JPH0796024A - 抗菌性予防素材とそれにより炎症や疾病を予防できる下着 - Google Patents

抗菌性予防素材とそれにより炎症や疾病を予防できる下着

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JPH0796024A
JPH0796024A JP5248451A JP24845193A JPH0796024A JP H0796024 A JPH0796024 A JP H0796024A JP 5248451 A JP5248451 A JP 5248451A JP 24845193 A JP24845193 A JP 24845193A JP H0796024 A JPH0796024 A JP H0796024A
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antibacterial
bacteria
underwear
fixed
preventive
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Yasuo Sato
保郎 佐藤
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41BSHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
    • A41B2400/00Functions or special features of shirts, underwear, baby linen or handkerchiefs not provided for in other groups of this subclass
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 細菌や真菌や,ウイルスなど非細菌性の
何かが,鼻孔や口,傷口の周辺,オシッコの出口や膣口
より,体内へ侵入するのを防ぎ,且つ,該部における炎
症を防ぐことができる,抗菌性予防素材の提供と,それ
を利用した下着の提供を目的としている. 【構 成】 抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
菌性のある物質を原料の段階において混入し,またはフ
ィラメント状物,糸状物,布状物,編み立て状物などに
したのち付着固定した,布状,メリヤス状,網状など
を,目的に応じてカットし,必要時に対象に対して固定
または半固定される.そして対象は,鼻孔や口,傷口周
辺の皮膚,補装具の内面,下着などである. 【効 果】 抗菌性素材の肌への密接により,該表面
において,微生物の増殖をすることがなく,呼吸器や傷
口をへて,および尿道口や膣口をへて,微生物が体内へ
侵入するのを防いだり,炎症を防ぐことができる.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]この発明は,細菌や
真菌や,ウイルスなど非細菌性のなにかが,鼻孔や口よ
り体内に入り,または補装具の内側における炎症より体
内に入り,または切開口や床ずれの部分の,近辺にでき
た傷より体内に入り,またはオシッコの出口より体内へ
逆行侵入することにより,ぼうこう炎や腎疾患,上行性
の合併症などに罹病するのを防ぎ,細菌や真菌や,ウイ
ルスなど非細菌性のなにかが,膣壁や子宮口などをへ
て,体内へ感染するのを防ぐための,抗菌性の予防素材
と,該素材を利用した抗菌性の下着類に関する.
【0002】[従来の技術]従来は抗菌性の布地が,シ
ーツや白衣に使われ始めたのと,抗菌糸がおしぼりや,
タオルケットなどに利用されているのみで,下着の類
は,同じ出願人による炎症や疾病を防ぐものがあり,そ
の他には,細菌の増殖を防ぐことにより,悪臭の発生を
防ぐという下着(例えば,特開昭49−25126号公
報,特開昭57−11202号公報,実開昭53−88
315号公報,実開昭59−185206号公報,実開
昭55−80301号公報,実開昭53−73111号
公報,実開昭52−129520号公報,特開昭52−
21951号公報など)があり,同公報によるものは,
実験が済んでいないことや,発明者の思い違いなどがあ
り,金属イオンの毒性や,金属イオンの影響を受けた皮
膚が,炎症をおこしたり,水膨れになり腫れ上がるなど
の,その道の常識が見過ごされていて,机上論であり危
険な内容であることが,出願者や審査の段階で明確にさ
れていない.しかし実態は,危険なため利用できない技
術である.そして現在も,急性毒性や変異原性がなく,
皮膚貼付試験の結果が良い,抗菌性の予防素材(パーツ
類)は実用されていないし,その素材を,下着の前より
うしろに至る下部に使用して,炎症や疾病を防ぐように
した下着は,各種の事情により量産されていないし,生
産形体に特殊性があるのと,分類が数百種類に及ぶた
め,共通条件の抽出と,対応技術の,利用拡大を考える
必要があった.
【0003】[発明が解決しようとする課題]抗菌性の
予防素材(パーツ類)は実用されていないし,下着類の
下部内側に抗菌性がないと,いろいろ問題を生ずること
があるので,調べた記事を要約すると次のようになる.
【0004】(1)ぼうこう炎は,女性に多い病気であ
って,最も多い原因は,オシッコの出口から,細菌が体
内に侵入して感染する場合であり,原因となる細菌のほ
とんどが大腸菌であり,これを予防するには,ウンチの
出口とオシッコの出口を,よく洗い清潔にすることと,
トイレでおしりをふくとき,前からうしろに向けてふく
こと,および,オシッコをがまんしないこと(なぜか,
理由は書かれていない),病気になったら完全に治して
もらい,慢性化しないように注意すること,など.
【0005】(2)尿道炎は,オシッコの出口から,ぼ
うこうまでのあいだにおこる炎症であって,細菌性のと
きは,ぶどう球菌や連鎖球菌などが原因であり,非細菌
性のときは,トリコモナス,ウイルス,クラミジアなど
が原因,と書かれていた.
【0006】(3)腎う腎炎は,細菌感染によっておこ
る病気であり,主なものとして大腸菌,その他として,
ぶどう球菌や連鎖球菌などが原因であり,最も多い上行
性(逆行侵入)の場合,オシッコの出口から細菌が入
り,尿道,ぼうこう,尿管と,尿の流れに逆行する経路
を経て,腎臓に感染し発病すること,および,子供から
老人に至るすべての年代にみられ,特に,20才近くか
ら40才代の女性に多い(男性の約3倍),と書かれて
いた.
【0007】(4)ハニムーン腎炎は,20才から40
才代の,性活動期の女性に多いぼうこう炎が,そのまま
腎臓の病気に移行することがあり,特に新婚の女性に多
いため,この名があるとあり,参考のため見た8冊のう
ち,1冊にだけハニムーン腎炎の説明があり,その他の
本には書かれていなかった.
【0008】なお,図書館でノートした本は,次の4冊
である.
【0009】(1)主婦と生活社,カラー百科,家庭の
医学 (2)永岡書店,ホームメディカル家庭医学大百
科 (3)講談社,家庭医学大事典 (4)集英社,フ
ァミリードクター家庭の医学
【0010】その他として,手持ちの1冊と,本屋での
立ち読み3冊があり,内容はほとんど同じであり,平成
4年度の改訂版もほぼ同じである.
【0011】なお,オシッコの出口のあたりは,尿路感
染症の対象として,今も,いろいろ研究されている状況
にあり,しろうと判断は危険であるが,市販の図書によ
り,誰でも知り得るところによれば,ウンチを棲みかと
する大腸菌や,ぶどう球菌,連鎖球菌などを,オシッコ
の出口から,体内へ侵入しないようにすると,ぼうこう
炎やハニムーン腎炎,腎う腎炎などに,なり難いという
ことになる.
【0012】ところで,上記した8冊の本を読んだり,
泌尿器の先生にお聞きしたところでは,ウンチの出口を
出た大腸菌が,数センチメートル前の,性器に入りこむ
状況や,膣口より前にある尿道口に入りこむ原因や,性
交のとき,尿路感染症になりやすい理由が,今もって明
らかでないし,黄色ぶどう球菌や連鎖球菌などについて
も,同じように状況が明らかでない.
【0013】また,従来より知られるところでは,膣の
内奥部は酸性であり,殺菌性があるとされているのに,
一部の細菌は,膣内壁や子宮口をへて,更に内奥部に感
染し,最悪の場合には,脳を侵されることが広く知られ
ている.
【0014】次に,エイズにつき,現在までに得られた
情報によれば,初期にはホモ特有の病気といわれ,次
に,感染者からの輸血が知られ,注射針による感染が知
られ,テレビやオオヤケの刊行物には,「精液や膣液,
血液などが付着することにより,手や指やカラダの傷口
より感染する(これを防ぐため,医療関係者は,使い捨
ての手袋や衣料を使用している).および,性交時のこ
すれあいにより,男性器の外側や女性器の内側に傷がで
き,その小さい傷口より感染する(これを防ぐため,コ
ンドームを装着するようにと,厚生省ではなく文部省が
推賞している)」のであって,「皮膚が触れただけと
か,キスをしたとか,汗や唾液の付着では感染しないと
か,患者より吸血した蚊が刺しても,その程度の微量で
は感染しない」などと発表されている.
【0015】そして一般情報によると,エイズの誕生地
は何処であるか,とか,発生したのはいつごろかとか,
感染から発病までに何があるのか,とか,分からないこ
とばかりで,例外を除けば,一般的に潜伏期間が長く,
免疫性が無くなってしまい,細菌に感染して死亡しやす
く,カリニ性肺炎になったり,カポジ肉腫になるときが
ある,などと,発病を遅らせる薬品があって,治す薬品
や予防薬が無いことが知られている.
【0016】そこで,非学問的に考察すると,エイズは
大古から生き延びた,恐竜を死滅させた元凶かも知れな
いし,ある時期に栄えた遺跡があって,人影が全く見ら
れない,原因になっているのかも知れない.例えば,エ
イズ感染者が発病するときの,引き金になると云われる
微生物(発表されているのは数種のマイコプラズマ)
は,身近な動物に多い抗酸菌の類であり,エイズ患者に
よく見られるマイコバクテリュウムは,結核菌の類であ
るなどより見て,学問的に確認されていないだけで,野
生動物の多いアフリカとか南米あたりの,地中とか地表
近くに生息し,土着菌の1種として,植物に内在した
り,昆虫や微小生物に寄生したり,それを食物とする何
かが,免疫不全症候群に罹病して,間もなく土に返える
という,繰り返えしがあるのかも知れないし,旅行者の
持ち物や靴の土などに含まれて,税関の検疫に係わりな
く持ち込まれたり,輸入動物を身辺で飼うことにより,
唾液や排泄物に触れたり,在来種が外来種に汚染された
り,輸入肉や輸入魚介の扱いにより,または未開発地の
産物を食べたり,感染者の多い地域に仮住して,汚染さ
れた敷物や寝具,汚損した食器に触れるなどにより,知
らないあいだに感染し,多くの人の大腸の中に,エイズ
に代表される,危険因子が潜んでいるのかも知れない.
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】また,女性の感染経路はもう1つあって,
ウンチの出口を出たエイズが,本人の気づかないあいだ
に陰裂に入り,尿道口より体内に上行侵入して,ぼうこ
うや腎臓に感染するか,または膣口より入り,子宮頸や
子宮体に感染するのではないか,と思われるところがあ
り,その理由として,食物や飲物に含まれたエイズは,
内臓に傷があれば,そこにおいて体内に感染し,傷が無
ければ大腸に至り便とともに排出される.という仮説が
一個あり,その仮説が成立しなければ,次の2点につ
き,説明がつかないのである.
【0022】即ちその1は,エイズ感染者である歯科医
に治療を受けた,性交経験のない若い女性が,エイズに
感染し,のち発病し,死亡したという,アメリカでの実
例があり,詳細は発表されていないが,出願人の推測す
るところでは,感染者である医師を出たエイズが,治療
器具に付着して,患者の口中に転移付着し,患者の胃と
小腸と大腸をへて,のちに実験例などにより説明するよ
うに,体外へ出たのち女性器に入り,尿道口と尿道,ぼ
うこう,尿管をへて腎臓に感染するか,膣口をへて子宮
頸や子宮体に感染するか,または,抜歯の傷口より,体
内に入った(傷口の出血は自己防衛のためであり,出血
した血液の表面に,微生物が付着した程度では,体内に
入らない)かの何れかと思推され,可能性として,患者
の口中とか唾液の中に,エイズがいるときがあり,治療
器具に付着して生存したり,その器具を介して,多数の
患者に,感染する危険性があることを否定できない.
【0023】次にその2として,「だ液」の中のエイズ
を,HIV1とHIV2の区別をしながら,検出できる
という,イスラエルで開発された,新しい試験方法の完
成(免疫不全症候群の,原因となる微生物は,HIV1
とHIV2,および,確認のため努力されているその他
であり,現在は,感染3週以後の,血液検査により判定
されていて,「だ液」より検出する手段は,未完成とさ
れている)があり,唾液中にエイズが実在する,ときが
ある以上,現在は安全とされている,
【0024】前記したその1をまとめた約2週間後の,
92年11月25日づけの報道によると,米ジョージア
大学のデビット.ルイス博士のグループが,英国の医学
誌ランセットに,発表したところによると,患者5人
に,エイズウイルスを感染させたとして,かって騒がれ
た,フロリダ州の歯科医のケースを調べたところ,ドリ
ルなどの,洗浄や殺菌の行き届きにくい器具類に,エイ
ズウイルスの痕跡が見つかり,器具の内部には殺菌剤が
行き渡らないため,器具のスイッチをオン.オフしたと
き,付着していた前の患者による,唾液や血液が飛び散
り,ウイルスが別の患者に,感染した可能性があるとさ
れ,博士らは,数量的な裏づけはまだだが,この前例か
ら見て,内部の殺菌が不十分な,器具に付いた血液や小
さな組織片で,エイズに感染する危険性がハッキリし
た.器具内部の微生物を無くするには,患者ごとに洗浄
し,加熱殺菌すべきだと主張されている.これはロイタ
ー電によるようだが,出願人による先の推論が,事実と
して裏づけ補強されたことになる.
【0025】なおこの出願では,わかり易くするため,
免疫不全症候群の原因となる微生物を,一括して,エイ
ズという言い方をしており,正確な表現とは云えない
が,のちに記載するデータは,専門機関によるものであ
り,電子顕微鏡による写真により,細菌,放線菌,カビ
などの別を認識したのち,エイズ発病の引き金となる,
3種のマイコプラズマ(細菌とは違い細胞壁がないこ
と,および,家畜のような動物に多く,発育させるのに
コレステロールを要求される)とか,エイズ患者の血液
中に,結核菌の一種であるマイコバクテリュウムが,多
く見られるとか,その他につき細菌学の専門家に教示を
得た.
【0026】予測によると,耐性のついた「MRSA」
があるように,エイズ関連微生物が,耐性になることは
充分に予想されるし,現在の常識に反して,湿った空気
や,ぬるま湯の中で生存したり,美容院や床屋のカミソ
リやタオル,温泉その他の,湯船の周辺や洗い場,椅子
や脱衣カゴなどの,濡れと適温のあるところ,および,
同じ理由により,風俗営業などのタオルやシーツ,湯船
やシャワーに近い壁,一般家庭の,湿度が高く適温であ
る場所や,身辺の,ダニの温床になるようなチリや,犬
やねこ,小鳥などの,からだから出るチリや排泄物,乳
児のなめやすい物,未殺菌のミルクや,滅菌の不完全な
食器の類(現在はぬるま湯で合成洗剤が使われており,
滅菌ではない)などが,意外にも,感染の媒体であった
り,エイズ関連微生物が,安全に棲息する場所に,なっ
ているのかも知れないし,可能性はゼロではない.
【0027】国内で,学問的に確認されていないのに,
アメリカの情報(患者数が多いこと以外に,先進国と云
われる理由が見当らない)を鵜呑みにして,シロウトで
あり責任をとる気の無い,学校の先生やテレビキャスタ
ーが,エイズは感染しにくい弱い菌であるとか,唾液や
空気の中では生息しないとか,発病者を隔離せず,生活
や職場を共にしても大丈夫,というような,安全を保証
されていないことにつき,安易にシャベリまくるのは,
災禍を拡大するように思われてならない.
【0028】また最近の報道によると,10才代の若い
女性に,子宮がんの初期状態が多発していて,その原因
となる微生物は,約60種類ある「ヒトパピロ−マウイ
ルス」であるとされ,10才代の前期より,多数の男性
を相手に,性交したのが原因である,とされているが,
その責任が那辺にあるかに,疑問をもつものであり,男
性器に付着して送り込まれるよりは,女性器の周辺にい
た微生物が,性交により奥へ送りこまれたり,性交後の
分泌物により,微生物が内奥部に侵入したり,尿道口よ
り腎臓の方向へ侵入する,と考えたほうが実態に近いと
思われる.
【0029】また,食物の洋風化や,街に溢れる性情報
や,社会風潮の影響により,女性自身の内部が,溢れた
状態にあることは,おりもの専用ナプキンの,需要の増
大により推測できるので,微生物が会陰部に生着してい
たり,就寝中のオナラにより飛び出して,溢れ出た分泌
物により入り込み,尿道口や膣口に侵入することがあ
り,特にブルーデイのとき,経血の流れに逆行して,子
宮頸や子宮体内に侵入し,出血部よりたやすく感染する
と思われる.
【0030】そしてもう一つの予測として,人の手によ
り,大腸菌の組織の一部を,別の組織に入れ替えて,別
の性格に変えようとしたり,研究室で,遺伝子操作の実
験をされているように,自然界で同じようなことがあ
り,ある微生物のなにかが,他の微生物のなにかに影響
して,人にとり都合の悪い方向に,変化することも有り
得るし,あっても不思議ではなく,具体例の一つが,エ
イズの人体内における変化がある.
【0031】仮に,大腸内に大腸菌がいても,その人に
は何の不都合もないのに,いる場所が違うと,ぼうこう
炎や腎疾患になるように,いても不都合はないとされる
雑菌は,滅菌した水道水にはいない筈であり,細菌検査
を受けても,水1ミリリットル当り細菌数は0であるの
に,その水を滅菌した容器に入れ,密閉して静置する
と,7時間くらい(6月ないし9月の気温の高いとき)
後より目につき始め,増殖を続けて24時間後には,水
1ミリリットル当り,細菌数が500個を越す(水道法
では100個以内)ことも,さして珍しくない.そして
カップ型のジュース自動販売機では,接続された水道の
一般細菌数は0であり,それに接続された脱塩素装置内
で数千個,混合用水の貯槽内では,百万個を越すことが
あり,滅菌されて理論上0のはずが,数百個とか百万個
以上に増殖するのは,一般には理解しにくいところがあ
る.
【0032】そしてこのような異常増殖が,免疫不全症
候群の,原因となる微生物や,発病の引き金となる微生
物に,起こり得ないという保証がないし,あるかも知れ
ない程度のことは,発表されないから,気楽な人は,知
らないために全くの無防備であり,心配症の人は,正体
が見えないために,疑心暗鬼に陥ることになる.加え
て,エイズ患者や感染者の,診療拒否をする医療機関
(先生方の個人的なご都合ではなく,MRSAの院内感
染に対する,対応策が進んでいないのに,エイズ関連の
院内感染が発生したりすると,実態が何も捉えられてい
ないため,結果は更に悲惨になると判っているのに,院
内感染の可能性は限りなく多く,結果に対して,責任の
とりようがないと思われる)があり,エイズ感染者や患
者に触れたとき,医療関係者が,手袋や衣類を使い捨て
にされるところをテレビで見て,役所は云わないけれど
も,本当は人類を滅亡させるような,恐い相手であると
思いこむことになる.その結果,テレビで,ペラペラや
っているのを聞いたとき,ウサン臭いと思い,患者は隔
離されたほうが,安心できると思うことになる.例え
ば,前記した若い女性の,子宮内にいるウイルスが,ガ
ンばかりでなく,エイズの発病に,係わりがあるのかも
知れないから.
【0033】仮に,膣内の傷により感染するとすれば,
エイズ感染者の胎児は,エイズに感染していると思われ
るのに,例外があるところを見ると,性器の傷より感染
すると思うより,尿道口より入り,ぼうこうと尿管をへ
て,血液と接する腎臓に感染し,またはブルーデイのと
き,逆行侵入したのち出血個所に感染し,血液中に入る
と考えた方が自然のようである.
【0034】また視点を変えてみると,数万とか数億の
女性が眠っているとき,目覚めているときのように,お
行儀がよいとは思えない,ということがあり,知らない
あいだに,何かを漏らすかも知れないし,オナラもする
だろう.そしてそれが,ただのガス体とは限らないし,
霧状やコナ状に含まれて,細菌なども出るのではないか
と思われる.
【0035】そこで出願人は,約7カ月のあいだ鉄性剤
を飲み,寝る前に下着を替え,翌朝その下着をお茶に漬
けて,タンニン鉄の形で検出したのである.するとウン
チの出口より約8センチメートルうしろまで,2ないし
5ミリメートル巾の黒色斑があり,過半の日に0本,日
により1本,日によっては2本,ときには短いのを合わ
せて4本,明瞭に認めることができたし,前のほうは,
ウンチの出口より,4ないし6センチメートルの黒色斑
があり,女性の場合は性器に接すると推認できた.
【0036】つまり目覚めているときは,それなりに衛
生状態に関心をもち,下着をひんぱんに替えたり,おり
もの用のナプキンを使ったり,シャワレットで洗った
り,ビデを使う人まであり,キチンとしていることが,
一人前であるとの認識が強いようである.ところが眠っ
ているときは,何かがオシリの方へ流れたり,オナラを
したり,その何回かのうちには,先の黒色斑により知ら
れるように,何かが飛び出す可能性もあり,うしろへ約
8センチメートル,前には4ないし6センチメートル飛
ぶことがあり,前に飛んだ一部は,流れ出した何かに付
着して,極めて容易に性器内に侵入し,体内に感染する
のではないかと推測でき,その細菌が,大腸菌なのか,
ぶどう球菌とか連鎖状球菌なのか,ウイルスであった
り,運が悪けれエイズかも知れない.と云うことであ
り,ブルーデイ(感染する時期に周期性ができる)の睡
眠中は,感染の危険性が特に多いと推論できる.
【0037】エイズに関する手がかりは,他の何かが引
き金になって,感染者が発病すると云われ,引き金が無
ければ,感染者として生存できるようであり,引き金の
1つとして,3種類のマイコプラズマの存在が知られ,
これが体内に入らなければ,感染者は発病しないと云わ
れる.ところが,このマイコプラズマは,普通に飼われ
ている,家畜の周辺によく見られ,特に怖い微生物では
ないと云われ,飼育者やその家族は,健康な状態であれ
ば,何の影響も受けないようである.ところがエイズ感
染者の体内に入ると,途端にエイズが猛威を奮い,患者
は死への途を進むことになる.多分,同じような,発病
の引き金になる,未知の何かが他にもあると思われる.
【0038】この発明は,細菌や真菌や,ウイルスなど
非細菌性のなにかが,鼻孔や口より体内に入り,または
補装具の内側における炎症より体内に入り,または切開
口や床ずれの部分の,近くにできた傷より体内に入り,
またはオシッコの出口より,体内へ逆行することによ
る,ぼうこう炎や腎疾患,上行性の合併症,悪性病など
に罹病するのを防ぎ,細菌や真菌や,ウイルスなど非細
菌性の何かが,膣壁や子宮口などをへて,体内へ感染す
るのを防ぐための,抗菌性の予防素材と,それを利用し
た下着類の提供を目的としている.
【0039】[課題を解決するための手段]上記の目的
を達成するため,この発明は,細菌や真菌や,ウイルス
など非細菌性の何かに対して,抗菌性をそなえた素材を
利用することにより,微生物が体内へ入らないようにし
て,該微生物に感染したり,それにより罹病することが
無いようにした,抗菌性を有する予防素材(パーツ)
と,同素材を利用した抗菌性の下着類に関する.
【0040】[作 用]この発明によると,抗菌性の予
防素材が障壁の役をして,細菌や真菌,ウイルスなど非
細菌性のなにかが,通過を阻害されたり,該素材の表面
において増殖しないため,該微生物による炎症や,感染
や発病などを激減できる.
【0041】[実施例]後記の(ハ)項に記載するよう
な,抗菌性ゼオライトなど,抗菌性を有するか,または
殺菌性があると云えるような物質を,原料の段階におい
て混入したり,またはフィラメント状物,糸状物,布状
物,編み立て状物,細かい目の網状などにしたのち付着
固定された,布状,メリヤス状,マット状,細かい目の
網状(例えばガーゼのよう)などを,正方形,矩形,多
角形,銀杏の葉形,つづみ形などに形成して,外周はカ
ットのまま,または縁かがり縫いをされ,または樹脂な
どにより柔軟接続され,または熱溶融などにより,ホツ
レ止めをした抗菌性の予防素材をつくり,該抗菌性の素
材を,マスクの内側に使用する口当て布に使用したり,
切開口や床ずれの部分を窓状に切り抜き,傷の外側を覆
うように仮固定して,その傷の近くにおける,炎症や皮
膚傷害より感染するのを防いだり,補装具の内側に使用
して,ムレによる炎症や,該部より感染するのを防いだ
り,使い捨ての紙オシメの内側に,洗濯用の抗菌性の当
て布として使う.
【0042】上記した抗菌性の予防素材は,必要に応じ
て,面ファスナーや両面接着テープや,伸縮性の接着面
をそなえたり,衣料に密接するための,加熱用の接着面
をそなえたり,点線や鎖線のように,または,所々にポ
ツポツと,加熱用の接着剤を,線を引くように塗着凝固
して,必要時に,対象に対して固定または仮固定をされ
る.
【0043】上記した抗菌性の予防素材は,パンストや
ショーツやブリーフやトランクスなどの下着や,パジャ
マのズボン形式,すててこ形式,フンドシ形式,おし
め,などの内側において,ウンチの出口に当たる部分を
基準にして,前後に長く固定または仮固定され,ゆかた
式のネマキや,ネグリジェ式のネマキなどの内側におい
て,ウンチの出口に当たる部分を基準にして,上下に長
く巾広く固定または仮固定される.
【0044】具体例は,銀杏の葉形や,つづみ形などに
形成した該予防素材に,縁かがり縫いをして,アイロン
加熱用の接着剤を,外周に添い,ポツポツと塗着凝固し
たものを生産し,下着の生産者か,または下着の使用者
が,下着の内側において,巾の広い側がうしろになるよ
う,且つ,ウンチの出口よりうしろへ8センチメートル
以上の,汚損が予想される場所をカバーできるよう,当
て布としてアイロンで加熱固定し,このとき前は,従来
のマチ,または業界用語でクロッチと云われる,下着の
下側となる内側に固定される.
【0045】(ハ)S社による抗菌性ゼオライトを,原
料段階において混入された,K社のBXNナイロン糸
は,これを100パーセント使ったものにつき,A社に
よる8の字しんとう,80RPM/1時間/摂氏25度
による,シェイクフラスコ法による試験によると,大腸
菌に対して97パーセントの死滅効果があるとされ,K
社による試験によると,BXNナイロン糸100パーセ
ントの布と,同50パーセントの布において,大腸菌に
対する死滅効果は,ほぼ同じという結果が出ている.そ
して,BXNナイロン糸25パーセントと,綿糸75パ
ーセントの布に対する,日本食品分析センターによる試
験結果によると,大腸菌につき,約5時間の間に99パ
ーセント以上が死滅するとされている.
【0046】K社の,シェイクフラスコ法による試験例
の1によると,抗菌エステル綿40パーセントと,エス
テル綿60パーセントの不織布において,大腸菌の菌減
少率は99.9パーセントであり,黄色ぶどう状球菌の
菌減少率は33.3パーセントであり,抗菌エステル綿
60パーセントと,エステル綿40パーセントの不織布
において,大腸菌の菌減少率は99.1パーセント,黄
色ぶどう状球菌の菌減少率は50.0パーセントであっ
た.
【0047】K社の,AATCC Method100
−1981にもとづく,試験例の2によると,抗菌エス
テル綿100パーセントのとき,緑膿菌の菌減少率(パ
ーセント)は,1回目6時間後は99.9以上,2回目
6時間後は99.9以上であり,普通のエステル綿は,
2回とも減少しなかった.
【0048】K社の,シェイクフラスコ法による試験例
の3によると,大腸菌の菌減少率は,抗菌エステル綿6
5パーセント,普通エステル綿35パーセントのとき,
99.5パーセントであり,抗菌エステル綿50パーセ
ント,普通エステル綿50パーセントのとき,98.3
パーセントであった.また黄色ぶどう状球菌の菌減少率
は,抗菌エステル綿65パーセント,普通エステル綿3
5パーセントのとき,57.7パーセントであり,抗菌
エステル綿50パーセント,普通エステル綿50パーセ
ントのとき,50.0パーセントであり,普通のエステ
ル綿では,それぞれの細菌につき,菌の減少はなかっ
た.
【0049】K社の,AATCC Method100
−1981にもとづく,試験例の4によると,抗菌エス
テル綿100パーセントのとき,白せん菌の菌減少率
は,20.3パーセントであった.
【0050】K社の,シェイクフラスコ法による試験例
の5によると,大腸菌の菌減少率は,抗菌エステル綿6
5パーセント,木綿35パーセントの混紡精練後は,9
5.8パーセントであり,抗菌エステル綿100パーセ
ントの,混紡精練後は,99.7パーセントである.そ
して,黄色ぶどう状球菌の菌減少率は,抗菌エステル綿
65パーセント,木綿35パーセントの混紡精練後は,
76.0(?)パーセントであり,抗菌エステル綿10
0パーセントの混紡精練後は,40.0パーセントであ
る.
【0051】K社の抗菌エステル綿の,野村生物科学研
究所による急性毒性試験のLD50値は,5グラム/キ
ログラム以上であり,日本食品分析センターの試験結果
によれば変異原性はなく,日本産業皮膚衛生協会による
皮膚貼付試験によれば,準陰性の判定結果が出たとされ
ており,R社製の抗菌エステル綿の安全性は,日本防災
協会や衛生加工協議会の要求項目につき,確認したとさ
れ,LD50(経口毒性)は5グラム/キログラム以上
(雄雌マウス)であり,Ames試験の結果は異常を認
めずとあり,接触皮膚障害の結果は準陰性(通常は問題
なく使用できる)とされている.
【0052】またR社によると,同社の抗菌エステルに
は,かなりの種類の細菌やカビに効果があり,代表的な
ものには,黒カビ,青カビ,枯草菌,緑膿菌,大腸菌,
白せん菌,メチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRS
A),非公式ながら水虫,などがあるとされ,同様のこ
とが,K社により数年前に発表されている.
【0053】R社の,抗菌エステル/綿混に対する,日
本化学繊維検査協会の,シェイクフラスコ法(繊維製品
衛生加工協議会,昭和63年)による,肺炎かん菌に対
する試験結果は,抗菌エステル50パーセントと,木綿
50パーセントの混綿のとき,減菌率は73パーセント
であり,抗菌エステル100パーセントのとき,減菌率
は99パーセントと発表されている.
【0054】R社の抗菌糸に対する,日本食品分析セン
ターのシェイクフラスコ法による,メチシリン耐性黄色
ぶどう球菌(京都微生物研究所分離株)の試験結果の,
試行3回の平均値は,抗菌糸による減少率41パーセン
ト,ブランクにつき減少率8.2パーセント,と発表さ
れている.
【0055】R社の抗菌布3点に対する,日本化学繊維
検査協会のシェイクフラスコ法による検査によれば,洗
濯50回後の肺炎かん菌の減菌率は,74パーセントで
あり,洗濯150回後の肺炎かん菌の減菌率は,69パ
ーセントであり,次亜塩素シミ抜き後の減菌率は,87
パーセントである,と発表されている.
【0056】K社の試験発表によれば,抗菌糸の混用比
率100パーセントの洗濯耐久力は,洗濯回数0のと
き,肺炎かん菌は98.5パーセント,黄色ぶどう球菌
は69.4パーセントの菌減少率であり,洗濯回数10
回のとき,肺炎かん菌は97.2パーセント,黄色ぶど
う球菌は65.3パーセントの菌減少率であり,洗濯回
数100回のとき,肺炎かん菌は87.5パーセント,
黄色ぶどう球菌は44.9パーセントの菌減少率であ
り,100回の洗濯後では,大腸菌と肺炎かん菌に対
し,85パーセント以上の菌減少率であることが知られ
る.
【0057】K社のその後の発表によると,抗菌糸の混
用比率50ないし100パーセントのとき,肺炎かん菌
は90パーセント以上,黄色ぶどう状球菌は50ないし
60パーセント,枯草菌は60ないし70パーセント
の,それぞれ菌減少率であるとされている.
【0058】R社のその後の発表によると,抗菌糸65
パーセントと,綿糸35パーセントの混綿布に,メチシ
リン耐性黄色ぶどう球菌が付着したとき,6時間後に効
果が見られ,18時間後に,99パーセントが死滅する
とある.
【0059】上記した(ハ)項を要約すると,K社とR
社の抗菌エステル糸には,急性毒性や変異原性がなく,
皮膚に対する影響につき,心配するところは無いようで
あり,K社によると,三カ月印のハイターの使用によ
り,抗菌力を賦活できるとされている.そして,K社と
R社によると,抗菌エステル糸40パーセントと,綿糸
60パーセントの混綿のとき,大腸菌の菌減少率は90
数パーセントであり,肺炎かん菌の菌減少率は60パー
セントあたり,黄色ぶどう球菌の,菌減少率は30数パ
ーセントであり,抗菌エステル糸100パーセントにお
ける,大腸菌と肺炎かん菌の菌減少率は,90数パーセ
ントであり,黄色ぶどう球菌の菌減少率は,40パーセ
ント強であり,その他,菌減少率は明らかでないが,黒
カビ,青カビ,枯草菌,白せん菌,メチシリン耐性黄色
ぶどう球菌(MRSA),非公式には水虫,などに対し
て抗菌性が認められる,となる.
【0060】そしてK社やR社は,日本防災協会や衛生
加工協議会の,要求項目に適合すれば,可なりとしてい
るが,抗菌糸100パーセントに含まれる,抗菌性ゼオ
ライトの抗菌力には,未試験の部分が多々あり,特に真
菌や,ウイルスなど非細菌や,3種のマイコプラズマな
ど,エイズ感染者の,発病の引き金になる何か,とか,
免疫性を無くする原因自身に対し,直接または間接に,
殺菌類似効果または抗菌効果,または,作用を阻止する
効果が期待でき,糸材料に混入し,または付着固定する
ための,物質自体にも進歩が期待できる.
【0061】[発明の効果]この発明は,以上に説明し
たように構成されているので,以下に記載するような効
果を奏する.
【0062】先に,(ハ)項の末尾において要約したよ
うに,K社とR社の抗菌エステル糸には,急性毒性や,
変異原性,皮膚に対する影響などにつき,心配はないよ
うであり,抗菌エステル糸40パーセントと,綿糸60
パーセントによる混綿のとき,大腸菌の菌減少率は90
数パーセントであり,肺炎かん菌の菌減少率は60パー
セントあたり,黄色ぶどう球菌の菌減少率は30数パー
セントであり,抗菌糸100パーセントによる,大腸菌
と肺炎かん菌の菌減少率は,90数パーセントであり,
黄色ぶどう球菌の菌減少率は,40パーセント強であ
り,その他,菌の減少率は明らかでないが,黒カビ,青
カビ,枯草菌,白せん菌,メチシリン耐性黄色ぶどう状
球菌(MRSA),非公式には水虫,などに対して抗菌
効果が認められ,同じ系統の,ナイロン抗菌フィラメン
トや,これによる混紡糸にも,同様の抗菌効果があり,
同ナイロン抗菌糸や,前記した抗菌エステル糸による,
布状や,編み立て状,細かい目の網状などを,目的に応
じてカットし,必要に応じて対象に固定できる,また
は,仮固定できるようにされたものは,従来は求めても
得られなかった,有用な抗菌性の予防素材(パーツ)と
なる.
【0063】同じように,抗菌性または,殺菌性がある
と云えるような物質を,糸状や布状,編み立て状,細か
い目の網状などに,付着固定したものを,目的に応じて
カットし,必要に応じて対象に固定できる,または,仮
固定できるようにされたものは,従来にない,有用な抗
菌性の予防素材(パーツ)となる.
【0064】上記した,何れかの抗菌性予防素材を,目
的に応じたカタチにカットし,外周はなんらかのホツレ
止めをして,マスクの内側に重ねて,口当て布に使用す
れば,鼻孔や口より,微生物が侵入するのを阻害できる
し,切開口や床ずれの部分を窓状に切り抜き,傷の外側
を覆うように仮固定して,その傷の近くにおける,炎症
や皮膚傷害より感染するのを防いだり,補装具の内側に
使用して,ムレによる炎症や,該部より感染するのを防
いだり,使い捨ての紙オシメの内側に,洗濯用の当て布
として使用すれば,該部における微生物の増殖を防ぎ,
尿道口や膣口より,体内へ感染するのを防ぐことができ
る.
【0065】上記した抗菌性の予防素材は,パンストや
ショーツやブリーフやトランクスなどの下着や,パジャ
マのズボン形式,すててこ形式,フンドシ形式,おし
め,などの内側において,ウンチの出口に当たる部分を
基準にして,前後に長く固定または仮固定され,また
は,ゆかた式のネマキや,ネグリジェ式のネマキなどの
内側に,ウンチの出口に当たる部分を基準にして,上下
に長く巾広く固定または仮固定され,これにより,自然
に付着する微生物と,ウンチの出口に原因のある,微生
物の増殖を防ぐことができるので,尿道口や膣口より,
体内へ感染するのを防ぐことができる.
【0066】具体例は,銀杏の葉形や,つづみ形などに
形成した該予防素材に,縁かがり縫いをして,下着の内
側に,巾の広い側がうしろになるよう,且つ,ウンチの
出口よりうしろへ8センチメートル以上の,汚損が予想
される場所をカバーできるよう,当て布のかたちで固定
したので,該予防素材の上で,微生物の増殖することが
なく,オシッコの出口や膣口より,微生物などが体内に
逆行侵入するのを防ぎ,ぼうこう炎やハニムーン腎炎,
腎う腎炎,上行性の合併症などの発病や,性器周辺の炎
症を防ぐことができ,且つ,細菌の増殖による,悪臭の
発生を防ぎ得るという,副次効果を得られることになっ
た.
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61F 13/00 Z D06M 15/00 // D01F 1/10 7199−3B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
    菌性のある物質を原料の段階において混入し,またはフ
    ィラメント状物,糸状物・布状物,編み立て状物,細か
    い目の網状などにしたのち付着固定された布状,メリヤ
    ス状,マット状,細かい目の網状(例えばガーゼのよ
    う)などを,正方形,矩形,多角形,銀杏の葉形,つづ
    み形などに形成して,外周はそのまま,または縁かがり
    縫い,樹脂などによる柔軟接続,熱溶融などによるホツ
    レ止めなどをされ,マスクの内側に併用する口当て布,
    傷口の部分を切り抜いて使うガーゼ,パンストやショー
    ツやブリーフやトランクスなどの下着または,フンドシ
    形式やおしめ,などの内側に当て布として使う,細菌,
    真菌,ウイルスなど非細菌による感染や発病,炎症など
    を防ぐための抗菌性予防素材
  2. 【請求項2】 抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
    菌性のある物質を原料の段階において混入し,またはフ
    ィラメント状物,糸状物,布状物,編み立て状物,細か
    い目の網状などにしたのち付着固定された布状,メリヤ
    ス状,マット状,細かい目の網状(例えばガーゼのよ
    う)などを,正方形,矩形,多角形,銀杏の葉形,つづ
    み形などに形成して,面ファスナー,両面接着テープ,
    伸縮性の接着面,加熱用接着面,加熱用点接着ラインな
    どをそなえ,マスクの内側に抗菌濾過用として固定し,
    または切開口や床ずれの部分を窓状に切り抜いて貼付
    し,または補装具の内側に貼付し,パンストやショーツ
    やブリーフやトランクスなどの下着,またはフンドシ形
    式,おしめ,ナプキンなどの内面に固定または仮固定で
    きるようにされた,細菌,真菌,ウイルスなど非細菌に
    よる感染や,炎症などを防ぐための抗菌性予防素材
  3. 【請求項3】 抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
    菌性のある物質を原料の段階において混入し,またはフ
    ィラメント状物,糸状物,布状物,編み立て状物などに
    したのち付着固定された布状,メリヤス状,マット状,
    細かい目の網状(例えばガーゼのよう)などによる抗菌
    性素材を,パンストやショーツやブリーフやトランクス
    などの下着や,パジャマのズホン形式,すててこ形式,
    フンドシ形式,おしめ,などの内面において,ウンチの
    出口に当たる部分を基準にして前後に長く固定または仮
    固定された,請求項の1または2記載の,抗菌性予防素
    材により炎症や疾病を予防できる下着
JP5248451A 1993-08-28 1993-08-28 抗菌性予防素材とそれにより炎症や疾病を予防できる下着 Pending JPH0796024A (ja)

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