされる。
【0030】リクエスト処理制御部4は、制御信号10
7によってセレクタ11でアドレスバッファ6を選択し
て、メインメモリ16に対してリードリクエストを出し
てデータの先読みを行う(プリフェッチ機能)。さらに
リクエスト処理制御部4は、他プロセッサ1に対して、
リクエストバス101を介して問合せのリクエストを発
行する。
【0031】前述したように、図3はプロセッサ2のリ
ードリクエストに対して他プロセッサ1が最新のデータ
を持っていたときの処理である。問合せのリクエストの
結果、他プロセッサ1からリクエストバス101を介し
て、最新のデータ「あり」の応答を得ると、リクエスト
処理制御部4は、制御信号107によって、セレクタ1
3が他プロセッサ1からのパス105を選択し、セレク
タ15がプロセッサ間データ転送用のパス108を選択
するように制御する。
【0032】その結果、他プロセッサ1から送信される
最新のデータは、パス105、セレクタ13、パス10
8を介して、プロセッサ2の送信データバッファ10に
直接入力される。従って、先にメインメモリ16に対し
て行ったプリフェッチのデータは、セレクタ15がパス
108側を選択しているので、送信データバッファ10
への入力が阻止される。次いで、レスポンスとして送信
データバッファ10のデータがデータバス104を介し
てプロセッサ2に送信される。
【0033】さらに、この実施例では、プロセッサ間デ
ータ転送用に特別なバッファを用意していないので、最
新のデータをメインメモリに書き込むための次のような
処理を行う。すなわち、前述したように送信データバッ
ファ10から、一度メモリコントローラ3の外に出力さ
れたデータを、すぐに再びメモリコントローラ3のプロ
セッサ2の受信データバッファ8に取り込む。このとき
セレクタ12は、受信データバッファ8側を選択するよ
うにし、この最新データを、アドレスバッファ6で指定
されたメインメモリ16のアドレスに書き込む。
【0034】図4は、キャッシュミスによってプロセッ
サ2からリードリクエストが出力され、問合せのリクエ
ストを受けたプロセッサ1が最新のデータを持っていな
いときの転送動作のタイムチャートを示す。図1、4を
参照しながら本発明の動作を説明する。
【0035】プロセッサ2がキャッシュミスし、このキ
ャッシュミスにより、プロセッサ2がリクエスト処理制
御部4に対してリードリクエストを発行して、データの
先読みを行い(プリフェッチ機能)、さらに他プロセッ
サ1に対して、問合せのリクエストを発行するまでの処
理は、前述した図3と同様である。
【0036】問合せのリクエストの結果、他プロセッサ
1からリクエストバス101を介して、最新のデータ
「なし」の応答を得ると、リクエスト処理制御部4は、
制御信号107によって、セレクタ15がメインメモリ
16からのデータ転送用パス109を選択するように制
御する。その結果、その後、メインメモリ16からのプ
リフェッチのデータが送信データバッファ10に入る。
そして、レスポンスでは、このデータがデータバス10
4を介してプロセッサ2に送信される。
【0037】ところで、上記したようにプリフェッチを
行わない場合は、問合せの結果、最新のデータが転送さ
れないことが判った時点で、メインメモリに対してリー
ドリクエストを出さなければならない。本発明のメモリ
コントローラは、予めリードリクエストを行ってデータ
の先読みを行うプリフェッチ機能を備えていることか
ら、上記したオーバーヘッドがなくなり、高速にデータ
を転送することができる。
【0038】上記したように、本実施例では、メモリコ
ントローラ3中にプロセッサ間データ転送用のバイパス
13〜15を設けることにより、問合せ処理による他プ
ロセッサからの最新データの転送の高速化を図ることが
できる。
【0039】また、本実施例ではバイパスのためのデー
タバッファを設けていない。このためバイパス上にある
最新データをメインメモリに書き込むための特別なパス
を用意せずに、通常の受信データバッファからメインメ
モリに書き込むパスを流用しているので、ハードウェア
量を少なくすることができる。
【0040】本発明は上記したものに限定されず、バイ
パスのためのデータバッファを設けて、最新データをメ
インメモリに書き込む制御を行うことにより、プロセッ
サ間のデータ転送と同時に、メインメモリにもデータが
書き込まれ、さらに高速化が図れる。さらに、ハードウ
ェア量を節約するために、受信データバッファを一つに
して、プロセッサからのリクエストを交互に受け付ける
方式に変更することも可能である。
【0041】なお、上記した実施例は、プロセッサが2
台で構成されたマルチプロセッサシステムの例である
が、プロセッサが3台以上のマルチプロセッサシステム
においても、同様にプロセッサ間データ転送用のバイパ
スを設けることによりデータ転送の高速化を図ることが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、プロセッサ毎に独立したバスで接続されたマルチプ
ロセッサシステムにおいても、メモリコントローラの中
にバイパス機能を設けているので、メインメモリを経由
することなくプロセッサからプロセッサへ高速なデータ
転送を行うことができる。また、バイパス用のバッファ
を設けることなく通常のデータバッファを利用している
ので、ハードウェア量の増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明のリクエスト処理のフローチャートを示
す。
【図3】リードリクエスト発行時に、他のプロセッサに
最新データがある場合のデータ転送動作のタイムチャー
トを示す。
【図4】リードリクエスト発行時に、他のプロセッサに
最新データがない場合のデータ転送動作のタイムチャー
トを示す。
【符号の説明】 1、2 プロセッサ 1a、2a キャッシュメモリ 3 メモリコントローラ 4 リクエスト処理制御部 5、6 受信用アドレスバッファ 7、8 受信用データバッファ 9、10 送信用データバッファ 11、12 受信用アドレス/データセレクタ 13、14、15 バイパス用データセレクタ 16 メインメモリ 101、103 リクエストバス 102、104 データ/アドレスバス 105、106 プロセッサ間データ転送用バイパス 107 制御信号 108 プロセッサ間データ転送用バイパス 109 メインメモリからのパス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 正文 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 中島 謙二 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 並河 宜枝 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサと、各プロセッサ毎に
    設けられたキャッシュメモリと、メインメモリと、該メ
    インメモリに対するプロセッサからのアクセスを制御す
    るために、各プロセッサ毎に設けられ書き込みデータが
    設定される受信データバッファと、各プロセッサ毎に設
    けられ読み出しデータが設定される送信データバッファ
    と、プロセッサからの複数のリクエストの競合を制御
    し、該受信データバッファを選択してデータを前記メイ
    ンメモリに転送し、または該送信データバッファを選択
    してデータを該プロセッサに転送する手段を有するメモ
    リ制御装置とを備え、前記各プロセッサと該メモリ制御
    装置とを独立したバスで接続して構成されたマルチプロ
    セッサ装置において、前記メモリ制御装置は、第1のプ
    ロセッサからキャッシュミスによりリードリクエストが
    発行されたとき他のプロセッサに対して問合せを行う手
    段と、該問合せの結果、第2のプロセッサからデータが
    転送されるとき該第2のプロセッサのバスと前記第1の
    プロセッサ用の送信データバッファとを接続して前記第
    2のプロセッサから第1のプロセッサにデータを転送す
    る手段とを備えていることを特徴とするマルチプロセッ
    サ装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御装置は、前記第1のプロ
    セッサがリードリクエストを発行したとき、同時に前記
    メインメモリに対してリクエストを発行し、該メインメ
    モリからプリフェッチする手段を備えていることを特徴
    とする請求項1記載のマルチプロセッサ装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ制御装置は、前記第2のプロ
    セッサから第1のプロセッサに転送されるデータを前記
    第1のプロセッサ用の受信データバッファに取り込む手
    段と、該受信データバッファ中の該データを前記メイン
    メモリに書き込む手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載のマルチプロセッサ装置。
JP6249128A 1994-10-14 1994-10-14 マルチプロセッサ装置 Pending JPH08115258A (ja)

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JP6249128A JPH08115258A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 マルチプロセッサ装置

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JP6249128A JPH08115258A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 マルチプロセッサ装置

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ID=17188356

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JP6249128A Pending JPH08115258A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 マルチプロセッサ装置

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