JPH079544U - 鋳造金型の湯口構造 - Google Patents

鋳造金型の湯口構造

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JPH079544U
JPH079544U JP3764593U JP3764593U JPH079544U JP H079544 U JPH079544 U JP H079544U JP 3764593 U JP3764593 U JP 3764593U JP 3764593 U JP3764593 U JP 3764593U JP H079544 U JPH079544 U JP H079544U
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JP
Japan
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mold
die
sprue
insert
nesting
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Pending
Application number
JP3764593U
Other languages
English (en)
Inventor
則博 浜口
清吉 松元
健一 前山
勝美 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3764593U priority Critical patent/JPH079544U/ja
Publication of JPH079544U publication Critical patent/JPH079544U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、鋳造金型の湯口部の補修時間をな
くすようにした金型構造に関する。 【構成】 取付板2の前面に取付けられる鋳型3、3、
4の中央部に入子型5を設け、この入子型5を厚み方向
に2分割して、型割り面6側の前面入子5aとその背部
の背面入子5bに分離可能とする。そして、この前面入
子5aの型割り面6に湯口7を形成し、湯口7が熱損傷
したら補修することなく前面入子5aのみを取り換え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋳造金型の湯口部の補修時間をなくすようにした金型構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車のナックル部品のような鋳造品を金型によって鋳造する際 、いわゆるクイックキャスティングと呼ばれる鋳造法が知られている。 このクイックキャスティングは、金型の熱膨張によって生じやすい熱間亀裂等 を防止するため、鋳造品の外側が殻状に凝固した段階で型開きし取り出すように したものであるが、このような金型51は例えば図2に示すように構成される。 すなわち、この金型51の型割り面52には、(A)に示すように、受け口5 3に垂直に連なる湯口54と、この湯口54に水平に連なる左右の湯道55と、 各湯道55に連なる各キャビティ56が設けられ、前記湯口54は入子型57に 設けられている。 そして、この入子型57は、(A)図のY―Y線断面図である(B)図に示す ように、取付板58に取付けられる鋳型59の中央部に着脱自在に設けられてお り、例えば膨張、収縮の繰り返しによって亀裂、溶損の生じやすい湯口54を修 理する際、金型から取外して溶接、肉盛り等の補修を行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような補修作業は、例えば金型の寿命が約3000ショットとし た場合に5日おき程度に繰り返す必要があり、また1回の補修に約50時間程度 の工数を必要とすることから、量産態勢を維持するには相当の負担と工数がかか っていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本考案は鋳造金型の湯口部を入子型とし、この入 子型を厚み方向に2分割して型割り面側の前面入子とその背部の背面入子に分離 可能にした。
【0005】
【作用】
湯口の形成される前面入子を背面入子から分離させ、使い捨て方式にすること で補修作業の手間をなくす。
【0006】
【実施例】
本考案の湯口構造の実施例について添付した図面に基づき説明する。 図1は本案の鋳造金型を示し、(A)は型割り面の正面図、(B)は(A)の X―X線断面図である。
【0007】 図1に示すように、本考案の鋳造金型1は自動車のナックル部品を2個取りす る縦型鋳造金型として構成され、取付板2の前面に固定される鋳型3、4の中央 部には入子型5が設けられている。
【0008】 つまり、この入子型5の型割り面6には垂直な湯口7が形成され、下方の鋳型 4の型割り面6には左右に連なる水平な湯道8が形成されるとともに、一対の鋳 型3の型割り面6には各キャビティ9が形成されている。 そして、前記湯口7の上部には、受け口10を設けている。
【0009】 そして、このような金型材料は、例えば取付板2は安価に製造出来る鋳鉄であ り、型割り面側の鋳型3、4及び入子型5は熱伝導性の良い銅合金である。
【0010】 また、このような金型1は、型割り面6を中心にして固定型と可動型が略対称 形に設けられる。
【0011】 ところで、前記入子型5は、(B)に示すように厚み方向に2分割され、型割 り面6側の前面入子5aと、その背部側の背面入子5bを備えている。
【0012】 そして、背面入子5bは、取付板2の裏から締め付ける複数のボルト11によ って固定され、前面入子5aは、型割り面6側から締め付ける複数のボルト12 によって固定される。
【0013】 尚、背面入子5bには必要に応じて冷却水路13を設けており、また、鋳型3 、4にも適宜不図示の冷却水路を設けて、金型温度を一定に保持するようにして いる。
【0014】 また、湯道8の途中には断面積の大きいフィルタ設置部14を設け、毎ショッ トごとフィルタを設置してスラグ等を取り除くようにしている。 また、図中15は押出しピンである。
【0015】 このように構成した金型構造において、固定型と可動型を型締めして例えば1 400℃程度の溶湯を受け口10から注湯する。
【0016】 すると溶湯は湯口7を垂直に下降して湯道8に入り、フィルタ設置部14のフ ィルタでスラグ等が除去された後、キャビティ9内に充填される。そして、キャ ビティ9内の溶湯の表層が殻状に凝固し、内部が半凝固の段階で型開きして押出 しピン15によって製品を取り出せば熱間亀裂等が防止出来る。
【0017】 こうしてショットが繰り返されると、特に湯口7附近では高温による膨張と、 冷却による収縮とが繰り返され、破損、割れ、ひずみ等の不具合が生じる。
【0018】 このため、本案では前面入子5aを取外して交換し、古い前面入子5aの補修 作業を行わない。 つまり、従来であれば、例えば破損状況等に合せて肉盛り溶接を行ったり、機 械加工で削り取って新しいインサートを埋め込んだり、研磨修理したりしていた ような修復工数が不要となり、余剰時間を量産のための金型精度の維持管理等に 振り向けることが出来る。
【0019】 また使い捨て方式にする際、前面入子5aには背面入子5bのような冷却水路 13を設けていないため、コスト的に有利である。
【0020】 尚、使い捨て方式にかかる費用の一部に、例えば従来の補修に要していた溶接 棒、ガス、電気等のコストを充てることが出来る。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案の鋳造金型の湯口構造は、特に損傷の激しい湯口部の入 子型を厚み方向に2分割し、湯口を形成した前面入子を分離可能にしたため、従 来のように所定ショット数ごとに補修作業を行う必要がなくなり、生産効率を高 めることが出来る。 また、それまで要していた時間を量産のための金型精度維持管理に振り向ける ことが出来、鋳造品質の向上にも寄与する。 また、補修作業の溶接等に要していたコストを使い捨て方式にかかる費用に振 り向けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の鋳造金型を示し、(A)は型割り面の正
面図、(B)は(A)のX―X線断面図
【図2】従来の鋳造金型を示し、(A)は型割り面の正
面図、(B)は(A)のY―Y線断面図
【符号の説明】
1 金型 5 入子型 5a 前面入子 5b 背面入子 6 型割り面 7 湯口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 近藤 勝美 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造金型の湯口部を入子型方式で構成
    し、この入子型を厚み方向に2分割して型割り面側の前
    面入子とその背部の背面入子に分離可能にしたことを特
    徴とする鋳造金型の湯道構造。
JP3764593U 1993-07-09 1993-07-09 鋳造金型の湯口構造 Pending JPH079544U (ja)

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JP3764593U JPH079544U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 鋳造金型の湯口構造

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JP3764593U JPH079544U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 鋳造金型の湯口構造

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JPH079544U true JPH079544U (ja) 1995-02-10

Family

ID=12503393

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JP3764593U Pending JPH079544U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 鋳造金型の湯口構造

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JP (1) JPH079544U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024830A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Toyota Motor Corp ダイカスト金型、鋳造方法

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970603