JPH08104756A - イミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 - Google Patents
イミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法Info
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- JPH08104756A JPH08104756A JP6261954A JP26195494A JPH08104756A JP H08104756 A JPH08104756 A JP H08104756A JP 6261954 A JP6261954 A JP 6261954A JP 26195494 A JP26195494 A JP 26195494A JP H08104756 A JPH08104756 A JP H08104756A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/38—Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
- C08G77/382—Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon
- C08G77/388—Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon containing nitrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/0834—Compounds having one or more O-Si linkage
- C07F7/0838—Compounds with one or more Si-O-Si sequences
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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-
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- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/045—Polysiloxanes containing less than 25 silicon atoms
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/22—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
- C08G77/26—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen nitrogen-containing groups
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イミダゾリン環の2位に不飽和炭化水素基が
結合している新規なイミダゾリニル基含有オルガノポリ
シロキサンおよびその製造方法を提供する。 【構成】 一般式: 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基である。)で示され
るケイ素原子結合イミダゾリニル基を有し、シロキサン
単位の繰り返し数が1〜1,100であるイミダゾリニ
ル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法。
結合している新規なイミダゾリニル基含有オルガノポリ
シロキサンおよびその製造方法を提供する。 【構成】 一般式: 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基である。)で示され
るケイ素原子結合イミダゾリニル基を有し、シロキサン
単位の繰り返し数が1〜1,100であるイミダゾリニ
ル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なイミダゾリニル
基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に関
するものである。詳しくは、イミダゾリン環の2位に不
飽和炭化水素基が結合しているイミダゾリニル基を有
し、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化表
面改質用添加剤として有用とされるイミダゾリニル基含
有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に関する
ものである。
基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に関
するものである。詳しくは、イミダゾリン環の2位に不
飽和炭化水素基が結合しているイミダゾリニル基を有
し、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化表
面改質用添加剤として有用とされるイミダゾリニル基含
有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、分子内に、式:
【化6】 で示されるようなイミダゾリニル基を有するオルガノポ
リシロキサンは知られている(特公昭42−1039号
公報,特開昭63−75062号公報参照)。しかし、
イミダゾリン環の2位に不飽和炭化水素基が結合してい
るイミダゾリニル基を有するオルガノポリシロキサンは
知られていない。
リシロキサンは知られている(特公昭42−1039号
公報,特開昭63−75062号公報参照)。しかし、
イミダゾリン環の2位に不飽和炭化水素基が結合してい
るイミダゾリニル基を有するオルガノポリシロキサンは
知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、イミダ
ゾリン環の2位に不飽和炭化水素基が結合しているイミ
ダゾリニル基を有するオルガノポリシロキサンを開発す
べく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち、本発
明の目的は、イミダゾリン環の2位に不飽和炭化水素基
が結合している新規なイミダゾリニル基含有オルガノポ
リシロキサンおよびその製造方法を提供することにあ
る。
ゾリン環の2位に不飽和炭化水素基が結合しているイミ
ダゾリニル基を有するオルガノポリシロキサンを開発す
べく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち、本発
明の目的は、イミダゾリン環の2位に不飽和炭化水素基
が結合している新規なイミダゾリニル基含有オルガノポ
リシロキサンおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式:
は、一般式:
【化7】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基である。)で示され
るケイ素原子結合イミダゾリニル基を有し、シロキサン
単位の繰り返し数が1〜1,100であるイミダゾリニ
ル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に
関する。
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基である。)で示され
るケイ素原子結合イミダゾリニル基を有し、シロキサン
単位の繰り返し数が1〜1,100であるイミダゾリニ
ル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に
関する。
【0005】最初に、本発明のイミダゾリニル基含有オ
ルガノポリシロキサンについて説明する。
ルガノポリシロキサンについて説明する。
【0006】本発明のイミダゾリニル基含有オルガノポ
リシロキサンは、一般式:
リシロキサンは、一般式:
【化8】 で示されるケイ素原子結合イミダゾリニル基を有し、シ
ロキサン単位の繰り返し数が1〜1,100である。上
式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基であ
り、具体的には、メチレン基,エチレン基,プロピレン
基,ブチレン基等のアルキレン基;フェニレン基,トリ
レン基,キシリレン基等のアリーレン基が挙げられる。
R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原子数1
〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基として
具体的には、メチル基,エチル基,プロピル基が挙げら
れる。R3は炭素原子数2〜50の一価不飽和炭化水素
基であり、具体的には、ビニル基,アリル基,ブテニル
基,ヘプタデセニル基,ヘプタデセジエニル基が挙げら
れる。このようなイミダゾリニル基含有オルガノポリシ
ロキサンとして具体的には、一般式:
ロキサン単位の繰り返し数が1〜1,100である。上
式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基であ
り、具体的には、メチレン基,エチレン基,プロピレン
基,ブチレン基等のアルキレン基;フェニレン基,トリ
レン基,キシリレン基等のアリーレン基が挙げられる。
R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原子数1
〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基として
具体的には、メチル基,エチル基,プロピル基が挙げら
れる。R3は炭素原子数2〜50の一価不飽和炭化水素
基であり、具体的には、ビニル基,アリル基,ブテニル
基,ヘプタデセニル基,ヘプタデセジエニル基が挙げら
れる。このようなイミダゾリニル基含有オルガノポリシ
ロキサンとして具体的には、一般式:
【化9】 で示される直鎖状のオルガノポリシロキサン、一般式:
【化10】 で示される環状のオルガノポリシロキサンが挙げられ
る。上式中、R1,R2およびR3は上記と同じである。
R4は同一または異種の炭素原子数1〜50の一価炭化
水素基であり、具体的には、メチル基,エチル基,プロ
ピル基等のアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリ
ル基等のアリール基が挙げられる。R5は水酸基または
同一もしくは異種の炭素原子数1〜50の一価炭化水素
基であり、一価炭化水素基として具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基等のアルキル基;ビニル基,
アリル基,ブテニル基等のアルケニル基;フェニル基,
トリル基,キシリル基等のアリール基が挙げられる。a
およびcは0〜1,000であり、bおよびdは1〜1
00であり、(c+d)は3〜1,100である。
る。上式中、R1,R2およびR3は上記と同じである。
R4は同一または異種の炭素原子数1〜50の一価炭化
水素基であり、具体的には、メチル基,エチル基,プロ
ピル基等のアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリ
ル基等のアリール基が挙げられる。R5は水酸基または
同一もしくは異種の炭素原子数1〜50の一価炭化水素
基であり、一価炭化水素基として具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基等のアルキル基;ビニル基,
アリル基,ブテニル基等のアルケニル基;フェニル基,
トリル基,キシリル基等のアリール基が挙げられる。a
およびcは0〜1,000であり、bおよびdは1〜1
00であり、(c+d)は3〜1,100である。
【0007】このような本発明のイミダゾリニル基含有
オルガノポリシロキサンの具体例としては、次式のよう
なオルガノポリシロキサンが挙げられる。
オルガノポリシロキサンの具体例としては、次式のよう
なオルガノポリシロキサンが挙げられる。
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【0008】次に、本発明のイミダゾリニル基含有オル
ガノポリシロキサンの製造方法について説明する。
ガノポリシロキサンの製造方法について説明する。
【0009】本発明の製造方法に使用される(A)成分
は、一般式:
は、一般式:
【化17】 で示される直鎖状のアミノ基含有オルガノポリシロキサ
ン、または一般式:
ン、または一般式:
【化18】 で示される環状のアミノ基含有オルガノポリシロキサン
である。上式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化
水素基であり、具体的には、メチレン基,エチレン基,
プロピレン基,ブチレン基等のアルキレン基;フェニレ
ン基,トリレン基,キシリレン基等のアリーレン基が挙
げられる。R2は水素原子または同一もしくは異種の炭
素原子数1〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水
素基として具体的には、メチル基,エチル基,プロピル
基が挙げられる。R4は同一または異種の炭素原子数1
〜50の一価炭化水素基であり、具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル
基,トリル基,キシリル基等のアリール基が挙げられ
る。R5は水酸基または同一もしくは異種の炭素原子数
1〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基とし
て具体的には、メチル基,エチル基,プロピル基等のア
ルキル基;ビニル基,アリル基,ブテニル基等のアルケ
ニル基;フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリー
ル基が挙げられる。aおよびcは0〜1,000であ
り、bおよびdは1〜100であり、(c+d)は3〜
1,100である。このようなアミノ基含有オルガノポ
リシロキサンは、例えば、アミノ官能性シクロシロキサ
ンやオルガノシクロシロキサンを、末端封止剤として水
やヘキサアルキルジシロキサンを用いてアルカリ触媒下
で平衡重合させることにより合成することができる。
である。上式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化
水素基であり、具体的には、メチレン基,エチレン基,
プロピレン基,ブチレン基等のアルキレン基;フェニレ
ン基,トリレン基,キシリレン基等のアリーレン基が挙
げられる。R2は水素原子または同一もしくは異種の炭
素原子数1〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水
素基として具体的には、メチル基,エチル基,プロピル
基が挙げられる。R4は同一または異種の炭素原子数1
〜50の一価炭化水素基であり、具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル
基,トリル基,キシリル基等のアリール基が挙げられ
る。R5は水酸基または同一もしくは異種の炭素原子数
1〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基とし
て具体的には、メチル基,エチル基,プロピル基等のア
ルキル基;ビニル基,アリル基,ブテニル基等のアルケ
ニル基;フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリー
ル基が挙げられる。aおよびcは0〜1,000であ
り、bおよびdは1〜100であり、(c+d)は3〜
1,100である。このようなアミノ基含有オルガノポ
リシロキサンは、例えば、アミノ官能性シクロシロキサ
ンやオルガノシクロシロキサンを、末端封止剤として水
やヘキサアルキルジシロキサンを用いてアルカリ触媒下
で平衡重合させることにより合成することができる。
【0010】このような(A)成分のアミノ基含有オル
ガノポリシロキサンの具体例としては、次式のようなオ
ルガノポリシロキサンが挙げられる。
ガノポリシロキサンの具体例としては、次式のようなオ
ルガノポリシロキサンが挙げられる。
【化19】
【化20】
【化21】
【0011】本発明に使用される(B)成分のカルボン
酸は一般式:R3COOHで示される。式中、R3は炭素
原子数2〜50の一価不飽和炭化水素基であり、具体的
には、ビニル基,アリル基,ブテニル基,ヘプタデセニ
ル基,ヘプタデセジエニル基が挙げられる。このような
カルボン酸の具体例としては、アクリル酸,メタクリル
酸,オレイン酸,リノール酸,リノレン酸,リシノール
酸が挙げられる。また、本成分として、乾性油を加水分
解して得られた乾性油脂肪酸をそのまま使用することも
できる。このような乾性油脂肪酸としては、例えば、大
豆油脂肪酸,脱水ヒマシ油脂肪酸,トール油脂肪酸,亜
麻仁油脂肪酸,桐油脂肪酸が挙げられる。これらの中で
も、本発明のイミダゾリニル基含有オルガノポリシロキ
サンを室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化
表面改質用添加剤として用いる場合には、乾性油脂肪酸
を用いるのが好ましい。
酸は一般式:R3COOHで示される。式中、R3は炭素
原子数2〜50の一価不飽和炭化水素基であり、具体的
には、ビニル基,アリル基,ブテニル基,ヘプタデセニ
ル基,ヘプタデセジエニル基が挙げられる。このような
カルボン酸の具体例としては、アクリル酸,メタクリル
酸,オレイン酸,リノール酸,リノレン酸,リシノール
酸が挙げられる。また、本成分として、乾性油を加水分
解して得られた乾性油脂肪酸をそのまま使用することも
できる。このような乾性油脂肪酸としては、例えば、大
豆油脂肪酸,脱水ヒマシ油脂肪酸,トール油脂肪酸,亜
麻仁油脂肪酸,桐油脂肪酸が挙げられる。これらの中で
も、本発明のイミダゾリニル基含有オルガノポリシロキ
サンを室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化
表面改質用添加剤として用いる場合には、乾性油脂肪酸
を用いるのが好ましい。
【0012】本発明のイミダゾリニル基含有オルガノポ
リシロキサンは、上記(A)成分と(B)成分を脱水反
応させることによって製造できる。直鎖状のイミダゾリ
ニル基含有オルガノポリシロキサンを製造する場合に
は、(A)成分として直鎖状のアミノ基含有オルガノポ
リシロキサンを使用する。また、環状のイミダゾリニル
基含有オルガノポリシロキサンを製造する場合には、
(A)成分として環状のアミノ基含有オルガノポリシロ
キサンを使用する。本発明の製造方法において、(A)
成分と(B)成分の配合割合は特に限定されないが、
(A)成分中のアミノ基1モルに対して、(B)成分が
0.5モルであることが好ましい。これは、(A)成分
中のアミノ基1モルに対して(B)成分が0.5モル未
満であると未反応の(A)成分が残留し、また、0.5
モルを越えると未反応の(B)成分が残留するためであ
る。
リシロキサンは、上記(A)成分と(B)成分を脱水反
応させることによって製造できる。直鎖状のイミダゾリ
ニル基含有オルガノポリシロキサンを製造する場合に
は、(A)成分として直鎖状のアミノ基含有オルガノポ
リシロキサンを使用する。また、環状のイミダゾリニル
基含有オルガノポリシロキサンを製造する場合には、
(A)成分として環状のアミノ基含有オルガノポリシロ
キサンを使用する。本発明の製造方法において、(A)
成分と(B)成分の配合割合は特に限定されないが、
(A)成分中のアミノ基1モルに対して、(B)成分が
0.5モルであることが好ましい。これは、(A)成分
中のアミノ基1モルに対して(B)成分が0.5モル未
満であると未反応の(A)成分が残留し、また、0.5
モルを越えると未反応の(B)成分が残留するためであ
る。
【0013】本発明の製造方法において、その反応温度
は100℃〜300℃の範囲であることが好ましく、さ
らに好ましくは150〜250℃の範囲である。これ
は、反応温度が100℃未満であると脱水反応が完結し
ないため本発明のイミダゾリニル基含有オルガノポリシ
ロキサンが得られず、また、300℃を越えると好まし
くない副反応が起こる可能性があるためである。また、
本発明の製造方法において有機溶剤や脱水試薬を使用す
ることは、本発明の目的を損なわない限り差し支えな
い。有機溶剤としては共沸脱水用として既知のトルエン
やキシレンが望ましく、その量は反応温度が上記の範囲
になるような量であればよい。脱水試薬としては、例え
ば、モレキュラーシーブスやジシクロヘキシルカルボジ
イミドが挙げられる。
は100℃〜300℃の範囲であることが好ましく、さ
らに好ましくは150〜250℃の範囲である。これ
は、反応温度が100℃未満であると脱水反応が完結し
ないため本発明のイミダゾリニル基含有オルガノポリシ
ロキサンが得られず、また、300℃を越えると好まし
くない副反応が起こる可能性があるためである。また、
本発明の製造方法において有機溶剤や脱水試薬を使用す
ることは、本発明の目的を損なわない限り差し支えな
い。有機溶剤としては共沸脱水用として既知のトルエン
やキシレンが望ましく、その量は反応温度が上記の範囲
になるような量であればよい。脱水試薬としては、例え
ば、モレキュラーシーブスやジシクロヘキシルカルボジ
イミドが挙げられる。
【0014】以上のような本発明のイミダゾリニル基含
有オルガノポリシロキサンは、オルガノポリシロキサン
と相溶性を有するので、例えば、室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物の物理特性改質用添加剤、特に硬化
表面改質用添加剤として有用である。
有オルガノポリシロキサンは、オルガノポリシロキサン
と相溶性を有するので、例えば、室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物の物理特性改質用添加剤、特に硬化
表面改質用添加剤として有用である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0016】
【実施例1】窒素気流下、攪拌器,還流管をつけた水分
定量管,温度計を備えた1リットルセパラブルフラスコ
に、式:
定量管,温度計を備えた1リットルセパラブルフラスコ
に、式:
【化22】 で示される直鎖状のアミノ基含有オルガノポリシロキサ
ン249.9グラム(NHとしてのアミノ価は0.89%
である。)およびキシレン37.1グラムを入れて攪拌
した後、160℃で加熱還流して混合物を生成した。一
方、リノール酸,オレイン酸,リシノール酸およびステ
アリン酸の混合脂肪酸[KFトレーディング社製;商品
名ハイジエン;中和価198.3]20.7グラムを滴下
ロートに秤量して、これを1リットルセパラブルフラス
コに備え付けた。そしてこの混合脂肪酸を、上記の混合
物に160℃で1.3時間かけて滴下した。滴下終了
後、160〜179℃で4.6時間攪拌して脱水反応さ
せた。このとき水分定量管に留出した水の量は2.0m
lであった。このようにして得られた反応混合物を室温
まで冷却した後、ろ過助剤[昭和化学工業(株)製;商品
名ラジオライト900]20グラムおよびトルエン14
6.3グラムを加えて30分間攪拌し、次いで滅菌ろ過
を行った。ろ過終了後、ろ液中の溶剤を70℃/30m
mHgで1時間ストリッピングし、さらに72℃/8m
mHg〜80℃/10mmHgで4時間ストリッピング
して、次式で示される直鎖状のイミダゾリニル基含有オ
ルガノポリシロキサン238.9グラムを得た。
ン249.9グラム(NHとしてのアミノ価は0.89%
である。)およびキシレン37.1グラムを入れて攪拌
した後、160℃で加熱還流して混合物を生成した。一
方、リノール酸,オレイン酸,リシノール酸およびステ
アリン酸の混合脂肪酸[KFトレーディング社製;商品
名ハイジエン;中和価198.3]20.7グラムを滴下
ロートに秤量して、これを1リットルセパラブルフラス
コに備え付けた。そしてこの混合脂肪酸を、上記の混合
物に160℃で1.3時間かけて滴下した。滴下終了
後、160〜179℃で4.6時間攪拌して脱水反応さ
せた。このとき水分定量管に留出した水の量は2.0m
lであった。このようにして得られた反応混合物を室温
まで冷却した後、ろ過助剤[昭和化学工業(株)製;商品
名ラジオライト900]20グラムおよびトルエン14
6.3グラムを加えて30分間攪拌し、次いで滅菌ろ過
を行った。ろ過終了後、ろ液中の溶剤を70℃/30m
mHgで1時間ストリッピングし、さらに72℃/8m
mHg〜80℃/10mmHgで4時間ストリッピング
して、次式で示される直鎖状のイミダゾリニル基含有オ
ルガノポリシロキサン238.9グラムを得た。
【化23】 得られたオルガノポリシロキサンを13C−核磁気共鳴分
析(以下、13C−NMR)により分析したところ、16
7.1ppmにイミダゾリン中のイミノ基炭素のシグナ
ルが確認された。また、得られたオルガノポリシロキサ
ンの赤外線吸収スペクトルを測定したところ、1620
cm-1にイミノ基のシグナルが確認された。
析(以下、13C−NMR)により分析したところ、16
7.1ppmにイミダゾリン中のイミノ基炭素のシグナ
ルが確認された。また、得られたオルガノポリシロキサ
ンの赤外線吸収スペクトルを測定したところ、1620
cm-1にイミノ基のシグナルが確認された。
【0017】
【実施例2】窒素気流下、攪拌器,還流管をつけた水分
定量管,温度計を備えた0.5リットルセパラブルフラ
スコに、式:
定量管,温度計を備えた0.5リットルセパラブルフラ
スコに、式:
【化24】 で示される直鎖状のアミノ基含有オルガノポリシロキサ
ン11.6グラム(NHとしてのアミノ価は0.89%で
ある。)、大豆油脂肪酸1.68グラムおよびキシレン
1グラムを入れて攪拌した後、144〜155℃で3時
間加熱還流して脱水反応させた。このとき水分定量管に
留出した水の量は0.1mlであった。このようにして
得られた反応混合物を室温まで冷却した後、ろ過助剤
[昭和化学工業(株)製;商品名ラジオライト900]5
グラムおよびトルエン10グラムを加えて30分間攪拌
し、次いで滅菌ろ過を行った。ろ過終了後、ろ液中の溶
剤を70℃/30mmHgで1時間ストリッピングし、
さらに72℃/8mmHg〜80℃/10mmHgで2
時間ストリッピングして、次式で示される直鎖状のイミ
ダゾリニル基含有オルガノポリシロキサン11.1グラ
ムを得た。
ン11.6グラム(NHとしてのアミノ価は0.89%で
ある。)、大豆油脂肪酸1.68グラムおよびキシレン
1グラムを入れて攪拌した後、144〜155℃で3時
間加熱還流して脱水反応させた。このとき水分定量管に
留出した水の量は0.1mlであった。このようにして
得られた反応混合物を室温まで冷却した後、ろ過助剤
[昭和化学工業(株)製;商品名ラジオライト900]5
グラムおよびトルエン10グラムを加えて30分間攪拌
し、次いで滅菌ろ過を行った。ろ過終了後、ろ液中の溶
剤を70℃/30mmHgで1時間ストリッピングし、
さらに72℃/8mmHg〜80℃/10mmHgで2
時間ストリッピングして、次式で示される直鎖状のイミ
ダゾリニル基含有オルガノポリシロキサン11.1グラ
ムを得た。
【化25】 得られたオルガノポリシロキサンを13C−NMRにより
分析したところ、168ppmにイミダゾリン中のイミ
ノ基炭素のシグナルが確認された。
分析したところ、168ppmにイミダゾリン中のイミ
ノ基炭素のシグナルが確認された。
【0018】
【実施例3】窒素気流下、攪拌器,還流管をつけた水分
定量管,温度計を備えた0.3リットルセパラブルフラ
スコに、式:
定量管,温度計を備えた0.3リットルセパラブルフラ
スコに、式:
【化26】 で示される環状のアミノ基含有オルガノポリシロキサン
103.8グラム(NHとしてのアミノ価は18.2%で
ある。)およびキシレン41.5グラムを入れて攪拌し
た後、145℃で加熱還流して混合物を生成した。一
方、リノール酸,オレイン酸,リシノール酸およびステ
アリン酸の混合脂肪酸[KFトレーディング社製;商品
名ハイジエン;中和価198.3]140.9グラムを滴
下ロートに秤量して、これを0.3リットルセパラブル
フラスコに備え付けた。そしてこの混合脂肪酸を、上記
の混合物に145〜154℃で2.2時間かけて滴下し
た。滴下終了後、154〜190℃で5.3時間攪拌し
て脱水反応させた。このとき水分定量管に留出した水の
量は18.0mlであった。このようにして得られた反
応混合物を室温まで冷却した後、ろ過助剤[昭和化学工
業(株)製;商品名ラジオライト900]20グラムおよ
びトルエン122.8グラムを加えて30分間攪拌し、
次いで滅菌ろ過を行った。ろ過終了後、ろ液中の溶剤を
70℃/30mmHgで1.5時間ストリッピングし、
さらに70℃/8mmHg〜80℃/10mmHgで4
時間ストリッピングして、次式で示される環状のイミダ
ゾリニル基含有オルガノポリシロキサン207.1グラ
ムを得た。
103.8グラム(NHとしてのアミノ価は18.2%で
ある。)およびキシレン41.5グラムを入れて攪拌し
た後、145℃で加熱還流して混合物を生成した。一
方、リノール酸,オレイン酸,リシノール酸およびステ
アリン酸の混合脂肪酸[KFトレーディング社製;商品
名ハイジエン;中和価198.3]140.9グラムを滴
下ロートに秤量して、これを0.3リットルセパラブル
フラスコに備え付けた。そしてこの混合脂肪酸を、上記
の混合物に145〜154℃で2.2時間かけて滴下し
た。滴下終了後、154〜190℃で5.3時間攪拌し
て脱水反応させた。このとき水分定量管に留出した水の
量は18.0mlであった。このようにして得られた反
応混合物を室温まで冷却した後、ろ過助剤[昭和化学工
業(株)製;商品名ラジオライト900]20グラムおよ
びトルエン122.8グラムを加えて30分間攪拌し、
次いで滅菌ろ過を行った。ろ過終了後、ろ液中の溶剤を
70℃/30mmHgで1.5時間ストリッピングし、
さらに70℃/8mmHg〜80℃/10mmHgで4
時間ストリッピングして、次式で示される環状のイミダ
ゾリニル基含有オルガノポリシロキサン207.1グラ
ムを得た。
【化27】 得られたオルガノポリシロキサンを13C−NMRにより
分析したところ、166.1ppmにイミダゾリン中の
イミノ基炭素のシグナルが確認された。
分析したところ、166.1ppmにイミダゾリン中の
イミノ基炭素のシグナルが確認された。
【0019】
【応用例1】実施例1で得られたイミダゾリニル基含有
オルガノポリシロキサン15グラム,25℃における粘
度が18,000センチポイズであるα,ω−ジヒドロキ
シポリジメチルシロキサン85グラム,沈降炭酸カルシ
ウム100グラム,ジブチルスズオクトエート0.3グ
ラム,メチルトリオキシムシランとメチルトリス(メチ
ルエチルケトオキシム)シランの混合物16.3gおよ
び界面活性剤1グラムを均一に混合して、室温硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物を調製した。得られたオル
ガノポリシロキサン組成物を、白色セラミックボード2
枚をつき合わせた幅20mm、深さ10mmの目地に充
填して、25℃で5日間硬化させてテストパネルを作製
した。このテストパネルを目地を上側にして75度の傾
きで屋外に放置し、目地周辺のセラミックボード上の汚
れの発生状況を2カ月にわたって調べた。2ヶ月経過後
も、汚れの発生はほとんど見られなかった。また、上記
のようにして得られた室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を25℃で3ヶ月間放置してその外観を観察し
たが、分離や沈降は見られなかった。比較のために、上
記において実施例1で得られたイミダゾリニル基含有オ
ルガノポリシロキサン15gを混合しなかった以外は上
記と同様にして、室温硬化性オルガノポリシロキサン組
成物を調製した。得られたオルガノポリシロキサン組成
物の硬化後の特性を上記と同様にして測定したところ、
1週間後にセラミックボード上に汚れの発生が認められ
た。
オルガノポリシロキサン15グラム,25℃における粘
度が18,000センチポイズであるα,ω−ジヒドロキ
シポリジメチルシロキサン85グラム,沈降炭酸カルシ
ウム100グラム,ジブチルスズオクトエート0.3グ
ラム,メチルトリオキシムシランとメチルトリス(メチ
ルエチルケトオキシム)シランの混合物16.3gおよ
び界面活性剤1グラムを均一に混合して、室温硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物を調製した。得られたオル
ガノポリシロキサン組成物を、白色セラミックボード2
枚をつき合わせた幅20mm、深さ10mmの目地に充
填して、25℃で5日間硬化させてテストパネルを作製
した。このテストパネルを目地を上側にして75度の傾
きで屋外に放置し、目地周辺のセラミックボード上の汚
れの発生状況を2カ月にわたって調べた。2ヶ月経過後
も、汚れの発生はほとんど見られなかった。また、上記
のようにして得られた室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を25℃で3ヶ月間放置してその外観を観察し
たが、分離や沈降は見られなかった。比較のために、上
記において実施例1で得られたイミダゾリニル基含有オ
ルガノポリシロキサン15gを混合しなかった以外は上
記と同様にして、室温硬化性オルガノポリシロキサン組
成物を調製した。得られたオルガノポリシロキサン組成
物の硬化後の特性を上記と同様にして測定したところ、
1週間後にセラミックボード上に汚れの発生が認められ
た。
【0020】
【発明の効果】本発明のイミダゾリニル基含有オルガノ
ポリシロキサンは新規な化合物であり、本発明の製造方
法はこのイミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサン
を効率よく製造できるという特徴を有する。
ポリシロキサンは新規な化合物であり、本発明の製造方
法はこのイミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサン
を効率よく製造できるという特徴を有する。
【図1】 図1は実施例1で得られたイミダゾリニル基
含有オルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトルチ
ャートである。
含有オルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトルチ
ャートである。
【図2】 図2は実施例1で得られたイミダゾリニル基
含有オルガノポリシロキサンの13C−核磁気共鳴スペク
トルチャートである。
含有オルガノポリシロキサンの13C−核磁気共鳴スペク
トルチャートである。
【図3】 図3は実施例2で得られたイミダゾリニル基
含有オルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトルチ
ャートである。
含有オルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトルチ
ャートである。
【図4】 図4は実施例2で得られたイミダゾリニル基
含有オルガノポリシロキサンの13C−核磁気共鳴スペク
トルチャートである。
含有オルガノポリシロキサンの13C−核磁気共鳴スペク
トルチャートである。
【図5】 図5は実施例3で得られたイミダゾリニル基
含有オルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトルチ
ャートである。
含有オルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトルチ
ャートである。
【図6】 図6は実施例3で得られたイミダゾリニル基
含有オルガノポリシロキサンの13C−核磁気共鳴スペク
トルチャートである。
含有オルガノポリシロキサンの13C−核磁気共鳴スペク
トルチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基である。)で示され
るケイ素原子結合イミダゾリニル基を有し、シロキサン
単位の繰り返し数が1〜1,100であるイミダゾリニ
ル基含有オルガノポリシロキサン。 - 【請求項2】 一般式: 【化2】 {式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基であり、R4は同一
または異種の炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であ
り、R5は水酸基または同一もしくは異種の炭素原子数
1〜50の一価炭化水素基である。aは0〜1,000
であり、bは1〜100である。}で示される請求項1
記載のイミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサン。 - 【請求項3】 一般式: 【化3】 {式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
数2〜50の一価不飽和炭化水素基であり、R4は同一
または異種の炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であ
る。cは0〜1,000であり、dは1〜100であ
り、(c+d)は3〜1,100である。}で示される請
求項1記載のイミダゾリニル基含有オルガノポリシロキ
サン。 - 【請求項4】 (A)一般式: 【化4】 {式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R4は同一また
は異種の炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であり、
R5は水酸基または同一もしくは異種の炭素原子数1〜
50の一価炭化水素基である。aは0〜1,000であ
り、bは1〜100である。}で示されるアミノ基含有
オルガノポリシロキサン、または一般式: 【化5】 {式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原
子数1〜50の一価炭化水素基であり、R4は同一また
は異種の炭素原子数1〜50の一価炭化水素基である。
cは0〜1,000であり、dは1〜100であり、(c
+d)は3〜1,100である。}で示されるアミノ基含
有オルガノポリシロキサンと、(B)一般式:R3CO
OH(式中、R3は炭素原子数2〜50の一価不飽和炭
化水素基である。)で示されるカルボン酸を脱水反応さ
せることを特徴とする、請求項2または請求項3記載の
イミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサンの製造方
法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261954A JPH08104756A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | イミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 |
US08/535,393 US5580943A (en) | 1994-09-30 | 1995-09-28 | Imidazolinyl-functional organosiloxanes and method for preparation thereof |
EP95306899A EP0707029B1 (en) | 1994-09-30 | 1995-09-29 | Imidazolinyl-functional organo-siloxanes and method for preparation thereof |
DE69505480T DE69505480T2 (de) | 1994-09-30 | 1995-09-29 | Imidazolinylgruppen-enthaltende Polyorganosiloxane und Verfahren zu deren Herstellung |
TW084110230A TW344748B (en) | 1994-09-30 | 1995-09-30 | Imidazolinyl-functional organosiloxanes and method for preparation thereof |
KR1019950034046A KR960010724A (ko) | 1994-09-30 | 1995-09-30 | 이미다졸리닐 작용기 함유 오가노실록산 및 이의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261954A JPH08104756A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | イミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08104756A true JPH08104756A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17368974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261954A Pending JPH08104756A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | イミダゾリニル基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5580943A (ja) |
EP (1) | EP0707029B1 (ja) |
JP (1) | JPH08104756A (ja) |
KR (1) | KR960010724A (ja) |
DE (1) | DE69505480T2 (ja) |
TW (1) | TW344748B (ja) |
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KR100480666B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2005-04-06 | 한국화학연구원 | 기능기를 갖는 규소 화합물 및 이를 이용하여 무기 고체의표면을 개질하는 방법 |
US9422404B2 (en) * | 2013-03-13 | 2016-08-23 | Dow Corning Corporation | 2-aminoimidazole-functional silicone compositions and methods of making the same |
DE102013219046A1 (de) | 2013-09-23 | 2015-03-26 | Rudolf Gmbh | Polysiloxane mit quaternierten heterocyclischen Gruppen |
EP3154688B1 (de) * | 2014-06-16 | 2021-08-11 | Sika Technology AG | Vernetzungskatalysator mit siloxan-struktureinheiten |
EP3609604A1 (en) * | 2017-04-12 | 2020-02-19 | GE Oil & Gas, Inc. | Absorbent compositions including amino-siloxanes |
EP3684779B1 (en) * | 2017-09-22 | 2022-03-23 | 3M Innovative Properties Company | Cyclic siloxanes, compositions, methods, and articles |
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---|---|---|---|---|
US3373137A (en) * | 1962-05-18 | 1968-03-12 | Dow Corning | Nitrogen-containing organosilicon compounds and their preparation |
FR1467679A (fr) * | 1965-03-18 | 1967-01-27 | Dow Corning | Silicones contenant un groupe amide et leur procédé de préparation |
US3408361A (en) * | 1967-04-05 | 1968-10-29 | Hans S. Mannheimer | Methods for producing imidazolines and derivatives thereof |
DE2420851C2 (de) * | 1974-04-30 | 1982-05-19 | Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf | Verfahren zur Verbesserung der Haftung zwischen anorganischen, oxidischen und/oder metallischen Oberflächen und organischen Bindemitteln unter Verwendung von organofunktionellen Siliciumverbindungen |
IT1035489B (it) * | 1974-04-30 | 1979-10-20 | Dynamit Nobel Ag | Silani organo funzionali con struttura ad anello contenente azoto e procedimento per la loro produzione |
US4467063A (en) * | 1983-04-01 | 1984-08-21 | General Electric Company | One package, stable, moisture curable, alkoxy-terminated organopolysiloxane compositions |
US4507455A (en) * | 1984-05-11 | 1985-03-26 | Dow Corning Corporation | Silicones bearing acylated diaminohydrocarbyl radicals and method therefor |
US4604443A (en) * | 1985-04-30 | 1986-08-05 | Ppg Industries, Inc. | Partial hydrolyzates containing hydrolyzable moieties from organosilane compounds |
FR2603893B1 (fr) * | 1986-09-11 | 1988-12-09 | Rhone Poulenc Chimie | Composition diorganopolysiloxane durcissable en elastomere autoadherent |
DE3719086C1 (de) * | 1987-06-06 | 1988-10-27 | Goldschmidt Ag Th | Diquartaere Polysiloxane,deren Herstellung und Verwendung in kosmetischen Zubereitungen |
FR2621923A1 (fr) * | 1987-10-20 | 1989-04-21 | Rhone Poulenc Chimie | Composition organopolysiloxane a fonction cetiminoxy comportant un hydrogel comme agent de durcissement |
US5084577A (en) * | 1988-03-16 | 1992-01-28 | The Procter & Gamble Company | Volatile silicon compounds |
US4874868A (en) * | 1988-03-16 | 1989-10-17 | The Procter & Gamble Company | Volatile silicons |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261954A patent/JPH08104756A/ja active Pending
-
1995
- 1995-09-28 US US08/535,393 patent/US5580943A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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---|---|
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TW344748B (en) | 1998-11-11 |
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