JPH08110441A - 光ファイバアレイ - Google Patents
光ファイバアレイInfo
- Publication number
- JPH08110441A JPH08110441A JP24382794A JP24382794A JPH08110441A JP H08110441 A JPH08110441 A JP H08110441A JP 24382794 A JP24382794 A JP 24382794A JP 24382794 A JP24382794 A JP 24382794A JP H08110441 A JPH08110441 A JP H08110441A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- groove
- curvature
- radius
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブロックのV溝の底部と段差の基部にクラッ
クを発生させないこと。 【構成】 ブロック1のV溝9の底部5と段差6の基部
6aに曲面を設けた構成。
クを発生させないこと。 【構成】 ブロック1のV溝9の底部5と段差6の基部
6aに曲面を設けた構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバアレイに関
し、光ファイバをアレイ状に配置するV溝を有するブロ
ックにクラックが発生しないようにした光ファイバアレ
イに関する。
し、光ファイバをアレイ状に配置するV溝を有するブロ
ックにクラックが発生しないようにした光ファイバアレ
イに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の光ファイバアレイを示し、
V溝9を有するV溝部1aと、段差6を介してV溝部1
aと一体化されている載置部1bを有するブロック1
と、V溝9にアレイ状に収容された光ファイバ2を固定
する蓋部材3より構成され、光テープファイバ7から引
き出された光ファイバ2をV溝9に収容した後、蓋部材
3をV溝部1aに被せ、接着剤4を界面に施して固定す
る。
V溝9を有するV溝部1aと、段差6を介してV溝部1
aと一体化されている載置部1bを有するブロック1
と、V溝9にアレイ状に収容された光ファイバ2を固定
する蓋部材3より構成され、光テープファイバ7から引
き出された光ファイバ2をV溝9に収容した後、蓋部材
3をV溝部1aに被せ、接着剤4を界面に施して固定す
る。
【0003】図3はV溝9に収容された光ファイバ2が
接着材4で蓋部材3とV溝部1aの間で固定されている
ことを示す。
接着材4で蓋部材3とV溝部1aの間で固定されている
ことを示す。
【0004】図4は光テープファイバ7が載置部1bに
接着剤4で固定されていることを示す。
接着剤4で固定されていることを示す。
【0005】このような光ファイバアレイは、例えば、
特開平5−264868号公報に示されており、また、
V溝部1aのV溝9の底部に曲面を形成して機械的強度
を向上させた構成が特開平1−200308号公報に示
されている。
特開平5−264868号公報に示されており、また、
V溝部1aのV溝9の底部に曲面を形成して機械的強度
を向上させた構成が特開平1−200308号公報に示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光ファ
イバアレイによると、図3に示したクラック8aはV溝
9の底部を曲面にすることによってある程度防止できる
が、段差6のクラック8bが防止できず、また、V溝9
の底部のクラック8aと段差6のクラック8bは関連性
があり、研摩工程で外力を受けたとき、あるいは熱伸縮
が生じたときクラックが生じることが確認された。
イバアレイによると、図3に示したクラック8aはV溝
9の底部を曲面にすることによってある程度防止できる
が、段差6のクラック8bが防止できず、また、V溝9
の底部のクラック8aと段差6のクラック8bは関連性
があり、研摩工程で外力を受けたとき、あるいは熱伸縮
が生じたときクラックが生じることが確認された。
【0007】従って、本発明の目的はV溝および段差の
両方にクラックが発生しない光ファイバアレイを提供す
ることにある。
両方にクラックが発生しない光ファイバアレイを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、光ファイバをアレイ状に収容する複数のV
溝を有するV溝部、および前記V溝部と段差を有して前
記光ファイバを提供する光テープファイバあるいは光フ
ァイバケーブルを載置する載置部を備えたブロックと、
前記V溝に収容された前記光ファイバを前記V溝部の上
面を閉塞することにより固定する蓋部材より構成され、
前記光ファイバは前記V溝内に接着剤で固定され、前記
蓋部材は前記ブロックに接着剤で固定され、前記光テー
プファイバあるいは光ファイバケーブルは前記載置部に
接着剤で固定され、前記V溝の底部および前記段差部の
基部は所定の曲率半径の曲面を有することを特徴とする
光ファイバアレイを提供する。
現するため、光ファイバをアレイ状に収容する複数のV
溝を有するV溝部、および前記V溝部と段差を有して前
記光ファイバを提供する光テープファイバあるいは光フ
ァイバケーブルを載置する載置部を備えたブロックと、
前記V溝に収容された前記光ファイバを前記V溝部の上
面を閉塞することにより固定する蓋部材より構成され、
前記光ファイバは前記V溝内に接着剤で固定され、前記
蓋部材は前記ブロックに接着剤で固定され、前記光テー
プファイバあるいは光ファイバケーブルは前記載置部に
接着剤で固定され、前記V溝の底部および前記段差部の
基部は所定の曲率半径の曲面を有することを特徴とする
光ファイバアレイを提供する。
【0009】
【作用】サンプルテストによると、V溝にのみ、あるい
は、段差にのみクラックが発生する率は極めて低いこと
が確認された。一方にクラックが発生すると、他方にも
クラックが発生するので、V溝の底部と段差の基部の両
方を曲面にすることで、ブロックのクラック発生を抑え
ることができる。
は、段差にのみクラックが発生する率は極めて低いこと
が確認された。一方にクラックが発生すると、他方にも
クラックが発生するので、V溝の底部と段差の基部の両
方を曲面にすることで、ブロックのクラック発生を抑え
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、図2〜図4
と同一の部分には同一の引用数字が付されているので重
複する説明は省略する。
と同一の部分には同一の引用数字が付されているので重
複する説明は省略する。
【0011】この実施例において、V溝9の底部5と段
差6の基部6aはダイヤモンドブレードを使用して曲面
に加工されている。ブロック1はセラミック、シリコ
ン、ガラス等の高い加工精度が得られるものが好まし
く、蓋部材3はブロック1と同一の材質であることが熱
伸縮差を生じさせないために好ましい。このようにして
構成された光ファイバアレイは端面を鏡面研磨され、L
D、PD等の受発光素子アレイ、石英等の光導波路等と
光結合させられる。
差6の基部6aはダイヤモンドブレードを使用して曲面
に加工されている。ブロック1はセラミック、シリコ
ン、ガラス等の高い加工精度が得られるものが好まし
く、蓋部材3はブロック1と同一の材質であることが熱
伸縮差を生じさせないために好ましい。このようにして
構成された光ファイバアレイは端面を鏡面研磨され、L
D、PD等の受発光素子アレイ、石英等の光導波路等と
光結合させられる。
【0012】V溝9の底部5の曲率半径は光ファイバ2
の直径の25%〜45%、特に、36%であることが好
ましい。光ファイバ2の直径を125μmとすると、そ
の曲率半径は30μm〜55μmが好ましく、特に、4
5μmが最適値となる。30μmより小さくなると、曲
面付与の効果が表われず、55μmより大きいと、V溝
9の底部5に十分に接着剤が浸透せず、V溝9と光ファ
イバ2との間に剥離が生じ易くなる。一方、段差6の基
部6aの曲率半径は100μmより大きいことが必要で
ある。
の直径の25%〜45%、特に、36%であることが好
ましい。光ファイバ2の直径を125μmとすると、そ
の曲率半径は30μm〜55μmが好ましく、特に、4
5μmが最適値となる。30μmより小さくなると、曲
面付与の効果が表われず、55μmより大きいと、V溝
9の底部5に十分に接着剤が浸透せず、V溝9と光ファ
イバ2との間に剥離が生じ易くなる。一方、段差6の基
部6aの曲率半径は100μmより大きいことが必要で
ある。
【0013】以上の実施例において、サンプル数300
の中で1個もクラックが発生しなかった。一方、V溝9
のみに曲面を付与したところ、段差のみならず曲面を有
するV溝にクラックが発生した。この結果、V溝と段差
の両方に曲面を付与することが必要であることが確認さ
れた。
の中で1個もクラックが発生しなかった。一方、V溝9
のみに曲面を付与したところ、段差のみならず曲面を有
するV溝にクラックが発生した。この結果、V溝と段差
の両方に曲面を付与することが必要であることが確認さ
れた。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の光ファイバ
アレイによると、V溝の底部と段差の基部に曲面を付与
したので、V溝の底部と段差の基部にクラックが発生す
るのを防ぐことができる。
アレイによると、V溝の底部と段差の基部に曲面を付与
したので、V溝の底部と段差の基部にクラックが発生す
るのを防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】従来の光ファイバアレイを示す斜視図。
【図3】図2の一部の拡大断面図。
【図4】図2の側面図。
1──ブロック 1a─V溝部 1b─載置部 2──光ファイバ 3──蓋部材 4──接着剤 5──V溝底部の曲面 6──段差 6a─段差基部の曲面 7──光テープファイバ 8a,8b──クラック 9──V溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 龍太 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 根本 博正 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 光ファイバをアレイ状に収容する複数の
V溝を有するV溝部、および前記V溝部と段差を有して
前記光ファイバを提供する光テープファイバあるいは光
ファイバケーブルを載置する載置部を備えたブロック
と、 前記V溝に収容された前記光ファイバを前記V溝部の上
面を閉塞することにより固定する蓋部材より構成され、 前記光ファイバは前記V溝内に接着剤で固定され、前記
蓋部材は前記ブロックに接着剤で固定され、前記光テー
プファイバあるいは光ファイバケーブルは前記載置部に
接着剤で固定され、 前記V溝の底部および前記段差部の基部は所定の曲率半
径の曲面を有することを特徴とする光ファイバアレイ。 - 【請求項2】 前記V溝の前記底部は30μmより55
μmの曲率半径を有し、 前記段差部の前記基部は少なくとも100μmの曲率半
径を有する構成のクレーム1項記載の光ファイバアレ
イ。 - 【請求項3】 前記V溝の前記底部は前記光ファイバの
直径の25%より45%の曲率半径を有する構成のクレ
ーム1記載の光ファイバアレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24382794A JPH08110441A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 光ファイバアレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24382794A JPH08110441A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 光ファイバアレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110441A true JPH08110441A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17109527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24382794A Pending JPH08110441A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 光ファイバアレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110441A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1336882A3 (en) * | 2002-02-14 | 2004-11-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber array |
WO2005010584A1 (de) * | 2003-07-31 | 2005-02-03 | Huber+Suhner Ag | Verfahren zum loesbaren verbinden zweier gruppen von optischen fasern sowie steckverbinder zur durchfuehrung des verfahrens |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP24382794A patent/JPH08110441A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1336882A3 (en) * | 2002-02-14 | 2004-11-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber array |
US7021842B2 (en) | 2002-02-14 | 2006-04-04 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber array |
WO2005010584A1 (de) * | 2003-07-31 | 2005-02-03 | Huber+Suhner Ag | Verfahren zum loesbaren verbinden zweier gruppen von optischen fasern sowie steckverbinder zur durchfuehrung des verfahrens |
US7325979B2 (en) | 2003-07-31 | 2008-02-05 | Huber + Suhner Ag | Method for releasably connecting two groups of optical fibers, and plug-in connector for carrying out said method |
CN100405103C (zh) * | 2003-07-31 | 2008-07-23 | 胡贝尔和茹纳股份公司 | 可拆式连接两组光学纤维的方法及实施此方法的插接装置 |
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