JPH0794287A - 空港用標識灯制御装置および空港用標識灯装置 - Google Patents

空港用標識灯制御装置および空港用標識灯装置

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JPH0794287A
JPH0794287A JP5236167A JP23616793A JPH0794287A JP H0794287 A JPH0794287 A JP H0794287A JP 5236167 A JP5236167 A JP 5236167A JP 23616793 A JP23616793 A JP 23616793A JP H0794287 A JPH0794287 A JP H0794287A
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switch
saturable
turned
power supply
light sources
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JP5236167A
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English (en)
Inventor
Keiji Sugiyama
恵司 杉山
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】2個以上の光源を個別に制御可能で、可飽和装
置両端に過電圧を発生しない空港用標識灯制御装置およ
び空港用標識灯装置を提供する。 【構成】定電流電源装置1の出力端間に直列に設けられ
る複数の可飽和装置21,22…と、これらの可飽和装
置の出力側に並列に設けられた2個以上の光源41,4
2…を有し、これら光源が各飽和装置を介して定電流電
源装置1の出力にて付勢される複数の空港用標識灯3
1,32…とを有し、光源41,42…に対応して光源
と直列に設けられ光源への給電を制御可能な2個以上の
第1のスイッチ装置51,52…と、可飽和装置21,
22…の出力側に設けられ各光源に対応した第1のスイ
ッチ装置の全てがオフする以前に可飽和装置を含む電気
的閉回路を形成する第2のスイッチ装置7と、第1スイ
ッチ装置を個別に制御する制御信号を出力する出力制御
装置10とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、2個以上の光源を有す
る空港用標識灯の前記各光源を個別に制御可能な空港用
標識灯制御装置および空港用標識灯装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、たとえば空港用標識灯制御装置と
して、特公昭62-21160号公報のものが提案されている。
このものは、各標識灯に点滅制御器を設け、これら点滅
制御器を伝送信号に応じて制御することにより直列的に
設けられた標識灯をグル−プ別に点滅制御可能なもので
ある。また、2個以上の光源を有する標識灯の場合、グ
ル−プ化された標識灯毎に各光源の一方を点滅制御する
ことが開示されている。
【0004】また、他の従来例として、特開平4-62793
号公報のものが提案されている。このものは、各標識灯
に断芯を検知する子局を設け、検出内容を親局に伝送し
て親局で判定し、表示するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公昭62-21160号公報
のものはグル−プ化された標識灯群を単に点灯、消灯す
るだけの単純な制御を行うだけのものであった。そし
て、このものは、前記各点滅制御器としてのトライアッ
クを空港用標識灯のランプと並列に設け、前記トライア
ックがオンでランプを消灯、トライアックがオフでラン
プを点灯するようにしている。また、前記各点滅制御器
を制御する制御操作装置から各標識灯あるいはグル−プ
化された標識灯群毎に信号用電線を配設して、この信号
用電線に点滅信号を送信するものであった。
【0006】しかし、この特公昭62-21160号公報のもの
では、前記トライアックの順方向ドロップ電圧によりラ
ンプがわずかながら発光することがあり、完全な消灯状
態を得られないことがあった。また、光源と直列にトラ
イアックを設けると、トライアックのオフ時には可飽和
装置である絶縁トランスからみて負荷開放となり、絶縁
トランス両端に過電圧が発生し、電力損失が増大すると
ともに、発熱により絶縁トランスが寿命劣化するという
問題が生じる。また、各標識灯のランプを個別に調光す
ることはできなかった。
【0007】特開平4-62793号公報のものは、各標識灯
を制御することがなく、断芯検知機能を有するだけのも
のである。したがって、このものもきめ細かい光源の制
御は行えないものである。
【0008】本発明は、2個以上の光源のそれぞれをき
め細かく制御可能で、光源への給電を停止する場合には
光源を完全に消灯させることができ、しかも、可飽和装
置両端に過電圧を発生させることのない空港用標識灯制
御装置および空港用標識灯装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、まず、定電流電源装置と、この定電流電源装置の出
力端間に互いに直列的に設けられる複数個の可飽和装置
と、この可飽和装置の出力側に互いに並列的に設けられ
た2個以上の光源を有し、これら光源が前記各可飽和装
置を介して前記定電流電源装置の出力にて付勢される複
数個の空港用標識灯とを有し、さらに、以下の構成を有
するものである。
【0011】すなわち、前記各光源に対応して光源と直
列的に設けられ光源への給電を制御可能な2個以上の第
1のスイッチ装置と、前記可飽和装置の出力側に設けら
れ前記各光源に対応した第1のスイッチ装置の全てがオ
フする以前に前記可飽和装置を含む電気的閉回路を形成
する第2のスイッチ装置と、前記第1のスイッチ装置を
個別に制御する制御信号を出力する出力制御装置とを有
するものである。
【0012】本発明において直列的あるいは並列的と
は、中間に他の電気部品が介在しているもの、介在して
いないものの両方を含むことを意味する(以下の発明に
おいても同じ。)。また、本発明において2個以上の光
源とは、3個以上の光源を並列的に設けたもの、複数個
の光源を並列または直列接続した2グル−プを並列的に
設けたもののいずれをも含むものである。そして、光源
としては電球、けい光ランプ、高圧放電灯、発光ダイオ
−ド等のいずれでもよい(以下の発明においても同
じ。)。
【0013】請求項2に記載の発明は、まず、定電流電
源装置と、それぞれが互いに並列的に接続された設けら
れた2個以上の光源を有し、前記定電流電源装置の出力
端間に互いに直列的に設けられ、それぞれ可飽和装置を
介して前記定電流電源装置の出力にて付勢される複数個
の空港用標識灯とを有し、さらに、以下の構成を有する
ものである。
【0014】すなわち、前記各光源に直列的に設けられ
て対応する光源への給電を制御可能な2個以上の第1の
スイッチ装置、前記可飽和装置の出力側に設けられて前
記各光源に対応する第1のスイッチ装置の全てがオフす
る以前に前記可飽和装置を含む電気的閉回路を形成する
第2のスイッチ装置、および少なくとも前記第1のスイ
ッチ装置に対する制御信号を受信する受信装置を有し、
前記各空港用標識灯に対応して設けられた端末器と、こ
れら各端末器に少なくとも前記第1のスイッチ装置を制
御する制御信号を送出する出力制御装置と、を備えた空
港用標識灯制御装置である。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の空港用標識灯制御装置において、さらに、前記
可飽和装置および前記第2のスイッチ装置を含む電気的
閉回路に接続されるとともに前記可飽和装置の出力側か
ら給電され、前記第1のスイッチ装置、第2のスイッチ
装置等に動作電力を供給する制御電源装置を備えたもの
である。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1記載の空港用標識灯制御装置であって、
さらに、前記第1のスイッチ装置は、2個以上の光源の
いずれか1個を点灯している状態からこの点灯している
光源を消灯し、消灯している他の光源を点灯する場合、
点灯から消灯する光源に対応するスイッチ装置のオフ以
前に、消灯から点灯する光源に対応するスイッチ装置が
オンするものである。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか1記載の空港用標識灯制御装置であって、
さらに、前記光源の断芯を検知する断芯検知装置を備え
たものである。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか1記載の空港用標識灯制御装置であって、
さらに、前記光源が断芯したときには前記第2のスイッ
チ装置をオンするようにしたものである。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項2ないし
6のいずれか1記載の空港用標識灯制御装置において、
前記端末器が前記光源の断芯検知装置を備えるととも
に、前記中央制御装置との間で前記第1のスイッチ装置
の制御信号および断芯検知信号の送受を行うものであ
る。
【0020】請求項8に記載の発明は、定電流電源装置
の出力端間に互いに直列的に設けられ、前記定電流電源
装置の出力にて付勢される空港用標識灯装置装置であっ
て、可飽和装置と、灯体と、前記可飽和装置の出力側に
互いに並列的に接続されて前記灯体内に配設された2個
以上の光源とを有するものであって、さらに、前記各光
源に直列的に設けられ各光源への給電を制御可能な第1
のスイッチ装置と、前記可飽和装置の出力側に設けられ
前記光源および前記第1のスイッチ装置を含まない電気
的閉回路を前記第1のスイッチ装置の全てがオフする以
前に形成する第2のスイッチ装置と、前記負荷装置およ
び前記第1のスイッチ装置を含まない電気的閉回路に接
続され、前記可飽和装置の出力側から給電されて前記第
1のスイッチ装置、第2のスイッチ装置の電源となる制
御電源装置とを備えたものである。
【0021】る。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明は、各光源への給電を、
出力制御装置からの制御信号に応じて対応する第1のス
イッチ装置にて制御することにより、光源を個別に作
動、停止あるいは所望に光出力を調節できる。そして、
途中で全光源を消灯させるような場合、前記第1のスイ
ッチ装置の全てがオフする以前に第2のスイッチ装置が
オンする。したがって、可飽和装置は負荷開放状態にな
ることがなく、飽和により過電圧を発生することがな
い。
【0023】請求項2に記載の発明は、出力制御装置か
ら所望の空港用標識灯に対応した端末器に制御信号を送
出すると、端末器は第1のスイッチ装置の作動を制御
し、この第1のスイッチ装置は空港用標識灯の光源への
給電を制御する。そして、請求項1記載の発明と同様に
前記第1のスイッチ装置の全てがオフする以前に第2の
スイッチ装置がオンする。したがって、可飽和装置は負
荷開放状態になることがなく、飽和により過電圧を発生
することがない。
【0024】請求項3に記載の発明は、可飽和装置の出
力にて第1のスイッチ装置等の電源となる制御電源装置
に給電するから、格別に制御用の電力を送電しなくとも
よい。そして、電流変成器等電流検出により電力を得る
場合、光源の消灯期間も第2のスイッチ装置により電気
的閉回路が形成されることにより、制御電源装置は可飽
和装置の出力を供給され続ける。
【0025】請求項4に記載の発明は、点灯する光源を
切換える際、オンしていたスイッチ装置がオフする以前
に他のスイッチ装置がオンするから、可飽和装置は負荷
開放状態になることがなく、飽和により過電圧を発生す
ることがない。
【0026】請求項5に記載の発明は、光源が断芯する
と断芯検知装置がこれを検知する。必要に応じてこの結
果を表示等の手段にて報知することにより、光源の交換
が迅速に行える。
【0027】請求項6に記載の発明は、光源が断芯する
と第2のスイッチ装置がオンする。したがって、可飽和
装置は負荷開放状態になることがなく、過電圧を発生し
ない。
【0028】請求項7に記載の発明は、光源の断芯検知
装置の検知信号を中央制御装置に送信する。中央制御装
置では、この結果をあるいはこの検知信号から判定し
て、光源が断芯したことを報知する。したがって、中央
監視側で複数個の光源の開放状態を監視できる。
【0029】請求項8に記載の発明は、第1のスイッチ
装置、第2のスイッチ装置、制御電源装置を備えて空港
用標識灯装置を構成することによって、たとえば、中央
監視側から制御信号を送出することによって、遠隔して
配置される標識灯装置の制御が可能になる。なお、本発
明において、請求項2ないし7の構成のいずれか1また
は複数を適宜組合わせて付加してもよい。
【0030】
【実施例】以下、図1を参照して本発明の一実施例を説
明する。1は定電流電源装置である。たとえば、位相制
御装置、出力トランス、電流検出装置、この電流検出装
置の検出信号に応じて前記位相制御装置を負帰還的に制
御する導通位相制御を主として構成されるものである。
また、ブ−シェロ回路を用いるもの等でもよい。そし
て、このような定電流電源装置1はいずれも当業者にと
って容易に構成し得るものである。
【0031】21、22…は可飽和装置であり、前記定
電流電源装置1の出力端間に直列的に複数個が設けられ
ている。本実施例においては、可飽和形の絶縁トランス
であるが、所定電圧でオンする半導体スイッチング素子
等であってもよい。
【0032】31、32…は空港用標識灯である。図1
では、空港用標識灯31についてのみ詳細に示し、他の
空港用標識灯32…については、簡単化のため詳細を省
略してある。これら空港用標識灯31、32…は前記各
可飽和装置21、22…を介して前記定電流電源装置1
から給電されるように設けられている。この空港用標識
灯31、32…は、それぞれ互いに並列的に接続された
2個以上の光源41、42を有している。
【0033】51、52は前記光源41、42に直列的
に設けられ、前記光源41、42への給電を制御可能な
第1のスイッチ装置で、前記光源41、42の点灯、消
灯、光出力調節等を任意に行うものである。このような
第1のスイッチ装置51、52としては、たとえばリレ
−、半導体スイッチ等のスイッチ部511、521と、
これらスイッチ部511、521に共通な制御部53と
にて構成することができるものである。この制御部53
は、本実施例では後述するように送受信機能も有するも
のである。なお、単に受信機能のみを有するものであっ
てもよい。
【0034】7は第2のスイッチ装置である。この第2
のスイッチ装置7は、前記第1のスイッチ装置51、5
2の全てがオフする以前すなわち同時またはいくらか前
にオンして、前記可飽和装置21を含み、前記光源4
1、42および前記第1のスイッチ装置51、52を含
まない電気的閉回路を形成するものである。この第2の
スイッチ装置7は、オン時に可飽和装置21の出力を短
絡しないようある程度の内部インピ−ダンスを有する
か、外部インピ−ダンスを備えていることが好ましいも
のである。そして、具体的には、サイリスタと、このサ
イリスタを導通制御する導通制御装置とから構成するこ
とができるものである。そして、この場合、前記サイリ
スタの順方向インピ−ダンスを前記内部インピ−ダンス
として利用できる。なお、リレ−のような接点を用いて
もよく、この場合は適当なインピ−ダンス素子を直列に
設けてもよい。このような第2のスイッチ装置7は、前
述のように前記第1のスイッチ装置51、52が開放し
て、光源41、42への給電を停止する直前にオンす
る。このようなことは、前記第1のスイッチ装置51、
52にオフ信号を入力すると同時に、あるいはいくらか
早めに前記制御部53から前記第2のスイッチ装置7に
オン信号を入力するようにすればよい。したがって、可
飽和装置21からみた場合に負荷開放とならず、可飽和
装置21両端に飽和時の過電圧が発生することがないと
ともに、後述する光源の断芯検知と誤動作させることが
ない。
【0035】8は前記第1のスイッチ装置51、52よ
り前記可飽和装置21側に設けられ、前記第1のスイッ
チ装置51、52により前記光源41、42への給電が
停止している間も前記可飽和装置21の出力を給電され
て、(必要に応じて)これを保持して前記第1のスイッ
チ装置51、52、第2のスイッチ装置7等の動作電力
として供給する制御電源装置である。もちろん、この制
御電源装置8は、光源41、42への給電中も可飽和装
置21から給電される。
【0036】また、本実施例においては、光源41、4
2の断芯検知装置9を備えている。すなわち、前記光源
41、42への電流の有無あるいは変化状態等から光源
の断芯を検知するようにしている。具体的には、前記制
御電源装置8に入力される可飽和装置21の出力電圧あ
るいは電流の状態の変化により検知するようになってい
る。
【0037】10は出力制御装置であり、少なくとも前
記第1のスイッチ装置51、52の制御信号を出力する
ものである。たとえば、各光源51、52の点灯、消
灯、光出力調節の信号を出力する。本実施例では、中央
監視側に設けられ、制御部53…をカスケ−ド接続した
伝送線11を介して制御信号を送出する。前記制御部5
3…は予め設定されたアドレスに応じた前記制御信号を
受信して、対応する光源を制御するものである。この出
力制御装置10は、第1のスイッチ装置51、52の制
御信号の他に、前記第2のスイッチ装置7に対する制御
信号を出力するようにしてもよい。この場合、制御部5
3は第2のスイッ装置7に対する制御信号を形成しなく
てもよい。また、前記第1のスイッチ装置前記伝送線1
1は、高速伝送を図るために光ファイバが好ましいが、
電線からなるものでもよい。あるいは、無線伝送とし
て、伝送線11を省略してもよい。前記出力制御装置1
0および前記受信装置としての制御部53の詳細構成に
ついて、図示と説明とを省略したが、当業者であれば周
知の遠隔制御技術等から適宜構成し得るものである。
【0038】本実施例においては、前記第1のスイッチ
装置51、52、第2のスイッチ装置7、受信装置とし
ての制御部53、制御電源装置8、断芯検知装置9とで
端末器12を形成している。
【0039】つぎに、本実施例の作用を説明する。たと
えば誘導路灯、滑走路中心線灯等として用いられ、2方
向に照射可能な埋込み形標識灯を制御する場合、航空機
の進行方向に対応して、パイロットが視認できる方向の
光源(たとえば41)を点灯し、他方向の光源(たとえ
ば42)を消灯する。すなわち、出力制御装置10から
伝送線11を介して各端末器12に制御信号を出力す
る。各端末器12は、前記制御信号を受信し、対応する
第1のスイッチ装置51、52を制御する。
【0040】また、たとえば、周囲の気象条件等に応じ
て光源41、42の光出力の強度を制御する場合、上記
と同様に出力制御装置10から制御信号を出力する。た
とえば、濃霧時には光出力を大きく、晴天時には光出力
を小さくする。
【0041】そしていま、光源41が点灯していて、こ
の点灯している光源41を消灯し、他の光源42を点灯
させる信号を出力制御装置10から出力すると、制御部
53はこの信号を受信し、第1のスイッチ装置51をオ
フさせる(図2(a))。また、この第1のスイッチ装置
51のオフに先行して第1のスイッチ装置52をオンす
る(図2(b))。このため、可飽和装置21からみて負
荷開放にはならず、この可飽和装置21の両端に過電圧
が発生することがなく、また、断芯検知装置9が誤って
断芯として検知することがない。
【0042】光源42が点灯している状態から、この点
灯している光源42を消灯し、他の光源41を点灯させ
る場合も、前記と同様に、第1のスイッチ装置52をオ
フさせるのに先行して第1のスイッチ装置51をオンさ
せる。
【0043】また、いずれの光源41、42をも消灯さ
せる場合、たとえば光源41に対応する第1のスイッチ
装置51がオフしていて(第3図(a))、光源42に対
応する第1のスイッチ装置52がオンしている状態から
オフする場合(第3図(b))には、それ以前に第2のス
イッチ装置7をオンさせる(第3図(c))。したがっ
て、この場合もやはり可飽和装置21からみて負荷開放
にはならず、この可飽和装置21の両端に過電圧が発生
することがなく、また、断芯検知装置9が誤って断芯と
して検知することがない。
【0044】また、制御電源装置8は、通常可飽和装置
21の出力にて給電されているが、前記第1のスイッチ
装置51、52がオフした後も電気的閉回路が形成され
ているから、継続して給電される。したがって、制御電
源装置8は第1のスイッチ装置51、52等に安定して
電力を供給できる。なお、第1のスイッチ装置51、5
2がともにオンしている場合とオフしている場合とで
は、制御電源装置8に入力される電圧値が異なる。この
ため、適宜定電圧手段を設けることができ、このような
定電圧手段としては当業者において適宜構成し得るもの
である。
【0045】つぎに、光源41、42の光出力を調節す
る場合は、第1のスイッチ装置51あるいは52を所定
周期内におけるオン期間を制御する。たとえば、スイッ
チ装置51、52として位相制御装置を用い交流電圧の
半サイクル毎に導通制御する。導通制御する場合、段階
的に制御するものでも、連続的に制御するものでもよ
い。この場合、毎半サイクルにおけるスイッチ装置5
1、52の非導通期間の直前に第2のスイッチ装置7を
オンするようにしてもよいし、オンしないようにしても
よい。すなわち、交流電圧の低電圧部(波高値)のみ非
導通で実質的に問題になる過電圧が発生しない場合に
は、第2のスイッチ装置7を必ずしもオンする必要がな
い。
【0046】光源41、42のいずれかが点灯制御され
ている状態で断芯すると、断芯検知装置9はこの開放に
伴う電流の変化、電圧の変化等の状態を検知し、制御部
53を介して出力制御装置10に送出する。出力制御装
置10はこの検知信号を受け、表示する。または、検知
信号を判定して表示する。
【0047】つぎに、図4および図5を参照して空港用
標識灯装置の一実施例を説明する。図4および図5にお
いて、図1のものと同じあるいは対応する部分には同じ
符号を付してある。図4および図5のものは、たとえば
誘導路灯、滑走路中心線灯等として用いられる空港の埋
込み形標識灯装置の場合であって、大部分が地中に埋設
されている。そして、201は灯体であって、支持台2
02を介して埋込み配線ボックス203上に配設されて
いる。また、前記灯体201は投光窓211に装着され
た透光部材204を有する上面部205と、底面に電線
挿通部206を有する下面部207とから形成されてい
る。そして、この灯体201内に負荷装置である光源4
1、42を配設している。208は反射鏡である。
【0048】前記埋込み配線ボックス203には、給電
線L1および伝送線用L2の配管209がパッキン21
0を介して設けられている。そして、この埋込み配線ボ
ックス203内に図1の端末器12を配設している。
【0049】なお、前記灯体下面部207の電線挿通部
206には必要に応じて端子台、パッキンが設けられ
る。
【0050】図4および図5のものは、空港用標識灯装
置の一例を示したもので、適宜変形可能なことはもちろ
んである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、各標識灯の2個以上の光源のそれぞれを個別にき
め細かく制御することが可能で、消灯時には第1のスイ
ッチ装置によりほぼ完全に電流を遮断できる。しかも、
第2のスイッチ装置により可飽和装置からみて負荷開放
状態にすることがなく、この可飽和装置の飽和により過
電圧が発生するのを防止できる。
【0052】請求項2に記載の発明は、出力制御装置か
ら所望の空港用標識灯に対応した端末器に制御信号を送
出することによって、空港用標識灯の各光源への給電を
制御できる。
【0053】請求項3に記載の発明は、可飽和装置の出
力にて第1のスイッチ装置等の電源となる制御電源装置
に給電するから、格別に制御用の電力を送電しなくとも
よく、信号伝送線あるいは電力送電線を簡略化または省
略できる。
【0054】請求項4に記載の発明は、点灯する光源を
切換える際、オンしていたスイッチ装置がオフする以前
に他のスイッチ装置がオンするから、可飽和装置は負荷
開放状態になることがなく、飽和により過電圧を発生す
ることがない。
【0055】請求項5に記載の発明は、光源が断芯する
と断芯検知装置がこれを検知し、必要に応じてこの結果
を表示等の手段にて報知することにより、光源の交換が
迅速に行える。
【0056】請求項6に記載の発明は、光源が断芯する
と第2のスイッチ装置がオンするから、可飽和装置は負
荷開放状態になることがなく、過電圧の発生を防止でき
る。
【0057】請求項7に記載の発明は、光源の断芯検知
装置の検知信号を出力制御装置に送信し、出力制御装置
では、この結果をあるいはこの検知信号から判定して、
光源が断芯したことを報知するから、中央監視側で複数
個の光源の開放状態を監視できる。
【0058】請求項8に記載の発明は、第1のスイッチ
装置、第2のスイッチ装置、制御電源装置を備えて空港
用標識灯装置を構成することによって、たとえば、中央
監視側から制御信号を送出することによって、遠隔して
配置される標識灯装置の制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図
【図2】第1の実施例の作用を示す図
【図3】同じく第1の実施例の一作用を示す図
【図4】空港用標識灯装置の一例を簡略化して示す断面
【図5】同じく空港用標識灯装置の一例を簡略化して示
す平面図 1…定電流電源装置、21、22……可飽和装置、31、32…
…負荷装置、41、42……光源、51、52……第1のスイッ
チ装置、6…受信装置を兼ねる制御部、7…第2のスイッ
チ装置、8…制御電源装置、9…断芯検知装置、10…出力
制御装置、12…端末器、201…灯体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電流電源装置と;この定電流電源装置の
    出力端間に互いに直列的に設けられる複数個の可飽和装
    置と;この可飽和装置の出力側に互いに並列的に設けら
    れた2個以上の光源を有し、これら光源が前記各可飽和
    装置を介して前記定電流電源装置の出力にて付勢される
    複数個の空港用標識灯と;前記各光源に対応して光源と
    直列的に設けられ、光源への給電を制御可能な2個以上
    の第1のスイッチ装置と;前記可飽和装置の出力側に設
    けられ、前記各光源に対応した前記第1のスイッチ装置
    の全てがオフする以前に前記可飽和装置を含む電気的閉
    回路を形成する第2のスイッチ装置と;前記第1のスイ
    ッチ装置を個別に制御する制御信号を出力する出力制御
    装置と;を具備したことを特徴とする空港用標識灯制御
    装置。
  2. 【請求項2】定電流電源装置と;この定電流電源装置の
    出力端間に互いに直列的に設けられるとともに、それぞ
    れが互いに並列的に接続された2個以上の光源を有し、
    これら光源が可飽和装置を介して前記定電流電源装置の
    出力にて付勢される複数個の空港用標識灯と;前記各光
    源に対応して光源と直列的に設けられて前記光源への給
    電を制御可能な2個以上の第1のスイッチ装置と、前記
    可飽和装置の出力側に設けられて前記各光源に対応した
    前記第1のスイッチ装置の全てがオフする以前に前記可
    飽和装置を含む電気的閉回路を形成する第2のスイッチ
    装置と、少なくとも前記第1のスイッチ装置に対する制
    御信号を受信する受信装置とを有し、前記各空港用標識
    灯に対応して設けらた端末器と;これら各端末器に少な
    くとも前記第1のスイッチ装置を制御する制御信号を送
    出する出力制御装置と;を具備したことを特徴とする空
    港用標識灯制御装置。
  3. 【請求項3】前記可飽和装置および前記第2のスイッチ
    装置を含む電気的閉回路に接続されるとともに前記可飽
    和装置の出力側から給電され、前記第1のスイッチ、第
    2のスイッチ等に動作電力を供給する制御電源装置を有
    することを特徴とする請求項1または2記載の空港用標
    識灯制御装置。
  4. 【請求項4】前記第1のスイッチ装置は、2個以上の光
    源のいずれか1個を点灯している状態からこの点灯して
    いる光源を消灯し、消灯している他の光源を点灯する場
    合、点灯から消灯する光源に対応するスイッチ装置のオ
    フ以前に、消灯から点灯する光源に対応するスイッチ装
    置をオンするものであることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1記載の空港用標識灯制御装置。
  5. 【請求項5】前記光源の断芯を検知する断芯検知装置を
    有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    記載の空港用標識灯制御装置。
  6. 【請求項6】前記光源が断芯したときには前記第2のス
    イッチ装置をオンすることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1記載の空港用標識灯制御装置。
  7. 【請求項7】前記端末器が前記光源の断芯検知装置を備
    えるとともに、出力制御装置との間で前記第1のスイッ
    チ装置の制御信号および断芯検知信号の送受を行うこと
    を特徴とする請求項2ないし6のいずれか1記載の空港
    用標識灯制御装置。
  8. 【請求項8】定電流電源装置の出力端間に互いに直列的
    に設けられ、前記定電流電源装置の出力にて付勢される
    空港用標識灯装置であって、 可飽和装置と;灯体と;前記可飽和装置の出力側に互い
    に並列的に接続されて前記灯体内に配設された2個以上
    の光源と;これら各光源に対応して光源と直列的に設け
    られ、各光源への給電を制御可能な2個以上の第1のス
    イッチ装置と;前記可飽和装置の出力側に設けられ、前
    記光源および前記第1のスイッチ装置を含まない電気的
    閉回路を前記第1のスイッチ装置の全てがオフする以前
    に形成する第2のスイッチ装置と;前記負荷装置および
    前記第1のスイッチ装置を含まない電気的閉回路に接続
    され、前記可飽和装置の出力側から給電されて前記第1
    のスイッチ装置、第2のスイッチ装置等の電源となる制
    御電源装置と;を具備したことを特徴とする空港用標識
    灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006156287A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nec Lighting Ltd 閃光灯点灯システムおよび閃光灯点灯方法

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JP2006156287A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nec Lighting Ltd 閃光灯点灯システムおよび閃光灯点灯方法

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