JPH079431B2 - 血清中のチロキシンまたはトリヨードチロニンを測定するための方法および標準液 - Google Patents

血清中のチロキシンまたはトリヨードチロニンを測定するための方法および標準液

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JPH079431B2 JP1093282A JP9328289A JPH079431B2 JP H079431 B2 JPH079431 B2 JP H079431B2 JP 1093282 A JP1093282 A JP 1093282A JP 9328289 A JP9328289 A JP 9328289A JP H079431 B2 JPH079431 B2 JP H079431B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、標準液の使用下に、血清中のチロキシン
(T4)またはトリヨードチロニン(T3)を測定する方法
並びにこの標準液に関する。
〔従来の技術〕
甲状腺ホルモンは、血液中にタンパク質と結合した形で
広く存在する。この際、最も重要な運搬体タンパク質
は、TBGと称されるチロキシン結合グロブリンであり、
これに血液中に存在する全チロキシンおよび全トリヨー
ドチロニンの約80%が結合している。全チロキシンの約
5〜10%はアルブミンに結合して存在し、全チロキシン
の約10〜15%はプレアルブミンに結合して存在する。こ
れらのタンパク質の全体は、チロキシン結合タンパク質
(TBP)とも称される。極めて少ない含分のチロキシン
およびトリヨードチロニンが遊離形で血液中に存在し、
通常これは、T4は約0.03%もしくはT3の約0.3%であ
る。結合ホルモンT3およびT4が代謝的には不活性の運搬
体として血液中を循環し、液面の調節のために緩衝液と
しての役割をするのに対し、遊離型のホルモンだけが生
理学的に有効である。従つて、血液中のチロキシン総含
有量および遊離型チロキシン並びに遊離型トリヨードチ
ロニンの占有量を測定することは重要であり、それとい
うのも、これがチロキシン結合タンパク質の濃度または
飽和における変化に左右されず甲状腺の機能的状態を表
わすからである。
さて全チロキシン(T4)、遊離型チロキシン(FT4)お
よびトリヨードチロニン(T3)を測定するための種々の
方法が公知である。すべての常法で生じる困難性は較正
に適した標準液の提供にある。
較正のために、一定のチロキシンもしくはトリヨードチ
ロニン濃度の、かつ定義されたFT4−もしくはFT3−含分
のヒト標準血清を製造することが必要である。これにつ
いては従来ヒト血清が出発物質として使用された。まず
はヒト血清から遊離型並びに結合型、両方のすべてのチ
ロキシンもしくはトリヨードチロニンを除去し、その後
このように処理したヒト血清を定義された量のチロキシ
ンまたはトリヨードチロニンで再び増量しなければなら
なかつた。これに関して、文献には種々の方法、例えば
活性炭、イオン交換または担体結合した抗−T4もしくは
T3−抗体での処理が記載されている。これらの方法は非
常に高価である。さらにヒト血清はそれぞれ別の組成を
表わし、従つて個々の荷電が大きな変動を示すので、再
生の可能性について考慮すべき点が残るということに問
題がある。
T3およびT4を測定するための従来公知の標準液のさらに
別の欠点は、成分としてヒト血清を含有するこの溶液を
長時間保存できないということにあり、それというの
も、一方で含有タンパク質が徐々に変性され、かつ他方
で結合型および遊離型のT3およびT4間に生じた平衡が移
動するからである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従つて本発明の課題は、チロキシンまたはトリヨードチ
ロニンの測定法のために、長期保存にも安定で、かつ安
価な出発物質の使用下に簡単な方法で製造できる標準液
を提供することであつた。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は緩衝液中に溶かしたチロキシン結合グロブリ
ン(TBG)およびチロキシンもしくはトリヨードチロニ
ンを含有する標準液を、較正のために使用し、別の標準
液として、緩衝液中に溶かしたTBGを含有するが、チロ
キシンまたはトリヨードチロニンを含有しない溶液を使
用し、標準液に付加的にアルブミンを添加するというこ
とに特徴づけられる、血清中のチロキシンまたはトリヨ
ードチロニンの測定法によつて解決される。
さて、緩衝系に溶解したTBGおよびチロキシンまたはト
リヨードチロニンを含有する溶液中では、結合型と遊離
型のT4もしくはT3間の平衡が血清中におけると同じよう
に生じる。この際、意外にも本来存在するチロキシン結
合タンパク質の成分を欠いた本発明による不完全な平衡
系が、まず甲状腺ホルモン不含にされ、その後再び添加
して増やされたヒト血清を基礎とする自然な母液より良
好な相対的値をもたらすため、相応する較正後この種の
溶液は標準液として使用可能である。ひいては本発明に
従い、チロキシンまたはトリヨードチロニンを測定する
方法のための、簡単に製造され安定な標準液が提供され
る。
チロキシンおよびトリヨードチロニンの測定に関し、種
々の方法が公知である。測定法は例えばNuc.Compact 16
(1985)321〜327頁、ジヤーナル オブ クリニカル
イムノアツセイ(J.Clin.Immunoassay)(1984)、19
2〜205頁およびJ.Clin.Chem.Clin.Biochem. 22(198
4)、895〜904頁に記載されている。殊に甲状腺ホルモ
ンの測定には、イムノアツセイの原理に従つた測定法が
使用される。
血清中のチロキシンまたはトリヨードチロニンを測定す
るための、イムノアツセイの原理に従つた公知法では、
通常標準T4もしくはT3と試料のT4もしくはT3の間で、結
合相手、例えば抗−T4−抗体に関し競合がおこる。反応
条件、例えば個々の成分の濃度、インキユベーシヨンの
時間等の調節によつて、全チロキシン、全トリヨードチ
ロニンかまたは遊離型チロキシンもしくはトリヨードチ
ロニンのどちからを測定することができる。これに関
し、抗−T4−もしくは−T3−抗体に結合した標識T3また
はT4の量、もしくは非結合の標識T3またはT4の量が、自
体公知の検出反応によつて測定される。その後、T3また
はT4の含有量は、得られた値を周知のT3−またはT4−濃
度で得られる値に関係づけることで、標識の測定後に算
出できる。これに関して、T3−またはT4−濃度に対する
測定信号(例えば吸光率)の変化を示した検量線を描く
ことが必要である。チロキシンの場合には2点−標準測
定法を許容するグラフ上の関係はないので、種々の濃度
の6種のチロキシン溶液から検量線を描くのが有利であ
る。
本発明による方法は、遊離型チロキシン(FT4)、遊離
型トリヨードチロニン(FT3)の測定にも、血清中の全
チロキシン(T4)およびトリヨードチロニン(T3)の測
定にも適する。
チロキシン結合グロブリンは、ヒト血清から自体公知法
で得ることができる。本発明により使用された標準液は
5〜30μg/mlのTBGを含有するのが有利である。特に有
利には、文献例えばLab.med.(1982)、27〜29頁、お
よびJ.Clin.Chem.Clin.Biochem. 23(1985)、117〜127
頁の記載より引用できるように、TBGが9〜20μg/mlの
範囲にある生理学的量で、TBGを使用する。
標準液は、チロキシンの測定のために使用する際さらに
チロキシンを含有する。チロキシンは有利に5〜500ng/
mlの量で含有される。特に有利には、生理学的量のチロ
キシン、すなわち5〜300ng/mlの範囲の量を標準溶液に
加える。
標準液は、トリヨードチロニンの測定のために使用する
際、付加的にさらにトリヨードチロニンを含有する。ト
リヨードチロニンは、有利に0.5〜12ng/mlの量で使用さ
れる。特に有利にはトリヨードチロニンを生理学的量、
すなわち0.5〜8ng/mlの範囲で添加する。
本発明方法に使用された標準液は、緩衝液中のTBGおよ
びチロキシン、もしくはトリヨードチロニンの他、さら
に溶液の安定性を良くするアルブミンを含有するのが有
利である。この際、本発明の有利な標準液に、本来適す
るヒト血清アルブミンを添加する必要はない。同様に、
どこでも簡単に入手でき、本質的に便利なアルブミン、
例えばウシおよびウマ血清由来のアルブミンも適する。
アルブミンとしてヒト血清アルブミン、ウシ血清アルブ
ミンまたはウマ血清アルブミン、殊にウシ血清アルブミ
ンが有利に使用される。アルブミンを40〜80mg/mlの溶
液の量で使用するのが有利である。アルブミンは、ドキ
ユメンタ・ガイギー、ビツセンシヤフトリツヒエ タベ
レン(Documenta Geigy,Wissenschaftl.Tabellen)7、
Ausg.1975、578頁から引用されるように40〜50mg/mlの
範囲にある生理学的量で使用されるのが有利である。
標準液を製造するために、TBGおよび場合によつてアル
ブミンを緩衝液に溶かす。緩衝系にはpH−範囲が6.0〜
8.0のすべての緩衝液、有利には6.5〜7.5のpH値を有す
る緩衝液が適する。グツド(GOOD)の緩衝液、例えばヘ
ペス(HEPES)−またはトリス−緩衝液を使用するのが
有利である。緩衝液濃度は臨界値でなく、緩衝液は有利
に30〜150mモル/lの濃度で使用される。特に有利には標
準液が50〜100mモル/lの緩衝液を含有する。
さらにこの溶液は、チロキシンまたはトリヨードチロニ
ンを適切な濃度で添加される。この際、タンパク質結合
型と遊離型の甲状腺ホルモン間の平衡は、生体内の血液
中に支配する平衡と同じにある。この溶液はその組成の
ゆえ、長時間の保存にも安定である。この溶液は、標準
化された個々の物質から製造されたため、常に同じ組成
を示し、従つて再生可能な値をもたらす。
検量線を描くために、得られた値から曲線を描くことが
できるように、甲状腺ホルモン含分が異なる数種の標準
液(通常4〜6種)を使用する。本発明方法の最も有利
な実施形において、第一の標準液としてTBG、場合によ
つてはアルブミンだけを緩衝液に溶解されて含有し、し
かし甲状腺ホルモンを含有しない溶液が使用される。さ
らに較正するために、その後定義された含分のホルモン
を有する溶液が使用される。
本発明のさらに別の目的は、緩衝系に溶解したTBGおよ
びチロキシンもしくはトリヨードチロニンを含有する、
チロキシンまたはトリヨードチロニンを測定するための
標準液である。
標準液は、有利に5〜30μg/mlのTBGを含有する。特に
有利には標準溶液中に生理学的量、すなわち9〜20μg/
mlのTBGが存在する。
有利な実施形において、標準液は安定化のためにさらに
アルブミンを含有する。この際アルブミンが40〜80mg/m
lの量で含有されているのが有利である。特に有利に、
生理学的量のアルブミン、すなわち40〜55mg/mlの範囲
のアルブミンを使用する。
標準液は、TBG、場合によつてはアルブミンを緩衝系に
溶解させ、かつ各々所望の量のチロキシンまたはトリヨ
ードチロニンを加えることによつて製造される。この際
チロキシンの量は、有利には5〜500ng/mlの範囲、特に
有利には5〜300ng/mlの生理学的量の範囲にある。標準
液をトリヨードチロニンの測定に使用する場合、この溶
液はトリヨードチロニンを有利には0.5〜12ng/mlの量
で、特に有利には0.5〜8ng/mlの範囲の生理学的量で含
有する。
緩衝系は、6.0〜8.0の範囲のpHを表わすのが適切であ
り、かつ有利にはグツド(GOOD)の緩衝液である。
本発明により、入手しやすい出発物質から簡単な方法で
製造できる優れた安定性の標準液が提供される。
〔実施例〕
本発明を以下の例および図面につき詳述する。
例1 種々のチロキシン濃度の溶液が製造された。
溶液は次の組成を有した: ヘペス−緩衝液(pH7.0) 50mモル/l ウシ血清アルブミン 60 mg/l チロキシン結合グロブリン(TBG) 15μg/ml この溶液に、量を増加させながらT4を添加すると、平衡
調節により次の遊離型チロキシンの濃度が生じた: FT40;0.9;1.5;2.5;4.3;6.5ng/dl さらにウシ血清アルブミンの代わりにヒト血清アルブミ
ンもしくはウマ血清アルブミンを含有する組成の溶液が
製造された。
遊離型チロキシンを測定するために、次の試薬が使用さ
れた: 試薬1: ベロナール緩衝液(pH7.8) 55mモル/l T4−ペルオキシダーゼ−接合体 10mU/ ml 試薬2: ABTS(2,2′−アジノ−ジ〔3−エチル−ベンズチアゾ
リン−スルホン酸(6)〕ジアンモニウム塩 1.9mモル/
l; 過ホウ素酸ナトリウム 3.2mモル/l リン酸/クエン酸緩衝液(pH4.4) 100mモル/l 反応容器として、ポリクローナル抗−T4−抗体でコーテ
イングしたポリスチロール管を使用した。
この管に試薬1 1mlおよび標準溶液20μlを加え、室温
で60分間インキユベーシヨンした。その後管を吸引し、
水道水で洗浄した。続いて試薬2 1mlを加え、室温で30
分間インキユベーシヨンした。ここで、405nmもしくは4
22nmにおける吸光度を測光法で測定した。
それぞれの標準濃度に相当する吸光度の値を方眼紙にプ
ロツトすると、第1図に示される曲線が表われた。測定
試料の吸光率の関係曲線から、FT4−濃度が読みとれ
る。ウシ血清−およびウマ血清アルブミンは、ヒト血清
アルブミンと同じ値を導くことがわかつた。
例2 本発明による標準液を製造し、下記の条件で長時間保存
した。これと平行して、標準液を常法により(すなわち
増加する量のチロキシンをT4−遊離型ヒト血清に溶か
す)製造し、かつ同様に保存した。この際標準溶液がど
の程度長く安定な状態にあるかを検査した。
本発明による標準溶液として、例1に従つて製造され
た、FT4を0;0.9;1.5;2.5;4.3もしくは6.5ng/dl含有する
溶液を使用した。
続いてこの溶液を凍結乾燥し、かつ35℃で3週間保存し
た。再生後、さらに4℃で8週間、溶液で保存した。こ
の溶液を、例1で記載されているようにFT4の測定のた
めに使用した。
保存前および保存後の標準吸光率の平均的検出は、次の
第1表から明らかである。
これらの値が示すように、本発明による標準液は、従来
公知のヒト血清溶液より大幅に安定である。
例3 21種のヒト血清中のFT4の検出を行なつた。FT4の測定は
例1に記載されているように、20℃もしくは30℃で実施
された。例2と同じ標準液を使用した。この溶液を凍結
乾燥し、かつ35℃で3週間保存した。続いて凍結乾燥物
を再生し、さらに25℃で2週間、溶液で保存した。
第II表の結果が示すように、本発明の標準液を用いる較
正の際には、温度に左右されない検出が長期の保存後も
提供された。これに対し不安定なヒト血清−標準液を用
いると、20℃および30℃では異なつた血清中のFT4−濃
度が測定された。
例4 例1に従い製造された標準液をT4−試験のために使用し
た。
これには次の試薬が使用された: 試薬1: バルビツール酸塩 120mモル/l リン酸緩衝液(pH8.6) 18.2mモル/l ANS(8−アニリノ−1−ナフタリン−スルホン酸) 1.27mモル/l T4−ペルオキシダーゼ−接合体 15mU/ml 試薬2:例1に記載の組成 反応容器として、ポリクローナル抗−T4−抗体でコーテ
イングしたポリスチロール管を使用した。
この管に試薬1 1mlおよび標準液20μlを加え、室温で3
0分間インキユベーシヨンした。その後、管を吸引し、
水道水で洗浄した。続いて試薬2 1mlを加え、かつ室温
で30分間インキユベーシヨンした。ここで405nmもしく
は422nmにおける吸光率を測光法で測定した。
それぞれの標準濃度に従属する吸光率の値を方眼紙にプ
ロツトすると第2図に示される曲線が描かれる。
例5 種々のトリヨードチロニン濃度の溶液を製造した。この
溶液は次の組成を有する: ヘペス−緩衝液(pH7.0) 50mモル/l ウシ血清アルブミン 60mg/ml チロキシン結合グロブリン(TBG) 15μg/ml この溶液に、量を増加させてT3を加えた。こうして製造
された標準液をT3−試験のために使用した。これには試
薬が使用された(使用溶液の濃度)。
試薬1: バルビツール酸塩 120mモル/l リン酸緩衝液(pH8.6) 18.2mモル/l ANS(8−アニリノ−1−ナフタリンスルホン酸) 1.27mモル/l T3−ペルオキシダーゼ−接合体 12mU/ml 試薬2: リン酸−クエン酸−緩衝液(pH5.0) 100mモル/l 過ホウ素酸ナトリウム 1.47mモル/l ABTSR(2,2′−アジノ−ジ〔3−エチル−ベンズ−チア
ゾリン−スルホン酸−(6)〕ジアンモニウム塩9.1mモ
ル/l 反応容器として、ポリクローナル抗−T3−抗体でコーテ
イングしたポリスチロール管を使用した。
この管に試薬1 1mlおよび標準液100μlを入れ、室温で
2時間インキユベーシヨンした。その後管を吸引し、水
道水で洗浄した。続いて試薬2 1mlを添加し、室温で60
分間インキユベーシヨンした。ここで405nmもしくは422
nmにおける吸光率を測光法で測定した。結果は第3図に
示す。
【図面の簡単な説明】
第1図はヘテロジニアス・エンザイムイムノアツセイ
(heterogeneous enzymeimmunoassay)でFT4を測定する
際に得られた種々のチロキシン濃度の検量線を示す線図
であり、 第2図は、全チロキシンを測定する際に使用された種々
のT4−濃度の検量線を示す線図であり、 第3図は、全−トリヨードチロニンを測定する際に使用
可能な種々のT3濃度の検量線を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・シユテークミユラー ドイツ連邦共和国アウグスブルク 22・エ ルツゲビルクスシユトラーセ 3 (56)参考文献 特開 昭61−225654(JP,A) 特開 昭64−35371(JP,A) 特開 平1−232263(JP,A) 米国特許4052504(US,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血清中のチロキシン(T4)またはトリヨー
    ドチロニン(T3)を測定する方法において、緩衝液中に
    溶かしたチロキシン結合グロブリン(TBG)およびチロ
    キシンもしくはトリヨードチロニンを含有する標準液
    を、較正のために使用し、別の標準液として、緩衝液中
    に溶かしたTBGを含有するが、チロキシンまたはトリヨ
    ードチロニンを含有しない溶液を使用し、標準液に付加
    的にアルブミンを添加することを特徴とする、血清中の
    チロキシン(T4)またはトリヨードチロニン(T3)の測
    定法。
  2. 【請求項2】緩衝液中に溶かしたTBGおよびチロキシン
    またはトリヨードチロニンを含有する、チロキシンまた
    はトリヨードチロニンを測定するための標準液。
  3. 【請求項3】付加的にアルブミンを含有する、請求項2
    記載の標準液。
  4. 【請求項4】付加的にアルブミン40〜80mg/mlを含有す
    る、請求項3記載の標準液。
JP1093282A 1988-04-15 1989-04-14 血清中のチロキシンまたはトリヨードチロニンを測定するための方法および標準液 Expired - Fee Related JPH079431B2 (ja)

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