JPH08106583A - エキスパートシステム採用パルス式電子物品監視装置 - Google Patents

エキスパートシステム採用パルス式電子物品監視装置

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JPH08106583A
JPH08106583A JP7273626A JP27362695A JPH08106583A JP H08106583 A JPH08106583 A JP H08106583A JP 7273626 A JP7273626 A JP 7273626A JP 27362695 A JP27362695 A JP 27362695A JP H08106583 A JPH08106583 A JP H08106583A
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JP
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noise
phase
receiver
noise environment
signal
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Brent F Balch
ブレント・エフ・バルチ
William R Accolla
ウィリアム・アール・アッコラ
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スコット・エイ・トゥリビー
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Sensormatic Electronics Corp
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    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2482EAS methods, e.g. description of flow chart of the detection procedure
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    • G08B13/2468Antenna in system and the related signal processing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子物品監視装置の提供。 【構成】 装置は複数の受信コイルを有する受信機を含
む。各コイルは他のコイル雑音環境とは異なる独自の雑
音環境を有する別々の検波装置として扱われる。これに
より装置は、独自の局所雑音環境に従って各コイルの感
度を最大にすることによりその性能を最適化している。
検波ルーチンの優先順位は、雑音相における各コイルの
雑音環境の正確かつ最新のピクチャを保持し、送信相間
にタグを捜索することにある。タグ検波に際し、制御装
置は多数のサイクルから成る妥当性検査ルーチンを設定
し、雑音環境に適応してサイクル数を変えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して電子物品監
視(EAS)装置に関し、特に、改良されたEAS装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本願譲受人の現在商業的に実施されてい
るEAS装置は、パルス状にされた磁場を、EASタグ(同業
界では同様にラベル又はマーカとも呼ぶ)を帯びた物品
の存在を示すのが望ましい監視区域内へ放射する送信
機、すなわち、送波器を有する。タグ付き物品が監視区
域内に存在する場合には、そのタグが放射された磁場に
より励起され、その構成に基づいて検波可能な応答信号
を発生させるようにされる。連続的に離隔された送信機
の磁界放射波間で使用可能にされる受信機は、タグの応
答信号を検波し、監視区域内にタグが存在することを示
すために警報又は他の作用を開始させる。
【0003】EAS装置は、小売店のチェックアウト区域
のような、概して高度の電気的障害を有する環境内に設
置される。これらの区域で一般的に発見される障害源
は、電子金銭登録機、レーザ製品コード走査器、電子天
秤、両替機、プリンタ、クレジットカード保証器、ポイ
ントオブセールス(POS)端末、ネオンサイン、蛍光及び
ハロゲン灯、コンベヤベルトモータ及びモータ速度制御
器等がある。
【0004】小売店のチェックアウト区域内のEAS装置
に与えられる電気的雑音環境が一定であることは殆どな
い。上記のような同区域内の各種の電子装置は、一日中
点滅され、時間及び周波数の両領域において常に変化す
る障害パターンの原因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】帯域制限及び周波数切
欠き(ノッチング)のような従来技術の瀘波は、余分な
ハードウエアを必要とし、しばしば障害信号を除去しな
い。同技術は、一方で興味のある信号、すなわち、タグ
信号を増幅し、望ましくない帯域外信号を減衰させるこ
とにより所望の信号対雑音比(SNR)を改良することに頼
っている。
【0006】以下に述べる受信機消去及び窓(ウイン
ド)マスキング(隠蔽)のような時間領域法は有効であ
るが、余分なハードウエアを要する欠点がある。さら
に、受信機が消去又は隠蔽されるとき、有効なタグ信号
に応答することができない。
【0007】電気的雑音の多いEAS環境に対処する他の
知られた手段は、位相相殺受信アンテナ法を用いること
である。最も一般的な方法は、8字アンテナ構成を用い
ることで、そこでは2つのほぼ同一なアンテナが直列又
は並列に接続され、離れた信号源が両コイルを平等に切
る磁気フラックスを生成し、コイル内に同一の反対電流
を誘発するようにさせることである。コイルからの電流
が合計されるとき、相殺されて離隔源からの正味振幅が
低減される。この雑音相殺方法は多くの種類の障害に対
して非常に有効であるが、8字受信機対間の対称面上又
はその近くにおかれたタグは、その信号が相殺され、す
なわち、タグが受信機ゼロ区域にあるという点で大きな
欠点を有する。時には、環境障害が激しくゼロ区域の存
在が妥協的に受容されることもある。
【0008】瀘波により行われる周波数帯域制限も同様
に雑音障害を低減させる有効な手段である。装置受信機
の入力瀘波は、期待されるタグ周波数特性を含む一定の
周波数を選択的に通過させ、通過帯域外の周波数を抑制
又は阻止する。しかし、障害信号は期待されるタグ周波
数に近い周波数を有し、通過帯域内にあり、受信機内で
処理される。
【0009】リミタ及び雑音消去器も環境雑音処理に用
いられ、高レベル及び特に短持続時間インパルス雑音
(雑音スパイク)を処理する。しかし、ある一定の条件
下ではタグ信号がこれらの回路を誤って作動させ、所望
のタグ信号を阻止させる。
【0010】上記本願譲受人の商用EAS装置は、装置の
タグが高感度を示す周波数において磁気フラックスの短
バーストの形でパルス状磁場を発生させる。同タグは特
定の装置周波数で磁気的に共鳴し、その際立ったQのた
めに、送信磁場が除かれた後応答し続ける、すなわち、
『鳴り』続けるであろう。この明確な応答は独特で装置
の受信機により検波される。高感度の受信機回路素子が
高レベル送信磁場により破損されるのを保護するため
に、受信機回路素子は送信機バーストの終了直後までゲ
ートにより外される。この理由及び装置間の相互作用を
防止するために、この送信機バースト及び受信機ウイン
ドは、一般的に局所電源線の零交差と呼ばれる正確な時
点で起こらなければならない。
【0011】近接する装置が局所電源線により異なった
位相で電力供給される可能性があるので、装置のタイミ
ング設定では、別個のそれぞれ位相が120度離れた3つ
の送信・受信ウインドが設けられる。この正確なタイミ
ング順序は好ましくない装置の相互作用を避けるために
守らなければならない。この決定的なタイミング装置
は、受信機がゲートにより外されているとき発生する雑
音スパイク及びインパルス雑音が装置と干渉しないとい
う利点を有する。装置内のプロセッサは、受信機の3つ
の可能な全位相につきすべての受信機アンテナに対して
バックグラウンド雑音を定常的に監視する。合成雑音平
均値が計算されて受信機利得が上方又は下方に調節さ
れ、装置感度が変化する雑音環境と共に最適化するよう
にされる。平均バックグラウンド雑音が上昇するにつれ
て受信機利得が下げられ、線形段にクリッピングが起こ
る恐れがなく定められた信号対雑音比を満たすようにさ
れる。
【0012】しかし、反復的衝撃雑音源の中には受信機
ウインド間に干渉信号を発生させる可能性があり、従っ
て装置には、これらの高雑音ウインドが平均に含まれる
こと及び装置の感度を低下させることを防止するタイム
ウインドマスキングが設けられる。このタイムウインド
マスキングの設定は、装置の設置時又は装置の稼働中に
人手で行える。
【0013】一度受信機ウインドが隠蔽されると、雑音
はその期間中もはや平均に影響を与えないが、同ウイン
ドはもはやタグ信号処理に用いることはできない。も
し、雑音源が再配置されるか又は他の装置と置換される
別の電子装置のように、インパルス雑音源が電力線の零
交差に対するその位相関係を変えるなら、その干渉信号
は、隠蔽されていない受信機ウインド間に発生し、装置
感度を下げ、隠蔽された受信機ウインドは装置で用いる
ためには解放されない。
【0014】
【問題点を解決するための手段】本発明の主目的は、改
良されたEAS装置を提供することである。
【0015】本発明の他の同様に一般的な目的は、高度
な電気的雑音環境内で首尾よく作動する高性能なEAS装
置を提供することである。
【0016】本発明の独特な目的は、ウインドマスキン
グの効率を下げることなく、電気的雑音環境を変える適
応性を持ちながら干渉信号を処理することである。
【0017】出願人は『エキスパートシステム』技術を
伴うものとして本発明の名称をつけた。マグロウヒル科
学技術用語辞典、第5版に定義されている通り、『エキ
スパートシステム』とは、『特殊な、通常専門家レベル
(又はそれ以上の)の難しい職業的タスクを行うアルゴ
リズムから成るコンピュータシステム』である。上記の
目的を達成するために本発明はこのようなエキスパート
システム技術を含む。
【0018】本発明の装置の一基本的概念は、単一雑音
源が全装置の感度を低下させる可能性がある、上述の商
用のものとは異なる。従って、本発明による装置内の各
コイルは、同装置内の他のコイルの雑音環境とは別個の
それぞれ特有の雑音環境を有する別別の検波装置として
取扱われる。これは、それぞれ特有の局所雑音環境によ
り各コイルの感度を最大化させることにより、装置にそ
の性能を最適化させることを可能にするものである。
【0019】本発明のEAS装置における検波ルーチンの
優先順位は、各コイルにつき雑音環境の正確でかつ最新
のピクチャを、共に以下に定める、『雑音位相』の形で
保持し、『送信位相』中にタグを探すことである。雑音
環境ピクチャは、位相毎に各コイルにつき雑音を調査す
ることを含めるよう拡張されるのが望ましい。従って、
装置が3相メーンから電力供給される場合には、A、B
及びC相の各々が所定の装置アクティビティ(活動)の
ための時間周期を定め、このような時間周期が、同様に
以下に定める『雑音位相』であってもよい。
【0020】雑音位相中受信機の前端で測定した現縦並
び測定値はその特定なコイルに対する雑音の履歴記録に
加えられ、同時に最古の測定値が破棄される。これらの
測定値はその後平均され、そのコイル及び適用されるメ
ーン電力位相の各々に対する雑音環境の総合ピクチャを
作成するようにする。概して、記録は常に10入力を含
む。
【0021】送信位相中特定コイルからの瞬間測定値
は、適用可能な特定メーン電力位相におけるそのコイル
に対する平均と比較され、もし瞬間値対平均値の比が、
使用者が設定した信号対雑音比基準を満たすなら、装置
はその後『妥当性検査シーケンス』にはいる。
【0022】妥当性検査シーケンスにおいてタグは、使
用者が設定した連続『ヒット(的中)』数に亘り対話式
に捜され、終りから2番目に際して装置は、タグ応答が
不活動化(すなわち、不活性化)タグからのものもので
ある可能性に対する検査を導入する。
【0023】本発明のさらなる特徴は別な概念に存在す
る。すなわち、本発明による装置は『適応妥当性検査シ
ーケンス』を組入れることが可能で、そこでは適応妥当
性検査シーケンスのサイクル数は、雑音環境に対応して
使用者設定サイクル数から変化する。
【0024】装置は周波数飛越しアルゴリズムを組入
れ、広周波数分布を持つラベルをよりよく検波できるよ
うにしている。
【0025】本発明の上記及びその他の目的及び特徴
は、好ましい実施態様の詳細な説明及び全体を通して同
一構成成分は同一参照番号で示した図面からさらによく
理解されよう。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、受信コイルRX COIL A、
RX COIL B及びRX COIL Nと共に雑音環境分析装置10
を示す。分析装置は、所望の任意の数の受信コイルと共
に用いるために拡張できる。
【0027】受信コイル信号はコイルの位置で増幅し、
ライン12、14及び16を経て走査装置18に供給す
るのが望ましい。走査装置は、ライン12、14及び1
6を順次走査し、各ラインの走査に際して当該ラインを
走査装置出力ラインの対応する1つと共に多重化する。
【0028】RX COIL Aを走査すると、走査装置18は
ライン12をライン20と接続し、それによりRX COIL
Aの雑音環境は瞬間雑音記憶装置22へ伝達される。記
憶装置22の内容はライン24を経て累積記憶装置26
へ供給され、それによりRX COIL A 用の雑音履歴記録が
コンパイルされ、コイルA用の平均雑音をライン32上
に出力する雑音平均装置30用ライン28上で利用でき
る。
【0029】RX COIL Bを走査すると、走査装置18は
ライン14をライン38と接続し、それによりRX COIL
Bの雑音環境は瞬間雑音記憶装置40へ伝達される。記
憶装置40の内容はライン42を経て累積記憶装置44
へ供給され、それによりRX COIL B用の雑音履歴記録が
コンパイルされ、コイルB用の平均雑音をライン50上
に出力する雑音平均装置48用ライン46上で利用でき
る。
【0030】RX COIL Nを走査すると、走査装置18は
ライン16をライン56と接続し、それによりRX COIL
Nの雑音環境は瞬間雑音記憶装置58へ伝達される。記
憶装置58の内容はライン60を経て累積記憶装置62
へ供給され、それによりRX COIL N用の雑音履歴記録が
コンパイルされ、コイルB用の平均雑音をライン68上
に出力する雑音平均装置66用ライン64上で利用でき
る。
【0031】ライン32、50及び68はマルチプレク
サ74ヘ入力を提供し、マルチプレクサの作動は装置制
御装置76により制御される。ライン78上のマルチプ
レクサ出力は受信機可変利得増幅器80へ供給され、RX
COIL Aからの応答が処理されるとき増幅器80の利得
がそのコイルの平均雑音レベルに対応して設定される。
従って、平均雑音レベルが低いほどRX COIL Aからの応
答を処理するための受信機感度を高くすることができ
る。マルチプレクサ74は制御装置76により同様に作
動され、受信機が受信コイルRX COIL B及びRX COIL N
からのそれぞれの応答を処理する間これらのコイルに対
する受信機感度を最大にするようにする。
【0032】
【実施例】図2及び3は、受信コイルRX COIL A、RX C
OIL B及びRX COIL Nと共に雑音環境分析装置82を示
す。
【0033】図1の分析装置10では、各関連受信コイ
ルに対し1つの平均雑音計算用チャンネルが与えられ
が、これに対して分析装置82においては各関連受信コ
イルに対し3つのチャンネルが与えられ、出力雑音平均
値は位相及びコイル毎に与えられる。走査装置84は走
査装置18と同一作用を行うが、電力メーンの相A、B
及びC用の各受信コイルを走査するために拡張される。
それぞれが図1のものに対応して構成される関連チャン
ネルは、参照番号86乃至102により示す。
【0034】チャンネル86は、相A間にRX COIL Aか
らの応答を分析し、チャンネル88は、相B間にRX COI
L Aからの応答を分析し、チャンネル90は、相C間に
RX COIL Aからの応答を分析する。チャンネル92、9
4及び96はRX COIL Bに対して同様に作動し、チャン
ネル98、100及び102はRX COIL Nに対して同様
に作動する。
【0035】マルチプレクサ104は、装置制御装置7
6からのタイミング制御下にある各チャンネルから雑音
平均値を受信する。ライン106上へのマルチプレクサ
出力は受信機可変利得増幅器80へ供給され、相A間に
RX COIL Aからの応答が処理されるとき増幅器80の利
得が相Aに対する平均雑音Aと対応して設定されるよう
にする。各コイル及び相につき同様な処理が行われる。
【0036】図1乃至3は上記本発明の一基本概念を実
施するものであることが理解されよう。すなわち、装置
内の各コイルはそれぞれ独自の雑音環境を有する別個の
検波装置として取扱われ、独自の雑音環境は装置内の他
のコイルの雑音環境から区別される。取扱いは、コイル
毎又は相及びコイル毎を基本として行われる。これは本
装置独自の局所雑音環境に従って各コイルの感度を最大
にすることによりその作動の最適化を可能にしている。
【0037】図4は第1実施態様を示す機能構成図で、
ライン112を介して送信コイル(TX COILS)を駆動する
送信機(TX)、受信機114、装置制御装置76及び警報
装置116を含む。受信機114は、受信機コイル11
8(RX COIL)を含み、その出力は、ライン12、14及
び16を介して上記装置10(RX COIL毎の雑音分析装
置)と接続され、また、ライン122を介してタグ応答
処理装置124(RX処理回路要素)と接続される。同処
理装置はライン126を介して警報装置116を制御す
る。上記の通り、分析装置10はそのマルチプレクサ出
力ライン78の信号により受信機増幅器利得を制御す
る。装置制御装置76は、それぞれライン128、13
0及び132を介して送信機108、分析装置10及び
処理回路要素124と接続される。
【0038】図5に示す第2実施態様は、マルチプレク
サ出力ライン106を介して受信機利得を制御する分析
装置82を用いることを除いては図4のものと同一であ
ることが理解されよう。
【0039】本発明による装置のさらなる記載の紹介と
して二三述べると、本装置は、既に述べた商用装置に対
し一定の同等物を有すると共に各種の相違点を有する。
従って、本装置は商用装置と同様に電力供給を受けるラ
イン電圧の零交差と同期して作動する。単相電力供給
は、電力メーンの考えられる3相のいずれかに起因して
いるので、本装置は互いに120度隔たったラインの2
つ交番相を合成している。これは、一装置の送信機が電
力メーンの異なった相と接続された他の装置の受信機と
干渉しないことを保証する。本装置は、その送信機バー
ストをラインの交番相と同期させることにより、ライン
周波数の1.5倍のバースト周波数で送信する。送信バー
ストと受信機窓との間には短い遅延時間(省略値400u
s)がある。この遅延がそこに存在するのは、受信機が
受信コイルから縦並びエネルギを累積し始める前に、送
信アンテナ及び増幅器の高Q回路に記憶されたすべての
残留エネルギの『リングダウン(信号式低下)』を可能
にするためである。このようにしてタグからのエネルギ
を受信機により測定できる。
【0040】言及した商用装置とは異なり、装置制御装
置76の制御下にある本発明の装置は、周波数飛越しア
ルゴリズムを実行し、商用装置より広範な周波数分布を
有するタグをよりよく検波させるようにしている。この
周波数飛越しは2つの標準周波数間で発生する。これら
の周波数は、58kHzの標準周波数の上下200Hzである。本
装置は各ライン同期(相A)毎に一周波数から他の周波
数へ飛越す。本装置は、単一相(装置の受信機チャンネ
ルは二重化されている)における2つの入力受信機コイ
ルを処理することができるだけなので、入力コイル対又
はペデスタル間でも同様に飛越す。このコイル対飛越し
はライン周波数の1.5倍で各第2ライン相で発生する。
周波数及びコイル対飛越し装置は、各コイル入力がそれ
ぞれ異なった周波数において及び送信及び雑音相の双方
に対して電力ラインのそれぞれ異なった位相において測
定されることを保証する。
【0041】本装置は、送信相及び雑音相を有するアク
ティブモード(活動様式)を有する。送信相は、送信周
期(送信窓)及び受信周期(受信窓)を有する。以下の
定義が適用される。
【0042】送信相: これはある相の間に送信機バー
ストが可能にされる電力ラインの相である。タグは縦並
びエネルギバーストを発生させることにより送信機に応
答するので、この相は以下に定義するヒット(的中)の
有無を決定するのに用いられる。
【0043】信号対雑音比(SNR): この信号対雑音比は
ヒットを確認するのに用いる判定基準である。この判定
基準はデシベル(db)で設定される。
【0044】妥当性検査シーケンス(VALSEQ): 妥当性
検査シーケンスは、使用者又はさもなくば省略値(不履
行)により数字で設定される送信及び雑音検査相の順番
で、本装置では現縦並びエネルギがタグに起因すること
を証明するのに用いられる。もし妥当性検査シーケンス
が完了、すなわち、送信及び雑音検査シーケンスの設定
数の各々に対するヒットを発見するなら、タグは証明さ
れ本装置の警報装置が活動化する。
【0045】雑音検査相: 雑音検査相は、妥当性検査
シーケンス中のみに起こる雑音相の特殊な種類である。
それは送信相において縦並び応答を起こさせるエネルギ
源は、雑音相中には同一振幅の形では存在しないことを
証明するのに用いられる。もし双方に対して当該エネル
ギ源が存在するなら、それはタグ応答に関係しない連続
波と見なされ、本装置により無視される。
【0046】雑音相: 雑音相は、その間送信機バース
トが望ましい電力メーンの相で、各相における各受信コ
イルに対する環境雑音レベルを決定して記録する。
【0047】ヒット: 縦並びエネルギの送信相におけ
る瞬間測定値と雑音環境の平均値との間の比が、使用者
が特定した信号対雑音比判定基準と等しいか又はそれよ
り大きい場合にはヒットが起こる。本装置は使用者がSN
Rをdbで設定することを意図し、SNR判定基準がない場合
には12dbの省略値を提供する。
【0048】ヒット相: ヒット相は、ある相の間に妥
当性検査シーケンスの第1ヒットが起こる相である。
【0049】不活動化タグ検査相: 妥当性検査シーケ
ンスの最後から2番目の送信バースト中、本装置はその
送信及び受信周波数を不活動化タグに共通の周波数に切
り替える。この送信相中、妥当性検査シーケンスを続行
するためには、縦並び測定値は所定量だけ先行の通常周
波数送信相測定値以下に低下しなければならない。もし
これが事実でないなら、測定されたエネルギは不活動化
ラベルから来たものと本装置により見なされ、妥当性検
査シーケンスは終了される。もしこれが事実でないな
ら、妥当性検査シーケンスに戻って妥当性検査シーケン
スの最終送信バーストにつき実行しなければならない。
【0050】図6は、図2及び3の形の雑音環境分析装
置を用いて装置制御装置76のマイクロプロセッサによ
り実行される、雑音相用のフローチャートを示す。マイ
クロプロセッサは、走査装置84を作動させるタイミン
グ及びチャンネル86乃至102の回路要素の各種の記
憶操作及び雑音平均計算操作のタイミングを与えると共
にマルチプレクサ104の作動を制御する。
【0051】相は段階S1、すなわち、『雑音相』で入力
される。段階S2、すなわち、『相毎の雑音レベルにつき
受信コイルを走査せよ』においては、すべての関連コイ
ルからの応答が電力ラインの各相につき調べられる。段
階S3、すなわち、『過去の雑音レベルを有する現雑音レ
ベルを記憶せよ』においては相毎、コイル毎の雑音が累
積される。段階S4、すなわち、『相毎及びコイル毎に記
憶雑音レベルの平均を得よ』においては、平均値計算が
相毎及びコイル毎になされる。段階S5、すなわち、『活
動モードに戻せ』は、雑音相の終了である。
【0052】上記の通り装置制御装置76は、マルチプ
レクサ104の作動を調整し、受信機利得が送信相の受
信窓において特定のコイル及び相に対応して設定されて
ヒットのために処理される信号を提供するようにされ
る。
【0053】図7は、図5のEAS装置のハードウエアを
用いて装置制御装置76のマイクロプロセッサにより実
行される、送信相用のフローチャートを示す。マイクロ
プロセッサは、このようなハードウエアの作動タイミン
グ、特に送信機及び受信機の作動及び受信機利得制御に
対して言及したような雑音環境分析装置より計算された
平均雑音の読みだしにつき適切なタイミングを提供す
る。
【0054】この相は段階S6、すなわち、『送信相』で
入力される。段階S7、すなわち、『瞬間コイル信号を測
定せよ』においては、所定の受信コイルの信号が受信機
に送られる。段階S8、すなわち、『瞬間コイル信号の雑
音平均に対する比≧使用者設定SNRであるか?』におい
ては、受信コイル信号レベルが使用者設定信号対雑音比
より多きか又は等しいかにつき質問がなされる。段階S8
質問への肯定的(Y)答えに際し段階S9、すなわち、『VAL
SEQに入れ』に進み、それにより以下に述べる妥当性検
査シーケンスへ進む。もし段階S8質問への答えが否定的
(N)なら段階S10、すなわち、『活動モードへ戻れ』に進
む。
【0055】図8を参照すると、妥当性検査シーケンス
は段階S11、すなわち、『VALSEQ』において入力され
る。段階12、すなわち、『N=1に設定せよ』において同
シーケンスは初期化される。
【0056】以下の図13乃至15と関連した装置事象
の例により特に明らかにされるように、妥当性検査シー
ケンスは同様にタグ妥当性検査のための送信相であるヒ
ット相に注目する。非ヒット、非送信相は雑音相であ
る。本発明のこの面は以下のVALSEQ段階の開始で実現さ
れる。
【0057】段階S13、すなわち、『ヒット相か?』に
おいて、装置がヒット相内にあるかどうかにつき質問が
なされる。もし質問に対する応答が否定的なら、図8及
び図9の文字AAにより示すように段階S14、すなわち、
『送信相か?』に進む。もし質問に対する答えが肯定的
なら、本装置は図8及び図9の文字ABにより示すように
段階S13に戻るように求める。もし質問に対する応答が
否定的なら、本装置は相が雑音相になるように要求し、
段階S15、すなわち、『雑音環境分析装置』へ入り、そ
こで雑音平均が更新され段階S13に戻される。
【0058】段階S13質問に対する答えが肯定的なら、
段階S16、すなわち、『送信相か?』に進み、そこで現
相が送信相であるかどうかにつき質問がなされる。もし
段階S16に対する応答が否定的なら、図8及び図10の
文字ADにより示すように段階S17、すなわち、『雑音環
境分析装置』に進み、そこで雑音平均が更新され段階S1
8、すなわち、『雑音検査合格か?』に進み、そこで本
装置は雑音及び送信の両相に現れる連続波の発生に注目
する。もし段階S18に対する応答が否定的なら、段階S1
9、すなわち、『活動モードへ戻れ』に進む。
【0059】段階S18に対する肯定的答えに際し、図8
及び図10の文字AEにより示すように段階S13に進む。
【0060】段階S16質問に対する答えが肯定的なら、
すなわち、送信相、ヒット相が使えるなら、段階S20、
すなわち、『N=P-1であるか?』(ここでpはVALSEQで必
要なサイクル数)に進み、VALSEQが終りから2番目の段
階であるかどうかにつき質問がなされる。もしその段階
でないなら、段階21、すなわち、『ヒットか?』に進
み、処理中の信号がヒットであるかどうかにつき質問が
なされる。もしヒットでないなら、図8及び図10の文
字Afにより段階19に進んで活動モードへ戻る。
【0061】もし段階S21質問に対する答えが肯定的な
ら、図8及び図10の文字AGにより段階22、すなわち、
『N<Pかどうか?』に進む。もしそうなら、すなわち、V
ALSEQが最終サイクルに達していないなら、段階23、す
なわち、『N=N+1』に進み、そこでNが1だけ増分され、
図8及び図10の文字AEにより段階S13に進んでVALSEQ
が続行される。
【0062】もし段階S20質問に対する答えが肯定的な
ら、すなわち、VALSEQの終りから2番目のサイクルに達
してN=P-1になったなら、図8及び図10の文字AHによ
り段階S24、すなわち、『不活動化タグか?』に進み、
そこで本装置は処理中のタグ応答が不活動化タグからの
ものであるかどうかを決定するために検査する。
【0063】本発明の譲受人の実際的経験によれば、タ
グが不活動化された場合には不活動化されていないタグ
とは異なった共鳴周波数に変わる。段階24において、本
装置は不活動化タグに共通の周波数へ切替わり、妥当性
検査シーケンスを続けるためには縦並び測定値が所定の
量だけ先行の通常周波数送信相測定値より下方に下がら
なければならない。もしこれが事実でないなら、本装置
により測定中のエネルギは不活動化タグから来たもの見
なされ、段階24は肯定的に答えられる。妥当性検査シー
ケンスは終了し、段階19、すなわち、『活動モードへ戻
れ』に進む。もしこれが事実なら、すなわち、タグが不
活動化タグでないなら、段階23の増分Nに進み、妥当性
検査シーケンスがその最終サイクルに入るよう段階13へ
戻る。
【0064】段階S22に再度到達するとき、今度は否定
的に回答され、すなわち、N=pとなり、段階25、すなわ
ち、『警報装置を活動化せよ』に進む。
【0065】警報装置が停止するまでタグ捜索は関心事
ではないので、本装置は警報モード中施設の各出口に対
して送信機を止める。警報中送信機を止めることは、今
やすべての相が雑音相なので、全受信機コイルに対して
雑音平均を速やかに更新する機会を本装置に与える。こ
の期間中コイル対のスイッチ切替えは180Hzで行われ
る。これは、たとえ警報が鳴る前に平均値を上げるよう
作動を開始するのに十分なほどタグがコイルに近接して
いた場合でも、警報が停止するや否やすべての平均値が
現行のものとなることを保証する。
【0066】図8乃至10のVALSEQではpは固定値とし
て作動するが、本発明はpの値を環境雑音に適応して設
定することを意図している。
【0067】上記の説明では図8の破線AI乃至AJには触
れなかった。以下にのべるように、これらはラインAJの
代わりに任意に選択可能なもので、段階S21に対する肯
定的答えから出ている。
【0068】破線AIにより提供されるものを選択する
と、段階S21に対する肯定的答えに際して第1の改変さ
れたVALSEQが段階S26、すなわち、『N=1かどうか?』に
進み、そこでは本装置がVALSEQの第1サイクル内にある
かどうかにつき質問がなされる。もし同質問に対する答
えが否定的なら、図11及び10のラインAKを介して段
階S22に進む。もし質問に対する答えが肯定的なら、段
階S27、すなわち、『ヒットの雑音平均に対する比<Xか
どうか?』に進む。
【0069】本装置が妥当性検査シーケンスに入るな
ら、周波数飛越し及びコイル対飛越しは不能にされ、第
1ヒットが最初のヒットと同一周波数でかつ同一相内で
測定された入力コイルに対して装置の注意が集中する。
瞬間雑音値がSNRを越えたレベルに達する確率はこの平
均が小さくなるほど高くなるので、もし第1ヒットが雑
音平均に十分近いなら、図11のルーチンは、警報に必
要なヒット数を越えることが可能である。これは偶発的
雑音による誤警報に対し大きな免疫となる。
【0070】一例として、SNRが12dbに設定され、ヒッ
ト数が4に設定される装置を考察しよう。もし第1ヒッ
トが雑音平均より20db高いなら、妥当性検査シーケンス
は続行し、警報のためには4ヒットを要する。しかし、
第1ヒットが雑音平均より13db高いだけなら、アルゴリ
ズムは警報に必要な幾つかのヒットを追加してもよい。
妥当性検査シーケンス拡張実行において用いられるしき
い値及び追加ヒット数は本装置により処理される。これ
らは使用者とって明らかである。
【0071】段階S27において本装置は、妥当性検査シ
ーケンスには適しているが、応答が少なくともXのSNR、
例えば、12db基準に対して上記の20db、を持たないかど
うかを検査する。もし質問に対する答えが否定的なら、
すなわち、比がx以上なら、図11及び10のラインAK
を介して段階S22、すなわち、ラインAGが到達するもの
と同一段階に進む。
【0072】段階S27質問が、SNRがX未満、例えば、12d
b基準に対して上記の13db、であることを示すなら、段
階S28、すなわち、『P=P+B』に進み、そこで必要なヒッ
ト数PはBだけ増加される。その後図11及び10のライ
ンAKを介して再び段階S22に進む。
【0073】図11のルーチンは、VALSEQの第1サイク
ルのみに注目してVALSEQサイクルの適応拡張を増加する
必要があるかどうかを決定するようにしていることが理
解されよう。従って、段階S26質問はN>1に対して否定的
に答えられる。
【0074】図8の破線AJから入る図12のルーチンは
異なり、VALSEQの各サイクルにつき段階S27の実行を求
める。従って、図12ルーチンは、段階S26を省略し、
直接段階S29、すなわち、『ヒットの雑音平均に対する
比<Xかどうか?』で始まる。もし比が適切なら、図12
及び10のラインAKを介して段階S22、すなわち、『VAL
SEQはPを変えずに実行される』に進む。
【0075】もし段階S29の答えが肯定的なら、段階S3
0、すなわち、『P=P+B』に進み、VALSEQのサイクルがB
だけ適応拡張され、図12及び10のラインAKを介して
段階S22に進む。Pはこのように段階S29の比試験の各不
合格に際してBだけ増分拡張され、図11のルーチンに
おけるVALSEQの第1サイクルの単一拡張とは異なる。所
望なら、図12の改変VALSEQは、各サイクルに対するよ
りはむしろ所定のサイクル数につき実行してもよい。
【0076】妥当性検査シーケンス拡張実行で用いられ
るしきい値及び追加ヒット数は本装置により処理され
る。これらは使用者とって明らかである。
【0077】4ヒットのための上首尾な妥当性検査シー
ケンスに対する一連の装置事象(SE)を図13乃至15に
示す。例は、ラインAI又はAJを介することなく、すなわ
ち、P=4で図11又は12のルーチンにより拡張される
ことなく、図8乃至10のVALSEQルーチンに従う。
【0078】SE1、すなわち、『相A(ヒット相)でバー
ストを送信せよ』においては、電力メーンA相でヒット
が検波された。応答信号処理がSE2、すなわち、『タグ
応答測定値』で行われる。
【0079】SE3、すなわち、『相B』は非ヒット、非送
信相である。上記の装置制御により、本装置は時間周期
を雑音相として扱い、SE4において『雑音平均』がなさ
れる。
【0080】SE5、すなわち、『相C(非ヒット相)でバ
ーストを送信せよ』は、上記の装置タイミングよる送信
相で、ヒット相Aではない。従って、図9の段階S14によ
り本装置は当該周期における雑音平均には注目しない。
【0081】SE6、すなわち、『相A』はヒット相である
が非送信で、SE7、すなわち、『雑音平均及び雑音検
査』が従って行われる。
【0082】SE8、すなわち、『相B(非ヒット相)でバ
ーストを送信せよ』は、送信相であり従って雑音平均は
その時間周期中更新されない。
【0083】SE9、すなわち、『相C』は、非ヒット、非
送信相で、SE10、すなわち、『雑音平均』が行われる。
【0084】SE11、すなわち、『相A(ヒット相)でバー
ストを送信せよ』は、第2ヒット相送信相で、応答信号
はSE12、すなわち、『タグ応答測定値』において処理さ
れる。 SE13、すなわち、『相B』は、非ヒット、非送
信相で、SE14、すなわち、『雑音平均』が行われる。
【0085】SE15、すなわち、『相C(非ヒット相)でバ
ーストを送信せよ』は、別の送信相であり、従って雑音
平均はその時間周期中更新されない。
【0086】SE16、すなわち、『相A』は、非送信ヒッ
ト相で、SE17、すなわち、『雑音平均及び雑音検査』が
実行される。
【0087】SE18、すなわち、『相B(非ヒット相)でバ
ーストを送信せよ』は、別の送信相であり、従って雑音
平均はその時間周期中更新されない。
【0088】SE19、すなわち、『相C』は、非ヒット、
非送信相で、SE20、すなわち、『雑音平均』に至る。
【0089】SE21、すなわち、『相A(ヒット相)でバー
ストを送信せよ』は、第3ヒット相送信相で、SE22、す
なわち、『不活動化タグ検査』に至る。
【0090】SE23、すなわち、『相B』は、非ヒット、
非送信相で、SE23、すなわち、『雑音平均』に至る。
【0091】SE25、すなわち、『相C(非ヒット相)でバ
ーストを送信せよ』は、送信相であり、従って雑音平均
は更新されない。
【0092】SE26、すなわち、『相A』は、非相送信ヒ
ット相で、SE27、すなわち、『雑音平均及び雑音検査』
に至る。
【0093】SE28、すなわち、『相B(非ヒット相)でバ
ーストを送信せよ』は、送信相であり、従って雑音平均
は更新されない。
【0094】SE29、すなわち、『相C』は、非ヒット、
非送信相で、SE30、すなわち、『雑音平均』に至る。
【0095】SE30、すなわち、『相A(ヒット相)でバー
ストを送信せよ』は、第4ヒット相送信相で、SE31、す
なわち、『タグ応答測定値』に至る。
【0096】サンプル検証に対するヒット数は4が好ま
しいと認められ、不活動化タグ検査は最後から2番目の
サイクル、すなわち、第3のヒット相送信相で行われ
る。
【0097】要約及び以下の請求項に対する紹介の意味
で、一面において電子物品監視装置における本発明は、
複数の受信コイルと、各受信コイルに対する個々の雑音
環境を決定するための回路要素を含む雑音環境分析装置
とを提供する。雑音環境分析装置は、個々に受信コイル
を接続するための走査装置と、各受信コイルに対してそ
れぞれ別々の雑音分析チャンネルとを含む。
【0098】雑音環境分析装置は、その各チャンネルに
受信コイルにより受信した信号を個々に記憶するための
第1回路要素と、第1回路要素により記憶された信号を
累積的に記憶するための第2回路要素と、第2回路要素
により記憶された信号を平均するための第3回路要素と
をさらに含む。雑音環境分析装置は、比較器回路要素の
出力信号を受信し、選択的に平均雑音信号を示す出力信
号を提供するをするマルチプレクサをさらに含む。
【0099】装置送信機は、多相電源装置から電力供給
を受けることができる。その場合においては、雑音環境
分析装置は、それぞれ各受信コイル及び多相電源装置の
各相につき別別の雑音分析チャンネルをさらに含む。雑
音分析チャンネルは、受信コイルの数に対応する数のグ
ループで配置され、各雑音分析チャンネルグループは、
多相電源装置の相数に相当する数のチャンネルから成
る。
【0100】第1の電子物品監視装置面における本発明
は、監視区域において磁場を発生させるために作動可能
な送信機と、複数の受信コイル及び各受信コイルに対す
る個々の雑音環境を決定するために作動可能な環境分析
回路要素を有する受信機とから成る装置を提供する。装
置は、1)送信窓及び受信窓を有する一連の送信相及び
非送信相を設定し、2)送信相中送信機装置を作動さ
せ、3)非送信(雑音)相中雑音環境分析装置を作動さ
せるための制御回路要素をさらに含む。制御回路要素
は、受信機の電子物品監視タグ検波に際して受信機を作
動させ、検波を起こす信号を提供した受信コイルにより
受信した一連の信号につき妥当性検査シーケンスを実行
させるようにする。制御回路要素は、妥当性検査シーケ
ンスの一サイクルにおいて送信機装置を作動させ、不活
動化電子物品監視タグが共鳴する周波数でエネルギを送
信するようにする。
【0101】他の装置面における本発明は、監視区域に
おいて磁場を発生させるために作動可能な送信機と、電
子物品監視タグ検波に際して受信機を作動させ、検波を
起こす信号を提供した受信コイルにより受信した一連の
信号につき妥当性検査シーケンスを実行させるようにす
る、複数の受信コイルを有する受信機と、送信機装置及
び受信機装置を作動させるための、妥当性検査シーケン
スにおけるサイクル数を変える装置を有する制御回路要
素とから成る装置を提供する。
【0102】特に、制御回路要素は、検波を起こす信号
を提供した受信コイルの雑音環境に適応して妥当性検査
シーケンスにおけるサイクル数を設定する。制御回路要
素は、妥当性検査シーケンスにおける基準サイクル数を
設定し、検波を起こす信号を提供した受信コイルの雑音
環境に適応して基準サイクル数を越えてサイクル数を増
加させる。制御回路要素は、タグ検波のために先決の信
号対雑音比を設定して妥当性検査シーケンスの初期化を
保証し、先決信号対雑音比に対し予め選択した関係を有
する検波を起こす信号を提供した受信コイルの実際の信
号対雑音比の受信に際し基準サイクル数を越えてサイク
ル数を増加させる。
【0103】さらなる面において本発明は、監視区域に
おいて磁場を発生させるために基本周波数で作動可能な
送信機と、電子物品監視タグを検波する受信機と、それ
ぞれ基本周波数の上下の周波数間で飛越しを起こす周波
数で送信機を作動させる制御回路要素とから成る装置を
提供する。送信機は多相電源から電力供給され、制御回
路要素は、多相電源の排他的相の発生毎に周波数飛越し
を起こさせる。
【0104】記載した装置及び実施例の構成につき本発
明から逸脱することなく各種の変更が行えることは明ら
かである。例えば、本装置は選択的に送信相を飛ばして
その時間を雑音検査に当てることにより装置性能を高め
ることができる。さらに不活動化タグ検査はVALSEQの最
後から2番目で行うと記載したが、所望の任意のVALSEQ
サイクルで行ってもよい。これらの変化の程度は所望に
より動的に変えることができる。従って、特に開示され
記載された実施態様は例示を意図するもので限定の意味
を持たない点を理解されたい。本発明の真の特徴及び範
囲は以下の請求項に明記する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるEAS装置用環境雑音分析装置の第
1実施例の機能的構成図である。
【図2】本発明によるEAS装置用環境雑音分析装置の第
2実施例の機能的構成図である。
【図3】本発明によるEAS装置用環境雑音分析装置の第
2実施例の機能的構成図である。
【図4】本発明によるEAS装置の第1実施例の機能的構
成図である。
【図5】本発明によるEAS装置の第2実施例の機能的構
成図である。
【図6】装置制御装置のマイクロプロセッサにより実行
される雑音相のフローチャートを示す。
【図7】装置制御装置のマイクロプロセッサにより実行
される送信相のフローチャートを示す。
【図8】第1種妥当性検査シーケンスのフローチャート
を示す。
【図9】第1種妥当性検査シーケンスのフローチャート
を示す。
【図10】第1種妥当性検査シーケンスのフローチャー
トを示す。
【図11】妥当性検査シーケンスを拡張するために環境
雑音に適応した図8乃至11のフローチャートで装置を
実行させるために用いる第1ルーチンを示す。
【図12】妥当性検査シーケンスを拡張するために環境
雑音に適応した図8乃至11のフローチャートで装置を
実行させるために用いる第2ルーチンを示す。
【図13】典型的な一連の装置事象を示す。
【図14】典型的な一連の装置事象を示す。
【図15】典型的な一連の装置事象を示す。
【符号の説明】
10、82 雑音環境分析装置 18、84 走査装置 74、104 マルチプレクサ 76 装置制御装置 80 受信機可変利得増幅機 108 送信機 110 送信機コイル 114 受信機 116 警報装置 118 受信機コイル 124 タグ応答処理回路要素
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・アール・アッコラ アメリカ合衆国、フロリダ州 33470、ノ ース・ロクサハッチー、フォーティシック スス・コート 17707 (72)発明者 スコット・エイ・トゥリビー アメリカ合衆国、フロリダ州 33064、ポ ンパノ・ビーチ、エヌダブリュー・フォー ティフィフス・ストリート 885

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信コイルと、 前記受信コイルの各々に対する個々の雑音環境を決定す
    る雑音環境分析装置とから成る電子物品監視用装置。
  2. 【請求項2】 前記雑音環境分析装置が、前記受信コイ
    ルを個々に接続するための走査装置を含む、請求項1の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記雑音環境分析装置が、それぞれ各前
    記受信コイル用の別々の雑音分析チャンネルをさらに含
    む、請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 前記雑音環境分析装置が、前記受信コイ
    ルにより受信された信号を個々に記憶するための第1装
    置をさらに含む、請求項2の装置。
  5. 【請求項5】 前記雑音環境分析装置が、前記第1装置
    により記憶された信号を累積的に記憶する第2装置をさ
    らに含む、請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 前記雑音環境分析装置が、前記第2装置
    により記憶された信号を平均するための第3装置をさら
    に含む、請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 前記雑音環境分析装置が、前記第3装置
    の前記出力信号を受信するためのマルチプレクサをさら
    に含む、請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 前記受信コイルへエネルギを送信するた
    めの送信装置及び前記送信装置を励磁させるための多重
    位相電力源をさらに含み、前記雑音環境分析装置が、そ
    れぞれ各前記受信コイル及び前記多重位相電力源の各位
    相のたための別々の雑音分析チャンネルをさらに含む、
    請求項3の装置。
  9. 【請求項9】 前記雑音分析チャンネルが、受信コイル
    数に相当する数のグループとして配列され、各雑音分析
    チャンネルグループが、多重位相電力源の位相数に相当
    する数のチャンネルを含む、請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 各前記雑音分析チャンネルが、前記多重
    位相電力源の独特な位相のための前記受信コイルの独特
    な1つにより受信された信号を記憶する第1装置を含
    む、請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 各前記雑音分析チャンネルが、前記第
    1装置により記憶された信号を累積的に記憶する第2装
    置をさらに含む、請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 各前記雑音分析チャンネルが、前記第
    2装置により記憶された信号を平均するための第3装置
    をさらに含む、請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 前記雑音環境分析装置が、前記第3装
    置の前記出力信号を受信するためのマルチプレクサをさ
    らに含む、請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 監視区域で磁場を発生させるために作
    動可能な送信装置と、 複数の受信コイルを有する受信機及び各前記受信コイル
    に対する個々の雑音環境を決定するように作動可能な雑
    音環境分析装置とから成る電子物品監視装置。
  15. 【請求項15】 一連の送信及び非送信位相を設定する
    ための制御装置をさらに含み、各送信位相が送信窓及び
    受信窓を有し、前記送信位相の間前記送信機を作動さ
    せ、前記非送信位相の間雑音環境分析装置を作動させる
    ようにする、請求項14の装置。
  16. 【請求項16】 前記制御装置が、前記受信機による電
    子物品監視タグの検波に際して該受信機を作動させ、前
    記検波を起こさせる信号を与えた受信コイルにより受信
    された一連の信号につき順次確認を行うようにさせる、
    請求項15の装置。
  17. 【請求項17】 前記制御装置が、前記順次確認の一周
    期において前記送信装置を作動させ、不活性化された電
    子物品監視タグが共鳴する周波数においてエネルギを送
    信するようにさせる、請求項16の装置。
  18. 【請求項18】 前記制御装置が、前記雑音環境分析装
    置により決定された雑音環境に適応するように前記順次
    確認におけるサイクル数を設定する、請求項17の装
    置。
  19. 【請求項19】 前記制御装置が、前記順次確認におけ
    る基準サイクル数を設定し、前記雑音環境分析装置によ
    り決定された雑音環境に適応してサイクル数を前記基準
    数より大きく増大させる、請求項18の装置。
  20. 【請求項20】 前記制御装置が、タグ検波のための先
    決の信号対雑音比を設定して前記順次確認の初期化を保
    証し、前記先決信号対雑音比と先決の関係を有する実際
    の信号対雑音比の受信に際してサイクル数を前記基準数
    より大きく増大させる、請求項19の装置。
  21. 【請求項21】 前記雑音環境分析装置が、個々に前記
    受信コイルを接続するための走査装置を含む、請求項1
    4の装置。
  22. 【請求項22】 前記雑音環境分析装置が、それぞれ各
    前記受信コイルのための別々の雑音分析チャンネルを含
    む、請求項21の装置。
  23. 【請求項23】 前記雑音環境分析装置が、各前記チャ
    ンネルにおいて前記受信コイルにより受信された信号を
    個々に記憶するための第1装置をさらに含む、請求項2
    2の装置。
  24. 【請求項24】 各前記雑音分析チャンネルが、各前記
    チャンネルにおいて前記第1装置により記憶された信号
    を累積的に記憶する第2装置をさらに含む、請求項23
    の装置。
  25. 【請求項25】 各前記雑音分析チャンネルが、各前記
    チャンネルにおいて前記第2装置により記憶された信号
    を平均するための第3装置をさらに含む、請求項24の
    装置。
  26. 【請求項26】 前記雑音環境分析装置が、前記第3装
    置の前記出力信号を受信するためのマルチプレクサをさ
    らに含む、請求項25の装置。
  27. 【請求項27】 前記送信装置が多重位相電源装置によ
    り電力供給され、前記雑音環境分析装置が、それぞれ各
    前記受信コイル及び前記多重位相電源装置の各位相につ
    き別々の雑音分析チャンネルをさらに含む、請求項14
    の装置。
  28. 【請求項28】 前記雑音分析チャンネルが、受信コイ
    ル数に相当する数のグループとして配列され、各雑音分
    析チャンネルグループが、多重位相電力源の位相数に相
    当する数のチャンネルを含む、請求項27の装置。
  29. 【請求項29】 各前記雑音分析チャンネルが、前記多
    重位相電力源の独特な位相のための前記受信コイルの独
    特な1つにより受信された信号を記憶する第1装置を含
    む、請求項28の装置。
  30. 【請求項30】 各前記雑音分析チャンネルが、前記第
    1装置により記憶された信号を累積的に記憶する第2装
    置をさらに含む、請求項29の装置。
  31. 【請求項31】 各前記雑音分析チャンネルが、前記第
    2装置により記憶された信号を平均するための第3装置
    をさらに含む、請求項30の装置。
  32. 【請求項32】 前記雑音環境分析装置が、前記第3装
    置の前記出力信号を受信するためのマルチプレクサをさ
    らに含む、請求項31の装置。
  33. 【請求項33】 監視区域で磁場を発生させるために作
    動可能な送信装置と、 複数の受信コイルを有し、電子物品監視装置タグの検波
    に際して作動可能な受信機であって、前記検波を起こさ
    せる信号を与えた受信コイルにより受信された一連の信
    号につき順次確認を行うようにさせる受信機と、 前記送信機及び前記受信機を作動させる制御装置であっ
    て、前記順次確認においてサイクル数を変えるための装
    置を有する制御装置とから成る電子物品監視装置。
  34. 【請求項34】 前記制御装置が前記順次確認において
    前記検波を起こさせる信号を与える前記受信コイルの雑
    音環境に適応してサイクル数を確立する、請求項33の
    装置。
  35. 【請求項35】 前記制御装置が、前記順次確認におい
    て基準サイクル数を設定し、前記検波を起こさせる信号
    を与える前記受信コイルの雑音環境に適応してサイクル
    数を前記基準数より大きく増大させる、請求項34の装
    置。
  36. 【請求項36】 前記制御装置が、タグ検波のための先
    決の信号対雑音比を設定して前記順次確認の初期化を保
    証し、前記先決信号対雑音比と先決の関係を有する前記
    検波を起こさせる信号を与えた前記受信コイルの実際の
    信号対雑音比の受信に際してサイクル数を前記基準数よ
    り大きく増大させる、請求項35の装置。
  37. 【請求項37】 前記受信機が、各前記受信コイルに対
    する個々の雑音環境を決定するために作動可能な雑音環
    境分析装置をさらに含む、請求項33の装置。
  38. 【請求項38】 前記制御装置が、送信窓及び受信窓を
    有する一連の送信位相並びに雑音位相を設定し、前記送
    信位相の間前記送信機を作動させ、前記雑音位相の間雑
    音環境分析装置を作動させる、請求項37の装置。
  39. 【請求項39】 前記制御装置が、電子物品監視タグの
    検波に際して該受信機を作動させ、前記検波を起こさせ
    る信号を与えた受信コイルにより受信された一連の信号
    につき順次確認を行うようにさせる、請求項38の装
    置。
  40. 【請求項40】 前記制御装置が、前記順次確認の一周
    期において前記送信装置を作動させ、不活性化された電
    子物品監視タグが共鳴する周波数においてエネルギを送
    信するようにさせる、請求項39の装置。
  41. 【請求項41】 前記雑音環境分析装置が、個々に前記
    受信コイルを接続するための走査装置を含む、請求項3
    7の装置。
  42. 【請求項42】 前記雑音環境分析装置が、それぞれ各
    前記受信コイルのための別々の雑音分析チャンネルを含
    む、請求項41の装置。
  43. 【請求項43】 前記雑音環境分析装置が、各前記チャ
    ンネルにおいて前記受信コイルにより受信された信号を
    個々に記憶するための第1装置をさらに含む、請求項4
    2の装置。
  44. 【請求項44】 各前記雑音分析チャンネルが、各前記
    チャンネルにおいて前記第1装置により記憶された信号
    を累積的に記憶する第2装置をさらに含む、請求項43
    の装置。
  45. 【請求項45】 各前記雑音分析チャンネルが、各前記
    チャンネルにおいて前記第2装置により記憶された信号
    を平均するための第3装置をさらに含む、請求項44の
    装置。
  46. 【請求項46】 前記雑音環境分析装置が、前記第3装
    置の前記出力信号を受信するためのマルチプレクサをさ
    らに含む、請求項45の装置。
  47. 【請求項47】 前記送信装置が多重位相電源装置によ
    り電力供給され、前記雑音環境分析装置が、それぞれ各
    前記受信コイル及び前記多重位相電源装置の各位相につ
    き別々の雑音分析チャンネルをさらに含む、請求項33
    の装置。
  48. 【請求項48】 前記雑音分析チャンネルが、受信コイ
    ル数に相当する数のグループとして配列され、各雑音分
    析チャンネルグループが、多重位相電力源の位相数に相
    当する数のチャンネルを含む、請求項47の装置。
  49. 【請求項49】 各前記雑音分析チャンネルが、前記多
    重位相電力源の独特な位相のための前記受信コイルの独
    特な1つにより受信された信号を記憶する第1装置を含
    む、請求項48の装置。
  50. 【請求項50】 各前記雑音分析チャンネルが、前記第
    1装置により記憶された信号を累積的に記憶する第2装
    置をさらに含む、請求項49の装置。
  51. 【請求項51】 各前記雑音分析チャンネルが、前記第
    2装置により記憶された信号を平均するための第3装置
    をさらに含む、請求項50の装置。
  52. 【請求項52】 前記雑音環境分析装置が、前記第3装
    置の前記出力信号を受信するためのマルチプレクサをさ
    らに含む、請求項51の装置。
  53. 【請求項53】 監視区域で磁場を発生させるために基
    本周波数で作動可能な送信装置と、 電子物品監視装置タグを検波する受信機と、 前記送信装置を、それぞれ前記基本周波数の上方及び下
    方でさっと移動する周波数間で作動させる制御装置とか
    ら成る電子物品監視装置。
  54. 【請求項54】 前記送信装置が多重位相電源から電源
    供給され、前期制御装置が、前記多重位相電源の位相の
    排他的位相が起こる毎に前記周波数移動を行わせる、請
    求項53の装置。
  55. 【請求項55】 監視区域において磁場を発生させるた
    めに作動可能な送信装置と、 複数の受信コイルを有し、電子物品監視装置タグの検波
    に際して作動可能な受信機であって、前記検波を起こさ
    せる信号を与えた受信コイルにより受信された一連の信
    号につき順次確認を行うようにさせる受信機と、 前記順次確認の一サイクル内で前記送装置を作動させる
    制御装置であって、不活性化電子物品監視タグが共鳴す
    る周波数においてエネルギを送信するようにさせる制御
    装置とから成る電子物品監視装置。
  56. 【請求項56】 監視区域において磁場を発生させるた
    めに作動可能な送信装置と、 雑音環境分析装置を有する、電子物品監視装置タグの検
    波に際して作動可能な受信機であって、受信された一連
    の信号につき順次確認を行うようにさせる受信機と、 前記順次確認の一サイクルにおいて前記雑音環境分析装
    置により決定された雑音環境に適応してサイクル数を設
    定するための制御装置とから成る電子物品監視装置。
  57. 【請求項57】 前記制御装置が、前記順次確認におけ
    る基準サイクル数を設定し、前記雑音環境分析装置によ
    り決定された雑音環境に適応してサイクル数を前記基準
    数より大きく増大させる、請求項56の装置。
  58. 【請求項58】 前記制御装置が、タグ検波のための先
    決の信号対雑音比を設定して前記順次確認の初期化を保
    証し、前記先決信号対雑音比と先決の関係を有する実際
    の信号対雑音比の受信に際してサイクル数を前記基準数
    より大きく増大させる、請求項57の装置。
  59. 【請求項59】 前記制御装置が、前記雑音環境分析装
    置により決定された雑音環境に対応して前記順次確認の
    単一サイクルにつき前記順次確認におけるサイクル数を
    設定する、請求項56の装置。
  60. 【請求項60】 前記制御装置が、前記雑音環境分析装
    置により決定された雑音環境に対応して前記順次確認の
    各サイクルにつき前記順次確認におけるサイクル数を設
    定する、請求項56の装置。
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