JPH0798651A - オブジェクト指向によるシステム構築方法およびこれを用いたシステム - Google Patents

オブジェクト指向によるシステム構築方法およびこれを用いたシステム

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JPH0798651A
JPH0798651A JP24238393A JP24238393A JPH0798651A JP H0798651 A JPH0798651 A JP H0798651A JP 24238393 A JP24238393 A JP 24238393A JP 24238393 A JP24238393 A JP 24238393A JP H0798651 A JPH0798651 A JP H0798651A
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JP24238393A
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Nariyasu Hamada
成泰 浜田
Chizuko Yasunobu
千津子 安信
Shuichi Suzuki
秀一 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金融分野などにおける時系列データを用いて
分析、シミュレーションを行う意思決定支援システム
を、オブジェクト指向に基づく手法により、効率的に、
構築する。 【構成】 オブジェクト指向に基づき、時系列データを
もとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シス
テムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表す
アイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処理
手順を記述する場合において、その処理手順を、データ
の供給源、分析モデル、ユーザインタフェースに分け、
処理のフローをわかりやすくウィンドウ上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オブジェクト指向開発
におけるシステム構築方法およびこれを用いたシステム
に関し、金融分野において用いられる意思決定支援シス
テムまたはシミュレーションシステムの開発に好適であ
る。また、金融分野に限らず、時系列データを用いての
分析あるいはシミュレーションの開発にも好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、オブジェクト指向およびビジュア
ルプログラミング(特にアイコンをベースとしたプログ
ラミング)を特徴とするシステムの代表として、以下の
2つが挙げられる。
【0003】まず第1に挙げられるのが、科学技術計算
やシミュレーション計算の結果を視覚化するシステムと
しての米国ステラ社製「AVS(Applicatio
nVisualization System)」であ
る。「SuperASCII,Vol.3#4 Apr
il 1992」によると、AVSは数値データを画像
とするビジュアリゼーションのためのツールである。実
験結果やスーパーコンピュータによる有限要素法などの
シミュレーション結果、衛星からとった写真、数学モデ
ルなどに、それ相応の加工を行って理解しやすい画像と
するビジュアリゼーションの処理を行うことができる。
【0004】このような画像処理の手順を規定したプロ
グラムを、AVSでは「モジュール」と呼ばれる小さな
プログラムを専用のエディタ上でグラフィカルに組み合
わせることにより作成することができる。モジュールに
は、データの読み込みを行う入力モジュール、データの
加工を行うフィルタ、座標データから画像データへの変
換を行うマッパ、画像表示を行う出力モジュールの4種
類がある。これらモジュールの接続は、ある形式のデー
タを出力するモジュールと、その形式のデータを受け付
けるモジュールを接続することによって行われる。デー
タの形式には、画像データ、2次元/3次元の空間座標
に対応したデータなどがあり、カラーコードによって区
別をつける。
【0005】第2に挙げられるのが、北海道大学、田中
譲教授による「IntelligentPad」であ
る。「Y.TANAKA and T.IMATAK
I,IntelligentPad:A HYPERM
EDIA SYSTEM ALLOWING FUNC
TIONAL COMPOSITIONS OF AC
TIVE MEDIA OBJECTS THROUG
H DIRECT MANIPURATIONS,Pr
oc.of the IFIP 11th World
Computer Congress,pp.541
−546 SanFrancisco (1989)」
によると、IntelligentPadでは、「Pa
d(パッド)」と呼ばれる基本的なソフトウェアの部品
が用意され、ユーザはそれらを組み合わせて、より複雑
な機能をもった部品を作成する。Padとは「紙」のこ
とであり、ボタンのような機能部品、アプリケーション
プログラム、データベース・サーバーのような各種サー
ビスシステムなどのメタファである。Intellig
entPadでは、これらPadを、紙の貼り合わせの
イメージの操作により新しいPadを作成する。そして
いかなるPadも貼り合わせることができるとある。P
adの内部構造はプログラム言語であるSmallta
lk−80に用いられている「MVCモデル」を単純化
したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述、従来技術では以
下のような問題点がある。
【0007】(1)ソフトウェアの部品を接続する際、
接続可能か否かを判断する方法において「AVS」で
は、「モジュール」すなわちソフトウェアの部品を表す
アイコン上にカラーコードで示しているが、扱っている
データの形式が画像処理分野向けが前提であるため単純
である。しかも新たな形式のデータを付加してそれをユ
ーザに表現するには、カラーコードでは限界がある。
「IntelligentPad」は、全ての「Pa
d」すなわちソフトウェアの部品はすべて重ね合わせて
組み合わせることが可能とあり、接続は容易である。一
方、その部品が有効な機能を保証するかどうかわからな
い。
【0008】このように、多量にあるソフトウェアの部
品を接続して新たな機能をもつ部品を構築する際、どの
接続が有効であるかを簡単にユーザに知らせる方法が必
要である。
【0009】(2)金融分野などで行われる時系列デー
タを用いた分析、シミュレーションにおいて、分析に用
いるモデル、例えばオプション取引において用いる商品
の値決めのためのプライシンモデルなどを構築した後、
そのモデルに様々な時系列データ、例えば複数の株価、
複数の為替レートなどを入力してその結果を比較すると
いう作業が多く発生する。このときモデルは再利用性が
高く、しかも入力データの交換が容易に、瞬時に行えな
ければならない。「AVS」はモデルと特定のデータが
密接に結びついており、入力データを簡単に取り替える
ことができない。また、もともと画像処理分野のデータ
を扱っており、時系列データの分析、シミュレーション
には不向きである。「IntelligentPad」
に関しては、データに「Pad」(ここでの「モデル」
に相当)を貼りあわせるイメージであり、同じ分析用の
モデルに対して、データを頻繁に交換するときのユーザ
インタフェースには不向きである。
【0010】(3)時系列データの分析、シミュレーシ
ョンにおいて、リアルタイムデータやヒストリカルデー
タ(過去の時系列データ)の供給元であるデータソー
ス、モデル、それにユーザインタフェースの関係を分離
し、必要に応じて組み合わせて(ソフトウェア部品の接
続を意味する)使うという方法が最も好ましい。また、
簡単な部品から複雑な部品を作るまでを段階的に、画面
上およびシステム内部のデータ構造上において、ユーザ
にとってわかりやすく表現することが必要である。「A
VS」は、部品の画面上の表現において階層構造をもっ
ていない。すなわち複数の部品をまとめて1つの部品と
して扱い、またそれを複数まとめてさらに大きな1つの
部品を構築するという画面上のユーザインタフェースを
持たない。「IntelligentPad」は、部品
の接続関係がユーザに見えない。すなわち「Pad
(紙)」を貼り合わせて部品を接続していくため、ある
Padはどのような他のPadから構成されているか
が、そのPadの画面上の表示領域に隠れて見えない。
また、モデル、ユーザインタフェース等の部品の性質、
種類を考慮した組合せの関係がわからない。
【0011】(4)金融分野におけるデータの分析とシ
ミュレーションにおいては、様々なリアルタイムデータ
を用いる。分析機能を持った複数の部品を組合せ、それ
にリアルタイムデータを入力して複数の分析をする際、
ユーザが頻繁にリアルタイムの結果を見たい分析と、逐
次的すなわち必要なときにトリガをかけて結果を見る分
析に分かれる。これは、ユーザのその分析結果を見る頻
度、その分析結果のリアルタイム更新の必要性、システ
ムのパフォーマンス要件によって分かれるものである。
この時、ある部品にはリアルタイムデータを流し、ある
部品にはトリガがかかったときのみデータを流すといっ
たデータフローの制御が必要となる。「AVS」、「I
ntelligentPad」には、このようなリアル
タイム時系列データの分析、シミュレーションに望まし
いデータフローの制御機能がない。
【0012】以上、「AVS」、「Intellige
ntPad」に代表されるシステムにおける従来技術に
は、上記のような問題点がある。
【0013】本発明の目的は、ソフトウェア部品の接続
において、有効な機能を保証した部品間接続を実現し、
わかりやすいユーザインタフェースを提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、構築された部品を利
用する際、入力データを容易に、瞬時に変更できるよう
なユーザインタフェースを提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、部品を構築する際、
それら部品の性質、すなわちデータソース、モデル、ユ
ーザインタフェースなどを考慮した部品間の接続関係、
および上記で説明した部品の階層構造をユーザにわかり
やすく、画面上、システム内部データ構造上で表現する
方法を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、部品間を流れるデー
タ、特にリアルタイムデータにおけるデータフローの制
御方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下のシステム構成をとった。すなわち、リアルタ
イムデータやヒストリカルデータを管理し、必要なとき
にデータを提供するソフトウェア部品であるデータソー
スと、ウィンドウのオープンやウィンドウ内の表示、ウ
ィンドウを通してのユーザからの入力を行うソフトウェ
ア部品であるユーザインタフェース・ツールキットと、
統計分析やチャート分析、ファジィ分析などの各種の機
能やサービスを提供するソフトウェア部品であるモデル
・ツールキットと、それらデータソース、ユーザインタ
フェース・ツールキット、モデル・ツールキットの組合
せソフトウェア部品であるマクロと、複数のデータソー
スを管理するソフトウェアであるデータマネージャー
と、ユーザに対してシステム側で提供するユーザインタ
フェース・ツールキット、モデル・ツールキット、マク
ロを管理するソフトウェアであるツールキットマネージ
ャーと、ユーザの作成したデータソース、マクロを管理
するソフトウェアであるキャビネットと、ユーザが、デ
ータソース、ユーザインタフェース・ツールキット、モ
デル・ツールキットを接続してマクロを構築する際に用
いるエディター機能をもったソフトウェアであるビジュ
アルエディターと、データソース、ユーザインタフェー
ス・ツールキット、モデル・ツールキットのCPU装置
内におけるメモリー領域をオペレーティングシステムを
介して、確保し、管理する機能をもったソフトウェアで
あるリンクマネージャーと、上記データマネージャー、
ツールキットマネージャー、キャビネット、ビジュアル
エディターのソフトウェアの起動を管理するソフトウェ
アであるスターターコントローラーと、時系列データや
各種分析計算に用いるパラメータを格納したファイル
と、データソースの出力するデータ型等を管理するファ
イルと、システム側が提供するユーザインタフェース・
ツールキット、モデル・ツールキット、マクロの入出力
するデータ型およびマクロの構成情報等を管理するファ
イルと、ユーザが作成したデータソース、マクロの構成
情報等を管理するファイルとから成る。
【0018】
【作用】上記の手段がどのように作用するかを以下に説
明する。ユーザがマクロを構築する場合について、図2
2、図23、図24を用いて説明する。
【0019】最初に、図22を用いて説明する。
【0020】(イベント16010)ユーザ9は、マウ
スによりデータマネージャーが管理するウィンドウ内の
データソースを表すアイコンをクリックしてドラッグす
る。これをデータマネージャのユーザイフェース部12
2はイベントとして受け取る。(イベント16020)
データマネージャのユーザイフェース部122は、デー
タソースのIDをデータッマネージャのモデル部121
に通知する。
【0021】(イベント16030)ユーザ9は、ビジ
ュアルエディターの管理するウィンドウ上に上記アイコ
ンをドロップする。これをビジュアルエディターのユー
ザインタフェース部152はイベントとして受け取る。
【0022】(イベント16040)ビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152は、アイコンがド
ロップされたことをビジュアルエディターのモデル部1
51に通知する。
【0023】(イベント16050)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、データソースのIDをデータ
ッマネージャのモデル部121に問い合わせる。IDと
はそのデータソースを特定するための名称などである。
【0024】(イベント16060)データッマネージ
ャのモデル部121は、ビジュアルエディターのモデル
部151にデータソースのIDを返す。
【0025】(イベント16070)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、ビジュアルエディターのユー
ザインタフェース部152に、データソースを表すアイ
コンの表示を依頼する。
【0026】(イベント16080)ビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152は、ユーザ9にア
イコンを表示する。
【0027】以下、図23を用いて説明する。
【0028】(イベント17010)ユーザ9は、ビジ
ュアルエディターが管理するウィンドウ上に配置された
データソースを表すアイコンをマウスによりクリックす
る。これを、ビジュアルエディターのユーザインタフェ
ース部152は、イベントとして受け取る。
【0029】(イベント17020)ビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152は、アイコンがク
リックされたことをビジュアルエディターのモデル部1
51に通知する。
【0030】(イベント17030)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、ビジュアルエディターのユー
ザインタフェース部152に、ユーザインタフェース・
ツールキットあるいはモデル・ツールキットとの接続の
口、すなわち「ポート」を示すメニューの表示を依頼す
る。
【0031】(イベント17040)ビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152は、ユーザ9にメ
ニューを表示する。
【0032】(イベント17050)ユーザ9は、メニ
ュー内に示すポートをマウスでクリックし、選択する。
これをビジュアルエディターのユーザインタフェース部
152はイベントとして受け取る。
【0033】(イベント17060)ビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152は選択されたポー
トをビジュアルエディターのモデル部151に通知す
る。
【0034】(イベント17070)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、データソースのIDとポート
をリンクマネージャー161に渡し、接続可能なユーザ
インタフェース・ツールキット、またはモデル・ツール
キット、またはマクロの検索を依頼する。
【0035】(イベント17080)リンクマネージャ
ー161は、データソースの出力するデータ型等を管理
するファイル51と、システム側が提供するユーザイン
タフェース・ツールキット、モデル・ツールキット、マ
クロの入出力するデータ型およびマクロの構成情報等を
管理するファイル52と、ユーザ9が作成したデータソ
ース、マクロの構成情報等を管理するファイル53の3
つのファイルを基に、接続可能なユーザインタフェース
・ツールキット、モデル・ツールキット、マクロを検索
してそのIDをツールキットマネージャーのモデル部1
31に通知する。(イベント17090)ツールキット
マネージャーのモデル部131は、ツールキットマネー
ジャーのユーザインタフェイス部132に、上記のID
を指定して、該当するアイコンのハイライト表示を依頼
する。
【0036】(イベント17100)ツールキットマネ
ージャーのユーザインタフェイス部132は、ユーザ9
にアイコンのハイライト表示をする。
【0037】以下、図24を用いて説明する。
【0038】(イベント18010)ユーザ9は、ツー
ルキットマネージャーが管理するウィンドウ内にあるユ
ーザインタフェース・ツールキット、モデル・ツールキ
ット、マクロを表すアイコンをマウスを用いてドラッグ
する。これをツールキットマネージャーのユーザインタ
フェイス部132は、イベントとして受け取る。
【0039】(イベント18020)ツールキットマネ
ージャーのユーザインタフェイス部132は、ツールキ
ットマネージャーのモデル部131に、上記のアイコン
に対応するユーザインタフェース・ツールキット、モデ
ル・ツールキット、マクロのIDを通知する。
【0040】(イベント18030)ユーザ9は、先に
ドラッグしたアイコンをビジュアルエディターが管理す
るウィンドウ上でドロップする。これをビジュアルエデ
ィターのユーザインタフェース部152は、イベントと
して受け取る。
【0041】(イベント18040)ビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152は、アイコンがド
ロップされたことを、ツールキットマネージャーのモデ
ル部131に通知する。
【0042】(イベント18050)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、ツールキットマネージャーの
モデル部131にユーザインタフェース・ツールキッ
ト、モデル・ツールキット、マクロのIDを要求する。
【0043】(イベント18060)ツールキットマネ
ージャーのモデル部131は、上記のIDをビジュアル
エディターのモデル部151に返す。
【0044】(イベント18070)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、ユーザインタフェース・ツー
ルキット、モデル・ツールキット、マクロのIDと先の
イベント16060で取得したデータソースのIDをリ
ンクマネージャー161に渡し、接続可能か否かのチェ
ックを依頼する。
【0045】(イベント18080)リンクマネージャ
ー161は、上記のイベント17080における3つの
ファイル51、52および53を参照してチェックし、
接続可能か否かの結果をビジュアルエディターのモデル
部151に返す。
【0046】(イベント18090)ビジュアルエディ
ターのモデル部151は、リンクマネージャー161か
ら接続可能との通知をもし受けたならビジュアルエディ
ターのユーザインタフェース部152に対して、アイコ
ン間を結線し(線で結んで)、ビジュアルエディターの
管理するウィンドウ上に表示するよう依頼する。
【0047】(イベント18100)ビジュアルエディ
ターのは、要請に基づき表示するアイコンをウィンドウ
上に結線してユーザ9に表示する。
【0048】
【実施例】以下、発明の実施例を図を用いて詳細に説明
する。図2から図11を用いて画面構成を、図12から
図15、図35から50を用いて画面上のユーザインタ
フェースを、図56、図1を用いてシステム構成を、図
16から図34を用いてシステム内部の動作を、その他
の図を用いてデータ構造等を説明する。
【0049】本発明の実施例における、画面構成例を図
2により説明する。本発明の画面構成は、ディスプレイ
装置2の表示領域にスターターコントローラーウィンド
ウ21、データマネージャーウィンドウ22、ツールキ
ットマネージャーウィンドウ23、キャビネットウィン
ドウ24、ビジュアルエディターウィンドウ25、そし
て各種ツールキットウィンドウ26から成る。また、こ
れらウィンドウを、キーボード3およびマウス4を用い
てユーザは操作する。
【0050】スターターコントローラーウィンドウ21
について図3を用いて説明する。ウィンドウ内にはデー
タマネージャーウィンドウ22をオープンするためのア
イコン211、ツールキットマネージャーウィンドウ2
3をオープンするためのアイコン212、キャビネット
ウィンドウ24をオープンするためのアイコン213、
ビジュアルエディターウィンドウ25をオープンするた
めのアイコン214が表示される。ユーザはこれらアイ
コンをマウスによってダブルクリックすることにより、
以下に説明するデータマネージャーウィンドウ22、ツ
ールキットマネージャーウィンドウ23、キャビネット
ウィンドウ24をそれぞれオープンする。
【0051】なお以下、それぞれのウィンドウは、ウィ
ンドウ21、22、23、24、25、26と略記す
る。
【0052】ウィンドウ22について図4を用いて説明
する。データマネージャーは様々なデータソースを管理
し、ウィンドウ内には各種のアイコン3001が表示さ
れる。データソースとは、リアルタイムデータあるいは
ヒストリカルデータ(過去の時系列データ)を管理する
ものであり、例えばあるデータソースは「ドル−円為
替」のリアルタイムデータを含めた時系列データを、あ
るデータソースはある種の計算に必要なパラメータデー
タを管理する。そして一つ一つのデータソースは、ウィ
ンドウ上においてアイコンで表される。ユーザはこれら
のアイコンをマウスでクリックまたはドラッグ・ドロッ
プ操作(マウスでアイコンをクリックしながら画面上を
移動させ、ある位置でマウスボタンをリリースしてアイ
コンを放す操作)することにより、操作対象となるデー
タの指定をする。
【0053】ウィンドウ23について図5を用いて説明
する。ツールキットマネージャーは様々なソフトウェア
の部品、すなわちツールキットを管理し、ウィンドウ内
にはアイコン3002、3003、3004および30
05がある。ツールキットはデータに対する様々な操
作、例えば表形式による画面表示やデータ加工、時系列
データにおける移動平均値の計算、様々なグラフ表示な
どを行うツール、すなわちソフトウェアの部品またはそ
れらの組合せであり、ユーザインタフェース・ツールキ
ット、モデル・ツールキットおよびマクロの3種類があ
る。アイコン3002はユーザインタフェース・ツール
キットを、アイコン3003はモデル・ツールキット
を、アイコン3004および3005はマクロを表し、
ユーザはマウスでクリックまたはダブルクリックするこ
とによりツールキットを選択あるいは起動することがで
きる。ここでマクロとはデータソース、ユーザインタフ
ェース・ツールキット、モデル・ツールキットを用いて
合成されたソフトウェアの部品である。本発明における
データソース、ユーザインタフェース・ツールキット、
モデル・ツールキット、マクロ、およびアイコン300
4と3005の違いについては後に図を用いて説明す
る。
【0054】ウィンドウ24の詳細を図6により説明す
る。ウィンドウ22とウィンドウ23内にアイコン表示
されるデータソース、ツールキットおよびマクロは、シ
ステム側で提供される基本的なソフトウェアの部品であ
る。一方、ユーザがそれら部品群を用いて作成または構
築したデータソースやマクロを管理するのがキャビネッ
トである。従ってキャビネットの画面上の表示領域であ
るウィンドウ24は、ユーザ作成のデータソースやマク
ロのアイコン3001、3003、3004および30
05が表示される。ユーザは、これらアイコンをマウス
で操作することにより、データの指定および加工を行
う。
【0055】ウィンドウ25の詳細を図7により説明す
る。ビジュアルエディターはユーザがマクロを構築する
ためのエディターである。ウィンドウ内には、複数のア
イコン3001、3002、3003、3004、30
05が配置され、結線3009によってアイコン間は結
線される。結線3009は、図45に示すように矢印部
30091と弁部30092から成り、矢印の向きはア
イコン間のデータの流れの向きを、弁部はデータの流れ
る頻度、タイミング、すなわちリアルタイム的に流れる
のか、または逐次的に流れるのかを表す。さらに、ウィ
ンドウ内には「アイコン化」ボタン253、「グループ
化」ボタン252、「グループ解除」ボタン253、
「同一ウィンドウ化」ボタン254、「同一ウィンドウ
解除」ボタン255、さらに「上位階層推移」ボタン2
56がある。これらのボタンをマウスでクリックすると
「アイコン化」、「グループ化」、「グループ解除」、
「同一ウィンドウ化」、「同一ウィンドウ解除」、「階
層推移」機能の動作を開始させることができる。結線お
よびボタンのそれぞれの詳細な動作については後に図を
用いて説明する。
【0056】次に、各種のウィンドウ26の例を図8か
ら図11を用いて説明する。図8は、データソースの内
容を表示するツールキットを起動させたときの例であ
る。ウィンドウ内にはデータの名前、時系列データの期
間、データの提供元、その他の情報を表示する。図9
は、スプレッドシートのツールキットを起動させたとき
の例である。ウィンドウ内にはデータを表形式の表示領
域262に表示する。表示領域263は、ビジュアルエ
ディターからのツールキット起動時における処理のステ
ップが表示され、現在のステップすなわちスプレッドシ
ートのツールキット起動のステップが何番目のステップ
かを斜線で表示している。図9中における「アイコン
化」機能は、後に説明する。次に図10は、折れ線グラ
フのツールキットを起動させたときの例である。ウィン
ドウ内にはデータを折れ線グラフ形式の表示領域262
に表示する。表示領域263は、上記の説明と同様であ
る。図9における「アイコン化」機能は、やはり後に説
明する。図11は、ファジィ推論のツールキットを起動
させたときの例である。表示領域262には、ある時系
列データをファジィ論理を用いて分析した結果を表示し
ている。
【0057】次に、図12から図15を用いて、ツール
キットまたはマクロの4つの起動操作方法について説明
する。
【0058】第1番目のツールキットまたはマクロの起
動操作方法を図12を用いて説明する。ウィンドウ22
内にあるアイコン3001をマウスを用いてクリックし
選択する。ここで、図中のマウスによる画面上の操作位
置は、マウスカーソル99によって示されている。選択
されたアイコン3001は図12中のウィンドウ22内
の斜線部に示すように、画面上ハイライト表示されると
同時に、有効なツールキットが、ウィンドウ23内の斜
線部に示すように、画面上ハイライト表示される。ユー
ザは、続いてその選択したアイコンをマウスを用いてド
ラッグ、すなわちクリックしてつかんで移動し、ウィン
ドウ23内にあるハイライト表示されたアイコン上、例
えば図12中ではアイコン3004上でドロップ、すな
わちマウスボタンをリリースするとその選択されたデー
タを用いてツールキットは起動され、ウィンドウ26が
オープンする。なお、図5で示したウィンドウ24内の
ユーザインタフェース・ツールキットまたはマクロ、す
なわちデータソースとツールキットの合成によるソフト
ウェアの部品についても同様の方法で起動される。
【0059】第2番目の起動操作方法を図13を用いて
説明する。ウィンドウ23内のアイコン3002、30
03、3004、3005のうち、アイコン3002ま
たは3004をダブルクリックすることにより選択され
たツールキットは起動され、ウィンドウ26がオープン
する。このときのウィンドウ内の表示は、デフォルト表
示内容となっている。続いてウィンドウ22内のアイコ
ン3001をドラッグし、ウィンドウ26内にドロップ
する。もしそのツールキットがそのデータを受け付ける
ことが可能なら、そのデータを用いてウィンドウ内に表
示する。なお、図5で示したウィンドウ24内のユーザ
インタフェース・ツールキットまたはマクロ、すなわち
データソース、ツールキットの合成によるソフトウェア
の部品についても同様の方法で操作される。
【0060】第3番目の起動操作方法を図14を用いて
説明する。ウィンドウ25内にあるアイコン3002、
3003、3004、3005のうち、ユーザインタフ
ェース・ツールキットを表すアイコン3002、または
マクロを表すアイコンのうちアイコン3004をダブル
クリックすることにより、選択されたツールキットは起
動され、ウィンドウ26がオープンする。
【0061】第4番目の起動操作方法を図15を用いて
説明する。ウィンドウ25内にすでに以前に配置された
アイコン3001上に、ウィンドウ22内にあるアイコ
ン3001をドラッグ・ドロップする。もし、両者のデ
ータ型、例えば整数型や実数型などが一致するときは、
ウィンドウ25内にすでにあるアイコン3001はドラ
ッグ・ドロップしたウィンドウ22内のアイコン300
1に置き替わる。さらにそれと同時に、もしウィンドウ
25からウィンドウ26をオープンしていた場合、新た
にドラッグ・ドロップ操作によって指定されたデータソ
ースに基づいてウィンドウ内の表示内容は更新される。
【0062】次に、本発明の実施例におけるシステム構
成を図56および図1を用いて説明する。
【0063】まず、システム構成の概要を図56を用い
て説明する。システムにおけるハードウェアは、CPU
装置1、ディスプレイ装置2、入力装置であるキーボー
ド3およびマウス4、そしてファイル5より構成され
る。そしてCPU装置1内は、スターターコントローラ
ー110、データマネージャー120、ツールキットマ
ネージャー130、キャビネット140、ビジュアルエ
ディター150、リンクマネージャー161のソフトウ
ェアから主に構成される。
【0064】CPU装置1内におけるソフトウェア構成
とファイル5の構成の詳細を、図1を用いて説明する。
CPU装置1内において、スターターコントローラー1
10はモデル部111とユーザインタフェース部112
から成り、データマネージャー120はモデル部121
とユーザインタフェース部122から成り、ツールキッ
トマネージャー130はモデル部131とユーザインタ
フェース部132から成り、キャビネット140はモデ
ル部141とユーザインタフェース部142から成り、
ビジュアルエディター150はモデル部151とユーザ
インタフェース部152から成る。また、リンクマネー
ジャー161はモデル部のみから成る。データマネージ
ャー120はシステム側で提供する複数のデータソース
1001を管理し、ツールキットマネージャー130は
システム側で提供する複数のユーザインタフェース・ツ
ールキット1002、モデル・ツールキット1003、
およびマクロ1004を管理し、キャビネット140は
ユーザ定義の複数のデータソース1001、マクロ10
04を管理する。
【0065】ファイル5の構成は、金融分野で扱われる
各種時系列データ、ファジィ推論などのような各種計算
に用いられるパラメータなどが格納されているファイル
50、主にデータマネージャー120が管理するファイ
ル51、主にツールキットマネージャー130が管理す
るファイル52、主にキャビネット140が管理するフ
ァイル53から成る。なおリンクマネージャー161も
ファイル51、52、53にアクセスする。
【0066】スターターコントローラー110、データ
マネージャー120、ツールキットマネージャー13
0、キャビネット140、ビジュアルエディター150
はそれぞれユーザインタフェース部とモデル部を持つ
が、ユーザインタフェース部は主にウィンドウおよびア
イコン操作等のユーザとのインタフェースに関する機能
を持つ。つまり、図4および図6中のアイコン3001
はデータソース1001に対応し、図5および図6中の
アイコン3002はユーザインタフェース・ツールキッ
ト1002に、アイコン3003はモデル・ツールキッ
ト1003に、アイコン3004または3005はマク
ロ1004にそれぞれ対応している。一方、モデル部は
内部データ、ファイル管理に関する機能を持つ。
【0067】ここで、本発明の実施例におけるウィンド
ウ上のアイコン表現3502およびそれに対応するシス
テム内での内部表現3501について、図35を用いて
説明する。「アイコン表現」とは、ウィンドウ上に描か
れるビットマップ図形による表現であり、「内部表現」
とは、アイコン表現を抽象化したものであり、システム
内部におけるデータとデータ処理手続き、いわゆる一般
的な「オブジェクト指向」の概念に基づいた「オブジェ
クト」を表す。
【0068】図35において、データソース1001、
ユーザインタフェース・ツールキット1002、モデル
・ツールキット1003の内部表現3501に対して、
アイコン3001、3002、3003によるアイコン
表現3502が対応している。従って、データソース1
001、ユーザインタフェース・ツールキット100
2、モデル・ツールキット1003はそれぞれ「オブジ
ェクト」であり、アイコン表現3502は「オブジェク
ト」をウィンドウ上で、ビットマップ図形によって表現
したものである。
【0069】図35右部において、データソース100
1とモデル・ツールキット1003、モデル・ツールキ
ット1003とモデル・ツールキット1003、データ
ソース1001とユーザインタフェース・ツールキット
1002、モデル・ツールキット1003とユーザイン
タフェース・ツールキット1002はそれぞれリンク1
009によって接続される。これは、「オブジェクト」
間の接続を表し、リンク1009はデータの流れを表
す。図35に示した4種類の「オブジェクト」間接続を
最小単位として、複数のデータソース1001、ユーザ
インタフェース・ツールキット1002、モデル・ツー
ルキット1003が接続されたものがマクロ1004で
ある。マクロ1004についても内部表現3501に、
アイコン表現3502が対応する。内部表現3501に
おけるリンク1009は、結線3009に対応する。
【0070】結線3009の詳細について、図45を用
いて説明する。結線3009は、矢印部30091およ
び弁部30092から成り、弁部30092はウィンド
ウ上、その部分をマウスでクリックすることによって図
45(a)の表現から(b)の表現に、または(b)の
表現から(a)の表現に変化する。弁部30092は
「オブジェクト」間のデータの流れる頻度、タイミング
を表す。データの流れおよびその制御については後に説
明する。
【0071】図35において、マクロ1004のアイコ
ン表現3502は、「グループ化」操作を行ったとき、
グループ化時のアイコン表現3503で表す。つまり、
アイコン3001とアイコン3003の結線3009に
よる接続を「グループ化」するとアイコン3005で表
され、アイコン3003とアイコン3003の接続もア
イコン3005で、アイコン3001とアイコン300
2の接続はアイコン3004で、アイコン3003とア
イコン3002の接続もアイコン3004で表現する。
マクロ1004は、上記4種類の「オブジェクト」の接
続を最小単位とした複数のデータソース1001、ユー
ザインタフェース・ツールキット1002、モデル・ツ
ールキット1003の接続から成り、アイコン3004
は、ユーザインタフェース・ツールキット1002を少
なくとも1つは含むマクロ1004を表し、アイコン3
005は、ユーザインタフェース・ツールキット100
2を全く含まないマクロ1004を表す。
【0072】以上の説明に基づいた複雑なマクロ100
4の組合せにおいて、その内部表現された例を図57に
示す。
【0073】本発明の実施例における以下の説明におい
て、簡略化のため、スターターコントローラー110を
SC、スターターコントローラーのモデル部111をS
C−M、同じくユーザインタフェース部112をSC−
UI、データマネージャー120をDM、データマネー
ジャーのモデル部121をDM−M、同じくユーザイン
タフェース部122をDM−UI、ツールキットマネー
ジャー130をTKM、ツールキットマネージャー13
0のモデル部131をTKM−M、同じくユーザインタ
フェース部132をTKM−UI、キャビネット140
をCB、キャビネット140のモデル部141をCB−
M、同じくユーザインタフェース部142をCB−U
I、ビジュアルエディター150をVE、ビジュアルエ
ディター150のモデル部151をVE−M、同じくユ
ーザインタフェース部152をVE−UI、リンクマネ
ージャー161をLM、データソース1001をDS、
ユーザインタフェース・ツールキット1002をUI−
TK、モデル・ツールキット1003をM−TK、UI
−TKおよびM−TKを区別しない場合は一般にTK、
マクロ1004をMCRと記する。なお、これら全ては
一般的な「オブジェクト指向」の概念に基づく「オブジ
ェクト」である。
【0074】次に本発明の実施例におけるシステム内部
の動作を、15のシナリオを基に、イベントトレース図
である図16から図34を用いて説明する。
【0075】(シナリオ1)システム起動時、SCから
DM、TKM、CBを起動する時の動作を図16を用い
て以下に説明する。
【0076】まず最初に、SCからDMを起動する時の
動作を説明する。
【0077】(イベント10010)ユーザは、図3に
示すウィンドウ21内のアイコン211をダブルクリッ
クする。これをSC−UIはウィンドウシステムを介
し、イベントとして受け取る。
【0078】(イベント10020)SC−UIはアイ
コン211、すなわちDMが選択されたことをSC−M
に通知する。
【0079】(イベント10030)SC−Mはこれに
よりDMを起動すればよいことがわかり、DM−Mを生
成して起動する。ここで生成および起動とは、オペレー
ティングシステムを介してCPU装置1内に必要なメモ
リ領域を確保し、プロセスを起動させることを意味す
る。
【0080】(イベント10040)起動されたDM−
Mは、ファイル51を参照し、そこに記録されているD
S名111に基づき、DM−UIを生成してアイコン表
示を依頼する。
【0081】(イベント10050)DM−UIはウィ
ンドウ22およびアイコン3001をDS名111に基
づき表示する。
【0082】ここで、ファイル51の詳細を図51およ
び図52を用いて説明する。ファイルは、DS名11
1、クラス名444で構成されるファイル511と、ク
ラス名444、OUTポート番号5001、UIポート
番号5002、データ型5005で構成されるファイル
512との、の2つから成る。DS名111はDSの識
別子、すなわちシステム内における識別のためのキーコ
ードであり、アイコン3001の名称として使われる。
クラス名444は、例えば「C++言語」のようなオブ
ジェクト指向言語における「クラス」のそれぞれに付け
られた名称である。上述のDSはある「クラス」の「イ
ンスタンス」であり、DS名111は「インスタンス
名」である。ここで、「クラス」および「インスタン
ス」とは、一般的な「オブジェクト指向」の概念に基づ
くものである。OUTポートは、M−TKとの接続であ
り、ポートごとにデータ型5005をもつ。OUTポー
ト番号5001はそのポートの番号である。UIポート
は、UI−TKとの接続に用い、ポートごとにデータ型
5005をもつ。UIポート番号5002はそのポート
の番号である。ここで「ポート」とは、データの入出力
のための接続の口である。データ型5005は、例えば
整数型や実数型など、DSからM−TKへの出力のデー
タ型またはDSとUI−TKとの入出力のデータ型を表
す。正確には、そのDSが属する「クラス」における入
出力データのデータ型を表す。
【0083】図51中では、データ型を単純化のために
1つのデータ型に1つの数字を割り当てて表現してい
る。このデータ型を基にDSとUI−TKやDSとM−
TKの接続が可能か否かを判断する。つまり、DSの出
力のデータ型5005とUI−TK、M−TKの入力の
データ型5005が一致したものに限り接続ができる。
これについては、ファイル53と合わせて後に詳しく説
明する。なお、データ型5005は単純な整数型あるい
は実数型などの単純な「データ型」のみならず、「オブ
ジェクト指向」の概念に従って拡張した「抽象データ
型」、いわゆる「クラス」の場合もある。
【0084】次にSCからTKMを起動する時の動作を
同じく図16を用いて説明する。
【0085】(イベント10060)ユーザは、図3に
示すアイコン212をダブルクリックする。これをSC
−UIはイベントとして受け取る。
【0086】(イベント10070)SC−UIはアイ
コン212すなわちTKMが選択されたことをSC−M
に通知する。
【0087】(イベント10080)SC−Mはこれに
よりTKMを起動すればよいことがわかり、TKM−M
を生成して起動する。
【0088】(イベント10090)起動されたTKM
−Mは、ファイル52を参照し、そこに記録されている
TK名222、MCR名333、アイコン種別5007
などに基づき、TKM−UIを生成してアイコン表示を
依頼する。
【0089】(イベント10100)TKM−UIはウ
ィンドウ23およびアイコン3002、3003、30
04および3005を上記の情報に基づき表示する。
【0090】ここで、ファイル52の詳細を図53およ
び図54を用いて説明する。ファイルは、TK名22
2、MCR名333、クラス名444、デフォルトリン
ク状態5006、アイコン種別5007で構成されるフ
ァイル521と、クラス名444、INポート番号50
03、OUTポート番号5001、UIポート番号50
02、およびデータ型5005で構成されるファイル5
22との、の2つから成る。TK名222またはMCR
名333は、TKまたMCRの識別子、すなわちシステ
ム内における識別のためのキーコードであり、アイコン
3002、3003、3004、3005の名称として
使われる。クラス名444は、前述のDMにおける説明
と同様である。ただし、TK名・MCR名にMCR名3
33が書かれている場合には、クラス名444にはその
MCRを構成するTK名222あるいはMCR名333
が書かれる。MCRの詳細については、後にファイル5
3と合わせて説明する。デフォルトリンク状態5006
についても同様に後で説明する。アイコン種別5007
は、TKM−UIがTKおよびMCRをウィンドウ上で
アイコン表現する際に、アイコンの種類、すなわちアイ
コン3002、3003、3004、3005のいづれ
を表示すべきかを判断するのに用いる。それらの違いに
ついては、図35を用いて前に説明したようにアイコン
3002はUI−TKの、アイコン3003はM−TK
の、アイコン3004はUI−TKを含むMCRの、ア
イコン3005はUI−TKを含まないMCRの、それ
ぞれアイコンによる表現である。
【0091】データ型5005は、前述のファイル51
2における説明と同様、このファイル522ではINポ
ート番号5003、OUTポート番号5001およびU
Iポート番号5002ごとに定められており、1つのM
−TKを基準に考えたときに、そのM−TKに対する他
のM−TKやDSからの入力データのデータ型、または
そのM−TKから他のM−TKへの出力データのデータ
型、またはそのM−TKとUI−TKとの入出力データ
のデータ型を表す。正確には、そのTKが属する「クラ
ス」における入出力データのデータ型を表す。図54の
中で「or」は、そのTK、正確にはその「クラス」に
属するTKがいづれのデータ型でも入力可能であること
を表す。
【0092】SCからCBを起動する時の動作を図16
を用いて説明する。
【0093】(イベント10110)ユーザは、図3に
示すアイコン213をダブルクリックする。これをSC
−UIはイベントとして受け取る。
【0094】(イベント10120)SC−UIはアイ
コン213すなわちCBが選択されたことをSC−Mに
通知する。
【0095】(イベント10130)SC−Mはこれに
よりCBを起動すればよいことがわかり、CB−Mを生
成して起動する。
【0096】(イベント10140)起動されたCB−
Mは、ファイル53を参照し、そこに記録されているD
S名・MCR名などに基づき、CB−UIを生成してア
イコン表示を依頼する。
【0097】(イベント10150)CB−UIはウィ
ンドウ24およびアイコン3001、3004、300
5を上記の情報に基づき表示する。
【0098】ここで、ファイル53の詳細を図55を用
いて説明する。ファイルは、DS名111、MCR名3
33、クラス名444、デフォルトリンク状態500
6、アイコン種別5007で構成される。DS名11
1、MCR名333はDSまたMCRの識別子、すなわ
ちシステム内における識別のためのキーコードであり、
アイコン3001、3004、3005の名称として使
われる。アイコン種別5304は、CB−UIがDSお
よびMCRをウィンドウ上でアイコン表現する際に、ア
イコンの種類、すなわちアイコン3001、3004、
3005のいづれを表示すべきかを判断するのに用い
る。クラス名444は、前述のTKMにおける説明と同
様であり、TK名・MCR名にMCR名333が書かれ
ている場合には、クラス名444にはそのMCRを構成
するTK名222あるいはMCR名333が書かれる。
【0099】ここで、MCR構成情報5555、すなわ
ちMCRを規定するデータ構造の詳細を図50、図58
を用いて説明する。ここでは、ウィンドウ25の上で図
50(d)のようにアイコンが接続されている場合、つ
まりDS「A社株価」とUI−TK「データインフォメ
ーション」、DS「A社株価」とM−TK「価格モデ
ル」、M−TK「価格モデル」とUI−TK「折れ線グ
ラフ」、M−TK「価格モデル」とUI−TK「棒グラ
フ」がそれぞれ接続されている場合を例に説明する。シ
ステム内部では、図58で示すような情報を管理する。
これは図55で説明したようにファイル53で管理され
る。図58は、図55中におけるMCR「テストモデ
ル」について詳しく示したものである。なおファイル5
21におけるMCRについても全く同様である。
【0100】図50(d)のアイコン間の関係は、図5
8(a)のように表現する。つまり、クラス名444
に、DS名111、TK名222、またはMCR名33
3と記号「+」によって接続関係を示し、「+」の右辺
部が、結線3009の矢印部30091の先端に対応す
る。また記号「[W#n]」は、後に説明する「同一ウ
ィンドウ化」機能に関する情報であり、UI−TKに関
してオプション設定される。つまり、もしオプション設
定された場合、「n」が同じ番号同士のUI−TKは同
一ウィンドウ上に表示される。図50(d)においてU
I−TK「折れ線グラフ」とUI−TK「棒グラフ」は
同一ウィンドウ上に表示される。UI−TK「データイ
ンフォメーション」は、オプション設定されていないた
め1つの単独のウィンドウ上に表示される。
【0101】次に図50(d)の結線3009の弁部3
0092の状態を、図58中のデフォルトリンク状態5
006によって管理する。図45に弁部30092の表
現の詳細を示すように、図45(a)の状態が「OPE
N」、(b)の状態が「CLOSE」をである。2つの
状態の違いは後に説明する。
【0102】さらに、図50(d)においてM−TK
「価格モデル」、UI−TK「折れ線グラフ」、および
UI−TK「棒グラフ」を「グループ化」機能によっ
て、「テストサブモデル」として部分的にMCRを作成
すると、図50(b)のようにウィンドウ上でアイコン
3004として表示される。このとき、これに対応して
MCR構成情報5555は、図58(b)のように書き
替えられる。逆に「グループ解除」機能によってウィン
ドウ上では図50(b)から(d)へ、MCR構成情報
5555は、図58(b)から(a)へ書き替えられ
る。このようにMCRは、ウィンドウ上およびシステム
内部の情報において、階層的に表現および管理される。
【0103】(シナリオ2)画面上のユーザインタフェ
ースについては既に図12を用いて説明したTK、また
はMCRの起動方法1に基づくアプリケーション内部の
動作を図17、図18を用いて説明する。起動方法1と
は、以下の通りである。ウィンドウ22内において、D
Sを表すアイコン3001をマウスでクリックするとそ
のアイコンはハイライト表示され、さらにウィンドウ2
3内において動作可能なTKを表すアイコン3002ま
たはMCRを表す3004がハイライト表示される。そ
して、アイコン3001をウィンドウ23内のハイライ
ト表示されたアイコン上にドラッグ・ドロップ操作して
ウィンドウ26をオープンする。
【0104】最初に上記のシナリオの前半部分について
図17を用いて説明する。
【0105】(イベント11010)ユーザは、ウィン
ドウ22内のDSを表すアイコン3001をマウスでク
リックする。これをDM−UIはウィンドウシステムを
介し、イベントとして受け取る。
【0106】(イベント11020)DM−UIは、そ
の選択されたアイコンをハイライト表示する。
【0107】(イベント11030)DM−UIは、そ
の選択されたアイコンに対応するDS名をDM−Mに通
知し、ユーザがどのDSを選択したかを知らせる。
【0108】(イベント11040)DM−Mは、LM
に対してDS名を通知し、動作可能なTKの検索を依頼
する。
【0109】(イベント11050)LMはファイル5
1、52、53を参照し、動作可能なTK、MCRを検
索する。つまり、上記ファイルにおいてDSの出力デー
タのデータ型5005とTKの入力データのデータ型5
005が一致するものを探す。そして検索されたTK
名、またはMCR名においてTKMが管理するものをT
KM−Mに通知する。
【0110】(イベント11060)TKM−Mは、L
Mより通知されたTK名、またはMCR名に基づき、T
KM−UIにアイコンのハイライト表示の依頼を出す。
【0111】(イベント11070)TKM−UIは、
ウィンドウ23内において、ユーザに動作可能なアイコ
ンをハイライト表示する。
【0112】(イベント11080)イベント1105
0と同様に、LMは、検索されたTK名、またはMCR
名においてCBが管理するものをCB−Mに通知する。
【0113】(イベント11090)CB−Mは、LM
より通知されたTK名222、またはMCR名333に
基づいて、CB−UIにアイコンのハイライト表示の依
頼を出す。
【0114】(イベント11100)CB−UIは、ウ
ィンドウ24内において、ユーザに動作可能なアイコン
をハイライト表示する。
【0115】次に、上記の(シナリオ2)の後半部分に
ついて図18を用いて説明する。
【0116】(イベント12010)ユーザは、ウィン
ドウ22内のアイコン3001をマウスでドラッグす
る。これを、DM−UIはウィンドウシステムを介し、
イベントとして受け取る。
【0117】(イベント12020)DM−UIは、ド
ラッグされたアイコンに対応するDS名111をDM−
Mに通知する。
【0118】(イベント12030)つづいてユーザ
は、ドラッグしたアイコン3001を、ウィンドウ23
内のアイコン3002または3004上にドロップす
る。これを、TKM−UIはウィンドウシステムを介
し、イベントとして受け取る。
【0119】(イベント12040)TKM−UIは、
アイコン3001がドロップされたことと、どのTKま
たはMCR上でドロップされたか、つまりTK名22
2、MCR名333をTKM−Mに通知する。
【0120】(イベント12050)通知されたTKM
−Mは、何のDSに対応するアイコンがドロップされた
かをDM−Mに問い合わせる。
【0121】(イベント12060)DM−Mは、TK
M−Mに問い合わせに応答し、DS名111を知らせ
る。
【0122】(イベント12070)TKM−Mは、そ
のDS名111と上記のTK名222、MCR名333
をLMに通知し、動作可能か否かの判断と、もし動作可
能ならそのDS名111とTK名222、MCR名33
3に対応するDS、TKまたはMCRの生成と起動を依
頼する。ここで、生成と起動とは、オペレーティングシ
ステムを介してCPU装置1内に必要なメモリ領域を確
保し、プロセスを起動させることを意味する。
【0123】(イベント12080)LMは、ファイル
51、52、53を参照し、動作可能と判断したとき、
DSを生成する。動作可能の判断方法は、前述のイベン
ト11050における説明と同様である。
【0124】(イベント12090)同様にLMは、U
I−TKを1つ生成する。ただし、図18は、1つのU
I−TKと1つのM−TKから成るMCRに関する例で
ある。(イベント12100)同様にLMは、M−TK
を1つ生成する。
【0125】(イベント12110)LMはDSに対し
て、次に起動をかけるTK、この場合はM−TKのアド
レスを通知する。ここでのアドレスとは、CPU装置1
内に占めるM−TKのプロセスの先頭アドレスを意味す
る。
【0126】(イベント12120)同様に、M−TK
に対して、UI−TKのアドレス、およびDSのアドレ
スを通知する。
【0127】(イベント12130)同様に、UI−T
Kに対して、M−TKのアドレスを通知する。
【0128】(イベント12140)LMは、生成した
DSに対し、起動をかける。
【0129】(イベント12150)起動を受けたDS
は、自分が管理するデータ、例えば為替などの時系列デ
ータや各種計算に使うパラメータなどを、ファイル50
から引き出す。そして、次に起動をかけるべきM−TK
に対して、起動をかけるとともにデータを渡す。このデ
ータの型は、ファイル51の出力データのデータ型50
05に一致する。
【0130】(イベント12160)M−TKは受け取
ったデータを基に、データ処理を行い、UI−TKに対
してその結果のデータを渡すとともに、結果表示を依頼
する。 (イベント12170)UI−TKは、ウィンドウ26
をオープンするとともに、その表示領域262にデータ
を表示する。
【0131】(シナリオ3)画面上のユーザインタフェ
ースについては既に図13を用いて説明したTKまたは
MCRの起動方法2に基づくアプリケーション内部の動
作を図18、図19を用いて説明する。起動方法2と
は、つまり、以下の通りである。ウィンドウ23内にお
いて、UI−TKを表す適当なアイコン3002また
は、MCRを表す適当なアイコン3004をダブルクリ
ックするとウィンドウ26がオープンされデフォルト表
示をする。次にウィンドウ22内において、DSを表す
アイコン3001をマウスでクリックし、ウィンドウ2
6上にドラッグ・ドロップする。もし、ウィンドウ26
が受け付け可能なデータであれば、そのデータに基づく
処理を行い、ウィンドウ上に結果を表示する。以下で
は、MCRを表す適当なアイコン3004をダブルクリ
ックした場合を例に説明する。
【0132】最初に上記のシナリオの前半部分について
図19を用いて説明する。
【0133】(イベント13010)ユーザは、ウィン
ドウ23内において、MCRを表す適当なアイコン30
04をダブルクリックする。これをTKM−UIはイベ
ントとして受け取る。
【0134】(イベント13020)TKM−UIは、
どのMCRが選択されたかをTKM−Mに通知する。
【0135】(イベント13030)TKM−Mは、L
Mに対してそのMCRの生成と起動を依頼する。
【0136】(イベント13040)LMは、ファイル
51、52、53を参考に依頼を受けたMCRを構成す
るTKを生成する。ここでは、1つのUI−TKと1つ
のM−TKから成るMCRを想定し、UI−TKを1つ
生成する。
【0137】(イベント13045)同様に、M−TK
を生成する。
【0138】(イベント13050)LMは、UI−T
KにM−TKのアドレスを通知する。 (イベント13055)LMは、M−TKにUI−TK
のアドレスを通知するとともに起動をかける。
【0139】(イベント13060)M−TKはUI−
TKに対し、デフォルトデータを渡すとともに起動をか
け、デフォルト表示を依頼する。
【0140】(イベント13070)UI−TKは、ウ
ィンドウ26をオープンしてデフォルトの表示をする。
【0141】次に上記(シナリオ3)の後半部分につい
て図20を用いて説明する。
【0142】(イベント14010)ユーザは、ウィン
ドウ22内のアイコン3001をドラッグする。これを
DM−UIは、イベントとして受け取る。
【0143】(イベント14020)DM−UIは、そ
のアイコン3001に対応するDS名111をDM−M
に通知する。
【0144】(イベント14030)ユーザは、上記ア
イコン3001をウィンドウ26上でドロップする。こ
れを、UI−TKは、イベントとして受け取る。
【0145】(イベント14040)UI−TKは、ア
イコン3001がドロップされたことをM−TKに通知
する。
【0146】(イベント14050)M−TKは、DS
名111をDM−Mに対して問い合わせる。
【0147】(イベント14060)DM−Mは、M−
TKにDS名111を応答する。
【0148】(イベント14070)M−TKは、LM
に受け付け可能なデータか否かのチェックと、もし可能
ならDSの生成と起動を依頼する。
【0149】(イベント14080)LMは、ファイル
51、52、53に基づいて上記内容をチェックし、も
し受け付け可能なデータであれば、DSを生成する。そ
してDSにM−TKのアドレスを通知する。
【0150】(イベント14082)LMは、M−TK
にDSのアドレスを通知する。
【0151】(イベント14084)LMは、DSに起
動をかける。
【0152】(イベント14090)DSは、ファイル
50を参照し、M−TKにデータを渡すとともに起動を
かける。
【0153】(イベント14100)M−TKはデータ
処理を行い、UI−TKに処理結果の表示依頼をする。
【0154】(イベント14110)UI−TKはウィ
ンドウ26内に表示する。
【0155】(シナリオ4)SCからVEを起動する時
の動作を図21を用いて説明する。
【0156】(イベント15010)ユーザは、図3に
示すウィンドウ21内のアイコン214をダブルクリッ
クする。これをSC−UIは、イベントとして受け取
る。
【0157】(イベント15020)SC−UIはアイ
コン214、すなわちVEが選択されたことをSC−M
に通知する。
【0158】(イベント15030)SC−Mは、VE
−Mを生成して起動する。
【0159】(イベント15040)VE−Mは、VE
−UIを生成して起動する。
【0160】(イベント15050)VE−UIは、ウ
ィンドウ25をオープンする。
【0161】(シナリオ5)VE上におけるMCRの編
集において、ウィンドウ22内のアイコン3001をウ
ィンドウ25上にドラッグ・ドロップして配置し、次に
ウィンドウ23内のアイコン3002または3003ま
たは3004または3005をウィンドウ25上にドラ
ッグ・ドロップして配置してアイコン3001に接続す
るまでを図22、図23、図24を用いて説明する。
【0162】まず、ウィンドウ22内のアイコン300
1をウィンドウ25上にドラッグ・ドロップして配置す
るまでを図22を用いて説明する。なお、画面上のイン
タフェースについては、図34に示す通りである。
【0163】(イベント16010)ユーザは、マウス
によりウィンドウ22内のアイコン3001をクリック
してドラッグする。これをDM−UIはイベントとして
受け取る。
【0164】(イベント16020)DM−UIは、D
S名111をDM−Mに通知する。
【0165】(イベント16030)ユーザは、ウィン
ドウ25上に上記アイコン3001をドロップする。こ
れをVE−UIはイベントとして受け取る。
【0166】(イベント16040)VE−UIは、ア
イコン3001がドロップされたことをVE−Mに通知
する。
【0167】(イベント16050)VE−Mは、DS
名をDM−Mに問い合わせる。
【0168】(イベント16060)DM−Mは、VE
−MにDS名111を返す。
【0169】(イベント16070)VE−Mは、VE
−UIにアイコンの表示を依頼する。 (イベント16080)VE−UIは、アイコンを表示
する。
【0170】次に、上記のウィンドウ25上に配置され
たアイコン3001をマウスによりクリックすると、ウ
ィンドウ23または24内の接続可能なアイコン300
2、3003、3004、3005がハイライト表示さ
れるまでを図23を用いて説明する。なお、画面上のイ
ンタフェースについては、図37に示す通りである。
(イベント17010)ユーザは、ウィンドウ25上に
配置されたアイコン3001をマウスによりクリックす
る。これをVE−UIは、イベントとして受け取る。
【0171】(イベント17020)VE−UIは、ウ
ィンドウ25上のアイコン3001がクリックされたこ
とをVE−Mに通知する。
【0172】(イベント17030)VE−Mは、VE
−UIに図37に示すようなメニュー3701の表示を
依頼する。
【0173】(イベント17040)VE−UIは、メ
ニュー3701を表示する。なおメニュー3701につ
いては後に説明する。
【0174】(イベント17050)ユーザは、メニュ
ー3701内のをマウスでクリックし、選択する。これ
をVE−UIはイベントとして受け取る。なおポート番
号5001、5002および5003については後に説
明する。
【0175】(イベント17060)VE−UIは選択
されたポート番号5001、5002または5003を
VE−Mに通知する。
【0176】(イベント17070)VE−Mは、DS
名111とポート番号を5001、5002または50
03をLMに渡し、接続可能なTKまたはMCRの検索
を依頼する。
【0177】(イベント17080)LMはファイル5
1、52、53を基に、接続可能なTKまたはMCRを
検索してTK名222、MCR名333をTKM−Mに
通知する。
【0178】(イベント17090)TKM−MはTK
M−UIにTK名222、MCR名333を指定して、
該当するアイコン3002、3003、3004、30
05のハイライト表示を依頼する。
【0179】(イベント17100)TKM−UIはア
イコンのハイライト表示をする。
【0180】ここで、メニュー3701とOUTポート
番号5001、UIポート番号5002またはINポー
ト番号5003の関係を図37、図52、図54を用い
て説明する。なお、以下ではポート番号5001、50
02、5003と略記する。
【0181】図37におけるウィンドウ25内のアイコ
ン3001、3002、または3003をマウスでクリ
ックするとメニュー3701を表示する。メニュー37
01内にはポート番号5001、5002、5003が
表示される。また、アイコン3004、または3005
をクリックするとメニュー3701内にはDS名11
1、またはTK名222、MCR名333が表示され、
それらの1つをさらにクリックするとメニュー3702
にポート番号5001、5002、または5003が表
示される。
【0182】これらのポート番号5001、5002、
または5003は、図52および図54に示すように各
DS、TK、またはMCRに設けたデータの出入口、す
なわち入力/出力ポートに付けられた番号である。正確
には、各DS、TK、またはMCRが属する「クラス」
において定義される入力/出力ポートに付けられた番号
である。そしてポート1つ1つにはデータ型が定められ
ている。
【0183】アイコン間の接続について図59を用いて
説明する。なお、図59はウィンドウ上のアイコン表現
とシステム内部のポートの関係のイメージを重ねて表し
たものである。アイコン間の接続は、そのアイコンに対
応するDS、UI−TK、またはM−TKが属するクラ
スにおけるデータ型が一致するポート同士を通して行わ
れる。ポート番号には、DSおよびM−TKからのデー
タの出力に対するポート番号5001と、DSとUI−
TK間、またはM−TKとUI−TK間のデータ入出力
に対するポート番号5002、M−TKへのデータの入
力に対するポート番号5003の3種類がある。そして
DS、UI−TK、またはM−TK間の接続は、以下の
4ケースのとき成り立つ。(1)DSのポート番号50
01におけるデータ型5005と、M−TKのポート番
号5003におけるデータ型5005が一致するとき、
(2)DSのポート番号5002におけるデータ型50
05と、UI−TKのポート番号5002におけるデー
タ型5005が一致するとき、(3)M−TKのポート
番号5001におけるデータ型5005と、M−TKの
ポート番号5003におけるデータ型5005が一致す
るとき、(4)M−TKのポート番号5002における
データ型5005と、UI−TKのポート番号5002
におけるデータ型5005が一致するとき、の以上4つ
である。
【0184】引き続き、(シナリオ5)において、ウィ
ンドウ22内のアイコン3002、3003、300
4、または3005をウィンドウ25上にドラッグ・ド
ロップして、先にウィンドウ25上に配置されたアイコ
ン3001に接続するまでを図24を用いて説明する。
なお、画面上のユーザインタフェースについては、図3
8に示す通りである。
【0185】(イベント18010)ユーザは、ウィン
ドウ23内にあるアイコン3002、3003、300
4、または3005をマウスを用いてドラッグする。こ
れをTKM−UIは、イベントとして受け取る。
【0186】(イベント18020)TKM−UIは、
TKM−MにTK名222またはMCR名333を通知
する。
【0187】(イベント18030)ユーザは、先にド
ラッグしたアイコン3002、3003、3004、ま
たは3005をウィンドウ25上でドロップする。これ
をVE−UIは、イベントとして受け取る。
【0188】(イベント18040)VE−UIは、ア
イコン3002、3003、3004または3005が
ドロップされたことをVE−Mに通知する。
【0189】(イベント18050)VE−Mは、TK
M−MにTK名222またはMCR名333を要求す
る。
【0190】(イベント18060)TKM−Mは、T
K名222、MCR名333をVE−Mに返す。
【0191】(イベント18070)VE−Mは、TK
名222、MCR名333と先のイベント16060で
取得したDS名111をLMに渡し、接続可能か否かの
チェックをLMに依頼する。
【0192】(イベント18080)LMは、ファイル
51、52、53を参照してチェックし、接続可能か否
かの結果をVE−Mに返す。チェックとは、それぞれの
DS、TKのポートのデータ型5005が一致するか否
かを調べることを意味する。
【0193】(イベント18090)VE−Mは、LM
から接続可能との通知をもし受けたならVE−UIに対
して、アイコン3001とアイコン3002、300
3、3004、または3005との間を結線3009で
接続し、ウィンドウ25上に表示するよう依頼する。
【0194】(イベント18100)VE−UIは、要
請に基づきウィンドウ25にアイコンを接続して表示す
る。
【0195】(シナリオ6)VEによるMCRの編集に
おいて、ウィンドウ25上に配置されたアイコン300
1、3002、3003、3004、3005に対して
の「グループ化」機能および「グループ解除」機能を図
25を用いて説明する。なお、画面上のユーザインタフ
ェースについては、図39に示す通りである。ここで
「グループ化」とは、簡単に説明するとウィンドウ25
上において、あるまとまった複数のアイコン群をまとめ
て1つのアイコンで表現する機能をいう。そして、この
まとまったアイコン群は1つのMCRを成す。また、
「グループ解除」とは逆に1つのMCRを表すアイコン
から、その構成要素であるアイコン群に分解して表現す
る機能をいう。
【0196】(イベント19010)ユーザは、ウィン
ドウ25上に配置されたアイコン3001、3002、
3003、3004、または3005を、シフトキーを
押下しながらマウスでクリックするなどの操作により、
複数個指定する。これをVE−UIは、イベントとして
受け取る。
【0197】(イベント19020)VE−UIは、ユ
ーザに対して、指定された上記アイコンをハイライト表
示する。図39(b)では斜線部で表している。
【0198】(イベント19030)ユーザは、マウス
で「グループ化」ボタン252をクリックする。これを
VE−UIはイベントとして受け取る。
【0199】(イベント19040)VE−UIはVE
−Mに「グループ化」ボタン252をクリックされたこ
とを通知する。
【0200】(イベント19050)VE−Mでは、図
39(a)中の斜線部のアイコンに対応するDS名11
1、TK名222またはMCR名333の組合せに対
し、もしユーザがMCR名を指定しなかった場合には、
システム側で仮のMCR名を付けて新たなMCRとして
管理する。そしてそのMCRに対応するアイコン300
4、または3005の表示をVE−UIに依頼する。
【0201】(イベント19060)VE−UIはウィ
ンドウ25に図39(a)に示すようにアイコン表示す
る。
【0202】「グループ解除」ボタン253をクリック
すると、上記の動作とほぼ同様の過程を経て「グループ
解除」機能が動作し、ウィンドウ上では図39(a)か
ら(b)の表示に変わる。
【0203】また、既に図58を用いて前に説明した通
り、システム内部の管理情報は、「グループ化」機能の
動作により図58(a)から(b)へ、「グループ解
除」機能の動作により図58(b)から(a)に書き替
わる。
【0204】(シナリオ7)VEによるMCRの編集に
おいて、ウィンドウ25上に配置された複数のアイコン
3002「同一ウィンドウ化」機能および「同一ウィン
ドウ化解除」機能を図26用いて説明する。なお、画面
上のユーザインタフェースについては、図40示す通り
である。ここで「同一ウィンドウ化」とは、簡単に説明
すると複数のUI−TKによって描かれる画面上の表示
を、1つのウィンドウ内にまとめて表示する機能をい
う。例えば図9における表示領域262と、図10にお
ける表示領域262を1つのウィンドウ内に表示する。
「同一ウィンドウ解除」はその逆に、1つ1つのウィン
ドウにそれぞれ表示する機能をいう。
【0205】(イベント20010)ユーザは、ウィン
ドウ25上に配置された複数のアイコン3002を、シ
フトキーを押下しながらマウスでクリックするなどの操
作により、指定する。これをVE−UIは、イベントと
して受け取る。
【0206】(イベント20020)VE−UIは、ユ
ーザに対して、指定された上記アイコンをハイライト表
示する。図40(b)では斜線部で表している。
【0207】(イベント20030)ユーザは、マウス
で「同一ウィンドウ化」ボタン254をクリックする。
これをVE−UIはイベントとして受け取る。
【0208】(イベント20040)VE−UIはVE
−Mに「同一ウィンドウ化」ボタン254をクリックさ
れたことを通知する。
【0209】(イベント20050)VE−Mでは、図
40(b)中の斜線部のアイコンに対応するUI−TK
に対し、同一のウィンドウ番号5009、例えば「W#
1」をつけてシステム内部の情報として管理する。そし
てウィンドウ25上のアイコン3002において、ウィ
ンドウ番号5009の表示をVE−UIに依頼する。
【0210】(イベント20060)VE−UIはウィ
ンドウ25に図40(a)に示すようにアイコン表示す
る。
【0211】「同一ウィンドウ解除」ボタン255をク
リックすると、上記の動作とほぼ同様の過程を経て「同
一ウィンドウ解除」機能が動作し、ウィンドウ上では図
40(a)から(b)の表示に変わる。
【0212】また、既に図58を用いて前に説明した通
り、システム内部の管理情報は、「同一ウィンドウ化」
機能の動作により図58(a)のUI−TK「折れ線グ
ラフ」とUI−TK「棒グラフ」の部分に示すように記
号「[W#1]」が記述される。この2つのUI−TK
は、同一のウィンドウ上に表示することになる。逆に
「同一ウィンドウ解除」機能の動作により、この記述は
消される。そのときそれぞれのUI−TKは、別々のウ
ィンドウ上に表示することになる。
【0213】(シナリオ8)VEによるMCRの編集に
おいて、「階層推移」機能のシステム内部における動作
を図27を用いて説明する。その前に「階層推移」と
は、簡単に説明するとMCRの階層化構造をわかりやす
くユーザに見せるユーザインタフェースである。図41
(b)に示すようにウィンドウ25内に配置されたMC
Rを表すアイコン3004または3005を、マウスで
ダブルクリックするとそのMCRを構成している要素で
あるDS、TK、MCRを図41(a)に示すように表
示する。また、逆に図41(a)の表示から図41
(b)の表示に「上位階層推移」ボタン256をマウス
でクリックすることで推移する。このようにMCRの階
層間を自由に簡単に推移しながらMCRの構築、または
起動を行うことができる。
【0214】(イベント21010)ユーザは、ウィン
ドウ25上に配置されたアイコン3004または300
5をダブルクリックする。これをVE−UIは、イベン
トとして受け取る。
【0215】(イベント21020)VE−UIは、ア
イコン3004または3005がダブルクリックされた
ことをVE−Mに通知し、MCR名333を通知する。
【0216】(イベント21030)VE−Mは、図5
8に示すようなマクロ構成情報5555に基づき、上記
通知されたMCRの構成を知り、そのアイコン表示をV
E−UIに依頼する。
【0217】(イベント21040)VE−UIは、ア
イコン表示をする。
【0218】以上は、MCRの上位階層から下位階層へ
の推移、つまりソフトウェア部品の組み合わせであるM
CRの、概要構成から詳細構成の表現へ推移する内部動
作である。逆に詳細構成から概要構成の表現への推移
は、画面上ボタン256のクリックによって行われる
が、内部動作は上記と同様である。
【0219】(シナリオ9)VEによるMCRの編集に
おいて、ウィンドウ25上に構築したMCRの保存につ
いて図28を用いて説明する。なお、画面上のユーザイ
ンタフェースについては、図42に示す通りである。こ
こで「MCRの保存」とは、アイコン間の接続関係の情
報、すなわち図58を用いて説明したMCR構成情報5
555をファイルに保存する機能を指す。VEにおける
MCRの編集時には、MCR構成情報5555は、CP
U装置1内のメモリ上にあり、電源OFFにより消却さ
れる。従ってその情報を再利用するためにはファイルに
保存する必要がある。「MCRの保存」は、CPU装置
1内にあるMCR構成情報5555をファイルに保存
し、随時必要になった場合にCPU装置1内に呼び出し
て再利用を可能にする機能をいう。
【0220】(イベント22010)ユーザは、ウィン
ドウ25内の「アイコン化」ボタン251をマウスを用
いてクリックする。これをVE−UIは、ウィンドウシ
ステムを介しイベントとして受け取る。
【0221】(イベント22020)VE−UIは、図
42中斜線で示すように「無タイトル」のアイコン30
04をウィンドウ25内に表示する。
【0222】(イベント22030)ユーザは、アイコ
ンの名前、すなわちMCR名を必要に応じて設定し、ア
イコン3004をマウスを用いてドラッグする。これを
VE−UIはイベントとして受け取る。図42では、M
CR名を「マクロ1」と設定した例である。
【0223】(イベント22040)VE−UIは、
「アイコン化」が選択されたことをVE−Mに通知す
る。
【0224】(イベント22050)ユーザは、上記ア
イコン3004をウィンドウ24上でドロップする。こ
れを、CB−UIはイベントとして受け取る。
【0225】(イベント22060)CB−UIは、ア
イコンがドロップされたことをCB−Mに通知する。
【0226】(イベント22070)CB−Mは、図5
8を用いて前に説明したMCR構成情報5555の取得
要求をVE−Mに出す。
【0227】(イベント22080)VE−Mは、CB
−Mに上記の要求に応答する。
【0228】(イベント22090)CB−Mは、その
情報をファイル53に記録し、ウィンドウ24上にアイ
コン3004または3005を表示するようCB−UI
に依頼する。
【0229】(イベント22100)CB−UIは、ウ
ィンドウ24上にアイコンを表示する。
【0230】以上に説明したような、ウィンドウ25上
の全部のアイコン間の接続関係の保存ではなく、その一
部の保存も可能である。この場合の画面上のインタフェ
ースを図43に示す。上記イベント22010におい
て、図43中のウィンドウ25内斜線部に示すように、
シフトキーを押下しながらマウスでクリックするなどの
操作によって、保存したい部分を指定した後、ボタン2
51をマウスでクリックする。その場合、イベント22
040およびイベント22080で保存の対象部分を通
知する。このようにして、ウィンドウ25上におけるア
イコン間の接続関係のうちの一部を保存できる。
【0231】(シナリオ10)VEによるMCRの編集
において、ウィンドウ24上に以前に保存したMCR構
成情報5555のCPU装置1内への呼出しについて図
29を用いて説明する。なお、画面上のユーザインタフ
ェースについては、図44に示す通りである。ここで
「MCRの呼出し」とは、ファイルに保存されているア
イコン間の接続関係の情報をCPU装置1内に呼び出し
て再利用する機能をいう。
【0232】(イベント23010)ユーザは、ウィン
ドウ254のMCRを表すアイコン3004または30
05をマウスを用いてドラッグする。これをCB−UI
は、ウィンドウシステムを介しイベントとして受け取
る。
【0233】(イベント23020)CB−UIは、ど
のMCRが選択されたかをCB−Mに通知する。つまり
MCR名を通知する。
【0234】(イベント23030)ユーザは、上記ア
イコンをウィンドウ25上でドロップする。これをVE
−UIは、イベントとして受け取る。
【0235】(イベント23040)VE−UIはアイ
コンがドロップされたことをVE−Mに通知する。
【0236】(イベント23050)VE−Mは、図5
8を用いて前に説明したMCR構成情報5555の取得
要求をCB−Mに対して出す。
【0237】(イベント23060)CB−Mは、上記
要求に応答する。
【0238】(イベント23070)VE−Mはその情
報に基づき、ウィンドウ25上でのアイコン表示をVE
−UIに依頼する (イベント23080)VE−UIは、ウィンドウ25
上でMCRの構成を表すアイコン群を表示する。
【0239】(シナリオ11)画面上のユーザインタフ
ェースについてついては既に図14を用いて説明したT
K、またはMCRの起動方法3に基づくシステム内部の
動作を図30を用いて説明する。
【0240】(イベント24010)ユーザは、マウス
を用いてウィンドウ25上のアイコン3002をダブル
クリックする。これをVE−UIはイベントとして受け
取る。(イベント24020)VE−UIは、どのアイ
コンが選択されたか、すなわちTK名をVE−Mに通知
する。
【0241】(イベント24030)VE−Mは、図5
8に示したMCR構成情報5555とそのTK名を基
に、そのTKを起動するのに必要なDS、TKを検索す
る。そしてそのDS名またはTK名をLMに渡し、生成
の依頼を出す。
【0242】以下、図60に示すようなMCR構成にお
いて、UI−TK「UI−TK#2」のアイコンをダブ
ルクリックし、起動した場合について説明する。
【0243】(イベント24040)LMは、DSを生
成する。
【0244】(イベント24050)LMは、M−TK
#1を生成する。
【0245】(イベント24060)LMは、UI−T
K#2を生成する。
【0246】(イベント24070)LMは、M−TK
#2を生成する。
【0247】(イベント24080)LMは、上記生成
したDS、M−TK#1、UI−TK#2、M−TK#
2のアドレスをVE−Mに通知する。
【0248】(イベント24090)VE−Mは、DS
にリンク先のアドレスおよびデフォルトリンク状態など
の情報を通知する。
【0249】(イベント24100)VE−Mは、M−
TK#1にリンク先のアドレスおよびデフォルトリンク
状態などの情報を通知する。
【0250】(イベント24110)VE−Mは、UI
−TK#2にリンク先のアドレスおよびデフォルトリン
ク状態などの情報を通知する。
【0251】(イベント24120)VE−Mは、M−
TK#2にリンク先のアドレスおよびデフォルトリンク
状態などの情報を通知する。
【0252】(イベント24130)VE−Mは、DS
に起動をかける。
【0253】(イベント24140)DSは、自分が管
理するデータ、例えば為替などの時系列データや各種計
算に使うパラメータなどを、ファイル50から引き出
す。そして上記で通知されたリンク先アドレスを参考に
して、次に起動をかけるべきM−TK#1に対して、起
動をかけるとともにデータを渡す。このデータの型は、
ファイル51の出力データのデータ型5005に一致す
る。
【0254】(イベント24150)M−TK#1は受
け取ったデータを基に、データ処理を行い、上記で通知
されたリンク先アドレスを参考にして、次に起動をかけ
るべきM−TK#2に対して、起動をかけるとともにデ
ータを渡す。
【0255】(イベント24160)M−TK#2は受
け取ったデータを基に、データ処理を行い、上記で通知
されたリンク先アドレスを参考にして、次に起動をかけ
るべきUI−TK#2に対して、起動をかけるとともに
データを渡す。
【0256】(イベント24170)UI−TK#2
は、ウィンドウ26をオープンするとともに、その表示
領域262にデータを表示する。
【0257】(シナリオ12)図46に示すのは、ウィ
ンドウ25上に描かれたMCRの一例である。図46に
おいて結線3009の弁は全て「OPEN」状態になっ
ている。ここで、図47の斜線部のように、DSとM−
TK#1の間、M−TK#1とM−TK#2の間、M−
TK#2とUI−TK#1との間が全て「CLOSE」
状態のとき、ユーザによってUI−TK#1のアイコン
がダブルクリックされた場合のシステム内部動作につい
て、図31を用いて説明する。
【0258】(イベント25010)ユーザは、ウィン
ドウ25上のUI−TK#1を表すアイコン3002を
ダブルクリックする。これをVE−UIは、イベントと
して受け取る。
【0259】(イベント25020)VE−UIは、上
記アイコンに対応するVE−MにTK名222を通知す
る。
【0260】(イベント25030)VE−Mは、MC
R構成情報5555に基づき起動をかけるべきDS、T
Kなどを検索し、この例の場合、まず、DSのリンク状
態を「OPEN」状態にする。このとき「OPEN」状
態にするのは、DSが次に起動をかけるべきM−TKあ
るいはUI−TKへの接続である。
【0261】(イベント25040)VE−Mは、M−
TK#1のリンク状態を「OPEN」状態にする。
【0262】(イベント25050)VE−Mは、UI
−TK#1のリンク状態を「OPEN」状態にする。
【0263】(イベント25060)VE−Mは、M−
TK#2のリンク状態を「OPEN」状態にする。イベ
ント25040から25060を経た時点での状態は、
図48の斜線部に示すとおりである。但し、この状態
は、1回の起動に限り有効である。従って、起動された
直後にリンク状態はデフォルトリンク状態に戻る。もし
このデフォルトリンク状態を変えたいときは、ウィンド
ウ25上で変更したい結線3009の弁部30091を
アイコンでクリックすることにより変更する。
【0264】(イベント25070)VE−Mは、DS
に起動をかける。
【0265】(イベント25080)DSは、自分が管
理するデータ、例えば為替などの時系列データや各種計
算に使うパラメータなどを、ファイル50から引き出
す。そして上記で通知されたリンク先アドレスを参考に
して、次に起動をかけるべきM−TK#1に対して、起
動をかけるとともにデータを渡す。
【0266】(イベント25090)M−TK#1は受
け取ったデータを基に、データ処理を行い、上記で通知
されたリンク先アドレスを参考にして、次に起動をかけ
るべきM−TK#2に対して、起動をかけるとともにデ
ータを渡す。
【0267】(イベント25100)M−TK#2は受
け取ったデータを基に、データ処理を行い、上記で通知
されたリンク先アドレスを参考にして、次に起動をかけ
るべきUI−TK#1に対して、起動をかけるとともに
データを渡す。
【0268】(イベント25110)UI−TK#1
は、ウィンドウ26をオープンするとともに、その表示
領域262にデータを表示する。
【0269】ここでDS、UI−TK、M−TKのそれ
ぞれのもつ内部データと処理の手順を図61、図62、
図63を用いて説明する。DSのもつ内部データ999
9は図61(a)に示す通りである。OUTポート番号
9001は、M−TKとの接続に用いられ、一つのデー
タ型が定められている。これは図52のデータ型500
5に基づく。リンク先アドレス9009は、接続されて
いるM−TKまたはUI−TKのCPU装置1内でのア
ドレスを示す。デフォルトリンク状態9006は、接続
されているM−TKあるいはUI−TKとのデータを渡
す頻度、タイミングに関する接続関係、すなわちリアル
タイム更新なのか、逐次更新なのかを示す。これは結線
3009の「OPEN」、「CLOSE」状態に対応す
る。UIポート番号9002は、UI−TKとの接続に
用いられ、一つのデータ型が定められている。これは図
52のデータ型5005に基づく。
【0270】UI−TKのもつ内部データ9999は図
61(b)に示す通りである。OUTポート番号900
2は、M−TKとの接続に用いられ、一つのデータ型が
定められている。これは図54のデータ型5005に基
づく。リンク先アドレス9009は、接続されているM
−TKまたはDSのCPU装置1内でのアドレスを示
す。ウィンドウID9007は、「同一ウィンドウ化」
機能に用いられるデータであり、この番号が一致する複
数のUI−TKが表示する表示領域262は、同一ウィ
ンドウ上に表示される。この機能については前に説明し
たとおりである。
【0271】M−TKのもつ内部データ9999は図6
1(c)に示す通りである。OUTポート番号9001
は、M−TKとの接続に用いられ、一つのデータ型が定
められている。これは図54のデータ型5005に基づ
く。リンク先アドレス9009は、接続されているM−
TKまたはUI−TK、DSのCPU装置1内でのアド
レスを示す。デフォルトリンク状態9006は、接続さ
れているM−TKあるいはUI−TKとのデータを渡す
頻度、タイミングに関する接続関係、すなわちリアルタ
イム更新なのか、逐次更新なのかを示す。これは結線3
009の「OPEN」、「CLOSE」状態に対応す
る。UIポート番号9002は、UI−TKとの接続に
用いられ、一つのデータ型が定められている。これは図
52のデータ型5005に基づく。INポート番号90
03は、M−TKあるいはDSとの接続に用いられ、一
つのデータ型が定められている。これは図54のデータ
型5005に基づく。リンク先アドレス9009は、接
続されているM−TKあるいはDSのCPU装置1内で
のアドレスを示す。
【0272】ここでDS、M−TK内の処理の手順を図
62を用いて説明する。
【0273】(ステップ8001)他のDS、M−TK
から起動をかけられスタートする。
【0274】(ステップ8002)ユーザからの終了指
示があるかどうかを判定する。これはそのDS、M−T
Kのプロセスが終了か否かの判定を意味する。
【0275】(ステップ8003)プロセス終了 (ステップ8004)データ入力が十分か否かを判定す
る。
【0276】(ステップ8005)M−TKの場合は、
定められたデータ処理、例えば時系列データを用いての
チャート分析やファジィ推論などを行なう。DSの場合
は、データをファイル50から読み込み、ユーザに要求
されたデータを準備する。
【0277】(ステップ8006)OUTポートまたは
UIポートに接続された他のM−TK、UI−TKがあ
るか否かを判定する。
【0278】(ステップ8007)もしステップ800
6でOUTポートまたはUIポートに接続された他のM
−TK、UI−TKがあればそのリンク状態を調べる。
【0279】(ステップ8008)もしステップ800
7で「OPEN」ならプロセスを分岐させて1つはステ
ップ8009へ、もう1つは、ステップ8006へ推移
させる。
【0280】(ステップ8009)上記で「OPEN」
であった他のM−TK、UI−TKに起動をかけ、ステ
ップ8005での処理結果を渡す。
【0281】つぎに、UI−TK内の処理の手順を図6
3を用いて説明する。
【0282】(ステップ8101)他のDS、M−TK
から起動をかけられスタートする。
【0283】(ステップ8102)ユーザからの終了指
示があるかどうかを判定する。これはそのUI−TKの
プロセスが終了か否かの判定を意味する。
【0284】(ステップ8103)プロセス終了 (ステップ8104)データ入力が十分か否かを判定す
る。
【0285】(ステップ8105)ウィンドウ26のオ
ープンおよび表示領域262への表示を行なう。またユ
ーザからのデータ入力を受け付ける。
【0286】(ステップ8106)UIポートに接続さ
れた他のDS、M−TKがあるか否かを判定する。
【0287】(ステップ8108)もしステップ810
6でUIポートがあるならプロセスを分岐させて1つは
ステップ8106へ、もう1つは、ステップ8109へ
推移させる。
【0288】(ステップ8109)M−TKに起動をか
け、ステップ8105でのユーザからの入力データを渡
す。
【0289】(シナリオ13)VEによって編集された
MCRにおいて、図49に示すようにアイコン3009
に3つのアイコン3002が接続され、しかも結線30
09の弁部30091が「OPEN」状態になっている
場合について以下に説明する。図49において、3つの
アイコン3002がダブルクリックされ、ウィンドウ2
6が3つオープンされているとき、弁部30091が
「OPEN」状態になっているため、それぞれのウィン
ドウ26上の操作、例えばデータ入力/データ指定の結
果は直ちに他のウィンドウ26に反映される。いわゆる
1つのウィンドウからの入力がブロードキャストされ
る。この時のシステム内部の動作を図31を用いて説明
する。(イベント26010)ユーザは、VEによって
編集されたMCRにおいて、3つあるUI−TKのうち
の1つであるUI−TK#1に対応するウィンドウ26
を通して、データ入力/データ指定などの操作をする。
これをUI−TK#1はイベントとして受け取る。
【0290】(イベント26020)UI−TK#1
は、データ更新をM−TKに通知し、データを渡す。
【0291】(イベント26030)M−TKは、UI
−TK#3にデータ更新があったことを通知する。
【0292】(イベント26040)UI−TK#3
は、必要な更新に必要なデータをM−TKに要求する。
【0293】(イベント26050)M−TKは、UI
−TK#3に応答しデータを渡す。
【0294】(イベント26060)UI−TK#3
は、自分の管理するウィンドウ26上の表示領域262
の表示を更新する。
【0295】(イベント26070)上記同様に、M−
TKは、UI−TK#2にデータ更新があったことを通
知する。
【0296】(イベント26080)UI−TK#2
は、必要な更新に必要なデータをM−TKに要求する。
【0297】(イベント26090)M−TKは、UI
−TK#2に応答しデータを渡す。
【0298】(イベント26100)UI−TK#2
は、自分の管理するウィンドウ26上の表示領域262
の表示を更新する。
【0299】(イベント26110)上記同様に、M−
TKは、UI−TK#1にデータ更新があったことを通
知する。
【0300】(イベント26120)UI−TK#1
は、必要な更新に必要なデータをM−TKに要求する。
【0301】(イベント26130)M−TKは、UI
−TK#1に応答しデータを渡す。
【0302】(イベント26140)UI−TK#1
は、自分の管理するウィンドウ26上の表示領域262
の表示を更新する。
【0303】(シナリオ14)画面上のユーザインタフ
ェースについてついては既に図15を用いて説明したT
K、またはMCRの起動方法4に基づくシステム内部の
動作を図32を用いて説明する。
【0304】(イベント27010)ユーザは、ウィン
ドウ22内のアイコン3001をマウスを用いてドラッ
グする。これを、DM−UIはイベントとして受け取
る。
【0305】(イベント27020)DM−UIは、ど
のDSが選択されたかをDM−Mに通知する。つまりD
S名を通知する。
【0306】(イベント27030)ユーザは、ウィン
ドウ25上で以前に配置されたアイコン3001の上
に、上記ドラッグしたアイコン3001をドロップす
る。これをVE−UIは、イベントとして受け取る。
【0307】(イベント27040)VE−UIは、ア
イコン3001がドロップされたことをVE−Mに通知
する。
【0308】(イベント27050)VE−Mは、DM
−MにDS名を要求する。
【0309】(イベント27060)DM−Mは、VE
−MにDS名を答える。
【0310】(イベント27070)VE−Mは、LM
にそのDS名を渡し、接続可能か否かのチェックを依頼
する。
【0311】(イベント27080)LMは、ファイル
51、52、53を参照し、接続可能か否かのチェック
をし、その結果をVE−Mに返す。
【0312】(イベント27090)もし接続可能であ
れば、VE−MはMCR構成情報5555を更新し、D
S名を以前のDS名と差し替える。そして、ウィンドウ
25上におけるアイコン3001の表示更新をVE−U
Iに依頼する。
【0313】(イベント27100)VE−UIは、ウ
ィンドウ25上におけるアイコン3001の表示を更新
する。
【0314】(シナリオ15)ウィンドウ26上におけ
る「データ選択/切り出し/保存」機能について、図
9、図10、図33を用いて以下に説明する。なお、1
つのUI−TKに1つのM−TKが接続されている場合
を例にとり説明する。
【0315】(イベント28010)ユーザは、ウィン
ドウ26上の表示領域262において、図9または図1
0において斜線で表すようにマウスを用いて対象データ
を選択する。そして、「アイコン化」ボタン261をク
リックする。これをUI−TKはイベントとして受け取
る。
【0316】(イベント28020)UI−TKは、ウ
ィンドウ26内に「無タイトル」のアイコン3001を
表示する。
【0317】(イベント28030)ユーザは、上記ア
イコン3001をマウスを用いてドラッグする。
【0318】(イベント28040)UI−TKは自分
に接続されたM−TKに対し、ユーザが選択したデータ
の範囲を通知する。
【0319】(イベント28050)ユーザは、上記ア
イコン3001をウィンドウ24上でドラッグする。こ
れをCB−UIはイベントとして受け取る。
【0320】(イベント28060)CB−UIはアイ
コン3001がドロップされたことをCB−Mに通知す
る。
【0321】(イベント28070)CB−Mは、デー
タすなわちDSの、DS名とアドレスをM−TKに要求
する。
【0322】(イベント28080)M−TKは、LM
にDSの生成を依頼する。このときDS名は、ユーザが
指定するかまたはシステム側でデフォルトの名を付け
る。
【0323】(イベント28090)LMは、DSを生
成する。
【0324】(イベント28100)LMは、M−TK
にDSのアドレスを返す。
【0325】(イベント28110)M−TKは、CB
−MにDS名とそのアドレスを通知する。
【0326】(イベント28120)CB−Mは、ファ
イル53にDS名などの情報を記録するとともにDSに
データそのものをファイル50に記録するよう依頼す
る。ここで「データそのもの」とは、為替の時系列デー
タや計算用のパラメータなどのデータを表す。
【0327】(イベント28130)CB−Mは、CB
−UIに対して、ウィンドウ24上にアイコン3001
の表示を依頼する。
【0328】(イベント28140)CB−UIはウィ
ンドウ24上にアイコン3001を表示する。
【0329】
【発明の効果】以上、本発明によれば以下のことが可能
となる。
【0330】(1)ソフトウェア部品の接続において、
有効な機能を保証した部品間接続を実現し、わかりやす
いユーザインタフェースを提供できる。
【0331】(2)構築された部品を利用する際、入力
データを容易に、瞬時に変更できるようなユーザインタ
フェースを提供できる。
【0332】(3)部品を構築する際、それら部品の性
質、すなわちデータソース、モデル、ユーザインタフェ
ースなどを考慮した部品間の接続関係、および部品の階
層構造をユーザにわかりやすく、画面上、システム内部
データ構造上で表現する方法、およびそれに基づくシス
テムを提供できる。
【0333】(4)部品間を流れるデータ、特にリアル
タイムデータにおけるデータフローの制御方法、および
それに基づくシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マクロ1004のシステム内部表現の例。
【図2】本発明の実施例における全体画面構成図。
【図3】スターターコントローラーウィンドウ21の画
面表示例。
【図4】データマネージャーウィンドウ22の画面表示
例。
【図5】ツールキットマネージャーウィンドウ23の画
面表示例。
【図6】キャビネットウィンドウ24の画面表示例。
【図7】ビジュアルエディターウィンドウ25の画面表
示例。
【図8】ツールキットウィンドウ26の画面表示例(そ
の1)。
【図9】ツールキットウィンドウ26の画面表示例(そ
の2)。
【図10】ツールキットウィンドウ26の画面表示例
(その3)。
【図11】ツールキットウィンドウ26の画面表示例
(その4)。
【図12】(シナリオ2)ツールキット、マクロの起動
方法1における画面操作例。
【図13】(シナリオ3)ツールキット、マクロの起動
方法2における画面操作例。
【図14】(シナリオ11、12)ツールキット、マク
ロの起動方法3における画面操作例。
【図15】(シナリオ14)ツールキット、マクロの起
動方法4における画面操作例。
【図16】(シナリオ1)におけるイベントトレース
図。
【図17】(シナリオ2)におけるイベントトレース図
(その1)。
【図18】(シナリオ2)におけるイベントトレース図
(その2)。
【図19】(シナリオ3)におけるイベントトレース図
(その1)。
【図20】(シナリオ3)におけるイベントトレース図
(その2)。
【図21】(シナリオ4)におけるイベントトレース
図。
【図22】(シナリオ5)におけるイベントトレース図
(その1)。
【図23】(シナリオ5)におけるイベントトレース図
(その2)。
【図24】(シナリオ5)におけるイベントトレース図
(その3)。
【図25】(シナリオ6)におけるイベントトレース
図。
【図26】(シナリオ7)におけるイベントトレース
図。
【図27】(シナリオ8)におけるイベントトレース
図。
【図28】(シナリオ9)におけるイベントトレース
図。
【図29】(シナリオ10)におけるイベントトレース
図。
【図30】(シナリオ11)におけるイベントトレース
図。
【図31】(シナリオ12)におけるイベントトレース
図。
【図32】(シナリオ13)におけるイベントトレース
図。
【図33】(シナリオ14)におけるイベントトレース
図。
【図34】(シナリオ15)におけるイベントトレース
図。
【図35】データ、ツールキット、マクロのアイコン表
現とシステム内部表現。
【図36】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その1)。
【図37】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その2)。
【図38】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その3)。
【図39】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その4)。
【図40】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その5)。
【図41】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その6)。
【図42】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その7)。
【図43】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その8)。
【図44】ビジュアルエディター上のマクロ編集におけ
る画面表示例(その9)。
【図45】結線3009の構成図。
【図46】(シナリオ12)における画面表示例(その
1)。
【図47】(シナリオ12)における画面表示例(その
2)。
【図48】(シナリオ12)における画面表示例(その
3)。
【図49】(シナリオ13)における画面表示例。
【図50】(シナリオ8)における画面表示例。
【図51】ファイル511におけるデータ構造。
【図52】ファイル512におけるデータ構造。
【図53】ファイル521におけるデータ構造。
【図54】ファイル522におけるデータ構造。
【図55】ファイル53におけるデータ構造。
【図56】システム内部構成の概要図。
【図57】システム内部構成の詳細図。
【図58】マクロの構成情報5555におけるデータ構
造。
【図59】アイコン3001、3002、3003間の
接続イメージ図。
【図60】(シナリオ11)における画面表示例。
【図61】データソース1001、ユーザインタフェー
ス・ツールキット1002、モデル・ツールキット10
03の内部情報9999におけるデータ構造。
【図62】データソース1001およびモデル・ツール
キット1003における機能提供のためのフローチャー
ト図。
【図63】ユーザインタフェース・ツールキット100
2における機能提供のためのフローチャート図。
【符号の説明】
1…CPU装置、2…ディスプレイ装置、3…キーボー
ド、4…マウス、5…ファイル、110…スターターコ
ンローラー(SCと略記)、111…スターターコンロ
ーラーのモデル部(SC−M)、112…スターターコ
ンローラーのユーザインタフェース部(SC−UI)、
120…データマネージャー(DM)、121…データ
マネージャーのモデル部(DM−M)、122…データ
マネージャーのユーザインタフェース部(DM−U
I)、130…ツールキットマネージャー(TKM)、
131…ツールキットマネージャーのモデル部(TKM
−M)、132…ツールキットマネージャーのユーザイ
ンタフェース部(TKM−UI)、140…キャビネッ
ト(CB)、141…キャビネットのモデル部(CB−
M)、142…キャビネットのユーザインタフェース部
(CB−UI)、150…ビジュアルエディター(V
E)、151…ビジュアルエディターのモデル部(VE
−M)、152…ビジュアルエディターのユーザインタ
フェース部(VE−UI)、161…リンクマネージャ
ー(LM)、1001…データソース(DS)、100
2…ユーザインタフェース・ツールキット(UI−T
K)、1003…モデル・ツールキット(M−TK)、
1004…マクロ(MCR)、1009…リンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀一 東京都渋谷区道玄坂1丁目16番5号 株式 会社日立情報システムズ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、有効な部品をユーザに
    対して明示し、複数のソフトウェア部品を組み合わせた
    部品が、有効な機能を持つことを保証する方法。
  2. 【請求項2】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、有効な部品をユーザに
    対して明示し、複数のソフトウェア部品を組み合わせた
    部品が、有効な機能を持つことを保証したシステム。
  3. 【請求項3】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、その処理に対する入力
    データを容易に変更し、様々な処理結果を効率的にウィ
    ンドウ上に表示する方法。
  4. 【請求項4】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、その処理に対する入力
    データを容易に変更し、様々な処理結果を効率的にウィ
    ンドウ上に表示するシステム。
  5. 【請求項5】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、その処理手順を、デー
    タの供給源、分析モデル、ユーザインタフェースに分
    け、処理のフローをわかりやすくウィンドウ上に表示す
    る方法。
  6. 【請求項6】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、その処理手順を、デー
    タの供給源、分析モデル、ユーザインタフェースに分
    け、処理のフローをわかりやすくウィンドウ上に表示す
    るシステム。
  7. 【請求項7】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、処理から処理の間のデ
    ータフローをリアルタイムに流すか、逐次的に流すか
    を、容易に制御し、わかりやすくウィンドウ上に表示す
    る方法。
  8. 【請求項8】オブジェクト指向に基づき、時系列データ
    をもとに分析、シミュレーションを行う意思決定支援シ
    ステムを構築する際、機能をもつソフトウェア部品を表
    すアイコンをウィンドウ上で組み合わせて意思決定の処
    理手順を記述する場合において、処理から処理の間のデ
    ータフローをリアルタイムに流すか、逐次的に流すか
    を、容易に制御し、わかりやすくウィンドウ上に表示す
    るシステム。
JP24238393A 1993-09-29 1993-09-29 オブジェクト指向によるシステム構築方法およびこれを用いたシステム Pending JPH0798651A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006268805A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Advance Soft Kk 騒音予測解析総合支援システム
US7552136B2 (en) 2001-10-31 2009-06-23 International Business Machines Corporation Context management super tools and filter/sort model for aggregated display webpages

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