JPH0793822A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

Info

Publication number
JPH0793822A
JPH0793822A JP5257688A JP25768893A JPH0793822A JP H0793822 A JPH0793822 A JP H0793822A JP 5257688 A JP5257688 A JP 5257688A JP 25768893 A JP25768893 A JP 25768893A JP H0793822 A JPH0793822 A JP H0793822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
blocks
optical disk
light beam
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5257688A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Imazu
龍也 今津
Toyoyuki Nunomura
豊幸 布村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP5257688A priority Critical patent/JPH0793822A/ja
Publication of JPH0793822A publication Critical patent/JPH0793822A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MCAV方式の光ディスクにおいて、各ブロ
ック内の最内周部または/および最外周部にリング状の
ROM領域を形成することにより、シーク時間を短縮す
る。 【構成】 エンボスピットによるリング状のROM領域
をそれぞれ各ブロック内の最内周部、最外周部、および
最内周部と最外周部の両方に形成した三種類のMCAV
方式の光磁気ディスクを作製した。また、比較例として
前記ROM部が存在しない以外は前記光磁気ディスクと
同等の従来型の光磁気ディスクも作製した。動作試験
(光磁気ディスク上の二点を往復100回シークさせる比較
試験)を行なった結果、上記三種類の光磁気ディスクの
所要時間の従来型の光磁気ディスクの所要時間に対する
比率は、それぞれ90.0、89.9、90.1%とな
り、シーク時間が大幅に短縮された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録再生用光ディス
クに係り、詳しくはMCAV(Modified Constant Angul
ar Velocity)方式の光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、記録再生装置の光ヘッド
から照射された光ビームによりデータの記録、再生、消
去が行なわれるが、大別するとCAV(Constant Angula
r Velocity)方式、CLV(Constant Linear Velocity)
方式、MCAV方式の三つの方式に分けられる。
【0003】CAV方式の光ディスクは、記録領域がデ
ィスクの中心から放射状に等角度で引かれた複数の直線
により複数のセクターに分割されており、一定の角速度
で駆動される。従って、この方式にはアクセス速度は速
いが、外周部における記録密度が低いという欠点があっ
た。
【0004】一方、CLV方式の光ディスクはCAV方
式のようにセクターに分割されておらず、内周部から外
周部まで一定の線速度で駆動される。従って、この方式
には外周部における記録密度は高いが、アクセス速度が
遅いという欠点があった。
【0005】上記二方式の欠点を改善しようとしたのが
MCAV方式である。従来のMCAV方式の光ディスク
は図3に示した平面構造のように、記録領域1が半径方
向に複数(m個)のリング状のブロックB1〜Bmに分割さ
れ、さらにこれらのブロックB1〜Bmは外周側ブロック
ほどセクター数が多くなるように周方向に複数のセクタ
ーS1〜Sk(i≦k≦j;ただし、i:B1のセクター
数、j:Bmのセクター数)に分割されブロック毎にヘッ
ダー部4の位置が変わるように構成されている。そし
て、一定の角速度で駆動され、ブロックB1〜Bm毎に異
なったクロックでデータの記録再生が行われる。このよ
うにして、高密度記録、高速アクセスを実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のMC
AV方式の媒体では、光ディスクのヘッダー部4は通常
エンボスピットで形成され、製造工程においてこのエン
ボスピットから吸水してヘッダー部4の樹脂が膨らむこ
とが知られているが、ブロック切り替えの前後の数トラ
ックの領域では、隣接ブロックのヘッダー部4のエンボ
スピットの樹脂が吸水によって、膨らみ、エンボスピッ
トの周辺に傾斜部分7が生じる。記録再生時に光ビーム
がこの傾斜した部分のうち内周側の傾斜部分8と外周側
の傾斜部分9を通過すると傾斜によって、トラッキング
がずれてトラッキング誤差信号に乱れを生じ、記録時に
ピットあるいはマークがトラック中心からずれて記録さ
れてしまう恐れがあり記録の信頼性が低下することにな
る。また、前記傾斜部分8、9によって再生信号にもノ
イズが生じ、再生信号の信頼性が低下することになる。
さらにこのMCAV方式には以下のようなこの方式特有
の問題があった。
【0007】即ち、このMCAV方式の記録再生装置に
おいては、光ビーム(光ヘッド)を光ディスク上のある位
置から別の位置へシークさせる場合、まず光ビームを計
算で算出したおよその位置まで高速でシークさせ、次に
実際にアドレスを読みながら精密にシークをさせること
により目的の位置に到達させていた。ところが、高速シ
ークを行なう場合、この方式の光ディスクには各ブロッ
クB1〜Bm間の境界を示す目印となるようなものがなか
ったため、前記記録再生装置は各ブロックB1〜Bm間の
境界を直接確認することなく光ビームを移動させてい
た。
【0008】このため、光ビームが目的の位置が属する
ブロックとは別のブロックに入ってしまうことがあっ
た。このような場合には、予め設定していたクロック
(目的の位置が属するブロックのクロック)と実際のクロ
ック(光ビームが実際に到達したブロックのクロック)が
異なるので、そのままではアドレスが読めず、精密シー
クができなかった。従って、アドレスが読めるようにな
るまで、何度かクロックを切り替えて読み直しを行なう
必要があった。即ち、結果的にシーク時間が長くなり、
使い勝手が悪かった。
【0009】本発明の目的は、このような従来のMCA
V方式の光ディスクが持っていた上記の問題、即ちこの
方式特有の問題を解決し、使い勝手の良いMCAV方式
の光ディスクを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、MCAV方式
の光ディスクにおける各ブロック間の境界部に目印とな
るようなものを設けるとともに、記録再生装置に前記境
界を直接確認させながら高速シークを行なわせ、光ビー
ムが目的以外のブロックに入ることを防止することによ
り、上記の目的を達成しようとするものである。
【0011】即ち、本発明は、記録領域が半径方向に複
数のリング状のブロックに分割され、さらに前記ブロッ
クが外周側ほどセクター数が多くなるようにそれぞれ周
方向に複数のセクターに分割された光ディスクにおい
て、各ブロック内の最内周部または/および最外周部に
リング状のROM領域が形成されていることを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】一般にROM領域はエンボスピット(基板上に
予め形成されている穴)により形成される。従って、各
ブロック内の最内周部または/および最外周部にリング
状のROM領域を形成することにより、各ブロック間の
境界部にエンボスピットが形成されることになる。ここ
で、前記エンボスピットは各ブロック間の境界を示す一
種の目印として用いることができるので、記録再生装置
に前記エンボスピットを検出するための機能を持たせる
ことにより、記録再生装置は各ブロック間の境界を認識
することが可能となる。この結果、高速シーク時に光ビ
ームが目的以外のブロックに入ることを防止することが
できるので、予め設定していたクロックで確実にアドレ
スが読めるようになり、読み直しをすることなく精密シ
ークを行なうことができる。即ち、結果的にシーク時間
が短くなり、使い勝手が良くなる。
【0013】また、上記のような構成とすることによ
り、各セクターのヘッダー部4周辺で生じる光ビームの
トラッキングずれをなくすこともできる。理由は、以下
のように考えられる。
【0014】従来のMCAV方式の光ディスクにおいて
は、記録領域1の全域がユーザーのデータを記録再生す
るためのRAM領域3となっている。しかし、RAM領
域3においても各セクターS1〜Skのヘッダー部4は例
外的にエンボスピットにより形成されている。ところ
が、図4(従来のMCAV方式の光ディスクのヘッダー
部を示す拡大図)に示したように前記ヘッダー部4は台
地状に盛り上がっている場合が多い。この現象は、基板
にエンボスピットを形成するとその部分の樹脂が水蒸気
を吸収しやすくなるので膨張する、或は基板をスタンパ
ーから剥離させる時にかなり強い応力が発生するため生
じるのではないかと考えられている。
【0015】ここで、盛り上がったヘッダー部4周辺に
生じる傾斜部分7のうち前記ヘッダー部4の内周側の傾
斜部分8或は外周側の傾斜部分9上を光ビームが通過し
ようとした場合、記録再生装置のサーボ機構が案内溝の
左右方向の急激な変化に追随できず、トラッキングずれ
が生じる。ただし、前記光ビームが前記ヘッダー部4上
を通過する場合には、案内溝は上下方向にしか変化して
いないので、トラッキングずれは生じない。
【0016】ところが、図5(本発明の一実施例に係る
光ディスクのヘッダー部を示す拡大図)に示したよう
に、隣接するブロックB(n-1)、Bn、B(n+1)(ただし、
2≦n≦m-1)間の境界部にエンボスピットによるリング
状のROM領域2を形成した場合には、前記ROM領域
2は前記ヘッダー部4の内周側および外周側に接し、か
つ前記ヘッダー部4と同様に盛り上がっているため、前
記内周側の傾斜部分8および外周側の傾斜部分9は存在
しなくなる。従って、上記のようなトラッキングずれは
なくなる。また、前記ROM領域2の内周側および外周
側には新たに傾斜部分10が生じるが、これらの傾斜部分
10はほぼ同じような状態で続いており、急激に変化して
いないので、ここではトラッキングずれは生じない。
【0017】
【実施例】
〈実施例1〉以下、本発明の一実施例を図1を用いて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る光ディスクの
平面構造を示す説明図である。
【0018】まず、本実施例に係る光ディスクとして図
示したような光磁気ディスクを作製した。さらに、この
光磁気ディスクを駆動するための記録再生装置も作製
し、動作試験を行なった。詳細は、以下のとおりであ
る。
【0019】(1)本実施例に係る光磁気ディスクの作
製方法および平面構造 まず、ガラス円板上に塗布されたフォトレジスト膜に図
示したようなパターンを形成することにより、原盤を作
製した。次に、前記原盤からスタンパーを作製し、さら
に前記スタンパーを用いて表面上に前記パターンが転写
された5インチφのポリカーボネイト樹脂製基板を作製
した。次に、前記基板上にスパッタ法によりSi34
ら成る第1誘電体膜、TbFeCo合金から成る光磁気記
録膜、Si34から成る第2誘電体膜、Al合金から成る
金属反射膜を順次形成した。最後に、これらの薄膜上に
スピンコート法により紫外線硬化樹脂製の保護膜を形成
し、光磁気ディスクを完成させた。
【0020】完成した光磁気ディスクは、図示したパタ
ーンを持つMCAV方式の光磁気ディスク(連続サーボ
方式、溝間記録)であり、記録領域は30個のリング状
のブロックB1〜B30に分割されている。さらに、各ブ
ロックB1〜B30は内周部から外周部にかけて30個か
ら59個のセクターS1〜Sk(ただし、30≦k≦59)に分
割されている。また、それぞれのブロックB1〜B30に
おいては、その最内周側にエンボスピットによるリング
状のROM領域2が形成されており、そのブロックで用
いられるデータやソフトウエア等が記録されている。そ
して、前記ROM領域2以外はユーザーがデータを記録
再生するためのRAM領域3となっている。また、各セ
クターにはそれぞれヘッダー部4が配置され、RAM領
域3においてもこの部分だけは例外的にエンボスピット
が形成されている。
【0021】(2)本実施例に係る光ディスクを駆動す
るための記録再生装置の概要 この記録再生装置は、従来の記録再生装置(MCAV方
式の光磁気ディスク用)に各ブロックB1〜B30間の境界
を検出するための機能を付加したものである。以下、ブ
ロックB1〜B30間の境界を検出する原理について図2
を用いて説明する。図2は、光ビームの軌跡と反射信号
との関係を示す説明図である。
【0022】光ビームが隣接するブロックBn、B(n-1)
(ただし、2≦n≦30)上を通過する場合には、光ビーム
は図示したような軌跡5を描きながら、各領域上を通過
する。この時、反射信号(光ビームの反射光強度に対応
する電気信号)6は下のグラフに示したように変化す
る。即ち、反射信号6はヘッダー部4においてはRAM
領域3に比較して僅かに小さくなるだけであるが、RO
M領域2においてはかなり小さくなる。従って、反射信
号6に対してスライスレベル11を設定し、これ以下とな
る部分を信号12として検出すればROM領域2を検出す
ることができる。本実施例に係る光磁気ディスクにおい
ては、ROM領域2は各ブロックB1〜B30の最内周
部、即ち隣接するブロックとの境界部に形成されている
ので、各ブロックB1〜B30間の境界を検出することが
できる。即ち、本記録再生装置は光ビームがどのブロッ
クに入っているのか認識することができる。
【0023】なお、ヘッダー部4とROM領域2との間
で反射信号6に差が出る理由は、次とおりである。即
ち、ヘッダー部4とROM領域2にはどちらも同じエン
ボスピットが形成されているため、光ビームを照射する
と光の干渉効果が生じた場合には、光ヘッドに戻って来
る反射光強度自体は同様に小さくなる。しかし、ヘッダ
ー部4は離散していること、反射光を検出する回路には
ローパスフィルターを設けることが一般的であることか
ら信号強度の低下は少ない。
【0024】これに対し、光ビームがROM領域2を通
過する時間は例えば10トラックのROM領域を設けた
場合、約50μsであり比較的長く連続しているので、
前記時間的遅延の影響を受けにくくなり、この時の反射
信号6は上記の場合と比較して小さくなる。
【0025】(3)動作試験方法および結果 次に、上記記録再生装置に本実施例に係る光磁気ディス
クをセットし、動作試験を行なった。即ち、様々な条件
でシーク試験を行なった。
【0026】その結果、記録再生装置はどのような条件
であっても正常に動作した。即ち、光ビームが目的以外
のブロックに入り、その結果アドレスの読み直しを行な
うという現象は全く生じなかった。
【0027】〈実施例2〉次に、リング状のROM領域
2を各ブロックB1〜B30の最内周側ではなく最外周側
に形成した以外は、実施例1に係る光磁気ディスクと同
等の光磁気ディスクを作製した。
【0028】そして、実施例1の場合と同様の動作試験
を行なったが、実施例1の場合と同じ結果が得られた。
【0029】〈実施例3〉次に、リング状のROM領域
2を各ブロックB1〜B30の最内周側および最外周側の
両側に形成した以外は、実施例1に係る光磁気ディスク
と同等の光磁気ディスクを作製した。
【0030】そして、実施例1の場合と同様の動作試験
を行なったが、実施例1の場合と同じ結果が得られた。
【0031】〈比較例〉次に、比較例として従来のMC
AV方式の光磁気ディスクを用意し、動作試験を行なう
ことにより上記実施例に係る光磁気ディスクとの比較を
行なった。詳細は、以下のとおりである。
【0032】(1)比較例に係る光磁気ディスクの概要 この光磁気ディスクは、記録領域1内にROM領域2が
存在せず、すべてRAM領域3となっている以外は、実
施例1に係る光磁気ディスクと同等である。
【0033】(2)動作試験方法および結果 実施例1、実施例2、実施例3および比較例に係る光磁
気ディスクをそれぞれ上記の記録再生装置にセットし、
次のような動作試験を行なった。即ち、光磁気ディスク
上の一つの位置(内側から10番目のブロックB10上の
一点)と他の位置(内側から20番目のブロックB20上の
一点)との間で往復のシーク動作を連続100回行なっ
た。そして、それぞれの所要時間を測定し、実施例に係
る光磁気ディスクの所要時間の比較例に係る光磁気ディ
スクの所要時間に対する比率をそれぞれ算出した。
【0034】この結果、比較例に係る光磁気ディスクに
関してはアドレスの読み直しが何度か生じたが、実施例
に係る光磁気ディスクに関してはいずれもアドレスの読
み直しは生じなかった。従って、後者(実施例に係る光
磁気ディスク)の所要時間の前者(比較例に係る光磁気デ
ィスク)の所要時間に対する比率は、それぞれ90.2%(第
1実施例)、89.9%(第2実施例)、90.1%(第3実施例)
となり、いずれの場合においてもシーク時間が短縮され
たことが分かった。
【0035】また、上記実施例においては、5インチφ
のポリカーボネイト樹脂製基板を用いた光磁気ディスク
(連続サーボ方式、溝間記録)を採り上げて説明したが、
本発明はこれだけに限定されるものではない。即ち、任
意のサイズの基板を用いても構わない。また、他のプラ
スチック基板、或はいわゆる2P法により作製されたガ
ラス基板(凹凸のパターンが転写された樹脂層が表面に
形成されているガラス基板)を用いても構わない。ま
た、WO(Write Once)型或は相変化型など他の記録方式
の光ディスクにも適用することができる。ここで、相変
化型に適用する場合には特に留意する点はないが、WO
型に適用する場合には以下の点に留意する必要がある。
【0036】即ち、WO型の光ディスクにおいては、R
AM領域3の記録膜に穴を開けることによりデータが記
録される。そして、記録膜に穴を開けると光ヘッドに戻
って来る反射光強度が減少するが、この値はエンボスピ
ットが形成されたROM領域2からの反射光強度とほぼ
等しくなるように設定されている。このため、データが
記録されたWO型の光ディスクに関しては、このままで
はROM領域2とRAM領域3を正確に見分けることは
難しい。従って、WO型の光ディスクに関しては何らか
の対策を施す必要がある。その一例を以下に示す。
【0037】エンボスピットの断面積、深さ、記録膜
の反射率、RAM領域3の記録膜に開ける穴の大きさ、
或は光ビームのスポット径などを変更して、ROM領域
2からの反射光強度とデータが記録されたRAM領域3
からの反射光強度に差をつける。さらに、記録再生装置
に対しては前記反射光強度の差を見分けられるようにス
ライスレベル11を設定する。
【0038】高速シーク時のみ光ビームのスポット径
を変えられるように光学系を構成し、ROM領域2から
の反射光強度とRAM領域3からの反射光強度に差をつ
け、さらに記録再生装置に対しては前記反射光強度の差
を見分けられるようにスライスレベル11を設定する。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載したような効果を持つ。
【0040】即ち、各ブロック内の最内周部または/お
よび最外周部にリング状のROM領域を形成することに
より、各ブロック間の境界部にエンボスピットが形成さ
れる。この結果、記録再生装置は前記エンボスピットを
一種の目印として各ブロック間の境界を認識することが
可能となり、高速シーク時に光ビームが目的以外のブロ
ックに入ることを防止することができる。従って、予め
設定していたクロックで確実にアドレスが読めるように
なるので、読み直しをすることなく精密シークを行なう
ことができる。即ち、結果的にシーク時間が短くなり、
使い勝手が良くなる。
【0041】また、副次的な効果として、各セクターの
ヘッダー部周辺で生じる光ビームのトラッキングずれを
なくすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ディスクの平面構造
を示す説明図である。
【図2】光ビームの軌跡と反射信号との関係を示す説明
図である。
【図3】従来のMCAV方式の光ディスクの平面構造を
示す説明図である。
【図4】従来のMCAV方式の光ディスクのヘッダー部
を示す拡大図である。
【図5】本発明の一実施例に係る光ディスクのヘッダー
部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 記録領域 2 ROM領域 B1〜Bm ブロック S1〜Sj セクター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録領域が半径方向に複数のリング状のブ
    ロックに分割され、外周側ブロックほどセクター数が多
    くなるようにそれぞれ周方向に複数のセクターに分割さ
    れた光ディスクにおいて、ブロック間隣接部内にリング
    状のROM領域が形成されていることを特徴とする光デ
    ィスク。
JP5257688A 1993-09-21 1993-09-21 光ディスク Withdrawn JPH0793822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5257688A JPH0793822A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 光ディスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5257688A JPH0793822A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 光ディスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0793822A true JPH0793822A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17309733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5257688A Withdrawn JPH0793822A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 光ディスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0793822A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0752701B1 (en) An optical information recording medium and an optical information recording/reproducing device
US6487147B2 (en) Optical information recording medium and an optical information recording/reproduction device
JP3091876B2 (ja) 光記録媒体及びドライブ装置
US5477526A (en) Optical disk substrate and optical disk employing said optical disk substrate
JP2658905B2 (ja) 光ディスクの情報処理方法およびその情報処理装置
JP3265527B2 (ja) 情報記録媒体
JP3512583B2 (ja) 光ディスク
US5654953A (en) Optical disk and method of manufacturing the same
JP2644840B2 (ja) 光ディスク
US20020127365A1 (en) Optical recording medium
JPH0793822A (ja) 光ディスク
JPH0916965A (ja) 光ディスク及び光ディスクの記録パワー設定方法
JP2002319196A (ja) 光ディスクおよびそのトラック間の磁気的遮断処理方法
JP4040563B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0384748A (ja) 光情報記録媒体
JP2848992B2 (ja) 光記録媒体及びそれに用いる光記録媒体用基板
JP2635894B2 (ja) 光ディスク及びその製造方法
JPH0714170A (ja) 光ディスク装置
JPH09190649A (ja) 光学的情報記録媒体
JP2636822B2 (ja) 光学式記録媒体用基板
JPH03116538A (ja) 光ディスク
JPS60121553A (ja) 光記録ディスク
JPH07311981A (ja) 光ディスク
JP2002083425A (ja) 光記録方法
JP3132248B2 (ja) 光記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128