JPH0811063Y2 - アイソレーション電源 - Google Patents

アイソレーション電源

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JPH0811063Y2
JPH0811063Y2 JP5099391U JP5099391U JPH0811063Y2 JP H0811063 Y2 JPH0811063 Y2 JP H0811063Y2 JP 5099391 U JP5099391 U JP 5099391U JP 5099391 U JP5099391 U JP 5099391U JP H0811063 Y2 JPH0811063 Y2 JP H0811063Y2
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JP
Japan
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power supply
transformer
voltage signal
rectifier circuit
capacitor
Prior art date
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Application number
JP5099391U
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English (en)
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JPH04134191U (ja
Inventor
隆夫 桑山
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Nihon Kohden Corp
Original Assignee
Nihon Kohden Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランスの一端がアー
スされた1次側に商用電源或は50〜1kHz程度の交
流電源電圧が供給され、2次側にフローティング状態の
電源用整流回路が接続されているアイソレーション電源
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、運動神経伝導速度を測定する刺
激装置では、図3に示すように、距離Lだけ離れた刺激
点P1、P2にフローティング状態で刺激パルスを加
え、測定点P3に伝播してきた2個の時間差を有する反
応信号をアース基準電位の測定回路8で受信し、双方の
信号の時間差より運動神経伝導速度を測定している。こ
の場合、反応信号のレベルは通常1μV〜数mV程度で
あり、冒頭に述べたトランス式のフローティング電源を
使用したのではトランスの浮遊容量を通して漏洩電圧が
アースと正中神経9間に重畳して測定を困難にする。し
たがって、従来ではフローティングさせたバッテリを用
い、光結合アイソレータを通してトリガ信号を刺激装置
に供給している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな刺激装置の電源電圧としては、例えば130V程度
の高い電圧を要するために、特殊な電池を用いなければ
ならない。よって、本考案は、トランスの1次側及び2
次側間の浮遊容量を通してフローティング状態の電源整
流回路に重畳する交流電源電圧成分を相殺できる冒頭に
述べた類のアイソレーション電源を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、トランスの1
次側にアースを基準電位として交流電源が接続し、2次
側にフローティング状態で電源用整流回路が接続されて
いるアイソレーション電源において、前述の目的を達成
するために、電源用整流回路に、トランスの浮遊容量と
ほぼ同一もしくは小さな容量を有するコンデンサの一端
を接続すると共に、交流電源から供給された入力電圧信
号を反転し、かつ浮遊容量を通してアース及び電源用整
流回路間に生じる漏洩電圧に対してほぼ逆位相及びほぼ
同一振幅に調整した補償電圧信号をコンデンサの他端を
通して出力する電圧信号発生回路を付属させたことを特
徴とする。
【0005】
【作用】アース及び電源用整流回路間には、その間の抵
抗とトランスの浮遊容量に応じた電圧レベル及びトラン
スのインダクタンスにより位相のずれた交流電源の漏洩
電圧が、雑音として生じる。一方、電圧信号発生回路
は、交流電源からの入力電圧信号を反転し、かつ位相及
び振幅調整し、コンデンサの出力側に漏洩電圧に対して
ほぼ逆位相及びほぼ同一振幅の補償電圧信号を出力す
る。これにより、漏洩電圧に対して補償電圧信号が重畳
されて相殺される。
【0006】
【実施例】図1は、本考案の一実施例によるアイソレー
ション電源を示す。同図において、1は1次側及び2次
側間に例えば30pFの極力小さくした浮遊容量C1を
有するトランスである。その1次側には、アースとの間
で給電する商用電源5及び電圧信号発生回路が設けられ
ている。この電圧信号発生回路は、演算増幅器4と、そ
の入力用に商用電源5の電圧を分圧する可変抵抗器RV
1と、増幅度を設定する帰還回路用の抵抗器R1、R2
と、位相調整回路を構成する可変抵抗器RV2、コンデ
ンサC3とより構成されている。トランス1の2次側に
は、フローティング状態の電源用整流回路2が接続さ
れ、その出力端子にフィルタコンデンサ3が接続されて
いる。
【0007】演算増幅器4の出力端子及び整流回路2の
基準電位ラインには、トランス1の浮遊容量C1の容量
30pFに対して小さめの10pFを有するコンデンサ
C2が接続されている。位相調整回路RV2、C3は、
入力電圧信号の位相を遅れ調整することにより、トラン
ス1のインダクタンスに起因する雑音成分の位相遅れに
対応して位相調整をする。補償電圧信号のレベル及び位
相は、オシロスコープで2次側に漏洩した電源電圧成分
を測定しつつ先ずRV1で演算増幅器4へ入力する電圧
信号レベルを調整し、RV2で位相調整を行うことによ
り精密に設定可能である。
【0008】これにより、整流回路2はトランス1を通
して商用電源が供給されることにより、出力端子にはフ
ローティング状態の直流電源が出力され、例えば前述し
た生体用刺激装置へ浮遊容量C1に伴う漏洩電圧が僅か
に重畳されて給電される。その際、浮遊容量C1及びイ
ンダクタンスと、2次側のアース間との抵抗に応じて電
源電圧(図2A)に対して位相θだけ遅れた整流回路2
の漏洩電源電圧成分(図2B)へ、コンデンサC2から
同レベル、逆位相の補償電圧信号(図2C)が供給さ
れ、雑音が相殺される。
【0009】尚、位相θは、場合によりトランスのイン
ダクタンス並びにトランス2次側のインダクタンス及び
2次側の負荷回路の特性により逆に進む場合には、位相
調整回路を構成する可変抵抗器RV2及びコンデンサC
3を逆接続して、進相度合を調整可能にする。また、前
述の刺激装置では、刺激電圧が浮遊容量に加えてコンデ
ンサC2を通して漏洩する可能性もあり、場合によりこ
の漏洩が他の部位を刺激する等の問題につながる。した
がって、コンデンサC2の容量は、不必要に大きくする
ことなく、最大でも浮遊容量と同一程度に設定するのが
好ましい。本考案は、商用電源に限らず、より高い周波
数で発振した交流電源を用いる場合にも適用される。
【0010】
【考案の効果】以上、本考案によれば、トランスの1次
側に絶対アース間で供給される交流電源電圧が、トラン
スの1次側及び2次側間の浮遊容量を通して2次側のフ
ローティングの整流回路に絶対アース間との雑音として
重畳するのが回避され、トランス利用のノイズレスのア
イソレーション電源が実現可能となる。例えば、フロー
ティング電源で作動する生体用刺激装置において、絶対
アース間に誘導されるμVオーダ程度の生体信号でも測
定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるアイソレーション電源
の構成を示す図である。
【図2】同回路の動作を説明する図である。
【図3】アイソレーション電源の使用例を説明する図で
ある。
【符号の説明】 2 整流回路 5 商用電源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの1次側にアースを基準電位と
    して交流電源が接続し、2次側にフローティング状態で
    電源用整流回路が接続されているアイソレーション電源
    において、前記電源用整流回路に、前記トランスの浮遊
    容量とほぼ同一もしくは小さな容量を有するコンデンサ
    の一端を接続すると共に、前記交流電源から供給された
    入力電圧信号を反転し、かつ前記浮遊容量を通してアー
    ス及び前記電源用整流回路間に生じる漏洩電圧に対して
    ほぼ逆位相及びほぼ同一振幅に調整した補償電圧信号を
    前記コンデンサの他端を通して出力する電圧信号発生回
    路を付属させたことを特徴とするアイソレーション電
    源。
JP5099391U 1991-06-06 1991-06-06 アイソレーション電源 Expired - Lifetime JPH0811063Y2 (ja)

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JP5099391U JPH0811063Y2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 アイソレーション電源

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JPH04134191U JPH04134191U (ja) 1992-12-14
JPH0811063Y2 true JPH0811063Y2 (ja) 1996-03-29

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