JPH08107A - ブドウ傘 - Google Patents

ブドウ傘

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Publication number
JPH08107A
JPH08107A JP13693394A JP13693394A JPH08107A JP H08107 A JPH08107 A JP H08107A JP 13693394 A JP13693394 A JP 13693394A JP 13693394 A JP13693394 A JP 13693394A JP H08107 A JPH08107 A JP H08107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grape
umbrella
sheet
notch
grapes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13693394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Koike
正志 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIPORI KK
Original Assignee
AIPORI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIPORI KK filed Critical AIPORI KK
Priority to JP13693394A priority Critical patent/JPH08107A/ja
Publication of JPH08107A publication Critical patent/JPH08107A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブドウ傘に張りを持たせることで、ブドウ傘
がブドウの房に直接には触れないようにすると共に、ブ
ドウ傘を薄いシートで作ることによって透明性を確保す
る。 【構成】 切り込み13が形成されてなるシート状のブ
ドウ傘11において、筋状の厚肉部16を複数条設ける
ことでポリエチレンシート12全体に張りを持たせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、霜や雹などの自然災害
や害鳥、あるいは雨水が付着することによって媒介され
る晩腐病などからブドウを守るためのブドウ傘に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブドウ傘1としては、例
えば図4に示したものが知られている。これは正方形状
の透明のポリエチレンシート2にほぼ中心部へ達する1
本の切り込み3を設け、この切り込み3の左右にブドウ
の覆い部5,6を形成したものである。このブドウ傘1
は、図5に示したように、ブドウ4の房に被せて取り付
けるものであり、具体的にはブドウの枝7に切り込み3
を差し込み、左右の覆い部5,6の端を重ね合わせ両者
を止着することで傘状に形成する。このような状態でブ
ドウが成育するまで被せておき、霜や雹、鳥などの害か
ら守ると同時に、雨水によって晩腐病の病原菌がブドウ
4に付着するのを防止することができる。また、ブドウ
傘を透明シートで成形することで、ブドウ傘を通して陽
の光がブドウに十分に注がれ、色づきが良くなると共に
糖度が高くなって商品品質を良くする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブドウ傘1にあっては、図5に示したように、ブド
ウ4に掛けてから暫く経つと次第に張りを失って垂れ下
がり、ブドウ4の房が大きくなるのに従ってブドウ傘1
の内面がブドウ4の表面に触れてしまう。その結果、ブ
ドウ傘1に接触しているブドウ4の表面の果粉(こう)
が落ちて変色したり、また果粉が落ちた部分は他の部分
より日焼けし易くなり、商品価値を低下させてしまうと
いった問題があった。
【0004】そこで、従来にあってはブドウ傘1が垂れ
ないようにブドウ傘1を厚めのポリエチレンシート2で
作り、ブドウ傘1に張りを持たせることで垂れ下がりを
防止するようにしていた。ところが、ポリエチレンシー
ト2は厚さを増すことによって透明性が低下してしまう
ために、ブドウ傘1を通して十分な日光が得られないと
いった問題があった。一方、図6に示したように、ブド
ウ傘1の材質にポリプロピレンシート8を用い、透明性
と張りを持たせるようにしたものもあるが、ポリプロピ
レンシート8でブドウ傘1を作った場合にはシートが裂
け易いといった欠点があるために、切り込み9の基端部
に裂け力を分散するための円孔10などを設ける必要が
あり、その分工数が掛かるのに加えて、裂け易いために
再利用が難しいといった問題があった。
【0005】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、ブドウ傘に張りを持たせてブドウの房には直接に触
れないようにすると共に、薄いシートで作ることによっ
て透明性を確保することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブドウ傘
は、第1に切り込みが形成されてなるシート状のブドウ
傘において、筋状の厚肉部を複数条設けることでシート
全体に張りを持たせたことを特徴とし、
【0007】第2に、上記筋状の厚肉部を前記切り込み
と平行に複数条設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、筋状の厚肉部がリブの役
目をするためにシート全体に張りが生じ、傘掛けした時
には筋状の厚肉部によってシートの垂れ下がりを防ぐ。
また、筋状の厚肉部によってシートの張りを保持させた
分、シートを薄く成形することができ透明性が向上す
る。
【0009】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明に係るブド
ウ傘の実施例を詳細に説明する。図1乃至図3に示す本
発明の一実施例において、ブドウ傘11は、従来例と同
様に正方形状に成形されたポリエチレンシート12が利
用される。そして、ポリエチレンシート12の一辺中央
部にはほぼ中心部に達する切り込み13が設けられ、こ
の切り込み13の左右側にブドウの覆い部14,15が
形成された構成となっている。
【0010】さらに、この実施例では上記切り込み13
と平行に複数本の筋状の厚肉部16が設けられている。
この厚肉部16はポリエチレンシート12をインフレー
ション成形する際に一体的に成形されるものであって、
図2に示したように、シート部分より厚肉状に形成され
ている。この厚肉部16の本数や幅寸法W、厚さ寸法h
によってシート全体の張りの強さが異なってくるが、そ
れらはブドウ傘11の大きさやシート全体の厚みによっ
て適宜選択される。
【0011】上述のような筋状の厚肉部16をシート全
体に設けたことで、厚肉部16がリブの役目をするた
め、ブドウ傘11はポリエチレンシート12が薄く成形
してあってもシート全体の張りが確保され、さらにシー
トを薄く成形出来た分シートの透明性が向上することに
なる。因みに従来はシートの張りを確保するために15
0μm程度のシート厚が必要であったものが、上述のよ
うな筋状の厚肉部16を設けたことによって90μm以
下の厚みで十分に張りを持たせることができ、結果的に
60μm薄くなった分透明性を向上させることができ
る。また、厚肉部16はシート全体と同じ材質のポリエ
チレンで作ってあり且つ筋状であることから、厚肉部1
6によってブドウ傘11内部への日光が遮られてしまう
といったこともない。さらに、この実施例では厚肉部1
6を切り込み13と平行に形成してあるため、図3に示
したように、切り込み13の左右覆い部14,15を重
ね合わせた時に切り込み13の後側では厚肉部16が縦
方向に配列されて、シートの張りが確保されることにな
る。
【0012】次に、上記構成からなるブドウ傘11の使
用方法について説明する。ブドウ4の傘掛け作業を行う
場合には、先ずブドウ傘11の切り込み13を開いてブ
ドウ4上部の枝7に差し込み、切り込み13の奥まで差
し込んだ後、左右の覆い部14,15を手前側で上下に
重ね合わせ、その重なり部をホチキスなどで止めてブド
ウ4の傘掛け作業を終了する。ブドウ4が生育するまで
この状態で保護することになるが、上述のようにブドウ
傘11には筋状の厚肉部16が形成されているために、
シート全体の張りが保たれて垂れ下がるようなことがな
く、その結果ブドウ傘11の内面がブドウ4の房に触れ
にくくなる。
【0013】一方、上記厚肉部16を形成したことで、
シート全体を薄く成形することができるため、日光が妨
げられるといったことがない。このようにして、取り付
けられたブドウ傘11は、ブドウ4には直接触れること
がないために、長期間に亘ってブドウ4に被せておいて
もブドウ4の表皮に付いた果粉を落としてしまうといっ
たことがなく、結果的に表皮の果粉が落ちることによる
ブドウ4の変色や日焼けを防止することができる。ま
た、ブドウ傘11が形状を保持することでブドウ4とブ
ドウ傘11との間の空気の流れも確保されるために、内
部に熱気が溜まってしまうこともない。更に、このシー
トはポリエチレンによって作ってあるために、ホチキス
などで外しても簡単に破れてしまうといったことがな
く、再度利用することができる。
【0014】なお、上述のブドウ傘11は、ポリエチレ
ンを材料として作った場合にその効果が最大限に発揮さ
れるが、その他の樹脂でもシート厚を薄くしても筋状厚
肉部を設けることで張りが出て、透明性が確保される樹
脂であれば適用できる。
【0015】また、上記実施例では筋状の厚肉部16を
切り込み13と平行に設けた場合について説明したが、
この発明では切り込み13と直交する方向に設けたり、
格子状に設けるなどその形状は自由である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るブド
ウ傘によれば、筋状の厚肉部を設けたことによってシー
ト全体に張りを持たせることができた。その結果、ブド
ウ傘を薄いシートで作ることが可能となり、その分ブド
ウ傘の透明性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブドウ傘の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】上記ブドウ傘のA−A線断面図である。
【図3】上記ブドウ傘を用いてブドウの傘掛けをした時
の状態図である。
【図4】従来におけるブドウ傘の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来のブドウ傘を用いてブドウの傘掛けをした
時の状態図である。
【図6】従来におけるブドウ傘の他の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 ブドウ傘 12 ポリエチレンシート 13 切り込み 14 覆い部 15 覆い部 16 筋状の厚肉部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り込みが形成されてなるシート状のブ
    ドウ傘において、筋状の厚肉部を複数条設けることでシ
    ート全体に張りを持たせたことを特徴とするブドウ傘。
  2. 【請求項2】 切り込みが形成されてなるシート状のブ
    ドウ傘において、筋状の厚肉部を前記切り込みと平行に
    複数条設けることでシート全体に張りを持たせたことを
    特徴とするブドウ傘。
JP13693394A 1994-06-20 1994-06-20 ブドウ傘 Pending JPH08107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13693394A JPH08107A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 ブドウ傘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13693394A JPH08107A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 ブドウ傘

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08107A true JPH08107A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15186948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13693394A Pending JPH08107A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 ブドウ傘

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08107A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6565585B2 (en) 2001-06-22 2003-05-20 Nidek Co., Ltd. Corneal surgical apparatus
JP2016042811A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 秀己 中川原 果菜用簡易ハウス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6565585B2 (en) 2001-06-22 2003-05-20 Nidek Co., Ltd. Corneal surgical apparatus
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