JPH0798617A - クロック生成回路およびバスシステム - Google Patents

クロック生成回路およびバスシステム

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JPH0798617A
JPH0798617A JP5261199A JP26119993A JPH0798617A JP H0798617 A JPH0798617 A JP H0798617A JP 5261199 A JP5261199 A JP 5261199A JP 26119993 A JP26119993 A JP 26119993A JP H0798617 A JPH0798617 A JP H0798617A
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JP
Japan
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phase
clock
delay
bus
circuit
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JP5261199A
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English (en)
Inventor
Masaya Umemura
雅也 梅村
Toshihiko Ogura
敏彦 小倉
Kenji Nakajima
謙二 中島
Kazuhiro Hashimoto
一弘 橋本
Toshihiro Okabe
年宏 岡部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2相クロックのクロックスキュ−を低減する。 【構成】位相調整機構1の出力の一方は、等価遅延回路
7を介して正規相分配回路9を経て正規相負荷点に達す
る。正規相負荷点での位相は位相比較器3に入力され、
参照相と比較され、比較信号が出力される。可変遅延回
路5は、比較信号に応じて、正規相負荷点での位相と位
相比較器3での参照相の位相が合致するように、可変遅
延回路5を制御する。位相調整機構1の出力の他方は、
遅延相生成系の遅延手段8により遅延相のクロックとな
り、遅延相分配回路10を経由して遅延相負荷点に達す
る。等価遅延回路7は、位相比較器3の出力から正規相
負荷点、遅延相負荷点に至るまでにおいて、正規相と遅
延相の間で、遅延手段8による遅延を除く回路遅延が揃
うように正規相の信号を遅延する。 【効果】正規相負荷点での位相はほぼ原発振の位相と一
致する。また、等価回路7により遅延相の正規相に対す
るクロックスキュ−も低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用範囲】本発明は情報処理装置で用いられ
る遅延クロックの生成の技術に関し、特に、クロック分
配系における位相調整の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クロックに同期してデータ転送を
行う情報処理装置において、データ転送時のデータ駆動
やデータのラッチを、クロックに同期させて行う方式と
しては、クロック波形の立上りエッジもしくは降下エッ
ジの一方を用いる単相クロック方式や、図16に示すよ
うに正規相のクロクを分岐したクロックを遅延させ遅延
相のクロックを生成し、位相の異なる正規相と遅延相と
の2相のクロックを用いる方式や、図17に示すように
波形のデューティ比を変えたクロックの立上りエッジ/
降下エッジを用いる方式等が知れられている。
【0003】2相クロックを用いる方式では、図18に
示すように、データをラッチするフリップフロップ18
03のクロックよりある遅延量だけ遅れたクロックを、
データを駆動するドライバ1804やフリップフロップ
1805に用いることでデータの後縁を補償し、クロッ
クスキューに起因する受信データの取り損ないを防いで
いる。
【0004】図18は、このような2相クロックを用い
る方式を用いてデータ転送を行うバスシステムの全体の
構成を示している。
【0005】図示するように、バスシステムは、データ
バスに接続したバス使用権の調停LSI1800と、バ
スI/Fを有するLSI1801を備えている。バスI
/Fを有するLSI1801は、バスを利用するデバイ
スに含まれている。
【0006】図18では簡単のため、バス使用権の調停
LSI1500とバスI/Fを有するLSI1502の
間のバス使用権の制御に関する信号線は1デバイス分だ
け示した。
【0007】さて、図19に示すように、バスI/Fを
もつLSI1502のフリップフロップ1はクロックの
正規相でバス使用権要求信号を出力する(t1)。これ
は、バス使用権調停LSI1800の組み合せ論理Aを
経てフリップフロップ2で正規相でラッチされる(t
2)。
【0008】バス使用権調停LSI1800の組み合せ
論理Bは、フリップフロップ2のバス使用権要求につい
て優先度を判定し、バスI/Fを有するLSI1801
が出力したバス使用権放棄信号をきっかけに、バス使用
許可信号を正規相で出力する。バス使用許可信号は、バ
スI/FをもつLSI1801のフリップフロップ1で
ラッチされ(t3)、フリップフロップ1’で正規相の
降下エッジでラッチされる(/t3)。
【0009】一方、バスI/FをもつLSI1801の
フリップフロップ1はバス使用権を得たので、正規相で
バス使用権要求を取り下げる(t3)。
【0010】そして、フリップフロップ1’の出力は、
フリップフロップ3,4でラッチされる(t4d)。
【0011】フリップフロップ3はバス使用権を得たの
で遅延相でバスにデータを出力する(t4d)。このデ
ータは、他のデバイスのバスI/FをもつLSI180
1に正規相でラッチされる(t5)。また、フリップフ
ロップ4はバス使用権を得たので遅延相でバス使用権放
棄信号バスにデータバスのデータサイクルの終わりに合
わせてバス使用権放棄信号を出力する(t3d)。
【0012】バス使用権調停LSI1800は、このバ
ス使用権放棄信号をきっかけに、他のバスI/Fを有す
るLSIを備えたデバイスにバス使用権を切り換える。
【0013】また、図17に示す波形のデューティ比を
変えたクロックの立上りエッジ/降下エッジを用いる方
式では、予め3:1に定められたデューティ比のクロッ
クの立上りエッジでデータ駆動を、降下エッジでデータ
のラッチを行うことにより、データの後縁を補償し、ク
ロックスキューに起因する、受信データの取り損ないを
防いでいた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、情報処理装置の
システムクロックの高速化と半導体のゲート遅延の短縮
化にともない、クロックスキューのサイクルタイムに占
める割合が大きくなり、装置の高速化の妨げになってき
た。
【0015】また、クロック波形のデューティを変える
方式では、立上りエッジ/降下エッジ間のジッタがスキ
ューとは別計上でサイクルタイムを占有する。このた
め、高速化すなわちクロックの繰り返し周期を短くする
とデューティ比の小さい側のパルスの幅は、このクロッ
クを用いるLSIやSSIの入出力用I/Oバッファの
不感時間より短くなり、LSIやSSIにとってはクロ
ックが消失してしまう問題がある。
【0016】そこで、本発明は、2相クロックのクロッ
クスキューを低減し、より高速なデータ転送を実現する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、たとえば、正規相負荷点に正規相クロックを
出力し、遅延負荷点に前記正規相のクロックに対し所定
の遅延時間を有するクロックである遅延相のクロックを
出力するクロック生成回路であって、入力する参照相ク
ロックを遅延させ、前記正規相クロックとして前記正規
相負荷点に供給する可変遅延回路と、可変遅延回路が遅
延したクロックを遅延させ、前記遅延相クロックとして
前記遅延相負荷点に供給する遅延回路と、前記正規相負
荷点の正規相クロックに相当するクロックの位相もしく
は遅延相負荷点相当の遅延相クロックに相当するクロッ
クの位相のうちのいずれかと、参照相クロックの位相を
比較する位相比較回路と、前記位相比較回路の比較の結
果に応じて、前記可変遅延回路の遅延量を制御する制御
回路と、入力する参照相クロックから正規相負荷点に至
るまでの経路である正規相経路の遅延時間である正規相
経路遅延と、入力する参照相クロックから負荷相負荷点
に至るまでの経路である遅延経路の前記遅延回路による
遅延時間を除く遅延時間である遅延相経路遅延の差に相
当する時間、入力信号を遅延させる、前記正規相経路遅
延と遅延相経路遅延が、より小さい方に対応する経路中
に設けられた等価遅延回路とを有することを特徴とする
クロック生成回路を提供する。
【0018】
【作用】本発明に係るクロック生成回路によれば、たと
えば、図1に示すように、正規層負荷点での位相と同位
相相の正規相を位相調整機構へ帰還させ、帰還されたク
ロックと入力する参照用の参照相クロックのを位相を比
較し、比較した結果から制御部が、負荷点での位相を、
参照相クロックの入力に揃うように可変遅延回路を操作
する。これにより、原発振につながる複数の位相調整機
構の後位の正規層、遅延層負荷点の間では、位相調整機
構以後の回路遅延等のバラツキを相殺でき、クロックス
キューを低減することができる。また、さらに、正規相
と遅延相について、相間で回路遅延の短い側に等価遅延
回路を挿入することで回路遅延を揃えれば、正規相、遅
延相のクロックスキューは一元化され、遅延相の正規相
からの遅延量とは別に管理することができる。また、こ
れにより、クロックスキューが低減される。したがい、
クロックスキューと半導体のゲート遅延から求まるデー
タ駆動のクロックの遅延量も縮小される。
【0019】また、参照相の元となるクロックのみをク
ロック生成機構外のバス等の実装環境で分配すること
で、配線やLSI,部品点数の削減、EMC、EMIの
電磁波のノイズ源の削減が図れる。
【0020】よって、クロックスキュー等に起因するデ
ータの取り損ないを防ぎ、高速なデータ転送が可能とな
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0022】まず、本発明に第1の実施例について説明
する。
【0023】図1に本第1実施例に係るクロック生成回
路の構成を示す。
【0024】図示するように、本第1実施例に係るクロ
ック生成回路は、位相調整機構1、原発振器2、等価遅
延回路7、遅延手段8、分配回路11、正規相分配回路
9、遅延相分配回路10を有している。
【0025】また、位相調整機構1は、参照相分配回路
6、位相比較器3、遅延回路制御部4、可変遅延回路5
より構成される。
【0026】図示するように、現発振器1の出力は、位
相比較器3、遅延回路制御部4、可変遅延回路5からな
る位相調整機構1に接続される。
【0027】位相調整機構1の出力の一方は、等価遅延
回路7を介して正規相分配回路9を経て正規相負荷点に
達する。正規相負荷点での位相に相当する正規相帰還系
の正規相が位相比較器3に入力され、参照相と比較さ
れ、比較信号が出力される。
【0028】比較信号は、遅延回路制御部4に入力さ
れ、可変遅延回路5は、この比較信号に応じて、正規相
負荷点での位相と位相比較器3での参照相の位相が合致
するように、可変遅延回路5を制御する。
【0029】一方、位相調整機構1の出力の他方は、遅
延相生成系の遅延手段8により遅延相のクロックとな
り、遅延相分配回路10を経由して遅延相負荷点に達す
る。
【0030】ここで、位相比較器3の出力から正規相負
荷点、遅延相負荷点に至る上で、正規相と遅延相の間
で、遅延手段8による遅延を除く回路遅延が揃うように
等価遅延回路7を挿入する。これにより、遅延相系の遅
延手段8による遅延を除く回路遅延に起因するクロック
スキューを正規相のクロックスキューに合わせている。
【0031】ここで、図2に、本第1実施例に係るクロ
ック生成動作を示す。
【0032】図示するように、調整前すなわち動作開始
時でも、正規相負荷点での位相と遅延相負荷点での位相
とは、所望の遅延時間だけ位相差が存在する。しかし、
正規相負荷点の位相は、正規相負荷点までの正規相系の
回路遅延のために、参照相の位相とはずれている。な
お、調整前には、可変遅延回路5の遅延量は0に設定し
ている。
【0033】この後、位相調整機構1により前述したよ
うに位相調整が行われると、正規相負荷点の位相は参照
相の1サイクル後の位相まで可変遅延回路5により後退
させられる。この場合も、遅延相は正規相の位相後退に
所望の遅延時間だけ位相差を保ちながら追従する。
【0034】ところで、図2では、参照相と正規相負荷
点の位相を一致させるように、位相調整機構1が位相の
調整を行った場合について示したが、参照相と正規相負
荷点の位相が逆相となるように、位相調整機構1が位相
の調整を行うようにしてもよい。
【0035】この場合は、図3に示すように、位相調整
の結果、正規相は参照相の半サイクル後の位相まで可変
遅延回路5により後退させられる。遅延相は正規相の位
相後退に所望の遅延時間だけが位相差を保ちながら追従
する。
【0036】このように、調整前の正規相負荷点の位相
が参照相の逆相の位相により近い場合には、参照相と正
規相負荷点の位相が逆相となるように、位相調整機構1
が位相の調整を行うことにより可変遅延回路5の回路規
模をより少なくすることができる。
【0037】このように、本第1実施例によれば、正規
相負荷点での位相を、参照相の位相に一致させるこがで
き、かつ、遅延相の位相を正規相負荷点での位相に対
し、遅延手段8により所望の遅延量だけ遅延した位相と
することができる。
【0038】次に、このようなクロック生成回路を、L
SIチップへの適用した場合につい図4に示す。
【0039】原発振器2は、複数個のLSIに接続され
ている。図2では、この複数個のLSIの中のLSIの
1つ200を示す。
【0040】図示するように、この例では、LSI20
0の外部の回路基板上に設けた遅延線を遅延手段8とし
て用いている。LSI内部に高精度な遅延回路を構成す
ることを困難であるので、このようにすることにより、
遅延相を生成する遅延手段8に起因するクロックスキュ
ーを抑え、所望の遅延相の正規相からの遅延時間を得る
ことができる。
【0041】また、各LSIの正規相は、原発振器2の
出力するクロックに参照相分配回路6の回路遅延分の位
相差をもって同期し、遅延相は、この正規相に、所望の
遅延分の位相差をもって同期する。すなわち、各LSI
は、LSI間で、ほぼ位相のそろった正規相、遅延相の
クロックを用いることができる。
【0042】次に、図5(a)に、図4に示したLSI
を用いて構成したバスシステムを示す。
【0043】図中、LSI AからLSI B、C、D
へのデータ転送を示す。
【0044】原発振器2から供給されたクロックは各L
SIに具備された位相調整機構1、遅延線を用いて正規
相と遅延相を生成している。図5(b)に示すように、
たとえば、LSI Aからクロックの遅延相でバス上に
ドライブされたデータは、LSI B、C、Dのフリッ
プフロップでクロックの正規相でラッチされる。
【0045】すなわち、バスシステムの転送サイクルが
短くなると、LSI間での正規相のクロックスキューに
よりデータの取り込みの前にデータ駆動がなされ、デー
タの取り損ないを招くので、本バスシステムではデータ
駆動のクロックをデータラッチのクロックより遅延させ
ている。
【0046】もちろん、正規相と遅延相間の遅延時間を
適当に設定し、正規相でデータをバス上にドライブし、
遅延相でデータラッチするようにしてもよい。
【0047】このように、本第1実施例によれば、各L
SI間の正規相のクロックスキューと遅延相のクロック
スキュー、遅延時間のバラツキを、一元的に正規相のク
ロックスキューだけで管理できる。
【0048】ところで、クロックの負荷と、本第1実施
例に係るクロック生成回路が、異なるLSI中に配置さ
れる場合には、図6に示すように、位相調整機構1、等
価遅延回路7、遅延相生成系からなるLSI600に、
正規相の負荷を含んだLSI610aより、負荷点での
位相に相当する正規相帰還系を帰還し、正規相負荷点で
の位相を参照相の位相に合致させ、遅延相を、これに対
し所望の遅延量を持った位相とするのが好ましい。
【0049】しかし、LSI間でのクロックの帰還が困
難、もしくは、望ましくない場合には、図7に示すよう
に、位相調整機構1、等価遅延回路7、遅延相生成系か
らなるLSI700を配し、正規相、遅延相の負荷を含
んだLSI701a、bに分配し、LSI700内で、
分配される正規相の一部を帰還させることで、分配する
正規相の位相を参照相の位相に合致させ、遅延相を、こ
れに対し所望の遅延量を持った位相とするようにしても
よい。
【0050】以下、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0051】図8にLSIチップに適用した本第2の実
施例に係るクロック生成回路を示す。
【0052】図示するように、本第2実施例に係るクロ
ック生成回路は、先に図4に示した前記第1実施例に係
るクロック生成回路の、遅延手段8をk個の同一性能ゲ
ートの直列接続より成る第2可変遅延回路800で構成
し、これを遅延回路制御部4と、新たに設けた逓倍制御
部801で制御するようにしたものである。
【0053】図中、原発振器2の出力は、位相比較器
3、遅延回路制御部4、可変遅延回路1、可変遅延回路
2、等価遅延回路7、逓倍制御部からなる位相調整機構
1に接続される。可変遅延回路5の出力する正規相は、
正規相分配回路9を経由して正規相負荷点に達する。ま
た可変遅延回路5の出力は、第2可変遅延回路800に
も供給される。そして、第2可変遅延回路800の出力
する遅延相は、遅延相分配回路10を経て遅延相負荷点
に達する。
【0054】さて、遅延相負荷点での位相に相当する遅
延相帰還系の遅延相は、位相比較器3に入力され、参照
相と比較され、比較信号が出力される。入力された比較
信号に応じて、遅延回路制御部4は、可変遅延回路5、
第2可変遅延回路800を制御し、遅延相負荷点での位
相と位相比較器3での参照相の位相を合致させる。この
時点で、可変遅延回路5、第2可変回路800の遅延量
は0に制御されているので、遅延相負荷点での位相と位
相比較器3での参照相の位相を合致させることにより、
遅延相負荷点での位相と正規相負荷点での位相と参照相
の位相は、全て合致することになる。
【0055】そこで、この後、逓倍制御部801の出力
によりk個中任意の数のゲートを選択し、遅延相の、正
規相に対する位相差を、所望の値に変更する。
【0056】このような動作タイミングを図9に示す。
【0057】図示するように、調整前の正規相負荷点で
の位相と遅延相負荷点での位相は同一である。
【0058】1次調整で遅延回路制御部4は可変遅延回
路5を選択し、可変遅延回路5を制御することで正規
相、遅延相とも1サイクル後の位相まで可変遅延回路に
より後退させる。
【0059】続いて、2次調整で遅延回路制御部4は第
2可変遅延回路800を選択し、第2可変遅延回路80
0を制御することで遅延相のみ、もう1サイクル後の位
相まで可変遅延回路により後退させる。
【0060】この時点で第2可変遅延回路800の遅延
量は1サイクル分に相当し、第2可変遅延回路800は
k個の直列接続のゲートにより遅延している。ゲートは
1/kサイクル分の遅延量をもつこととなる。
【0061】2次調整後、逓倍操作がなされ、逓倍制御
部801に入力される遅延情報に基づき、第2可変遅延
回路800の中のk個以下l個以上のn個のゲートを選
択し、残りは切り離し、遅延情報で指示された所望の遅
延相の正規相からの遅延時間を得る。このとき、遅延時
間はn/kサイクルとなる。
【0062】なお、本第2実施例においても、先に図3
に示したように遅延相負荷点での位相と位相比較器3で
の参照相の逆相に一致させるよういしても良い。この場
合、可変遅延回路5、第2可変遅延回路800の遅延量
は半サイクルでも実現できる。
【0063】ところで、図8に示したクロック生成回路
をLSI中ではなく、ディスクリート部品を用いて作成
する場合には、図10に示すように、正規相分配回路
9、遅延相分配回路10を同一のディスクリート部品を
用いて等負荷とすることで回路遅延を揃えるようにする
のが好ましい。
【0064】以下、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0065】図11に、本第3実施例に係るクロック生
成回路の構成を示す。
【0066】本第3実施例では、原発振器2から供給さ
れるクロックが同期化クロックとして、データ線に沿う
ようにLSI1100、1101間に接続されている。
【0067】同期化クロックはLSI1100中で、可
変遅延回路5を介して次段のLSIに供給される。デー
タ線のデータはデータバッファ1103で可変遅延回路
5の出力するクロックに同期してラッチされる。
【0068】ラッチしたデータのパリティをチェックす
るパリティチェッカ1104の出力は遅延回路制御部4
に入力される。
【0069】遅延回路制御部4は、パリティエラーの発
生が無くなるまで、可変遅延回路5の遅延量を大きくす
することにより、ラッチクロックつまりラッチタイミン
グを遅らせる。
【0070】可変遅延回路5の入出力のクロックは位相
比較器3に入力され、遅延回路制御部4に比較信号とし
て出力する。比較信号は、可変遅延回路5の出力のクロ
ックが入力のクロックに対し、データバッファのラッチ
がクロックの立上りエッジと降下エッジの一方のみで行
われる場合にはクロクの1サイクル以上、片方で行われ
る場合には半サイクル位相が遅れないよう遅延回路制御
部4を制御している。
【0071】以下、本発明に係るクッロク生成回路の第
4の実施例について説明する。
【0072】図12に、本第4実施例に係るクロッック
生成回路の構成を示す。
【0073】図示するように、本第4実施例において、
原発振器2出力は、位相比較器3、遅延回路制御部4、
可変遅延回路5、第2可変遅延回路800、等価遅延回
路7、逓倍制御部801、比較相生成手段900、波形
整形手段901からなる位相調整機構1に接続される。
【0074】波形整形手段901は、可変遅延回路5の
出力である正規相と、第2可変遅延回路800の出力で
ある遅延相より、原発振クロックの2倍周のクロックで
ある2倍相のクロックを生成する。波形整形手段901
はエクスクル−シブオア回路で実現することができる。
【0075】2倍相は、分配回路902を経由して2倍
相負荷点に達する。そして、2倍相の負荷点での位相に
相当する2倍相帰還系の2倍相は比較相生成手段900
に入力され、正規相に相当する比較相が抽出される。比
較相生成手段900は、2分周器である。
【0076】この比較相は、位相比較器3に入力され、
参照相と比較され、比較信号が出力される。遅延回路制
御部4は、比較信号に応じて、可変遅延回路5に応じて
派遣遅延回路5を制御し、2倍相の正規相に相当する相
の負荷点での位相と参照相の位相を合致させる。
【0077】ここで、第2可変遅延回路800はk個の
同一性能ゲートの直列接続よりなり、逓倍制御部801
の出力によりk個中任意の数n個のゲートを選択し、所
望の遅延相の正規相からの遅延時間の遅延相を出力す
る。予め設定された所望の遅延時間は2倍相において
は、クロックの”H”:”L”のデューティ比を決定す
る。
【0078】また、第2可変遅延回路800の調整よ
り、プロセスばらつき等の影響によるクロックのデュー
ティ比を揃えることができる。
【0079】図13に、本第4実施例に係るクロック生
成回路の動作タイミングを示す。
【0080】図示するように、調整前の2倍相負荷点で
の波形のデューティ比は、第2可変遅延回路800の遅
延量が0に設定されているので1:1である。なお、こ
の時点で、可変遅延回路5の遅延量も0に制御されてい
る。
【0081】さて、調整で、まず、遅延回路制御部4
は、比較信号に応じて可変遅延回路5を制御し、2倍相
の正規相に相当する相を参照相の1サイクル後の位相ま
で後退させる。
【0082】次に、遅延回路制御部5は、第2可変遅延
回路800を制御し、遅延相を2倍相のクロックが値1
で”H”で一定になるまで後退させる。すなわち、原発
振クロックの半サイクル以上遅延させる。第2可変遅延
回路800はk個の直列接続のゲートより構成される、
各ゲートは少なくとも1/2kサイクル分の遅延量をも
つ。
【0083】次に、逓倍制御部801に入力される遅延
情報に基づき、第2可変遅延回路800の中のk個以下
l個以上のn個のゲートを選択し、残りは切り離し、遅
延情報で指示された所望の遅延相の正規相からの遅延時
間を実現する。遅延時間はn/2kサイクルとなる。
【0084】さて、以上の操作により、2倍相クロック
の波形のデューティ比はn:k−nに固定される。
【0085】このように、本第4実施例によれば、原発
振器2の出力クロックの2倍の周波数の任意のデュ−テ
ィ比のクロックを生成することができる。
【0086】ここで、動作周波数2fHzの先に図17
に示したようなデュ−ティ比を変化させたバスシステム
を作ることを考えると、バス上のデータの最大周波数は
1fHzであり、本第4実施例によれば、1fHzの現
発振器2のクロックを供給することにより2fHzの任
意のデュ−ティ比のクロックを生成できる。
【0087】よって、本第4実施例によれば、LSI外
部の基板やケーブル、コネクタ等の電気特性から2fH
zのクロックの供給が困難で1fHzなら供給可能な実
装系において、動作周波数2fHzのバスシステムを実
現できる。
【0088】以下、本発明の第5の実施例を説明する。
【0089】本第5実施例は、バスシステムに関するも
のである。
【0090】図14に、本第5実施例に係るバスシステ
ムの構成を示す。
【0091】図示するように、本第5実施例に係るバス
システムは、データバスに接続した複数のバスデバイス
1501、1503と、バス使用権の調停LSI150
0を有している。各バスデバイスは、バスI/Fを有す
るLSI1502を備えている。
【0092】図14では簡単のため、バス使用権の調停
LSI1500とバスI/Fを有するLSI1502の
間のバス使用権の制御に関する信号線は1デバイス分だ
け示した。
【0093】さて、図15に示すように、バスI/Fを
もつLSI1502のフリップフロップ1はクロックの
正規相でバス使用権要求信号を出力する(t1))。こ
れは、バス使用権調停LSI1500の組み合せ論理A
を経てフリップフロップ2で正規相でラッチされる(t
2)。
【0094】バス使用権調停LSI1500の組み合せ
論理Bは、フリップフロップ2のバス使用権要求につい
て優先度を判定し、他のデバイス1503のバスI/F
を有するLSIが出力したバス使用権放棄信号をきっか
けに、バス使用許可信号を正規相で出力する(t2)。
バス使用許可信号は、バスI/FをもつLSI1502
のフリップフロップ1でラッチされる(t3)。また、
バス使用許可信号は、フリップフロップ3、4でラッチ
される(t3d)。なお、フリップフロップ3、4が、
バス使用許可信号を、t2dのタイミングでラッチしな
いよう回路に遅延を持たせておく。
【0095】これで、デバイス1501のフリップフロ
ップ1はバス使用権を得たので、正規相でバス使用権要
求を取り下げる(t4)。
【0096】一方、フリップフロップ3はバス使用権を
得たので遅延相でバスにデータを出力する(t3d)。
このデータは、他のデバイス1503に正規相でラッチ
される(t4)。また、フリップフロップ4はバス使用
権を得たので遅延相でバス使用権放棄信号バスにデータ
バスのデータサイクルの終わりに合わせてバス使用権放
棄信号を出力する(t3d)。
【0097】バス使用権調停LSI1500は、このバ
ス使用権放棄信号をきっかけに、他のバスI/Fを有す
るLSIを備えたデバイス1503にバス使用権を切り
換える。
【0098】さて、本第5実施例に係るバスシステムの
動作タイミング(図15)と、前述した従来のバスシス
テム(図18参照)の動作タイミング(図19)を比べ
てみると、本第5実施例に係るバスシステムでは、バス
使用権放棄信号の出力よりデータ転送終了まで、1サイ
クル短くなっていることがわかる。
【0099】なお、本第5実施例に係るバスシステムに
おいて、正規相と遅延相の遅延量を適当に制御し、正規
相と遅延相を交代させても良い。
【0100】ここで、このような、バスシステムには、
前記第1、2、4実施例に係るクロック生成回路により
生成した、正規相、遅延相を用いれば、動作周波数をよ
り高速化することができる。
【0101】以上のように、本実施例によれば、遅延相
のレファレンスとなる参照相が要らないので原発信から
の遅延相の分配が不要。位相調整機構を一つに集約でき
て、実装時の物量が減る。遅延相の正規相からの遅延量
を個々に調節できる。遅延相の正規相からの遅延量のバ
ラツキが抑えられるので遅延相、正規相ともクロックス
キューの管理が簡便化され、またクロックサイクルに占
めるクロックスキューの割合を低減でき、システムの高
速化が図れる。
【0102】また、正規相と正規相の任意の遅延相から
正規相の2倍周のクロックを生成し、任意の遅延相の遅
延量についてプロセスばらつきを吸収することで、2倍
周クロックのジッタを抑制できる。2倍周のクロックを
分配できない実装系で2倍周クロック動作のバスを実現
で、また2倍周のクロックがLSI外に存在しないの
で、EMC、EMI上ノイズ源を密封が容易で不要な電
磁波の放射を抑制できる。
【0103】正規相と正規相の任意の遅延相を用いたバ
スシステムの実現により、バスマスタ切り換え時の、切
り換え前のバスマスタの出力したデータが、切り換えた
後のバスマスタが出力したデータにより破壊されるのを
防ぐことがでる。
【0104】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、2相ク
ロックのクロックスキューを低減し、より高速なデータ
転送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るクロック生成回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るクロック生成回路の
動作例を示すタイミングチャ−トである。
【図3】本発明の第1実施例に係るクロック生成回路の
他の動作例を示すタイミングチャ−トである。
【図4】本発明の第1実施例に係るクロック生成回路を
含んだLSIの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るバスシステムの構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るクロック生成回路の
第1の適用例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るクロック生成回路の
第2の適用例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るクロック生成回路を
含んだLSIの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るクロック生成回路の
動作を示すタイミングチャ−トである。
【図10】本発明の第2実施例に係るクロック生成回路
のディスクリ−ト部品による構成例を示したブロック図
である。
【図11】本発明の第3実施例に係るクロック生成回路
を含んだLSIの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4実施例に係るクロック生成回路
の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4実施例に係るクロック生成回路
の動作を示すタイミングチャ−トである。
【図14】本発明の第5実施例に係るバスシステムの構
成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5実施例に係るバスシステムの動
作を示すタイミングチャ−トである。
【図16】従来の技術に係るクロック生成回路の構成を
示すブロック図である
【図17】従来の技術に係るデータテンスタイミングを
示すタイミングチャ−トである。
【図18】従来の技術に係るバスシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図19】従来の技術に係るバスシステムの動作を示す
タイミングチャ−トである。
【符号の説明】
1 位相調整機構 2 原発振器 3 位相比較器 4 遅延回路制御部 5 可変遅延回路 6 参照相分配回路 7 等価遅延回路 8 遅延手段 9 正規相分配回路 10 遅延相分配回路 11 分配回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 謙二 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 橋本 一弘 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 岡部 年宏 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正規相負荷点に正規相クロックを出力し、
    遅延負荷点に前記正規相のクロックに対し所定の遅延時
    間を有するクロックである遅延相のクロックを出力する
    クロック生成回路であって、 入力する参照相クロックを遅延させ、前記正規相クロッ
    クとして前記正規相負荷点に供給する可変遅延回路と、 可変遅延回路が遅延したクロックを遅延させ、前記遅延
    相クロックとして前記遅延相負荷点に供給する遅延回路
    と、 前記正規相負荷点の正規相クロックに相当するクロック
    の位相もしくは遅延相負荷点相当の遅延相クロックに相
    当するクロックの位相のうちのいずれかと、参照相クロ
    ックの位相を比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較の結果に応じて、前記可変遅延
    回路の遅延量を制御する制御回路と、 入力する参照相クロックから正規相負荷点に至るまでの
    経路である正規相経路の遅延時間である正規相経路遅延
    と、入力する参照相クロックから負荷相負荷点に至るま
    での経路である遅延経路の前記遅延回路による遅延時間
    を除く遅延時間である遅延相経路遅延の差に相当する時
    間、入力信号を遅延させる、前記正規相経路遅延と遅延
    相経路遅延が、より小さい方に対応する経路中に設けら
    れた等価遅延回路とを有することを特徴とするクロック
    生成回路。
  2. 【請求項2】正規相負荷点に正規相クロックを出力し、
    遅延負荷点に前記正規相のクロックに対し所定の遅延時
    間を有するクロックである遅延相のクロックを出力する
    クロック生成回路であって、 入力する参照相クロックを遅延させ、遅延したクロック
    を外部に出力すると共に、前記正規相クロックとして前
    記正規相負荷点に供給する可変遅延回路と、 前記正規相負荷点の正規相クロックに相当するクロック
    の位相もしくは遅延相負荷点の遅延相クロックに相当す
    るクロックの位相のうちのいずれかと、参照相クロック
    の位相を比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較の結果に応じて、前記可変遅延
    回路の遅延量を制御する制御回路とを内蔵した、印刷回
    路基板上に搭載されたICと、 前記ICより出力された可変遅延回路が遅延したクロッ
    クを遅延させ、前記遅延相クロックとして、前記IC内
    の前記遅延相負荷点に供給する印刷回路基板上に設けら
    れた配線とを有することを特徴とするクロック生成回
    路。
  3. 【請求項3】正規相負荷点に正規相クロックを出力し、
    遅延負荷点に前記正規相のクロックに対し所定の遅延時
    間を有するクロックである遅延相のクロックを出力する
    クロック生成回路であって、 入力する参照相クロックを遅延させ、前記正規相クロッ
    クとして前記正規相負荷点に供給する可変遅延回路と、 可変遅延回路が遅延したクロックを遅延させ、前記遅延
    相クロックとして前記遅延相負荷点に供給する第2可変
    遅延回路と、 前記第2可変遅延回路の遅延時間を制御する逓倍制御手
    段と前記正規相負荷点の正規相クロックに相当するクロ
    ックの位相もしくは遅延相負荷点の遅延相クロックに相
    当するクロックの位相のうちのいずれかと、参照相クロ
    ックの位相を比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較の結果に応じて、前記可変遅延
    回路の遅延量を制御する制御回路とを有し、 前記第2可変遅延回路は、それぞれが、前記参照相クロ
    ックの周期もしくは周期の半分をk分割した時間相当の
    遅延時間のn(nは1以上k以下の自然数)倍の遅延時
    間を入力する信号に与え、 前記逓倍制御手段は、前記第2可変遅延回路が入力する
    信号に与える遅延時間を決定する前記値nを、入力する
    制御信号に応じて指定することを特徴とするクロック生
    成回路。
  4. 【請求項4】入力クロックを遅延する可変遅延回路と、
    可変遅延回路が遅延したクロックを用いて、入力するデ
    ータをラッチするラッチ回路と、ラッチ回路が順次ラッ
    チしたデータ列のパリティを検査するパリティチェッカ
    と、前記パリティチェッカがパリティエラ−を検出した
    場合に、前記可変遅延回路の遅延量を、順次変化させる
    制御回路とを有することを特徴とするクロック生成回
    路。
  5. 【請求項5】請求項4記載のクロック生成回路であっ
    て、 前記入力するクロックと前記可変遅延回路が遅延させた
    クロックの位相を比較する位相比較回路を備え、 前記制御回路を、前記位相比較回路の比較結果に応じ
    て、入力するクロックに対して、前記可変遅延回路が遅
    延させたクロックが前記入力するクロックに対して、入
    力するクロックの1周期相当の時間以上遅延しないよう
    に、前記可変遅延回路の遅延量を抑止することを特徴と
    するクロック生成回路。
  6. 【請求項6】負荷点にデュ−ティ比を調整したクロック
    を供給するクロック生成回路であって、 入力する参照相クロックを遅延させ、正規相クロックを
    生成する可変遅延回路と、 可変遅延回路が遅延したクロックを遅延させ、前記遅延
    相クロックを生成する遅延回路と、 前記正規相クロックと遅延相クロックの論理演算によ
    り、参照相クロックの2倍の周波数のクロックを生成
    し、前記負荷点に供給する波形整形回路と、 前記負荷点のクロックに相当するクロックより、前記正
    規相クロックの位相に相当とする位相もしくは前記遅延
    相クロックの位相に相当する位相を有する、前記参照相
    クロックと周波数の同じクロックである比較相クロック
    を生成する比較相生成回路と、 前記記比較相クロックの位相と参照相クロックの位相を
    比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較の結果に応じて、前記可変遅延
    回路の遅延量を制御する制御回路とを有することを特徴
    とするクロック生成回路。
  7. 【請求項7】請求項6記載のクロック生成回路であっ
    て、入力する参照相クロックから前記波形整形回路に至
    るまでの経路である正規相経路の遅延時間である正規相
    経路遅延と、入力する参照相クロックから前記波形整形
    回路に至るまでの経路である遅延経路の前記遅延回路に
    よる遅延時間を除く遅延時間である遅延相経路遅延の差
    に相当する時間、入力信号を遅延させる、前記正規相経
    路遅延と遅延相経路遅延が、より小さい方に対応する経
    路中に設けられた等価遅延回路とを有することを特徴と
    するクロック生成回路。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載のクロック生成回路
    であって、 前記比較相生成回路は、フリップフロップを用いて構成
    した2分周回路であることを特徴とするクロック生成回
    路。
  9. 【請求項9】請求項6、7または8記載のクロック生成
    回路であって、 前記遅延回路は、それぞれが、前記参照相クロックの周
    期もしくは周期の半分をk分割した時間相当の遅延時間
    のn(nは1以上k以下の自然数)倍の遅延時間を入力
    する信号に与える第2の可変遅延回路であって、 前記クロック生成回路は、さらに、 入力する制御信号に応じて、前記第2の可変遅延回路が
    入力する信号に与える遅延時間を決定する前記値nを指
    定する逓倍制御手段を有することを特徴とするクロック
    生成回路。
  10. 【請求項10】バスと、バスに接続された複数のバスデ
    バイスを有するバスシステムであって、 前記バスデバイスのそれぞれは、請求項1、2、3、4
    または5記載のクロック生成回路と、 前記クロック生成回路が供給する正規相クロックに同期
    して前記バス上にデータを出力するラッチ回路と、 前記クロック生成回路が供給する遅延相クロックに同期
    して前記バス上のデータをラッチするラッチ回路とを有
    することを特徴とするバスシステム。
  11. 【請求項11】バスと、バスに接続された複数のバスデ
    バイスを有するバスシステムであって、 前記バスデバイスのそれぞれは、請求項1、2、3、4
    または5記載のクロック生成回路と、 前記クロック生成回路が供給する遅延相クロックに同期
    して前記バス上にデータを出力するラッチ回路と、 前記クロック生成回路が供給する正規相クロックに同期
    して前記バス上のデータをラッチするラッチ回路とを有
    することを特徴とするバスシステム。
  12. 【請求項12】バスと、バスに接続された複数のバスデ
    バイスと、前記複数のバスデバイス間のバスの使用権を
    調停するバス調停装置とを有し、 前記バス調停回路は、バスデバイスより出力されたバス
    使用権要求信号と、バスデバイスより出力されたバス使
    用権放棄信号に基づいて、バス使用許可信号を生成し、
    バスの使用を許可するバスデバイスへの出力を第1相ク
    ロックに同期して開始し、バスの使用を許可したバスデ
    バイスから出力されたバス使用権放棄信号に基づいて、
    当該バスデバイスへのバス使用許可信号の出力を第1相
    クロックに同期して停止するバス使用許可信号出力手段
    とを有し、 前記各バスデバイスは、第1相クロックに同期してバス
    使用権要求信号を前記バス調停装置に出力するバス使用
    権要求信号出力手段と、前記バス調停装置が出力したバ
    ス使用許可信号を受け取った場合に、前記第1相クロッ
    クに対して所定の位相差を有するクロックである第2相
    クロックに同期して、データを前記バスに出力するデー
    タ出力手段と、前記バス調停装置が出力したバス使用許
    可信号を受け取った場合に、前記遅延相クロックに同期
    して、前記バス使用権放棄信号を前記バス調停装置に出
    力するバス使用権放棄信号出力手段と、前記第2相クロ
    ックに同期して前記バス上のデータをラッチするデータ
    ラッチ手段とを有し、 前記バス調停装置の、バス使用許可信号出力手段は、当
    該バス使用許可信号出力手段が同期する第1相クロック
    の同期タイミングのうち、前記バスデバイスのバス使用
    権放棄信号出力手段がバス使用権放棄信号の出力を開始
    した直後の同期タイミングで前記バス使用許可信号の出
    力を停止し、 前記バスデバイスのデータ出力手段は、当該データ出力
    手段が同期する第2相クロックの同期タイミングのう
    ち、前記前記バス調停手段のバス使用許可信号出力手段
    がバス使用許可信号を出力を開始した直後の同期タイミ
    ングの次の同期タイミングでデータを前記バスに出力
    し、前記バスデバイスのバス使用権放棄信号出力手段
    は、前記データ出力回路が同期する第2相クロックの同
    期タイミングのうち、前記前記バス調停手段のバス使用
    許可信号出力手段がバス使用許可信号の出力を開始した
    直後の同期タイミングの次の同期タイミングで前記バス
    使用権放棄信号を前記バス調停装置に出力することを特
    徴とするバスシステム。
  13. 【請求項13】請求項12記載のバスシステムであっ
    て、 参照相クロックを生成する原発振器と、参照クロックを
    前記バス調停装置と複数のバスデバイスに分配する分配
    手段とを有し、 前記バスデバイスは、前記前記請求項1、2、3、4ま
    たは5記載のクロック生成回路を有し、前記バス使用権
    要求信号出力手段とデータラッチ手段が同期する第1相
    クロックは、前記クロック生成回路が供給する正規相ク
    ロックと遅延相クロックのうちの一方であって、データ
    出力手段とバス使用権放棄手段が同期する第2相クロッ
    クは前記クロック生成回路が供給する正規相クロックと
    遅延相クロックのうちの残りの一方であることを特徴と
    するバスシステム。
  14. 【請求項14】正規相負荷点に正規相クロックを出力
    し、遅延負荷点に前記正規相のクロックに対し所定の遅
    延時間を有するクロックである遅延相のクロックを出力
    するクロック生成回路であって、 入力する参照相クロックを遅延させ、前記正規相クロッ
    クとして前記正規相負荷点に供給する可変遅延回路と、 可変遅延回路が遅延したクロックを遅延させ、前記遅延
    相クロックとして前記遅延相負荷点に供給する遅延回路
    と、 前記正規相負荷点の正規相クロックに相当するクロック
    の位相もしくは遅延相負荷点相当の遅延相クロックに相
    当するクロックの位相のうちのいずれかと、参照相クロ
    ックの位相を比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較の結果に応じて、前記可変遅延
    回路の遅延量を制御する制御回路とを有することを特徴
    とするクロック生成回路。
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