JPH0810788Y2 - 発光分光分析装置 - Google Patents

発光分光分析装置

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JPH0810788Y2
JPH0810788Y2 JP1990115160U JP11516090U JPH0810788Y2 JP H0810788 Y2 JPH0810788 Y2 JP H0810788Y2 JP 1990115160 U JP1990115160 U JP 1990115160U JP 11516090 U JP11516090 U JP 11516090U JP H0810788 Y2 JPH0810788 Y2 JP H0810788Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、分析対象の品種によって各元素の検出感度
を切り換えるように構成した発光分光分析装置に関す
る。
〈従来技術〉 発光分光分析装置における分析対象は多数の品種に及
ぶが、品種別の試料それぞれでその元素の含有量はまち
まちである。そこで、ある元素に対する検出感度を一定
にしておくと、ある品種の試料では感度が過剰になって
検出値がスケールオーバーすることがあり、また、他の
品種の試料では感度不足となって検出値の信頼性が低く
なることがある。
このようなことがあるため、従来は、オペレータが、
手動で試料の品種に応じて、各元素の検出感度をそれぞ
れ適当な値に設定操作することによって対処している。
ところで、分析対象の数が少ないときとか分析対象の品
種の切り換わりが頻繁でない場合には比較的負担が少な
くて済むけれども、分析対象の数が多いときとか分析対
象の品種の切り換わりが頻繁である場合には大変な負担
となる。
これに対して、本件出願人は、特開昭59-79843号公報
に示すようなものを提案している。この提案では、光電
子増倍管と電源との間に複数の抵抗を直列に接続してい
て、リードスイッチなどのオン・オフでもって前記抵抗
の接続数を選択することにより、電源電圧を変圧して光
電子増倍管への印加電圧を適正な値に設定する構成をと
っている。前記抵抗の接続数の選択は、オペレータが手
操作にて試料の品種を指定入力するだけで、自動的に行
えるようになっている。
なお、光電子増倍管の検出感度は、光電子増倍管への
印加電圧の値によって変わる。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、上記従来例では、耐圧性を考慮して機械的
なスイッチを用いているが、この機械的なスイッチは、
言うまでもなく、スパーク溶断などのにように経時的に
摩耗したり故障したりする要素を持っていて、寿命が短
い点が指摘される。
本考案は、このような事情に鑑みて創案されたもの
で、分析対象となる試料の品種毎に適正な検出感度に切
り換えるための構成をメンテナンスフリーで長寿命化す
ることを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、このような目的を達成するために、次のよ
うな構成をとる。
複数の元素濃度を一度に測定するポリクロメータ型の
発光分光分析装置において、試料から発光した光を分光
して得られるスペクトル光の強度を検出する複数の光電
子増倍管と、 分析対象となる試料の品種を指定する指定手段と、 試料の品種別に対応付けた前記光電子増倍管の適正感
度データが記憶された記憶手段と、 直流電源からの電源電圧を前記光電子増倍管への印加
電圧に電圧変換する複数のDC-DCコンバータと、 前記指定手段からの指定信号に応答して前記記憶手段
から所望の適正感度データを読み出し、この読み出した
適正感度データに基づいて前記DC-DCコンバータによる
電圧変換割合をD/Aコンバータを介して制御する制御手
段と、 を具備していることに特徴を有する。
〈作用〉 分析を行うにあたって、まず、オペレータは指定手段
により分析対象となる試料の品種を指定入力する。する
と、制御手段は、指定された試料の品種に対応した適正
感度データを記憶手段から読み出し、DC-DCコンバータ
により光電子増倍管へ印加する電源電圧を変圧する。こ
れにより、光電子増倍管の検出感度が分析対象となる試
料の品種に適したものにされる。
このように、本考案では、DC-DCコンバータを用いて
いるから、従来の機械的スイッチを用いた場合のような
経時的な故障の心配が少ない。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図に本考案の一実施例を示してい
る。これは、複数の元素濃度を一度に測定するいわゆる
ポリクロメータと呼ばれる発光分光分析装置である。な
お、図には発光部や分光部の記載を省略している。
図中、A1〜Anは複数の元素別の測定部、1は指定手段
としての入力装置、2はROMなどのメモリ、3はCPU、4
はインターフェース、B1〜BnはD/Aコンバータである。
測定部A1〜Anは、試料から分光した光を分光して得ら
れるスペクトル光の強度を検出する光電子増倍管C1〜Cn
と、直流電源Vccからの電源電圧を電圧変換して光電子
増倍管C1〜Cnへ印加するDC-DCコンバータD1〜Dnとを有
している。
入力装置1は、分析対象となる試料の品種を指定入力
するためのものであり、キーボードや適当な符号読取装
置などとされる。
メモリ2は、試料の品種別に対応付けた前記光電子増
倍管C1〜Cnの適正感度データが記憶されたものである。
この適正感度データは、種々な実験経験に基づいて作成
される。
CPU3は、入力装置1から出力される指定信号に応答し
て、メモリ2から前記指定された品種に対応した適正感
度データを読み出し、DC-DCコンバータD1〜Dnによる電
圧変換割合を制御するのみ用いる基準電圧をインターフ
ェース4およびデータバスBUSを通じてD/AコンバータB1
〜Bnにそれぞれ入力するものである。
上記測定部A1〜Anの具体構成を第2図に示している。
図に示すように、各測定部A1〜AnにおけるDC-DCコンバ
ータD1〜Dnは、トランスE1〜Enと、平滑化回路F1〜F
nと、発振トランジスタG1〜Gnと、差動アンプH1〜H
nと、発振器I1〜Inとから構成されている。
差動アンプH1〜Hnは、平滑化回路F1〜Fnおよび抵抗R1
〜Rnを介して取り出した出力電圧VaとD/AコンバータB1
〜Bnから与えられる基準電圧Vbとの差電圧Vを出力する
ものであり、発振器I1〜Inは、差動アンプH1〜Hnからの
出力電圧Vに応じて発振トランジスタG1〜Gnの発振周波
数fを変えるものである。
次に、動作を説明する。
分析を行うに際して、オペレータは入力装置1から分
析対象となる試料の品種を指定入力する。CPU3は入力装
置1から与えられる指定信号に応答して、メモリ2から
試料の品種別に対応付けた前記光電子増倍管C1〜Cnの適
正感度データを読み出し、この読み出した適正感度デー
タに応じて各D/AコンバータB1〜Bnに対してそれぞれ基
準電圧データを出力する。各D/AコンバータB1〜Bnは、D
/A変換した基準電圧Vbを差動アンプH1〜Hnの一方入力端
子に入力する。差動アンプH1〜Hnは、その他方入力端子
に与えられる出力電圧Vaと前記一方入力端子に与えられ
た基準電圧Vbとの差電圧Vを発振器I1〜Inに入力する。
この発振器I1〜Inは、差電圧Vに基づいて、発振トラン
ジスタG1〜Gnに対して適当なデューディ比に設定された
矩形パルスを入力する。これにより、トランスE1〜En
直流電源Vccの電圧を適当な割合で電圧変換して、光電
子増倍管C1〜Cnへ印加する。
このように、オペレータが分析対象となる試料の品種
を入力すれば、各元素に対応した測定部A1〜Anの検出感
度が自動的に適正なものに設定されるのである。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、光電子増倍管
の検出感度を切り換えるにあたって、DC-DCコンバータ
を用いて光電子増倍管への印加電圧を変圧させているの
で、従来の機械的なスイッチを用いた場合のような経時
的な故障の心配が少なくなり、したがって、メンテナン
スフリーでかつ長寿命化を実現できるようになる。
また、ポリクロメータ型の発光分光分析装置は複数の
検出器を備えているので、それぞれの印加電圧を自由に
設定するためにはある程度の実装スペースが必要となる
が、従来の機械的スイッチと抵抗の組み合わせよりも本
考案によるDC-DCコンバータの方が回路の簡素化や実装
スペースの縮小化が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係り、第1図
は発光分光分析装置の概略構成を示すブロック図、第2
図は発光分光分析装置の測定部の構成を示す回路図であ
る。 C1〜Cn……光電子増倍管、1……入力装置(指定手
段)、2……メモリ(記憶手段)、3……CPU(制御手
段)、D1〜Dn……DC-DCコンバータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の元素濃度を一度に測定するポリクロ
    メータ型の発光分光分析装置において、 試料から発光した光を分光して得られるスペクトル光の
    強度を検出する複数の光電子増倍管と、 分析対象となる試料の品種を指定する指定手段と、 試料の品種別に対応付けた前記光電子増倍管の適正感度
    データが記憶された記憶手段と、 直流電源からの電源電圧を前記光電子増倍管への印加電
    圧に電圧変換する複数のDC-DCコンバータと、 前記指定手段からの指定信号に応答して前記記憶手段か
    ら所望の適正感度データを読み出し、この読み出した適
    正感度データに基づいて前記DC-DCコンバータによる電
    圧変換割合をD/Aコンバータを介して制御する制御手段
    と、 を具備していることを特徴とする発光分光分析装置。
JP1990115160U 1990-10-31 1990-10-31 発光分光分析装置 Expired - Fee Related JPH0810788Y2 (ja)

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JPS5979843A (ja) * 1982-10-29 1984-05-09 Shimadzu Corp 発光分光分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
清水和男「高速スイッチングレギュレータ」(昭52−10−10)総合電子出版社P.17

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