JPH0799031A - ゲッター分離方式のアンテナゲッター - Google Patents

ゲッター分離方式のアンテナゲッター

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Publication number
JPH0799031A
JPH0799031A JP26567393A JP26567393A JPH0799031A JP H0799031 A JPH0799031 A JP H0799031A JP 26567393 A JP26567393 A JP 26567393A JP 26567393 A JP26567393 A JP 26567393A JP H0799031 A JPH0799031 A JP H0799031A
Authority
JP
Japan
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getter
insulating member
antenna
holder
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP26567393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Suehiro
勉 末広
Yasushi Moriya
泰 森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26567393A priority Critical patent/JPH0799031A/ja
Publication of JPH0799031A publication Critical patent/JPH0799031A/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アンテナゲッターの組立工程において絶縁部材
の割れといった不良が発生することを防止でき、しかも
アンテナゲッターの組立精度が高く、更には構成部品点
数を削減できるゲッター分離方式のアンテナゲッターを
提供する。 【構成】ゲッター分離方式のアンテナゲッターは、絶縁
部材20、一端がコンバージェンスプレート40に取り
付けられ他端が絶縁部材20に取り付けられたホルダー
14、及び一端にゲッター10が取り付けられ他端が絶
縁部材20に取り付けられたゲッタースプリング12か
ら成る。そして、絶縁部材20は2ヶ所にメタライズ部
分22を有し、絶縁部材20の一方のメタライズ部分2
2にロウ付け法にてホルダー14の他端が取り付けら
れ、絶縁部材20の他方のメタライズ部分22にロウ付
け法にてゲッタースプリング12の他端が取り付けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管内に配置さ
れ、ゲッター分離方式のアンテナゲッターに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の陰極線管においては、図7に示す
ように、陰極線管のファンネル部42内面からネック部
44の内面の一部に亙って高圧が印加される内部導電膜
46が形成されており、アノードボタン(図示せず)か
ら内部導電膜46を介して電子銃のグリッド48に高圧
が供給される。この内部導電膜は、放電電流を制御する
ための抵抗体層としても機能する。尚、50はビーディ
ングガラスである。
【0003】陰極線管の製造工程においては、ファンネ
ル部42の内部に置かれた金属バリウムから成るゲッタ
ー10を高周波を用いて飛ばし、管内の残留ガスを吸着
させて真空度を高めている。実開昭62−23052号
公報に開示された従来のゲッター分離方式のアンテナゲ
ッターを図7に示す。ゲッター10は、帯状金属板から
成るゲッタースプリング12の一端に取り付けられてい
る。ゲッタースプリング12の他端は、セラミックから
成る絶縁部材60にアルミニウムから成るリベット62
にて固定されている。絶縁部材60には、ホルダー14
の一端がアルミニウムから成るリベット62にて同様に
固定されている。ホルダー14の他端は、コンバージェ
ンスプレート40に取り付けられている。ゲッタースプ
リング12は、ファンネル部42に沿うように蛍光面側
に延在する。
【0004】絶縁部材60には、リベット62用の貫通
孔(図示せず)が2ヶ所設けられている。絶縁部材60
にはまた、ゲッタースプリング12及びホルダー14の
位置出し用の突起(図示せず)が計2ヶ所設けられてい
る。
【0005】ゲッター10が取り付けられたゲッタース
プリング12の一端は、内部導電膜46に接触してい
る。そのため、放電が発生したとき、アンテナゲッター
に放電電流が流れないように、電子銃とゲッタースプリ
ング12との間を絶縁する必要がある。この目的のため
に、絶縁部材60が配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造のゲッ
ター分離方式のアンテナゲッターにおいては、ゲッター
スプリング12及びホルダー14を絶縁部材60にリベ
ット62をかしめて固定する際、セラミックから成る絶
縁部材60に割れが生じるという問題がある。また、ア
ンテナゲッターが回転したり捻じたり、あるいは、がた
つき、アンテナゲッターの組立精度が低下し易いという
問題もある。更には、アンテナゲッターを構成する部品
点数も多い。
【0007】従って、本発明の目的は、アンテナゲッタ
ーの組立工程において絶縁部材の割れといった不良が発
生することを防止でき、しかもアンテナゲッターの組立
精度が高く、更には構成部品点数を削減できるゲッター
分離方式のアンテナゲッターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のゲッター分離方式のアンテナゲッターは、
絶縁部材、一端がコンバージェンスプレートに取り付け
られ他端が絶縁部材に取り付けられたホルダー、及び一
端にゲッターが取り付けられ他端が絶縁部材に取り付け
られたゲッタースプリングから成る。そして、絶縁部材
は2ヶ所にメタライズ部分を有し、絶縁部材の一方のメ
タライズ部分にロウ付け法にてホルダーの他端が取り付
けられ、絶縁部材の他方のメタライズ部分にロウ付け法
にてゲッタースプリングの他端が取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0009】絶縁部材はセラミックから成ることが好ま
しい。ホルダーの他端に延長部を設け、この延長部をゲ
ッタースプリングの他端の上方に延在させることができ
る。あるいは又、ゲッタースプリングの他端に延長部を
設け、この延長部をホルダーの他端の上方に延在させる
ことができる。
【0010】
【作用】本発明のゲッター分離方式のアンテナゲッター
においては、絶縁部材とホルダー及びゲッタースプリン
グとがロウ付け法にて固定されている。従って、ホルダ
ー及びゲッタースプリングを絶縁部材に取り付ける際、
セラミックから成る絶縁部材に割れが生じることを防止
できる。また、絶縁部材とホルダー及びゲッタースプリ
ングとが面接触状態にて固定されるので、アンテナゲッ
ターの組立精度を向上させることができるし、組み立て
られたアンテナゲッターは捻じれやがたつきが発生し難
い。更には、アンテナゲッターを構成する部品点数を削
減することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明のゲッター分離方式のアンテナゲッターを説明する。
【0012】本発明のゲッター分離方式のアンテナゲッ
ターを図1に模式的に示す。尚、図1において、図7に
示した部品と同じ部品には同一参照番号を付した。この
アンテナゲッターは、絶縁部材20、ゲッタースプリン
グ12及びホルダー14から構成されている。ゲッター
スプリング12の一端にはゲッター10が取り付けら
れ、他端は絶縁部材20に取り付けられている。また、
ホルダー14の一端はコンバージェンスプレート40に
取り付けられ、他端は絶縁部材20に取り付けられてい
る。ゲッタースプリング12及びホルダー14は、帯状
金属板、例えばステンレススチールから成る。ゲッター
スプリング12は、ファンネル部42に沿うように蛍光
面側に延在する。
【0013】組立前のアンテナゲッターの一部分を図2
に示す。また、図3に組立後のアンテナゲッターの一部
分の模式的な断面図を示す。アルミナセラミックから成
る絶縁部材20の2ヶ所にメタライズ部分22が形成さ
れている。このメタライズ部分22は、具体的には、絶
縁部材20の表面に仮止めされた銀ロウのシートから成
る。絶縁部材20に突起部24を形成し、ゲッタースプ
リング12の他端、及びホルダー14の他端に凹部12
A,14Aを設け、アンテナゲッターの組立の際、この
突起部24と凹部12A,14Aのそれぞれを係合させ
ることが、高い組立精度を得るために望ましい。但し、
組立治具を用いるならば、このような突起部24及び凹
部12A,14Aは不要である。
【0014】絶縁部材20の一方のメタライズ部分22
にロウ付け法にてゲッタースプリング12の他端が取り
付けられ、絶縁部材20の他方のメタライズ部分22に
ロウ付け法にてホルダー14の他端が取り付けられてい
る。アンテナゲッターの組立は、絶縁部材20の一方の
メタライズ部分22とゲッタースプリング12の他端と
を接触させ、併せて、絶縁部材20の他方のメタライズ
部分22とホルダー14の他端とを接触させた状態で、
加熱して、メタライズ部分22を溶融・固化させればよ
い。
【0015】アンテナゲッター組立後のホルダー14の
他端とゲッタースプリング12の他端との間の距離は、
絶縁部材20表面の帯電を防止するために出来る限り狭
い方がよいが、放電を起こさないためには数mm、例え
ば3mm程度が必要とされる。
【0016】図2及び図3に示したアンテナゲッターの
変形を図4に示す。図4の(A)に示したアンテナゲッ
ターにおいては、ホルダー14の他端に延長部14Bを
設け、この延長部14Bをゲッタースプリング12の他
端の上方に延在させる。あるいは又、図4の(B)に示
したアンテナゲッターにおいては、ゲッタースプリング
12の他端に延長部12Bを設け、この延長部12Bを
ホルダー14の他端の上方に延在させる。これらの延長
部12B,14Bを設けることによって絶縁部材20を
シールドすることができ、絶縁部材20の帯電によって
電子ビームが曲げられ色ずれが発生することを効果的に
防止することができる。尚、これらの延長部12B,1
4Bを設ける代わりに、図5の(A)及び(B)に示す
ように、ホルダー14あるいはゲッタースプリング12
に帯状金属板16を取り付けることによって、絶縁部材
20をシールドすることもできる。
【0017】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。絶縁部材20、ゲッタースプリング12、ホル
ダー14あるいはメタライズ部分22の形状や材質は例
示であり、適宜変更することができる。
【0018】図6に示すようなアンテナゲッターの構造
とすることもできる。即ち、ゲッタースプリング12の
一端のゲッター10が取り付けられた面とは反対側の面
にセラミック板30を取り付ける。これによって、ゲッ
ター10を加熱した際にファンネル部42にクラックが
発生することを防止できる。この場合、ゲッタースプリ
ング12が内部導電膜46から電気的に絶縁されてしま
うために、ゲッタースプリング12が帯電して電子ビー
ムが曲げられる虞れがある。それ故、ゲッタースプリン
グ12に金属片32を取り付け、金属片32と内部導電
膜46とを接触させる。
【0019】
【発明の効果】本発明のゲッター分離方式のアンテナゲ
ッターにおいては、ホルダー及びゲッタースプリングを
絶縁部材に取り付ける際、セラミックから成る絶縁部材
に割れが生じることを防止でき、アンテナゲッターの製
造歩留まりを向上させることができる。また、アンテナ
ゲッターの組立精度を向上させることができるし、組み
立てられたアンテナゲッターには捻じれやがたつきが生
じ難く、陰極線管に組み込んだ後における不良発生を防
止することができる。更には、アンテナゲッターを構成
する部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナゲッターの構成を説明するた
めの図である。
【図2】組立前の本発明のアンテナゲッターの一部分の
図である。
【図3】組立後の本発明のアンテナゲッターの一部分の
模式的な断面図である。
【図4】本発明のアンテナゲッターの変形を示す図であ
る。
【図5】本発明のアンテナゲッターの図4とは別の変形
を示す図である。
【図6】図1とは構成が若干異なる本発明のアンテナゲ
ッターを説明するための図である。
【図7】従来のアンテナゲッターの構成を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10 ゲッター 12 ゲッタースプリング 14 ホルダー 12A,14A 凹部 12B,14B 延長部 16 帯状金属板 20 絶縁部材 22 メタライズ部分 24 突起部 30 セラミック板 32 金属片 40 コンバージェンスプレート 42 ファンネル部 44 ネック部 46 内部導電膜 48 グリッド 50 ビーディングガラス 60 絶縁部材 62 リベット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁部材、一端がコンバージェンスプレー
    トに取り付けられ他端が該絶縁部材に取り付けられたホ
    ルダー、及び一端にゲッターが取り付けられ他端が該絶
    縁部材に取り付けられたゲッタースプリングから成るゲ
    ッター分離方式のアンテナゲッターであって、 絶縁部材は2ヶ所にメタライズ部分を有し、該絶縁部材
    の一方のメタライズ部分にロウ付け法にてホルダーの他
    端が取り付けられ、該絶縁部材の他方のメタライズ部分
    にロウ付け法にてゲッタースプリングの他端が取り付け
    られていることを特徴とするゲッター分離方式のアンテ
    ナゲッター。
  2. 【請求項2】ホルダーの他端には延長部が設けられてお
    り、該延長部はゲッタースプリングの他端の上方に延在
    していることを特徴とする請求項1に記載のゲッター分
    離方式のアンテナゲッター。
  3. 【請求項3】ゲッタースプリングの他端には延長部が設
    けられており、該延長部はホルダーの他端の上方に延在
    していることを特徴とする請求項1に記載のゲッター分
    離方式のアンテナゲッター。
JP26567393A 1993-09-29 1993-09-29 ゲッター分離方式のアンテナゲッター Pending JPH0799031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26567393A JPH0799031A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ゲッター分離方式のアンテナゲッター

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JP26567393A JPH0799031A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ゲッター分離方式のアンテナゲッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0799031A true JPH0799031A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17420409

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26567393A Pending JPH0799031A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ゲッター分離方式のアンテナゲッター

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JP (1) JPH0799031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010134194A1 (ja) 2009-05-22 2010-11-25 トヨタ自動車株式会社 車両ボディ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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