JPH08110930A - 刻印表示読み取り装置及び方法 - Google Patents

刻印表示読み取り装置及び方法

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JPH08110930A
JPH08110930A JP6245698A JP24569894A JPH08110930A JP H08110930 A JPH08110930 A JP H08110930A JP 6245698 A JP6245698 A JP 6245698A JP 24569894 A JP24569894 A JP 24569894A JP H08110930 A JPH08110930 A JP H08110930A
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Application number
JP6245698A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Yaginuma
芳隆 柳沼
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Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 変色ムラや反射ムラがあっても表示の読み取
り、識別ができる。 【構成】 搬送されるペレット焼結ボート2の刻印面2
aの刻印文字3に対向して、読み取りプローブ6を設け
る。プローブ6のレーザ投光器9で刻印文字3に垂直に
ライン状光線を照射し、その反射光を撮像センサで受光
する。この撮像データは刻印文字3と周囲の表面2bと
で撮像位置がずれる。撮像データをデジタルビデオメモ
リでメモリし、文字要素抽出手段で刻印表示を判別して
抽出する。このライン状の刻印表示情報を取り込み位置
に応じて書き込み手段でメモリして刻印文字の画像を構
成し、文字認識手段で、文字認識プログラムを用いて文
字を読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器や部材等の各種物
体の表面に表示された刻印文字等の表示を、自動的に読
みとるための刻印表示読み取り装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種物体に表示された文字や記号
等について自動的に読み取って識別する読み取り装置と
して、撮像カメラ等で撮像して画像処理等をすることで
2値化して、表示された文字や記号等を読み取って識別
するようにしていた。ところで、例えば原子炉で用いら
れる燃料集合体内の核燃料ペレットの種類や、燃料棒内
に装填される各種核燃料ペレットを焼結する際に用いら
れるペレット焼結ボート等を識別するための文字や記号
等の表示が、その上部ノズルや側面等の外側壁面に付さ
れている。これらの燃料集合体やペレット焼結ボート等
は、燃焼環境下におかれる等、過酷な条件で使用される
ために、その表示部が変色したり、変色による色ムラ等
が現れる。そのため、これら過酷な条件下で用いられる
物体については、変色や変色ムラ等が発生しても、表示
が損なわれないように、刻印によって表示がなされるこ
とが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、刻印表示が
なされていても、燃料集合体やペレット焼結ボート等は
過酷な条件下で使用することによって表示部に変色ムラ
などが発生することにかわりはない。又、刻印面が金属
などから成っていると撮像時に反射ムラが発生する。こ
のような変色ムラや反射ムラ等の生じた刻印表示を、撮
像カメラでの撮像により画像処理等で認識しようとして
も、画像情報のS/N比が悪化するために、画像処理の
段階における画像からの文字の切り出しや文字要素識別
作業の際、文字読み取りの精度が充分に上がらず、明確
に文字の識別ができないという問題があった。
【0004】本発明は、このような課題に鑑みて、表示
部に変色ムラや反射ムラ等が現れている等しても確実に
その表示を読み取れるようにした刻印表示の読み取り装
置及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による刻印表示読
み取り装置は、物体の表面に設けられた刻印表示に光を
照射する投光手段とこの刻印表示からの反射光を受光し
て撮像する撮像センサとを備えた表示検知手段と、撮像
センサでの受光位置から刻印表示を判別して抽出する抽
出手段と、この抽出手段で得られた刻印表示情報から刻
印の表示内容を読み取る認識手段とが備えられて成るも
のである。又、投光手段から射出される光線はライン状
光線であって、このライン状光線は少なくとも刻印表示
の幅に亘って照射されることを特徴とするものである。
表示検知手段は、刻印表示に対して相対移動可能であ
り、刻印表示の読み取り範囲に亘って相対移動するよう
になっている。又、光は、刻印表示に対して垂直に照射
され且つ表示検知手段の相対移動方向に対して直交する
方向に延在していてもよい。
【0006】本発明による刻印表示読み取り方法は、物
体の表面に設けられた刻印表示に光を照射し、この刻印
表示からの反射光を撮像センサで像として受光し、この
撮像センサでの受光位置から刻印表示を判別して抽出
し、抽出された刻印表示の内容を読み取るようにしたも
のである。又、刻印表示に照射される照射光はライン状
光線であり、このライン状光線は少なくとも刻印表示の
幅に亘って照射されるようにしたことを特徴とする。
又、刻印表示に照射される光は、刻印表示に対して相対
移動可能であり、刻印表示の読み取り範囲に亘って相対
移動するようにしたものである。光は、刻印表示に対し
て垂直に照射され且つその相対移動方向に対して直交す
る方向に延在していてもよい。
【0007】
【作用】本発明による刻印表示読み取り装置及び方法で
は、物体の表面に設けられた刻印表示に投光手段から光
が照射され、この刻印表示からの反射光を撮像センサで
像として受光すると、刻印表示中の刻印のある領域とな
い領域で反射位置がずれることで、受光位置がずれるこ
とになり、これに基づいて撮像データの受光位置から刻
印表示を判別して抽出し、刻印の表示内容を読み取る。
又、刻印表示に照射されるライン状光線は刻印表示の幅
に亘って照射されるから、刻印のある領域とない領域で
この光線と直交する方向に像の位置がずれる。又、刻印
表示に照射される光は、刻印表示の読み取り範囲に亘っ
て相対移動することで、全ての刻印表示を撮像できる。
光は、刻印表示に対して垂直に照射され、その相対移動
方向に対して直交する方向に延在しているから、その撮
像精度が正確であり、精密に刻印表示の読みとりができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を図1乃至図4に
基づいて説明する。図1はペレット焼結ボートと刻印表
示読み取り装置とを示す斜視図、図2は刻印表示読み取
り装置のプローブを示す概略構成図、図3は刻印文字と
ライン状光線との位置関係を示す部分斜視図、図4は刻
印表示読み取り装置の制御系のブロック図である。図1
において、ベルトコンベア1上で所定速度で搬送される
ペレット焼結ボート2の一側面である刻印面2a上に、
凹状の刻印文字3が表示されており、この刻印文字3は
例えば箱内に収納された多数のペレット(図示せず)の
種類や用途や素材等適宜の特性と関連した、固有の記号
及び/又は番号を表示している。この刻印文字3に対向
する位置には、刻印表示読み取り装置5の刻印文字読み
取りプローブ6が非接触に配設され、この読み取りプロ
ーブ6は、プローブ6で撮像された画像情報からの文字
の読み取りと各作動制御を行うための、例えばパソコン
等の制御部7に接続されている。又、読み取りプローブ
6の近傍の、コンベア1の側面又は搬送面と離間対向す
る位置には、制御部7に接続された近接センサ8が配設
されている。この近接センサ8は例えば発光部と受光部
からなる光センサから構成されていて、搬送されてくる
ペレット焼結ボート2(の刻印面2a)を検知して制御
部7に出力するようになっている。
【0009】図2及び図3に示す読み取りプローブ6に
は、ペレット焼結ボート2の刻印文字3に対向する位置
にライン状光線を投光するレーザ投光器9が配設されて
おり、このレーザ投光器9から刻印文字3に垂直にライ
ン状のレーザ光線9aが照射される。このライン状光線
9aは、刻印文字3の走査方向にほぼ直交する方向に延
在し且つその長さは各刻印文字3の全幅をカバーする長
さであるとする(図3参照)。そして、読み取りプロー
ブ6において、レーザ投光器9の刻印文字走査方向の両
側には一対の撮像センサ10A,10Bが固定されてお
り、それぞれライン状光線9aの反射光を検知すること
によって刻印文字3の像が撮像されるようになってい
る。
【0010】図2に示す各撮像センサ10A,10B
は、先端側(光の入射側)から順次、所定波長の(レー
ザ)光線のみを通過させるフィルター12と、結像レン
ズ系13と、例えば面CCD(あるいはアレー型PSD
等)が配設された受光部14とを有していて、ライン状
光線9aによる刻印面2aの反射像が高速で撮像されて
面情報が得られるようになっている。尚、図では、一方
の撮像センサ10Bの内部構成は省略されている。尚、
撮像センサ10A,10Bの光学系は、その光軸面が、
刻印文字3に対して垂直なレーザ投光器9の射出光軸面
に対して所定角度傾斜しており、そのために、刻印文字
3の底面3aで反射したレーザ光線の像と、文字の周囲
である刻印面2aの表面2bで反射したレーザ光線の像
との受光部14での受光位置が、このライン状光線と交
差する方向にずれることになる。従って、受光部14を
光軸面と平行且つ所定の幅に分割することによって、各
区画(チャンネル)を刻印面2aの深さ方向の情報に対
応させることができる。
【0011】図4は刻印表示読み取り装置の制御系のブ
ロック図を示すものであり、制御部7内には、各撮像セ
ンサ10A,10Bで撮像された各画像データ即ち前述
した各チャンネル毎の面情報を、ビデオ信号としてそれ
ぞれ取り込んでメモリするデジタルビデオメモリ16
A,16Bが設けられている。又、これらビデオメモリ
16A,16Bは文字要素抽出手段17に接続されてい
て、文字要素抽出手段17では、各ビデオメモリ16
A,16Bが取り込んだ面情報に対応するチャンネル即
ち深さ方向の情報を識別して、刻印文字3の底面3a部
分に対応する面情報を文字要素として抽出するようにな
っている。ここでは、各撮像センサ10A,10Bで得
た2種の画像データから1つの刻印文字3の文字要素が
抽出されるために、刻印の角で光路遮断を受ける情報不
感部等をカバーでき、より正確な文字要素の抽出が可能
になっている。文字要素書き込み手段18へは、文字抽
出手段17から刻印による文字要素が抽出された場合
に、その信号が入力されるようになっており、この手段
18では各撮像センサ10A,10Bでの画像データ取
り込み位置(データ採取タイミング)に応じて文字読み
取り対象の文字ビデオメモリに文字要素を順次書き込
み、刻印文字3の画像を形成するようになっている。こ
こで、文字要素が抽出されなかった場合、即ち撮像セン
サ10A,10Bにおける撮影対象が刻印文字3のない
刻印面2aの表面2bだけの場合には、刻印文字底面3
aに対応するチャンネルからの出力がないので、文字認
識手段19への信号の出力はなされない。
【0012】文字認識手段19では、文字要素書き込み
手段18で刻印文字3の画像が書き込まれた文字ビデオ
メモリから、予め入力されている文字認識プログラムに
よって文字を切り出して読み取るようになっている。
又、本実施例では、制御部7には、各撮像センサ10
A,10BにI/O手段21を介してデータ採取トリガ
ー信号を出力するシステムタイミング制御手段22が設
けられており、制御部7内のI/O手段21を介して入
力される近接センサ8からの検知信号に基づいて、この
トリガー信号が出力されるようになっている。しかも、
このシステムタイミング制御手段22では、外部から刻
印表示読み取り装置5のオン信号が入力されると、コン
ベア1の駆動モータ23を起動させるモータ駆動信号が
出力されるものであり、このモータ23の駆動を検知す
る駆動近接センサ24からの信号がI/O手段21を介
して入力されていることを確認して、上述のデータ採取
トリガー信号が撮像センサ10A,10Bに出力される
ように制御されるようになっている。尚、文字要素書き
込み手段18から文字認識手段19への信号出力が所定
時間以上ない場合、刻印文字3の検出が終了したものと
みなして、文字要素書き込み手段18からシステムタイ
ミング制御手段22へ停止信号が出力され、データ採取
トリガー信号の出力が停止されるようになっている。
【0013】本実施例は上述のように構成されており、
次に刻印表示読み取り方法について図1及び図4を中心
に説明する。刻印表示読み取り装置5が作動させられ、
この装置のオン信号が制御部7のシステムタイミング制
御手段22に入力されると、モータ駆動信号が出力さ
れ、駆動モータ23が起動してコンベア1が作動する。
コンベア1上に載置されたペレット焼結ボート2は、読
み取り用の刻印文字3が表示された刻印面2aが読み取
りプローブ6側に向けられて、コンベア1で搬送され
る。ペレット焼結ボート2が読み取り装置5の近傍に至
ると、近接センサ8でペレット焼結ボート2の刻印面2
aが検知される。すると、検知信号がI/O手段21を
介してシステムタイミング制御手段22に入力され、こ
の制御手段22では駆動検知センサ24からの信号が入
力されていることを確認して、I/O手段21を介し
て、読み取りプローブ6の各撮像センサ10A,10B
にデータ採取トリガー信号を(ペレット焼結ボート2の
移動速度に応じて)出力する。
【0014】読み取りプローブ6では、読み取り装置5
の起動によって(又はデータ採取トリガー信号によっ
て)、レーザ投光器9からペレット焼結ボート2の刻印
文字3を有する刻印面2aに垂直に、刻印文字3の移動
方向と交差する方向に延在するライン状光線が照射され
ている。ペレット焼結ボート2が更に搬送されると、デ
ータ採取トリガー信号によって、レーザ投光器9からの
ライン状光線が照射された刻印面2a上の刻印文字3の
(移動方向)先端部領域が、撮像センサ10A,10B
でそれぞれライン状に撮像される。このライン状の画像
は、刻印文字3の一部の凹んだ底面3aとその両側の表
面2bとがライン方向に交差する方向に位置ズレして、
受光されている。
【0015】そして、この画像は各チャンネル毎の面情
報であり、制御部7のデジタルビデオメモリ16A,1
6Bにそれぞれビデオ信号として入力され、これらビデ
オメモリ16A,16Bの画像データ(面情報)は、文
字要素抽出手段17に入力される。ここで、2種の刻印
文字3の凹んだ底面3aとその周囲の表面2bとがその
位置のズレによって識別されて、刻印文字3の一部の画
像が文字要素として抽出されるようになっている。ここ
で抽出された文字要素は文字要素書き込み手段18へ順
次送られ、各撮像センサ10A,10Bでの画像データ
取り込み位置(即ち撮影時のデータ採取タイミング信
号)に応じて文字読み取り対象の文字ビデオメモリに文
字要素が順次書き込まれる。各部分の文字要素がすべて
取り込まれると、完全な文字として構成されて、順次メ
モリされる。そして、文字要素抽出手段17からの信号
出力が所定時間以上行われない場合、全ての刻印文字3
が読み取られたものとして、この文字ビデオメモリの信
号が文字認識手段19に出力される。
【0016】文字認識手段19では、予め入力されてい
る文字認識プログラムによって、文字ビデオメモリか
ら、文字を切り出して読み取り、文字を認識する。そし
て、認識された文字情報は、制御部7から出力され、図
示しないディスプレイに表示されたり、メモリされた
り、プリントアウトされたり、或いは次の工程に情報と
して送られたりすることになる。このようにして、コン
ベア1上を順次搬送されてくるペレット焼結ボート2の
刻印文字3を連続して、遠隔で認識することができ、次
の処理、例えば、ペレット焼結ボート2の表示別の区分
け処理等の情報として提供することができる。
【0017】上述のように、本実施例によれば、ペレッ
ト焼結ボート2等のように焼結状態等過酷な条件下にお
かれるために、刻印面2aの刻印文字3に変色ムラ等が
生じたり、反射ムラが生じる等しても、読み取り情報の
S/N比を向上させることができ、刻印文字3を確実か
つ高速に、しかも高精度に読み取って認識することがで
きる。特に、再処理用核燃料物質やMOX等放射能に汚
染された貯蔵容器等の文字表示を識別したり、MOXペ
レットの焼結ボートやその他のペレットトレイ等の文字
表示の識別等に際して、遠隔で自動的に読み取りでき
て、有用である。
【0018】尚、本実施例では、刻印表示読み取り装置
5によって読み取り対象物の搬送用駆動モータ23の起
動をも制御する構成としたが、既存の搬送ラインや他の
目的のための搬送手段に、本装置5を取り付けてもよ
い。この場合、図4に示す制御系の駆動用モータ23や
駆動検知センサ24は備える必要はなく、近接センサ8
の信号を受けてシステムタイミング制御信号22がデー
タ採取トリガー信号を所定間隔で出力することになる。
また、ペレット焼結ボート2の搬送速度を所定の定速に
設定し、撮像センサ10A,10Bによる撮像タイミン
グを予め確定しておけば、システムタイミング制御手段
22を省略することもできる。この場合、近接センサ8
からの信号は読み取りプローブ6の作動タイミングとし
て使用できる。尚、この作動タイミングを刻印表示読み
取り装置5のオン等によって制御すれば、近接センサ8
も省略できる。
【0019】次に、本発明の第二実施例を図5によって
説明する。図5は燃料集合体と刻印表示読み取り装置5
との位置関係を示す要部斜視図である。図中、燃料集合
体26の上部ノズル27の一側面の刻印面27aに刻印
文字3が表示されている。この燃料集合体26は静止さ
れており、上部ノズル27の刻印面27aに対向して、
読み取りプローブ6が設けられている。この読み取りプ
ローブ6は、上部ノズル27と平行に保持された移動ブ
ロック28の上面に移動可能に載置されている。移動ブ
ロック28には駆動モータ29が取り付けられており、
このモータ29の図示しない出力軸のピニオンに歯合し
て、読み取りプローブ6の下面に例えばラック等が設け
られていることで、読み取りプローブ6が上部ノズル2
7の刻印文字3の配列方向に、これと平行に、定速で移
動するようになっている。
【0020】この場合、読み取りプローブ6は定速であ
るから、読み取りプローブ6で撮像されるライン状光線
によるライン状の画像は、予め撮像間隔が定められた撮
像センサ10A,10Bによって所定ピッチで得られ、
各撮像位置は確定する。又、この駆動モータ29は制御
部7に接続されているから、本実施例では、上述の第一
実施例の図4における駆動モータ23に代えて配設され
た構成とされることになる。この場合、近接センサ8は
読み取りプローブ6の移動方向先端側に取り付ければよ
い。尚、近接センサ8は、上部ノズル27に対面する移
動ブロック28の面に取り付けて用いてもよいが、或い
は、なくてもよい。又、駆動モータ29を読み取りプロ
ーブ6に、ラック等を移動ブロック28に装着してもよ
い。
【0021】次に、図6は本発明の第三実施例を示すも
のであり、円筒型容器と刻印表示読み取り装置5との位
置関係を示す斜視図が示されている。図中、円筒型容器
31にはその周側面31aに刻印文字3が表示されてい
る。そして、その周側面31aの刻印文字3に対向する
位置に読み取りプローブ6が配設されて、制御部7に接
続されている。円筒型容器31の刻印文字3を読み取る
には、その周側面の曲率や文字の大きさや文字の太さ、
深さ、その読み取り範囲等によって、読み取り方法を変
える必要がある。即ち、 円筒型容器31と読み取りプローブ6を互いに移動
しない状態とし、この定点の読み取りプローブ6から見
て読める範囲の刻印文字3を読み取る場合と、 読み取りプローブ6又は円筒型容器31を直線的に
横移動させて読める範囲の刻印文字3を読み取る場合
と、 読み取りプローブ6を円筒型容器の周側面31aに
沿って移動させ又は円筒型容器31を回転させて刻印文
字を読み取る場合と によって、読み取り方法が相違する。
【0022】の場合、円筒型容器31の周側面31a
の刻印文字3に対して対向する、所定位置に保持された
読み取りプローブ6を刻印文字3の範囲に亘る角度だけ
回動させて、一端から他端までの刻印文字3を読み取
る。の場合、第一実施例又は第二実施例で示されたよ
うに、円筒型容器31か読み取りプローブ6のいずれか
一方を固定状態に保持し、他方を直線的に平行移動させ
つつ読み取りプローブ6で撮像して、刻印文字3を読み
取る。の場合、読み取りプローブ6を固定状態に保持
し、円筒型容器31をその中心軸線Oを中心に回転させ
て、刻印文字3を読み取る。或いは、円筒型容器31を
固定状態に保持しておき、読み取りプローブ6を円筒型
容器31とほぼ同心円状にその軸線Oに対して旋回させ
て、刻印文字3を読み取る。
【0023】尚、上述の各実施例では、読み取りプロー
ブ6に関して、刻印文字3に垂直にレーザ投光器9のラ
イン状光線9aを照射するようになっているが、必ずし
も垂直でなくてもよい。ライン状光線9aを傾斜角度を
持たせて刻印文字3に照射する場合、垂直照射と比較し
て、撮像センサ10A,10Bに入射する画像の読み取
り精度が多少低下することになるが、文字の読み取りは
十分可能である。又、撮像センサ10A,10Bは、必
ずしも2つである必要はなく、1つまたは3つ以上でも
よい。尚、レーザ投光器9のライン状光線に傾斜角度を
持たせて刻印文字3を照射する場合、撮像センサを1つ
にして、その受光用の反射光線を刻印文字3に対して垂
直になるように配置すれば、画像の読み取り精度を良好
にすることが可能である。読み取りプローブ6は、刻印
表示3に対して相対移動可能としたが、静止状態で刻印
表示全体を撮像できるならば、相対移動しなくてもよ
い。或いは、レーザ投光器9又は撮像センサの一方のみ
を相対移動可能に配置してもよく、この場合、他方は刻
印表示全体を撮像または照射することになる。又、撮像
センサ10A,10B等の配置方向や刻印文字の配列方
向は、上述の実施例におけるようなプローブ6の走査方
向に限定されることはなく、これに直交する方向等、レ
ーザ投光器9に対して適宜の角度位置に配置してよい。
【0024】尚、読み取り対象となる刻印表示は、凹状
の刻印文字だけに限定されることなく、凸状文字による
刻印でもよい。更に、この刻印表示は、文字だけに限定
されることなく、他の図形、記号、或いはこれらの組み
合せであってもよく、この場合、文字認識手段19に、
予めこれらの図形、記号、或いはこれらの組み合せにつ
いての認識プログラムを入力しておけばよい。又、レー
ザ投光器9等は投光手段を構成し、投光手段と撮像セン
サ10A,10Bは表示検知手段を構成する。文字要素
抽出手段17,文字要素書き込み手段18,文字認識手
段19は、上述した各種読み取り対象を含めて、それぞ
れ抽出手段、書き込み手段、認識手段を構成する。尚、
本発明による刻印表示読み取り装置5は、ペレット焼結
ボート2や燃料集合体26など原子力の分野に限定され
るものではなく、他の任意の技術分野で任意の用途に用
いることができることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る刻印表示読
み取り装置は、物体の表面に設けられた刻印表示に光を
照射する投光手段とその反射光を受光する撮像センサと
を備えた表示検知手段と、撮像センサでの受光位置から
刻印表示を抽出する抽出手段と、刻印の表示内容を読み
取る認識手段とが備えられている。そして、本発明に係
る刻印表示読み取り方法は、物体の刻印表示に光を照射
し、この反射光を撮像センサで像として受光し、撮像セ
ンサでの受光位置から刻印表示を抽出して、刻印の表示
内容を読み取るようにしたものである。そのため、焼結
状態等過酷な条件下におかれる等のために、表面の刻印
表示に変色ムラ等が生じたり、反射ムラが生じる等して
も、従来のカメラ撮像における画像処理の手法等と比較
して読み取り情報のS/N比を向上させることができ、
刻印表示を確実かつ高速にしかも高精度に読み取って正
確に認識することができる。又、遠隔で自動的に読み取
りできることになる。又、投光手段から射出される光は
ライン状光線であって、このライン状光線は少なくとも
刻印表示の幅に亘って照射されるから、ライン状の撮像
画像の位置ズレによって、正確且つ容易に刻印表示を判
別して抽出し、認識することができる。光は物体に対し
て相対移動可能であり、刻印表示の読み取り範囲に亘っ
て相対移動するようにしたから、刻印表示全体に亘って
簡単且つ迅速に刻印表示を撮像して認識できる。光は、
刻印表示に対して垂直に照射され且つ光の相対移動方向
に対して直交する方向に延在するから、刻印表示の撮像
と読み取りがより高精度に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による刻印表示読み取り装
置とペレット焼結ボートとを示す斜視図である。
【図2】刻印表示読み取り装置の読み取りプローブを示
す概略構成図である。
【図3】刻印文字とライン状光線との位置関係を示す斜
視図である。
【図4】刻印表示読み取り装置の制御系のブロック図で
ある。
【図5】本発明の第二実施例による刻印表示読み取り装
置と燃料集合体との位置関係を示す斜視図である。
【図6】本発明の第三実施例による刻印表示読み取り装
置と円筒型容器との位置関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…ペレット焼結ボート、3…刻印文字、5…刻印表示
読み取り装置、6…読み取りプローブ、7…制御部、1
0A,10B…撮像センサ、16A,16B…デジタル
ビデオメモリ、17…文字要素抽出手段、18…文字要
素書き込み手段、19…文字認識手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の表面に設けられた刻印表示に光を照
    射する投光手段と刻印表示からの反射光を受光して撮像
    する撮像センサとを備えた表示検知手段と、前記撮像セ
    ンサでの受光位置から刻印表示を判別して抽出する抽出
    手段と、該抽出手段で得られた刻印表示情報から刻印表
    示の内容を読み取る認識手段とが備えられて成る刻印表
    示読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記投光手段から射出される光はライン状
    光線であって、該ライン状光線は少なくとも刻印表示の
    幅に亘って照射されることを特徴とする請求項1に記載
    の刻印表示読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記表示検知手段は、刻印表示に対して相
    対移動可能であり、刻印表示の読み取り範囲に亘って相
    対移動するようにしたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の刻印表示読み取り装置。
  4. 【請求項4】前記光は、刻印表示に対して垂直に照射さ
    れ且つ表示検知手段の相対移動方向に対して直交する方
    向に延在することを特徴とする請求項3に記載の刻印表
    示読み取り装置。
  5. 【請求項5】物体の表面に設けられた刻印表示に光を照
    射し、この刻印表示からの反射光を撮像センサで像とし
    て受光し、該撮像センサでの受光位置から刻印表示を判
    別して抽出し、抽出された刻印表示情報から刻印の表示
    内容を読み取るようにした刻印表示読み取り方法。
  6. 【請求項6】前記刻印表示に照射される光はライン状光
    線であって、このライン状光線は少なくとも刻印表示の
    幅に亘って照射されるようにしたことを特徴とする請求
    項5に記載の刻印表示読み取り方法。
  7. 【請求項7】前記刻印表示に照射される光は、刻印表示
    に対して相対移動可能であり、刻印表示の読み取り範囲
    に亘って相対移動するようにしたことを特徴とする請求
    項5又は6に記載の刻印表示読み取り方法。
  8. 【請求項8】前記光は、刻印表示に対して垂直に照射さ
    れ且つその相対移動方向に対して直交する方向に延在す
    ることを特徴とする請求項7に記載の刻印表示読み取り
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001056214A (ja) * 1999-06-10 2001-02-27 Konica Corp 光学式表面変位検出装置、パターン認識装置及び光学式表面変位検出方法
JP2002149074A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 刻印表示部

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