JPH08110868A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH08110868A
JPH08110868A JP7180255A JP18025595A JPH08110868A JP H08110868 A JPH08110868 A JP H08110868A JP 7180255 A JP7180255 A JP 7180255A JP 18025595 A JP18025595 A JP 18025595A JP H08110868 A JPH08110868 A JP H08110868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の記録及び再生のアクセス時間を短縮
し、情報記録再生装置の作業効率の向上を計る。 【解決手段】 光磁気ディスク装置1にFAT(ファイ
ル管理テーブル)5aを格納するキャッシュバッファ5
を設け、初期設定時にベース情報入力手段11がホスト
マシン9からベース管理情報を入力して記憶させ、管理
テーブル転送手段12が(光磁気)ディスク7の複数の
FAT7aのいずれか1組を読出してFAT5aに格納
する。再生時にはFAT5aから目的とする管理データ
を読出してホストマシン9に出力する。記録時には情報
の内容をディスク7に記録し、管理データ登録手段13
はその管理データをFAT5aに登録する。登録データ
記録手段14は非命令時に登録された管理データ(登録
データ)を複数のFAT7aにそれぞれ記録する。記録
媒体排出手段15は未記録の登録データがあればFAT
7aに記録した後、ディスク7を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロッピディス
ク等の磁気ディスクや光ディスクのような記録媒体に情
報の記録又は再生を行う情報記録再生装置に関し、特に
その情報記録再生装置における情報のファイル及びその
管理データを管理する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録再生装置に用いられる記録媒体
には、フロッピディスク等の着脱自在な磁気ディスクや
取外し不能であるが容量の大きい内蔵型磁気ディスクの
ような書換え可能な磁気ディスク、或はそれぞれ磁気デ
ィスクより記録密度が高い追記型の光ディスク(狭義)
や書換え可能な光磁気ディスクのような着脱自在な光デ
ィスク(広義)がある。
【0003】これらの記録媒体に情報の記録又は再生を
行うためには、記録時に1組の情報であるファイル毎に
ファイル名又はファイル番号と共に、そのファイルが記
録媒体上のどこに記録されているかを示すサーフェイス
番号,トラック番号,セクタ番号からなるアドレス及び
使用するセクタ数等をそのファイルの管理データとして
登録し、それらの管理データをまとめたファイル管理テ
ーブルを作成しておく。再生時にはファイル名又はファ
イル番号によりテーブルを検索して、得られたアドレス
から情報を再生する。
【0004】このファイル管理テーブルは、例えばMS
−DOS(米国マイクロ・ソフト社のディスク基準オペ
レーティング・システム:同社の登録商標)におけるF
AT(ファイル・アロケーション・テーブル)が相当
し、一般に広く使われているので、以下「ファイル管理
テーブル」を「FAT」ともいう。
【0005】このFATは情報の記録,再生,抹消等が
行われる度に必要になるので、必ず記録媒体上に記録さ
れており、特に着脱自在な記録媒体の場合は極めて重要
である。
【0006】万一、FATが破壊又は再生不能になると
記録された貴重な情報が失われることになるから、その
ような重大事故を防止するため、同一内容のFATが複
数の互いに独立した領域にそれぞれ格納されている。例
えば記録媒体が光磁気ディスク7の場合、図10に示す
ように少くともその記録面30の最外周部と最内周部の
FAT領域31a,31bの2箇所、あるいは更に仮想
線で示したようなFAT領域31c…を設けて、それぞ
れにFATが格納されており、FAT領域の数(即ちF
ATの数)nが多いほど安全性は向上する。
【0007】情報再生時には、これらの領域のうちのい
ずれかの領域、例えばFAT領域31aのFATを読出
し、FAT領域31aから読出せない時にFAT領域3
1bからFATを読出せばよいから、FAT領域の数n
が多くても余り問題にならない。しかしながら、情報記
録及び抹消時にはn個すべてのFAT領域31a,31
b,31c…のFATを更新しなければならないから、
図示しないヘッドの半径方向の移動が多くなって記録及
び抹消時のアクセス速度が低下し、それだけ情報記録再
生装置の作業効率が悪くなる。
【0008】そのため、例えば特開平5−303528
号公報に示されたようなライトバック式ディスクキャッ
シュ装置の提案があった。すなわち、アクセスされたブ
ロック(管理データに相当)を含む1トラック分程度の
データをグループとしてキャッシュバッファ上でアドレ
ス順に管理し、情報書込みによって更新されたブロック
があればグループとして記録媒体にバックライトすると
いう提案があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の提
案は、キャッシュバッファとしてLRU(LeastR
ecently Used:すなわち最も新しくアクセ
スされたブロックを保持する)方式のキャッシュバッフ
ァを使用し、しかもアクセスされたブロックを含むグル
ープを転送単位として管理している。そのため必要とす
るブロック以外の余分なデータが多く、キャッシュバッ
ファの容量を大きくとらないと少し前にアクセスされた
ブロックが欠落して了う。
【0010】したがって、上位装置からアクセスされた
ファイルとキャッシュバッファ上のファイルのブロック
とが必ずしも一致(ヒット)しない。即ちヒット率が悪
いため、ヒットしないブロックは改めて記録媒体から再
生しなければならず、かえってキャッシュバッファがな
い通常のアクセスよりもアクセス時間が遅くなるという
問題があり、ヒット率を上げるためにはキャッシュバッ
ファの容量をさらに大きくしなければならない。
【0011】キャッシュバッファとして使用するキャッ
シュメモリは、機能上は通常のRAMで代用しても差支
えないが、特に高速アクセスを必要とするデータについ
て、他のRAMよりもアクセス速度の速いRAMを用い
るものであるから、実用上はコスト的に考えて、容量が
少ないほどアクセス速度の速いRAMが使用出来、容量
が大きければ他のRAMより若干速いRAMでも我慢し
なければならない。
【0012】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、キャッシュバッファ上に形成されたFATのヒ
ット率を高めて情報の記録及び再生のアクセス時間を短
縮し、情報記録再生装置の作業効率の向上を計ることを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数個の各ファイル毎の管理データから
なる同一内容のファイル管理テーブルがそれぞれ複数の
領域に記録されている記録媒体に情報の記録又は再生を
行う情報記録再生装置において、それぞれ次のようにし
たものである。
【0014】すなわち、ファイル管理テーブルを格納し
得る管理テーブル格納領域を備えたキャッシュバッファ
と、初期設定時に記録媒体上の複数の領域のうちのいず
れかの領域からファイル管理テーブルを読出してキャッ
シュバッファ上の管理テーブル格納領域に転送する管理
テーブル転送手段とを設け、そのキャッシュバッファ上
のファイル管理テーブルを用いて情報の記録,再生及び
記録媒体上の複数の領域の各ファイル管理テーブルを管
理するようにしたものである。
【0015】あるいは、ファイル管理テーブルを構成す
る管理データを複数個格納し得る管理テーブル格納領域
を備えたキャッシュバッファと、再生命令実行時にアク
セスされたファイルの管理データがキャッシュバッファ
上のファイル管理テーブル内に無い場合に記録媒体上の
複数の領域のうちのいずれかの領域のファイル管理テー
ブル内のアクセスされた管理データを読出してキャッシ
ュバッファ上の管理テーブル格納領域に転送する管理デ
ータ転送手段とを設け、そのキャッシュバッファ上のフ
ァイル管理テーブルを用いて情報の記録,再生及び記録
媒体上の複数の領域の各ファイル管理テーブルを管理す
るようにしたものである。
【0016】上記の各情報記録再生装置において、記録
媒体上のファイル管理テーブルが記録されている領域の
数と各ファイル管理テーブルのアドレスを含むベース管
理情報を上位装置から入力して記憶するベース情報入力
手段を設けるとよい。
【0017】さらに記録命令実行時に、該命令に伴って
入力する管理データをキャッシュバッファ上の管理テー
ブル格納領域に登録する管理データ登録手段を設けると
よい。
【0018】また非命令実行時に、管理データ登録手段
によって登録されたキャッシュバッファ上のファイル管
理テーブルの管理データのうち記録媒体上のファイル管
理テーブルに記録されていない管理データを、該記録媒
体上の複数の領域の各ファイル管理テーブルにそれぞれ
記録する登録データ記録手段を設けるとよい。
【0019】あるいは記録媒体を排出する時に、管理デ
ータ登録手段によって登録されたキャッシュバッファ上
のファイル管理テーブルの管理データのうち記録媒体上
のファイル管理テーブルに記録されていない管理データ
を、該記録媒体上の複数の領域の各ファイル管理テーブ
ルにそれぞれ記録した後、記録媒体を排出する記録媒体
排出手段を設けてもよい。
【0020】
【作用】上記のように構成した情報記録再生装置は、初
期設定時に管理テーブル転送手段がファイル管理テーブ
ルを格納し得るキャッシュバッファ上の管理テーブル格
納領域に、記録媒体上の複数の領域のうちのいずれかか
らファイル管理テーブルを読出して転送するから、キャ
ッシュバッファ上には1組のファイル管理テーブルがす
べて格納されている。
【0021】したがって、ヒット率は100%であり、
それほどアクセス速度の速いキャッシュバッファでなく
ても、いちいち記録媒体から読出す必要がないから有効
アクセス速度は格段に向上する。そのキャッシュバッフ
ァ上の1組のファイル管理テーブルを用いて情報の記
録,再生及び記録媒体上の複数の領域の各ファイル管理
テーブルを管理するから、情報記録再生装置の作業効率
が向上する。
【0022】あるいは、再生命令実行時に管理データ転
送手段が、ファイル管理テーブルを構成する管理データ
を複数個格納し得るキャッシュバッファ上の管理テーブ
ル格納領域に、記録媒体上の複数の領域のうちのいずれ
かのファイル管理テーブルからアクセスされた管理デー
タを読出して転送するから、キャッシュバッファ上には
アクセスされた管理データがすべて格納されている。
【0023】一般に、情報記録再生装置の1日の、ある
いは1回の電源オン時間中の作業で記録されているファ
イルをすべてアクセスすることはなく、アクセス回数が
多い用途の場合でもそのファイル数は限られている。従
って、キャッシュバッファの容量はファイル管理テーブ
ルのすべてを格納する場合に比べて遥かに小さくて済む
から、その分だけアクセス速度の速いキャッシュバッフ
ァを使用することが出来る。
【0024】したがって、新しいファイルを再生する時
以外はヒット率100%であり、一度アクセスされたフ
ァイルの管理データは次回からはアクセス速度が格段に
向上するから、有効あるいは平均アクセス速度が向上
し、情報記録再生装置の作業効率が大幅に向上する。
【0025】上記いずれの情報記録再生装置において
も、ベース情報入力手段が接続された上位装置から記録
媒体上のファイル管理テーブルが記録されている領域の
数と、各ファイル管理テーブルのアドレスを含むベース
管理情報を入力して、同じキャッシュバッファ上又はR
AM等に記憶することにより、OS(オペレーション・
システム)のちがい、例えば同じMS−DOSでもその
ヴァージョンのちがいによってそれぞれ領域の数や各フ
ァイル管理テーブルのアドレスが異っていても、全く同
様に処理することが可能になる。これは、特に交換,着
脱が可能な記録媒体を使用する情報記録再生装置の場
合、その効果が大きい。
【0026】さらに、管理データ登録手段は記録命令実
行時に、即ちファイル更新を含めて新しい管理データを
記録する時に、該記録命令に伴って入力する管理データ
をキャッシュバッファ上の管理テーブル格納領域に登録
する。
【0027】したがって、新しい管理データが記録され
る度に、それを用いて記録媒体上の複数の領域の各ファ
イル管理テーブルが管理されるキャッシュバッファ上の
ファイル管理テーブルが更新されるが、その都度記録媒
体上の各領域毎のファイル管理テーブルまで更新する訳
ではないから、記録命令の実行時間が従来より短縮され
る。
【0028】また登録データ記録手段は、非命令実行時
すなわち記録命令又は再生命令実行時を除いた空き時間
に、新しく登録されたキャッシュバッファ上のファイル
管理テーブルの管理データのうち記録媒体上のファイル
管理テーブルに記録されていない管理データを、記録媒
体上の複数の領域の各ファイル管理テーブルにそれぞれ
記録する。
【0029】したがって、管理データ登録手段によって
登録された新しいファイルの管理データは、この登録デ
ータ記録手段によって記録媒体上のすべてのファイル管
理テーブルに記録され、該テーブルはすべて更新され
る。そのために、記録媒体上の領域の数にほぼ比例した
時間が必要であるが、この処理は非命令実行時に行われ
るから、情報記録再生装置の作業効率をいささかも損な
うことがない。
【0030】あるいは、記録媒体排出手段は記録媒体を
排出する時に、新しく登録されたキャッシュバッファ上
の管理テーブル格納領域の管理データのうち記録媒体上
の管理テーブルに記録されていない管理データが残って
いれば、その残っている管理データを記録媒体上の複数
の領域の各ファイル管理テーブルにそれぞれ記録した
後、記録媒体を排出する。
【0031】したがって、例えば記録命令が実行された
直後に記録媒体の排出命令が出されて、管理データ登録
手段が作用しなかった場合でも、記録媒体排出手段が作
用して記録媒体上の各ファイル管理テーブルの更新が確
実に行われたのち、記録媒体が排出される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図2はこの発明を実施し
た情報記録再生装置の例である光磁気ディスク装置の構
成を示す回路図である。
【0033】図2に示した光磁気ディスク装置1は、該
装置全体の制御及び情報処理を行うCPU2と,ROM
3,RAM4,キャッシュバッファ5からなるメモリグ
ループと、記録媒体である光磁気ディスク7の読出しと
書込みを制御するリード/ライト制御部6と、上位装置
である例えばパーソナルコンピュータ,ワークステーシ
ョン等のホストマシン9に接続されてデータ(情報)や
コマンド(命令)等の入出力のインタフェースを制御す
るI/F制御部8とにより構成されている。
【0034】CPU2はホストマシン9からのコマンド
に応じ、ROM3に予め格納されているプログラムに従
って光磁気ディスク装置1を構成する各部の制御や情報
処理を行い、必要なデータを一時的にRAM4やキャッ
シュバッファ5に記憶させたり、記憶させたデータを読
出して処理する。
【0035】キャッシュバッファ5を構成するキャッシ
ュメモリはRAMの一種であるが、一般に大容量のRA
M4よりも容量が小さい代りにアクセス速度の速いメモ
リによって構成されている。最もアクセス速度の速いメ
モリは、CPUと同じチップ上に設けられたメモリであ
るが、その容量は限られたものでありレジスタ等の用途
に限定されている場合が多いから、RAM4よりもアク
セス速度の速いメモリ素子をCPU2の近傍に設け、キ
ャッシュバッファ5として使用する。
【0036】リード/ライト制御部6はそれぞれ図示し
ない変復調回路や誤り訂正回路等からなる情報処理系
と、光磁気ディスク7への情報や管理データの書込み,
読出し,消去を行う光ヘッドやその移動及び光磁気ディ
スク7の回転駆動を行う各サーボ機構系と、それらのサ
ーボ機構系の制御を行うサーボ制御系とによって構成さ
れている。
【0037】ファイル即ち1組の情報は、光磁気ディス
ク7(図10)の記録面30の各FAT領域31a,3
1b…以外の領域に記録され、そのスタートアドレスや
記録されたセクタ数等は該ファイルの管理データとして
FAT領域31a,31b…の各FATにそれぞれ記録
される。磁気ディスクと異なり光磁気ディスクは片面に
のみ記録が行われるから、アドレスはトラック番号,セ
クタ番号のみにより構成されている。
【0038】この発明による光磁気ディスク装置1は、
各ファイル毎の管理データからなるFATが初期設定時
に1組全部、あるいは再生命令実行時にファイルが始め
てアクセスされる都度その管理データが1個ずつキャッ
シュバッファ5に転送され、キャッシュバッファ5上の
管理テーブル格納領域にFATが形成される。
【0039】表1は、キャッシュバッファ5上のFAT
を、或いは該FATを用いて光磁気ディスク7上のファ
イル及び各FAT領域31a,31b,31c…のFA
Tをそれぞれ管理するためにキャッシュバッファ5(又
はRAM4)に記憶された管理情報の一例を示し、表1
の(A)はFAT情報を、同じく(B)は光磁気ディス
ク7上のFAT管理情報を、同じく(C)はFATに含
まれる各管理データの情報すなわちオフセット値とキャ
ッシュ情報をそれぞれ示している。
【0040】
【表1】
【0041】表1の(A)に示したFAT情報は、光磁
気ディスク7上のFAT領域の数すなわちFATの数:
nと、その1組のFATに含まれる管理データの数すな
わちファイルの数:mとからなり、それぞれ初期設定時
にホストマシン9が光磁気ディスク7から読出し、光磁
気ディスク装置1のCPU2(ベース情報入力手段)が
入力してキャッシュバッファ5(又はRAM4)に記憶
させたものである。
【0042】表1の(B)に示したFAT管理情報は、
光磁気ディスク7上のn個のFAT領域の各スタートア
ドレスすなわち各FAT(FAT#1,FAT#2…F
AT#n)のスタートアドレスにより構成されている。
FATの数n及び各FATのスタートアドレスは、使用
されているOSと記録媒体とによりそれぞれ異なり、光
磁気ディスク装置1には分らないから、このFAT管理
情報も表1の(A)に示したFAT情報と同じく、CP
U2によってホストマシン9から入力して記憶される。
【0043】表1の(C)に示した管理データ情報は、
光磁気ディスク7上に記録されたm個のファイルの各管
理データがn個のFAT#1,FAT#2…FAT#n
にそれぞれ記録された時に、その管理データのスタート
アドレスが各FATのスタートアドレスからどれだけ離
れているかを示すオフセット値すなわちオフセット
(1),オフセット(2)…オフセット(m)と、キャ
ッシュバッファ5の管理テーブル格納領域に形成された
FATの各管理データに関する情報すなわちキャッシュ
情報とにより構成されている。
【0044】ここで、FATの数nはOS(オペレーテ
ィング・システム)と記録媒体とにより異なるといって
も、通常のディスクではn=2が殆どであり、光磁気デ
ィスクでn=3の場合もあるが、n≧4はまれである。
しかも、一般に情報記録再生装置が上位装置に接続され
てシステムが形成されると、途中でnが変化することは
ない。しかしながら、ファイルの数mは常に変化し、情
報の抹消が行われた場合を除いて、情報の蓄積と共に増
加する一方である。
【0045】いま、整数i,jをそれぞれi=1〜n,
j=1〜mとして、光磁気ディスク7上の或るFAT領
域#iの管理データ(j)のスタートアドレスは、表1
の(B)に示したFAT管理情報のFAT#iのスター
トアドレスに、表1の(C)に示した管理データ情報の
該管理データのオフセット(j)を加算させることによ
り得られる。
【0046】表1の(C)に示した管理データ情報のキ
ャッシュ情報は2個のフラグからなり、第1のフラグは
当該管理データ(j)がキャッシュバッファ5上のFA
Tに格納されている否かを示し、第2のフラグは管理デ
ータ(j)が光磁気ディスク7上のFAT#iに記録さ
れているか否かを示す。
【0047】すなわち、表1の(C)に示したように第
0列がオフセット値、第i列がFAT#iのキャッシュ
情報であり、第j行が管理データ(j)のオフセット
(j)とキャッシュ情報であるから、第i列,第j行の
キャッシュ情報(ij)の内容を第1,第2のフラグを
順に並べて表わすと、例えばキャッシュ情報(23)の
内容が{00}であれば、管理データ(3)がまだキャ
ッシュバッファ5上のFATに格納されていないことを
示し、光磁気ディスク7上のいずれかのFATから管理
データ(3)がキャッシュバッファ5上のFATに転送
されると、(第3行の他のキャッシュ情報と共に)内容
が{11}に変る。
【0048】また、例えばファイル(j)が新しく記録
されると、その管理データのスタートアドレスからオフ
セット(j)が記憶されると共に、第j行のすべてのキ
ャッシュ情報の内容が{10}になり、キャッシュバッ
ファ5上の管理データが光磁気ディスク7上の各FAT
領域のFAT#1,FAT#2…FAT#nに記録され
るに従って、キャッシュ情報(1j),(2j)…(n
j)の内容が順に{11}に変る。
【0049】すなわち、初期設定時の当初は管理データ
情報のすべてのキャッシュ情報の欄は{00}であり、
管理データ(j)がキャッシュバッファ5上のFATに
転送されれば、(光磁気ディスク7上のいずれの領域の
FATからであっても)第j行のすべてのキャッシュ情
報の内容が{11}になる。また新しい管理データ
(j)がキャッシュバッファ5上のFATに登録されれ
ば、第j行のすべてのキャッシュ情報が{10}にな
り、光磁気ディスク7上のFATに記録されれば{1
1}になる。
【0050】図1はこの発明の第1実施例である光磁気
ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。図1
に示した光磁気ディスク装置1は、それぞれがCPU2
(図2)の作用を機能別に示すベース情報入力手段1
1,管理テーブル転送手段12,管理データ登録手段1
3,登録データ記録手段14,記録媒体排出手段15
と、キャッシュバッファ5及び光磁気ディスク7とによ
り構成され、キャッシュバッファ5と光磁気ディスク7
にはそれぞれファイル管理テーブル(FAT)5a,7
aが設けられている。光磁気ディスク7上のFAT7a
は実際は複数個であるが、図1では1個のFATで代表
する。
【0051】以下、各手段の作用をフロー図を参照して
説明する。図3は第1実施例の初期設定時におけるベー
ス情報入力手段11と管理テーブル転送手段12の作用
の一例を示すフロー図である。
【0052】図3に示した初期設定のルーチンがスター
トすると、先ずステップ1でベース情報入力手段11が
作用して、表1の(A),(B)に示したFAT情報,
FAT管理情報からなる基本的な管理情報であるベース
管理情報を、ホストマシン9から入力してキャッシュバ
ッファ5に記憶させる。次にステップ2に進んで、表1
の(C)に示したキャッシュバッファ5上の管理データ
情報の領域をクリアする。
【0053】さらにステップ3で管理テーブル転送手段
12が作用して、光磁気ディスク7上の複数のFAT7
aのうちのいずれか1組をすべて読出してキャッシュバ
ッファ5上のFAT領域に転送し、m個の管理データか
らなるFAT5aを形成すると共に、管理データ情報の
領域のオフセット欄にオフセット(1)乃至オフセット
(m)を登録し、第1行乃至第m行のすべてのキャッシ
ュ情報を{11}にする。
【0054】このようにして初期設定を終了し、通常の
作業であるルーチン(A)にジャンプする。なお、ステ
ップ2からエンドになってルーチン(B)にジャンプす
る破線で示したルートについては後述する第2実施例に
おいて説明する。
【0055】図4は第1実施例の通常の作業の一例であ
るルーチン(A)を示すフロー図である。図4に示した
ルーチン(A)がスタートすると、ステップ10でホス
トマシン9からコマンドが入力したか否かを判定して、
否ならばステップ10に戻る。コマンドが入力していれ
ばステップ11に進んでコマンドの内容を判定し、再生
命令ならばステップ12へ、記録命令ならばステップ1
5へそれぞれ進む。
【0056】再生命令でステップ12へ進むと、指定さ
れたアドレスによって再生命令の対象がファイルか管理
データかを判定して、ファイルであればステップ13で
光磁気ディスク7から読出し、管理データであればステ
ップ14でキャッシュバッファ5のファイル管理テーブ
ル5aから読出して、それぞれホストマシン9に転送し
たのちステップ10に戻る。
【0057】記録命令でステップ15へ進むと、指定さ
れたアドレスによって記録命令の対象がファイルか管理
データかを判定して、ファイルであればステップ16で
続いて入力するファイルの内容を光磁気ディスク7に記
録してステップ10に戻る。管理データであればステッ
プ17で指定されたアドレスを記憶した後、そのアドレ
スによってステップ18で記録対象であるFAT#iが
i=1であるか否かを判定して、FAT#1であればス
テップ19に進んでアドレスに続く管理データの内容を
入力し、キャッシュバッファ5のファイル管理テーブル
5aに登録してステップ10に戻り、FAT#1でなけ
れば管理データの内容を入力することなく、そのままス
テップ10に戻る。
【0058】すなわち、管理データのみについて考えれ
ば、再生命令の時はキャッシュバッファ5から読出して
ホストマシンに出力するから、その度に光磁気ディスク
7から読出すよりも応答が速い。また、記録命令の時も
n個の各FATに対してその度に同一の内容を入力して
光磁気ディスク7に記録することを繰返す代りに、n個
のアドレスは入力して記憶し、内容は1回だけ入力して
ファイル管理テーブル5aに登録するだけであるから、
応答は遥かに速くなる。
【0059】図5は登録/抹消のサブルーチンの一例を
示すフロー図である。登録とは、新しいファイル(読出
して内容の一部が修正されたものも新しいファイルと見
做される)の内容を光磁気ディスク7に記録し、その管
理データをFATに登録することであり、抹消とは、既
に内容が記録され管理データが登録されているファイル
を無効にすることである。
【0060】しかしながら、登録の場合は、ファイルは
図4に示したルーチン(A)で説明したように、記録命
令によって内容が光磁気ディスク7に記録されるが、そ
の管理データは記録命令によってキャッシュバッファ5
に登録されていても光磁気ディスク7の各FATには記
録されていない。抹消の場合は、内容は光磁気ディスク
7に残っていても、無効であることを示す管理データが
記録命令によって登録されればよいから、管理データに
ついて見れば登録も抹消も同じことである。
【0061】図5に示した登録/抹消のサブルーチンが
スタートすると、ステップ20でまだ光磁気ディスク7
上のFAT7aに記録していない新しく登録された管理
データ(登録データ)の有無、すなわち内容が{10}
であるキャッシュ情報(1j)の有無を判定し、無けれ
ばリターンし、有ればステップ21へ進む。
【0062】ステップ21では、CPU2が登録データ
記録手段14(図1)として作用して、キャッシュバッ
ファ5上の登録データ(j)をFAT#iに記録し、キ
ャッシュ情報(ij)を{11}に変更することをi=
1〜nのn回繰返した後ステップ22へ進む。ステップ
22ではステップ20で説明したことと同じ判定を行っ
て、有ればステップ21に戻り、無ければリターンす
る。
【0063】図5に示した登録/抹消のサブルーチンが
スタートすると、未記録の登録データをすべて処理し終
らなければリターンしない。しかしながら、キャッシュ
バッファ5上のキャッシュ情報の変更に要する時間は極
めて短かいから問題にならないが、光磁気ディスク7上
の複数個ある領域のFATの管理データ(j)を変更す
るには、ヘッドのトラッキングのための移動に時間がか
かるので、短時間では終らない。
【0064】そのためホストマシン9から次のコマンド
が入力しても暫らく待たせるようでは、光磁気ディスク
装置1の作業効率を悪くして了う。従って、コマンドの
割込みの優先度を高く設定して、コマンドが入力すれば
登録/抹消のサブルーチンをストップして、コマンド命
令を実行してからサブルーチンを再開するようにすれば
よい。
【0065】あるいは、図5に示したサブルーチンのス
テップ22を削除して、ステップ21が終ればリターン
するようにしてもよい。この場合は、サブルーチンのス
タートから、最大でも未記録の登録データを1個処理す
る時間でリターンする。
【0066】しかしながら、ホストマシン9からのコマ
ンドが間を置かずに連続して入力する場合、例えば光磁
気ディスク装置1が多数のホストマシンの共同データベ
ースとして使用されるような極端な場合でも、必ずどこ
かに非命令実行時が存在し、その間このサブルーチンに
は何回もジャンプしてくるから、上記のような時間短縮
のための変更を加えても実用上の障害は発生しない。
【0067】ただし、コマンドの入力が頻発したため、
それらの命令を実行した後に登録/抹消のサブルーチン
がその後処理を実行している時に、光磁気ディスク7を
取出す排出命令が入力すると、後処理が完了しないまま
排出される恐れがある。
【0068】図6は、そのような事故を防止するための
記録媒体排出手段15であるCPU2のルーチンの一例
を示すフロー図である。光磁気ディスク7の排出命令が
入力して図6に示した排出ルーチンがスタートすると、
ステップ27で先ず図5に示した登録/抹消のサブルー
チンにジャンプし、すべての未記録の登録データの処理
が完了した後、ステップ28へ進んで記録媒体である光
磁気ディスク7を排出してエンドになる。
【0069】したがって、いかなる時に排出命令が入力
しても、後処理が未完成のまま光磁気ディスク7が排出
されることはない。同様に、特に図示はしないが、光磁
気ディスク7を装着したまま誤って光磁気ディスク装置
1の電源をオフする誤動作に備えて、電源オフ時にも図
5に示した登録/抹消のサブルーチンを実行した後、電
源が切れるようにするとよい。
【0070】図7はこの発明の第2実施例である光磁気
ディスク装置の構成を示す機能ブロック図であり、図7
に示した第2実施例が第1実施例(図1)と異なる所
は、管理テーブル転送手段12に代えて、同様にCPU
2の作用を示す管理データ転送手段16を設けたことで
あり、その他の部分は全く同様であるから説明を省略す
る。
【0071】この管理データ転送手段16は、ホストマ
シン9から再生命令のコマンドが入力した時に、アクセ
スされた管理データがキャッシュバッファ5上のFAT
5aになかった場合に、その管理データを光磁気ディス
ク7上のFAT7aのうちのいずれかから読出して、F
AT5aに転送すると共に、ホストマシン9に出力する
ものである。
【0072】図7に示した第2実施例の初期設定は、図
3に示した初期設定のルーチンにおいて、ステップ1と
ステップ2を終了した後、破線で示したようにエンドに
なって通常の作業であるルーチン(B)にジャンプす
る。従って、初期設定終了時には、表1の(A),
(B)に示したFAT情報,FAT管理情報はキャッシ
ュバッファ5上に記憶されているが、表1の(C)に示
した管理データ情報の領域はクリアされたままである。
【0073】図8は第2実施例の通常の作業の一例であ
るルーチン(B)を示すフロ−図である。図8に示した
ルーチン(B)の各ステップは、ステップ34を除いて
すべて図4に示したルーチン(A)の各ステップに対応
する。即ち、ルーチン(B)のステップ30乃至ステッ
プ33及びステップ35乃至ステップ39は、ルーチン
(A)のステップ10乃至ステップ13及びステップ1
5乃至ステップ19とそれぞれ同じであるから説明を省
略する。
【0074】ステップ30で入力したコマンドが、ステ
ップ31,32で管理データに対する再生命令であると
判定されてステップ34へ進むと、再生処理のサブルー
チンにジャンプし、サブルーチンの処理が終了してリタ
ーンしてくるとステップ30に戻る。図9はルーチン
(B)のステップ34からジャンプしてくる管理データ
の再生処理のサブルーチンの一例を示すフロー図であ
る。
【0075】図9に示した再生処理のサブルーチンがス
タートすると、先ずステップ40でアクセスされた例え
ば管理データ(j)がキャッシュバッファ5上のFAT
5aに格納されているか否かを判定する。そのため、キ
ャッシュバッファ5上の管理データ情報の第j行のキャ
ッシュ情報のいずれか1個の内容をチェックして、{1
0}又は{11}すなわち第1のフラグが立っていれば
管理データ(j)がFAT5aに格納されていると判定
してステップ42にジャンプし、{00}又は{01}
すなわち第1のフラグが立っていなければステップ41
へ進む。
【0076】ステップ41ではCPU2が管理データ転
送手段16(図7)として作用して、光磁気ディスク7
上のFAT7aのいずれかから管理データ(j)を読出
し、キャッシュバッファ5上のFAT5aに転送して格
納すると共に、管理データ情報の第j行のキャッシュ情
報(1j)乃至(nj)の内容をすべて{11}に変換
して、ステップ42へ進む。
【0077】ステップ42では第1実施例のルーチン
(A)のステップ14(図4)と全く同様に、キャッシ
ュバッファ5上のFAT5aから管理データ(j)を読
出してホストマシン9に出力した後、メインのルーチン
(B)にリターンする。
【0078】以上説明した第1実施例と第2実施例とを
比較すると、第1実施例は光磁気ディスク装置1の初期
設定時に、管理テーブル転送手段12が光磁気ディスク
7上の複数のFAT7aのうちのいずれかから、1組の
FATのすべての情報をキャッシュバッファ5のFAT
領域に転送してFAT5aを形成する。従って、ホスト
マシン9から管理データの再生命令のコマンドが入力し
た時のヒット率が100%であり、全くFAT7aから
読出す必要がないから、アクセスされた管理データ
(j)の出力開始までの時間が極めて短かい。
【0079】しかしながら、キャッシュバッファ5は1
組のFATをすべて格納するだけの容量が必要であり、
1個の管理データの長さは短いといっても、例えば記録
媒体が光磁気ディスクのように大容量のものであると記
録可能なファイルの数mも大きくなるから、相当な容量
のキャッシュバッファでなければならない。従って、コ
スト的にあまりアクセス速度の速い素子は使い難い。
【0080】一方、ファイルの数mがいかに大きくて
も、また1日の作業でいかに多数回のアクセスが行われ
ても、殆んどの場合に実際に使用されるファイルの数は
限られたものであり、同じファイルが何回もアクセスさ
れる場合が多い。
【0081】第2実施例はホストマシン9から管理デー
タの再生命令のコマンドが入力した時に、始めてアクセ
スされた管理データ(j)であれば、その管理データ
(j)を光磁気ディスク7上のFAT7aのうちのいず
れかから読出し、キャッシュバッファ5上のFAT5a
に転送して格納する。従って、始めてファイル(j)が
アクセスされた時は管理データ(j)の転送に時間を要
するが、2回目以降のアクセスは第1実施例と全く同様
である。
【0082】この場合、キャッシュバッファ5は一日に
アクセスされるファイルの最大数の容量があればよいか
ら、第1実施例に比べて遥かに小容量で済み、それだけ
コスト的にもアクセス速度の速い素子を使用することが
出来る。従って、第1実施例と同様に、用途によっては
それ以上に、光磁気ディスク装置の作業効率が向上す
る。
【0083】また、第1及び第2実施例の共通した特徴
は、ホストマシン9から新しいファイルを記録するコマ
ンドが入力した時に、そのファイルの内容を記録する時
間は同じでも、新しいファイルの管理データをキャッシ
ュバッファ5上のFAT5aに登録するだけで管理デー
タの記録命令の実行を終了するから、その都度光磁気デ
ィスク7上の複数のFAT7aのすべてに登録していた
従来の装置に比べて、新しいファイルの記録命令実行に
伴う管理データ登録に要する時間が大幅に短縮され、作
業効率が向上する。
【0084】光磁気ディスク7上の複数のFAT7aへ
の新しいファイルの管理データの登録(記録)は、光磁
気ディスク装置1の非命令実行時すなわちコマンドが入
力していない時に実行するから、そのために作業効率が
損なわれることがない。これは、光磁気ディスク7上に
既に記録されているファイルを抹消する場合も全く同様
であることは、既に説明した通りである。
【0085】さらに、従来は管理データを(登録又は抹
消)する場合に、光磁気ディスク7上の複数のFAT7
aに対して、その都度ホストマシン9から各管理データ
のアドレスとその同じ内容を入力してそれぞれ記録して
いたが、この実施例では一度だけ入力した内容を登録し
たキャッシュバッファ5上のFAT5aの管理データと
記憶したアドレスとを用いて実行されるから、ホストマ
シン9との通信時間が極めて短かくなり、ホストマシン
9の作業効率も向上する。
【0086】もし、記録(又は抹消)命令のコマンドの
後処理としての光磁気ディスク7上のFAT7aの更新
を終了していない時に、記録媒体排出のコマンド又は押
ボタン等による指令が入力した場合は、FAT7aの更
新が終了してから記録媒体を排出するから、更新未了の
事故が防止出来る。これは誤って光磁気ディスク装置1
の電源をオフした場合にも、簡単に適用することが出来
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明による情報
記録再生装置は、記録媒体上に形成されたファイル管理
テーブルのヒット率を高めて情報の記録及び再生のアク
セス時間を短縮し、その作業効率を向上することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である光磁気ディスク装
置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明による情報記録再生装置の一実施例で
ある光磁気ディスク装置の構成を示す回路図である。
【図3】図1に示した第1実施例の初期設定のルーチン
の一例を示すフロー図である。
【図4】図1に示した第1実施例の作業の一例であるル
ーチン(A)を示すフロー図である。
【図5】図4に示したルーチン(A)が使用する登録/
抹消のサブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図6】記録媒体排出のルーチンの一例を示すフロー図
である。
【図7】この発明の第2実施例である光磁気ディスク装
置の構成を示す機能ブロック図である。
【図8】図7に示した第2実施例の作業の一例であるル
ーチン(B)を示すフロー図である。
【図9】図8に示したルーチン(B)が使用する再生処
理のサブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図10】この発明の実施例及び従来例が共に使用する
光磁気ディスク上のファイル管理テーブル領域の配置の
一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:光磁気ディスク装置(情報記録再生装置) 2:CPU 5:キャッシュバッファ 5a,7a:FAT(ファイル管理テーブル) 7:光磁気ディスク(記録媒体) 9:ホストマシン(上位装置) 11:ベース情報入力手段 12:管理テーブル転送手段 13:管理データ登録手段 14:登録データ記録手段 15:記録媒体排出手段 16:管理データ転送手段 31a,31b,31c:FAT領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の各ファイル毎の管理データから
    なる同一内容のファイル管理テーブルがそれぞれ複数の
    領域に記録されている記録媒体に、情報の記録又は再生
    を行う情報記録再生装置において、 前記ファイル管理テーブルを格納し得る管理テーブル格
    納領域を備えたキャッシュバッファと、 初期設定時に、前記記録媒体上の複数の領域のうちのい
    ずれかの領域から前記ファイル管理テーブルを読出して
    前記キャッシュバッファ上の管理テーブル格納領域に転
    送する管理テーブル転送手段とを設け、 そのキャッシュバッファ上のファイル管理テーブルを用
    いて情報の記録又は再生、及び前記記録媒体上の複数の
    領域の各ファイル管理テーブルを管理するようにしたこ
    とを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 複数個の各ファイル毎の管理データから
    なる同一内容のファイル管理テーブルがそれぞれ複数の
    領域に記録されている記録媒体に、情報の記録又は再生
    を行う情報記録再生装置において、 前記ファイル管理テーブルを構成する管理データを複数
    個格納し得る管理テーブル格納領域を備えたキャッシュ
    バッファと、 再生命令実行時に、アクセスされたファイルの管理デー
    タが前記キャッシュバッファ上のファイル管理テーブル
    内に無い場合に、前記記録媒体上の複数の領域のうちの
    いずれかの領域のファイル管理テーブル内のアクセスさ
    れた前記管理データを読出して前記キャッシュバッファ
    上の管理テーブル格納領域に転送する管理データ転送手
    段とを設け、 そのキャッシュバッファ上のファイル管理テーブルを用
    いて情報の記録又は再生、及び前記記録媒体上の複数の
    領域の各ファイル管理テーブルを管理するようにしたこ
    とを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の情報記録再生装置
    において、 前記記録媒体上のファイル管理テーブルが記録されてい
    る領域の数と、各ファイル管理テーブルのアドレスを含
    むベース管理情報を上位装置から入力して記憶するベー
    ス情報入力手段を設けたことを特徴とする情報記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    情報記録再生装置において、 記録命令実行時に、該命令に伴って入力する管理データ
    を前記キャッシュバッファ上の管理テーブル格納領域に
    登録する管理データ登録手段を設けたことを特徴とする
    情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報記録再生装置におい
    て、 非命令実行時に、前記管理データ登録手段によって登録
    された前記キャッシュバッファ上のファイル管理テーブ
    ルの管理データのうち前記記録媒体上のファイル管理テ
    ーブルに記録されていない管理データを、該記録媒体上
    の複数の領域の各ファイル管理テーブルにそれぞれ記録
    する登録データ記録手段を設けたことを特徴とする情報
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記記録媒体を排出する時に、前記管理データ登録手段
    によって登録された前記キャッシュバッファ上のファイ
    ル管理テーブルの管理データのうち前記記録媒体上のフ
    ァイル管理テーブルに記録されていない管理データを、
    該記録媒体上の複数の領域の各ファイル管理テーブルに
    それぞれ記録した後、前記記録媒体を排出する記録媒体
    排出手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
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