JPH08110293A - レーリー干渉シュリーレン形分析用超遠心機 - Google Patents

レーリー干渉シュリーレン形分析用超遠心機

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JPH08110293A
JPH08110293A JP24399794A JP24399794A JPH08110293A JP H08110293 A JPH08110293 A JP H08110293A JP 24399794 A JP24399794 A JP 24399794A JP 24399794 A JP24399794 A JP 24399794A JP H08110293 A JPH08110293 A JP H08110293A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光吸収の無い試料でも光吸収走査
法と同様に分子量や沈降係数などをオンラインで計測可
能とする、分離用超遠心機に取り付ける小型のレーリー
干渉光学系とシュリーレン光学系を提供すると共に沈降
像をCCDカメラで受けTVモニターに拡大表示し、パ
ソコンと接続して画像処理ソフトによりオンライン計測
ができるようにすることである。 【構成】 分離用超遠心機1と、レーリー干渉シュリー
レン光学系15とインタフェース16、パソコンシステ
ム17で構成する。パソコンシステム17は光学系1
5、ビデオモニター18とビデオプリンター19と接続
して画像処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医学、生化学などの分
野で糖蛋白質や高分子の分子量や沈降係数を決定した
り、解離・会合の研究に応用される分析用超遠心機に関
するものもである。
【0002】
【従来技術】従来における分析用超遠心機の光学系に
は、シュリーレン写真法、レーリー干縞写真法及び光吸
収走査法の3つがある。
【0003】シュリーレン写真法及びレーリー干縞写真
法は、試料の屈折率変化を写真で表わす方法であり、光
吸収走査法は、濃度を吸光度(OD値)で測定する方法
である。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】シュリーレン写真法及
びレーリー干縞写真法は、試料の屈折率変化を写真で表
わす方法だが、フィルム上に焼き付け、拡大して読み取
り、手計算で結果を得るため誤差を生じ易いという欠点
を有していた。また光吸収走査法は、濃度を吸光度(O
D値)で測定する方法だが、光吸収の無い試料の測定が
できないという欠点を有していた。
【0005】本発明の目的は、上記した欠点を解決し、
光吸収の無い試料でも光吸収走査法と同様に分子量や沈
降係数などをオンラインで計測可能とするため、分離用
超遠心機に取り付ける小型のレーリー干渉光学系とシュ
リーレン光学系を提供すると共に沈降像をCCDカメラ
で受けTVモニターに拡大表示し、パソコンと接続して
画像処理ソフトによりオンライン計測ができるようにす
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による装置では、
分離用超遠心機本体のドア上面に光学系を配置し、光学
系は本体フレームに固定してドアが開閉しても光軸が変
動しないようにして、光源にHe−Neレーザー光を用
いてレーリー干渉縞用平行光とシュリーレン用平行光の
切り換えをシリンダーレンズの出入りにより可能とした
光学系を採用することで達成される。またレーリー干渉
縞あるいはシュリーレン沈降像をCCDカメラで受け、
回転数とセル位置に同期させて画像取り込みを行い、ビ
デオモニターに表示して画像処理ができるようにするこ
とで達成される。更にパソコン側には、予め準備された
沈降距離計算、分子量計算などの画像処理プログラムあ
りキー操作によって、リアルタイムで簡単に測定できる
ようにすることで達成される。
【0007】
【作用】本発明の分析用超遠心機は、沈降像をCCDカ
メラで受けTVモニターに拡大表示し、パソコンと接続
して画像処理ソフトによりオンライン計測ができるよう
動作する。
【0008】
【実施例】本発明による分析用超遠心機の実施例を図1
に示す。本システムは、分離用超遠心機1と、レーリー
干渉シュリーレン光学系15とインタフェース16、パ
ソコンシステム17によって構成される。パソコンシス
テム17は光学系15、ビデオモニター18とビデオプ
リンター19と接続して画像処理する。超遠心機本体1
には光が入出射する2つ穴のある開閉できるドア2を設
け、ドア2には真空シールするためのシールドガラス3
を取り付ける。ロータ室4には入射光を反転するミラー
5,6を取り付ける。またロータ7底には鏡面スリット
14を設け回転8とダブルセクタセル9の位置を検出す
るためのセンサー10を取り付ける。ロータ7には回転
半径方向の距離を求めるためのカウンタウェイト11と
ダブルセクタセル9を装填する。カウンタウェイト11
には距離を計算するするためのレファレンスホール1
2,13の穴が明けてある。回転中心側の基準をRi、
外側の基準をRoと呼ぶ。光学系15は超遠心機本体1
のドア2が開閉しても変動しないようにフレームに固定
する。光学系15の光源はHe−Neレーザ光源20を
用い、光源20から出た光はミラー21、22で方向を
反転し、対物レンズ23に当たる。ミラー21、22の
間には光量を調整するためのフィルター24を用いる。
対物レンズ23はビーム光を拡大する。拡大されたビー
ムはコリメータレンズ25で平行光とする。シュリーレ
ン測定時にはシリンダーレンズ26を対物レンズ23と
コリメータレンズ25の間に入れ、セル9の回転方向に
のみ拡大し、遠心力方向だけ平行光とする。干渉測定時
には、シリンダーレンズ26は使用しない。干渉測定時
にシリンダーレンズ26を90度回転して使用すること
も可能だが、シュリーレン測定時と横倍率が異なってし
まうので好ましくない。シリンダーレンズ26は出し入
れ切り換えできるようにすることによりシュリーレンと
干渉の横倍率を同一にできる。シュリーレン測定時にシ
リンダーレンズ26を使用しなかった場合、縦方向の画
像が狭められてしまうので好ましくない。平行光はドア
2のシールドガラス3を透過し、ロータ底のミラー5,
6で反転して、遠心力方向に細くなったスリット27を
透過しロータ7のセル9に当たる。スリット27は、シ
ュリーレン測定時には図2に示す矩形スリット28を用
い、干渉測定時には図3に示すダブル矩形スリット29
を用いる。セル9を透過した光は、シールドガラス3を
通過し、コリメータレンズ30を通り、ミラー31,3
2で反転しダイヤゴナルバー33に焦点を結ぶ。ダイヤ
ゴナルバー33は直径0.05mm位の細線を用い、9
0度から50度まで回転34させ、図5に示すシュリー
レン像を得る。干渉測定時にはダイヤゴナルバー33の
角度は50度以下にして、図6に示す干渉縞内にダイヤ
ゴナルバー33の影が現われない様にする。ダイヤゴナ
ルバー33を通過した光は、更にカメラレンズ35、シ
リンダーレンズ36を通りCCDカメラ37上に結像す
る。カメラレンズ35は、セル像をCCDカメラ37上
に縮小して結像する。シリンダーレンズ36は、ダイヤ
ゴナルバー33の影を拡大する他に、干渉用セルの2つ
のスリット像を合わせ干渉させ干渉縞を結像する。精度
良い干渉縞を得るにはダブルセクタセル9に図4に示す
0.5mm幅の平行ダブルスリット38を用いる。光学
ユニット12内に組み込まれた電気部品はケーブルにて
インタフェース16と接続する。インタフェース16の
制御はパソコンシステム17に組み込まれたプログラム
により行う。外部からの操作はパソコンのキーボードで
行う。沈降の状態は、ビデオモニター18に表示し、ビ
デオプリンター19でプリントアウトする。本方法は従
来のスリット切り換えによるシュリーレン写真、干渉写
真法とは異なり干渉縞を拡大することができるため縞間
隔を精度良く測定できる。
【0009】縞数Jと試料の屈折率Δnの関係は(1)
で求められる。
【0010】 J=(n2−n1)(d/λ)=Δn(d/λ)………(1) n1:溶媒の屈折率 n2:試料の屈折率 λ :波長 d :試料の厚さ 沈降距離はレファレンスホールRi,Roを基準に求め
られる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、屈折率に比例した干渉縞を電
気信号として取り出せるので、パソコンなどの計算プロ
グラムを用いてオンライン測定ができる。またレーリー
干渉縞シュリーレン写真フィルムに代わリビデオモニタ
ーに表示できる。更に光吸収の無い試料も屈折率で測定
出来る。この方法は濃度C、距離がオンラインで計測で
きるので分子量測定、粒度分布測定、沈降係数、拡散係
数、部分比容などの測定に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分析用超遠心機を示す全体構成図で
ある。
【図2】 本発明のシュリーレン用スリットの外観図で
ある。
【図3】 本発明の干渉縞用スリットを示す外観図であ
る。
【図4】 本発明のセル用干渉スリットを示す外観図で
ある。
【図5】 本発明のシュリーレン像を示す状態図であ
る。
【図6】 本発明の干渉縞を示す状態図である。
【符号の説明】
1は超遠心機本体、2はドア、3はシールドガラス、4
はロータ室、5,6はミラー、7はロータ、8は回転方
向、9はダブルセクタセル、10はセンサー、11はカ
ウンタウェイト、12はレファレンスホールRi、13
はレファレンスホールRo、14は鏡面スリット、15
は光学系、16はインターフィース、17はパソコンシ
ステム、18はビデオモニター、19はビデオプリンタ
ー、20レーザー光源、21,22はミラー、23は対
物レンズ、24はフィルター、25はコリメータレン
ズ、26はシリンダーレンズ、27はスリット、28は
シュリーレン用スリット、29は干渉用スリット、30
はコリメータレンズ、31,32はミラー、33はダイ
ヤゴナルバー、34はバー回転、35はカメラレンズ、
36はシリンダーレンズ、37はCCDカメラ、位38
は平行ダブルスリットである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空中で高速回転している分析用セル内
    の溶質粒子が遠心力により沈降し、この沈降により形成
    された濃度勾配を計測して分子量や沈降係数などを計測
    するレーリー干渉シュリーレン形分析用超遠心機におい
    て、光源にHe−Neレーザー光を用いてレーリー干渉
    縞用とシュリーレン像用の切り換えをシリンダーレンズ
    の出し入れと入射マスクの交換によってできるようにし
    た光学系を用い、該レーリー干渉縞あるいは該シュリー
    レン沈降像をロータのセル位置に同期させCCDカメラ
    で受光し、ビデオモニターに拡大表示および保存して、
    複数個のセル像を画像処理できるようにしたことを特徴
    とするレーリー干渉シュリーレン形分析用超遠心機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271069A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Ortho-Clinical Diagnostics Inc 遠心分離サイクル中の凝集評価を事前に提供するための少なくとも1つのイメージャーを有する免疫診断検査装置
JP2021516348A (ja) * 2018-02-26 2021-07-01 ハイアー オーダー テクノロジーズ エルエルシー 自律的な分析用遠心分離のための統合されたロータ装置、自律的な分析用遠心分離のための統合されたセル装置、ならびにその組立および動作の方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271069A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Ortho-Clinical Diagnostics Inc 遠心分離サイクル中の凝集評価を事前に提供するための少なくとも1つのイメージャーを有する免疫診断検査装置
JP2021516348A (ja) * 2018-02-26 2021-07-01 ハイアー オーダー テクノロジーズ エルエルシー 自律的な分析用遠心分離のための統合されたロータ装置、自律的な分析用遠心分離のための統合されたセル装置、ならびにその組立および動作の方法

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