JPH0799650A - 画像信号再生装置 - Google Patents

画像信号再生装置

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JPH0799650A
JPH0799650A JP5241495A JP24149593A JPH0799650A JP H0799650 A JPH0799650 A JP H0799650A JP 5241495 A JP5241495 A JP 5241495A JP 24149593 A JP24149593 A JP 24149593A JP H0799650 A JPH0799650 A JP H0799650A
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JP
Japan
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block
motion vector
circuit
data
image signal
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JP5241495A
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English (en)
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Mitsuhisa Araida
光央 新井田
Makoto Shimokooriyama
信 下郡山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 復号化不能ブロックが動きありの場合であっ
ても、視覚的に良好な画像を得ることが可能な画像信号
再生装置を提供する。 【構成】 画像信号再生装置は、画像信号を所定数の画
素ごとにブロック符号化したデータをブロック単位で復
号化し、画像信号を得る画像信号再生装置であって、前
記画像信号における動きベクトルを検出する検出手段
と、前記検出手段により検出された動きベクトルの出現
状態に基づいて前記ブロックの動きベクトルを推定する
推定手段と、前記推定手段により推定された前記ブロッ
クの動きベクトルに基づいて、前記復号化された画像信
号に信号処理を施す信号処理手段とを備えて構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロック符号化を用い
て圧縮した画像信号を復号化することにより画像信号を
得る画像信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号を高能率に圧縮符号
化する技術として、直交変換符号化方式が知られてい
る。これは、画像信号を所定の画素数毎にまとめてブロ
ック化した後、離散コサイン変換(DCT)等の直交変
換を行い、変換後の係数に対して量子化、エントロピー
符号化等を施すものである。
【0003】図12は、このようなブロック符号化及び
復号化を用いた画像記録再生装置としてのデジタルVT
Rの要部構成を示すブロック図である。ここで、図12
における画像信号の流れについて説明する。入力端子8
01よりデジタル化された画像データが入力し、ブロッ
ク化回路802によりm画素×n画素単位でブロック化
される。m×n画素単位でブロック化された画像データ
は、DCT回路803で直交変換され、空間領域から周
波数領域に変換される。周波数領域に変換されたデータ
は量子化回路804で量子化し、さらに可変長符号化回
路805で符号化することにより所望のデータ転送レー
トを得る。符号化されたデータは記録・再生系806に
て記録媒体に適したフォーマット化がなされた後、記録
媒体に記録される。
【0004】再生時は、記録・再生系806にて記録媒
体から再生されたデータは、後段の信号処理に適した形
式に変換した後、誤り訂正回路(以下、ECC回路)8
07により符号誤りの訂正が行われた後、可変長符号復
号化回路808で復号化される。復号化されたデータは
逆量子化回路809で逆量子化された後、逆DCT回路
810で逆DCTされ、周波数領域から空間領域のデー
タへ変換され、フレームメモリ811に書き込まれる。
フレームメモリ811に書き込まれた画像データは、モ
ニタ等のラスタースキャンに合わせて読みだされ、補間
回路812で誤り訂正不能データ(以下、復号化不能デ
ータ)の補間を行った後、出力端子813から出力さ
れ、モニタ等に表示される。
【0005】このような符号化方式ではブロック単位で
符号化がなされるため、符号化データに復号時の誤り訂
正で訂正不可能な誤りが発生した場合は、ブロック単位
で復号誤りが発生する。また可変長符号が用いられるこ
とが多いため、復号誤りが複数ブロックにわたって伝搬
し、大きな画質劣化となる。
【0006】このような誤りブロック(以下、エラーブ
ロック)を補間修整する手段として、従来より、第13
図に示すような前フレームの画像によってエラーブロッ
クを置き換えるフレーム間補間方式が知られている。図
13において、フレーム#NのブロックXが復号化不能
であった場合、前フレーム#N−1における画面上の同
一位置のブロックAの復号データによってブロックXの
データを置き換えることにより補間する。
【0007】また、エラーブロックを含む画像に動きが
ある場合に対して有効な補間方式としては、図14に示
すように、同一フィールド内の画素を用いて誤りブロッ
クを補間するフィールド内線形補間方式が知られてい
る。図14において、大文字A、B、Xは符号化ブロッ
クを表し、添え字1、2・・・付の小文字a、b、xは
各々符号化ブロックA、B、Xに含まれる再生画像信号
のラインを示す。添え字が奇数のライン(一点鎖線で示
す)は奇数フィールド、添え字が偶数のライン(点線で
示す)は偶数フィールドのラインである。説明のため、
符号化ブロックはフレーム内8×8画素(m=n=8)
で構成されているものとする。
【0008】ブロックXがエラーブロックで、画面上で
Xの上下に位置するブロックA、Bが復号化可能である
とする。復号化不能ブロックXのラインx1〜x8は、
上のブロックAの各フィールドの最下ラインa7、a8
と、下のブロックBの各フィールドの最上ラインb1、
b2によって、各々フィールド内線形補間した値によっ
て置き換えられる。
【0009】即ち、奇数フィールドにおいては、例え
ば、 x1=(4a7+b1)/5、x3=(3a7+2b
1)/5 x5=(2a7+3b1)/5、x7=(a7+4b
1)/5 となり、偶数フィールドにおいては、例えば、 x2=(4a8+b2)/5、x4=(3a8+2b
2)/5 x6=(2a8+3b2)/5、x8=(a8+4b
2)/5 となる。
【0010】このように、従来の画像信号再生装置にお
いては、エラーブロックの動きの状態を判定し、前述の
ような2通りの補間方法を切り換えることが行われてい
た。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら前記
従来例においては、エラーブロックに対する動き情報は
動きありまたは動きなしの2値であり、動きなしの場合
は鮮明な補間が行えるが、動きありの場合はフィールド
内線形補間処理を行うため画像の輪郭等を再現できずボ
ケた画像となり、視覚的に良好な補間が行えないといっ
た問題点があった。
【0012】前記課題を考慮して、本発明は、復号化不
能ブロックが動きありの場合であっても視覚的に良好な
画像を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】従来抱えている課題を解
決し、前記目的を達成するため、本発明は、画像信号を
所定数の画素ごとにブロック符号化したデータをブロッ
ク単位で復号化し、画像信号を得る画像信号再生装置で
あって、前記画像信号における動きベクトルを検出する
検出手段と、前記検出手段により検出された動きベクト
ルの出現状況に基づいて、前記ブロックの動きベクトル
を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された
前記ブロックの動きベクトルに基づいて、前記復号化さ
れた画像信号に信号処理を施す信号処理手段とを備えて
構成されている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施例としての画像信号再
生装置の構成を示すブロック図である。以下、図1にお
ける再生画像信号の処理について説明する。
【0016】図1において、磁気テープ等の記録媒体か
ら再生された画像信号は入力端子101から入力し、E
CC回路102に送られる。なお、ここでは説明のため
再生信号はフレーム単位で再生及び復号化が行われるこ
ととする。
【0017】そして、ECC回路102において再生信
号中の符号誤りの訂正を行い、データ分離回路104に
出力する。また、ECC回路102は符号誤りの訂正が
不能のデータについては、誤り訂正不能を示すエラーフ
ラグをエラー検出回路103に出力する。エラー検出回
路103は、このECC回路102からのエラーフラグ
に基づいて各画素ブロックが復号化可能か否かを示すブ
ロックエラーフラグを発生する。
【0018】データ分離回路104はECC回路102
からのデータを受けて、そのブロックの画面上での位置
等を示すブロックアドレスデータ及び画像データに分離
して、メモリ制御回路106及びブロック復号化回路1
05にそれぞれ出力する。ブロック復号化回路105
は、画素ブロック単位で画像データを復号化し、後述の
補間処理にかかる時間分の遅延時間を有する遅延回路1
07を介して、第1フィールドのデータを第2フィール
ドメモリ109に、第2フィールドのデータを第1フィ
ールドメモリ108に出力する。この際、メモリ制御回
路106はデータ分離回路104からのブロックアドレ
スデータに基づいて第1および第2フィールドメモリ1
07、108への各画素ブロックの復号画像データの書
き込みアドレスを決定する。
【0019】第3フィールドメモリ110には、補間を
行う画像(ここでは第2フィールドメモリ内の画像)の
1フィールド前の画像データが格納されている。また、
動きベクトル検出回路111は、第2および第3フィー
ルドメモリ109,110の画像データから、後述のよ
うに画素ブロック単位で、エラーブロックの周囲の画素
ブロックのフィールド間動きベクトルを検出し、補間回
路112に出力する。この動きベクトルの検出は、現フ
ィールドの画像データと前フィールドの画像データのマ
ッチングをとるマッチング法や輝度の時間的変化と空間
的濃度勾配の関係から動きベクトルを求める濃度勾配法
等、様々な検出方式を用いることができる。
【0020】補間回路112は、動きベクトル検出回路
111で検出したエラーブロックの周囲ブロックの動き
ベクトルを用いてエラーブロックの動きベクトルを推定
し、その後、推定したエラーブロックの動きベクトルを
用いて、第3フィールドメモリ110の画像データによ
り第2フィールドメモリ109に記憶されているエラー
ブロックのデータを書き換えることにより補間を行う。
【0021】このように第1フィールドの補間処理が終
了すると、第3フィールドメモリ110のデータを出力
端子113から外部機器に出力する。また、第2フィー
ルドメモリ109のデータを第3フィールドメモリ11
0に書き込み、第1フィールドメモリ108のデータを
第2フィールドメモリ109に書き込む。この時点で第
3フィールドメモリ110には補間処理の完了した第1
フィールドの画像データが、第2フィールドメモリ10
9には補間処理を行う前の第2フィールドのデータが記
憶されている。第2フィールドメモリ109内の画像デ
ータに復号化不能データがあった場合には、この第2フ
ィールドの画像データに対しても同様の補間処理を行っ
た後、第3フィールドメモリ110のデータを出力端子
113より出力し、また、第2フィールドメモリ109
のデータを第3フィールドメモリ110に書き込む。そ
して、次のフレームの画像データを第1および第2フィ
ールドメモリ108,109に書き込んで、順次補間処
理を行っていく。
【0022】次に、動きベクトル検出回路111につい
て、図2乃至図5を用いて説明する。図2は動きベクト
ル検出回路111の構成例を示すブロック図である。な
お、本実施例においては、動きベクトルの出現状況を示
すデータとして、相対ベクトルの出現頻度を用いること
にする。
【0023】図2において、第1の画像入力端子201
には、第2フィールドメモリ109からエラーブロック
の周辺の画素ブロックの画像データ(エラーブロックを
含む画像データ)が入力される。また第2画像入力端子
202には、第1の画像入力端子201に入力される画
像データに対して相関演算を行うための(サーチウィン
ド内)画像データが、第3フィールドメモリ110より
入力される。そして、減算回路204により、これらの
第1画像入力端子201に入力される画像データと第2
画像入力端子202に入力される画像データの各画素の
差分を算出し、絶対値演算回路205に出力する。絶対
値演算回路205は、減算回路204出力の絶対値をと
って積算回路206に出力する。なお、この絶対値回路
の出力を絶対値差分と呼ぶことにする。積算回路206
は、サーチウィンド内の所定の1画素ブロックに相当す
る絶対値差分を積算して、比較器207に出力する。こ
こで、積算回路206の出力は、サーチウィンド内の所
定の1画素ブロックの1フィールド間における相関値を
表している。比較器207は、予めROM208に記憶
されている所定の値の比較値と、積算回路206が出力
する相関値とを比較して、相関値が比較値よりも小さい
場合には相関があるとして書き込み許可の信号を、相関
値が比較値よりも大きい場合には相関がないとして書き
込み禁止の信号を、アドレスメモリ210に出力する。
【0024】一方、相対アドレス算出回路209には、
アドレス入力端子203を通じて、第1および第2の画
像入力端子201,202に入力される画素データの各
フィールドメモリにおけるアドレスが入力される。相対
アドレス算出回路209では、これら2つのアドレスの
差分から、画素単位の動きベクトルとして、第1画像入
力端子から入力されるエラーブロックの周辺の画素に対
する、第2画像入力端子から入力される1フィールド前
の画素の相対アドレスを算出する。この相対アドレスは
例えば、画面上の垂直方向と水平方向とに分割されて算
出される。
【0025】そして、前述のように比較器207が書き
込み許可信号をアドレスメモリ210に出力した場合に
は、この相対アドレスがアドレスメモリ210に記憶さ
れ、比較器207が書き込み禁止信号をアドレスメモリ
210に出力した場合には、相対アドレスはアドレスメ
モリ210に記憶されないようになっている。つまり、
動きベクトルを検出しようとする画素ブロックと相関が
ありそうなブロックとの相対アドレスがアドレスメモリ
210に記憶される。このように、アドレスメモリ21
0には比較器207が書き込み許可信号を出力する度ご
とに相対アドレスが記憶されるので、通常複数の相対ア
ドレスが記憶される。
【0026】統計演算回路211は、アドレスメモリ2
10に記憶された複数の相対アドレスの出現頻度を求
め、出現頻度が高い相対アドレスをアドレスメモリ21
0から出力する。これらの動作により出力端子212か
らは、出現頻度の高い相対アドレスが動きベクトルとし
て出力される。
【0027】図3は、図2における統計演算回路211
の一例を示すブロック図である。301は入力端子、3
02はマイクロコンピュータなどの中央演算処理回路
(CPU)、303〜306はそれぞれCPU302の
出力信号を計数するための第1〜第4のカウンタ、30
7は出力端子である。入力端子301は図2におけるア
ドレスメモリ210に接続されていて、アドレスメモリ
210に記憶されている複数の相対アドレスの値が入力
される。CPU302ではこれら複数のアドレス値を分
類して、分類ごとに前述の第1〜第4のカウンタ303
〜306をカウントアップさせる。CPU302は、す
べての相対アドレスに対しこの動作を行い、相対アドレ
スの出現頻度を算出する。その後、CPU302はこれ
らの出現頻度より、最も高い出現頻度の相対アドレスを
出力端子307からアドレスメモリ210に出力する。
【0028】図4は、図2に示した統計演算回路211
の動作を説明するための図である。横方向の直線は相対
アドレスの値を、A〜Dはそれぞれ相対アドレス値の範
囲を、閾値Th1〜Th3は相対アドレス値の範囲を区
切るための境界値をそれぞれ示す。これらの閾値はTh
1,Th2,Th3の順に大きくなっている。範囲A〜
Dはそれぞれ図3における第1〜第4のカウンタ303
〜306に対応しており、範囲Aの相対アドレスがCP
U302に入力された場合には第1カウンタ303がカ
ウントアップされ、範囲Bの相対アドレスがCPU30
2に入力された場合には第2カウンタ304がカウント
アップされ、範囲Cの相対アドレスがCPU302に入
力された場合には第3カウンタ305がカウントアップ
され、範囲Dの相対アドレスがCPU302に入力され
た場合には第4カウンタ306がカウントアップされ
る。このように所定の範囲のカウンタがカウントアップ
されるので、範囲A〜Dに該当する相対アドレスの出現
頻度が検出できる。この出現頻度を検出するための範囲
は、第3図におけるカウンタの数を増やすことによりさ
らに細かく設定することもできる。また第3図において
は、カウンタをCPU302の外部に配置しているが、
CPU302内部のレジスタなどを用いることにより、
CPU302内に配置することも可能である。
【0029】図5(a),(b)は統計演算回路211
により検出された相対アドレスの出現頻度の例を示す図
である。前述のように、アドレスメモリ210は、相対
ベクトルを水平方向と垂直方向とに分割して記憶してい
るので、出現頻度も水平・垂直の2方向に対して得られ
る。図5(a)は水平方向の出現頻度を、図5(b)は
垂直方向の出現頻度をそれぞれ示している。図5(a)
において、横軸は水平方向の相対アドレスを、縦軸は出
現頻度を示す。また、図5(b)において、横軸は垂直
方向の相対アドレスを、縦軸は出現頻度を示す。曲線3
51および352はそれぞれ水平方向の出現頻度曲線、
垂直方向の出現頻度曲線を示す。
【0030】図5に示すように、動きベクトル検出回路
111は、曲線351のような出現頻度分布が得られた
場合には、破線353で示す最大の出現頻度を有する相
対アドレスを水平方向の動きベクトルとして選択し、曲
線352のような出現頻度分布が得られた場合には、破
線354で示す最大の出現頻度を有する相対アドレスを
垂直方向の動きベクトルとして選択して出力する。この
ように、動きベクトル検出回路111は、複数の相対ベ
クトルから最も出現頻度の大きいものを動きベクトルを
選択して出力するようになっている。また、本実施例に
おいては、動きベクトルの出現状況を示すデータとして
相対ベクトルの出現頻度を用いたが、これに限るもので
はなく、例えば、動きベクトルの大きさ等の出現状況に
係るデータを用いることも可能である。
【0031】次に、図6乃至図8を用いて補間回路11
2の動作を説明する。図6は、本発明の補間回路112
の構成例を示すブロック図である。また、図7は図6の
補間回路の動作を説明するための図である。図7におけ
るA〜HおよびXの各正方形は1つの画素ブロックを示
し、図中の配置は1フィールドにおける画面上での配置
を示す。なお、本実施例においては画素ブロックXをエ
ラーブロックとし、ブロックXの動きベクトルを推定し
て補間を行う場合について説明する。
【0032】401は動きベクトルデータの入力端子で
あり、動きベクトル検出回路111より画素ブロック単
位で各ブロックの動きベクトルデータが入力される。4
02はブロックエラーフラグの入力端子であり、ブロッ
クエラー検出回路103より画素ブロック単位でブロッ
クエラーフラグが入力される。DL403〜DL418
は遅延回路であり、DL408、DL416はそれぞれ
図7中の画素ブロックFに対する動きベクトルデータ、
ブロックエラーフラグを同時に出力するように遅延時間
が設定されており、そのときにDL403,DL40
4,DL405,DL406,DL407,DL40
9,DL410はそれぞれ画素ブロックA,B,C,
D,E,G,Hに対する動きベクトルデータを、DL4
11,DL412,DL413,DL414,DL41
5,DL417,DL418はそれぞれ画素ブロック
A,B,C,D,E,G,Hに対するブロックエラーフ
ラグを出力するように遅延時間が設定されている。
【0033】判定回路419〜426にはそれぞれ画素
ブロックA,B,C,D,E,F,G,Hに対する動き
ベクトルデータとブロックエラーフラグが入力され、該
当画素ブロックが復号化可能であった場合はその画素ブ
ロックの動きベクトルデータを出力し、復号化不能であ
った場合はなにも出力しない。ベクトル合成回路427
には判定回路419〜426からの動きベクトルデータ
が入力され、そのベクトルデータの成分を水平・垂直の
各成分毎に加算することによってベクトルの合成を行
う。カウンタ回路428には、画素ブロックA,B,
C,D,E,F,G,Hに対するブロックエラーフラグ
が入力され、復号化可能であった画素ブロックの個数を
カウントする。429は乗算回路であり、ベクトル合成
回路427からの合成ベクトルデータが入力され、カウ
ンタ回路428でカウントした復号化可能であったブロ
ックの個数Kで割ることによってエラーブロックの周辺
のブロックの動きベクトルデータの平均を求める。この
出力をブロックXの動きベクトルデータとして読み出し
アドレス発生回路431に出力する。
【0034】DL430は遅延回路であり、乗算器42
9がブロックXに対する動きベクトルデータを出力して
いるときに、ブロックXに対するブロックエラーフラグ
を出力するように遅延時間が設定されている。読み出し
アドレス発生回路431にはブロックXに対する動きベ
クトルデータとブロックエラーフラグが入力される。ブ
ロックエラーフラグが復号化不能状態を示している場
合、動きベクトルデータより第3フィールドメモリ11
0の読み出しアドレスを決定し、出力端子432に出力
する。
【0035】次に、図8を用いて本実施例における補間
処理について説明する。図8において、前フィールドの
画像の三角形の領域501が動いている領域であり、現
フィールドの502の領域に移動してきたとする。50
3は現フィールド画像において欠落しているブロックX
である。
【0036】前述のように、周囲のブロックの動きベク
トルを用いてエラーブロック503の動きベクトルが決
定されると、読み出しアドレス発生回路431は図8中
の504に相当する領域のアドレスを発生して、出力端
子432に出力する。第3フィールドメモリ110はそ
の出力を受け該当アドレスから504の領域の画像デー
タを出力し、入力端子435にそのデータを出力する。
書き込みアドレス発生回路433にはエラーブロック5
03に対するエラーフラグが入力され、フラグが復号化
不能状態を示している場合、第2フィールドメモリ10
9においてエラーブロック503に該当する書き込みア
ドレスを発生し、出力端子434に出力する。画像デー
タ出力端子436は画像データ入力端子435からの補
間画像データを第2フィールドメモリ109に出力し、
書き込みアドレスで指定されたアドレスに画像データを
書き込むことによって補間処理を行う。
【0037】このようにして、動きベクトルを用いて補
間処理を行うことによって、動きがあるブロックに対し
てボケのない鮮明な補間を行うことができる。また、各
周囲ブロックの動きベクトルを検出する際に、各々のブ
ロックのサーチウィンド内における相対アドレス(動き
ベクトル)の出現頻度に基づいて動きベクトルを検出し
ているので、より可能性の高い動きベクトルを検出する
ことができる。
【0038】次に、図9を用いて本発明の第2の実施例
としての補間回路112の動作について説明する。な
お、図9において図4と同一または同様の作用を施すも
のについては同一の番号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0039】図9において、601〜608は選択回路
であり、判定回路419〜426から動きベクトルデー
タが入力された場合、その動きベクトルの大きさを求
め、所定の閾値と比較することにより動きの大きいベク
トルデータ(以下、大ベクトル)と動きの小さいベクト
ルデータ(以下、小ベクトル)に分類し、データの出力
先を選択する。各選択回路は、入力された動きベクトル
が大ベクトルと分類された場合、動きベクトルデータを
大ベクトル合成回路609に、また大ベクトルであるこ
とを示すフラグをカウンタ回路611にそれぞれ出力す
る。また、小ベクトルと分類された場合は、動きベクト
ルデータを小ベクトル合成回路610に、また小ベクト
ルであることを示すフラグをカウンタ回路612にそれ
ぞれ出力する。各選択回路に動きベクトルデータが入力
されない場合は何も出力しない。
【0040】609は大ベクトル合成回路であり、選択
回路601〜608より入力された大ベクトルデータを
水平・垂直の各成分毎に加算することによりベクトルの
合成を行う。610は小ベクトル合成回路であり、選択
回路601〜608より入力された小ベクトルデータを
水平・垂直の各成分毎に加算することによりベクトルの
合成を行う。611,612はカウンタ回路であり、6
11は大ベクトルの個数を、612は小ベクトルの個数
をカウントする。
【0041】613,614は乗算器であり、613は
大ベクトル合成回路609より入力される合成動きベク
トルデータをカウンタ回路611より入力される大ベク
トルの個数K1で割ることによって、大ベクトルの平均
ベクトルを求める。614は小ベクトル合成回路610
より入力される合成動きベクトルデータをカウンタ回路
612より入力される小ベクトルの個数K2で割ること
によって、小ベクトルの平均ベクトルを求める。
【0042】615は比較器であり、カウンタ回路61
1,612の出力K1,K2の大小を比較する。616
は選択スイッチであり、乗算器613,614から大ベ
クトル,小ベクトルそれぞれの平均ベクトルが入力さ
れ、比較器615の出力によって制御される。K1>K
2の場合は大ベクトルの平均ベクトルが、K1≦K2の
場合は小ベクトルの平均ベクトルが選択され、この選択
された平均ベクトルを図7におけるブロックXの動きベ
クトルデータとして読み出しアドレス発生回路431に
出力する。以降の動作は、前述の第1の実施例と同様で
ある。
【0043】図10は、本実施例における動きベクトル
検出回路を示すブロック図である。図10において、図
2に示す動きベクトル検出回路と同様の動作をするもの
については同一符号を付してある。図10において、2
13はアドレスメモリ210に記憶されている相対アド
レスの統計処理を行うとともに動きベクトルとして出現
頻度の最大となる相対アドレスを出力するためのCPU
である。また、CPU213は、比較器207内の比較
値を、アドレスメモリ210に記憶された相対ベクトル
の個数に基づいて変更することにより、後述の出現頻度
の補間演算に用いる相対アドレスが適性にアドレスメモ
リ210に記憶されるように制御している。
【0044】本実施例においては、前述の相対ベクトル
の統計演算をCPU213により行うことによりアドレ
スメモリに記憶されている相対メモリの数が少ない場合
でも動きベクトルを検出可能にしている。以下、このC
PU213の動作について図11を用いて説明する。図
11において、横軸は水平方向の相対アドレスを、縦軸
は出現頻度を示す。aからdはそれぞれ統計処理を行っ
て出現頻度が得られた測定点を示し、曲線751は補間
演算によって得られた出現頻度分布を示す。CPU21
3はアドレスメモリ210に記憶されている相対アドレ
スの数をその相対アドレスにつき積算して、aからdの
測定された出現頻度を算出する。その後、CPU213
はスプライン補間や最小二乗補間、ラグランジェの補間
などの補間法を用いて、前述の出現頻度分布751を求
め、外出現頻度分布751が最大となる相対アドレス7
52を動きベクトルとして出力する。
【0045】このように、本実施例によれば、エラーブ
ロックの動きベクトル推定時に、使用する周囲ブロック
動きベクトルデータをその大きさに応じて適応的に選択
することにより、動きベクトル推定の際の精度を向上す
ることが可能になる。また、相対アドレスの出現頻度に
ついて補間演算を行っているので、相対アドレスの測定
点が少ない場合でも出現頻度が最大となる相対アドレス
を動きベクトルとして検出できる。
【0046】また、前述の実施例においては、エラーブ
ロックの補間を行うのに動きベクトルを使ったフィール
ド間補間のみを用いたが、動きベクトルと共にエラーブ
ロックの動きのあり・なしを推定し、これを用いること
により前述の従来例で説明したフレーム間補間・フィー
ルド内線形補間を適応的に切りかえる構成にすれば、よ
り細かな補間画像の制御を行うことができ、画質の向上
につながる。
【0047】なお、前述の2つの実施例のいずれにおい
ても、検出した各ブロックの動きベクトルをエラーブロ
ックの動きベクトルを推定するために使用しているが、
これに限らず、復号化された信号に対して、動きベクト
ルを用いてさまざまな信号処理を施すことができるのは
言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、動
きベクトルの出現状況に基づいて各ブロックの動きベク
トルを推定しているので、動きベクトル推定の際の精度
を向上することができ、この動きベクトルを用いてさま
ざまな信号処理を復号化信号に対して施すことが可能で
ある。
【0049】また、本発明によれば、復号化不能ブロッ
クの動きベクトルを推定する際に、復号化不能ブロック
の周囲ブロックの動きベクトルを用いているので、より
高精度に復号化不能ブロックの動きベクトルを推定可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置における動きベクトル検出
回路の構成を示すブロック図である。
【図3】動きベクトル検出回路における統計演算回路の
構成を示すブロック図である。
【図4】統計演算回路の動作を説明するための図であ
る。
【図5】統計演算回路の動作を説明するための図であ
る。
【図6】図1の画像処理装置における補間回路の構成を
示すブロック図である。
【図7】補間回路の動作を説明するための図である。
【図8】補間回路の動作を説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施例としての補間回路の構成
を示すブロック図である。
【図10】動きベクトル検出回路の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図11】図10の動きベクトル検出回路の動作を説明
するための図である。
【図12】デジタルVTRの構成を示すブロック図であ
る。
【図13】フレーム間補間を説明するための図である。
【図14】フィールド内線形補間を説明するための図で
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を所定数の画素ごとにブロック
    符号化したデータをブロック単位で復号化し、画像信号
    を得る画像信号再生装置であって、 前記画像信号における動きベクトルを検出する検出手段
    と、 前記検出手段により検出された動きベクトルの出現状況
    に基づいて、前記ブロックの動きベクトルを推定する推
    定手段と、 前記推定手段により推定された前記ブロックの動きベク
    トルに基づいて、前記復号化された画像信号に信号処理
    を施す信号処理手段とを備えたことを特徴とする画像信
    号再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記推定手段は復号
    化不能ブロックの周囲ブロックの動きベクトルを推定
    し、前記推定手段により推定された前記復号化不能ブロ
    ックの周囲ブロックの動きベクトルに基づいて、前記復
    号化不能ブロックの動きベクトルを生成する生成手段を
    更に備えたことを特徴とする画像信号再生装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記生成手段によ
    り生成された復号化不能ブロックの動きベクトルに基づ
    いて、復号化不能ブロックの周囲ブロックから生成した
    補間データにより前記復号化不能ブロックのデータを補
    間する補間回路であることを特徴とする請求項2に記載
    の画像信号再生装置。
  4. 【請求項4】 画像信号を所定数の画素ごとにブロック
    符号化したデータをブロック単位で復号化し、画像信号
    を得る画像信号再生装置であって、 復号化不能ブロックの周囲ブロックの動きベクトルを検
    出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記周囲ブロックの動き
    ベクトルに基づいて、復号化不能ブロックの周囲ブロッ
    クの動きベクトルを推定する推定手段とを備えたことを
    特徴とする画像信号再生装置。
JP5241495A 1993-09-28 1993-09-28 画像信号再生装置 Withdrawn JPH0799650A (ja)

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DE69431226T DE69431226T2 (de) 1993-09-28 1994-09-27 Bildwiedergabegerät
EP94307039A EP0645933B1 (en) 1993-09-28 1994-09-27 Image reproducing apparatus
CN94117943A CN1064207C (zh) 1993-09-28 1994-09-28 图象重播装置
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