JPH0798947B2 - 溶媒に溶解した炭化水素から該溶媒を分離する方法 - Google Patents

溶媒に溶解した炭化水素から該溶媒を分離する方法

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JPH0798947B2
JPH0798947B2 JP61200232A JP20023286A JPH0798947B2 JP H0798947 B2 JPH0798947 B2 JP H0798947B2 JP 61200232 A JP61200232 A JP 61200232A JP 20023286 A JP20023286 A JP 20023286A JP H0798947 B2 JPH0798947 B2 JP H0798947B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、溶媒に溶解した炭化水素から該溶媒を分離す
る方法に関するものである。
炭化水素化合物と溶媒とからなる原料液を膜の片面に接
触させることによつてこの原料液から前記炭化水素化合
物を分離し,すなわちこの片面上で炭化水素1種以上を
回収し、そして或場合には膜の別の片面上で溶媒(すな
わち透過物)を回収することからなる分離方法は、かな
り以前から既に公知である。
また、或特定の弾性膜を使用し、原料液の溶媒として膜
を膨潤させる溶媒を使用し、これによつて、比較的高分
子量(たとえば分子量1000以上)の有機化合物(または
有機重合体)を溶媒と共に、比較的厚い膜(厚みは1ミ
リメートル以上)を透過させることも公知であるが、こ
の公知方法は有機化合物の膜透過速度の向上を目的とし
たものである。
しかしながら上記の種々の公知の方法では溶媒自体は単
離されず、炭化水素は溶媒中に溶存した形で膜を透過し
て“透過側の片面”において回収され、あるいは、膜が
該溶剤を透過しないものである場合には“供給側の片
面”において回収されるのである。
或特定の溶媒の組合わせを使用し、すなわち芳香族溶媒
と極性脂肪族溶媒とを組合わせて使用し、この溶媒に炭
化水素(たとえば石油留分)が溶解している溶液を膜に
接触させ、この膜は緻密であつて)すなわち、実質的に
無孔質である)、該炭化水素を実質的に透過させないも
のであり、そしてこの膜は後で定義されるようなハロゲ
ン置換シリコーン化合物の層を有するものであり、そし
てこの操作によつて、炭化水素が良好な選択率で溶媒か
ら分離できることが意外にも今回発見された。
さらにまた、本発明方法では、溶媒の膜透過速度(すな
わち流量)が予想外に大きいことも発見された。
したがつて本発明は、芳香族溶媒および極性脂肪族溶媒
の中に炭化水素が溶解して存在する原料液を、高圧下に
緻密な(dense)膜の片面と接触させ、この膜は前記炭
化水素を実質的に透過しないものであり、そしてこの膜
の反対側の片面から前記溶媒を回収する方法において、
該膜は、一般式 (ここにR1およびR2は、水素、ハロゲン、アルキル基、
アリール基、アルアルキル基;およびハロゲン置換アル
キル基、−アリール基および−アルアルキル基からなる
群から選択された基を表わす)のユニツトを有するハロ
ゲン置換シリコーン化合物の層を有する膜であることを
特徴とする、溶媒に溶解した炭化水素から該溶媒を分離
する方法に関するものである。
ハロゲン置換シリコーン化合物を含有する膜は、極性脂
肪族溶媒自体との接触によつて著しく膨潤し(たとえば
溶媒と接触しないときの膜を基準としてその数百容量%
膨潤し)、選択率(a)は許容値よりもずつと低い。
この選択率(a)は次式で定義されるものである。
〔X=原料液中の濃度;Y=透過液中の濃度(透過液は、
膜の他“他の片面”で回収された液である。〕 しかしながら、炭化水素および極性脂肪族溶媒の他に芳
香族溶媒をも含有する原料液を前記の膜層上に存在させ
た場合には、この膜層はすぐれた選択性を以て膨張し、
溶媒の膜透過速度がかなり大きくなる。
本発明方法に従つて溶媒は、前記の如き好ましい分離特
性を以て分離するために、膜内に既述の化学式を有する
ハロゲン含有ユニツトを含むシリコーン化合物を存在さ
せることが必要である。既述の化学式中のR1およびR2
うちの少なくとも1つはハロゲン原子自体を表わし、あ
るいは、ハロゲン置換アルキル基、−アリール基−アル
アルキル基を表わす。ハロゲン置換アルキル基が好まし
く、3,3,3−トリハロゲンプロピル基が特に好ましい
(これは前記の式中にR1として存在する)。本発明方法
に使用される膜は、3,3,3−トリフルオロプロピル基の
如き弗素含有基を有するものであることが最も好まし
い。R2は、好ましくはメチル基を表わす。
この膜は、既述のハロゲン置換シリコーン化合物を架橋
ホモ重合体の形で含むものであることが好ましい。しか
しながらその代りに、前記のシリコーン化合物と弾性プ
レポリマー(たとえば有機ポリシロキサン化合物)との
共重合体を使用することもできる。前記のハロゲン置換
シリコーン化合物を含有する膜層の厚みは好ましくは0.
1−100μm、一層好ましくは1−10μmである。本発明
に係る溶媒分離方法に上記の厚みの膜を使用した場合に
は、膜の透過を比較的高速度で行うことができる。
シリコーン化合物を含有する膜層には、補強用充填剤を
配合しないことが好ましい。なぜならば、膜層の透過性
が悪影響を受けることがあるからである。
本発明の目的に適した充分な強度を有する膜は次の製法
によつて製造でき、すなわち、シリコーン含有膜を多孔
質支持体上に担持させるのである。この支持体は、任意
の適当な材料たとえば布、金網またはガラス繊維からな
るものであつてよい。多孔質のポリプロピレン系支持層
が好ましい。なぜならばこれは接着性が良く、したがつ
て、この非選択性のポリプロピレン層と、緻密かつ選択
性のシリコーン含有層とが充分な接着力で接着できるの
である。このポリプロピレン系支持層の厚みは好ましく
は10−500μm、一層好ましくは15−100μmである。或
場合には、緻密かつ選択性のシリコーン含有層と多孔質
層との間に、別の層すなわち中間層を1枚以上入れるの
が有利であろう。この中間層は、前記のシリコーン含有
層と支持層との両者に対して良好な接着性を有する緻密
かつ高透過性の層であることが好ましい。
本発明の溶媒分離方法に有利に使用できる前記のハロゲ
ン置換シリコーン化合物を含有する緻密な膜は、当業界
で知られている任意の製法によつて製造できる。適当な
製法の一例として溶媒キヤスチング法があげられるが、
これは次の如く実施でき、すなわち、所望の膜形成性化
合物の重合体またはプレポリマーを溶媒に溶かして溶液
を作り(一般に、表面活性剤も該溶液に添加される)、
これを液状支持体上にひろげて薄層を作り、次いで乾燥
するのである(すなわち、この重合体またはプレポリマ
ーの溶液中に存在する溶媒を蒸発させる)。ここで使用
される溶媒は一般に、前記の液状支持体とは実質的に混
和しないものであるべきである。なぜならば、この液状
支持体の表面張力低下を避けるためである。この表面張
力が低下すると、不安定な状態のもので膜が生成し、膜
の中に孔が生ずることがあり得る。
前記の緻密な膜は、或特定の種類の溶媒キヤスチング法
に従つて製造するのが一層好ましいのでこの製法につい
て説明する。極性液体からなる支持体(たとえば水)に
多少溶解する溶媒を使用し、これによつて、膜の固化所
要時間を実質的に短縮するのである。なぜならば、溶媒
の全部を蒸発によつて膜形成層から除去することが必ら
ずしも必要であるとは限らないからである。さらに、ハ
ロゲン置換シリコーン化合物のプレポリマーとケトンと
を含有する溶液を使用する場合には、表面活性剤(たと
えば分散剤)は一般に不必要であろう。溶媒を含有する
溶液を液状支持体上に広げてデソルベーシヨン操作を行
う前の時点において少量の溶媒を既に含んでいる液状支
持体を使用することもできる。この場合には、(非平坦
状表面を有する)液状支持体(の一部)の連続的な再活
性化のための既述の条件の設定が省略できる。
水の存在下に架橋できるプレポリマーが使用される場合
には、水が好ましい液状支持体である。3,3,3−トリフ
ルオロプロピルメチルシロキサンのプレポリマーの3−
ヘプタタノン中溶液を水面上にひろげて、架橋された緻
密な膜を形成させるのが一層好ましい。
本発明方法は、炭化水素を芳香族溶媒と極性脂肪族溶媒
との中に溶存状態で含有してなる原料液自体が入手し得
る場合に、非常に有利に実施できるものである。たとえ
ば、炭化水素油に溶媒脱ロウ操作を次の如く行い、すな
わち、トルエンとメチルエチルケトンとからなる溶媒混
合物を含ロウ油に添加し、次いで(たとえば過によつ
て)ロウを除去する操作を行うときに、本発明方法が非
常に有利に利用できる。従来は、前記の脱ロウ後の炭化
水素油から溶媒を回収する操作が、エネルギーの消費量
がかなり大きいフラツシング法に従つて実施されてい
た。本発明に従えば、溶媒の大部分が膜透過操作によつ
て回収でき、溶媒の残分のみを従来の方法によつて分離
すればよいから、エネルギーの消費量がかなり節減でき
る。
本発明方法は実質的に逆浸透法の一種であつて、原料液
に接触する膜の片面の圧力を、透過液が出る片面の圧力
よりも高くしなければならないから、原料液が所望圧力
下に入手できない場合には、供給用ポンプの作動のため
に若干量のエネルギーが必要となる。膜の両面の間の印
加圧力差は好ましくは2−100バール、一層好ましくは1
0−80バールである。
本発明方法の実施のときの温度は広い範囲内で種々変え
ることができる。膜が操作条件に耐え得るものである限
り、温度は臨界条件ではない。大抵の場合には、原料油
の温度は−25℃ないし+100℃であるのが好ましいが、
脱ロウ後の炭化水素油から溶媒を回収する場合には、−
20℃ないし+50℃の温度が好ましい。
原料液における溶媒:溶存炭化水素の重量比は、好まし
くは0.5−5、一層好ましくは1−3である。溶媒:炭
化水素の重量比が0.5より低い場合には、膜の機能が悪
影響を受け、すなわち、膜の溶媒透過温度が著しく低く
なる。
上記の如く溶媒:炭化水素の重量比が膜の溶媒透過速度
に影響を与えるから、複数の膜ユニツトを直列につな
ぎ、これらの一連の膜ユニツトにおいて原料液の含油量
が下流側に向かつて漸移的に増大するようにし、上流側
の膜透過ユニツトでは溶媒の存在比率を比較的高い値に
保つようにして本発明方法を実施するのが好ましい。上
記の態様のもとで操作を行つた場合には、一段階型の膜
透過−分離方法の場合よりも所要全膜面積が一層小さく
なる(処理すべき原料液の量が同一の場合)。膜の少な
くとも一部の閉塞や濃度分極を防止し、またはこれを最
低限に抑制するために、原料液を、膜の片面から反対側
の片面へと充分に高い速度で透過させるように操作を行
い、、其次に、その後方に存在する1またはそれ以上の
膜の片面から反対側の片面に透過させる操作を行うのが
好ましい。
濃度分極を一層確実に防止するために、膜の片面に流し
た原料液の一部を、この膜の上記片面に流すべき原料液
に再び供給して再循環させるのが好ましい。
本発明の方法では、種々の種類の膜が使用でき、たとえ
ば平坦なシート形の膜や管状膜ユニツトが使用できる。
しかしながら、このような形の膜は比較的広い場所を必
要とするものである。なぜならばその充填密度〔m
2(膜)/m3(装置)〕が低いからである。ラセン状に巻
いた膜または中空繊維膜が好ましく、これらは耐圧性が
良く、かつ、充填密度も高い。
本発明は一層具体的に説明するために、次に実施例を示
す。
例 1 本発明方法の好ましい具体例に従つて分離操作を、添附
図面に記載の装置を用いて実施した。原料液〔流れ
(1)〕は、脱ロウ後のブライトストツク300トン/日
(真空留出物の脱ロウのときに得られた炭化水素油)、
および溶媒1720トン/日(等重量部のメチルエチルケト
ンおよびトルエンを含有してなるもの)からなるもので
あつた。原料液〔流れ(1)〕を〔ポンプ(2)および
管(3)を経て〕圧力40バール、温度30℃において第1
膜ユニツト(4)に供給し、ここで透過液流(5)(実
質的に溶媒を含有してなるもの)と流れ(6)とに分
け、流れ(6)は流れ(7)と流れ(8)とに分けた。
流れ(7)はポンプ(18)を経て原料流(3)に再循環
させた。流れ(8)は、第2膜ユニツト(10)からの再
循環流(9)と一緒にして流れ(11)とし、これを、ポ
ンプ(12)を経て第2膜ユニツト(10)に供給し、そし
てそこから流れ(13)を回収した。さらに第3膜ユニツ
ト(14)において分離操作を、既述の2つの膜ユニツト
の場合と同様な方法に従つて行つた。第3膜ユニツト
(14)の透過液流(15)を回収して、透過液流(5)お
よび透過液流(13)と一緒にして、流れ(16)として排
出した。流れ(16)の量は1270トン/日であつて、これ
はメチルエチルケトンとトルエンとの混合物であつて、
炭化水素油の量は1重量%未満にすぎなかつた。溶媒混
合物の流れ(16)は溶媒脱ロウユニツトに再循環するの
が有である。流れ(17)は炭化水素油300トン/日と溶
媒450トン/日とからなるものであつて、すなわち、原
料液中に最初に存在していた溶媒の約3/4が3つの膜ユ
ニツトにおいて除去されたのである。3つの膜ユニツト
の全膜面積1400m2であつた。使用された前記の膜は2つ
の層からなり、すなわち、厚み25μmの多孔質ポリプロ
ピレン系支持層と、厚み5μmの緻密な3,3,3−トリフ
ルオロプロピルメチルシロキサン層である上部層とから
なるものであつた。
例 2 緻密な膜の製造 本発明の分離方法に有利に使用できる緻密な膜を下記の
操作によつて製造した。
3,3,3−トリフルオロプロピルメチルシロキサンのプレ
ポリマーを3−ヘプタノン中に含有してなる溶液を、展
伸剤の不存在下に水面下にひろげた。上記の如くひろげ
そしてデソルベーシヨンの後に、生じた緻密なフルオロ
シリコーン含有膜を多孔質ポリプロピレン系支持層上に
移した。これによつて、逆浸透圧ユニツトの圧力に充分
耐え得る強度を有する膜が得られた。
【図面の簡単な説明】
添附図面は、本発明方法の実施のために有利に使用でき
る装置の一例の略式管系図である。 2,12および18……ポンプ;4……第1膜ユニツト;10……
第2膜ユニツト;14……第3膜ユニツト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンドリク・コルネリス・リーケンス オランダ国 1031 シー・エム アムステ ルダム、 バトホイスウエヒ 3 (56)参考文献 特開 昭60−35091(JP,A) 特開 昭60−190203(JP,A)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶媒に溶解した炭化水素から該溶媒を分離
    する方法であって、芳香族溶媒および極性脂肪族溶媒の
    中に炭化水素が溶解して存在する原料液を、高圧下に緻
    密な膜の片面と接触させ、この膜は前記炭化水素を実質
    的に透過しないものであり、そしてこの膜の反対側の片
    面から前記溶媒を回収する前記方法において、該膜が、
    一般式 (ここにR1およびR2は、水素、ハロゲン、アルキル基、
    アリール基、アルアルキル基;およびハロゲン置換アル
    キル基、−アリール基および−アルアルキル基からなる
    群から選択された基を表わす)のユニットを有するハロ
    ゲン置換シリコーン化合物の層を有する膜であることを
    特徴とする、前記方法。
  2. 【請求項2】膜がハロゲン置換アルキル基を有するもの
    である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】膜がR1として3,3,3−トリハロゲンプロピ
    ル基を有するものである、特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】膜が弗素で置換された基を有するものであ
    る、特許請求の範囲第1項−第3項のいずれか一項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】膜が、R2としてメチル基を有するものであ
    る、特許請求の範囲第1項−第4項のいずれか一項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】膜が、ハロゲン置換シリコーン化合物と弾
    性プレポリマーとの共重合体を含有してなるものであ
    る、特許請求の範囲第1項−第5項のいずれか一項に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】ハロゲン置換シリコーン化合物を含む膜層
    の厚みが0.1−100μm、好ましくは1−10μmである、
    特許請求の範囲第1項−第6項のいずれか一項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】ハロゲン置換シリコーン化合物を含む膜層
    が充填剤を実質的に含まず、そしてこれが多孔質支持層
    に担持されたものである、特許請求の範囲第1項−第7
    項のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】原料液が、芳香族溶媒および極性脂肪族溶
    媒を用いて炭化水素油に脱ロウ処理を行つたときに得ら
    れたものである、特許請求の範囲第1項−第8項のいず
    れか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】原料液中の溶媒:溶存炭化水素の重量比
    の値が0.5−5、好ましくは1−3である、特許請求の
    範囲第1項−第9項のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】原料液中の芳香族溶媒:極性脂肪族溶媒
    の重量比の値が0.1−10、好ましくは0.5−3である、特
    許請求の範囲第1項−第10項のいずれか一項に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】芳香族溶媒がトルエンである、特許請求
    の範囲第1項−第11項のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】極性脂肪族溶媒がメチルエチルケトンで
    ある、特許請求の範囲第1項−第12項のいずれか一項に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】膜における原料液の接触面と、その反対
    側の片面との間の印加圧力差が2−100バール、好まし
    くは10−80バールである、特許請求の範囲第1項−第13
    項のいずれか一項に記載の方法。
  15. 【請求項15】原料液を膜の片面に流し、次いで、少な
    くとも1つの別の膜の片面に流す、特許請求の範囲第1
    項−第14項のいずれか一項に記載の方法。
  16. 【請求項16】膜の片面を通過させた原料液の一部を、
    この膜の前記の片面を通過させるべき原料液中に入れ
    る、特許請求の範囲第1項−第15項のいずれか一項に記
    載の方法。
JP61200232A 1985-08-30 1986-08-28 溶媒に溶解した炭化水素から該溶媒を分離する方法 Expired - Lifetime JPH0798947B2 (ja)

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GB858521607A GB8521607D0 (en) 1985-08-30 1985-08-30 Separation of solvents from hydrocarbons
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JPS6253395A JPS6253395A (ja) 1987-03-09
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AU (1) AU583414B2 (ja)
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