JPH08100281A - 水洗台車および水洗槽 - Google Patents
水洗台車および水洗槽Info
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- JPH08100281A JPH08100281A JP23663694A JP23663694A JPH08100281A JP H08100281 A JPH08100281 A JP H08100281A JP 23663694 A JP23663694 A JP 23663694A JP 23663694 A JP23663694 A JP 23663694A JP H08100281 A JPH08100281 A JP H08100281A
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
槽まで搬送することによって、酸洗後の線材表面の錆発
生を防止する水洗台車と、水洗台車上に載置した吊り具
に結露した酸性の水滴を除去することによって、酸洗後
の線材表面の錆発生を防止する水洗槽とを提供する。 【構成】 水洗槽2上の水洗台車1に吊り具を載置する
ことにより吊り具に懸吊した線材3を水洗槽2に浸漬さ
せ、前記水洗台車1を水洗槽2に沿って 5〜20m/分の速
度で移動させる水洗台車である。また、前記水洗台車1
上に載置した吊り具の表面に結露した酸性の水滴を除去
するエアー噴出ノズル6を設けた水洗槽2である。
Description
おける酸洗後の錆発生を防止する水洗台車および水洗槽
に関するものである。
延後の線材に対して、三次の部品加工をし易くするため
に熱処理、酸洗、被膜処理、冷間伸線といった一連の処
理および加工が一般的に行われている。
備のレイアウトの都合上、例えば、図4に示すように、
装入側から処理槽Bが1〜5槽程度、移動台車Aを介し
て抽出側へ処理槽Bが6から10槽程度、二列に配置され
ているのが一般的である。この場合、装入側でCフック
に懸吊された線材は、クレーンで吊り上げられ1処理槽
に浸漬され処理され、次いで、移動して2処理槽に浸漬
される。このようにして、Cフックに懸吊された線材は
順次処理されて行く。例えば、4処理槽の酸洗槽で酸洗
された線材は、5処理槽の水洗槽で水洗したのち、水洗
槽から引き上げられ、移動台車Aで6の次処理槽へ搬送
される。この時、水洗した線材は6の次処理槽に浸漬す
るまでの搬送中に大気に触れることがある。このため、
酸洗により脱スケール・脱スマット直後の線材の表面が
酸化され錆びることがある。
℃程度に昇温されているため、塩酸のヒュームの発生が
激しく、Cフックの表面に結露して酸性の水滴が付着す
る。この酸性の水滴が水洗後の線材表面に滴下して錆を
発生させることがある。
工程において、上述したように設備レイアウトの都合
上、酸洗水洗直後の線材は、移動台車によって次処理槽
へ搬送される。この場合、酸洗槽で脱スケール・脱スマ
ットされ、水洗槽で水洗された線材表面が次処理槽へ浸
漬されるまでの搬送中に大気に触れること、およびCフ
ック表面の酸性の水滴が滴下することにより、線材表面
に錆を発生させる。
完全となり、冷間伸線時においてダイスの焼き付きや断
線が発生するというトラブルが生じることがある。ま
た、酸洗ずみ線材の表面が錆た場合、次工程の熱処理時
において線材表面が脱炭するというトラブルが生じるこ
とがある。
なされたもので、酸洗後の線材を水洗槽内を移動させて
次処理槽まで搬送することによって、酸洗後の線材表面
の錆発生を防止する水洗台車と、水洗台車上に載置した
吊り具に結露した酸性の水滴を除去することによって、
酸洗後の線材表面の錆発生を防止する水洗槽とを提供す
ることを目的とする。
の水洗台車に吊り具を載置することにより吊り具に懸吊
した線材を水洗槽に浸漬させ、前記水洗台車を水洗槽に
沿って 5〜20m/分の速度で移動させる水洗台車である。
面に結露した酸性の水滴を除去するエアー噴出装置を設
けた水洗槽である。
配設する。このことによって、酸洗槽から次処理槽へ線
材を搬送しながら水洗槽内での水洗が可能となる。すな
わち、酸洗後の線材を懸吊した吊り具を水洗台車上に載
置して、この線材を水洗槽に浸漬して、前記水洗台車を
水洗槽に沿って移動させる間に、線材を水洗する。これ
によって、酸洗槽から水洗槽、水洗槽から次処理槽への
搬送中に線材が大気に触れる機会は大幅に減少する。こ
のため、酸洗後の線材表面に発生する錆が防止される。
た理由は下記のとおりである。移動速度が20m/分を超え
ると停止精度の問題、あるいは機械的に大きな構造とな
るためであり、また、移動速度を 5m/分以上にしたのは
生産性を考慮してのことである。したがって、水洗槽の
長さは上記移動速度で水洗台車が移動する間に十分水洗
可能な長さにする必要がある。
に結露した酸性の水滴を除去するエアー噴出装置を設け
る。すなわち、水洗台車が移動する間にエアー噴出装置
からエアーを噴出させ、水洗台車上に載置した吊り具に
結露した酸性の水滴を除去する。これによって、吊り具
表面に結露した酸性水滴の滴下によって発生する線材表
面の錆は防止される。
する。図1は本発明の水洗台車と水洗槽の関係を示す図
で、図1(a) は平面図で、(b) は正面図で、(c) は側面
図である。水洗台車1は水洗槽2の両側のレール5上を
水洗槽2に沿って移動可能に配設され、水洗台車1には
線材3を懸吊させるCフック4が載置してある。水洗時
は、Cフック4に酸洗後の線材3を懸吊させ、水洗槽2
内の水洗用水8に浸漬して、水洗台車1を酸洗槽側から
次処理槽へ移動させながら線材3を水洗する。なお、水
洗用水8の水質は、できるだけ中性が良く、pH値で 6〜
8 で管理した。
出装置と水洗台車1との関係を示す図で、水洗台車1に
はCフック4が載置してあり、Cフック4には線材3が
懸吊され水洗槽2内の水洗用水8に浸漬されている。水
洗槽2には、Cフック4の上部部材を上下から囲むよう
にエアー噴出ノズル6が配設されている。エアー噴出ノ
ズル6にはエアータンク(図示せず)からエアーを供給
するエアーパイプ7が接続されている。
部を一方から移動して来て、Cフック4の上部部材表面
に結露した酸性の水滴をエアー噴出ノズル6からのエア
ーで飛散除去している状態を示している。図3は断面図
でエアー噴出ノズル6とエアーパイプ7は、水洗台車1
の移動に支障のないように配設されている。
材重量および鋼種に合わせて水洗台車の移動速度を 5〜
20m/分の間で調整し、約 1〜2 分間の水洗を行った。こ
のようにして、酸洗水洗後の線材が大気に触れることな
く、次処理槽まで搬送されることになり、線材表面に発
生していた錆が防止されるようになった。また、水洗台
車の移動中にCフックの上部部材表面に結露した酸性の
水滴をエアー噴出ノズルからのエアーで除去することに
よって、酸性の水滴の滴下による線材の錆は防止するこ
とができた。
本発明によれば、酸洗後の線材を水洗しながら次処理槽
へ搬送するため、水洗後の線材は大気に触れることがな
くなり、また、吊り具の表面に結露した酸性の水滴を除
去するため、水滴の滴下がなくなり、酸洗水洗後の線材
に発生していた錆を防止することができる。このため、
次工程での被膜処理が完全となり、伸線時のダイスの焼
き付きや断線、熱処理時の線材表面の脱炭などのトラブ
ルがなくなった。
(a) は平面図で、(b) は正面図で、(c) は側面図であ
る。
台車との関係を示す正面図である。
台車との関係を示す断面図である。
置例を示す図である。
5…レール、6…エアー噴出ノズル、7…エアーパイ
プ、8…水洗用水、A…移動台車、B…処理槽。
Claims (2)
- 【請求項1】 水洗槽上の水洗台車に吊り具を載置する
ことにより吊り具に懸吊した線材を水洗槽に浸漬させ、
前記水洗台車を水洗槽に沿って 5〜20m/分の速度で移動
させることを特徴とする水洗台車。 - 【請求項2】 前記水洗台車上に載置した吊り具の表面
に結露した酸性の水滴を除去するエアー噴出装置を設け
たことを特徴とする水洗槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23663694A JP3194409B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 水洗台車および水洗槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23663694A JP3194409B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 水洗台車および水洗槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100281A true JPH08100281A (ja) | 1996-04-16 |
JP3194409B2 JP3194409B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=17003568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23663694A Expired - Lifetime JP3194409B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 水洗台車および水洗槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3194409B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23663694A patent/JP3194409B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3194409B2 (ja) | 2001-07-30 |
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