JPH0793767A - 光学ヘッド制御装置 - Google Patents

光学ヘッド制御装置

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Publication number
JPH0793767A
JPH0793767A JP23845193A JP23845193A JPH0793767A JP H0793767 A JPH0793767 A JP H0793767A JP 23845193 A JP23845193 A JP 23845193A JP 23845193 A JP23845193 A JP 23845193A JP H0793767 A JPH0793767 A JP H0793767A
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JP
Japan
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optical head
output
signal
objective lens
optical
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Application number
JP23845193A
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Inventor
Yasuo Hayashi
泰郎 林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光学ヘッドと対物レンズの相対的
位置補正を行う手段の伝達機構の固有のバックラッシュ
を吸収することができ、応答性よく光ビームを目標トラ
ックの中心位置へ正確にトラッキングさせながら情報の
記録、再生を行うことができる光学ヘッド制御装置を提
供する。 【構成】 光学ヘッド2と対物レンズ8との相対的位置
補正を行う手段の伝達機構に固有なバックラッシュ量を
記憶しておき、光学ヘッド2と対物レンズ8との相対的
位置ずれ量が不感帯領域を越えた時点で、バックラッシ
ュ量を選択して、相対的位置補正を行う直前にヘッド駆
動モータ21を同一方向に回転させて伝達機構に固有の
バックラッシュを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード状の光学式情報
記録媒体(以後、光カードと称す。)に情報の記録、再
生を行うに当たり、光カード上のトラックに対し光ビー
ムをトラッキングさせる際に光学ヘッドと対物レンズの
相対的位置を補正する光学ヘッド制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近の情報処理にかかる技術の発達は目
覚ましいものがあり、これにともないますます大容量に
情報を記録する手段が考えられており、その一つとして
光学的な情報記録再生装置が注目されている。
【0003】従来、このような情報記録再生装置は、光
カードに対して情報の記録あるいは再生を行うに当た
り、光ビームを光カード上の目標とするトラックの中心
に正確に位置決めし、このトラック位置の変動に対して
光ビームをトラッキングさせるための光学ヘッド制御装
置を設けている。
【0004】しかして、このような光学ヘッド制御装置
では、光ビームの照射位置をトラックの変動方向に追従
して変化させるのに、半導体レーザ光線を光カード表面
に集束させるための対物レンズを変動方向へ移動させる
ことにより行うようにしている。
【0005】ところが、トラックの変動に対して対物レ
ンズのトラッキングのみで対処させようにすると、対物
レンズと光学ヘッドの中心位置が変位するために、光軸
の中心がずれてしまいトラッキング誤差信号にオフセッ
トを生じ、オフトラックした位置をトラッキングすると
ともに、光ビームの集束性が低下して情報の記録/再生
特性を悪化させるおそれがあった。
【0006】そこで、従来、このような問題点を解決す
るため、特開昭58−3138公報に開示されるよう
に、トラッキング誤差信号より光学ヘッド送りモータを
制御する信号を発生させ、この信号に基づいて前記送り
モータを制御し、トラック変動方向に対して光学ヘッド
の移動/停止の動作サイクルを繰り返すことにより補正
する方法や、特開平2−148470公報に開示される
ように、光学ヘッドの駆動方法としてリードスクリュー
を伝達系とした駆動機構において、ガイド軸に押圧力を
作用させることで光学ヘッドのガイド軸に対するガタを
軽減させ駆動精度の向上を図るようにしたものが考えら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合、光学ヘッドの質量が対物レンズに比べてかなり大
きいため光学ヘッドの位置決めサーボ帯域がかなり低く
なり(数Hz程度)、このため発振を防止するためにル
ープゲインを大きくとれずに残留偏差が大きくなってし
まい、結果として位置ずれが十分に抑えられないという
問題点がある。
【0008】また、後者の場合、リードスクリュー等を
含めた伝達系のバックラッシュを吸収すべく光学ヘッド
の制御目標位置に不感帯領域を設けているが、伝達系に
は個体差、つまりガタや遊びがあるために個々の調整が
難しいとともに、制御回路での調整も異なって互換を図
るのが難しいという問題点があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、光学ヘッドと対物レンズの相対的位置補正を行う手
段の伝達機構の固有のバックラッシュを効果的に吸収す
ることができ、応答性よく光ビームを目標トラックの中
心位置へ正確にトラッキングさせながら情報の記録、再
生を行うことができる光学ヘッド制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のトラッ
クを有した光記録媒体に対して光学ヘッドの対物レンズ
より光ビームを照射し光学的に情報を記録、再生するに
当たり、前記光学ヘッドを前記トラックと垂直な方向へ
移動する移動手段を有し、該移動手段により前記対物レ
ンズと前記光学ヘッドの相対的位置ずれ量に応じた位置
ずれ補正を可能にした光学ヘッド制御装置において、前
記移動手段の伝達特性を設定する設定手段と、前記相対
的位置ずれ量に応じて前記設定手段の出力を所定期間だ
け選択し該出力により前記移動手段を駆動制御する制御
手段とにより構成されている。
【0011】
【作用】この結果、本発明によれば、予め移動手段の伝
達特性を設定しておき、対物レンズと前記光学ヘッドの
相対的位置ずれ量に応じて設定された出力を所定期間だ
け選択し、この出力により移動手段を駆動制御するよう
にできるので、移動手段の伝達機構の遊びやガタなどの
個体差にともなう位置ずれ(バックラッシュ)を吸収す
ることができるとともに、駆動機構の慣性による発振を
防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1は、第1実施例の概略構成を示して
いる。図において、1は光カードで、この光カード1に
対向して光学ヘッド2を配設している。
【0013】この場合、光カード1は、カード制御回路
28の指示により駆動回路32を介して駆動されるモー
タ20により、光カード1上のトラック方向(紙面に垂
直なB矢印方向)に往復移動可能にしている。また、光
学ヘッド2は、光学ヘッド制御回路27の指示により駆
動回路31を介してヘッド駆動モータ21により、後述
するリードスクリューを介して光カード1のトラックと
直行する方向(A矢印方向)に移動し、情報の記録、再
生を行うようにしている。
【0014】図2は、光学ヘッド2の駆動機構の概略構
成を示すもので、この場合、光学ヘッド2の移動方向に
沿ってリードスクリュー41を配設し、このリードスク
リュー41のリードに、光学ヘッド2に固定した連結部
材42を係合部43を介して結合し、この状態から、リ
ードスクリュー41をヘッド駆動モータ21によりウォ
ームギヤ44を介して回転することにより、ガイド軸4
5と従動軸46により光学ヘッド2を図示A矢印で示す
方向に、光カード1の図示B矢印方向のトラック方向と
直行する方向へ移動すようにしている。
【0015】図1に戻って、光学ヘッド2では、記録用
の半導体レーザ3から発した光ビームをコリメータレン
ズ4、整形プリズム5、円形の絞り6を介して偏光ビー
ムスプリッタ7の反射面に与え、ここで反射させて対物
レンズ8の光軸上に入射し、光カード1の記録トラック
上に円形スポットを形成して局所的にエネルギー密度を
高めるとともに、記録層に熱的不可逆変化を生じさせて
記録ピットを形成する。一方、再生用の半導体レーザ9
から発した光ビームをコリメータレンズ10、整形プリ
ズム11、円形の絞り12を介して平凹シリンドリカル
レンズ13に入射し、光軸に対して垂直面内の一方向に
僅かに発散するビームにして、回析格子14で0次及び
±1次回析光に分割し、偏光ビームスプリッタ7を透過
して対物レンズ8での集光により光カード1の記録媒体
上に3つのスポットを形成する。
【0016】この場合、再生用光ビームの回析光による
3つのスポットは、光カード1上のトラックガイドとピ
ットの有無によって光量変調をかけられた状態で正反射
され、これら反射光を対物レンズ8、偏光ビームスプリ
ッタ7を介して反射ミラー15で反射させ、結像レンズ
16で集光して、光検出器17の受光面に入射する。そ
して、この光検出器17の出力を検出信号として復調回
路23、フォーカス制御回路24及びトラッキング制御
回路25にそれぞれ与える。
【0017】ここで、復調回路23は、図3に示すよう
に、8本のトラック126に対応した再生信号用受光素
子17−R1〜17−R8により、各トラック126で
のビット128の有無を光量の変化により検出して2値
化し、コントローラ22へ再生信号として出力するよう
にしている。
【0018】フォーカス制御回路24は、再生用光ビー
ムを対物レンズ8に対して光軸から偏心した位置に入射
することで、図3に示す2分割したフォーカス用受光素
子17−F1、17−F2を配置し、デフォーカス状態
における再生用光ビームのスポット像130aの移動を
受光量の変化としてフォーカス誤差(FE)信号を生成
するようにしている。そして、このFE信号を駆動回路
33に与え、フォーカスアクチュエータ18を駆動する
ことで対物レンズ8を光軸方向へ移動し、光ビームを光
カード1の記録面上に正確に合焦するとともに、この合
焦状態を維持させるオートフォーカス制御を行うように
している。
【0019】トラッキング制御回路25は、トラックず
れによるトラックガイド像127の位置変化を図3に示
す各トラッキング用受光素子17−Tn(n=1〜1
0)の受光量の変化として複数のトラッキング誤差(T
E)信号を生成するようにしている。そして、これらT
E信号の内の一つから得られるトラッキング駆動信号
(TDS)35を駆動回路34に与え、トラッキングア
クチュエータ19を駆動することにより、対物レンズ8
を図示A方向へ駆動させ、光ビームを所望のトラックに
追従し続けるオートトラッキング制御を行うようにして
いる。
【0020】光学ヘッド制御回路27は、トラックアク
セス時に、コントローラ22からの制御信号36により
駆動回路31を介してヘッド駆動モータ21を回転して
光学ヘッド2を図示A方向に移動させトラックの検索を
行わせ、また、情報の記録あるいは再生時に、トラッキ
ング駆動信号(TDS)35に基づいてヘッド駆動モー
タ21を駆動制御し、確実なトラッキングが可能なよう
に対物レンズ8と光学ヘッド2の図示A方向における相
対的位置を補正するようにしている。
【0021】なお、コントローラ22は、変調回路26
に制御指令を与え、変調回路26より変調された記録デ
ータを駆動回路30に与えて記録用の半導体レーザ3を
駆動し、また、駆動回路29に制御指令を与えて、再生
用の半導体レーザ9を駆動するようにしている。
【0022】次に、図4は光学ヘッド制御回路27の概
略構成を示している。ここでの光学ヘッド制御回路27
は、光学ヘッド2と対物レンズ8との相対的位置補正を
行う直前にヘッド駆動モータ21を同一方向に回転させ
て伝達機構に固有なバックラッシュを吸収させるように
ものである。
【0023】図において、35はトラッキング制御回路
25で得られるトラッキング駆動信号(TDS)で、こ
のトラッキング駆動信号(TDS)35は、光学ヘッド
2の応答特性が数Hz程度であることから、ローパスフ
ィルタ51で低域成分を通過し、その後、駆動アンプ5
2を介して所定の利得を得て、光学ヘッド2と対物レン
ズ8の相対的位置ずれ信号64として出力するようにな
っている。
【0024】そして、この位置ずれ信号64は、位相補
償回路53に与えられ系の補償を行い、次いで、絶対値
回路54に与えられ、光学ヘッド制御回路27の動作点
に対する信号の絶対値が取られ、さらにレベルシフト回
路55で信号レベルが回路動作点からGNDに対するも
のに変換され、アナログスイッチ60−2に与えられて
いる。
【0025】また、位置ずれ信号64は、コンパレータ
56−1、56−2に供給される。これらコンパレータ
56−1、56−2には、比較電圧VH 、VL (VH >
VN>VL :VN は回路動作点)が与えられていて、位
置ずれ信号64との比較結果の出力65、66がセレク
タ72の一方の入力端子(0X、0Y)に与えられてい
る。
【0026】セレクタ72は、他方の入力端子(1X、
1Y)にコントローラ22からヘッド駆動信号HD0
(36−1)、HD1(36−2)が入力されていて、
トラックアクセス又は記録/再生を選択するモード信号
S/−T(36−3)により入力端子(0X、0Y)又
は(1X、1Y)の一方の入力信号を選択して駆動回路
31に出力しヘッド駆動モータ21を回転制御するよう
にしている。ここで、駆動回路31は、出力制御端子
(0C)に与えられる供給電圧V0Cにより出力電圧V0
(ヘッド駆動モータ21の両端電圧)を規定するように
している。
【0027】コントローラ22から与えられる設定値P
1(36−4)(トラックアクセス時はP1S、記録/
再生時はP1T)をD/Aコンバータ57でアナログ信
号に変換し、このアナログ信号をアナログスイッチ58
−1、60−1に供給している。そして、アナログスイ
ッチ58−1の出力を駆動回路31の出力制御端子(0
C)に与え、アナログスイッチ60−1の出力をアナロ
グスイッチ58−2に与え、このアナログスイッチ58
−2の出力を駆動回路31の出力制御端子(0C)に与
えるようにしている。このアナログスイッチ58−2に
は、上述したアナログスイッチ60−2の出力も与えら
れるようになっている。
【0028】一方、DタイプF/F62のリセット端子
には、コントローラ22からの計数用クロックφ(36
−5)と設定値N1(36−6)に基づいて計数された
カウンタ61の出力がインバータ63を介して入力さ
れ、クロック端子にはコンパレータ56−1、56−2
の出力がEX−ORゲート71を介して入力されてい
る。そして、出力Qは、カウンタ61の−CLR端子と
アナログスイッチ60−1の制御端子に、出力−Qは、
カウンタ61の−LD端子とアナログスイッチ60−2
の制御端子にそれぞれ与えられている。また、トラック
アクセス又は記録/再生を選択するモード信号S/−T
(36−3)は、アナログスイッチ58−1の制御端子
およびインバータ59を介してアナログスイッチ58−
2の制御端子にも与えられている。
【0029】図5(a)は、位置ずれ信号64とコンパ
レータ56−1、56−2からの出力65、66の関係
を示している。ここでは、光学ヘッド2が目標位置Oを
境にして反転動作を繰り返す発振現象をなくすために停
止精度を考慮して不感帯領域を設け、光カードのように
トラックピッチが12μm程度の場合は、対物レンズ8
がシフトしても光学特性に影響を及ぼさない、つまり受
光素子の出力(振幅)が低下しない程度の数10μm以
下を不感帯領域とし、この領域に対応した位置ずれ量を
上述のコンパレータ56−1、56−2の比較電圧VH
、VL の範囲に設定している。また、図5(b)は、
トラックアクセス又は記録/再生を選択するモード信号
S/−T(36−3)とセレクタ72の出力端子(X、
Y)の関係を示すもので、モード信号S/−T(36−
3)が「L」レベルの場合、セレクタ72の出力端子
(X、Y)には、入力端子(0X、0Y)に応じた出
力、つまりコンパレータ56−1、56−2の出力6
5、66が、また、「H」レベルの場合、入力端子(1
X、1Y)に応じた出力、つまり、コントローラ22か
らのヘッド駆動信号HD0(36−1)、HD1(36
−2)がそれぞれ選択されるようになっている。また、
図5(c)は、ヘッド駆動信号HD0(36−1)、H
D1(36−2)の状態に対する駆動回路31の動作状
態と出力電圧V0 の関係を示したものである。
【0030】ここで、上述したコントローラ22からの
設定値N1とP1Tについて説明すると、一般に駆動機
構の特性には、遊びやガタなどの個体差が存在し、伝達
系もその例外ではなく、バックラッシュにバラツキを生
じると光学ヘッド2の立ち上げ速度もバラついて停止精
度に影響を及ぼしてしまう。そこで、予めバックラッシ
ュ量を初期調整時に測定してコントローラ22内の不揮
発性メモリ(E2 PRMO等)に記録させておき、個々
の駆動機構に対応した設定値としている。測定例として
は、光学ヘッド2を順(逆)方向に駆動させて一旦停止
させバックラッシュがない状態にし、この状態から、光
学ヘッド2が逆(順)方向に駆動開始する直前を変位計
で観測しながらヘッド駆動モータに単発パルスを加え最
適値を求める。 この場合、パルス幅をT1、波高値を
Hとすると、N1=T1/φ、P1T=H/Vref ×2n
(Vref はnビットD/Aコンバータの電源リファレン
ス)となる。なお、光学ヘッド2の駆動方向によってバ
ックラッシュ量が異なる場合は、駆動パルスの規定値を
順方向はT1F、HF とし、逆方向はT1R、HR と定めて
も良い。
【0031】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、トラックアクセス時の場合、モード
信号S/−T(36−3)が「H」レベルとなってセレ
クタ72の入力端子(1X、1Y)からのヘッド駆動信
号HD0(36−1)、HD1(36−2)が選択さ
れ、また、アナログスイッチ58−1がオン状態とな
り、コントローラ22からのヘッド駆動信号HD0(3
6−1)、HD1(36−2)と設定値P1(P1S)
(36−4)によって光学ヘッド2の駆動方向と速度が
決定され、台形駆動パターンによって目標トラックへア
クセス動作が実行される。
【0032】次に、記録/再生時の場合、モード信号S
/−T(36−3)が「L」レベルとなってセレクタ7
2の入力端子(0X、0Y)からのコンパレータ56−
1、56−2の出力65、66が選択され、また、アナ
ログスイッチ58−2がオン状態となり、これ以降、位
置ずれ信号64に基づいて光学ヘッド2の駆動方向と速
度が制御される。
【0033】この場合、光カード1のスキュー等(最大
で450μm程度)によるトラック変動で位置ずれ信号
64は、図6(a)に示すように変化し、この位置ずれ
信号64が比較電圧VH 又はVL を越えた時にコンパレ
ータの出力65、66は図6(b)(c)に示すように
「L」レベルとなる。
【0034】これらの出力65、66がEX−ORゲー
ト71を介してDタイプF/F62に与えられると、図
6(d)に示す立ち上がりエッヂでDタイプF/F62
の出力はセットされ、図6(e)(f)に示すようにQ
は「H」レベル、−Qは「L」レベルに保持される。こ
の時、カウンタ61は、カウント可能状態となり、図6
(g)に示すように設定値N1(36−6)から測定終
了まで計数用クロックφ(36−5)をカウントする。
【0035】そして、測定終了時点でDタイプF/F6
2の出力はリセットされ、再び図6(e)(f)に示す
ようにQは「L」レベル、−Qは「H」レベルとなる。
従って、駆動回路31の出力制御端子(0C)には、D
タイプF/F62の出力がセット状態の時は、図6
(h)に示すように設定値P1(P1T)(36−4)
をD/Aコンバータ57で変換したアナログ信号がアナ
ログスイッチ60−1、58−2を介して供給され、ま
た、リセット状態の時は、図6(i)に示すように位置
ずれ信号64をGNDに対してレベル変換されたレベル
シフト回路55の出力がアナログスイッチ58−2を介
して供給されるようになる。
【0036】これにより、位置ずれ信号64が、VL ≦
位置ずれ信号64≦VH の関係にあるときは、図6
(j)に示すようにブレーキ状態となり光学ヘッド2は
目標領域内に停止するようになるが、位置ずれ信号64
>VH の時は、図6(j)において、まずTB 区間で
は、図6(h)に示す設定値P1(P1T)(36−
4)に応じたアナログ信号に基づいたサーボ帯域外のパ
ルスによりヘッド駆動モータ21を順方向(CW)に回
転されて伝達系のバックラッシュを吸収し、その後のT
C 区間では、図6(i)に示す位置ずれ信号64に応じ
たレベルシフト回路55の出力により同方向(CW)に
光学ヘッド2がサーボ帯域内で駆動され位置ずれが補正
されるようになる。
【0037】同様に、位置ずれ信号64<VL の時は、
まずTB 区間では、ヘッド駆動モータ21が逆方向(C
CW)にサーボ帯域外のパルスで回転され伝達系のバッ
クラッシュが吸収され、その後のTC 区間では、同方向
(CCW)に光学ヘッド2が駆動されて位置ずれが補正
される。
【0038】従って、このようにすれば、光学ヘッド2
と対物レンズ8との相対的位置補正を行う手段の伝達機
構に固有なバックラッシュ量を記憶しておき、光学ヘッ
ド2と対物レンズ8との相対的位置ずれ量が不感帯領域
を越えた時点でバックラッシュ量を選択して、相対的位
置補正を行う直前にヘッド駆動モータ21を同一方向に
回転させて伝達機構に固有のバックラッシュを吸収させ
るようにしたので、伝達機構の遊びやガタなどの個体差
にともなう位置ずれをなくして、応答性よく光ビームを
目標トラックの中心位置へ正確にトラッキングさせなが
ら情報の記録、再生を行うことができる (第2実施例)次に、本発明の第2実施例を説明する。
この第2実施例では光学ヘッド2が制御目標領域に到達
した時点でヘッド駆動モータ21を逆回転させてオーバ
ーラン量を減少させることで停止精度の向上を図るもの
である。
【0039】図7は、光学ヘッド制御回路27の概略構
成を示すもので、図4と同一部分には同一符号を付して
説明は省略し、相違点のみを説明する。この場合、コン
パレータ56−1、56−2の出力65、66は、セレ
クタ84の入力端子(0X、0Y)に与えられている。
セレクタ84は、他の入力端子(2X、3Xと2Y、3
Y)に、コントローラ22からのヘッド駆動信号HD0
(36−1)、HD1(36−2)がそれぞれ入力され
ている。
【0040】81−1、81−2は、Dタイプのラッチ
で、これらラッチ81−1、81−2のデータ端子
(D)には、コンパレータの出力65、66が、ゲート
端子(G)には、コンパレータの出力65、66がEX
−ORゲート82を介して入力され、また、各出力(−
Q)67、68はセレクタ84の入力端子(1X、1
Y)に入力されている。
【0041】また、DタイプF/F62のクロック端子
には、コンパレータの出力65、66がANDゲート8
3を介して入力され、DタイプF/F62の出力(Q)
は、セレクタ84のセレクト端子(A)に入力されてい
る。
【0042】そして、トラックアクセス又は記録/再生
時を選択するモード信号S/−T(36−3)は、セレ
クタ84のセレクト端子(B)に入力されている。これ
により、セレクタ84は、セレクト端子(A、B)の状
態により一対の入力信号を選択して駆動回路31に出力
しヘッド駆動モータ21を回転制御するようになってい
る。
【0043】このような構成における記録/再生時の動
作を図8により説明する。この場合の記録/再生時は、
モード信号S/−T(36−3)が「L」レベルとなり
セレクタ84の入力端子(0X、0Y又は1X、1Y)
が選択され、また、アナログスイッチ58−2がオン状
態となり、これ以降、位置ずれ信号64に基づいて光学
ヘッド2の駆動方向と速度が制御される。
【0044】この場合、トラック変動で位置ずれ信号6
4は図8(a)に示すように変化し、この位置ずれ信号
64が比較電圧VH 又はVL を越えた時にコンパレータ
の出力65、66は、図8(b)(c)のように「L」
レベルとなる。
【0045】これらの出力65、66がEX−ORゲー
ト82を介して図8(d)に示す信号としてDタイプラ
ッチ81−1、81−2のゲート端子(G)に入力され
る。そして、図8(e)(f)に示すように「L」レベ
ルの時はコンパレータの出力65、66をラッチし、
「H」レベルの時はそのまま出力する。
【0046】また、コンパレータの出力65、66がA
NDゲート83を介してDタイプF/F62に与えられ
ると、図8(g)に示す立ち上がりエッヂでDタイプF
/F62の出力はセットされ、図8(h)(i)に示す
ようにQは「H」レベル、−Qは「L」レベルに保持さ
れる。この時、カウンタ61はカウント可能状態とな
り、図8(j)に示すように設定値N2(36−6)か
ら測定終了まで計測用クロックφをカウントする。そし
て、測定終了時点でDタイプF/F62の出力はリセッ
トされ、再び図8(h)(i)に示すようにQは「L」
レベル、−Qは「H」レベルとなる。
【0047】従って、駆動回路31の出力制御端子(0
C)には、DタイプF/F62の出力がセット状態の時
は、図8(k)に示すように設定値P1(P1T)(3
6−4)をD/Aコンバータ57で変換したアナログ信
号がアナログスイッチ60−1、58−2を介して供給
され、また、リセット状態の時は、図6(l)に示すよ
うに位置ずれ信号64をGNDに対してレベル変換され
たレベルシフト回路55の出力がアナログスイッチ58
−2を介して供給されるようになる。
【0048】これにより、位置ずれ信号64が、VL ≦
位置ずれ信号64≦VH の関係にあるときは、図6
(m)に示すようにブレーキ状態となり光学ヘッド2は
目標領域内に停止するようになるが、位置ずれ信号64
>VH の時は、まず順方向(CW)に光学ヘッド2がサ
ーボ帯域内で駆動されて位置ずれが補正され、目標領域
内に位置補正された時からTR 区間でヘッド駆動モータ
21を反転(CCW)させて停止精度を高めるようにし
ている。同様にして、位置ずれ信号64<VL の時は、
まず逆方向(CCW)に光学ヘッド2が駆動されて位置
ずれが補正され、目標領域内に位置補正された時からT
R 区間でヘッド駆動モータ21を反転(CW)させて停
止精度を高めるようにしている。
【0049】従って、このようにすれば、光学ヘッド2
と対物レンズ8との相対的位置が制御目標領域に到達し
た時点でヘッド駆動モータ21を伝達機構に固有な設定
値に基づいて微少時間だけ逆回転させて停止されるよう
になるので、オーバーラン量が減少し停止精度を飛躍的
に向上させることができる。
【0050】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
を説明する。この第3実施例では光学ヘッド2が制御目
標領域に到達した時点でサーボループ・ゲインを下げて
発振現象を防止させるものである。
【0051】図9は、光学ヘッド制御回路27の構成を
示したもので、第4図と同一部分には同一符号を付して
説明は省略し、相違点のみを説明する。この場合、コン
パレータ56−1、56−2の出力65、66は、セレ
クタ93の入力端子(0X、0Y)に入力されるととも
に、EX−ORゲート91を介してゲイン切換え回路9
2に入力されている。
【0052】ゲイン切換え回路92は、入力抵抗を選択
して駆動アンプ52の利得を高/低に切り換えるもので
ある。また、セレクタ93の入力端子(1X、1Y)に
はコントローラ22からのヘッド駆動信号HD0(36
−1)、HD1(36−2)がトラックアクセス時の駆
動方向信として入力されている。
【0053】このように構成における記録/再生時の動
作を図10により説明する。この場合の記録/再生時
は、モード信号S/−T(36−3)が「L」レベルと
なりセレクタ84の入力端子(0X、0Y)が選択さ
れ、アナログスイッチ58−2がオン状態となり、これ
以降、位置ずれ信号64に基づいて光学ヘッド2の駆動
方向と速度が制御される。
【0054】この場合、トラック変動で位置ずれ信号6
4は図10(a)に示すように変化し、この位置ずれ信
号64が比較電圧VH 又はVL を越えた時にコンパレー
タの出力65、66は、図10(b)(c)のように
「L」レベルとなる。
【0055】この時、EX−ORゲート91の出力は、
図10(d)に示すように「H」レベルとなり、ゲイン
切換え回路92の出力であるゲインコントロール信号
も、図10(e)に示すように「H」レベルとなり、サ
ーボループ・ゲインを高状態にする。
【0056】これにより、図10(f)に示すようにV
L ≦位置ずれ信号64≦VH の関係にあるときは、ブレ
ーキ状態でサーボループ・ゲインが低くなり光学ヘッド
2のオーバーラン量が減少し目標領域内に停止できるよ
うになる。また、位置ずれ信号64>VH の時は、サー
ボループ・ゲインが高くなり、TC 区間では制動力が増
加されて順方向(CW)に光学ヘッド2がサーボ帯域内
で駆動されて位置ずれが補正され、また、位置ずれ信号
64<VL の時も同様に、TC 区間で制動力が増加され
て逆方向(CCW)に光学ヘッド2が駆動されて位置ず
れが補正されるようになる。
【0057】従って、このようにすれば、光学ヘッド2
が制御目標領内の時はサーボループ・ゲインを下げ、制
御目標領外の時はサーボループ・ゲインを上げて制動力
を増加させるようになるので、発振現象が防止でき、確
実な位置補正が実現できるようになる。
【0058】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で、適宜変形して実施でき
る。例えば、上述した各実施例の光学ヘッド制御装置
は、これらを単独で使用しても、あるいは組み合わせて
使用することもできる。
【0059】
【発明の効果】上述のべたように、本発明によれば、予
め移動手段の伝達特性を設定しておき、対物レンズと前
記光学ヘッドの相対的位置ずれ量に応じて設定された出
力を所定期間だけ選択し、この出力により移動手段を駆
動制御するようにしたので、移動手段の伝達機構の遊び
やガタなどの個体差にともなう位置ずれ(バックラッシ
ュ)を吸収することができるとともに、駆動機構の慣性
による発振も防止でき、これにより、応答性よく、光ビ
ームを目標トラックの中心位置へ正確にトラッキングさ
せながらの情報の安定した記録、再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施例の光学ヘッドの駆動機構の概略構
成を示す図。
【図3】第1の実施例の復調回路を説明するための図。
【図4】第1の実施例の光学ヘッド制御回路の概略構成
を示す図。
【図5】第1の実施例での位置ずれ信号とコンパレータ
の出力、モード信号S/Tとセレクタの出力端子の関
係、ヘッド駆動回路の真理値表をそれぞれ示す図。
【図6】第1の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャート。
【図7】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図8】第2の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャート。
【図9】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図10】第3の実施例の動作を説明するためのタイム
チャート。
【符号の説明】
1…光カード、2…光学ヘッド、20…モータ、21…
ヘッド駆動モータ、22…コントローラ、23…復調回
路、24…フォーカス制御回路、25…トラッキング制
御回路、26…変調回路、27…光学ヘッド制御回路、
28…カード制御回路、29〜34…駆動回路、51…
ローパスフィルタ、52…駆動アンプ、53…位相補償
回路、54…絶対値回路、55…レベルシフト回路、5
6−1、56−2…コンパレータ、57…D/Aコンバ
ータ、58−1、58−2、60−1、60−2…アナ
ログスイッチ、61…カウンタ、62…DタイプF/
F、59、63…インバータ、72…セレクタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックを有した光記録媒体に対
    して光学ヘッドの対物レンズより光ビームを照射し光学
    的に情報を記録、再生するに当たり、前記光学ヘッドを
    前記トラックと垂直な方向へ移動する移動手段を有し、
    該移動手段により前記対物レンズと前記光学ヘッドの相
    対的位置ずれ量に応じた位置ずれ補正を可能にした光学
    ヘッド制御装置において、 前記移動手段の伝達特性を設定する設定手段と、 前記相対的位置ずれ量に応じて前記設定手段の出力を所
    定期間だけ選択し該出力により前記移動手段を駆動制御
    する制御手段とを具備したことを特徴とする光学ヘッド
    制御装置。
JP23845193A 1993-09-24 1993-09-24 光学ヘッド制御装置 Withdrawn JPH0793767A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005096283A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Pioneer Corporation 光ピックアップの移送装置
WO2006075492A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Pioneer Corporation ディスク装置およびキャリッジの駆動制御方法

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