JPH08110873A - キャッシュメモリサブシステム - Google Patents

キャッシュメモリサブシステム

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JPH08110873A
JPH08110873A JP6245255A JP24525594A JPH08110873A JP H08110873 A JPH08110873 A JP H08110873A JP 6245255 A JP6245255 A JP 6245255A JP 24525594 A JP24525594 A JP 24525594A JP H08110873 A JPH08110873 A JP H08110873A
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JP
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memory
cache
write
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cache memory
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JP6245255A
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Hiroyuki Sato
弘行 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】L2キャッシュを改良し、L1キャッシュおよ
びL2キャッシュ側とメインメモリ側との間のデータの
一貫性を保証する。 【構成】L2キャッシュ13のタグエントリにライトプ
ロテクトビットWPが設定されており、そのライトプロ
テクトビットWPの値に応じてL1キャッシュ12の無
効化を制御できる。したがって、L2キャッシュ13自
体によって書き込み保護機構が実現でき、比較的簡単な
構成で、L1キャッシュ12およびL2キャッシュ13
側と、メインメモリ15側との間のデータの一貫性を保
証できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパーソナルコンピュー
タなどのコンピュータシステムに設けられるキャッシュ
メモリサブシステムに関し、特に1次キャッシュメモリ
とメインメモリとの間に位置する2次キャッシュメモリ
を制御するキャッシュメモリサブシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどのコ
ンピュータシステムにおいては、そのシステム性能を改
善するために、1次キャッシュと2次キャッシュを含む
2段階のキャッシュが使用されている。
【0003】1次キャッシュはCPUに内蔵されてお
り、ここには最も頻繁にアクセスするコードおよびデー
タが格納される。2次キャッシュは、1次キャッシュと
システムメインメモリとの間に位置される。この2次キ
ャッシュは1次キャッシュよりもデータ記憶サイズが大
きく、1次キャッシュに保持されている全ての情報、お
よび1次キャッシュに保持できなかった情報を格納でき
る。
【0004】このため、1次キャッシュがキャッシュミ
スした場合でも、2次キャッシュは高い確率でヒットす
る。これにより、CPUは必要なコードおよびデータを
最小サイクルでフェッチすることができ、システム性能
を向上できる。
【0005】しかしながら、このような2レベルのキャ
ッシュシステムを採用すると、CPUがメインメモリの
書込み保護の領域にデータ書込み要求を発行した時に、
1次キャッシュとシステムメインメモリとの間のデータ
の一貫性が保証できなくなる欠点がある。
【0006】すなわち、CPUがメインメモリの書込み
保護の領域にデータ書込み要求を発行すると、1次キャ
ッシュメモリへのデータ書き込みが行われると共に、1
次キャッシュメモリから2次キャッシュメモリにデータ
書込み要求が発行され、これによって2次キャッシュメ
モリへのデータ書き込みも行われる。次いで、2次キャ
ッシュメモリからメインメモリ側へデータ書き込み要求
が発行されるが、このデータ書き込みはメモリコントロ
ーラによって禁止される。
【0007】このため、1次キャッシュメモリおよび2
次キャッシュメモリ側と、メインメモリ側との間で書込
み状態の相違が生じ、データの一貫性が保証できなくな
る。2次キャッシュメモリを含まないシステムにおいて
は、このような事態はメモリコントローラによるスヌー
プ動作によって回避する事が可能である。しかし、この
スヌープ動作は、メインメモリに対するライトアドレス
の値が書込み保護の領域に属することが検出された時に
1次キャッシュ内の該当するデータを無効にするもので
あるので、2次キャッシュメモリを含むシステムでは効
果がない。
【0008】なぜなら、CPUは1次キャッシュメモリ
へのデータ書き込みによってメモリライトサイクルを終
了してしまうため、スヌープ動作の実行前に1次キャッ
シュメモリ内の該当するデータがCPUによって再びア
クセスされてしまう危険があるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように2次キャッ
シュメモリを持つシステムにおいては、CPUがメイン
メモリの書込み保護の領域にデータの書込み要求を出し
た時、1次キャッシュメモリは2次キャッシュメモリへ
の書込みを要求し、1次キャッシュメモリ、2次キャッ
シュメモリの内容が更新されるが、メインメモリ側はメ
モリ内のデータを更新しない。1次キャッシュメモリお
よび2次キャッシュメモリ側とメインメモリ側とで書込
み状態の相違が生じると、データの一貫性を保証できな
くなり、システム異常が発生する。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、2次キャッシュメモリ自体に書き込み保護機構
を持たせることによって比較的簡単な構成で、1次キャ
ッシュメモリおよび2次キャッシュメモリ側とメインメ
モリ側との間のデータの一貫性を保証できるようにし、
信頼性の高いキャッシュメモリサブシステムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るキャッシュメモリサブシステムは、1次キャッシュメ
モリとメインメモリとの間に位置し、前記メインメモリ
上の情報をそれぞれ格納する複数のキャッシュラインを
有するデータメモリと、前記複数のキャッシュラインに
格納されている情報のメインメモリ上のメモリアドレス
をそれぞれ格納する複数のタグエントリを有するタグメ
モリとを備えた2次キャッシュメモリと、前記メインシ
ステムメモリ上の情報を前記2次キャッシュメモリのキ
ャッシュラインに書き込む時、その情報が前記メインシ
ステムメモリの書き込み保護領域に格納されている情報
であるか否かを示すライトプロテクトビットを、前記キ
ャッシュラインに対応するタグエントリに設定するライ
トプロテクトビット設定手段と、前記1次キャッシュメ
モリから前記2次キャッシュメモリに発行される書き込
み要求に応答して、その書き込み要求に含まれるライト
アドレスによって指定されるキャッシュラインに対応し
たタグエントリのライトプロテクトビットの値を調べ、
そのライトプロテクトビットが前記キャッシュラインの
情報が書き込み保護領域の情報であることを示す時、前
記1次キャッシュメモリに対して前記ライトアドレスに
対応する情報の無効化を指示する手段とを具備すること
を特徴とする。
【0012】このキャッシュメモリサブシステムにおい
ては、2次キャッシュメモリのタグエントリにライトプ
ロテクトビットが設定されており、1次キャッシュメモ
リから2次キャッシュメモリへの書き込み動作時にその
ライトプロテクトビットの内容が参照されて、書き込み
保護領域の情報に対する書き込みか否かが調べられる。
書き込み保護領域の情報に対する書き込みであれば、1
次キャッシュメモリの該当する情報が無効化される。
【0013】したがって、2次キャッシュメモリ自体に
よって書き込み保護機構が実現され、比較的簡単な構成
で、1次キャッシュメモリおよび2次キャッシュメモリ
側と、メインメモリ側との間のデータの一貫性を保証で
きるようになる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係るキャッシ
ュメモリサブシステムを採用したパーソナルコンピュー
タのシステム構成が示されている。
【0015】このシステムには、CPU11、1次キャ
ッシュメモリ(L1キャッシュ)12、2次キャッシュ
メモリ(L2キャッシュ)13、システムコントローラ
14、メインメモリ15、システムROM16、各種I
/Oを構成するバスマスタ17,18を備えている。
【0016】L1キャッシュ12はCPU11に内蔵さ
れており、そのCPU11によって最も頻繁にアクセス
されるメインメモリ15上のコードおよびデータを格納
する。L2キャッシュ13は、CPUローカルバス19
とシステムバス20との間、すなわちL1キャッシュ1
2とメインメモリ15との間に位置しており、L1キャ
ッシュ12よりも大きなデータ記憶サイズを有する。こ
のL2キャッシュ13には、L1キャッシュ12に保持
されている全てのコードおよびデータの他、L1キャッ
シュ12に保持できなかったコードおよびデータも格納
できる。これらL1キャッシュ12およびL2キャッシ
ュ13は、それぞれライトスルーキャッシュである。
【0017】L2キャッシュ13は、図示のように、コ
ードおよびデータをそれぞれ格納するための複数のキャ
ッシュラインを含むデータメモリ131と、それらキャ
ッシュラインにそれぞれ対応する複数のタグエントリを
含むタグメモリ132を備えている。各タグエントリに
は、タグアドレス、バリッドビットV、ライトプロテク
トビットWPが設定されている。
【0018】タグアドレスは、そのタグエントリに対応
するキャッシュラインに格納されている情報のメインメ
モリ15上のアドレスの上位ビット部の値を示す。バリ
ッドビットVは、同じく対応するキャッシュラインに格
納されている情報が有効か否かを示す。これらタグアド
レスおよびバリッドビットVの値は、キャッシュヒット
/キャッシュミスの判定に利用される。
【0019】ライトプロテクトビットWPは、そのタグ
エントリに対応するキャッシュラインに格納されている
情報がメインメモリ15の書き込み保護領域(WP領
域)151に属するものであるか否かを示す。このライ
トプロテクトビットWPは、L1キャッシュ12の無効
化を行うために利用される。
【0020】システムコントローラは、このシステム内
のメモリおよびI/Oを制御する。このシステムコント
ローラ14は、メインメモリ15のアドレス空間を所定
のメモリサイズ単位で複数のエリアに分割し、エリア毎
にその属性(キャッシュ可能領域か否か、書き込み保護
領域か否かなど)を管理している。メインメモリ15上
の書き込み保護領域(WP領域)151からL2キャッ
シュ13に情報を転送する場合には、システムコントロ
ーラ14は、その情報が書き込み保護領域(WP領域)
151に属するものであることを示すライトプロテクト
セット信号をL2キャッシュ13に出力する。
【0021】メインメモリ15の書き込み保護領域(W
P領域)151には、例えば、システムROM16に格
納されたブートアッププログラムやハードウェア制御プ
ログラムのコピーが格納されている。システムROM1
6から書き込み保護領域(WP領域)151へのコピー
は、このシステムのパーオン時などに実行される。
【0022】図2には、L2キャッシュ13の具体的な
ハードウェア構成が示されている。L2キャッシュ13
は、前述のデータメモリ131およびタグメモリ132
に加え、図示のように、アドレス制御回路133、ヒッ
ト検出回路134、およびL2キャッシュ制御回路13
5を備えている。
【0023】アドレス制御回路133は、L1キャッシ
ュ側、またはメインメモリ側からのアドレス(PA31
−2、またはSA31−2)をラッチし、そのラッチ出
力である内部アドレスLPA31−2をデータメモリ1
31およびタグメモリ132のアクセスに利用する。
【0024】ヒット検出回路134は、内部アドレスL
PA31−2の上位ビット部とタグメモリ132から読
み出されるタグアドレスとを比較し、その比較結果およ
びバリッドビットVの値に基づいて、キャッシュヒット
/キャッシュミスを判定する。
【0025】L2キャシュ制御回路135は、このL2
キャッシュ13全体を制御するものであり、L1キャッ
シュ12からのライトアドレスに応じてデータメモリ1
31にデータを書き込む場合において、ヒット検出回路
134を介してタグメモリ132から読み出されたライ
トプロテクトビットWPが“1”の時は、L1キャッシ
ュ12に対してそのライトアドレスを無効にするための
サイクルを実行する。また、この時は、データメモリ1
31へのデータ書き込み、およびメインメモリ15に対
するデータ書き込み要求は行わない。
【0026】次に、図3乃至図5のタイミングチャート
を参照して、L2キャシュ制御回路135の動作を説明
する。このタイミングチャートにおいて、PADS#、
PA、PBRDY#、PRDY#、PD、PEADS
#、PW/R#はCPU11側、つまりCPUローカル
バス19のバスサイクルを規定する信号であり、それぞ
れアドレストローブ信号、アドレス、バーストレディー
信号、レディー信号、データ、L1キャッシュ無効化サ
イクルを引き起こすための信号、リード/ライトサイク
ルを指示する信号である。これらは、例えばインテル社
のi486マイクロプロセッサの信号群と同義である。
【0027】また、LPA、HIT、WP SET、C
ASH WE#はL2キャシュ13の内部信号であり、
それぞれラッチアドレス、キャッシュヒット/ミスヒッ
トを示す信号、“1”のライトプロテクトビットWPを
設定を指示するライトプロテクトビット設定信号、デー
タメモリ131への書き込み許可信号である。SADS
#、SA、SBRDY#、SRDY#、SD、SW/R
#はメインメモリ15側、つまりシステムバス20のバ
スサイクルを規定する信号であり、それぞれアドレスト
ローブ信号、アドレス、バーストレディー信号、レディ
ー信号、データ、リード/ライトサイクルを指示する信
号である。
【0028】なお、#は、それに対応する信号がローア
クディブであることを示している。また、各信号名の先
頭の記号Pはプロセッサバス19上の信号であることを
示し、LはL2キャシュ13内でラッチされた信号を示
し、さらにSはシステムバス20上の信号であることを
示している。
【0029】まず、図3を参照して、タグメモリ132
にライトプロテクトビットWPを設定する動作について
説明する。例えば、CPU11がデータ読み出しを要求
し、それがL1キャッシュ12に存在しない場合には、
L1キャッシュ12からL2キャッシュ13に対するデ
ータ読み出し要求が例えばバーストサイクルによって行
われる。この時、L1キャッシュ12からのアドレス
(PA31−2)が2次キャッシュメモリ13に入力さ
れ、そのアドレス(PA31−2)の下位ビット部によ
って指定されるタグエントリの内容がヒット検出回路1
34に送られて、そこでキャッシュヒット/キャッシュ
ミスが判定される。
【0030】キャッシュミスならば、L2キャッシュ制
御回路135は、L2キャッシュ13のラインリフィル
のために、メインメモリ側に対するメモリリードのため
のバスサイクルを開始する。このバスサイクルもバース
トモードによって実行され、メインメモリ15の連続番
地(A0,A1,A2,A3)に格納された1キャッシ
ュライン分のデータ(D0,D1,D2,D3)が連続
的にメインメモリ15から読み出され、それがデータメ
モリ131のキャッシュラインに格納されると共に、C
PU11に転送される。また、このラインリフィル中
に、そのキャッシュラインに対応するタグエントリの内
容も更新され、“1”または“0”のライトプロテクト
ビットWPがセットされる。
【0031】すなわち、バス20上に出力されるリード
アドレス値はシステムコントローラ14によって監視さ
れており、もしメインメモリ15に供給されるバス20
上のアドレスで指定されるデータ(ラインフィルされる
データ)が書き込み保護領域151に属するデータであ
れば、“1”のライトプロテクトセット信号WP SE
Tがシステムコントローラ14からL2キャッシュ13
に送られ、これによって“1”のライトプロテクトビッ
トWPがタグエントリにセットされる。
【0032】次に、図4を参照して、書き込み保護領域
151以外のアドレス空間に対するデータ書き込み動作
を説明する。CPU11がデータ書き込みを要求する
と、それがL1キャッシュ12に存在するか否かに関わ
らず、L1キャッシュ12からL2キャッシュ13にデ
ータ書き込み要求が発行される。この時、L1キャッシ
ュ12からのライトアドレス(PA31−2)が2次キ
ャッシュメモリ13に入力され、そのアドレス(PA3
1−2)の下位ビット部によって指定されるタグエント
リの内容がヒット検出回路134に送られて、そこでキ
ャッシュヒット/キャッシュミスが判定される。
【0033】もし、キャッシュヒットで、且つライトプ
ロテクトビットWPが“0”であれば、L2キャッシュ
制御回路135は、データメモリ131に書き込み許可
信号WE#を供給して、L1キャッシュ12から書込み
要求のあったデータをデータメモリ131の該当するキ
ャッシュラインに書き込む。そして、L2キャッシュ制
御回路135は、レディー信号PRDY#によってCP
U11のバスサイクルを終結させた後、L1キャッシュ
12から書込み要求のあったデータをメインメモリ15
に書き込むためのバスサイクルを実行する。
【0034】次に、図5を参照して、書き込み保護領域
151に対するデータ書き込みが要求された場合の動作
を説明する。CPU11がデータ書き込みを要求する
と、それがL1キャッシュ12に存在するか否かに関わ
らず、L1キャッシュ12からL2キャッシュ13にデ
ータ書き込み要求が発行される。この時、L1キャッシ
ュ12からのアドレス(PA31−2)がL2キャッシ
ュ13に入力され、そのアドレス(PA31−2)の下
位ビット部によって指定されるタグエントリの内容がヒ
ット検出回路134に送られて、そこでキャッシュヒッ
ト/キャッシュミスが判定される。
【0035】キャッシュヒットであれば、ライトプロテ
クトビットWPの値が“1”か否かがL2キャッシュ制
御回路135によって調べられる。ライトプロテクトビ
ットWPの値が“1”であれば、L1キャッシュ12か
らのライトアドレスによって指定されるデータを無効化
するための信号(EADS#)がCPU11に供給さ
れ、またアドレス制御回路133によってアドレスがL
1キャッシュ12に送り返される。EADS#を受信し
たCPU11は、その時のアドレスで指定されるL1キ
ャッュ12のデータを無効化するためのサイクルを実行
する。
【0036】また、L2キャッシュ制御回路135は、
データメモリ131に書き込み許可信号WE#を出力せ
ず、またメインメモリ15に対するライトアクセスサイ
クルも実行しない。これにより、L1キャッシュ12よ
り入力されるデータをL2キャッシュ13に書込まず、
またメインメモリ15への書込みも禁止することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、2次
キャッシュメモリのタグエントリにライトプロテクトビ
ットを設定することによって2次キャッシュメモリ自体
に書き込み保護機構を持たせることができるので、比較
的簡単な構成で、1次キャッシュメモリおよび2次キャ
ッシュメモリ側とメインメモリ側との間のデータの一貫
性を保証できる。したがって、信頼性の高いキャッシュ
メモリサブシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るキャッシュメモリサ
ブシステムを採用したコンピュータシステム全体の構成
を示すブロック図。
【図2】図1のシステムに設けられた2次キャッシュメ
モリのハードウェア構成を示すブロック図。
【図3】図2の2次キャッシュメモリにライトプロテク
トビットを設定する動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図4】図2の2次キャッシュメモリにライトプロテク
トビットが設定されていない場合における2次キャッシ
ュメモリへのデータ書き込み動作を説明するタイミング
チャート。
【図5】図2の2次キャッシュメモリにライトプロテク
トビットが設定されている場合における2次キャッシュ
メモリへのデータ書き込み動作を説明するタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
11…CPU、12…1次キャッシュメモリ、13…2
次キャッシュメモリ、14…システムコントローラ、1
5…メインメモリ、131…データメモリ、132…タ
グメモリ、133…アドレス制御回路、134…ヒット
検出回路、135…L2キャッシュ制御回路、WP…ラ
イトプロテクトビット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次キャッシュメモリとメインメモリと
    の間に位置し、前記メインメモリ上の情報をそれぞれ格
    納する複数のキャッシュラインを有するデータメモリ
    と、前記複数のキャッシュラインに格納されている情報
    のメインメモリ上のメモリアドレスをそれぞれ格納する
    複数のタグエントリを有するタグメモリとを備えた2次
    キャッシュメモリと、 前記メインシステムメモリ上の情報を前記2次キャッシ
    ュメモリのキャッシュラインに書き込む時、その情報が
    前記メインシステムメモリの書き込み保護領域に格納さ
    れている情報であるか否かを示すライトプロテクトビッ
    トを、前記キャッシュラインに対応するタグエントリに
    設定するライトプロテクトビット設定手段と、 前記1次キャッシュメモリから前記2次キャッシュメモ
    リに発行される書き込み要求に応答して、その書き込み
    要求に含まれるライトアドレスによって指定されるキャ
    ッシュラインに対応したタグエントリのライトプロテク
    トビットの値を調べ、そのライトプロテクトビットが前
    記キャッシュラインの情報が書き込み保護領域の情報で
    あることを示す時、前記1次キャッシュメモリに対して
    前記ライトアドレスに対応する情報の無効化を指示する
    手段とを具備することを特徴とするキャッシュメモリサ
    ブシステム。
  2. 【請求項2】 前記1次キャッシュメモリから前記2次
    キャッシュメモリに発行される書き込み要求に応答し
    て、その書き込み要求に含まれるライトアドレスによっ
    て指定されるキャッシュラインに対応したタグエントリ
    に格納されているメモリアドレスの値と前記ライトアド
    レスの値とに基づいて前記2次キャッシュメモリのキャ
    ッシュヒット/キャッシュミスを検出するヒット検出手
    段と、 このヒット検出手段によってキャッシュヒットが検出さ
    れた時、前記1次キャッシュメモリからの情報を前記2
    次キャッシュメモリに書き込むためのキャッシュ書き込
    み動作、および前記1次キャッシュメモリからの情報を
    前記メインメモリに書き込むためのメモリ書き込み動作
    を実行する書き込み手段とをさらに具備し、 前記無効化を指示する手段は、 前記ライトプロテクトビットが、それに対応するキャッ
    シュラインの情報が書き込み保護情報であることを示す
    時、前記書き込み手段がキャッシュ書き込み動作および
    メモリ書き込み動作を実行することを禁止することを特
    徴とする請求項1記載のキャッシュメモリサブシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 1次キャッシュメモリとメインメモリと
    の間に位置し、前記メインメモリ上の情報をそれぞれ格
    納する複数のキャッシュラインを有するデータメモリ
    と、前記複数のキャッシュラインに格納されている情報
    のメインメモリ上のメモリアドレスをそれぞれ格納する
    複数のタグエントリを有するタグメモリとを備えた2次
    キャッシュメモリと、 前記メインメモリから前記2次キャッシュメモリのキャ
    ッシュラインに情報を読み込むために前記2次キャッシ
    ュメモリから出力されるリードアドレスの値を監視し、
    そのリードアドレスの値によって指定された前記メイン
    メモリ上の情報がそのメインメモリの書き込み保護領域
    に格納されている情報である時、ライトプロテクトビッ
    ト設定信号を発生する監視手段と、 前記メインメモリから読み込んだ情報を前記2次キャッ
    シュメモリのキャッシュラインに書き込む時、前記ライ
    トプロテクトビット設定信号に従って、その情報が前記
    メインシステムメモリの書き込み保護領域に格納されて
    いる情報であるか否かを示すライトプロテクトビット
    を、前記キャッシュラインに対応するタグエントリに設
    定するライトプロテクトビット設定手段と、 前記1次キャッシュメモリから前記2次キャッシュメモ
    リに発行される書き込み要求に応答して、その書き込み
    要求に含まれるライトアドレスによって指定されるキャ
    ッシュラインに対応したタグエントリのライトプロテク
    トビットの値を調べ、そのライトプロテクトビットが前
    記キャッシュラインの情報が書き込み保護領域の情報で
    あることを示す時、前記1次キャッシュメモリに対して
    前記ライトアドレスに対応する情報の無効化を指示する
    手段とを具備することを特徴とするキャッシュメモリサ
    ブシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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