JPH0794880B2 - 耐摩耗性オリフイス - Google Patents

耐摩耗性オリフイス

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JPH0794880B2
JPH0794880B2 JP61259393A JP25939386A JPH0794880B2 JP H0794880 B2 JPH0794880 B2 JP H0794880B2 JP 61259393 A JP61259393 A JP 61259393A JP 25939386 A JP25939386 A JP 25939386A JP H0794880 B2 JPH0794880 B2 JP H0794880B2
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JP
Japan
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orifice
plate
ceramic insert
orifice plate
hole
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JP61259393A
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JPS63115992A (ja
Inventor
謙 岡本
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東燃株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般には粉粒体輸送ライン、及びリアクタ
ー、リジエネレーター等の流動容器等に使用される耐摩
耗性のオリフイスに関するものであり、特に石油精製プ
ラントにおけるFCC触媒輸送ラインに使用されている制
限オリフイス、FCCリアクタグリツトホール等に好適に
適用し得る耐摩耗性のオリフイスに関するものである。
従来の技術 従来、例えば触媒の如き粉粒体を空気輸送するFCC触媒
輸送ラインにおいては該粉粒体の流量を制御するために
オリフイスが使用されている。該オリフイス部分では流
れが絞られ、乱流となり、そのために該オリフイスは激
しく摩耗される。又、FCCリアクターのグリツドホール
においても触媒を伴なつた流体の流動により孔部が激し
く摩耗され、その耐久性及び補修の困難さが問題とされ
ている。このような問題は、プラントの効率を増大せし
めるべく行なわれる運転温度の上昇及び触媒の硬度の増
加等により更に激しいものとなつている。
上記問題を解決するべくオリフイス及びグリツドホール
の製作材料が検討されているが、金属材料にて形成した
場合には耐摩耗性の点で問題があり、孔径が摩耗により
大きくなり流量制御等が困難になつたり、頻繁に交換す
る必要性が生じるといつた問題があつた。又、第2図に
図示するように、セラミツクスによるインサート20を金
属材料で形成したオリフイスプレート22のオリフイス取
付け穴部24に装着する試みもなされたが、金属材料とセ
ラミツクスインサートとの間の熱膨張差により破損して
しまうという問題があつた。
発明の目的 本発明の主たる目的は、粉粒体の流動により激しく摩耗
を受ける部分の耐摩耗性を向上せしめ、粉粒体の正確な
流量制御を可能とし且つ保守管理を容易とし、保全費用
をも節減することのできる耐摩耗性オリフイスを提供す
ることである。
問題を解決するための手段 上記目的は本発明に係る耐摩耗性オリフイスにて達成さ
れる。要約すれば本発明は、金属性のオリフイスプレー
トと、このオリフイスプレートの中心部に配設されたセ
ラミツクスインサートとを有し、粉粒体輸送ライン、流
動容器等に使用され、粉粒体の流量を制御するための耐
摩耗性のオリフイスにおいて、 前記セラミツクスインサートは、中心部にオリフイス孔
を有し、その外周部は該オリフイス孔の軸線方向に傾斜
するように形成し、 前記オリフイスプレートは、前記セラミツクスインサー
トを収容し保持するために該セラミツクスインサートの
外周形状と同様の形状とされる傾斜穴と該傾斜穴の小径
部に形成された環状肩部とを備え、 前記セラミツクスインサートの外周部と、前記オリフイ
スプレートの傾斜穴の内径部との間には空隙を形成し、
そして 前記オリフイスプレートには、前記オリフイスプレート
に前記セラミツクスインサートを収容した後、該セラミ
ツクスインサートがオリフイスプレートから離脱するの
を阻止するために該オリフイスプレートの傾斜穴の大径
部側に押え板を設け、 前記押え板側が、粉粒体或は粉粒体を伴う流体の流動方
向上流側に位置するように設置される、 ことを特徴とする耐摩耗性オリフイスである。
実施例 次に、本発明に係る耐摩耗性オリフイスについて図面を
参照して更に詳しく説明する。
第1図には、石油精製プラントにおけるFCC触媒輸送ラ
インに使用されるオリフイスに本発明の耐摩耗性オリフ
イスが具現化されている。本実施例によると、オリフイ
ス1は、例えば所定の厚さを有したステンレススチール
板材にて形成されるオリフイスプレート2を具備する。
該オリフイスプレート2は任意の外形状とされるが、通
常円盤状とされ、中心部に後で詳述するセラミツクスイ
ンサート4が配設される。該オリフイスプレート2の外
周囲は2枚のフランジF及びボルトBにて輸送ラインに
固定される。
オリフイスプレート2の中心にはセラミツクスインサー
ト4が適合される穴8が形成される。該穴は角度θにて
傾斜した大径の穴8aと、該大径の穴8aより小さい小径の
穴8bとから成る。該傾斜角度θ1は該オリフイスの使用
条件により任意とすることができるが、通常5〜20度、
特に10〜15度が好適であろう。
一方、前記セラミツクスインサート4は中心に所定径の
オリフイス孔4aが形成された概略円盤形状とされる。本
発明によれば、該セラミツクスインサート4の外周囲4b
は該インサートの軸線方向に傾斜するように形成され
る。該傾斜角度θ2は任意とすることができるが、前記
オリフイスプレート2の大径傾斜穴8aの傾斜角度θ1
同じとされる。唯、セラミツクスインサート4の外周囲
とオリフイスプレート2の傾斜内径部8aとの間には空隙
gが形成される。該空隙gはセラミツクスインサート4
とオリフイスプレート2との熱膨張を吸収するものであ
り、通常1mm程度の間隙で十分である。又、セラミツク
スインサート4の外形状を傾斜した形状とすることによ
り、熱衝撃に対しても有効であり、急激な温度変化によ
る膨張、収縮にも強く、従って、熱衝撃によりセラミツ
クスインサート4が破損することが有効に阻止される。
更に、本発明の耐摩耗性のオリフイスでは、万一セラミ
ツクスインサート4を保持しているオリフイスプレート
2の環状肩部8cが破損した場合であっても、セラミツク
スインサート4がオリフイスプレート2から離脱して下
流へと流出し、粉粒体の流量制御が不能となることが防
止される。即ち、環状肩部8cが破損したような場合に
は、セラミツクスインサート4は下流側へと押出される
が、セラミツクスインサート4の外形状が傾斜した形状
とされていることから、オリフイスプレート2の傾斜穴
8に密着嵌合するまでは下流側へと移動するが、オリフ
イスプレート2の傾斜穴8に嵌合した時点で停止し、こ
の傾斜穴8内に保持されることとなり、それ以上下流へ
と移動することはない。つまり、本発明では、例えセラ
ミツクスインサート4を保持しているオリフイスプレー
ト2の環状肩部8cが破損した場合であっても、粉粒体の
流量制御が不能となることはなく、流量制御を維持する
ことができる。
第1図にて理解されるように、セラミツクスインサート
4はオリフイスプレート2の傾斜穴8a部に挿入される。
このとき、セラミツクスインサート4の小径側の側面は
オリフイスプレート2の大径の穴8aと小径穴8bにて形成
される環状肩部8cに当接し、又セラミツクスインサート
4の大径側の側面はその外周領域が押え板10にて外方へ
の移動が阻止される。これにより、セラミツクスインサ
ート4はオリフイスプレート2の傾斜孔部8aに収容され
保持される。勿論、押え板10とセラミツクスインサート
の側面との間には熱膨張を許容し得るだけの空隙が設け
られる。押え板10は薄い板材料にて形成され、オリフイ
スプレート2と同じステンレススチールにて形成するの
が好ましい。又、該押え板10はオリフイスプレート2に
溶接にて固設されるが、螺子等にて着脱自在に取付ける
ことも可能である。
本実施例によると、セラミツクスインサート4は押え板
側側面部が、押え板10より内方部分4cにおいて押え板10
側へと押え板10の厚さだけ突出する構造とされるが、こ
の構造に限定されるものではなく、斯る突出部分をなく
することも可能である。
上記構成のオリフイス1は第1図に図示されるように、
押え板10側が輸送ラインの上流側に位置するように配置
される。このように配置することにより、例えオリフイ
スプレート2、セラミツクスインサート4及び押え板10
との間に空隙が存在していても、作動時には流動する粉
粒体の上流及び下流の圧力差により、セラミツクスイン
サート4がオリフイスプレート2に、特に環状形部8cに
おいて密着され、粉粒体が空隙部を流動する、所謂チヤ
ンネリングは発生しない。
上記実施例の説明では石油精製プラントにおけるFCC触
媒輸送ラインに使用されるオリフイスについて説明を行
なつたが、本発明の原理は、セラミツクス粉末、鉱物
粉、セメント粉、砂等の粉粒体輸送ライン、及びリアク
ター、リジエネレーター等の流動容器等のような強エロ
ージヨン環境にさらされる吹出孔、他の噴射孔或いはノ
ズル等の耐耗性オリフイスとして好適に使用し得るもの
である。
発明の効果 本発明に係る耐摩耗性オリフイスは上記の如き構造とさ
れるので、粉粒体の流動により激しく摩耗を受ける部分
の耐摩耗性を向上せしめ、粉粒体の正確な流量制御を可
能とし且つ保守管理を容易とし、保全費用をも節減する
ことのできるという作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る耐摩耗性オリフイスの構造を示
す断面図である。 第2図は従来のインサート構造の断面図である。 2:オリフイスプレート 4:セラミツクスインサート 8:インサート取付け傾斜穴 10:押え板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のオリフイスプレートと、このオリ
    フイスプレートの中心部に配設されたセラミツクスイン
    サートとを有し、粉粒体輸送ライン、流動容器等に使用
    され、粉粒体の流量を制御するための耐摩耗性のオリフ
    イスにおいて、 前記セラミツクスインサートは、中心部にオリフイス孔
    を有し、その外周部は該オリフイス孔の軸線方向に傾斜
    するように形成し、 前記オリフイスプレートは、前記セラミツクスインサー
    トを収容し保持するために該セラミツクスインサートの
    外周形状と同様の形状とされる傾斜穴と該傾斜穴の小径
    部に形成された環状肩部とを備え、 前記セラミツクスインサートの外周部と、前記オリフイ
    スプレートの傾斜穴の内径部との間には空隙を形成し、
    そして 前記オリフイスプレートには、前記オリフイスプレート
    に前記セラミツクスインサートを収容した後、該セラミ
    ツクスインサートがオリフイスプレートから離脱するの
    を阻止するために該オリフイスプレートの傾斜穴の大径
    部側に押え板を設け、 前記押え板側が、粉粒体の流動方向上流側に位置するよ
    うに設置される、 ことを特徴とする耐摩耗性オリフイス。
JP61259393A 1986-10-30 1986-10-30 耐摩耗性オリフイス Expired - Lifetime JPH0794880B2 (ja)

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JPS63115992A JPS63115992A (ja) 1988-05-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117988A (ja) * 1982-12-24 1984-07-07 株式会社日立製作所 可変コンダクタンスバルブ
JPS60145698U (ja) * 1984-03-08 1985-09-27 石川島播磨重工業株式会社 管の流量調整装置
JPS61103608U (ja) * 1984-12-13 1986-07-01

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