JPH0794219B2 - 携帯用荷物カート - Google Patents
携帯用荷物カートInfo
- Publication number
- JPH0794219B2 JPH0794219B2 JP4238789A JP23878992A JPH0794219B2 JP H0794219 B2 JPH0794219 B2 JP H0794219B2 JP 4238789 A JP4238789 A JP 4238789A JP 23878992 A JP23878992 A JP 23878992A JP H0794219 B2 JPH0794219 B2 JP H0794219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- cart
- shaft
- lid
- trunk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handcart (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランク状ケースに収
納して携帯が容易であり、トランク状ケースのケース本
体部及び蓋部を荷物カートの支持台として用い、組立,
分解が簡単、容易に行えるようにした携帯用荷物カート
に関するものである。
納して携帯が容易であり、トランク状ケースのケース本
体部及び蓋部を荷物カートの支持台として用い、組立,
分解が簡単、容易に行えるようにした携帯用荷物カート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、買物用、旅行用、その他一般の荷
物運搬用の小型カートが知られている。この小型カート
は、荷物を積まない状態で移動するとき、ハンドル部
(握り部)を持って車輪を接地させて回動させながら移
動するのが一般的である。又、シャフト部が伸縮できた
り、カートの一部が折り畳めたりして、携帯できるよう
にしたものもある。
物運搬用の小型カートが知られている。この小型カート
は、荷物を積まない状態で移動するとき、ハンドル部
(握り部)を持って車輪を接地させて回動させながら移
動するのが一般的である。又、シャフト部が伸縮できた
り、カートの一部が折り畳めたりして、携帯できるよう
にしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカートのう
ち、前者の場合は、荷物を積まない状態で移動するとき
携帯が困難であり、特に旅行用として、自動車、列車、
飛行機内等に持ち込む場合に不便であった。後者の場合
においても、車輪を始めカート構成部材がそれぞれむき
出しであり、携帯には適していなかった。本発明は、上
記の事情に基づいてなされたもので、携帯に便利であ
り、かつ組立が容易な携帯用荷物カートを提供すること
を目的とする。
ち、前者の場合は、荷物を積まない状態で移動するとき
携帯が困難であり、特に旅行用として、自動車、列車、
飛行機内等に持ち込む場合に不便であった。後者の場合
においても、車輪を始めカート構成部材がそれぞれむき
出しであり、携帯には適していなかった。本発明は、上
記の事情に基づいてなされたもので、携帯に便利であ
り、かつ組立が容易な携帯用荷物カートを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、携帯用のトランク状ケース1内に荷物カ
ート部材を折り畳み、分解して収容するようにした携帯
用荷物カートにおいて、上記トランク状ケース1は、グ
リップ6を有していて荷物カート部材を折り畳み、分解
して収容した状態でグリップ6を持って箱状トランクと
して携帯可能であり、荷物カートとして用いるときは、
ケース本体部2及びケース本体部2に対してほぼ直角に
回動可能に枢着された蓋部4を荷物カートの支持台とし
て用いるようにすると共に、ケース本体部2に対して引
出し可能で引出した状態で支持台として用いられるスラ
イド蓋部3を設け、ケース本体部2に対して、車輪9を
軸支した左右一対の車輪支柱10を、ケース本体部2の
外側に突出して車輪9が接触する使用状態と、ケース本
体部2内に収納される収納状態とに起倒可能に取付け、
ケース本体部2に連繋するシャフト部20〜22、ハン
ドル部23、伸縮バンド19、バンド係止杆24を分解
してケース本体部2内に収納し、組立可能としたことを
特徴とする。
めに本発明は、携帯用のトランク状ケース1内に荷物カ
ート部材を折り畳み、分解して収容するようにした携帯
用荷物カートにおいて、上記トランク状ケース1は、グ
リップ6を有していて荷物カート部材を折り畳み、分解
して収容した状態でグリップ6を持って箱状トランクと
して携帯可能であり、荷物カートとして用いるときは、
ケース本体部2及びケース本体部2に対してほぼ直角に
回動可能に枢着された蓋部4を荷物カートの支持台とし
て用いるようにすると共に、ケース本体部2に対して引
出し可能で引出した状態で支持台として用いられるスラ
イド蓋部3を設け、ケース本体部2に対して、車輪9を
軸支した左右一対の車輪支柱10を、ケース本体部2の
外側に突出して車輪9が接触する使用状態と、ケース本
体部2内に収納される収納状態とに起倒可能に取付け、
ケース本体部2に連繋するシャフト部20〜22、ハン
ドル部23、伸縮バンド19、バンド係止杆24を分解
してケース本体部2内に収納し、組立可能としたことを
特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によって本発明の携帯用荷物カート
は、次のような作用を行う。 トランク状ケース内に荷物カート部材を折り畳み、
分解して収容するので、トランク状ケースを持ち運べば
よく、携帯が容易で、どのような場所にも簡単に移動で
きる。 トランク状ケースは、ケース本体部及び蓋部の一方
を荷物カートの支持台として用いるようにすると共に、
他方の蓋部を本体部から引出し可能としているので、ト
ランク状ケースがカートの構成部材として最大限利用さ
れ、軽量化できると共に、荷物の積載量を多くすること
ができる。 荷物カートは、左右一対の車輪をケース本体部に対
し使用状態と収納状態とに回動可能に設け、支持台に連
繋するシャフト部、ハンドル部、伸縮バンド、バンド係
止杆等を分解してケース内に収納し、組立可能としたの
で、カートの組立、分解が簡単に、かつ短時間に行え
る。
は、次のような作用を行う。 トランク状ケース内に荷物カート部材を折り畳み、
分解して収容するので、トランク状ケースを持ち運べば
よく、携帯が容易で、どのような場所にも簡単に移動で
きる。 トランク状ケースは、ケース本体部及び蓋部の一方
を荷物カートの支持台として用いるようにすると共に、
他方の蓋部を本体部から引出し可能としているので、ト
ランク状ケースがカートの構成部材として最大限利用さ
れ、軽量化できると共に、荷物の積載量を多くすること
ができる。 荷物カートは、左右一対の車輪をケース本体部に対
し使用状態と収納状態とに回動可能に設け、支持台に連
繋するシャフト部、ハンドル部、伸縮バンド、バンド係
止杆等を分解してケース内に収納し、組立可能としたの
で、カートの組立、分解が簡単に、かつ短時間に行え
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面に基づ
いて具体的に説明する。図1ないし図10において、符
号1は荷物カート部材を折り畳み、分解して収容するよ
うにした,主として合成樹脂材料からなるトランク状ケ
ースであり、このトランク状ケース1は、ケース状に形
成されたケース本体部2と、ケース本体部2に設けられ
たスライド溝3aに沿ってスライド可能で、かつスライ
ド用爪溝3bを有するスライド蓋部3と、係止部4aを
有し、ケース本体部2に対してヒンジ7,7、ヒンジ取
付け部7a,7aにより開閉可能に取り付けられた蓋部
4と、一対のグリップ受け5,5により支持されたグリ
ップ6と、により構成されている。グリップ6と対向す
るケース本体部2の中央位置には、蓋止め凹部8が設け
られている。
いて具体的に説明する。図1ないし図10において、符
号1は荷物カート部材を折り畳み、分解して収容するよ
うにした,主として合成樹脂材料からなるトランク状ケ
ースであり、このトランク状ケース1は、ケース状に形
成されたケース本体部2と、ケース本体部2に設けられ
たスライド溝3aに沿ってスライド可能で、かつスライ
ド用爪溝3bを有するスライド蓋部3と、係止部4aを
有し、ケース本体部2に対してヒンジ7,7、ヒンジ取
付け部7a,7aにより開閉可能に取り付けられた蓋部
4と、一対のグリップ受け5,5により支持されたグリ
ップ6と、により構成されている。グリップ6と対向す
るケース本体部2の中央位置には、蓋止め凹部8が設け
られている。
【0007】トランク状ケース1内には、図5のよう
に、蓋部4を開けた状態で荷物カート部材が折り畳み、
分解して収容されている。まず左右一対の合成樹脂から
なる車輪9,9は、図18にも示すように、それぞれ合
成樹脂からなる車輪支柱10に対して車輪止めナット9
a、車輪止めボルト9bにより軸支され、車輪支柱10
をヒンジ10aによりケース本体部2に起倒可能に取付
けている。車輪支柱10,10間には、図6、図7のよ
うに車輪支柱10を起立させたときに起立状態に支持す
る車輪支柱支持板11が、図17に示すようにばね付き
ヒンジ12によりケース本体部2に起倒可能に取付けら
れている。ケース本体部2の下端部中央位置には、シャ
フト孔13が形成され、又、蓋部4にも2個のシャフト
フック14,14aを介して2個のシャフト孔15,1
5aが形成されている(図8及び図9参照)。
に、蓋部4を開けた状態で荷物カート部材が折り畳み、
分解して収容されている。まず左右一対の合成樹脂から
なる車輪9,9は、図18にも示すように、それぞれ合
成樹脂からなる車輪支柱10に対して車輪止めナット9
a、車輪止めボルト9bにより軸支され、車輪支柱10
をヒンジ10aによりケース本体部2に起倒可能に取付
けている。車輪支柱10,10間には、図6、図7のよ
うに車輪支柱10を起立させたときに起立状態に支持す
る車輪支柱支持板11が、図17に示すようにばね付き
ヒンジ12によりケース本体部2に起倒可能に取付けら
れている。ケース本体部2の下端部中央位置には、シャ
フト孔13が形成され、又、蓋部4にも2個のシャフト
フック14,14aを介して2個のシャフト孔15,1
5aが形成されている(図8及び図9参照)。
【0008】ケース本体部2の内周部分の上記蓋止め凹
部8に対応する位置に、図10及び図20(b)にも示
す蓋部ストッパ16が設けられ、蓋部4をケース本体部
2に押し込んだとき係止部4aを係止し、蓋止め凹部8
から蓋部ストッパ16を押して係止解除するようにして
ある。蓋部ストッパ16は、ばね16aにより弾持さ
れ、蓋部4を押し込んだときその係止部4aを係止し、
蓋止め凹部8から押すと蓋部4の係止を解除するように
なっている。ケース本体部2の内周部分の4隅には、図
19及び図20(a)にも示す伸縮バンド掛け17,1
7、18,18が設けられている。これら伸縮バンド掛
け17、18には伸縮バンド19が掛け渡され、収納さ
れている。
部8に対応する位置に、図10及び図20(b)にも示
す蓋部ストッパ16が設けられ、蓋部4をケース本体部
2に押し込んだとき係止部4aを係止し、蓋止め凹部8
から蓋部ストッパ16を押して係止解除するようにして
ある。蓋部ストッパ16は、ばね16aにより弾持さ
れ、蓋部4を押し込んだときその係止部4aを係止し、
蓋止め凹部8から押すと蓋部4の係止を解除するように
なっている。ケース本体部2の内周部分の4隅には、図
19及び図20(a)にも示す伸縮バンド掛け17,1
7、18,18が設けられている。これら伸縮バンド掛
け17、18には伸縮バンド19が掛け渡され、収納さ
れている。
【0009】伸縮バンド19の内側で、上記車輪9,
9、車輪支柱10,10、車輪支柱支持板11を除くケ
ース本体部2内の空間には、図11ないし図16にも示
すそれぞれ金属パイプ材からなる第1のシャフト20、
第2のシャフト21、第3のシャフト22、ハンドル部
23、バンド係止杆24が収納されている。第1のシャ
フト20には、フック部20aとネジ孔20bとが、第
2のシャフト21には、ネジ21a、ネジ孔21b,2
1cが、第3のシャフト22には、ネジ22a、ネジ孔
22b,22c,22dがそれぞれ形成されている。
又、ハンドル部23には、握り部23a、ネジ23b、
ネジ孔23cが、バンド係止杆24には、着脱ネジ24
a、バンド止め24b,24bが設けられている。
9、車輪支柱10,10、車輪支柱支持板11を除くケ
ース本体部2内の空間には、図11ないし図16にも示
すそれぞれ金属パイプ材からなる第1のシャフト20、
第2のシャフト21、第3のシャフト22、ハンドル部
23、バンド係止杆24が収納されている。第1のシャ
フト20には、フック部20aとネジ孔20bとが、第
2のシャフト21には、ネジ21a、ネジ孔21b,2
1cが、第3のシャフト22には、ネジ22a、ネジ孔
22b,22c,22dがそれぞれ形成されている。
又、ハンドル部23には、握り部23a、ネジ23b、
ネジ孔23cが、バンド係止杆24には、着脱ネジ24
a、バンド止め24b,24bが設けられている。
【0010】そして、図5の状態から荷物カートを組み
立てるときは、まず伸縮バンド掛け17,17、18,
18から伸縮バンド19を外すと、車輪支柱支持板11
がばね付きヒンジ12により起立し、車輪支柱10,1
0を起立させて車輪9,9を両側に張り出させ、起立状
態に支持,固定する。次に、第1のシャフト20、第2
のシャフト21、第3のシャフト22、ハンドル部2
3、バンド係止杆24を取出す。この状態を図6及び図
7に示す。そして、車輪9,9は接地して転動自在の状
態になる。
立てるときは、まず伸縮バンド掛け17,17、18,
18から伸縮バンド19を外すと、車輪支柱支持板11
がばね付きヒンジ12により起立し、車輪支柱10,1
0を起立させて車輪9,9を両側に張り出させ、起立状
態に支持,固定する。次に、第1のシャフト20、第2
のシャフト21、第3のシャフト22、ハンドル部2
3、バンド係止杆24を取出す。この状態を図6及び図
7に示す。そして、車輪9,9は接地して転動自在の状
態になる。
【0011】次に、シャフト孔15,15aに、第1の
シャフト20をそのネジ孔20b側から挿通しながら、
フック部20aをシャフト孔13に嵌挿させる。する
と、第1のシャフト20、フック部20aにより、スラ
イド蓋部3を上にしたケース本体部2と、ケース本体部
2とほぼ直角状態になった蓋部4とが固定され、カート
の支持台としての働きをするようになる。そして、第1
のシャフト20のネジ孔20bに第2のシャフト21の
ネジ21aを螺挿し、第2のシャフト21のネジ孔21
bに第3のシャフト22のネジ22aを螺挿する。さら
に、第3のシャフト22のネジ孔22bにハンドル部2
3のネジ23bを螺挿し、ハンドル部23のネジ孔23
cにバンド係止杆24の着脱ネジ24aを螺着して、カ
ートの組立てが終わる。なお、第1のシャフト20、第
2のシャフト21、第3のシャフト22、ハンドル部2
3等はねじ接合に限らず、伸縮可能の構成にしてもよい
ものである。
シャフト20をそのネジ孔20b側から挿通しながら、
フック部20aをシャフト孔13に嵌挿させる。する
と、第1のシャフト20、フック部20aにより、スラ
イド蓋部3を上にしたケース本体部2と、ケース本体部
2とほぼ直角状態になった蓋部4とが固定され、カート
の支持台としての働きをするようになる。そして、第1
のシャフト20のネジ孔20bに第2のシャフト21の
ネジ21aを螺挿し、第2のシャフト21のネジ孔21
bに第3のシャフト22のネジ22aを螺挿する。さら
に、第3のシャフト22のネジ孔22bにハンドル部2
3のネジ23bを螺挿し、ハンドル部23のネジ孔23
cにバンド係止杆24の着脱ネジ24aを螺着して、カ
ートの組立てが終わる。なお、第1のシャフト20、第
2のシャフト21、第3のシャフト22、ハンドル部2
3等はねじ接合に限らず、伸縮可能の構成にしてもよい
ものである。
【0012】なお、この実施例の携帯用荷物カートの大
きさは、図1ないし図4のようにトランク状の状態で縦
(長さ)25cm、横(幅)21cm、厚さ4.5cm
と小型のものであり、重量も軽いものである。ハンドル
パイプの長さは、上記の組立状態でパイプ全長が87.
5cm、組立総高さ97.7cmであり、第3のシャフ
ト22を省いて第2のシャフト21のネジ孔21bにハ
ンドル部23のネジ23bを直接螺挿して短くした状態
でパイプ全長65.2cm、組立総高さ75.4cmと
なり、2通りに使用することができる。又、バンド係止
杆24は、ハンドル部23のネジ孔23cに螺着するほ
か、第2のシャフト21のネジ孔21c、第3のシャフ
ト22のネジ孔22c,22dに、選択的に螺着するこ
とにより、運搬する荷物の荷姿に応じて伸縮バンド19
の掛け方を4通りに選んで使用できるものである。
きさは、図1ないし図4のようにトランク状の状態で縦
(長さ)25cm、横(幅)21cm、厚さ4.5cm
と小型のものであり、重量も軽いものである。ハンドル
パイプの長さは、上記の組立状態でパイプ全長が87.
5cm、組立総高さ97.7cmであり、第3のシャフ
ト22を省いて第2のシャフト21のネジ孔21bにハ
ンドル部23のネジ23bを直接螺挿して短くした状態
でパイプ全長65.2cm、組立総高さ75.4cmと
なり、2通りに使用することができる。又、バンド係止
杆24は、ハンドル部23のネジ孔23cに螺着するほ
か、第2のシャフト21のネジ孔21c、第3のシャフ
ト22のネジ孔22c,22dに、選択的に螺着するこ
とにより、運搬する荷物の荷姿に応じて伸縮バンド19
の掛け方を4通りに選んで使用できるものである。
【0013】次に本発明の携帯用荷物カートの使用状態
について説明する。まずカートを使用することなく携帯
するときは、図1ないし図4に示される荷物カート部材
を折り畳み、分解して収容したトランク状ケース1の状
態で、グリップ6を持って携帯歩行はもとより、列車、
自動車、飛行機等あらゆるところに携帯できる。そのと
き、トランク状ケース1は外見がスマートで持ち運びに
便利であり、しかも小型,軽量で、車輪9,9を始めカ
ート構成部材がむき出しになっていないので、携帯者自
身の衣服を汚したり、他人に接触して迷惑をかけたりす
ることがない。
について説明する。まずカートを使用することなく携帯
するときは、図1ないし図4に示される荷物カート部材
を折り畳み、分解して収容したトランク状ケース1の状
態で、グリップ6を持って携帯歩行はもとより、列車、
自動車、飛行機等あらゆるところに携帯できる。そのと
き、トランク状ケース1は外見がスマートで持ち運びに
便利であり、しかも小型,軽量で、車輪9,9を始めカ
ート構成部材がむき出しになっていないので、携帯者自
身の衣服を汚したり、他人に接触して迷惑をかけたりす
ることがない。
【0014】カートを使用するときは、図4の状態から
蓋止め凹部8から蓋部ストッパ16の突出部分を押す
と、ストッパ16が移動することにより蓋部4の係止部
4aの係止が解除され、蓋部4をヒンジ7,7により開
くと、図5の状態になる。この状態で伸縮バンド掛け1
7,17、18,18から伸縮バンド19を外すと、車
輪支柱支持板11がばね付きヒンジ12により起立し、
車輪支柱10,10を起立させて車輪9,9を両側に張
り出させ、起立して接地し転動自在の状態に支持,固定
する。そして、第1のシャフト20、第2のシャフト2
1、第3のシャフト22、ハンドル部23、バンド係止
杆24をそれぞれ取出す(図6及び図7の状態)。
蓋止め凹部8から蓋部ストッパ16の突出部分を押す
と、ストッパ16が移動することにより蓋部4の係止部
4aの係止が解除され、蓋部4をヒンジ7,7により開
くと、図5の状態になる。この状態で伸縮バンド掛け1
7,17、18,18から伸縮バンド19を外すと、車
輪支柱支持板11がばね付きヒンジ12により起立し、
車輪支柱10,10を起立させて車輪9,9を両側に張
り出させ、起立して接地し転動自在の状態に支持,固定
する。そして、第1のシャフト20、第2のシャフト2
1、第3のシャフト22、ハンドル部23、バンド係止
杆24をそれぞれ取出す(図6及び図7の状態)。
【0015】次に、シャフト孔15,15aに、第1の
シャフト20をそのネジ孔20b側から挿通しつつ、フ
ック部20aをシャフト孔13に嵌挿させる。すると、
第1のシャフト20及びフック部20aにより、スライ
ド3蓋部を上にしたケース本体部2と、ケース本体部2
とほぼ直角状態になった蓋部4とが固定され、カートの
支持台としての働きをするようになる。そして、第1の
シャフト20のネジ孔20bに第2のシャフト21のネ
ジ21aを螺挿し、第2のシャフト21のネジ孔21b
に第3のシャフト22のネジ22aを螺挿する。さら
に、第3のシャフト22のネジ孔22bにハンドル部2
3のネジ23bを螺挿し、ハンドル部23のネジ孔23
cにバンド係止杆24の着脱ネジ24aを螺着して、図
21及び図22のようにカートの組立てが終わる。
シャフト20をそのネジ孔20b側から挿通しつつ、フ
ック部20aをシャフト孔13に嵌挿させる。すると、
第1のシャフト20及びフック部20aにより、スライ
ド3蓋部を上にしたケース本体部2と、ケース本体部2
とほぼ直角状態になった蓋部4とが固定され、カートの
支持台としての働きをするようになる。そして、第1の
シャフト20のネジ孔20bに第2のシャフト21のネ
ジ21aを螺挿し、第2のシャフト21のネジ孔21b
に第3のシャフト22のネジ22aを螺挿する。さら
に、第3のシャフト22のネジ孔22bにハンドル部2
3のネジ23bを螺挿し、ハンドル部23のネジ孔23
cにバンド係止杆24の着脱ネジ24aを螺着して、図
21及び図22のようにカートの組立てが終わる。
【0016】上記のようなカートの組立て時に、使用者
の身長、運搬する荷物の形状,大きさ等により、ハンド
ルパイプの長さを長短2通り組立てて使用することがで
き、又、バンド係止杆24を、ハンドル部23のネジ孔
23cに螺着するか、第2のシャフト21のネジ孔21
c、第3のシャフト22のネジ孔22c,22dに選択
的に螺着するかして、運搬する荷物Aの荷姿に応じて伸
縮バンド19のバンド止め24b,24bへの掛け方を
4通りに選んで使用できる。カートに荷物Aを積載した
状態を図23及び図24に示すが、図24のように必要
に応じてスライド蓋3をスライド用爪溝3bにより引き
出して補助荷台とし、荷物Bを積載して運搬することも
できる。なお、トランク状ケース内に荷物カート部材を
収納するときは、組立て時と反対の順序で行えばよい。
の身長、運搬する荷物の形状,大きさ等により、ハンド
ルパイプの長さを長短2通り組立てて使用することがで
き、又、バンド係止杆24を、ハンドル部23のネジ孔
23cに螺着するか、第2のシャフト21のネジ孔21
c、第3のシャフト22のネジ孔22c,22dに選択
的に螺着するかして、運搬する荷物Aの荷姿に応じて伸
縮バンド19のバンド止め24b,24bへの掛け方を
4通りに選んで使用できる。カートに荷物Aを積載した
状態を図23及び図24に示すが、図24のように必要
に応じてスライド蓋3をスライド用爪溝3bにより引き
出して補助荷台とし、荷物Bを積載して運搬することも
できる。なお、トランク状ケース内に荷物カート部材を
収納するときは、組立て時と反対の順序で行えばよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯用荷物
カートによれば、以下の効果を奏することができる。 .トランク状ケース1内に荷物カート部材を折り畳
み、分解して収容しているので、外見がきれいなトラン
ク状ケース1をグリップ6を持って持ち運べばよく、携
帯が容易で、どのような場所にも簡単に移動できる。 .トランク状ケース1は、ケース本体部2及び蓋部4
を荷物カートの支持台として用いるようにすると共に、
スライド蓋部3をケース本体部2から引出し可能とし支
持台として用いるようしているので、トランク状ケース
1及び蓋部3,4がカートの構成部材として最大限利用
され、軽量化できると共に、荷物の積載量を多くするこ
とができ、製造コストを低廉化し得る。 .荷物カートは、車輪9を軸支した左右一対の車輪支
柱10を、ケース本体部2の外側に突出して車輪9が接
地する使用状態と、ケース本体部2内に収納される収納
状態とに起倒可能に取付け、ケース本体部2に連繋する
シャフト部20〜22、ハンドル部23、伸縮バンド1
9、バンド係止杆24を分解してケース本体部2内に収
納し、組立て可能としたので、カートの組立、分解が簡
単に、かつ短時間に行うことができる。 .トランク状ケース1を始め大半を合成樹脂材で構成
でき、軽量で、かつ外側がスマートとなり小型化が容易
である。
カートによれば、以下の効果を奏することができる。 .トランク状ケース1内に荷物カート部材を折り畳
み、分解して収容しているので、外見がきれいなトラン
ク状ケース1をグリップ6を持って持ち運べばよく、携
帯が容易で、どのような場所にも簡単に移動できる。 .トランク状ケース1は、ケース本体部2及び蓋部4
を荷物カートの支持台として用いるようにすると共に、
スライド蓋部3をケース本体部2から引出し可能とし支
持台として用いるようしているので、トランク状ケース
1及び蓋部3,4がカートの構成部材として最大限利用
され、軽量化できると共に、荷物の積載量を多くするこ
とができ、製造コストを低廉化し得る。 .荷物カートは、車輪9を軸支した左右一対の車輪支
柱10を、ケース本体部2の外側に突出して車輪9が接
地する使用状態と、ケース本体部2内に収納される収納
状態とに起倒可能に取付け、ケース本体部2に連繋する
シャフト部20〜22、ハンドル部23、伸縮バンド1
9、バンド係止杆24を分解してケース本体部2内に収
納し、組立て可能としたので、カートの組立、分解が簡
単に、かつ短時間に行うことができる。 .トランク状ケース1を始め大半を合成樹脂材で構成
でき、軽量で、かつ外側がスマートとなり小型化が容易
である。
【図1】トランク状ケースの平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】トランク状ケースの蓋部を開けた状態のケース
本体背面図である。
本体背面図である。
【図6】左右の車輪を展開した状態のカートの正面図で
ある。
ある。
【図7】同底面図である。
【図8】ケース蓋部の背面図である。
【図9】ケース蓋部の側面図である。
【図10】ケース蓋部をケース本体部に嵌着させた状態
の側断面図である。
の側断面図である。
【図11】第1のシャフトの側面図である。
【図12】第3のシャフトの正面図である。
【図13】ハンドル部の正面図である。
【図14】第2のシャフトの正面図である。
【図15】バンド係止杆の正面図である。
【図16】同平面図である。
【図17】車輪支柱支持板の平面図である。
【図18】車輪の分解正面図である。
【図19】(a)は伸縮バンド掛けの正面図、(b)は
同正面図である。
同正面図である。
【図20】(a)は伸縮バンド掛けの正面図及び側面
図、(b)は蓋部ストッパの側面図である。
図、(b)は蓋部ストッパの側面図である。
【図21】カートを組み立てた状態の側面図である。
【図22】同正面図である。
【図23】カートに荷物を積んだ状態の側面図である。
【図24】同正面図である。
1 トランク状ケース 2 ケース本体部 3 スライド蓋部 3a スライド溝 3b スライド
用爪溝 4 蓋部 4a 係止部 5 グリップ受け 6 グリップ 7,12,10a ヒンジ 7a ヒンジ取付け部 8 蓋止め凹部 9 車輪 9a 車輪止めナット 9b 車輪止めボル
ト 10 車輪支柱 11 車輪支柱支持板 13,15,15a シャフト孔 14,14a シャフトフック 16 蓋部ストッパ 16a ばね 17,18 伸縮バンド掛け 19 伸縮バンド 20 第1のシャフト 20a フック部 20b ネ
ジ孔 21 第2のシャフト 21a ネジ 21b,21c
ネジ孔 22 第3のシャフト 22a ネジ 22b〜22d
ネジ孔 23 ハンドル部 23a 握り部 23b ネジ
23c ネジ孔 24 バンド係止杆 24a 着脱ネジ 24b バン
ド止め A,B 荷物
用爪溝 4 蓋部 4a 係止部 5 グリップ受け 6 グリップ 7,12,10a ヒンジ 7a ヒンジ取付け部 8 蓋止め凹部 9 車輪 9a 車輪止めナット 9b 車輪止めボル
ト 10 車輪支柱 11 車輪支柱支持板 13,15,15a シャフト孔 14,14a シャフトフック 16 蓋部ストッパ 16a ばね 17,18 伸縮バンド掛け 19 伸縮バンド 20 第1のシャフト 20a フック部 20b ネ
ジ孔 21 第2のシャフト 21a ネジ 21b,21c
ネジ孔 22 第3のシャフト 22a ネジ 22b〜22d
ネジ孔 23 ハンドル部 23a 握り部 23b ネジ
23c ネジ孔 24 バンド係止杆 24a 着脱ネジ 24b バン
ド止め A,B 荷物
Claims (1)
- 【請求項1】 携帯用のトランク状ケース(1)内に荷
物カート部材を折り畳み、分解して収容するようにした
携帯用荷物カートにおいて、 上記トランク状ケース(1)は、グリップ(6)を有し
ていて荷物カート部材を折り畳み、分解して収容した状
態でグリップ(6)を持って箱状トランクとして携帯可
能であり、荷物カートとして用いるときは、ケース本体
部(2)及びケース本体部(2)に対してほぼ直角に回
動可能に枢着された蓋部(4)を荷物カートの支持台と
して用いるようにすると共に、ケース本体部(2)に対
して引出し可能で引出した状態で支持台として用いられ
るスライド蓋部(3)を設け、 ケース本体部(2)に対して、車輪(9)を軸支した左
右一対の車輪支柱(10)を、ケース本体部(2)の外
側に突出して車輪(9)が接地する使用状態と、ケース
本体部(2)内に収納される収納状態とに起倒可能に取
付け、ケース本体部(2)に連繋するシャフト部(20
〜22)、ハンドル部(23)、伸縮バンド(19)、
バンド係止杆(24)を分解してケース本体部(2)内
に収納し、組立可能としたことを特徴とする携帯用荷物
カート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238789A JPH0794219B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 携帯用荷物カート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238789A JPH0794219B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 携帯用荷物カート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640339A JPH0640339A (ja) | 1994-02-15 |
JPH0794219B2 true JPH0794219B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=17035309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4238789A Expired - Lifetime JPH0794219B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 携帯用荷物カート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794219B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2958853B2 (ja) * | 1994-05-18 | 1999-10-06 | 株式会社松崎 | ラゲッジキヤリア |
JP2794087B2 (ja) * | 1995-06-23 | 1998-09-03 | 工業技術院長 | コンピュータ設計支援システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56150657U (ja) * | 1980-04-11 | 1981-11-12 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4238789A patent/JPH0794219B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0640339A (ja) | 1994-02-15 |
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