JPH08107465A - Catv電話システムの端末器及びセンタ装置 - Google Patents

Catv電話システムの端末器及びセンタ装置

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JPH08107465A
JPH08107465A JP6268334A JP26833494A JPH08107465A JP H08107465 A JPH08107465 A JP H08107465A JP 6268334 A JP6268334 A JP 6268334A JP 26833494 A JP26833494 A JP 26833494A JP H08107465 A JPH08107465 A JP H08107465A
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賢治 屋代
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    • H04N7/173Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems with two-way working, e.g. subscriber sending a programme selection signal
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設のCATVシステムを利用して通常の電
話回線と同様の電話サービスを提供可能なCATVシス
テム用端末装置及びCATVセンタ装置を提供する。 【構成】 センタと複数の端末器との間をケーブルで結
び、センタと端末器との間で双方向データ通信を行うこ
とにより電話回線を構築するCATV電話システムの端
末器であって、センタ側から指示された送信用周波数帯
域及び送信用周波数帯域における送信用タイムスロット
を用いることによりセンタ側へ電話データを送信する送
信手段と、センタ側から指示された受信用周波数帯域及
び受信用周波数帯域における受信用タイムスロットを用
いることによりセンタ側からの電話データを受信する受
信手段と、を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CATVシステム用装
置及びCATVシステムに係り、特に既存のCATVシ
ステムを用いて電話サービスを行うことが可能なCAT
Vシステム用装置及びCATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセンタと家庭用端末器の間を通信
ケーブル(同軸ケーブル及び光ケーブル)で結んだCA
TVシステムにおいては、伝送路の状態モニタや各家庭
用の端末器を特定して制御(Addressable 制御)を行う
場合には、双方向伝送路をデータ通信回線として利用
し、センタのコンピュータと端末器との間でデータの送
受信を行っていた。
【0003】ここで上記CATVシステムの概要構成を
説明する。CATVシステムのセンタ側には、加入者管
理を行うホストコンピュータ、各家庭用端末器の制御を
行うライン制御ユニット、各種通信制御を行う通信制御
装置、RFモデム(FSK[Frequency Shift Keying]
変調器及びPSK[PhaseShift Keying] 復調器)を内
蔵したヘッドエンド及び中継増幅器(Line Extender Am
plifier )の動作状態を監視するための状態モニタコン
ピュータを備えて構成されている。
【0004】各家庭用の端末器は通信用マイクロコンピ
ュータ及びデータレシーバ(FSK復調器;片方向通信
端末の場合)あるいはRFモデム(FSK復調器及びP
SK変調器;双方向通信端末の場合)を内蔵している。
【0005】上記CATVシステムにおいて、双方向通
信を行う場合には、伝送路を上り用(端末器側からセン
タ側への通信用)と下り用(センタ側から端末器側への
通信用)とに周波数帯域を分割して1本の同軸ケーブル
を用いて通信を行っている。
【0006】より具体的には、例えば、伝送周波数帯域
が10MHzから400MHzであるとすると、10M
Hz〜50MHzを上り用周波数帯域とし、ガードバン
ド(周波数50〜70MHz)を介して、70〜400
MHzを下り周波数帯域としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
CATVシステムにおいては、上り周波数帯域は、下り
周波数帯域に比較してかなり狭く、センタ側から通信相
手である端末器のアドレスを順次変更しつつ全ての端末
器と通信を行うポーリングに対する応答程度の伝送容量
しかなく、双方向通信により通常の電話回線と同様の電
話サービスを行うことは困難であった。
【0008】そこで、本発明の目的は、既設のCATV
システムを利用して通常の電話回線と同様の電話サービ
スを提供可能なCATVシステム用端末装置及びCAT
Vセンタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、センタと複数の端末器との
間をケーブルで結び、前記センタと前記端末器との間で
双方向データ通信を行うことにより電話回線を構築する
CATV電話システムの端末器であって、前記センタ側
から指示された送信用周波数帯域及び前記送信用周波数
帯域における送信用タイムスロットを用いることにより
前記センタ側へ電話データを送信する送信手段と、前記
センタ側から指示された受信用周波数帯域及び前記受信
用周波数帯域における受信用タイムスロットを用いるこ
とにより前記センタ側からの電話データを受信する受信
手段と、を備えて構成する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記センタからのレベル調整データに基づ
いて、前記センタにおける当該端末器のデータの受信レ
ベルが所定の受信レベルになるように、当該端末器の送
信レベルを調整する送信レベル調整手段を備えて構成す
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記センタに対し、前記送信用周波数帯
域、前記送信用タイムスロット、前記受信用周波数帯域
及び前記受信用タイムスロットの割当てを要求する割当
要求データを予め設定された所定の要求送信用周波数帯
域を用いて送信する割当要求手段を備えて構成する。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記割当要求データの送信後に前記センタ
から前記送信用周波数帯域、前記送信用タイムスロッ
ト、前記受信用周波数帯域及び前記受信用タイムスロッ
トが割り当てができない旨の割当不能データが送信され
た場合に回線が未接続である旨の話中音を生成し出力す
る話中音生成手段を備えて構成する。
【0013】請求項5記載の発明は、センタと複数の端
末器との間をケーブルで結び、前記センタと前記端末器
との間で双方向データ通信を行うことにより電話回線を
構築するCATV電話システムのセンタ装置であって、
前記センタ装置は、予め設定された所定の要求送信用周
波数帯域を用いて前記端末器から送信される送信用周波
数帯域、送信用タイムスロット、受信用周波数帯域及び
受信用タイムスロットの割当てを要求する割当要求デー
タを受信する受信手段と、実際の送信用周波数帯域、送
信用タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用タイ
ムスロットの割当て状態に基づいて当該端末器に送信用
周波数帯域及び前記送信用周波数帯域における送信用タ
イムスロット、受信用周波数帯域及び前記受信用周波数
帯域における受信用タイムスロットを指示する割当指示
データを所定の指示用周波数帯域を用いて送信する割当
指示手段と、を備えて構成する。
【0014】請求項6記載の発明は、センタと複数の端
末器との間をケーブルで結び、前記センタと前記端末器
との間で双方向データ通信を行うことにより電話回線を
構築するCATV電話システムのセンタ装置であって、
前記センタ装置は、送信用周波数帯域あるいは前記受信
用周波数帯域毎に当該周波数帯域の品質を測定する周波
数帯域品質測定手段と、前記測定結果を記憶する記憶手
段と、実際の送信用周波数帯域、送信用タイムスロッ
ト、受信用周波数帯域及び受信用タイムスロットの割当
て状態に基づいて当該端末器に送信用周波数帯域及び前
記送信用周波数帯域における送信用タイムスロット、受
信用周波数帯域及び前記受信用周波数帯域における受信
用タイムスロットを指示する割当指示データを所定の指
示用周波数帯域を用いて送信する割当指示手段と、前記
記憶手段の結果に基づいて所定の品質基準を満たさない
周波数帯域を前記送信用周波数帯域あるいは前記受信用
周波数帯域として用いることを禁止する割当禁止手段
と、を備えて構成する。
【0015】請求項7記載の発明は、センタと複数の端
末器との間をケーブルで結び、前記センタと前記端末器
との間で双方向データ通信を行うことにより電話回線を
構築するとともに、前記端末器に簡易携帯電話端末装置
を接続したCATV電話システムのセンタ装置であっ
て、前記センタ装置は、前記簡易携帯電話端末装置が接
続された端末器に送信用周波数帯域及び前記送信用周波
数帯域における送信用タイムスロット、受信用周波数帯
域及び前記受信用周波数帯域における受信用タイムスロ
ットを固定的に割り当てる固定割当指示手段と、を備え
て構成する。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、送信手段は、セ
ンタ側から指示された送信用周波数帯域及び送信用周波
数帯域における送信用タイムスロットを用いることによ
りセンタ側へ電話データを送信する。
【0017】受信手段は、センタ側から指示された受信
用周波数帯域及び受信用周波数帯域における受信用タイ
ムスロットを用いることにより前記センタ側からの電話
データを受信する。
【0018】したがって、送信、受信ともに、時分割多
重及び周波数多重を行っていることと等価となり、狭い
周波数帯域で用いても、多数の送信手段及び受信手段を
設けることができ、ひいては多数の電話回線を構築する
ことができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、送信レベル調整手段は、セン
タからのレベル調整データに基づいて、センタにおける
当該端末器のデータの受信レベルが所定の受信レベルに
なるように、端末器の送信レベルを調整する。
【0020】したがって、センタ側では接続されている
端末器からのデータの受信レベルを一定に保つことがで
き、安定な通信を行うことができる。請求項3記載の発
明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、割当
要求手段は、センタに対し、送信用周波数帯域、送信用
タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用タイムス
ロットの割当てを要求する割当要求データを予め設定さ
れた所定の要求送信用周波数帯域を用いて送信する。
【0021】したがって、通信用周波数帯域及びタイム
スロットは端末器側がそれらを利用したい時にのみ割り
当てられるので、実質的な電話回線の使用効率を向上さ
せることができる。さらに割当要求データの送信は、所
定の要求送信用周波数帯域を用いて行うので、接続制御
の効率がさらに向上する。
【0022】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、話中音生成手段は、割当要求
データの送信後にセンタから送信用周波数帯域、送信用
タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用タイムス
ロットが割り当てができない旨の割当不能データが送信
された場合に回線が未接続である旨の話中音を生成し出
力する。
【0023】したがって、利用者は回線が未接続である
旨を容易に把握することができる。請求項5記載の発明
によれば、受信手段は、予め設定された所定の要求送信
用周波数帯域を用いて端末器から送信される送信用周波
数帯域、送信用タイムスロット、受信用周波数帯域及び
受信用タイムスロットの割当てを要求する割当要求デー
タを受信する。
【0024】割当指示手段は、実際の送信用周波数帯
域、送信用タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信
用タイムスロットの割当て状態に基づいて当該端末器に
送信用周波数帯域及び送信用周波数帯域における送信用
タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用周波数帯
域における受信用タイムスロットを指示する割当指示デ
ータを所定の指示用周波数帯域を用いて送信する。
【0025】したがって、センタ装置は、通信用周波数
帯域及びタイムスロットを端末器側がそれらを利用した
いと要求した時にのみ割り当てることとなり、実質的な
電話回線の使用効率を向上させることができる。さらに
割当指示データの送信は、所定の指示用周波数帯域を用
いて行うので、接続制御の効率がさらに向上する。
【0026】請求項6記載の発明によれば、周波数帯域
品質測定手段は、送信用周波数帯域あるいは受信用周波
数帯域毎に当該周波数帯域の品質を測定し、記憶手段
は、周波数帯域品質測定手段の測定結果を記憶する。
【0027】これにより割当禁止手段は、記憶手段の結
果に基づいて所定の品質基準を満たさない周波数帯域を
送信用周波数帯域あるいは受信用周波数帯域として用い
ることを割当指示手段に対して禁止する。
【0028】したがって、割当指示手段は、実際の送信
用周波数帯域、送信用タイムスロット、受信用周波数帯
域及び受信用タイムスロットの割当て状態に基づいて当
該端末器に送信用周波数帯域及び前記送信用周波数帯域
における送信用タイムスロット、受信用周波数帯域及び
前記受信用周波数帯域における受信用タイムスロットを
指示する割当指示データを所定の指示用周波数帯域を用
いて送信するに際し所定の品質基準を満たさない周波数
帯域を送信用周波数帯域あるいは受信用周波数帯域とし
て指示することがないので、高品位な電話回線を構築す
ることが可能となる。
【0029】請求項7記載の発明によれば、固定割当指
示手段は、簡易携帯電話端末装置が接続された端末器に
送信用周波数帯域及び送信用周波数帯域における送信用
タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用周波数帯
域における受信用タイムスロットを固定的に割り当てる
ので、確実に簡易携帯電話端末をCATV電話システム
に接続することができるとともに、応答性を向上するこ
とができる。
【0030】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。第1実施例 図1に第1実施例のCATVシステムの概要構成ブロッ
ク図を示す。
【0031】CATVシステム1は、大別すると、シス
テムの全体的な管理、運営を行うためのセンタ2と、各
加入者家庭に配置される端末器3と、センタ2からの情
報(データ)を端末器3側に伝送し、端末器3からの情
報(データ)をセンタ2側に伝送する伝送経路4と、を
備えて構成されている。
【0032】センタ2は、例えば2万軒の伝送処理を行
うことが可能なCATVヘッドエンド10と、CATV
ヘッドエンド10から出力された出力電話信号のインタ
ーフェース動作を行って一般公衆回線に接続された多重
化・交換機11に出力する第1インターフェース部12
と、公衆回線から多重化・交換機11を介して入力され
た入力電話信号のインターフェース動作を行ってCAT
Vヘッドエンド10に出力する第2インターフェース部
13と、ネットワーク制御を行うネットワークマネージ
ャ39と、一般公衆回線との間で回線接続を行う多重化
・交換機11と、を備えて構成されている。
【0033】端末器3は、センタ2と電話機20-1(〜
20-3)との間のインターフェース動作を行う第1(〜
第3)電話回線モジュール21-1(〜21-3)、センタ
2とコンピュータ22との間でインターフェース動作を
行うコンピュータインターフェースユニット23を含
み、拡張端子T26を介して、従来のテレビ用コンバータ
24及びテレビ25と接続された通信用アダプタ26を
備えて構成されている。この場合において、第1(〜第
3)電話回線モジュール21-1(〜21-3)及びコンピ
ュータインターフェースユニット23は、宅内インター
フェース装置(以下、PID[Premises Interface dev
ice ]という。)として機能している。
【0034】伝送経路4は、センタ2との間で所要数の
光ファイバケーブル30により接続され、端末器3側に
接続された後述の幹線分岐増幅器(Line Extender Ampl
ifier )33との間でそれぞれ同軸ケーブルを介して接
続されたファイバ接合器(Fiber Node)31と、ファイ
バ接合器31に同軸ケーブル32を介して接続され、同
様に同軸ケーブル34で接続された各加入者宅内の端末
器3との間及びファイバ結合器31との間でデータ送受
信を行う所要数の幹線分岐増幅器33と、を備えて構成
されている。
【0035】図2にセンタのより詳細な構成ブロック図
を示す。センタ2は、端末器3に画像データを含む各種
データを片方向通信により送信するための放送ユニット
35と、ファイバ結合器31にそれぞれ接続される光フ
ァイバーケーブル30と後述の交換機37との間でイン
ターフェース動作を行う複数の入出力インターフェース
部36と、全ての入出力インターフェース部36との間
で周波数・時分割多重された入力電話データ(送話デー
タ)及び周波数・時分割多重するための出力電話データ
(受話データ)をやり取りし、一般公衆回線とのやり取
りを行うための交換動作を行う交換機37と、交換機3
7から出力された多重入力電話データをさらに多重化し
て一般公衆回線の高速光通信網に接続するための多重化
端末機(SONET:Synchronous Optical NETwork )
38と、入出力インターフェース全体を制御するネット
ワークマネージャ39と、を備えて構成されている。
【0036】入出力インターフェース部36は、ファイ
バ接合器31からの光信号を光電変換する光電変換器4
0と、光電変換器40からの出力電気信号を周波数多重
して出力する第1周波数多重器41と、ネットワークマ
ネージャ39の制御下で第1周波数多重器41の出力を
時分割多重化して交換機37に出力するととともに、交
換機37からの入力信号を時分割多重化して出力する時
分割多重装置(HCSC:Hibrid Cable Subscriber Ca
rrier )42と、時分割多重装置42から出力された交
換機37からの入力信号を周波数多重化して出力する第
2周波数多重器43と、第2周波数多重器43の出力信
号を光電変換する第2光電変換器44と、を備えて構成
されている。
【0037】図3に時分割多重装置の概要構成ブロック
図を示す。時分割多重装置42は、第1周波数多重器4
1の出力信号を復調して交換機37に出力するととも
に、交換機37からの入力信号を変調して第2周波数多
重器43に出力する複数の変復調部50と、第1周波数
多重器41の出力信号を復調してネットワークマネージ
ャ39に出力するとともに、ネットワークマネージャ3
9からの入力信号を変調して第2周波数多重器43に出
力し、さらに各復変調部を制御する制御復変調部51
と、PLL(Phase locked Loop )回路52Aを有し、
基準クロック信号REFCLKあるいは交換機37からの入力
信号に同期した基準タイミング信号SREF を出力する基
準タイミング信号生成部52と、を備えて構成されてい
る。
【0038】変復調部50は、第1周波数多重器41の
出力信号を復調して出力する復調部53と、復調部53
の出力信号をフレーム単位で蓄えるフレームメモリ54
と、フレームメモリ54に蓄えられた復調データを交換
機37側へ出力するとともに、交換機37からのデータ
を後述の変調部56に出力するインターフェース部55
と、インターフェース部55から出力された交換機37
からのデータを変調して第2周波数多重器43に出力す
る変調部56と、を備えて構成されている。
【0039】制御復変調部51は、制御変調部51全体
を制御するとともに、変復調部50のインターフェース
部55を制御するCPU57と、第1周波数多重器41
の出力信号を復調して第1入出力ユニット58を介して
CPU57に出力する復調部59と、CPU57の出力
データが第1入出力ユニット58を介して入力され、当
該CPU57からのデータを変調して第2周波数多重器
43に出力する変調部60と、CPU57とネットワー
クマネージャ39との間のインターフェース動作を行う
第2入出力ユニット61と、を備えて構成されている。
【0040】図4に端末器側の電話回線モジュール21
-1の詳細構成のブロック図を示す。電話回線モジュール
21-1は、下り用周波数帯域に対応する下りデータのみ
を通過させるハイパスフィルタ70と、下りデータのう
ち制御データのみを選択的に受信し対応する制御を行う
制御受信機71と、第1基準発振信号を出力する第1基
準発振器72と、第1基準発振信号に基づいて下りデー
タのうち実際の音声信号に対応する音声データ(時分割
多重圧縮データ)のみを選択的に受信するQPSK受信
機73と、受信した音声データ(時分割多重圧縮デー
タ)を元の音声データに復号し伸張する時分割多重復号
器74と、復号、伸張された音声データを記憶する第1
メモリ75と、音声データのディジタル/アナログ変換
を行って出力するD/A変換器76と、電話回線モジュ
ール21-1全体を制御するコントローラ77と、電話機
20-1からのアナログ音声信号のアナログ/ディジタル
変換を行ってディジタル音声データとして出力するA/
D変換器78と、ディジタル音声データを一時的に記憶
する第2メモリ79と、コントローラ77の制御下でデ
ィジタル音声データを時分割多重圧縮して時分割多重圧
縮音声データとして出力する時分割多重符号器80と、
時分割多重圧縮データを第2基準発振信号に基づいて送
信するQPSK送信機81と、第2基準発振信号を出力
する第2基準発振器82と、制御受信機7及びコントロ
ーラ77を介して入力される。センタ2からの制御デー
タに基づいてセンタ2における受信レベルが所定のレベ
ルになるようにQPSK送信機81の送信レベルを調整
するアッテネータ83と、アッテネータ83の出力のう
ち、上り用周波数帯域に対応する上り信号のみを通過さ
せるロウパスフィルタ84と、制御専用回線を介して転
送されたデータ及び各種データを一時的に格納する第3
メモリ85と、当該電話回線モジュールの設置環境に応
じた伝送遅延時間を記憶する不揮発性の遅延時間メモリ
86と、アッテネータ83のレベルを記憶する不揮発性
のアッテネータ設定メモリ87と、コントローラ77の
制御下で、ベル駆動信号を生成するベル駆動信号生成器
88と、コントローラ77の制御下でトーン信号を生成
するトーン信号生成器89と、D/A変換器76、A/
D変換器78、ベル駆動信号生成器88及びトーン信号
生成器89のうち、D/A変換器及びA/D変換器、あ
るいは、ベル駆動信号生成器及びトーン信号生成器のい
ずれかを選択的に接続する切換器90と、を備えて構成
されている。
【0041】次に基本的な電話通信動作を図5を参照し
て説明する。この場合において、上り通信動作(端末器
側からセンタ側への通信動作)及び下り通信動作(セン
タ側から端末器側への通信動作)は、基本的には同じで
あるので、主として上り通信動作について説明する。ま
た、上り周波数帯域において周波数多重する場合に周波
数帯域を10帯域設定して用い、そのうち9周波数帯域
(第1〜第9通常通信用周波数帯域fU1〜fU9)を通常
の通信に用い、残り1周波数帯域(制御用通信周波数帯
域fUC)を制御用通信に用いるものとする。さらに各通
信用周波数帯域は24個の通信割当時間帯(以下、タイ
ムスロットという。)TSU1〜TSU24 に分割されてい
るものとする。なお、下り周波数帯域についても、上り
周波数帯域に対応して10の周波数帯域fD1〜fD9、f
DCが割り当てられ、そのうち、通常通信用周波数帯域f
D1〜fD9については、24個のタイムスロットTSD1
TSD24 に分割されているものとする。また、1タイム
スロット当たりのデータ転送量は64kビット/秒を想
定している。
【0042】まず、端末器3に接続された電話機20-1
〜20-3の受話器が利用者によりオフフック状態になっ
たこと(受話器が持ち上げられたこと)を端末器3内の
PIDとしての電話回線モジュール21-1〜21-3のコ
ントローラ77が検出すると、コントローラは時分割多
重符号化器、QPSK送信機81及びアッテネータ83
を制御し、制御用通信周波数帯域を利用して、センタ2
側に使用可能な通信用周波数帯域及び当該通信用周波数
帯域におけるタイムスロットを割当てるように要求する
ための要求データを送信する。
【0043】ここで要求データが確実にセンタ側に転送
されたか否かを判別する方法について図6を参照して説
明する。各端末は、自己のアドレスデータ及び要求デー
タを(上り方向の)制御用通信周波数帯域fUCを用いて
送信するが、センタ2は当該データを受信するとそのま
ま(下り方向の)制御用通信周波数帯域fDCを介して同
一のデータを返送する。
【0044】これにより図中符号Aで示すデータを端末
側が送信し、再び符号Aで示すデータを受信した場合に
は、そのままデータが処理されるまで当該PIDは待機
状態となる。
【0045】これに対し、二つのPIDからそれぞれ送
信された符号B及び符号Cで示すデータがほぼ同時に制
御用通信周波数帯域fUCを用いて送信された場合には、
両者が衝突することとなり、そのままホスト2が制御用
通信周波数帯域fDCを介して同一のデータを返送するの
で、両PIDはいずれも元の送信データとは一致しない
ことにより通信が混雑していると判断し、乱数的に待機
時間を設定し、再送信して、送信したデータが返送され
るまで、あるいは、所定の回数繰り返す。
【0046】このように制御することにより、PID側
では、非同期でデータを送信することが可能となり、制
御が容易、かつ、同期してデータを送信する場合と比較
して比較的短時間でアドレスデータ及び要求データの送
信を完了することが可能となる。
【0047】また、各端末器のセンタからの距離による
伝送時間の差が大きい場合でも、センタにおいての衝突
の有無がわかるので、衝突検出が確実となる。上述した
ようにセンタ2側では、要求データを受信するとネット
ワークマネージャ39は、まだ他の端末器内のPIDに
割り当てていない上り用の通信用周波数帯域及び対応す
る上り用のタイムスロット並びに下り用の通信用周波数
帯域及び対応する下り用のタイムスロットを、下り用の
制御用通信周波数帯域fDCを介して当該要求元のPID
を特定するためのアドレスデータとともに通達する。
【0048】より具体的には、例えば、図5において、
要求データを送信したのが、PIDとしての電話回線モ
ジュール21-2であったとすると、センタ2のネットワ
ークマネージャ39は、まだ他の端末器内のPIDに割
り当てていない上り用の通信用周波数帯域fU2及び対応
する上り用のタイムスロットTSU1並びに下り用の通信
用周波数帯域及び対応する下り用のタイムスロットを、
時分割多重下り用の制御用通信周波数帯域fDCを介して
当該要求元の電話回線モジュール21-2を特定するため
のアドレスデータとともに通達する。
【0049】これにより要求データを送信した電話回線
モジュール21-2は、それ以降通達された通信用周波数
帯域及びタイムスロットを用いて通話を行う。この結
果、同時に設けることが可能な回線数を計算すると、 24(タイムスロット分割数)×9(周波数帯域分割
数)=216(回線) を設けることができ、呼損率0.001(一般的な交換
機より一桁小さい呼損率)を元に計算すれば、2000
世帯以上で通話することが可能となる。
【0050】以上の説明のように本第1実施例によれ
ば、従来のCATVシステム、より詳細には、ホスト2
2から幹線分岐増幅器33までの間で双方向通信可能な
CATVシステムであれば、容易に本第1実施例のシス
テムを構築することができ、資源の有効利用を図ること
ができるとともに、従来の一般公衆回線と同様な呼損
率、回線数の電話回線を構築することが可能となる。
【0051】また、通話を行う毎に周波数帯域及びタイ
ムスロットが設定されるので、特定の端末機に接続され
た電話機のみが常に通信状態が当該周波数帯域の雑音特
性の不良により通話不良となるようなこともない。
【0052】さらに、要求データを送信したにもかかわ
らずネットワークマネージャ39が割り合てられる周波
数帯域及びタイムスロットがないと判断した場合には、
その旨の制御データを下り用の制御用通信周波数帯域を
用いて送信する。これにより、コントローラ77はトー
ン信号生成器89を制御して話中音を生成して、利用者
に回線接続ができない旨を通知する。第2実施例 上記第1実施例においては、複数の端末器3が同時にデ
ータを送信する場合を考慮していなかったが、端末器3
側からセンタ2側にデータを送信する際に複数の端末器
3、例えば4台の端末器が同時にデータD1 、D2 、D
3 、D4 の送信をそれぞれ行おうとすると、同一の周波
数帯域を使用しているので、図7(b)に示すように、
データが衝突する可能性がある。
【0053】これを避けるためには、単純には、一の端
末器3を送信可能とし、他の端末器3は待機状態にすれ
ばよいが、これでは伝送効率が低下する。そこで、本第
2実施例は、各端末器の待機時間を減少し、効率的なデ
ータ通信を行えるようにするものである。
【0054】ファイバ接合器31は、、図7(a)に示
すように、同軸ケーブル32に接続された複数の端末器
3(図7(a)では図示せず)から入力されたデータ
(図7(b)参照)はロウパスフィルタ100及びバッ
ファ増幅器101を介して多重器102に入力され、圧
縮後、時分割多重されて図7(c)に示すような状態と
なって、電光変換器104を介して光ファイバ30を介
してセンタ2側に出力されることとなる。
【0055】これにより端末器3の待機時間は減少し、
効率的なデータ通信が行えることとなる。上記説明にお
いては、多重器102において圧縮後、時分割多重を行
う場合について説明したが、図7(d)に示すように、
多重器102において各端末器のデータD1 〜D4 を各
々周波数をシフトして、周波数多重し送信するように構
成することも可能である。
【0056】なお、図7(a)において、符号103
は、光電変換器である。第3実施例 上記各実施例においては、各タイムスロットの位置は固
定であるものとして説明してきたが、単純に固定化して
しまうと、PIDから時分割多重装置の間の伝送路遅延
量が大きい場合等においては、時分割多重装置が指定さ
れたタイムスロットでデータを取り込もうとすると、デ
ータの取りこぼしや衝突が生じる可能性がある。
【0057】ところで、伝送路遅延量は、CATVシス
テムの場合、端末器の設置状態が定まれば、一定とな
る。そこで、端末器3の設置時に当該端末器3の伝送路
遅延量を測定し、基準信号(クロック)に対してどれだ
けタイムスロットを遅延させる(ずらす)ことにより確
実にデータを取り込めるかを遅延時間メモリ86に格納
しておけば確実にデータを取り込むことが可能となる。
【0058】この場合において、タイムスロットTS1
〜TS24は、データの衝突を防ぐため全て同時にシフト
する必要があるので、同一系統の伝送経路に接続された
各端末器について伝送路遅延量を測定し、センタへのデ
ータ到来時刻が同一となるよう各遅延時間を設定する。
【0059】本第3実施例によれば、確実にデータを取
り込むことが可能となり、データ転送の信頼性を向上さ
せることができる。第4実施例 上記各実施例においては、通常通信用周波数帯域及び制
御用通信周波数帯域を固定的なものとして説明していた
が、特定の周波数においては、例えば、アマチュア無線
等に割り当てられていることにより混信して雑音が発生
したり、変電器等の近傍では、当該変電器による特定周
波数の雑音が混入したり、工事現場のアーク溶接等に起
因する雑音が特定周波数で混入する可能性がある。
【0060】そこで本第4実施例では、センタ側で、定
期的に通信用周波数帯域の品質(雑音混入状態)を測定
し、所定の品質を満たしていないと判断した場合には、
当該周波数帯域を通信用には使用しないようにすること
により、通信の信頼性及び品質を向上させるものであ
る。
【0061】通信用周波数帯域の品質を測定する方法と
しては、端末器が使用されていない状態において、制御
用通信周波数帯域を用いて、端末器に品質測定を行う旨
を通知し、測定しようとする通常通信用周波数帯域を用
いて品質測定用のデータを転送する。このとき、予め端
末器側に品質測定用のデータを記憶させておき、それと
比較することにより、エラーレートを統計学的に求め、
所定のエラーレートの基準を超えるような場合には、当
該周波数帯域を通常通信用通信周波数帯域あるいは制御
用通信周波数帯域として設定しないようにネットワーク
マネージャ39が管理を行う。
【0062】これにより常に高品質な通信を行うことが
できる。また、上記品質測定は、測定時間帯も変化させ
ることにより、品質が低下する周波数帯域を時間的な見
地からも避けるようにすることができる。第5実施例 図8に第5実施例の概要構成説明図を示す。
【0063】本第5実施例は、本発明のCATVシステ
ムをいわゆるパーソナルコミュニケーションシステム
(以下、PCS[Personal Communication System]とい
う。)と呼ばれる簡易形態電話システムに応用した場合
の実施例である。
【0064】PCSは、従来家庭内で用いられていたコ
ードレス電話を屋外に応用したようなシステムであり、
コードレス電話の親機に代えて、PCSノードを街中に
配置することにより従来の携帯電話と同様なシステムを
構築するものである。従来の携帯電話システムと異なる
点は、自動車、電車等の移動体上では利用できず、中継
装置であるPCSノードまでの距離が短くなる点である
が、中継装置であるPCSノードが携帯電話システムの
中継装置と比較して小型、安価であるため、地下鉄内等
にも設置することが可能であり、実質的な利用可能範囲
は従来の携帯電話システムよりも広くなる可能性があ
る。
【0065】ところで、現在検討されているPCSのデ
ータ伝送速度は32kビット/秒であり、上記各実施例
におけるタイムスロットのデータ転送量64kビット/
秒を利用して容易に伝送できる。
【0066】そこで、図8に示すように、PCSノード
に本発明のPIDを接続して、複数、例えば4個のタイ
ムスロットを固定的に用いることにより(図8(b)参
照)、2台のPCS電話機をCATVシステムに組み込
むことが簡単に行える。
【0067】この場合において、タイムスロットを固定
的に用いるのは、PCS用交換機が伝送路の閉塞状態を
管理することなく、現状利用されている通信路容量を確
保するためである。
【0068】以上の説明のように、本第5実施例によれ
ば、既存のPCSノードに本発明のPIDを組込むだけ
で容易にPCS電話機をCATVシステムに組込むこと
ができ、システムの拡張が容易となる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、送信手段
は、センタ側から指示された送信用周波数帯域及び送信
用周波数帯域における送信用タイムスロットを用いるこ
とによりセンタ側へ電話データを送信し、受信手段は、
センタ側から指示された受信用周波数帯域及び受信用周
波数帯域における受信用タイムスロットを用いることに
より前記センタ側からの電話データを受信するので、送
信、受信ともに、時分割多重及び周波数多重を行ってい
ることとなり、狭い周波数帯域で用いても、多数の送信
手段及び受信手段を設けることができ、ひいては従来の
CATVシステムにおいても多数の電話回線を構築する
ことができる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、送信レベル調整手段は、セン
タからのレベル調整データに基づいて、センタにおける
当該端末器のデータの受信レベルが所定の受信レベルに
なるように、端末器の送信レベルを調整するので、セン
タ側では接続されている端末器からのデータの受信レベ
ルを一定に保つことができ、安定な通信を行うことがで
き、信頼性を向上させることができる。請求項3記載の
発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、通
信用周波数帯域及びタイムスロットは端末器側がそれら
を利用したい時にのみ割り当てられるので、実質的な電
話回線の使用効率を向上させることができる。さらに割
当要求データの送信は、所定の要求送信用周波数帯域を
用いて行うので、割当要求データの送信に伴って通信用
周波数帯域及びタイムスロットが消費されることはな
く、利用効率がさらに向上し、呼損率を低下させること
ができる。
【0071】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、話中音生成手段は、割当要求
データの送信後にセンタから送信用周波数帯域、送信用
タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用タイムス
ロットが割り当てができない旨の割当不能データが送信
された場合に回線が未接続である旨の話中音を生成し出
力するので、利用者は回線が未接続である旨を容易に把
握することができ、操作性が向上する。
【0072】請求項5記載の発明によれば、センタ装置
は、通信用周波数帯域及びタイムスロットを端末器側が
それらを利用したいと要求した時にのみ割り当てること
となり、実質的な電話回線の使用効率を向上させること
ができる。さらに割当指示データの送信は、所定の指示
用周波数帯域を用いて行うので、割当指示データの送信
に伴って通信用周波数帯域及びタイムスロットが消費さ
れることはなく、利用効率がさらに向上し、呼損率を低
下させることができるので、さらに接続可能な端末器数
を増加することができる。
【0073】請求項6記載の発明によれば、割当指示手
段は、実際の送信用周波数帯域、送信用タイムスロッ
ト、受信用周波数帯域及び受信用タイムスロットの割当
て状態に基づいて当該端末器に送信用周波数帯域及び前
記送信用周波数帯域における送信用タイムスロット、受
信用周波数帯域及び前記受信用周波数帯域における受信
用タイムスロットを指示する割当指示データを所定の指
示用周波数帯域を用いて送信するに際し所定の品質基準
を満たさない周波数帯域を送信用周波数帯域あるいは受
信用周波数帯域として指示することがないので、高品位
な電話回線を構築することが可能となる。
【0074】請求項7記載の発明によれば、固定割当指
示手段は、簡易携帯電話端末装置が接続された端末器に
送信用周波数帯域及び送信用周波数帯域における送信用
タイムスロット、受信用周波数帯域及び受信用周波数帯
域における受信用タイムスロットを固定的に割り当てる
ので、確実に簡易携帯電話端末をCATV電話システム
に接続することができるとともに、応答性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CATV電話システムの概要構成ブロック図で
ある。
【図2】CATV電話システムの詳細構成ブロック図で
ある。
【図3】時分割多重装置の詳細構成ブロック図である。
【図4】電話回線モジュールの詳細構成ブロック図であ
る。
【図5】時分割周波数多重通信の動作説明図である。
【図6】割当要求データの要求確認の説明図である。
【図7】第2実施例の説明図である。
【図8】第5実施例の説明図である。
【符号の説明】
1…CATVシステム 2…センタ 3…端末器 4…伝送経路 10…CATVヘッドエンド 11…多重化・交換機 12…第1インターフェース部 13…第2インターフェース部 14…ネットワークマネージャ 20-1〜20-3…電話機 21-1〜21-3…第1(〜第3)電話回線モジュール 22…コンピュータ 23…コンピュータインターフェースユニット T26…拡張端子 24…テレビ用コンバータ 25…テレビ 26…構内インターフェース装置(PID) 30…光ファイバケーブル 31…ファイバ接合器 32、34…同軸ケーブル 33…幹線分岐増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタと複数の端末器との間をケーブル
    で結び、前記センタと前記端末器との間で双方向データ
    通信を行うことにより電話回線を構築するCATV電話
    システムの端末器であって、 前記センタ側から指示された送信用周波数帯域及び前記
    送信用周波数帯域における送信用タイムスロットを用い
    ることにより前記センタ側へ電話データを送信する送信
    手段と、 前記センタ側から指示された受信用周波数帯域及び前記
    受信用周波数帯域における受信用タイムスロットを用い
    ることにより前記センタ側からの電話データを受信する
    受信手段と、 を備えたことを特徴とするCATV電話システムの端末
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCATV電話システムの
    端末器において、 前記センタからのレベル調整データに基づいて、前記セ
    ンタにおける当該端末器のデータの受信レベルが所定の
    受信レベルになるように、当該端末器の送信レベルを調
    整する送信レベル調整手段を備えたことを特徴とするC
    ATV電話システムの端末器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のCATV電話システムの
    端末器において、 前記センタに対し、前記送信用周波数帯域、前記送信用
    タイムスロット、前記受信用周波数帯域及び前記受信用
    タイムスロットの割当てを要求する割当要求データを予
    め設定された所定の要求送信用周波数帯域を用いて送信
    する割当要求手段を備えたことを特徴とするCATV電
    話システムの端末器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のCATV電話システムの
    端末器において、 前記割当要求データの送信後に前記センタから前記送信
    用周波数帯域、前記送信用タイムスロット、前記受信用
    周波数帯域及び前記受信用タイムスロットが割り当てが
    できない旨の割当不能データが送信された場合に回線が
    未接続である旨の話中音を生成し出力する話中音生成手
    段を備えたことを特徴とするCATV電話システムの端
    末器。
  5. 【請求項5】 センタと複数の端末器との間をケーブル
    で結び、前記センタと前記端末器との間で双方向データ
    通信を行うことにより電話回線を構築するCATV電話
    システムのセンタ装置であって、 前記センタ装置は、予め設定された所定の要求送信用周
    波数帯域を用いて前記端末器から送信される送信用周波
    数帯域、送信用タイムスロット、受信用周波数帯域及び
    受信用タイムスロットの割当てを要求する割当要求デー
    タを受信する受信手段と、 実際の送信用周波数帯域、送信用タイムスロット、受信
    用周波数帯域及び受信用タイムスロットの割当て状態に
    基づいて当該端末器に送信用周波数帯域及び前記送信用
    周波数帯域における送信用タイムスロット、受信用周波
    数帯域及び前記受信用周波数帯域における受信用タイム
    スロットを指示する割当指示データを所定の指示用周波
    数帯域を用いて送信する割当指示手段と、 を備えたことを特徴とするCATV電話システムのセン
    タ装置。
  6. 【請求項6】 センタと複数の端末器との間をケーブル
    で結び、前記センタと前記端末器との間で双方向データ
    通信を行うことにより電話回線を構築するCATV電話
    システムのセンタ装置であって、 前記センタ装置は、送信用周波数帯域あるいは前記受信
    用周波数帯域毎に当該周波数帯域の品質を測定する周波
    数帯域品質測定手段と、 前記測定結果を記憶する記憶手段と、 実際の送信用周波数帯域、送信用タイムスロット、受信
    用周波数帯域及び受信用タイムスロットの割当て状態に
    基づいて当該端末器に送信用周波数帯域及び前記送信用
    周波数帯域における送信用タイムスロット、受信用周波
    数帯域及び前記受信用周波数帯域における受信用タイム
    スロットを指示する割当指示データを所定の指示用周波
    数帯域を用いて送信する割当指示手段と、 前記記憶手段の結果に基づいて所定の品質基準を満たさ
    ない周波数帯域を前記送信用周波数帯域あるいは前記受
    信用周波数帯域として用いることを禁止する割当禁止手
    段と、 を備えたことを特徴とするCATV電話システムのセン
    タ装置。
  7. 【請求項7】 センタと複数の端末器との間をケーブル
    で結び、前記センタと前記端末器との間で双方向データ
    通信を行うことにより電話回線を構築するとともに、前
    記端末器に簡易携帯電話端末装置を接続したCATV電
    話システムのセンタ装置であって、 前記センタ装置は、前記簡易携帯電話端末装置が接続さ
    れた端末器に送信用周波数帯域及び前記送信用周波数帯
    域における送信用タイムスロット、受信用周波数帯域及
    び前記受信用周波数帯域における受信用タイムスロット
    を固定的に割り当てる固定割当指示手段と、 を備えたことを特徴とするCATV電話システムのセン
    タ装置。
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